JPH05212476A - 全自動巻取装置 - Google Patents

全自動巻取装置

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JPH05212476A
JPH05212476A JP2411092A JP2411092A JPH05212476A JP H05212476 A JPH05212476 A JP H05212476A JP 2411092 A JP2411092 A JP 2411092A JP 2411092 A JP2411092 A JP 2411092A JP H05212476 A JPH05212476 A JP H05212476A
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Taisuke Fukuda
泰介 福田
常男 ▲高▼橋
Tsuneo Takahashi
Eiichi Kitagawa
栄一 北川
Takashi Kuwabara
▲高▼志 桑原
Yuichi Matsuno
祐一 松野
Haruyuki Koshimizu
治之 小清水
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス機械などの連続無人運転に適した連鎖
状部材の全自動巻取装置を提供すること。 【構成】 固定部材9に回転可能に取り付けられた回転
テーブル8cと、この回転テーブル8cに取り付けられ
た2枚の支持部材8a、8bと、支持部材8a、8bの
それぞれに回転可能に取り付けられたリール駆動軸6b
と、それぞれに取り付けられた層間紙テンションコント
ロール機構5と、支持部材8a、8bのそれぞれに取付
られた層間紙把持巻付機構121と、上記回転テーブル
8cを往復円運動させるためのテーブル反復駆動機構1
31と、前記固定部材9に取り付けられた両面テープ供
給貼付機構111と、固定部材9に取り付けられた層間
紙貼付機構3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械の周辺装置
として用いられる全自動巻取装置に関し、特にプレス機
械から加工排出される連鎖状部材にプレス機械を止める
ことなく自動的に空リールを供給し、連鎖状部材を層間
紙とともに巻付け、巻き取って定量に切断し、層間紙の
端末処理を行ない、次の所定の位置へ巻取りの完了した
巻取リールを格納する全自動巻取装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の巻取装置は、図22に示すよう
に、以下に示す種々の部品がフレーム180に取り付け
られて巻取りと端末処理が行われている。まず、空リー
ルである二つの第1及び第2の巻取リール201,20
2をそれぞれ二つの巻取軸204,205に手作業によ
りそれぞれ装着する。二つの層間紙リール190,19
1から引き出した第1及び第2の層間紙206,207
の端部を粘着テープにより層間紙リール190,191
のリールコア部208,209にそれぞれ貼付ける。さ
らに各層間紙206,207をリールコア部208,2
09に巻付ける。
【0003】次に、プレス機械によって打ち抜かれて排
出された連鎖状のコンタクト(以下、連鎖状部材とい
う)210をストップセンサ212およびスタートセン
サ213の間を通し、キャリア切断機構216を通った
位置まで通す。この状態で巻取装置を起動して、ついで
プレス機械を起動する。巻取装置が起動すると、第1の
スプロケット218と第2のスプロケット219とはス
トップセンサ212とスタートセンサ213のON/O
FF信号により同期して起動、停止を繰返す。巻取軸2
04,205は第1及び第2のスプロケット218,2
19による連鎖状部材210の送り速度より数%大きい
速度(リールコア部204,205における周速度)で
回転する。やがて連鎖状部材210の端部が各リールコ
ア部208,209と第1及び第2の層間紙206,2
07との間に案内されて巻き込まれる。巻込みが完了す
ると第2のスプロケット219はフリーとなり、巻取り
モータ(図示せず)により連鎖状部材210を介して回
転させられる。巻取りモータは第1のスプロケット21
8の回転速度に第2のスプロケット219の回転速度が
同期するように速度制御され規定の巻取り数量になるま
でこの動作を続ける。
【0004】第1及び第2の巻取リール201,202
が規定の数量の連鎖状部材210を巻き取ったら、第1
及び第2のスプロケット218,219は停止しキャリ
ア切断機構216が作動して連鎖状部材210のキャリ
アを切断する。つぎにリール切換えレバー221が作動
して、連鎖状部材210をもう一方の予め手作業により
準備された空リールの巻取リール201,202に案内
し、動作を繰返す。一方連鎖状部材210が巻き取られ
た第1及び第2の巻取リール201,202は層間紙2
06,207の巻終りの処理を手作業により行ない、巻
取装置から取り外され、現在巻取り中の巻取リール20
1,202が規定の数量の巻取りを完了するまでに、新
しい空リールの巻取リールを装着し層間紙206,20
7を巻き付けて次の巻取りの準備をする。
【0005】この巻取装置においては、空リールの巻取
リール201,202の装着と取外し、第1及び第2の
層間紙206,207の巻付けおよびその端末の処理は
全て手作業によって行なう構造であるため、装置から作
業員が離れることのできる時間は精々巻取リール20
1,202の巻取りに要する時間位のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連鎖状
部材210の端部をリールコア部208,209と層間
紙206,207との間に案内する手段もフレーム18
0に固定されているガイドレール300,301を使用
し、連鎖状部材210の自重を利用して行なわれている
ために、連鎖状部材210に固有の「くせ」などが原因
となって正しく案内されないことが多かった。このよう
に従来の巻取装置の場合には、手作業により空リールの
巻取リール201,202を巻取装置にセットし、手作
業により層間紙を巻き付け、巻取りが完了したリール2
01,202の層間紙の端末処理を手作業により行な
い、処理の完了した巻取リール201,202を手作業
により取外さなければならなかった。このように工程の
各ステップにおいて手作業を必要としたので、従来の巻
取装置を用いてはプレス機械などの連続無人運転が実現
できないという問題がある。
【0007】それ故に、本発明のの課題は、プレス機械
などの連続無人運転に適した連鎖状部材の全自動巻取装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の全自動巻取装置
によれば、連続的に巻取装置本体に供給される連鎖状部
材を巻取リールに巻き取る巻取装置において、固定部材
と、該固定部材に回転可能に取り付けられた回転テーブ
ルと、該回転テーブルに取り付けられた一対の支持部材
と、該一対の支持部材のそれぞれに回転可能に取り付け
られたリール駆動軸と、該リール駆動軸を駆動する駆動
モータと、上記一対の支持部材のそれぞれに取り付けら
れた層間紙リール取付軸と、上記一対の支持部材のそれ
ぞれに取り付けられた層間紙テンションコントロール機
構と、上記一対の支持部材のそれぞれに取付られた層間
紙把持巻付機構と、上記回転テーブルを往復円運動させ
るためのテーブル反復駆動機構と、上記固定部材に取り
付けられた両面テープ供給貼付機構と、上記固定部材に
取り付けられた層間紙貼付機構とを有することを特徴と
する全自動巻取装置が得られる。
【0009】また、本発明の全自動巻取装置によれば、
上記固定部材に取り付けられて上記連鎖状部材を上記巻
取リールのリールコア部に案内する連鎖状部材案内機構
と、上記固定部材に取り付けられて上記連鎖状部材を上
記巻取リールに送り込む送込機構と、該送込機構と上記
巻取リールと間の上記連鎖状部材のたるみ量を計測しか
つ上記巻取リール切換時にはバッファとして機能するダ
ンサローラ機構と、上記固定部材に取り付けられたキャ
リア切断機構と、上記固定部材に取り付けられて上記キ
ャリア切断機構と上記ダンサローラ機構との間に設置さ
れ上記連鎖状部材を上記巻取リールに一定期間移送する
連鎖状部材移送機構とを有することを特徴とする全自動
巻取装置が得られる。
【0010】また、本発明の全自動巻取装置によれば、
上記巻取装置本体とは別体であって上記巻取装置本体に
電気的に接続されたリール収納搬送機構とを具えたこと
を特徴とする全自動巻取装置が得られる。
【0011】
【作用】本発明の全自動巻取装置によると、両面テープ
供給貼付機構と、層間紙把持巻付機構と、層間紙テンシ
ョンコントロール機構及び層間紙貼付機構を用いたこと
により、空リールへの層間紙の自動巻付けおよび巻終り
の層間紙の自動貼付処理が行なわれる。また回転テーブ
ルとテーブル反復駆動機構とにより片側で巻取動作をし
ている間、もう一方の片側で層間紙の処理が自動的に行
なわれる。
【0012】また、連鎖状部材の案内機構と、送込み機
構と、キャリアの切断機構と、移送機構と、ダンサロー
ラ機構と、巻取機構とにより、連鎖状部材の自動巻込
み、巻取り、切断、リールの切換時にはダンサローラ機
構が連鎖状部材のバッファとして機能して、プレス機械
などの連続運転を可能とする。
【0013】また、連鎖状部材移送機構により、空リー
ルをリール収納搬送機構から取り出し、巻取軸に装着
し、連鎖状部材が巻き取られて端末処理されたリールを
巻取軸から取り外し、巻取リールの収納搬送機構に収納
することが可能となる。さらにリール収納搬送機構によ
り、空リールの受取り、搬送、実リールの排出が可能と
なり、巻取軸への巻取リールの連続的な供給および巻取
リールの連続的な収納が可能となる。
【0014】
【実施例】図1及び図2は、本発明の全自動巻取装置の
一実施例を示す概略構成図である。図1及び図2を参照
して、全自動巻取装置は、リール収納搬送機構160
と、連鎖状部材移送機構161と、巻取機本体162と
を含む。リール収納搬送機構160と巻取機本体162
とは電気的に接続されている。リール収納搬送機構16
0はキャリアによって接続されている連鎖状の導電性コ
ンタクト(以下、連鎖状部材100という)を巻き付け
る巻取リール(空リール)6aの所定数量を一単位とし
てマガジンに収められた状態で、の部屋に適当な搬送
手段、例えば無人搬送車によって搬送される。巻取リー
ル6aのマガジンは次にの部屋、の部屋に順次搬送
され、の部屋で連鎖状部材移送機構161によって1
リールづづ取り出されて、図3及び図4にも示すリール
駆動軸6bに装着される。巻取りを完了し端末処理が施
されたた巻取リール(実リール)6aはリール駆動軸6
bから、連鎖状部材移送機構161によって取り出され
リール収納搬送機構160のの部屋に移送される。
の部屋で所定の数量の実レール6aを収納したマガジン
はの部屋に搬送され前述の搬送手段によって全自動巻
取装置の外へ搬送される。連鎖状部材移送機構161
は、例えば、3軸の直交型のロボットで構成されてい
る。また、ロボットの手先には真空吸着装置が設けられ
ていて巻取リール6aを着脱可能としている。
【0015】さらに、巻取装置本体162は、両面テー
プ供給部1と、図1及び図3に示す板状のフレームで作
られた固定部材9と、この固定部材9に回転可能に取り
付けられた回転テーブル8cと、この回転テーブル8c
に垂直に取り付けられた2枚の板状のフレームで作られ
た支持部材8a,8bと、これらの支持板8a,8bの
それぞれに回転可能に取り付けられたリール駆動軸6b
と、これらのリール駆動軸6bを駆動する2個の駆動モ
ータ(サーボモータ)106a,106bと、2個のタ
イミングベルト107a,107bと、支持部材8a,
8bのそれぞれに取り付けられた層間紙リール取付軸4
a,4bと、支持部材8a,8bのそれぞれに取り付け
られる引張機構(層間紙テンションコントロール機構)
5と、支持部材8a,8bのそれぞれに取付られた層間
紙把持巻付機構121と、回転テーブル8cを往復円運
動させるためのテーブル反復駆動機構131と、固定部
材9に取り付けられた両面テープ10dの供給貼付機構
111と、固定部材9に取り付けられた層間紙貼付機構
3とを有している。
【0016】さらに、巻取機本体162は、両面テープ
貼付受板1b、層間紙7を巻取リール6aの円周方向に
巻付ける巻付機構2b、層間紙リール供給機構4、巻取
リール6a、リール駆動軸6b、層間紙7、両面テープ
貼付受板1b、などが支持部材8aに取り付けられてい
る。貼付機構3は巻取リール6aに巻付けられたその端
部に両面テープ10d(図6を参照)を貼付けられた層
間紙7を押しつけて巻取リール6aに巻き取られた連鎖
状部材100を変形させることなく貼付ける。引張機構
5は、端部に両面テープ10dが貼付けられた層間紙7
をリールコア部6cに貼付ける際に層間紙7の供給方向
と反対方向に引っ張る。支持部材8aはこの支持部材8
a上に取り付けられ、固定部材9に対して反復回転でき
るように構成されている。また、固定部材9には両面テ
ープ供給貼付機構111、貼付機構3及び回転テーブル
8cなどが取付られている。
【0017】ついで、巻取リール6aのリールコア部6
cへ層間紙7を貼付けてから巻取り、巻終りの貼付け処
理に至る間の動作を説明する。またこの全自動巻取装置
はサイクリックな動作をするので、その説明もサイクル
の途中から行なうものとする。
【0018】連鎖状部材100の巻取りを終了した巻取
リール(実リール)6aは回転テーブル8cを回転駆動
するテーブル反復駆動機構131により反転し、図3及
び図4に示す層間紙処理側に搬送される。このとき巻取
リール6aは停止して、図5の状態にある。つぎに両面
テープ供給貼付機構111が動作し、図6に示すよう
に、両面テープ10dが層間紙7に貼り付いた状態とな
る。つぎに巻取リール6aは所定の回転角度だけ回転し
て図7に示す状態で停止する。このとき層間紙7に貼付
けられた両面テープ10dは、層間紙切断把持機構12
1から100mm 程度、巻取リール6a側へ搬送されてい
る。
【0019】つぎに、層間紙切断把持機構121により
層間紙7が切断されると同時に、図3に示す層間紙貼付
機構3が巻取リール6aの中心部に向って前進する。同
時に、巻取リール6aは回転を始め(図8)、両面テー
プ10dが貼り付いた層間紙7の端部は巻取リール(実
リール)6aの最外周の層間紙7と層間紙貼付機構3の
先端3aの間に挟まれて最外周の層間紙7に貼り付けら
れる(図9)。終端処理された巻取リール(実リール)
6aは連鎖状部材移送機構161により取外される。さ
らに、連鎖状部材移送機構161によって空リールであ
る巻取リール6aがリール駆動軸6bに装着される。巻
取リール(空リール)6aの装着が完了すると、層間紙
切断把持機構121により端部を把持されている層間紙
7は、図10に示すように、層間紙切断把持機構121
が巻取リール6aの周りを時計方向に回転することによ
り、巻取リール6aに巻付き、図11に示すように、層
間紙貼付機構3が巻取リール6aの中心に向って前進
し、その先端3aとリールコア部6cとの間に層間紙7
を挟み込む。これと同時に層間紙切断把持機構121が
開いて層間紙7の終端部を離す。つぎに層間紙7は引張
機構5によって、図11の図示の矢印方向に引っ張られ
て層間紙7の終端部に貼付けられた両面テープ10dは
リールコア部6cに貼付けられることになる。層間紙7
が巻付けられた巻取リール(空リール)6aは連鎖状部
材100の巻取り側に搬送される(図2を参照)。搬送
が完了すると、両面テープ供給貼付機構111が作動し
て両面テープ10dが層間紙7に貼り付く。このとき両
面テープ10dはその長手方向で層間紙切断把持機構1
21を中間部分として両側に1枚づつ貼付けられたこと
になる(図7を参照)。
【0020】つぎに、連鎖状部材100を巻取リール6
aに巻取る動作について説明する。この場合も層間紙7
の場合と同様にサイクリックな動作をするので、説明も
サイクルの途中から行なうものとする。図12にも示す
キャリア切断機構171により切断された連鎖状部材1
00の端部はそのまま一定回転速度で一定回転数だけ巻
取り途中の巻取リール6aに巻き込まれる。つぎに、図
3及び図4に示す回転テーブル8cが回転して層間紙7
が巻付けられた巻取リール(空リール)6aが巻取り側
に搬送される。
【0021】つぎに図13にも示す連鎖状部材案内機構
140がリールコア部6cへ接近する方向に移動(シリ
ンダ40が固定部材9に取り付けられていて、案内機構
駆動シリンダ40が作動することにより連鎖状部材案内
機構140全体が巻取リール6aの軸方向に移動する)
し、さらに案内棒43は案内棒駆動シリンダ41により
その先端がリールコア部6cの付近に達するまで伸び
る。これを図13中の破線43aで示す つぎに、キャリア切断機構171(図12)によって切
断され、つぎの新しい巻付リール(空リール)6aが準
備されるまで待機していた連鎖状部材100は、図12
に示す連鎖状部材移送機構161により巻取リール6a
の方へと移送される。さらに、連鎖状部材案内機構14
0を通ってリールコア部6cと層間紙7との間に案内さ
れる。この時、巻取リール6aの回転速度はリールコア
部6cの周速度が連鎖状部材100の移送速度より10
%程度速い一定速度に設定されて回転している。
【0022】やがて連鎖状部材100の端部は巻取リー
ル(空リール)6aに巻付いて、それ以上の速度で巻取
リール6aにより引っ張られることなる。このことを電
気的に検出して以後、巻取リール6aは図14に示すダ
ンサーローラ48a,48b,49の偏差に比例した速
度で回転する。この動作は規定量の巻取りが終了して連
鎖状部材100のキャリアが切断されるまで続く。巻付
きが検出されると図12に示す連鎖状部材移送機構16
1のクラッチ38bが開放され、キャリアスプロケット
37aは自由に回転可能な状態となり、結局、巻取リー
ル6aによって回転させられることになる。
【0023】図14は、巻取り動作に直接関与するレイ
アウトにおけるダンサローラ機構181及び送込機構1
51を示している。キャリア切断機構171によって切
断され待機状態にある間もプレス機械などを止めないた
めに、巻取装置をプレス機械などの間に設置したレベル
センサ52a、52bからの情報により送込機構151
の速度は一定速度に制御されて回転を続けるため、その
間の連鎖状部材100のたるみ分はダンサローラ48a
が基準位置から下降することによって吸収される。そし
て新しい巻取リール(空リール)6aがセットされて連
鎖状部材移送機構161が作動を開始する。連鎖状部材
100の端部が巻取リール6aに巻付くと、巻取リール
6cはダンサローラ48aの基準位置に対する変位に比
例した速度で回転を開始して、ダンサローラ48aを基
準の位置付近で安定的に巻き取るように制御する。した
がって待機中の連鎖状部材100のたるみ分を吸収でき
ることとなる。
【0024】つぎに各機構の構成の詳細を説明する。両
面テープ供給貼付機構111は図15に詳しく示されて
おり、ロール状の両面テープ10d、両面テープ10d
の離形紙10b、離形紙10bを巻き取ったロール10
cおよび両面テープ10dなどが図中に示されている。
両面テープ10dは離形紙10b上に等ピッチで図示の
ように貼付けられている。なお、11は両面テープ10
dをロール10cに取り付けるための差出し軸であり、
12aは離形紙を巻き取るための離形紙巻取軸であり、
12bはこの離形紙巻取軸12aを駆動するための巻取
モータである。13a、13bは離形紙10bをガイド
するための2つのポストであり、14は差出し軸11、
離形紙巻取軸12a、ポスト13a,13bなどを取り
付けた取付フレームであって、図示の矢印の方向にシリ
ンダ(図示ぜず)により駆動されて巻取モータ12bと
図示しない両面テープ検出センサにより離形紙10bを
巻き取りつつ位置決めされた両面テープ10dを層間紙
7に貼付ける。なお上記のシリンダは取付フレーム14
と固定部材9とを連結しているものである。
【0025】つぎに、巻取リール6aには、図16に示
すように、リール駆動軸6bにベアリング16を介して
同軸に第1の歯車15aが取り付けられている。この第
1の歯車15aを介してモータ15cにより第2の歯車
15bはリール駆動軸6bの周りに回転できる。さらに
第1の歯車15aにボルトで回転アーム2cが取り付け
られている。また、層間紙切断把持機構121は巻付機
構2bの回転アーム2cの先端に図17に示すように取
り付けられている。第1及び第2の歯車21a、21b
を介して回転シリンダ20,22によりクランパ18と
このクランパ18に取り付けられた切断刃17およびウ
レタン材などのゴム材20aが図17に示すように開閉
する。図18は図17をAの方向から見たもので、20
bがゴム材であり、19がクランパを兼ねたダイとなっ
ている。層間紙7は、図18に示す方向に供給され、図
17に示す切断刃17により切断され、巻取リール6a
側は切り離され層間紙供給側の層間紙7の端部はこの把
持部によりクランプされる。
【0026】層間紙貼付機構3の詳細は、図19に示さ
れており、図中の3aはローラであり、24はスライド
ブロックであり、互いに対の平行シャフト27a、27
bに保持されながら貼付シリンダ28aによってシリン
ダシャフト28bを図示の矢印の方向に移動する。スラ
イドブロック24にはローラ支持腕23が取り付けられ
ていて、その先端にローラ3aが取り付けられている。
25、26は対の平行シャフト27a、27bの両端を
支持した第1及び第2の支持板であって、この機構は第
1及び第2の支持板26により固定部材9取り付けら
れている。貼付シリンダ28aはシリンダシャフト28
bによって十分に減圧された空気圧でローラ3aを層間
紙7に押し付ける。
【0027】また、層間紙引張機構5は、図20に示す
ように、層間紙7をクランプする二つの平行チャック3
0b、30cとそのチャック30b、30cを図3の図
示の方向Bにスライドさせるための機構を有している。
層間紙7の巻付けが図11の状態になった時、平行チャ
ック30b、30cは図3中で右端に位置していて、そ
の位置で平行チャック30b、30cを閉じて層間紙7
をクランプする。つぎに平行チャック30b、30cを
図3中左方に移動させることによって層間紙7を引っ張
り、ローラ3aとリールコア部6cの間の層間紙7を滑
らせて両面テープ10dが貼り付く位置まで持ってくる
ように作動する。層間紙7を把持する力は十分に減圧し
た空気圧により両面テープ10dが貼り付いた時点で層
間紙7は平行チャック30b、30cの中を滑ることに
よって層間紙7のちぎれを防止している。
【0028】また、層間紙引張機構5において、29a
はロッドレスシリンダであり、29bはそれを保持する
ための金具である。チャック30aはロッドレスシリン
ダ39aの作用部に固定されていて、図示の方向に移動
可能となっている。平行チャック30b、30cは空気
圧駆動により開閉して層間紙7を把持することができ
る。
【0029】次に、テーブル反復駆動機構131を図2
1に示す。回転テーブル8cは図示しない回転軸を介し
てピニオン31に連結されていて、さらに回転テーブル
8c全体は回転軸を中心に回転可能な固定部材9の上に
図示しないベアリングを介して保持されている。駆動用
シリンダ33は同様に固定部材9の上に固定されおり、
駆動シリンダ33に連結されたラック32を駆動するこ
とによってピニオン31が回転し、回転テーブル8cも
反復回転することになる。
【0030】次に、キャリア切断機構171は、図12
に詳細に示されている。。34はカッタであり、35は
ダイであり、36はカッタ駆動用シリンダであって固定
部材9に取り付けられている。同様にダイ35も固定部
材9に固定されている。
【0031】連鎖状部材移送機構161は、図12に詳
細に示されている。37aはスプロケットでクラッチ3
8a、及びブレーキ38bを介してスプロケット駆動モ
ータ39に連結されている。スプロケット駆動モータ3
9は固定部材9に固定されている。クラッチ38aは連
鎖状部材100のキャリアの切断後、連鎖状部材100
の端部が巻取リール6aに巻付くまでの期間作動し、以
後はクラッチ38aもブレーキ38bも作動しない。連
鎖状部材100が規定の数量に達したら、ブレーキ38
bが作動して連鎖状部材100の位置決めをしてキャリ
アの切断を行なう。新しい巻取リール6aが巻取位置に
セットされ(この時既に層間紙7は巻付けられている)
次の巻取動作に移るまでブレーキ状態が続く。
【0032】連鎖状部材案内機構140は図13に示さ
れている。42は案内機構本体である。案内機構本体4
2は固定部材9に固定された案内機構駆動シリンダ40
によってリールコア部6cへ向って接近、離間する。4
6は連鎖状部材案内機構140のカバーであり、45は
案内機構140に回転可能に取り付けられていて巻取リ
ール6aの幅を矯正するためのガイドローラであり、4
3は連鎖状部材100の端部が層間紙7と反対方向(巻
取リール6aの回転方向と反対方向)にそれることを防
止するための案内棒であり、41は案内機構140に取
り付けられていて案内棒43を駆動するための案内棒駆
動シリンダであり、44は連鎖状部材100の運動軌跡
を制御するための板バネであり、47は連鎖状部材10
0のガイドレールである。
【0033】巻取動作に直接関与する各機構とダンサロ
ーラ機構181と送込機構151とは図14にもっとも
良く示されている。48b、48cおよび49は連鎖状
部材100をガイドするためのスプロケットであり、4
8aは各スプロケット48b、48cおよび49を固定
するためのスプロケットフレームであって、上下方向に
スライドできるように図示しないベアリングを介して固
定部材9に取り付けられていて、連鎖状部材100に適
度の引力を持たせるために図示しないカウンタウェイト
を設けてある。50aは駆動用スプロケットであり、5
0bは押さえローラであり、51は固定部材9に固定さ
れた駆動用スプロケット50aを駆動するためのサーボ
モータであり、52aは上限センサであり、52bは下
限センサである。サーボモータ51、センサ52a、5
2bには接触することなく、連鎖状部材100を巻取装
置内に送り込むように制御されている。
【0034】以上の動作に関係する制御装置としてはシ
ーケンスコントローラを使用し、通常のシーケンス制御
(若干の数値演算を含む)により可能なのでここでは説
明を省く。
【0035】
【発明の効果】以上から明らかなように、全自動巻取装
置は層間紙の巻付け、巻終りの処理を自動的に行ない、
さらに空リールの装着および実リールの取り外しを自動
的に行なうことによって、プレス機械などの連続無人運
転を可能とした。これによりプレス機械などの稼働率の
向上と巻取費用の削減を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動巻取装置の全体構成の概略構成
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の回転テーブル上に取り付けた各機構を示
す概略図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】実リールに両面テープを貼付ける前の状態を示
す説明図である。
【図6】層間紙に両面テープを貼付けた状態を示す説明
図である。
【図7】両面テープを貼付けた層間紙を実リールへ送る
状態を示す説明図である。
【図8】層間紙のから巻取リールへの巻付き時点におけ
る状態を示す説明図である。
【図9】両面テープを実リールに貼付ける時点における
状態を示す説明図である。
【図10】層間紙切断把持機構が巻取リールの周りを回
転する状態を示す説明図である。
【図11】リールコア部に両面テープを貼付ける状態を
示す説明図である。
【図12】連鎖部材移送機構及びキャリア切断機構を示
す斜視図ある。
【図13】連鎖部材案内機構を示す側面図である。
【図14】巻取り動作に関与するレイアウトを示す説明
図である。
【図15】両面テープ貼付機構を示す斜視図である。
【図16】層間紙切断把持機構の一部を示す斜視図であ
る。
【図17】層間紙切断把持機構を示す正面。
【図18】図17のA方向から見た一部の側面図であ
る。
【図19】層間紙貼付機構を示す斜視図である。
【図20】層間紙引張機構を示す斜視図である。
【図21】テーブル反復駆動機構を示す斜視図である。
【図22】従来の巻取装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
3 層間紙貼付機構 6a 巻取リール 6b リール駆動軸 7 層間紙 100 連鎖状部材 111 両面テープ供給貼付機構 121 層間紙切断把持機構 131 テーブル反復駆動機構 140 連鎖状部材案内機構 151 送込機構 160 リール収納搬送機構 161 連鎖状部材移送機構 162 巻取機本体 171 キャリア切断機構 181 ダンサローラ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 ▲高▼志 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番6号 日本 航空電子工業株式会社内 (72)発明者 松野 祐一 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番6号 日本 航空電子工業株式会社内 (72)発明者 小清水 治之 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番6号 日本 航空電子工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に巻取装置本体に供給される連鎖
    状部材を巻取リールに巻き取る巻取装置において、固定
    部材と、該固定部材に回転可能に取り付けられた回転テ
    ーブルと、該回転テーブルに取り付けられた一対の支持
    部材と、該一対の支持部材のそれぞれに回転可能に取り
    付けられたリール駆動軸と、該リール駆動軸を駆動する
    駆動モータと、上記一対の支持部材のそれぞれに取り付
    けられた層間紙リール取付軸と、上記一対の支持部材の
    それぞれに取り付けられた層間紙テンションコントロー
    ル機構と、上記一対の支持部材のそれぞれに取付られた
    層間紙把持巻付機構と、上記回転テーブルを往復円運動
    させるためのテーブル反復駆動機構と、上記固定部材に
    取り付けられた両面テープ供給貼付機構と、上記固定部
    材に取り付けられた層間紙貼付機構とを有することを特
    徴とする全自動巻取装置。
  2. 【請求項2】 上記固定部材に取り付けられて上記連鎖
    状部材を上記巻取リールのリールコア部に案内する連鎖
    状部材案内機構と、上記固定部材に取り付けられて上記
    連鎖状部材を上記巻取リールに送り込む送込機構と、該
    送込機構と上記巻取リールと間の上記連鎖状部材のたる
    み量を計測しかつ上記巻取リール切換時にはバッファと
    して機能するダンサローラ機構と、上記固定部材に取り
    付けられたキャリア切断機構と、上記固定部材に取り付
    けられて上記キャリア切断機構と上記ダンサローラ機構
    との間に設置され上記連鎖状部材を上記巻取リールに一
    定期間移送する連鎖状部材移送機構とを有することを特
    徴とする請求項1記載の全自動巻取装置。
  3. 【請求項3】 上記巻取装置本体とは別体であって上記
    巻取装置本体に電気的に接続されたリール収納搬送機構
    とを具えたことを特徴とする請求項1記載の全自動巻取
    装置。
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