JPH05212015A - 就寝装置 - Google Patents
就寝装置Info
- Publication number
- JPH05212015A JPH05212015A JP4023534A JP2353492A JPH05212015A JP H05212015 A JPH05212015 A JP H05212015A JP 4023534 A JP4023534 A JP 4023534A JP 2353492 A JP2353492 A JP 2353492A JP H05212015 A JPH05212015 A JP H05212015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- air
- sleeping
- body action
- blower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 就寝者の就寝状態において体動検知を行い、
床ずれを防止する。 【構成】 内部に空洞１０を有し、表面に多数の空気吹
出孔１１を有するマット５と、マット５に対して送風を
行なう送風機１３を有する送風ユニット１２が設けられ
ている。さらに、マット５に設けられ就寝者の寝返りな
どの粗体動と心拍呼吸などの細体動とを区別して検知す
る体動検知手段１７と、細体動のみの信号の継続時間を
計時するタイマ２５と、継続時間に応じて送風機１３を
制御する制御手段２６が設けられている。これによっ
て、就寝者の就寝状態に応じて送風運転し床ずれを防止
する。
床ずれを防止する。 【構成】 内部に空洞１０を有し、表面に多数の空気吹
出孔１１を有するマット５と、マット５に対して送風を
行なう送風機１３を有する送風ユニット１２が設けられ
ている。さらに、マット５に設けられ就寝者の寝返りな
どの粗体動と心拍呼吸などの細体動とを区別して検知す
る体動検知手段１７と、細体動のみの信号の継続時間を
計時するタイマ２５と、継続時間に応じて送風機１３を
制御する制御手段２６が設けられている。これによっ
て、就寝者の就寝状態に応じて送風運転し床ずれを防止
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は床ずれ防止を行う就寝装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の就寝装置は、図５に示す
ように通気性を有するマット１内に、多数の細孔２を設
けジグザグ状に配設された可とう性のパイプ３とから構
成されている。
ように通気性を有するマット１内に、多数の細孔２を設
けジグザグ状に配設された可とう性のパイプ３とから構
成されている。
【０００３】そしてパイプ３の突出端４側から少量の空
気を供給することにより空気を多数の細孔２からマット
１内を通過させて就寝者とマット間に微風を流動させ、
床ずれ防止を行なうようになっていた（例えば、特公昭
６１−４５２４号公報）。
気を供給することにより空気を多数の細孔２からマット
１内を通過させて就寝者とマット間に微風を流動させ、
床ずれ防止を行なうようになっていた（例えば、特公昭
６１−４５２４号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、就寝者が寝たきりの老人である場合に
は、自ら送風運転の操作をできない場合が多く、看護人
が必要となる。その際、看護人は就寝者のために送風運
転を行なってやらなければならず、またこの場合には煩
雑さがともない、また操作忘れが生じることもある。こ
のため、タイマを利用して自動運転させる方法が考えら
れるが、床ずれ防止に対しては、就寝者の寝返りの有無
などの就寝状態を知って送風運転を行なうことが望まし
い。しかし、従来のタイマによる方法では、就寝状態を
知ることはできず、あえて知ろうとすれば、就寝者の身
体になんらかの検出器を装着しなければならない。そし
てこの場合には検出器を着けたことによって、眠りが妨
げられるという課題があった。
来の構成では、就寝者が寝たきりの老人である場合に
は、自ら送風運転の操作をできない場合が多く、看護人
が必要となる。その際、看護人は就寝者のために送風運
転を行なってやらなければならず、またこの場合には煩
雑さがともない、また操作忘れが生じることもある。こ
のため、タイマを利用して自動運転させる方法が考えら
れるが、床ずれ防止に対しては、就寝者の寝返りの有無
などの就寝状態を知って送風運転を行なうことが望まし
い。しかし、従来のタイマによる方法では、就寝状態を
知ることはできず、あえて知ろうとすれば、就寝者の身
体になんらかの検出器を装着しなければならない。そし
てこの場合には検出器を着けたことによって、眠りが妨
げられるという課題があった。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、就寝
者の身体に検出器などを直接接触させることなく、体動
を検出して送風機を運転させ、床ずれ防止を行なうこと
を目的としたものである。
者の身体に検出器などを直接接触させることなく、体動
を検出して送風機を運転させ、床ずれ防止を行なうこと
を目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、内部を空洞とし表面に多数の空気吹出孔を有
するマットと、前記マットに対して送風を行なう送風機
を有する送風ユニットと、前記マットに設けられ就寝者
の寝返りなどの粗体動と心拍・呼吸などの細体動とを区
別して検知する体動検知手段と、前記細体動のみの信号
の継続時間を計時するタイマと、前記継続時間に応じて
前記送風機を制御する制御手段とを設けたものである。
するため、内部を空洞とし表面に多数の空気吹出孔を有
するマットと、前記マットに対して送風を行なう送風機
を有する送風ユニットと、前記マットに設けられ就寝者
の寝返りなどの粗体動と心拍・呼吸などの細体動とを区
別して検知する体動検知手段と、前記細体動のみの信号
の継続時間を計時するタイマと、前記継続時間に応じて
前記送風機を制御する制御手段とを設けたものである。
【０００７】
【作用】本発明は上記構成によって、体動検知手段が就
寝者の体動を検知することによて就寝状態を知る。すな
わち、就寝者が寝返りなどの粗体動を行なっている場合
には、床ずれは発生しにくいので送風機を停止させてお
く。しかし、就寝者が心拍、呼吸のみの細体動状態（い
わゆる、寝返りなど自らできない状態）が継続すれば、
その状態の継続時間をタイマにより計時し所定の時間に
なれば制御手段を介して、送風機を運転させ床ずれを防
止する。
寝者の体動を検知することによて就寝状態を知る。すな
わち、就寝者が寝返りなどの粗体動を行なっている場合
には、床ずれは発生しにくいので送風機を停止させてお
く。しかし、就寝者が心拍、呼吸のみの細体動状態（い
わゆる、寝返りなど自らできない状態）が継続すれば、
その状態の継続時間をタイマにより計時し所定の時間に
なれば制御手段を介して、送風機を運転させ床ずれを防
止する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１及び図２において、５は円筒形のクッ
ション材６からなるマットで、周辺部の不通気性の布地
７と縫い合わされている。クッション材６はその表面と
裏面にそれぞれ溝部８および溝部９を形成し、裏面の溝
部９は周辺部の布地７の内部の空洞１０と連通してい
る。表面の溝部８は空洞１０と連通した多数の空気吹出
孔１１を有する。１２は内部に送風機１３を有する送風
ユニットで、ダクト１４を介して空洞１０と接続口１５
において連結されている。１６は空気吸込口である。
ション材６からなるマットで、周辺部の不通気性の布地
７と縫い合わされている。クッション材６はその表面と
裏面にそれぞれ溝部８および溝部９を形成し、裏面の溝
部９は周辺部の布地７の内部の空洞１０と連通してい
る。表面の溝部８は空洞１０と連通した多数の空気吹出
孔１１を有する。１２は内部に送風機１３を有する送風
ユニットで、ダクト１４を介して空洞１０と接続口１５
において連結されている。１６は空気吸込口である。
【００１０】次に、図２及び図３を用いて体動検出手段
１７の構成を説明する。図において、１８は圧電素子に
よる体動検出素子で、ポリフッ化ビニリデン（ＰＶＤ
Ｆ）などの高分子圧電材料を薄膜状にし、両面に可とう
性の電極膜を付着させたものをテープ状に成形したもの
で、マット５の内部に配設されている。１９は信号処理
回路でローパスフィルタ２０、増幅器２１、整流器２
２、積分器２３、および比較器２４から構成されてい
る。
１７の構成を説明する。図において、１８は圧電素子に
よる体動検出素子で、ポリフッ化ビニリデン（ＰＶＤ
Ｆ）などの高分子圧電材料を薄膜状にし、両面に可とう
性の電極膜を付着させたものをテープ状に成形したもの
で、マット５の内部に配設されている。１９は信号処理
回路でローパスフィルタ２０、増幅器２１、整流器２
２、積分器２３、および比較器２４から構成されてい
る。
【００１１】上記構成において、マット５の上に人体が
存在する場合、体動検知手段１７はマット５の上の人体
の心拍、呼吸および寝返りなどの体動により変形を受
け、圧電効果による電圧が発生する。そして発生した電
圧出力のうち所定の周波数成分のみがローパスフィルタ
２０を通過し、増幅、整流された後、積分器２３により
積分される。実際の場面での積分器２３の出力信号を図
４に示す。図に示したように入床、離床や寝返りなどの
粗体動が起こった場合は大きな出力があり、在床して安
静状態の場合は人体の心拍、呼吸に伴う細体動によりレ
ベルの低い出力が得られ、離床していると出力がゼロと
なる。すなわち、就寝時にマット５の上に人体が存在す
るかぎり少なくとも上記のような人体の心拍、呼吸に伴
う細体動によりレベルの低い出力が得られる。このこと
を利用して、比較器２４では積分器２３の出力信号が図
４に示すＶａとＶｂの範囲内にあれば細体動状態である
と判定する。そして、細体動の継続時間はタイマ２５に
よって計時され、この継続時間が一定時間に達すれば、
制御手段２６を介して送風機１３運転し、床ずれを防止
するのである。
存在する場合、体動検知手段１７はマット５の上の人体
の心拍、呼吸および寝返りなどの体動により変形を受
け、圧電効果による電圧が発生する。そして発生した電
圧出力のうち所定の周波数成分のみがローパスフィルタ
２０を通過し、増幅、整流された後、積分器２３により
積分される。実際の場面での積分器２３の出力信号を図
４に示す。図に示したように入床、離床や寝返りなどの
粗体動が起こった場合は大きな出力があり、在床して安
静状態の場合は人体の心拍、呼吸に伴う細体動によりレ
ベルの低い出力が得られ、離床していると出力がゼロと
なる。すなわち、就寝時にマット５の上に人体が存在す
るかぎり少なくとも上記のような人体の心拍、呼吸に伴
う細体動によりレベルの低い出力が得られる。このこと
を利用して、比較器２４では積分器２３の出力信号が図
４に示すＶａとＶｂの範囲内にあれば細体動状態である
と判定する。そして、細体動の継続時間はタイマ２５に
よって計時され、この継続時間が一定時間に達すれば、
制御手段２６を介して送風機１３運転し、床ずれを防止
するのである。
【００１２】体動検知素子１８は薄膜状で可とう性があ
るため、寝具に取り付け可能であり、就寝者の身体に検
出器などを取り付けることによって自然な眠りを妨げる
ことはない。
るため、寝具に取り付け可能であり、就寝者の身体に検
出器などを取り付けることによって自然な眠りを妨げる
ことはない。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の就寝設置
によれば次の効果が得られる。
によれば次の効果が得られる。
【００１４】（１）体動検知手段により体動を検知して
送風機を制御しているので、就寝者の就寝状態に応じて
送風運転し床ずれを防止することができる。
送風機を制御しているので、就寝者の就寝状態に応じて
送風運転し床ずれを防止することができる。
【００１５】（２）体動検知手段を用いているので、就
寝者の自然な眠りを妨げることがない。
寝者の自然な眠りを妨げることがない。
【図１】本発明の一実施例における就寝装置の外観斜視
図
図
【図２】同装置の制御ブロック図
【図３】同装置の体動検知手段の制御ブロック図
【図４】同装置における在床判定手段の積分器からの出
力波形図
力波形図
【図５】従来の就寝装置の外観斜視図
５ マット １０ 空洞 １１ 空気吹出孔 １２ 送風ユニット １３ 送風機 １７ 体動検知手段 ２５ タイマ ２６ 制御手段
Claims (1)
- 【請求項１】内部を空洞とし表面に多数の空気吹出孔を
有するマットと、前記マットに対して送風を行なう送風
機を有する送風ユニットと、前記マットに設けられ就寝
者の寝返りなどの粗体動と心拍呼吸などの細体動とを区
別して検知する体動検知手段と、前記細体動のみの信号
の継続時間を計時するタイマと、前記継続時間に応じて
前記送風機を制御する制御手段とからなる就寝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04023534A JP3109216B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 就寝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04023534A JP3109216B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 就寝装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212015A true JPH05212015A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3109216B2 JP3109216B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=12113128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04023534A Expired - Fee Related JP3109216B2 (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 就寝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3109216B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009072214A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | いびき検出装置 |
| WO2010047325A1 (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-29 | 株式会社デルタツーリング | 脈波検出装置及び生体状態分析装置 |
| CN106333807A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-01-18 | 东莞市优儒家具有限公司 | 一种可监护老人的养老床 |
| KR102145130B1 (ko) * | 2019-09-20 | 2020-08-14 | 주식회사 월드케어 | 욕창 방지 패드 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP04023534A patent/JP3109216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009072214A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-09 | Panasonic Electric Works Co Ltd | いびき検出装置 |
| WO2010047325A1 (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-29 | 株式会社デルタツーリング | 脈波検出装置及び生体状態分析装置 |
| JP2010094466A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Delta Tooling Co Ltd | 脈波検出装置及び生体状態分析装置 |
| CN106333807A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-01-18 | 东莞市优儒家具有限公司 | 一种可监护老人的养老床 |
| KR102145130B1 (ko) * | 2019-09-20 | 2020-08-14 | 주식회사 월드케어 | 욕창 방지 패드 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3109216B2 (ja) | 2000-11-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5479939A (en) | Sleep detecting apparatus | |
| US7316171B2 (en) | Biosignal intensity measuring method, bedding state judging method, and bedding state monitoring device | |
| JP3303426B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2004049388A (ja) | 機器制御システム及び床ずれ防止システム | |
| JP2005237479A (ja) | 姿勢判断装置、姿勢判断による床ずれ予防装置、姿勢判断方法及び姿勢判断による床ずれ予防方法 | |
| JP2004130012A (ja) | 生体信号強度測定方法、並びに就寝状態判定方法及び就寝状態監視装置 | |
| JPH0428352A (ja) | 入眠判定装置 | |
| JPH05212015A (ja) | 就寝装置 | |
| JPH0592040A (ja) | 就寝装置 | |
| JP3451754B2 (ja) | 在床検知装置 | |
| JPH04272746A (ja) | 睡眠検出装置 | |
| JPH05159173A (ja) | 就寝装置 | |
| JP2002052009A (ja) | 被験者データ測定用エアマット | |
| JP2811977B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2780436B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2003235828A (ja) | 体動検出装置 | |
| JP2830661B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2822774B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2867895B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JPH08215175A (ja) | 就寝装置 | |
| JP2811979B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2811978B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JP2768196B2 (ja) | 就寝装置 | |
| JPH06269427A (ja) | 就寝装置 | |
| JPH0538365A (ja) | 就寝装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |