JPH05211906A - 靴紐上の張力を調整するための装置 - Google Patents

靴紐上の張力を調整するための装置

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JPH05211906A
JPH05211906A JP4294153A JP29415392A JPH05211906A JP H05211906 A JPH05211906 A JP H05211906A JP 4294153 A JP4294153 A JP 4294153A JP 29415392 A JP29415392 A JP 29415392A JP H05211906 A JPH05211906 A JP H05211906A
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reel
housing
lace
tension
shoe
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JP4294153A
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William Carroll
ウィリアム・キャロル
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    • A43—FOOTWEAR
    • A43C—FASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C11/00—Other fastenings specially adapted for shoes
    • A43C11/16—Fastenings secured by wire, bolts, or the like
    • A43C11/165—Fastenings secured by wire, bolts, or the like characterised by a spool, reel or pulley for winding up cables, laces or straps by rotation
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A43—FOOTWEAR
    • A43C—FASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C7/00—Holding-devices for laces
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/21—Strap tighteners
    • Y10T24/2183—Ski, boot, and shoe fasteners
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T24/21—Strap tighteners
    • Y10T24/2187—Rack and pinion and circular tighteners

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 従来の履物で用いられる形式の靴紐上の張力
を調整する装置を提供する。 【構成】 靴紐引張調整装置２４は靴の頂部に、好まし
くはハウジング２６中の１対の開口を介して靴紐の端部
を通すことにより取付けられる。着用者の踝に隣接した
靴の最上部のはと目２２から出てくる靴紐の端部は結ば
れず、回転可能キャップ３０の形状でのクランクにより
ドラム上に巻かれるフック機構によって捕獲される。靴
紐の端部上の張力の所望されるレベルが達成されるまで
キャップ３０が回転されるときドラムは回転して支持さ
れる。爪とラチェット車輪とは、使用者が靴紐の端部上
の張力を緩和すると所望するまで逆回転を防ぎ、その時
点で爪はこの装置の外側で操作可能な駆動機構によって
ラチェット車輪からはずされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の背景】この発明は靴のはと目を介して結ばれる
靴紐上の張力を調整するための装置に関する。
【０００２】多数の従来の靴、特に競技会に参加するた
めに履かれる靴は複数個の強化はと目とともに形成さ
れ、それらは靴のつま革から踝までの表甲の中心部の両
側上に延在する。はと目は靴の舌革の真上に、靴の表甲
の縁取端上に位置される。靴紐はそれからはと目を介し
て通される。靴紐の自由端は、靴紐端部がはと目を介し
て挿入することを容易にする小さく、硬く、円柱状のプ
ラスチックの先端内に典型的には入れられる。靴紐の端
部はまずつま革に隣接するはと目を介して通され、それ
から漸次上方に通され、靴のつま革から踝まで１つのは
と目から次のはと目へ毎回舌革の上を交差する。一旦靴
紐の自由端が靴の踝で最上部のはと目を介して通されれ
ば、それらは通常結ばれる。
【０００３】活気的な競技会において、着用者の足、ひ
いては靴は大量の屈曲運動を経験する。結果として、着
用者の足の上で靴を快適に保持するために軽張力下で結
ばれた靴紐は、着用者の足の屈曲運動によって、かつ時
には靴の中の足の膨脹によってはるかに大きい張力中に
おかれる。靴紐の端部は結ばれるので、はと目を介して
通される靴紐の部分の長さは固定している。こうして、
靴紐は靴の屈曲の間いかなる大きな程度にも屈伸できな
い。その結果、屈曲の間の靴紐中の増大した張力は着用
者の足に不快感を生み出す。
【０００４】非常に多くの場合、その靴紐が非常にきつ
く結ばれすぎた靴の屈曲運動は、靴紐が着用者の足の頂
部を横切ってきつく引張られることを引起こすであろ
う。これは着用者に不快感を生み出す。実際、もし靴紐
が非常にきつく結ばれすぎていれば、靴と靴下とが取り
除かれたとき着用者の足の頂部の皮膚に、きつく引張ら
れた靴紐の跡が大抵見られる。これは着用者に対して不
快感を生むのみではなく、疲労を増大する結果ともな
り、かつ着用者の運動の成績の効率性を低減するであろ
う。
【０００５】反対に、もし着用者が靴紐を不十分な最初
の張力で結ぶことによって競技会中に予想される靴の屈
曲を補償しようと試みれば、靴は大抵着用者の足にゆる
すぎることになるであろう。この状況において、着用者
のフットワークは、着用者の靴がもっときつく結ばれて
いる場合よりも機敏さがなくなりかつより不器用になり
がちである。この機敏さの損失は、たとえばバスケット
ボール、サッカー、テニスおよびバレーボール等のスポ
ーツでのように、ハイレベルの迅速な運動と機敏さとを
要求する活発なスポーツにおいて着用者の運動成績に悪
影響を及ぼすことが可能である。
【０００６】着用者の足の頂部上の靴の表甲の一部に弾
性の素材を取付ける、いくつかの履物の製品が考案され
てきている。こうして足が屈曲されたり屈曲されなかっ
たりするにつれて弾性の素材は屈伸し、こうして着用者
の足の頂部を横切る履物の張力をある程度調整する。し
かしながら、着用者は靴の表甲の弾性の量を全く制御で
きない。反対に靴の弾性の程度は靴が作られるときに決
定され、かつ特定の状況や、または使用者が参加を希望
する様々な競技会に従って、使用者によって所望される
ように変更することができない。
【０００７】
【発明の概要】この発明は履物、特に競技会で活動する
間に使用される履物の着用者が、それで着用者の足上の
位置に靴が保持されるきつさを選択的に調整しかつ制御
することを提供する。この発明のシステムは、ほんの瞬
時で行なうことが可能な調整によって着用者の足上で靴
を保持する靴紐の張力を着用者が増大することを許容す
る。着用者は、１足の靴の靴紐をほどきかつ結び直すこ
とによって可能であるよりもはるかに迅速に張力を増大
または低下することが可能である。
【０００８】この発明の靴紐引張装置は、着用者が着用
者のみの裁量でかつ靴の構成からいかなる圧迫も起こる
ことなく、靴のきつさを選択的に制御することを許容す
る。着用者が、足の移動の機敏さを向上するために、靴
を足上にきつく保持するように靴紐の張力を増大したい
と所望すれば、これは片手の指で、かつ靴紐をほどくこ
ともまた結び直すこともなく行なうことが可能である。
反対に、着用者が靴の快適さの程度を向上するように靴
紐の張力を低減したいと所望すれば、かかる調節は同様
に片方の手の指で、かつ靴紐をほどくことも結びなおす
こともなく行なうことが可能である。
【０００９】この発明は、靴のはと目のうちの少なくと
もいくつかの真上に、着用者の靴の頂部に取付けられた
装置を含む。一般に認められている実務と反対に、靴紐
の自由端は結ばれず、むしろ張力調整装置内へ配向され
る。使用者はそれから、容易で迅速な動きを用いる引張
装置の調節によって靴紐上の所望される張力のレベルを
設定する。さらにこの発明の装置は、着用者の現在の活
動レベルに従って、靴紐の張力を最適化するために、使
用者によって迅速にかつ容易に何度でも調節および再調
節が可能である。
【００１０】広い一局面において、この発明は、結ばれ
ていない自由端を有し、かつ靴のはと目を介して通され
る靴紐上の張力を調整するための装置であると考えられ
てもよい。この装置は、靴に固定するための手段と、靴
紐の自由端を受けるための開口とを有するハウジングを
含む。ハウジング内での回転のために、巻取リールが取
付けられる。巻取リールは靴紐の端部に装着するための
手段を有する。靴紐の自由端をリール上へ巻取るため
に、クランク手段はハウジングの外部から操作可能であ
り、それにより靴紐の張力を増大する。引張ばねは、靴
紐の自由端がリール上へさらに巻取られるにつれ、増大
した弾性変形を経験するように、クランク手段とリール
との間に置かれる。引張ばねの弾性変形を増大するため
にリールの回転を許容するように、かつリールの逆回転
を妨げるように、取外し可能なラッチ手段がまた設けら
れる。
【００１１】靴上に張力調整装置を用いることにより、
靴紐は装置内の引張ばねによる張力で継続的に維持され
る。足への過度の不快感が回避されるが、これは靴紐の
自由端に実質的な力を働かせる足の極度の屈曲運動が緩
和されるからである。なぜならハウジング内の引張ばね
は弾性屈伸して、過度の力を一時的に緩和するために、
わずかにかつ少しの間靴紐の自由端の部分がリールから
はずれてかつハウジングの外へ引張られ得るであろうか
らである。反対に、靴が屈曲されずかつ緩むとき、所望
される張力のレベルが靴紐上で維持され、これは引張ば
ねがそのとき靴紐の自由端をさらにハウジング中へ引張
るからである。
【００１２】靴紐上の張力の調節は、クランク手段およ
びクランク取外し手段とによって行なわれ得る。ハウジ
ングは好ましくは一般的円形状の構成であり、かつクラ
ンク手段は好ましくはハウジング上に回転可能キャップ
を含む。キャップはその周辺にひっくり返った縁を有す
るハウジングの頂部に取付けられた円形のプレートと、
ハウジング内へ延在する中心軸方向のハブとを有する。
引張ばねは好ましくは対向する端部を有する螺旋状バン
ドばねである。バンドばねはリールまたはドラムとクラ
ンクハブとの間のハウジング内に閉込められる。バンド
ばねの２つの対向する端部の１つはクランクハブに固定
され、かつ他方はリールに固定される。こうしてキャッ
プの円形のプレートはその周辺の縁で片手の指で手動的
に握られ、かつハウジングに関して回転され得る。一方
向での回転はバンドばねをさらに締め、バンドばねによ
って靴紐の端部上に働いた引張力を増大する傾向がある
であろう。
【００１３】取外し機構は好ましくは、クランクハブに
固定されかつそれとともに回転するラチェット車輪を含
む。爪は、ハウジングに回転可能に取付けられるレバー
アームの一端部から突出する。爪はラチェット車輪の歯
との係合の方へばねバイアスされる。レバーアームの反
対の端部はハウジングから突出する。結果として、クラ
ンクがバンドばねを締めるために回転されるとき、靴紐
の端部はハウジング内へさらに引張られ、かつドラム上
へ巻取られる。同時に、ラチェット車輪はドラムととも
に回転し、かつ爪はラチェット車輪の逆回転を防ぐため
にラチェット車輪歯と係合する。かかる逆回転は他の態
様ではバンドばね内にストアされたエネルギによって発
生するであろう。
【００１４】靴紐の端部をドラムに装着するための手段
は好ましくは、一般に「Ｗ型」形状に曲がり得るフック
機構であり、その結果２つの靴紐の自由端のプラスチッ
ク先端の各々はフック機構によって捕獲される。靴紐の
先端の係合を容易にするために、巻取リールには好まし
くは板ばねが設けられ、それは巻取リールに固定される
第１の端部と、巻取リールから半径方向に外向きに板ば
ね構造によってバイアスされる第２の端部とを有する。
板ばねはハウジング中の開口と揃うように、回転可能で
あるように配置される。
【００１５】フック機構は靴紐の自由端の捕獲を容易に
するために、板ばねの露出した自由端上に取付けられ
る。靴紐の端部がフック機構上で係合されるときまで、
爪によって許容された方向でのドラムの回転は、ハウジ
ング中の開口で、板ばねの自由端とその上に取付けられ
たフック機構との露出を定期的に生じるであろう。板ば
ねは好ましくは、その端部がハウジング中の開口と揃う
ようにもたらされるとき、その上にフック機構を有する
板ばねの自由端が実際ハウジングから外へ突出するのに
十分長い。しかしながら、一旦靴紐の端部の先端がフッ
ク機構上で係合されれば、板ばねと靴紐の端部とは巻取
リール上へ運ばれ、かつクランクの回転が継続している
ときその上で巻取られるであろう。
【００１６】ハウジングは好ましくは、ハウジングから
垂下しかつそこを介して少なくとも１つの開口を有する
フランジの手段によって靴に固定される。靴紐は隣接す
るはと目の間で通されるときこの開口を通過する。つま
り靴が最初に靴紐を結ばれるとき、フランジは典型的に
は踝から３つまたは４つのはと目の靴の頂部に存在す
る。靴紐の端部は、その下の靴中のはと目からフランジ
中の開口を通過し、かつ残りのはと目を介して従来の態
様で十文字に結ばれる。ハウジングはそれにより靴の頂
部に捕獲される、なぜならそれは靴紐によって靴上に通
されるからである。ハウジングおよびフランジは、ハウ
ジング中の開口が靴の踝で最上部のはと目にすぐ隣接す
るように、靴の頂部に位置決めされる。この発明は添付
の図面を参照してより明白に、かつ特定的に説明され得
る。
【００１７】
【実施例の説明】図１はスニーカーとして周知の一般的
形式の従来の運動靴１０を示す。靴１０はキャンバス地
または革の表甲と、１枚のソフトラバーで形成された一
連の靴底および踵とを有する。靴１０は、バスケットボ
ール、テニス、サッカーおよびトラック競技等の活発な
運動への参加のために広く使用される形式のものであ
る。表甲は、靴１０の踝からつま革まで着用者の足の頂
部で中央で分割される。靴１０は靴紐１２で通される分
割された表甲の対立する側面上に複数個のはと目２２を
有する。靴は図７で見られる対向する自由端１４および
１６を有する靴紐１２によって、着用者の足上に固定さ
れる。靴紐の端部１４および１６の先端はそれぞれ硬い
円柱状のプラスチックの先端１８および２０に入れられ
る。
【００１８】この発明は、靴１０上に用いて適合される
靴紐引張装置２４である。靴紐引張装置２４は靴紐１２
上の張力を調整し、その対立する自由端１４および１６
ははと目２２を介して通される。靴紐１２の端部１４お
よび１６は結ばれないが、その代わり図４で示される態
様で靴紐引張装置２４へ接続される。
【００１９】靴紐引張装置２４は一般的な円形で、中空
で、金属またはプラスチックのハウジングまたはケーシ
ング２６が設けられる。ハウジング２６は図１および図
２に描かれる態様で、靴１０のはと目２２のうちの少な
くともいくつかの頂部に用いて適合される。ハウジング
２６は図４および図９に示されるように、その中に靴紐
１２の自由端１４および１６を受けるための弧状の開口
２８を有する。
【００２０】ハウジング２６はキャップ部材３０の形状
で回転可能なクランク手段が設けられる。キャップ３０
はハウジング２６の頂部ではめ込み式に嵌合する。ドラ
ムまたはリール３２はハウジング２６内で回転するよう
に取付けられる。リール３２はフック機構３４の形状で
靴紐１２の自由端１４および１６を捕獲するための手段
が設けられる。キャップ３０はクランクとして働き、か
つハウジング２６の外部で動作可能であり、図４および
図７中の方向矢印３６によって示される第１の方向でド
ラム３２を回転させ、その結果靴紐１２の自由端１４お
よび１６をドラム３２上へ巻取る。
【００２１】図６で見られる螺旋状に巻かれたバンドば
ね３８の形状での引張ばねは、回転可能キャップ３０と
ドラム３２との間に置かれ、それにより方向矢印３６に
よって示される第１の方向での回転可能キャップ３０の
回転は、引張バンドばね３８上の張力を漸次増大する。
バンドばね３８は、方向３６と反対である、図７中の方
向矢印４０によって示される方向でのドラムの逆回転を
妨げる傾向がある。
【００２２】靴紐引張装置２４はまたラチェット車輪４
２を含む取外し可能手段と、レバーアーム４４と、ハウ
ジング２６に結合された爪４６とをまた含み、図５に最
良に示されるように、回転可能キャップ３０が方向３６
でドラム３２を回転することを許容し、かつ反対方向４
０でドラム３２の逆回転を禁止する。
【００２３】図６に示されるように、ハウジング２６は
一般的に円形またはカップ状の部材であり、図４に最良
に示されるように、円形の横方向のベース５０から約２
８０度の弧状の距離で外へ延在する弧状のスカートまた
は側壁４８を有する。側壁スカート４８中の約８０度の
ギャップは、ハウジング２６中の弧状の開口２８を規定
する。図６に示されるように、ハウジングベース５０の
内部床５２は、ラチェット車輪４２を受けるようにわず
かに窪みが設けられる。中空の内的にタップされた円柱
状のセンターポスト５４は、側壁スカート４８を囲む境
界内で床５２から共軸的に外へ延在する。ハウジング２
６中の開口２８に正反対に対向して、ねじ５８によって
ベース５０に固定される弧状の、垂下しているフランジ
５６が存在する。ベース５０の下で、フランジ５６はそ
こを介して横に空間を隔てた１対の開口６０を規定す
る。靴紐１２は図１、図２および図８に示されるよう
に、隣接するはと目２２の間で開口６０を通過する。
【００２４】回転可能キャップ３０は、ハウジング２６
の開いた側を横切って延在する平坦な円形のプレート６
２を有する。プレート６２はその周辺部にひっくり返っ
た縁６４を有する。キャップ３０はまた、プレート６２
からハウジング２６のベース５０へ突出する、中央の中
空の円柱状の環状軸方向ハブ６６で形成される。ハブ６
６はその中でセンターポスト５４を受けるためにハウジ
ング２６中へ延在する。中に中心軸方向の降下を有する
環状座金６８は、プレート６２の外部面の頂部に存在す
る。小ねじ７０はハウジング２６のキャップ３０を締め
るために用いられる。ねじ７０の外的にねじ切られたシ
ャンクは、ハウジング２６のセンターポスト５４の内部
ねじ山で係合される。キャップ３０はハウジング２６に
関して軸方向に動かないようにされるが、それに関して
回転することは自由である。
【００２５】バンドばね３８はばね鋼で形成され、かつ
回転可能キャップ３０の軸方向ハブ６６からドラム３２
の方へ外へ螺旋状に過度に巻かれる。ドラムまたはリー
ル３２はスプール型構造を形成するために一体嵌合され
た２つの部材で形成される。ドラム３２の部材７２は回
転可能キャップ３０の歯部６６を受けるために、その中
に中心軸方向の開口を有する平坦な円形ベースで形成さ
れる。部材７２中の中心軸方向の開口から半径方向に外
に向かって、その上で靴紐１２が巻かれる半径方向の外
部表面を有する縦方向に突出する円柱状の環状部分７４
が存在する。ドラム３２の他の部材７６は、中に中心軸
方向の開口を有する平坦な円形プレートであり、それは
同様にその中で回転可能キャップ３０のハブ６６を受け
る。図６に示されるように、ドラム３２の部材７２およ
び７６がハブ６６上で一体に組立てられるとき、それら
は渦巻きスプールを形成し、部材７２および７６の円形
の端部プレートはその間の環状領域へ靴紐１２を横方向
に閉じ込める。
【００２６】引張バンドばね３８はそれ自体について輪
状に螺旋状に過剰に巻かれる、ばね鋼の長手のリボンで
形成される。バンドばね３８は半径方向に配向されたね
じ８０によって回転可能キャップ３０のハブ６６上へ固
定される内部端部７８を有する。バンドばね３８の対向
する端部８２は、ドラム部材７２の円柱状の環状部分７
４中へ半径方向に外側へ配向される他のねじ８０によっ
て固定される。それにより回転可能キャップ３０は、そ
の間におかれる弾性バンドばね３８によってドラム３２
へ接続される。
【００２７】図５および図７で示されるキャップ３０の
方向３６での回転は、ドラム３２はキャップ３０に固く
ロックされてはいないが、ドラム３２が同一の方向で回
転することを引起こす傾向があるであろう。反対に、バ
ンドばね３８の弾性はキャップ３０に関してドラム３２
のある程度の運動の自由を許容する。
【００２８】図５、図６および図７に最良に示されるよ
うに、ラチェット車輪４２は、ラチェット車輪４２を介
して縦方向に、かつハブ６６の構造中へ延在する結合ピ
ン８４によって、回転可能キャップ３０のハブ６６に固
定される。ラチェット車輪４２はそれを介して中央の軸
方向の開口を有し、かつそれによりセンターポスト５４
と共軸的整合をして保持され、センターポストは歯部６
６と共軸的に整合され、ラチェット車輪４２はキャップ
３０と固定係合で結合される。ラチェット車輪４２はそ
れによりキャップ３０の回転ごとに完全に１回転動くで
あろう。
【００２９】図５および図７に示されるように、ラチェ
ット車輪４２の歯８６は方向３６と反対の方向で後ろ向
に角を付けられる。爪４６はレバーアーム４４の内部端
部で取付けられ、かつラチェット車輪４２の方へ半径方
向に突出する。レバーアーム４４の反対の端部８８は、
ハウジング２６からその中のスロット９０を介して外側
にくの字型に角を付けられる。レバーアーム４４は、支
点として働く旋回ピン９２によってハウジング２６のベ
ース５０に回転可能に取付けられる。爪４６を有するレ
バーアーム４４の端部は、小さいコイルばね９４によっ
て半径方向に内側にラチェット車輪４２の方へバイアス
され、コイルばねは図５に示されるように、爪４６を有
するレバーアーム４４の端部で、フランジ５６と裏側の
窪みとの間で圧縮される。ばね９４はしたがって、ラチ
ェット車輪４２の歯８６と係合するほうへ爪４６をバイ
アスする。爪４６は図５の方向矢印９６によって示され
るように、レバーアーム４４の突出する端部８８をハウ
ジング２６の方へ押下することにより、ラチェット車輪
４２との係合から取外されることが可能である。レバー
４４の突出する端部８８はそれにより、ラチェット車輪
４２から爪４６を外すために、ハウジング２６の外部で
動作可能な手段として働く。
【００３０】図４および図９は靴紐の端部１４および１
６がフック機構３４によって係合される態様を最良に示
す。示されるように、フック機構３４は一般に「Ｗ」の
形で形成され、かつ板ばね９８の一端部での開口を介し
て固定される、剛性スチールワイヤである。板ばね９８
の反対の端部は、ねじ１００によってドラム３２の円柱
状の環状部分７４に固定される。板ばね９８は示される
ように、好ましくはハウジング２６の直径よりも実質的
に大きな長さのものである。板ばね９８の自由端はそれ
により、ハウジング２６中の開口２８と揃うように、ド
ラム３２から半径方向に外側へバイアスされる。板ばね
９８は直線的整列をしようとするが、しかし方向矢印３
６の方向でのキャップ３０の回転はそれを弧状に曲げか
つハウジングの側壁スカート４８の内部表面に従わせる
であろう。それにもかかわらず、キャップ３０の各回転
とともに、板ばね９８の弾性は、フック機構３４を有す
る板ばね９８の突出する端部が、フック機構３４を有す
る板ばね９８の自由端が開口２８と揃うごとに、開口２
８を介して外側にはねることを引起こすであろう。
【００３１】図４に示されるように、板ばね９８が開口
２８から延在している状態で、靴紐１２の端部１４およ
び１６はフック機構３４上のフックによって容易に捕獲
されることが可能である。機構３４を形成するワイヤ
は、プラスチックの先端１８および２０が、靴紐１２が
方向３６でのキャップ３０の回転によってドラム３２上
へ巻かれるとき、フック機構３４の鉤状のものを介して
引張られることができないように十分固くかつ十分きつ
く曲がる。
【００３２】靴紐引張調整装置２４の使用についてこれ
から説明される。靴紐１２を完全に結び上げることに先
行して、使用者は、開口２８が着用者の踝１０２の方へ
配向され、かつフランジ５６が靴のつま革に直面してい
る状態で、靴の頂部に装置２４を位置決めする。靴紐１
２の端部１４および１６が、フランジ５６にすぐに隣接
するはと目２２の第４の対から出てくるにつれて、それ
らは図８に示される態様でフランジ５６中の開口６０を
通過する。それから靴紐の端部１４および１６を通すこ
とは、紐の端部１４および１６が靴の舌革の頂部上を前
後に、靴１０の頂部の最上部のはと目２２まで交差する
従来の態様で、継続される。
【００３３】靴紐の端部１４および１６が着用者の踝１
０２にすぐに隣接する最上部のはと目２２から出てくる
とき、それらは全く結ばれていない。逆に、端部１４お
よび１６の各々は図４に示される態様で、フック機構３
４のフックの個別の１つに捕獲される。一旦靴紐の端部
１４および１６がフック機構３４によって引張調整装置
２４に装着されれば、キャップ３０は図４、図５および
図７に示されるように方向３６に回転される。キャップ
３０の回転は、ドラム３２とラチェット車輪４２との両
方がキャップ３０と同一の方向で回転することを引起こ
す。靴紐の端部１４および１６はそれにより、ハウジン
グ２６とキャップ３０との間で囲まれているところへ運
ばれ、かつ円形のプレート７２と７６との間でドラム３
２の部分７４の円柱状の巻掛け表面上で螺旋状に巻かれ
る。
【００３４】螺旋状のバンドばね３８は、キャップ３０
の回転が方向３６で継続するにつれて増大する張力下に
おかれるが、爪４６はラチェット車輪４２と係合してバ
イアスされ、かつ通過歯８６の間でラッチし、その結果
巻き方向３６と反対である方向４０でのラチェット車輪
４２の逆回転を防ぐ。したがって、バンドばね３８は増
大した張力下におかれ、かつドラム３２上に逆回転力を
働かせるが、ドラム３２にロックされた係合されたラチ
ェット車輪４２はドラム３２が逆回転することを許容し
ない。
【００３５】使用者が巻かれたバンドばね３８によって
靴紐１２の端部１４および１６上に働いた張力に満足す
るまで、使用者は、方向３６でキャップ３０を継続して
回転して、ドラム３２上へ靴紐の端部１４および１６を
巻くことを継続する。使用者はそれから所望されるいか
なる競技会にも参加する。
【００３６】使用者が移動しかつ靴１０の表甲がこの移
動とともに屈曲するとき、靴紐１２の端部１４および１
６は、巻かれたバンドばね３８の弾性のために、幾分開
口２８中へ、かつ幾分そこから外へ移動可能である。靴
の表甲がひどく屈曲されるとき、バンドばね３８の弾性
は、屈曲力の結果として生じるバンドばね３８のさらな
る弾性変形のために、靴紐の端部１４および１６の短い
長さがハウジング２６の外へ引張られることを許容す
る。反対に、屈曲力が取除かれるとき、バンドばね３８
の張力は靴紐１２の端部１４および１６上に対して強く
引き、かつさらにその短い長さ分をハウジング２６中へ
引張って戻す。
【００３７】着用者が靴紐１２の締め過ぎまたは締めな
さ過ぎのために不快感または迷惑さを経験するときはい
つでも、靴紐１２の張力は素早くかつ容易に調節される
ことが可能である。靴紐１２上の張力を増大するため
に、一旦靴紐１２の端部１４および１６がドラム３２上
へ巻かれれば、使用者は単にハウジング２６に関連する
キャップ３０を方向３６に回転するだけでよい。ラチェ
ット車輪４２がその方向で回転するとき、バンドばね３
８は増大した張力下におかれる。着用者が靴紐の端部１
４および１６上に働く張力に満足するとき、キャップ３
０は取外されることが可能である。爪４６はラチェット
車輪４２と相互作用して、巻かれたバンドばね３８の弾
性によって許容される程度を除く、ドラム３２の逆回転
を防ぐ。バンドばね３８がよりきつく巻かれれば、それ
につれて靴紐１２の端部１４および１６上で働く張力は
大きくなるであろう。
【００３８】靴紐１２上の張力を低減するためには、爪
レバー４４の突出している端部８８を、ハウジング２６
の外部からラチェット車輪４２の方へ内側に押すだけで
よい。これは爪４６をラチェット車輪４２との係合から
外へ引張り、その結果、巻かれたバンドばね３８の張力
は、バンドばね３８によって働いた力下でのドラム３２
の逆回転によって幾分緩和されることが可能である。
【００３９】この同一の技術が靴１０を着用者の足から
取外したいと希望するときに使用される。つまり靴１０
を取除くために、レバー８８は半径方向に内側にハウジ
ング２６の方へ押され、かつ靴紐の端部１４および１６
はハウジング２６から完全に自由に引出される。一旦靴
紐の端部１４および１６が板ばね９８を露出するように
ほどかれれば、板ばね９８は開口２８を介して外側に突
出し、それにより靴紐の先端１８および２０がフック機
構３４のフックから取外されることを許容するであろ
う。それから靴１０は通常の態様で着用者の足から取り
除かれる。
【００４０】１対の靴紐引張調整装置２４を説明された
ように利用することによって、運動選手は活発な活動を
している間、運動用履物の快適さを正確に制御すること
が可能である。バンドばね３８の弾性は履物の屈曲運動
に応答して、はと目２２に関する靴紐の端部１４および
１６のわずかな往復運動を許容する。これは靴紐１２上
の均等の張力を維持する傾向があり、それにより着用者
によって経験される快適さを向上する。一旦バンドばね
３８上の張力が、回転可能キャップ３０の形状で与えら
れるクランク機構の使用により、着用者の満足に合わせ
て調節されれば、着用者は快適に運動することができ、
かつ靴紐が結ばれている従来の靴の使用から起こる不快
さを経験することはないであろう。
【００４１】明らかに、履物に精通している人々にはこ
の発明の多数の変化および修正が容易に明白となるであ
ろう。たとえば、靴紐引張調整装置のこの出願は運動用
の履物に制限されず、紐を結ばれた形式のいかなる履物
に用いられてもよい。この意味でこの発明は、競技会以
外の活発な活動をする人々の快適さを大幅に向上する。
この発明は長い距離を行進する人々および職業的に相当
長い距離を曲げ、止まりかつ歩く人々によって履かれる
履物の快適さを多大に増大する。したがって、この発明
の範囲はここに示されかつ説明されたこの具体例に制限
されると考えられるべきではなく、むしろ前掲の特許請
求の範囲で規定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の靴紐引張装置がその上に固定された
運動靴の斜視図である。
【図２】図１の靴と靴紐引張装置とを示す側面の立面図
である。
【図３】図１の靴紐引張装置の前面の立面図である。
【図４】靴紐端部の係合の態様を示す図３の靴紐引張装
置の上面の平面図である。
【図５】図３および図４の靴紐引張装置を上方からキャ
ップを取除いて見た上面の平面図である。
【図６】図３のライン６−６に沿って見た靴紐引張装置
の分解断面図である。
【図７】図６のライン７−７に沿って見た断面の立面図
である。
【図８】図３のライン８−８に沿って見た底部の平面図
である。
【図９】図３の靴紐引張装置の後部立面図である。
【符号の説明】
１２ 靴紐 １６，１８ 靴紐の自由端 ２４ 靴紐引張調整装置 ２６ ハウジング ３０ キャップ ３２ 巻取リール ３４ フック機構 ４２ ラチェット車輪 ４６ 爪 ５６ フランジ ９８ 板ばね

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 結ばれていない自由端を有し、かつ靴の
    はと目を介して紐が通される靴紐上の張力を調整するた
    めの装置であって、 前記靴に固定するための手段と、前記靴紐の前記自由端
    を受けるための開口とを有するハウジングと、 前記ハウジング内で回転するように取付けられ、かつ前
    記靴紐の端部に装着するための手段を有する巻取リール
    と、 前記靴紐の前記自由端を前記リール上に巻き、それによ
    り前記靴紐上の張力を増大するために前記ハウジングの
    外部から操作可能なクランク手段と、 前記靴紐の前記自由端が前記リール上へ巻かれる時に弾
    性変形の増大を経験するように、前記クランク手段と前
    記リールとの間におかれる引張ばねと、 前記リールの回転によって前記引張ばねの弾性変形が増
    大することを許容するための、かつ前記リールの逆回転
    を妨げるための取外し可能手段とを含む、装置。
  2. 【請求項２】 前記取外し可能手段は、前記リールに固
    定されたラチェット車輪と、前記ハウジングに回転可能
    に取付けられかつ前記ラチェット車輪の方へばねバイア
    スされた爪とを含む、請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記爪を支持する一端部と、前記ハウジ
    ングから突出する反対の端部とを有するレバーアームを
    さらに含む、請求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 前記クランク手段は、ひっくり返った縁
    をその周辺部に有する前記ハウジング上の円形のプレー
    トと、前記ハウジング中へ延在する中心のハブとを含
    み、かつ前記引張ばねは、対向する端部を有し、その一
    方は前記クランクハブに固定されかつ他方は前記リール
    に固定される、請求項１に記載の装置。
  5. 【請求項５】 前記引張ばねは前記リールと前記クラン
    クハブとの間の前記ハウジング内に閉込められた螺旋状
    バンドばねである、請求項４に記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記巻取リールの装着のための前記手段
    は、前記巻取リールに固定された第１の端部と、前記巻
    取リールから半径方向に外側へバイアスされかつ前記ハ
    ウジング中で前記開口と揃って回転可能である第２の端
    部とを有する板ばねを含む、請求項１に記載の装置。
  7. 【請求項７】 前記装着のための手段は、前記板ばねの
    前記第２の端部上に取付けられて、前記靴紐の前記自由
    端を捕獲するためのフック機構をさらに含む、請求項６
    に記載の装置。
  8. 【請求項８】 前記ハウジング上で固定するための前記
    手段は、前記ハウジングから垂下し、かつそこを介して
    少なくとも１つの開口を有し、それを介して前記靴紐が
    隣接するはと目の間を通過する、フランジを含む、請求
    項１に記載の装置。
JP4294153A 1991-10-31 1992-11-02 靴紐上の張力を調整するための装置 Withdrawn JPH05211906A (ja)

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