JPH05211758A - リニアモータの始動方法及びこれを使用する切断装置 - Google Patents

リニアモータの始動方法及びこれを使用する切断装置

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JPH05211758A
JPH05211758A JP1437392A JP1437392A JPH05211758A JP H05211758 A JPH05211758 A JP H05211758A JP 1437392 A JP1437392 A JP 1437392A JP 1437392 A JP1437392 A JP 1437392A JP H05211758 A JPH05211758 A JP H05211758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
starting
clamp
mover
cutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP1437392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Inage
秋夫 稲毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH05211758A publication Critical patent/JPH05211758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リニアモータの初速を大きく、カッタの直線移
動速度を大きくしてフィルムの送り速度が大きくても、
送り方向に対し実質上、直角に切断する。 【構成】インバータ装置で駆動されるリニアモータ11
の可動子13にカッタ3を取り付ける。始動点に一対の
磁極片16a、16bと磁石17と磁性片19からなる
クランプ20を設ける。マグネットチャックである。始
動に先立ち前記可動子13をクランプ20で固定し、イ
ンバータ装置からリニアモータ11に電力を投入する。
所望の短時間後にインバータ装置が規定の周波数に到達
してから前記クランプ20を解放するので、初速が大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモータの始動
方法及びこれを使用する切断装置に関し、なかでもドラ
ムなどから巻き戻されて送られる紙、合成樹脂などのフ
ィルムを、送り方向と直角に切断する技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の切断装置の正面図であ
る。図において、図示しないフィルムの送り方向と直角
に配置される一対のタイミングプーリ1a、1bにタイ
ミングベルト2が巻き掛けられ、このタイミングベルト
2にカッタ3が固定される。タイミングプーリの一方側
をモータ4で駆動することにより、フィルムを切断し、
工程の終点にショックアブソーバ5を設けて高速で移動
するカッタ3を停止させてからモータ4を逆転し、カッ
タ3を始動点に戻す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、モ
ータ、タイミングプーリ及びタイミングベルトの慣性の
面とショックアブソーバの許容速度の面から、カッタの
直線移動速度に限界があり、このためフィルムは斜めに
切断され、これを避けるには、フィルムの送り速度を下
げればよいが、工程の能率が悪くなる。
【0004】この発明の目的は、リニアモータの初速を
大きくし、この方法を使用してカッタの直線移動速度を
大きくすることにより、工程の能率をあげるためフィル
ムの送り速度が大きくても、フィルムを送り方向に対し
実質上、直角に切断することができるリニアモータの始
動方法及びこれを使用する切断装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1のリニアモータの
始動方法は、インバータ装置で駆動されるリニアモータ
の始動点に、固定子に対して可動子を一時的に固定する
クランプを設け、始動に先立ち前記可動子を前記クラン
プで固定し、前記インバータ装置から前記リニアモータ
に電力を投入してから所望の短時間後に前記クランプを
解放するものである。このとき、発明2のリニアモータ
の始動方法は、前記クランプは、前記固定子側に設けら
れる一対の磁極片及びこの磁極片の間に配置され磁極の
方向が前記一対の磁極片の磁路を接続する方向と断路す
る方向とに回動する磁石と、前記可動子に設けられ前記
一対の磁極片の端面に当接して磁路を形成する磁性片と
からなるマグネットチャックであるものである。
【0006】発明3のリニアモータを使用する切断装置
は、発明1又は発明2のリニアモータの始動方法を使用
する切断装置において、始動点に始動用の固定子と、終
点に制動と戻しを兼ねる終点用の固定子と、前記可動子
にカッタとを設けるものである。
【0007】
【作用】発明1において、図1を参照する。インバータ
装置からリニアモータ11に電力を投入してから前記イ
ンバータ装置が規定の周波数に到達するのに、ごく短時
間ではあるがいわゆる立ち上がり時間が掛かっても、こ
の低周波数で可動子13、すなわちカッタ3が低速度で
始動することがない。クランプ20で固定されているか
らである。インバータ装置が規定の周波数に到達してか
らクランプ20の固定が解放されて、カッタ3は始動の
始めから規定の高周波数で駆動され、直線移動の初速が
大きい。このとき、クランプ20はマグネットチャック
で具体化される。
【0008】発明3において、図3を参照する。リニア
モータ21は、1個の可動子13について、2個の固定
子12及び22を備えることになる。終点に到達した可
動子13とカッタ3とは、制動と戻しを兼ねる固定子2
2により制動を受けて停止すると同時に、始動点に向か
って機械的な衝撃がなく大きな電磁気的な戻しの力を受
けて始動点に速やかに戻る。そしてクランプ20を使用
するので、カッタ3は始動の始めから規定の高周波数で
駆動され、直線移動の初速が大きい。
【0009】
【実施例】図1は実施例の始動方法を示す工程図、図2
は図1のA−A断面図、図3は図1の全体を示す正面図
である。図1及び図2において、固定子枠12aに取付
けられる固定子12の空隙に可動子13が介装されてリ
ニアモータ11が構成される。可動子13に取付体14
を介してカッタ3が取り付けられる。可動子13は図示
しないリニアベアリングにより固定子枠11にガイドさ
れる。
【0010】固定子枠11の始動点には、非磁性の取付
片15を介して一対の磁極片16a、16bが取り付け
られ、この磁極片16a、16bの間に円柱状の磁石1
7が配置される。N極とS極とに着磁されたこの磁石1
7の磁極の方向は、前記一対の磁極片16a、16bと
の間の磁路を接続する方向と断路する方向とに回動可能
とされ、回動モータ18で回動する。一方、前記可動子
13の取付体14には、一対の磁極片16a、16bの
端面に当接して磁路を形成する磁性片19が取り付けら
れる。磁極片16a、16bと磁石17と磁性片19か
らなるこのクランプ20は、いわゆるマグネットチャッ
クである。このマグネットチャックに代わるクランプと
して、前記磁性片19を電磁石の磁極で固定、解放して
もよいし、公知の様ざまな機械的なクランプが使用でき
る。
【0011】このような構造のリニアモータ11の始動
方法は次のとおりである。高周波電源である図示しない
インバータ装置で駆動されるリニアモータ11の始動点
に、固定子12に対して可動子13を一時的に固定する
クランプ20を設け、始動に先立ち前記可動子13をク
ランプ20で固定し、インバータ装置からリニアモータ
11に電力を投入してから所望の短時間後に前記クラン
プ20を解放する。
【0012】このように始動することにより、前記イン
バータ装置からリニアモータ11に電力を投入してから
前記インバータ装置が規定の周波数に到達するのに、ご
く短時間ではあるがいわゆる立ち上がり時間が掛かって
も、この低周波数で可動子13、すなわちカッタ3が低
速度で始動することがない。クランプ20で固定されて
いるからである。インバータ装置が規定の周波数に到達
してからクランプ20の固定が解放されて、カッタ3は
始動の始めから規定の高周波数で駆動され、直線移動の
初速が大きい。
【0013】図3に全体を示すリニアモータを使用する
切断装置において、図1及び図2と同一符号をつけるも
のはおよそ同一機能を持ち、重複説明を省く。始動点に
始動用の固定子12を設ける他、終点には制動と戻しを
兼ねる終点用の固定子22を設ける。リニアモータ21
は、1個の可動子13について、2個の固定子12及び
22を備えることになる。終点に到達した可動子13と
カッタ3とは、制動と戻しを兼ねる固定子22により制
動を受けて停止すると同時に、始動点に向かって機械的
な衝撃がなく大きな電磁気的な戻しの力を受けて始動点
に速やかに戻る。そしてクランプ20を使用するので、
カッタ3は始動の始めから規定の高周波数で駆動され、
直線移動の初速が大きい。
【0014】
【発明の効果】発明1のリニアモータの始動方法によれ
ば、インバータ装置が規定の周波数に到達してからクラ
ンプ20の固定が解放されて、カッタ3は始動の始めか
ら規定の高周波数で駆動され、直線移動の初速が大きい
という効果がある。このとき、クランプはマグネットチ
ャックで具体化されるという効果がある。発明3のリニ
アモータの始動方法を使用する切断装置によれば、発明
1の効果に加えて、リニアモータは、1個の可動子につ
いて、始動用の固定子の他に制動と戻しを兼ねる固定子
を備えるので、終点に到達した可動子とカッタとは、こ
の制動と戻しを兼ねる固定子により制動を受けて停止す
ると同時に、始動点に向かって機械的な衝撃がなく大き
な電磁気的な戻しの力を受けて始動点に速やかに戻ると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の始動方法を示す工程図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1の全体を示す正面図
【図4】従来例の正面図
【符号の説明】
3 カッタ 11 リニアモータ 12 固定子 12a 固定子枠 13 可動子 14 取付体 15 取付片 16a 磁極片 16b 磁極片 17 磁石 18 回動モータ 19 磁性片 20 クランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ装置で駆動されるリニアモータ
    の始動点に、固定子に対して可動子を一時的に固定する
    クランプを設け、始動に先立ち前記可動子を前記クラン
    プで固定し、前記インバータ装置から前記リニアモータ
    に電力を投入してから所望の短時間後に前記クランプを
    解放することを特徴とするリニアモータの始動方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のリニアモータの始動方法に
    おいて、前記クランプは、前記固定子側に設けられる一
    対の磁極片及びこの磁極片の間に配置され磁極の方向が
    前記一対の磁極片の磁路を接続する方向と断路する方向
    とに回動する磁石と、前記可動子に設けられ前記一対の
    磁極片の端面に当接して磁路を形成する磁性片とからな
    るマグネットチャックであることを特徴とするリニアモ
    ータの始動方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のリニアモータの始動
    方法を使用する切断装置において、始動点に始動用の固
    定子と、終点に制動と戻しを兼ねる終点用の固定子と、
    前記可動子にカッタとを設けることを特徴とするリニア
    モータを使用する切断装置。
JP1437392A 1992-01-30 1992-01-30 リニアモータの始動方法及びこれを使用する切断装置 Pending JPH05211758A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761354A1 (en) * 1995-09-11 1997-03-12 DANIELI CENTRO MASKIN SpA Tracking shears

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761354A1 (en) * 1995-09-11 1997-03-12 DANIELI CENTRO MASKIN SpA Tracking shears

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