JPH05210902A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH05210902A
JPH05210902A JP4014983A JP1498392A JPH05210902A JP H05210902 A JPH05210902 A JP H05210902A JP 4014983 A JP4014983 A JP 4014983A JP 1498392 A JP1498392 A JP 1498392A JP H05210902 A JPH05210902 A JP H05210902A
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JP
Japan
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tray
disc
gear
turntable
disk
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JP4014983A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Handa
義彦 半田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トレイ1の裏面に円弧状のトレイギヤ用歯車
1aを形成し、トレイ回転軸1cを回転中心として、ト
レイ駆動用モータ4の駆動力でトレイ1を回転移動する
ことによりディスク3をターンテーブル10へ着脱す
る。また、トレイ1の裏面に円弧状のカムギヤ用歯車1
bを形成し、このカムギヤ用歯車1bと噛み合うカムギ
ヤ7に形成されたカム部7aによりターンテーブル10
を有するプレーヤ部設置ホルダ8が昇降する。 【効果】 トレイギヤ用歯車は噛み合い長さが長く、モ
ータの減速比を大きくすることができ、モータと円弧状
の歯車の間に少数の歯車しか必要としないため、ディス
ク再生装置の部品数や組み立て工数が減少し、また、デ
ィスク再生装置の奥行き幅を小さく、コンパクトにでき
る。トレイ駆動用モータは、トレイの回転移動を行うと
きだけ駆動させればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体であるディス
クをトレイ上に載置し、このトレイを移動させることに
よりディスクをターンテーブルへ着脱させる水平引き出
し方式の、例えばコンパクトディスクプレーヤ(CDプ
レーヤ)等のディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク再生装置は、図32に示
すように、ディスク再生装置30の、各部材取り付け基
体としてのシャーシ31やトレイ32等から構成されて
いる。
【0003】このトレイ32は、裏面にラック(半径が
無限大の歯車)33が形成されており、また表面にディ
スク35を載置する凹状のディスク載置部32aを有し
ている。そして、シャーシ31には、ラック33と噛み
合う歯車34が取り付けられており、この歯車34はト
レイ駆動用モータ36の駆動力をラック33に伝達して
トレイ32を、ディスク再生装置30の前面30aに対
して直角方向に水平移動させる。
【0004】即ち、トレイ32は、シャーシ31に収納
された状態から、ディスク再生装置30の前面30aに
対して直角に押し出されることにより、ディスク載置部
32aを露出させてディスク35が載置できるようにな
っている。
【0005】また、上記トレイ駆動用モータ36の駆動
力を、図示しないカムギヤにも伝達してカムギヤを常時
回転させ、図示しない切り換え機構によってカムギヤと
プレーヤ部36を連結させることによりトレイ駆動用モ
ータ36の駆動力をプレーヤ部36に伝達し、この駆動
力によってプレーヤ部36を昇降させると共に、図示し
ないプレーヤ用モータの駆動力によってプレーヤ部36
の一端部に回転自在に設置されている図示しないターン
テーブルを水平回転させることにより、シャーシ31に
収納された状態のトレイ32に載置されたディスク35
をターンテーブルと一体的に水平回転させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、トレイを水平移動させるためにトレイの
裏面にラックを形成しているが、このラックは直線状で
噛み合い長さが短いために、モータの減速比を大きくす
るためにはモータとラックの間に多数の歯車を設ける必
要があり、ディスク再生装置の部品数や組み立て工数が
増大し、ディスク再生装置の製造コストの上昇を招く。
【0007】また、トレイ駆動用モータの駆動力でカム
ギヤを常時回転させ、切り換え機構によってプレーヤ部
を昇降させるため、プレーヤ部を昇降させないときもト
レイ駆動用モータを駆動させておかなければならず、ト
レイ駆動用モータやカムギヤ等の消耗を早めると共に、
切り換え機構に使用する部品が必要となるばかりか、こ
れら部品を収容するスペースがいるためにディスク再生
装置の奥行き幅を小さくできない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は、上記課題を解決するために、ディスクをトレイ上
に載置し、このトレイを移動させることによりディスク
をターンテーブルへ着脱させる水平引き出し方式のディ
スク再生装置において、以下の手段を講じている。
【0009】即ち、上記トレイの裏面にトレイの一隅部
を中心とした円弧状の歯車が形成され、かつ、上記トレ
イ一隅部を回転中心として、モータの駆動力で上記トレ
イを回転移動することによりディスクをターンテーブル
へ着脱することを特徴としている。
【0010】また、上記トレイの裏面にトレイの一隅部
を中心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛み
合ってモータの駆動力を伝達して上記トレイを回転移動
させる歯車の中心が、上記トレイ一隅部の回転中心と、
上記回転中心を通る、ディスク再生装置における、トレ
イが進入する面にほぼ平行な線上に設置されていること
を特徴としている。
【0011】また、上記トレイの裏面にトレイの一隅部
を中心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛み
合う歯車に形成されたカム機構により上記トレイの回転
移動に従って、ターンテーブルが昇降することを特徴と
している。
【0012】また、上記トレイにディスクを載置するデ
ィスク受け板を設けると共に、上記トレイ一隅部を回転
中心として、モータの駆動力で上記トレイを回転移動
し、ディスクがターンテーブルに着脱される着脱位置に
来たとき、上記ディスク受け板が停止装置により停止位
置を規制されることを特徴としている。
【0013】さらに、上記トレイの裏面にトレイの一隅
部を中心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛
み合う歯車に形成されたカム機構により上記トレイの回
転移動に従って、ターンテーブルが昇降し、かつ、上記
トレイ一隅部を回転中心として、手動で上記トレイを回
転移動することによりディスクをターンテーブルへ着脱
することを特徴としている。
【0014】
【作用】上記構成においては、トレイを回転移動させる
ために、トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円
弧状の歯車を形成しているため、この円弧状の歯車は噛
み合い長さが長く、モータの減速比を大きくすることが
でき、モータと円弧状の歯車の間に少数の歯車しか必要
とせず、ディスク再生装置の部品数や組み立て工数が減
少し、ディスク再生装置の製造コストを低減できる。
【0015】また、トレイ駆動用モータは、トレイの回
転移動を行うときだけ駆動させればよいので、トレイ駆
動用モータやカムギヤ等を消耗させない。また、切り換
え機構が不要となるので、これら部品を収容するスペー
スを設ける必要がなく、従って、ディスク再生装置の奥
行き幅を小さく、コンパクトにできる。
【0016】さらに、トレイにディスクを載置するディ
スク受け板を設けているので、より確実にディスクをタ
ーンテーブルへ着脱させることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図11
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0018】本発明にかかるディスク再生装置は、記録
媒体であるディスクをトレイ上に載置し、このトレイを
移動させることによりディスクをターンテーブルへ着脱
させる水平引き出し方式を採用しており、図1ないし図
4に示すように、このディスク再生装置20は、各部材
取り付け基体としてのシャーシ2を有している。シャー
シ2には、トレイ1がトレイ1の一隅部に設けられたト
レイ回転軸1cでシャーシ2に一点支持されて、水平に
回動可能に取り付けられている。
【0019】上記トレイ1は、トレイギヤ用歯車1a、
カムギヤ用歯車1bおよびディスク載置部1dを有して
いる。そして、このトレイ1はシャーシ2に対して、ト
レイ回転軸1cを回転中心として、トレイ1がシャーシ
2に収納された位置から時計方向にほぼ90度回転でき
るようになっている。
【0020】トレイギヤ用歯車1aおよびカムギヤ用歯
車1bは、歯先曲面が歯底曲面の内側にある内歯車であ
り、いずれもトレイ1の裏面に設けられており、トレイ
回転軸1cを中心とした同心円状に取り付けられてい
る。トレイギヤ用歯車1aは、トレイ1がシャーシ2に
対して時計方向に90度回転できるように略90度の範
囲の円弧状に形成されており、後述するトレイギヤ6と
噛み合うようになっている。カムギヤ用歯車1bは、ト
レイ1がシャーシ2に対して所定量回転したときに後述
するカムギヤ7の歯車7bと噛み合うようになってお
り、トレイギヤ用歯車1aよりもピッチ円径の大きい円
弧状に形成されている。
【0021】また、ディスク載置部1dは、ディスク3
を載置するためにほぼディスク3の厚み量だけ凹状に形
成されており、ディスク3を載置するとディスク3の中
心部に開口している円形開口3aの中心とトレイ1のト
レイ中心1eが合致するようになっている。そして、デ
ィスク載置部1dの中央には、ディスク3を後述するタ
ーンテーブル10に着脱する際に、ターンテーブル10
の円形突起部10aがディスク3の円形開口3aと嵌合
できるように、略矩形の矩形開口1fが設けられてい
る。
【0022】次に、シャーシ2には、上記トレイ1の他
に、トレイ駆動用モータ4、カムギヤ7、プレーヤ部設
置ホルダ8およびアーム14が取り付けられている。
【0023】トレイ駆動用モータ4は、トレイギヤ用歯
車1aを介してトレイ1をシャーシ2に対して回転移動
させると共に、カムギヤ用歯車1bおよびカムギヤ7を
介してプレーヤ部設置ホルダ8を昇降させて、ディスク
3をターンテーブル10に着脱する機能を有する正回転
・逆回転が可能なモータである。
【0024】このトレイ駆動用モータ4の駆動力は、回
転軸4aからベルト5を介してトレイギヤ6に伝達さ
れ、続いてトレイギヤ6とトレイ1のトレイギヤ用歯車
1aが噛み合うことによりトレイ1に伝達される。トレ
イギヤ6の中心は、ディスク再生装置20の前面20a
の一隅部に設けられているトレイ回転軸1cと、このト
レイ回転軸1cを通る、ディスク再生装置20の前面2
0aにほぼ平行な線上の、トレイ回転軸1cから、トレ
イギヤ用歯車1aのピッチ円半径からトレイギヤ6のピ
ッチ円半径を引いた長さだけ離れた位置に設置されてい
る。
【0025】カムギヤ7は、トレイ1がシャーシ2に対
して所定量回転したときに、プレーヤ部設置ホルダ8の
シャーシ2上部への上昇を開始させて、ディスク3をタ
ーンテーブル10に装着させる機能を有している。この
カムギヤ7は略円柱状で、側面に後述するプレーヤ部設
置ホルダ8のピン8bと係合する、螺旋状のカム部7a
が、溝状に形成されている。
【0026】そして、カムギヤ7上部に形成された歯車
7bとトレイ1のカムギヤ用歯車1bが噛み合うことに
より、カムギヤ7は回転して、プレーヤ部設置ホルダ8
を昇降させる。尚、上記螺旋状のカム部7aは、カムギ
ヤ7が時計方向に回転したときはプレーヤ部設置ホルダ
8をシャーシ2下部へ下降させ、カムギヤ7が反時計方
向に回転したときはプレーヤ部設置ホルダ8をシャーシ
2上部へ上昇させるように形成されている。
【0027】上記プレーヤ部設置ホルダ8は、シャーシ
2の下方に配置されており、シャーシ2とはホルダ支持
部8a・8aを支点として、上下方向に回動自在に取り
付けられており、その移動は、カムギヤ7のカム部7a
と係合しているピン8bの上下方向の移動によって行わ
れる。
【0028】このプレーヤ部設置ホルダ8には、プレー
ヤ部9およびターンテーブル10が取り付けられてい
る。ターンテーブル10は、略円盤状で表面中央にはデ
ィスク3の円形開口3aに嵌合する円形突起部10aが
設けられており、ターンテーブル回転軸10bによって
プレーヤ部9の一端部に設置されている図示しないプレ
ーヤ用モータに直結されている。
【0029】そして、ターンテーブル10は、円形突起
部10aとディスク3の円形開口3aをプレーヤ部設置
ホルダ8の上昇に伴い嵌合させながら上昇し、ディスク
3をトレイ1のディスク載置部1dから持ち上げ、後述
するディスク押さえ板11とでディスク3を挾持する構
造になっている。
【0030】尚、ターンテーブル10の円形突起部10
aは、ディスク3の円形開口3aと嵌合し易いようにテ
ーパーが施されており、また、ターンテーブル10は、
後述する磁石12とマグネットチャッキングが行えるよ
うに図示しない磁石が嵌め込まれている。
【0031】プレーヤ部9は、プレーヤ部設置ホルダ8
の上面四隅において、防振ゴム15…等を間に挟んで固
定されており、図示しないプレーヤ用モータの駆動力に
よってプレーヤ部9の一端部に回転自在に設置されてい
るターンテーブル10を水平回転させることにより、シ
ャーシ2に収納された状態のトレイ1に載置されたディ
スク3をターンテーブル10と一体的に水平回転させ
る。
【0032】そして、プレーヤ部9には、水平回転して
いるディスク3の記録部の記録を読み出す、レーザ光源
や光検出器等で構成された光ピックアップ装置9aが設
置されている。尚、この光ピックアップ装置9aは、デ
ィスク3の記録部の記録を読み出す際は、プレーヤ部設
置ホルダ8上を水平移動して、所定の位置に移動できる
ようになっている。
【0033】次に、シャーシ2の上部には、アーム14
が複数のねじ14a…によって固定されており、このア
ーム14の、シャーシ2に収納された状態のディスク3
の上方に当たる部分には、ディスク3を押さえるディス
ク押さえ板11を設置するために円形開口14cが設け
られている。
【0034】そして、ディスク押さえ板11は、複数の
爪11a…をアーム14の円形開口14cの周囲に設け
られている鍔部14bに引っ掛けることにより、アーム
14の円形開口14c部分にぶら下げるようにして設置
されている。
【0035】このディスク押さえ板11は、複数の磁石
12…および磁石12を押さえる磁石押さえ板13…を
有しており、ターンテーブル10の円形突起部10aと
ディスク3の円形開口3aが嵌合した状態のディスク3
を、磁石12…とターンテーブル10とのマグネットチ
ャッキングにより挾持し、ディスク3がターンテーブル
10から脱落せずに、ターンテーブル10と一体的に水
平回転できるようになっている。
【0036】そして、ディスク3を磁石12とターンテ
ーブル10とのマグネットチャッキングにより挾持した
ときは、ディスク3はターンテーブル10によってトレ
イ1のディスク載置部1dから持ち上げられているた
め、ディスク押さえ板11の複数の爪11a…は、アー
ム14の円形開口14cの周囲に設けられている鍔部1
4bから浮き上がって離れ、従ってディスク押さえ板1
1は、ターンテーブル10およびディスク3と一体的に
水平回転することができる。
【0037】上記構成のディスク再生装置20にディス
ク3を着脱する際の、トレイ1の回転動作やプレーヤ部
設置ホルダ8の昇降動作等について、図1ないし図10
に基づいて以下に説明する。
【0038】先ず、ディスク再生装置20のシャーシ2
から引き出されたトレイ1のディスク載置部1dにディ
スク3を載置する。このときトレイ1は、図1および図
4に示すように、シャーシ2に収納された状態から時計
方向にほぼ90度回転しており、ディスク載置部1dに
上方からディスク3を載置し易くなっている。
【0039】また、このときトレイ1の裏面に取り付け
られたトレイギヤ用歯車1aのシャーシ2側先端部は、
トレイギヤ6と噛み合っているが、カムギヤ用歯車1b
はカムギヤ7の歯車7bと噛み合っていない。
【0040】また、プレーヤ部設置ホルダ8は、図2お
よび図3に示すように、ピン8bと係合するように溝状
に形成された、カムギヤ7の螺旋状のカム部7aの働き
によってシャーシ2に対し最下方に降ろされている。従
って、プレーヤ部設置ホルダ8に設置されているプレー
ヤ部9およびターンテーブル10もシャーシ2に対し下
方に降ろされている。
【0041】さらに、このときディスク押さえ板11
は、アーム14の円形開口14c部分に爪11a…でぶ
ら下げるようにして設置されている。
【0042】次に、図示しない操作パネルを操作して、
図5ないし図7に示すように、トレイ1のシャーシ2へ
の収納を開始させる。
【0043】すると、先ずトレイ駆動用モータ4が駆動
し、その駆動力は、回転軸4aからベルト5を介してト
レイギヤ6に伝達され、続いてトレイギヤ6とトレイ1
のトレイギヤ用歯車1aが噛み合うことによりトレイ1
に伝達される。
【0044】トレイ回転軸1cで一点支持されてシャー
シ2に回動可能に取り付けられているトレイ1は、トレ
イ駆動用モータ4の駆動力によって徐々に反時計方向に
回転を始める。
【0045】尚、このときプレーヤ部設置ホルダ8は、
カムギヤ7が未だ回転していないので、図6および図7
に示すように、ピン8bと係合するように溝状に形成さ
れた、カムギヤ7の螺旋状のカム部7aの働きによって
シャーシ2に対し最下方に降ろされたままになってい
る。
【0046】そして、トレイ1がシャーシ2に対して所
定量回転したとき、図5に示すように、トレイ1の裏面
に取り付けられたカムギヤ用歯車1bがカムギヤ7の歯
車7bと噛み合いを開始し、これに従って、カムギヤ7
は徐々に反時計方向に回転を始め、それに伴ってプレー
ヤ部設置ホルダ8のピン8bが、カムギヤ7の螺旋状の
カム部7aによって徐々に上昇し、プレーヤ部設置ホル
ダ8はホルダ支持部8a・8aを支点としてシャーシ2
の上部に向けて上昇を開始する。
【0047】次に、トレイ1がシャーシ2の所定の位置
に完全に収納されると、図8ないし図10に示すよう
に、トレイ1の反時計方向への回転が終了する。
【0048】すると、この時点でプレーヤ部設置ホルダ
8は、図9および図10に示すように、シャーシ2の上
部に上昇しており、プレーヤ部設置ホルダ8に設置され
ているターンテーブル10の円形突起部10aがディス
ク3の円形開口3aに嵌合すると共に、ターンテーブル
10はディスク3をトレイ1のディスク載置部1dから
持ち上げる。
【0049】そして、ターンテーブル10がディスク3
をトレイ1のディスク載置部1dから持ち上げると、デ
ィスク3の上方に位置しているディスク押さえ板11
が、ディスク押さえ板11の磁石12とターンテーブル
10とのマグネットチャッキングによりディスク3を挾
持する。
【0050】尚、このときディスク押さえ板11の複数
の爪11a…は、ディスク3がターンテーブル10によ
ってトレイ1のディスク載置部1dから持ち上げられて
いるため、アーム14の円形開口14cの周囲に設けら
れている鍔部14bから浮き上がって離れ、従ってディ
スク押さえ板11はターンテーブル10およびディスク
3と一体的に水平回転することができる。
【0051】以上のようにして、図8に示すように、デ
ィスク再生装置20にディスク3を装着した後、ディス
ク3の記録部の記録を読み出すために、図示しない操作
パネルを操作して、ディスク3をターンテーブル10お
よびディスク押さえ板11と一体的に水平回転させ、レ
ーザ光源や光検出器等で構成された光ピックアップ装置
9aをディスク3に対して所定位置に移動させた後、レ
ーザ光源からレーザ光をディスク3の記録部に照射し、
記録部からの反射光を光検出器で受光して、この反射光
をディジタル信号に変換して、図示しない再生部で音声
や画像に再生する。
【0052】また、ディスク再生装置20のシャーシ2
からトレイ1を引き出すときは、図示しない操作パネル
を操作して、上述した動作を逆向きに行わせることによ
り、トレイ1はシャーシ2に収納された状態から時計方
向に回転して、外部に引き出される。
【0053】以上の構成により、ディスク再生装置20
は、図11に示すように、トレイ1がシャーシ2に対し
て回転移動することにより、トレイ1上に載置した記録
媒体であるディスク3を、ターンテーブル10へ着脱さ
せることができるため、ディスク再生装置20は、ディ
スク3の大きさよりも僅かに大きな奥行き幅しか必要と
しない。
【0054】次に、本発明の他の実施例として、上記デ
ィスク再生装置20に設置されているトレイ1のディス
ク載置部1dが、トレイ1上に一体的に設けられている
代わりに、トレイにディスクを載置するディスク受け板
を設ける構成にしてもよく、このディスク再生装置につ
いて、図22ないし図31に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
【0055】本発明にかかるディスク再生装置60は、
図22ないし図25に示すように、各部材取り付け基体
としてのシャーシ62を有している。シャーシ62に
は、トレイ61が、トレイ61の一隅部に設けられたト
レイ回転軸61cでシャーシ62に一点支持されて、水
平に回動可能に取り付けられている。
【0056】上記トレイ61は、トレイギヤ用歯車61
a、カムギヤ用歯車61bおよびディスク受け板80を
有している。そして、このトレイ61はシャーシ62に
対して、トレイ回転軸61cを回転中心として、トレイ
61の各辺がシャーシ62の各辺と平行になるように収
納された位置から更に反時計方向に10度程度、回転可
能になっている。
【0057】トレイギヤ用歯車61aおよびカムギヤ用
歯車61bは、歯先曲面が歯底曲面の内側にある内歯車
であり、いずれもトレイ61の裏面に設けられており、
トレイ回転軸61cを中心とした同心円状に取り付けら
れている。トレイギヤ用歯車61aは、トレイ61がシ
ャーシ62に対して反時計方向に90度以上回転できる
ような範囲の円弧状に形成されており、トレイギヤ66
と噛み合うようになっている。カムギヤ用歯車61b
は、トレイ61がシャーシ62に対して所定量回転した
ときに、カムギヤ67の歯車67bと噛み合うようにな
っており、トレイギヤ用歯車61aよりもピッチ円径の
大きい円弧状に形成されている。
【0058】また、ディスク受け板80は、ディスク3
を載置するために表面がほぼディスク3の厚み量だけ凹
状に形成されており、トレイ61へのディスク受け板8
0の取り付けは、トレイ61裏面のカムギヤ用歯車61
b近傍に形成された2つのリブ80b・80cに開口さ
れた長穴80d・80eに、ディスク受け板80裏面に
形成された円柱状のシャフト80aを挿入し、かつ、ト
レイ61裏面のトレイ回転軸61c近傍に形成されたリ
ブ80fに開口された長穴80gに、ディスク受け板8
0裏面に形成された円柱状のシャフト80hを挿入する
ことにより行われている。
【0059】そして、シャフト80aのリブ80b側末
端にばね81aが、シャフト80hのリブ80f側末端
にばね81bがそれぞれ取り付けられており、これら2
つのばね81a・81bのばね力によって、ディスク受
け板80に外力が加わっていないときは、上記各シャフ
ト80a・80hは、ほぼトレイ回転軸61c方向に付
勢されている。
【0060】従って、ディスク受け板80は、上記3つ
のリブ80b・80c・80f部分でトレイ61に支え
られると共に、トレイ61内で、摺動可能に取り付けら
れている。
【0061】尚、ディスク受け板80のシャフト80a
・80hは、ばね81a・81bの近傍にそれぞれ設け
られたシャフト止め突起82a・82bによって、リブ
80b・80c・80fの長穴80d・80e・80g
から脱落しないようになっている。
【0062】上記ディスク受け板80のディスク受け板
中心90eは、ディスク3を載置すると、ディスク3の
中心部に開口している円形開口3aの中心と合致するよ
うになっている。そして、ディスク受け板80の中央に
は、ディスク3をターンテーブル70に着脱する際に、
ターンテーブル70の円形突起部70aがディスク3の
円形開口3aと嵌合できるように、略矩形の矩形開口9
0fが設けられている。
【0063】次に、シャーシ62には、上記トレイ61
の他に、トレイ駆動用モータ64、カムギヤ67、プレ
ーヤ部設置ホルダ68およびアーム74が取り付けられ
ている。そして、シャーシ62の後方面62aに、上記
トレイ61がトレイ回転軸61cを回転中心として、ト
レイ駆動用モータ64の駆動力で回転移動する過程で、
ディスク3がターンテーブル70に着脱する着脱位置に
来たときに、上記ディスク受け板80の停止位置を規制
する停止装置としてのディスク受け板止め突起85が形
成されている。
【0064】尚、上記ディスク再生装置60のその他の
構成部材の働きや設置位置等については、先述したディ
スク再生装置20と同様である。
【0065】上記構成のディスク再生装置60にディス
ク3を着脱する際の、トレイ61に設けられたディスク
受け板80の回転動作等について、図22ないし図31
に基づいて以下に説明する。
【0066】先ず、ディスク再生装置60のシャーシ6
2から引き出された、トレイ61に設置されたディスク
受け板80にディスク3を載置する。このときトレイ6
1は、図22および図25に示すように、シャーシ62
に収納された状態から時計方向に、ほぼ90度回転して
おり、ディスク受け板80に上方からディスク3を載置
し易くなっている。
【0067】また、このとき、トレイ61の裏面に取り
付けられたトレイギヤ用歯車61aのシャーシ62側先
端部は、トレイギヤ66と噛み合っているが、カムギヤ
用歯車61bはカムギヤ67の歯車67bと噛み合って
いない。
【0068】そして、プレーヤ部設置ホルダ68は、図
23に示すように、ピン68bと係合するように溝状に
形成された、カムギヤ67の螺旋状のカム部67aの働
きによってシャーシ62に対し最下方に降ろされてい
る。従って、プレーヤ部設置ホルダ68に設置されてい
るプレーヤ部69およびターンテーブル70もシャーシ
62に対し下方に降ろされている。
【0069】次に、図示しない操作パネルを操作して、
トレイ61のシャーシ62への収納を開始させる。
【0070】先ずトレイ駆動用モータ64が駆動し、そ
の駆動力は、回転軸64aからベルト65を介してトレ
イギヤ66に伝達され、続いてトレイギヤ用歯車61a
を介してトレイ61に伝達される。
【0071】トレイ回転軸61cで一点支持されてシャ
ーシ62に回動可能に取り付けられているトレイ61
は、トレイ駆動用モータ64の駆動力によって反時計方
向に回転を始め、同時に、このトレイ61に設置されて
いるディスク受け板80もトレイ61と一体的に、反時
計方向に回転を始める。
【0072】尚、このときプレーヤ部設置ホルダ68
は、カムギヤ67が未だ回転していないので、図27お
よび図28に示すように、ピン68bと係合するカムギ
ヤ67のカム部67aの働きによってシャーシ62に対
し最下方に降ろされたままになっている。
【0073】そして、トレイ61がシャーシ62に対し
て所定量回転して、このトレイ61に設置されているデ
ィスク受け板80に載置したディスク3の円形開口3a
に、ターンテーブル70の円形突起部70aが嵌合でき
る着脱位置にトレイ61が来たとき、図26に示すよう
に、トレイ61の裏面に取り付けられたカムギヤ用歯車
61bがカムギヤ67の歯車67bと噛み合いを開始
し、これに従って、カムギヤ67は徐々に反時計方向に
回転を始め、それに伴ってプレーヤ部設置ホルダ68の
ピン68bが、カムギヤ67の螺旋状のカム部67aに
よって徐々に上昇し、プレーヤ部設置ホルダ68はホル
ダ支持部68a・68aを支点としてシャーシ62の上
部に向けて上昇を開始する。
【0074】また、ディスク受け板80は、ディスク受
け板80に載置したディスク3の円形開口3aに、ター
ンテーブル70の円形突起部70aが嵌合できる着脱位
置にトレイ61が来たとき、図26に示すように、シャ
ーシ62の後方面62aに設けられた、ディスク受け板
80の停止位置を規制する停止装置としてのディスク受
け板止め突起85に当接して、ディスク受け板80はト
レイ61との一体的な回転を停止する。
【0075】一方、トレイ61は、ディスク受け板80
がディスク受け板止め突起85に当接して、トレイ61
との一体的な回転を停止した後も、さらに反時計方向の
回転を続ける。尚、このとき、ディスク受け板80は、
トレイ61裏面に設けられた3つのリブ80b・80c
・80fに開口された長穴80d・80e・80gとば
ね81a・81bの働きによって、トレイ61に対し
て、トレイ61内で、摺動可能に取り付けられているた
めに、トレイ61が反時計方向の回転を続けても、ディ
スク受け板80は、上記着脱位置に停止し続けることが
できる。
【0076】次に、トレイ61がシャーシ62の所定の
位置に完全に収納されると、図29ないし図31に示す
ように、トレイ61の反時計方向への回転が終了する。
【0077】すると、この時点でプレーヤ部設置ホルダ
68は、図30および図31に示すように、ピン68b
と係合するカムギヤ67の螺旋状のカム部67aの働き
によってシャーシ62の上部に上昇しており、プレーヤ
部設置ホルダ68に設置されているターンテーブル70
の円形突起部70aが、トレイ61に設置されたディス
ク受け板80に載置されているディスク3の円形開口3
aに嵌合すると共に、図30に示すように、ディスク押
さえ板71によってディスク3が押圧・挾持される。
【0078】また、ディスク再生装置60のシャーシ6
2からトレイ61を引き出すときは、図示しない操作パ
ネルを操作して、上述した動作を逆向きに行わせること
により、トレイ61はシャーシ62に収納された状態か
ら時計方向に回転して、外部に引き出される。
【0079】尚、上記ディスク再生装置60のその他の
構成部材の動作については、先述したディスク再生装置
20と同様である。
【0080】以上の構成により、このディスク再生装置
60は、図22に示すように、トレイのディスク載置部
が、トレイ上に一体的に設けられている代わりに、トレ
イ61にディスク3を載置するディスク受け板80を設
ける構成のため、プレーヤ部設置ホルダ68に設置され
ているターンテーブル70の円形突起部70aと、トレ
イ61に設置されているディスク受け板80に載置され
ているディスク3の円形開口3aの嵌合が、より確実に
行われる。
【0081】そして、トレイ61の回動によるシャーシ
62への挿入タイミングに対し、ディスク3をターンテ
ーブル70とディスク押さえ板71で挾持するために、
プレーヤ部設置ホルダ68をシャーシ62に対して上昇
させるタイミングが、それほど厳密に合致しなくても、
確実にディスク3が固定できる。
【0082】次に、本発明の他の実施例として、上記デ
ィスク再生装置20に設置されているトレイ1を、シャ
ーシ2に対して回転させてディスク3をターンテーブル
10に着脱する機能を有するトレイ駆動用モータ4の代
わりに、このトレイ駆動用モータの働きを手動で行う構
成にしてもよく、このディスク再生装置について、図1
2ないし図21に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0083】本発明にかかるディスク再生装置40は、
図12ないし図15に示すように、各部材取り付け基体
としてのシャーシ42を有している。シャーシ42に
は、トレイ41がトレイ回転軸41cで一点支持され
て、回動可能に取り付けられている。
【0084】そして、トレイ41の前面41gのトレイ
回転軸41cが設けられている一隅部と逆の位置に、把
手51が取り付けられており、この把手51近傍の側面
41hには、後述するトレイ係止部53と係止してトレ
イ41をシャーシ42に固定するための係止穴52が設
けられている。
【0085】また、シャーシ42には、上記トレイ41
の係止穴52と係止してトレイ41をシャーシ42に固
定する働きを有するトレイ係止部53が設置されてい
る。このトレイ係止部53は、2本の係止用アーム53
a・53bを有する略V字型をしており、アーム軸53
cで、シャーシ42に回動自在に取り付けられており、
係止用アーム53aの先端部には、トレイ41の係止穴
52と係止するための係止用突起53dが設けられてい
る。
【0086】また、係止用アーム53bのほぼ中央、カ
ムギヤ47寄りには、このトレイ係止部53が常にトレ
イ41の係止穴52と係止可能な位置にあるように、ト
レイ係止部53の動きを規制するアームストッパー54
が設置されており、トレイ係止部53は、図示しないば
ね等によって常にアームストッパー54方向に付勢する
構造となっている。
【0087】尚、上記ディスク再生装置40のその他の
構成部材の働きや設置位置等については、先述したディ
スク再生装置20と同様である。
【0088】上記構成のディスク再生装置40にディス
ク3を着脱する際の、トレイ41の係止穴52とトレイ
係止部53の係止動作等について、図12ないし図21
に基づいて以下に説明する。
【0089】先ず、ディスク再生装置40のシャーシ4
2から引き出された、トレイ41のディスク載置部41
dにディスク3を載置する。このときトレイ41は、図
12および図15に示すように、シャーシ42に収納さ
れた状態から時計方向にほぼ90度回転しており、ディ
スク載置部41dに上方からディスク3を載置し易くな
っている。
【0090】尚、プレーヤ部設置ホルダ48は、図13
および図14に示すように、ピン48bと係合するカム
ギヤ47の溝状に形成された螺旋状のカム部47aの働
きによってシャーシ42に対し最下方に降ろされてい
る。従って、プレーヤ部設置ホルダ48に設置されてい
るプレーヤ部49およびターンテーブル50もシャーシ
42に対し下方に降ろされている。
【0091】次に、トレイ41の前面41gに設けられ
ている把手51をトレイ41方向に押圧することによ
り、図16ないし図18に示すように、トレイ41のシ
ャーシ42への収納を開始させる。尚、トレイ41は、
トレイ41裏面に設けられたトレイギヤ用歯車41aと
トレイギヤ46の噛み合わせによって、トレイ回転軸4
1cを回転中心としてスムーズに回転移動できる。
【0092】すると、トレイ41は徐々に反時計方向に
回転を始める。尚、このときプレーヤ部設置ホルダ48
は、カムギヤ47が未だ回転していないので、図17お
よび図18に示すように、ピン48bと係合するカムギ
ヤ47の溝状に形成された螺旋状のカム部47aの働き
によってシャーシ42に対し最下方に降ろされたままに
なっている。
【0093】そして、トレイ41がシャーシ42に対し
て所定量回転したとき、トレイ係止部53の係止用突起
53dは、図16に示すように、トレイ41の側面41
hとの当接を開始する。また、ほぼ同時に、トレイ41
の裏面に取り付けられたカムギヤ用歯車41bがカムギ
ヤ47の歯車47bと噛み合いを開始し、これに従っ
て、カムギヤ47は徐々に反時計方向に回転を始め、そ
れに伴ってプレーヤ部設置ホルダ48のピン48bが、
カムギヤ47の螺旋状のカム部47aによって徐々に上
昇し、プレーヤ部設置ホルダ48はホルダ支持部48a
・48aを支点としてシャーシ42の上部に向けて上昇
を開始する。
【0094】次に、トレイ41がシャーシ42の所定の
位置に完全に収納されると、図19ないし図21に示す
ように、トレイ41の反時計方向への回転が終了する。
【0095】すると、トレイ係止部53の係止用突起5
3dは、図19および図21に示すように、トレイ41
の係止穴52にはまって係止され、トレイ41はシャー
シ42の所定の位置に固定される。
【0096】尚、この時点でプレーヤ部設置ホルダ48
は、図20および図21に示すように、ピン48bと係
合するカムギヤ47の螺旋状のカム部47aの働きによ
ってシャーシ42の上部に上昇しており、トレイ41に
載置されたディスク3はプレーヤ部設置ホルダ48に設
置されているターンテーブル50に装着される。
【0097】また、ディスク再生装置40のシャーシ4
2からトレイ41を引き出すときは、トレイ41の前面
部41gに設けられている把手51を、手前に引っ張る
ことにより、トレイ係止部53の係止用突起53dが、
トレイ41の係止穴52から外れて係止が解除され、ト
レイ41はシャーシ42に収納された状態から時計方向
に回転して、外部に引き出される。
【0098】尚、上記ディスク再生装置40のその他の
構成部材の動作については、先述したディスク再生装置
20と同様である。
【0099】以上の構成により、ディスク再生装置40
は、図12に示すように、トレイ駆動用モータを使用す
る代わりに、手動でトレイ41をシャーシ42に出し入
れさせる把手51を取り付ける構成のため、ディスク再
生装置40は、構造がより簡単となり部品数や組み立て
工数が減少し、また、より軽量化でき、製造コストを低
減できる。
【0100】以上のように、本発明のディスク再生装置
は、トレイを回転移動させるためにトレイの裏面にトレ
イの一隅部を中心とした円弧状の歯車を形成しているた
め、この円弧状の歯車は噛み合い長さが長く、モータの
減速比を大きくすることができ、モータと円弧状の歯車
の間に少数の歯車しか必要とせず、ディスク再生装置の
部品数や組み立て工数が減少し、ディスク再生装置の製
造コストを低減することが可能となる。
【0101】また、トレイ駆動用モータは、トレイの回
転移動を行うときだけ駆動させればよいので、トレイ駆
動用モータやカムギヤ等を消耗させない。また、切り換
え機構が不要となるので、これら部品を収容するスペー
スを設ける必要がなく、従って、ディスク再生装置の奥
行き幅を小さく、コンパクトにでき、さらに、トレイに
ディスクを載置するディスク受け板を設けているので、
より確実にディスクをターンテーブルへ着脱させること
ができる。
【0102】
【発明の効果】本発明のディスク再生装置は、以上のよ
うに、トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧
状の歯車が形成され、かつ、上記トレイ一隅部を回転中
心として、モータの駆動力で上記トレイを回転移動する
ことによりディスクをターンテーブルへ着脱する構成で
ある。
【0103】また、トレイの裏面にトレイの一隅部を中
心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛み合っ
てモータの駆動力を伝達して上記トレイを回転移動させ
る歯車の中心が、上記トレイ一隅部の回転中心と、上記
回転中心を通る、ディスク再生装置における、トレイが
進入する面にほぼ平行な線上に設置されている構成であ
る。
【0104】また、トレイの裏面にトレイの一隅部を中
心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛み合う
歯車に形成されたカム機構により上記トレイの回転移動
に従って、ターンテーブルが昇降する構成である。
【0105】また、トレイにディスクを載置するディス
ク受け板を設けると共に、上記トレイ一隅部を回転中心
として、モータの駆動力で上記トレイを回転移動し、デ
ィスクがターンテーブルに着脱される着脱位置に来たと
き、上記ディスク受け板が停止装置により停止位置を規
制される構成である。
【0106】さらに、トレイの裏面にトレイの一隅部を
中心とした円弧状の歯車が形成され、この歯車と噛み合
う歯車に形成されたカム機構により上記トレイの回転移
動に従って、ターンテーブルが昇降し、かつ、上記トレ
イ一隅部を回転中心として、手動で上記トレイを回転移
動することによりディスクをターンテーブルへ着脱する
構成である。
【0107】それゆえ、トレイを回転移動させるために
トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧状の歯
車を形成しているため、この円弧状の歯車は噛み合い長
さが長く、モータの減速比を大きくすることができ、モ
ータと円弧状の歯車の間に少数の歯車しか必要とせず、
ディスク再生装置の部品数や組み立て工数が減少し、デ
ィスク再生装置の製造コストを低減できる。
【0108】また、トレイ駆動用モータは、トレイの回
転移動を行うときだけ駆動させればよいので、トレイ駆
動用モータやカムギヤ等を消耗させない。また、切り換
え機構が不要となるので、これら部品を収容するスペー
スを設ける必要がなく、従って、ディスク再生装置の奥
行き幅を小さく、コンパクトにでき、さらに、トレイに
ディスクを載置するディスク受け板を設けているので、
より確実にディスクをターンテーブルへ着脱させること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるディスク再生装置の
トレイが引き出された状態を示す平面図である。
【図2】上記ディスク再生装置のトレイが引き出された
状態を示す正面図である。
【図3】上記ディスク再生装置のトレイが引き出された
状態を示す、図1におけるA−A線矢視断面図である。
【図4】上記ディスク再生装置のトレイが引き出された
状態を示す側面図である。
【図5】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動して
いる途中の状態を示す平面図である。
【図6】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動して
いる途中の状態を示す、図5におけるB−B線矢視断面
図である。
【図7】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動して
いる途中の状態を示す側面図である。
【図8】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに収
納されてディスクがターンテーブルに装着された状態を
示す平面図である。
【図9】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに収
納されてディスクがターンテーブルに装着された状態を
示す、図8におけるC−C線矢視断面図である。
【図10】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す側面図である。
【図11】上記ディスク再生装置の平面図である。
【図12】本発明の他の実施例におけるディスク再生装
置のトレイが引き出された状態を示す平面図である。
【図13】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す正面図である。
【図14】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す、図12におけるD−D線矢視断面図であ
る。
【図15】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す側面図である。
【図16】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す平面図である。
【図17】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す、図16におけるE−E線矢視
断面図である。
【図18】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す側面図である。
【図19】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す平面図である。
【図20】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す、図19におけるF−F線矢視断面図である。
【図21】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す側面図である。
【図22】本発明の他の実施例におけるディスク再生装
置のトレイが引き出された状態を示す平面図である。
【図23】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す、図22におけるG−G線矢視断面図であ
る。
【図24】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す、図22におけるH−H線矢視略断面図で
ある。
【図25】上記ディスク再生装置のトレイが引き出され
た状態を示す側面図である。
【図26】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す平面図である。
【図27】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す、図26におけるI−I線矢視
断面図である。
【図28】上記ディスク再生装置のトレイが回転移動し
ている途中の状態を示す側面図である。
【図29】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す平面図である。
【図30】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す、図29におけるJ−J線矢視断面図である。
【図31】上記ディスク再生装置のトレイがシャーシに
収納されてディスクがターンテーブルに装着された状態
を示す側面図である。
【図32】従来のディスク再生装置の平面図である。
【符号の説明】
1 トレイ 1a トレイギヤ用歯車 1b カムギヤ用歯車 1c トレイ回転軸 1d トレイ載置部 2 シャーシ 3 ディスク 4 トレイ駆動用モータ 5 ベルト 6 トレイギヤ 7 カムギヤ 7a カム部 8 プレーヤ部設置ホルダ 8a ホルダ支持部 8b ピン 9 プレーヤ部 9a 光ピックアップ装置 10 ターンテーブル 11 ディスク押さえ板 11a 爪 12 磁石 14 アーム 14b 鍔部 15 防振ゴム 20 ディスク再生装置 51 把手 52 係止穴 53 トレイ係止部 53d 係止用突起 80 ディスク受け板 80a シャフト 80b リブ 80d 長穴 81a ばね 85 ディスク受け板止め突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクをトレイ上に載置し、このトレイ
    を移動させることによりディスクをターンテーブルへ着
    脱させる水平引き出し方式のディスク再生装置におい
    て、 上記トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧状
    の歯車が形成され、かつ、上記トレイ一隅部を回転中心
    として、モータの駆動力で上記トレイを回転移動するこ
    とによりディスクをターンテーブルへ着脱することを特
    徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクをトレイ上に載置し、このトレイ
    を移動させることによりディスクをターンテーブルへ着
    脱させる水平引き出し方式のディスク再生装置におい
    て、 上記トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧状
    の歯車が形成され、この歯車と噛み合ってモータの駆動
    力を伝達して上記トレイを回転移動させる歯車の中心
    が、上記トレイ一隅部の回転中心と、上記回転中心を通
    る、ディスク再生装置における、トレイが進入する面に
    ほぼ平行な線上に設置されていることを特徴とする請求
    項1記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】ディスクをトレイ上に載置し、このトレイ
    を移動させることによりディスクをターンテーブルへ着
    脱させる水平引き出し方式のディスク再生装置におい
    て、 上記トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧状
    の歯車が形成され、この歯車と噛み合う歯車に形成され
    たカム機構により上記トレイの回転移動に従って、ター
    ンテーブルが昇降することを特徴とする請求項1記載の
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】ディスクをトレイ上に載置し、このトレイ
    を移動させることによりディスクをターンテーブルへ装
    着させる水平引き出し方式のディスク再生装置におい
    て、 上記トレイにディスクを載置するディスク受け板を設け
    ると共に、上記トレイ一隅部を回転中心として、モータ
    の駆動力で上記トレイを回転移動し、ディスクがターン
    テーブルに着脱される着脱位置に来たとき、上記ディス
    ク受け板が停止装置により停止位置を規制されることを
    特徴とする請求項1記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】ディスクをトレイ上に載置し、このトレイ
    を移動させることによりディスクをターンテーブルへ着
    脱させる水平引き出し方式のディスク再生装置におい
    て、 上記トレイの裏面にトレイの一隅部を中心とした円弧状
    の歯車が形成され、この歯車と噛み合う歯車に形成され
    たカム機構により上記トレイの回転移動に従って、ター
    ンテーブルが昇降し、かつ、上記トレイ一隅部を回転中
    心として、手動で上記トレイを回転移動することにより
    ディスクをターンテーブルへ着脱することを特徴とする
    ディスク再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040042971A (ko) * 2002-11-14 2004-05-22 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 디스크 로딩장치
KR100958194B1 (ko) * 2003-08-02 2010-05-14 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 디스크 로딩장치
US8745646B2 (en) * 2009-05-13 2014-06-03 Sony Corporation Disk loading device and disk device

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