JPH0521043Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521043Y2 JPH0521043Y2 JP71785U JP71785U JPH0521043Y2 JP H0521043 Y2 JPH0521043 Y2 JP H0521043Y2 JP 71785 U JP71785 U JP 71785U JP 71785 U JP71785 U JP 71785U JP H0521043 Y2 JPH0521043 Y2 JP H0521043Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- jacket
- polarization
- refractive index
- optical fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 19
- 238000005253 cladding Methods 0.000 claims description 6
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 5
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 10
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 9
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 229910005793 GeO 2 Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000004321 preservation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の背景と目的]
本考案は、偏波面保存光フアイバの改良に関す
るものである。
るものである。
偏波面保存光フアイバの構造は種々提案されて
いるが、コアに複屈折率を生じさせることを目的
として、応力付与部を有する構造が一般的であ
る。
いるが、コアに複屈折率を生じさせることを目的
として、応力付与部を有する構造が一般的であ
る。
その一例として、コア中心に対して対称位置に
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置し、上記ジヤケツトによつ
てコアに応力を付与する偏波面保存光フアイバが
先に提案されているが、従来にあつては、ジヤケ
ツトの熱膨張係数を大きくすることで偏波保存特
性を向上させるようにしているため、その特性向
上化にはおのずから限界がある。
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置し、上記ジヤケツトによつ
てコアに応力を付与する偏波面保存光フアイバが
先に提案されているが、従来にあつては、ジヤケ
ツトの熱膨張係数を大きくすることで偏波保存特
性を向上させるようにしているため、その特性向
上化にはおのずから限界がある。
本考案は、上記した従来技術の問題点を解決す
べく、種々研究、開発を重ねた結果なされたもの
であつて、その目的とするところは、偏波保存特
性、すなわち消光比特性を従来よりも向上させる
ことのできる、改良された偏波面保存光フアイバ
を提供しようとするものである。
べく、種々研究、開発を重ねた結果なされたもの
であつて、その目的とするところは、偏波保存特
性、すなわち消光比特性を従来よりも向上させる
ことのできる、改良された偏波面保存光フアイバ
を提供しようとするものである。
[考案の概要]
上記目的を達成するため、本考案は、コア中心
に対して対称位置に、当該コアに応力を付与する
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置する構造の偏波面保存光フ
アイバにおいて、上記コアの屈折率をジヤケツト
と等しいか、あるいはジヤケツトよりも高くして
その比屈折率差を0.05%以内とし、かつ上記コア
とジヤケツト間の間隔がコア半径の3倍以下に設
定されていることを特徴とするものである。
に対して対称位置に、当該コアに応力を付与する
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置する構造の偏波面保存光フ
アイバにおいて、上記コアの屈折率をジヤケツト
と等しいか、あるいはジヤケツトよりも高くして
その比屈折率差を0.05%以内とし、かつ上記コア
とジヤケツト間の間隔がコア半径の3倍以下に設
定されていることを特徴とするものである。
[実施例]
以下、本考案を、図面にもとづいて説明する
と、第1図は本考案に係る偏波面保存光フアイバ
の一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線
図、第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成
するコアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特
性線図である。
と、第1図は本考案に係る偏波面保存光フアイバ
の一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線
図、第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成
するコアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特
性線図である。
第1図において、1はコア、2,2はコア1の
中心に対して対称位置に配置されたジヤケツト、
3はコア1とジヤケツト2,2との外側に配置し
たクラツドを示し、第1図のy軸方向に直線偏波
光が励起され、光フアイバに曲げなどの外乱が加
わると、y軸方向に励起された直線偏波光はx軸
方向の信号伝送パワーに変換される。偏波面の保
存特性は、下記(1)式の消光比ηによつて直接表わ
され、消光比ηの絶体値が大きいほど、偏波面の
保存特性は良好であることを示す。
中心に対して対称位置に配置されたジヤケツト、
3はコア1とジヤケツト2,2との外側に配置し
たクラツドを示し、第1図のy軸方向に直線偏波
光が励起され、光フアイバに曲げなどの外乱が加
わると、y軸方向に励起された直線偏波光はx軸
方向の信号伝送パワーに変換される。偏波面の保
存特性は、下記(1)式の消光比ηによつて直接表わ
され、消光比ηの絶体値が大きいほど、偏波面の
保存特性は良好であることを示す。
η=10log10Px/Py ……(1)
ただし、Px:x軸方向の信号伝送パワー
Py:y軸方向の信号伝送パワー
第1図に示す偏波面保存光フアイバの構造にお
いて、符号aはコア1の半径、tはコア1とジヤ
ケツト2との間の間隔を示し、本考案者等のおこ
なつた試作実験によればT<3(ただし、T=
t/a)とした場合、y軸方向に励起された信号伝 送パワーPyは、x軸方向の信号伝送パワーPxに
変換されたのち漏洩光となつて減衰し、光フアイ
バ出力端でのx軸方向の信号伝送パワーは小さく
なつていることが確認された。たとえば、直径が
10μmのコアをGeO2−SiO2、それぞれの直径が
30μmのジヤケツトをGeO2−B2O3−SiO2、直径
が125μmのクラツドをSiO2とした偏波面保存光
フアイバにおいて、コア1とジヤケツト2との比
屈折率差を0.03%、コア1とジヤケツト2との間
の間隔をT=4とした場合における偏波面保存光
フアイバの消光比は−20dB(ただし、波長
1.3μm、1Km長)であるのに対し、△=0.03%、
T=2.5とした場合における偏波面保存光フアイ
バの消光比は−30dB(ただし、波長1.3μm、1Km
長)であつた。更に、上述の組成からなる偏波面
保存光フアイバにおいて、コアとジヤケツトとの
比屈折率差△n及びコアとジヤケツトとの間の距
離Tを種々変えて消光比を測定したところ、 △n=0.03%、T=3のとき−25dB、 △n=0.1%、T=2.5のとき−20dB、 △n=0.1%、T=3のとき−17dB、 △n=0.1%、T=4のとき−12dB、 という結果が得られている。
いて、符号aはコア1の半径、tはコア1とジヤ
ケツト2との間の間隔を示し、本考案者等のおこ
なつた試作実験によればT<3(ただし、T=
t/a)とした場合、y軸方向に励起された信号伝 送パワーPyは、x軸方向の信号伝送パワーPxに
変換されたのち漏洩光となつて減衰し、光フアイ
バ出力端でのx軸方向の信号伝送パワーは小さく
なつていることが確認された。たとえば、直径が
10μmのコアをGeO2−SiO2、それぞれの直径が
30μmのジヤケツトをGeO2−B2O3−SiO2、直径
が125μmのクラツドをSiO2とした偏波面保存光
フアイバにおいて、コア1とジヤケツト2との比
屈折率差を0.03%、コア1とジヤケツト2との間
の間隔をT=4とした場合における偏波面保存光
フアイバの消光比は−20dB(ただし、波長
1.3μm、1Km長)であるのに対し、△=0.03%、
T=2.5とした場合における偏波面保存光フアイ
バの消光比は−30dB(ただし、波長1.3μm、1Km
長)であつた。更に、上述の組成からなる偏波面
保存光フアイバにおいて、コアとジヤケツトとの
比屈折率差△n及びコアとジヤケツトとの間の距
離Tを種々変えて消光比を測定したところ、 △n=0.03%、T=3のとき−25dB、 △n=0.1%、T=2.5のとき−20dB、 △n=0.1%、T=3のとき−17dB、 △n=0.1%、T=4のとき−12dB、 という結果が得られている。
ところで、本考案によつて得られる消光比特性
は、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率n2
とが等しいか、あるいはコア1の屈折率n1をジヤ
ケツト2の屈折率n2よりも高くしてその比屈折率
△n(=n1−n2/n1×100)を0.05%以内とした場合 に達成されるものであつて、第2図に示す本考案
者等の測定データ(但し、T=2.5)からも明ら
かなように、コア1とジヤケツト2との比屈折率
差が△n=0.05%以上ではその効果は得られず、
一方、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率
n2とがn1<n2の関係にあるときには、コア1の信
号伝送パワーが全てジヤケツト2に流れ出てしま
うことになる。
は、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率n2
とが等しいか、あるいはコア1の屈折率n1をジヤ
ケツト2の屈折率n2よりも高くしてその比屈折率
△n(=n1−n2/n1×100)を0.05%以内とした場合 に達成されるものであつて、第2図に示す本考案
者等の測定データ(但し、T=2.5)からも明ら
かなように、コア1とジヤケツト2との比屈折率
差が△n=0.05%以上ではその効果は得られず、
一方、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率
n2とがn1<n2の関係にあるときには、コア1の信
号伝送パワーが全てジヤケツト2に流れ出てしま
うことになる。
なお、先に示した実験例において、△n=0.03
%、T=4のときの消光比が−20dBであつたが、
これはコアとジヤケツトとの間隔が大きくなつた
ことにより比屈折率パラメータの依存性が小さく
なり、消光比特性が改善されなかつたものと思わ
れる。
%、T=4のときの消光比が−20dBであつたが、
これはコアとジヤケツトとの間隔が大きくなつた
ことにより比屈折率パラメータの依存性が小さく
なり、消光比特性が改善されなかつたものと思わ
れる。
本考案において、第1図に符号1で示すコアの
ガラス組成としては、上述のような、たとえば
GeO2−SiO2、ジヤケツト2のガラス組成として
は、たとえばGeO2−B2O3−SiO2、クラツド3の
ガラス組成としては、たとえばSiO2を挙げるこ
とができるが、ジヤケツト2のガラス組成は、上
記以外にP2O5−B2O3,GeO2−RO5−B2O3−
SiO2、などを挙げることもでき、さらにコア1
をSiO2、ジヤケツト2をSiO2、クラツド3をB2
O3−SiO2で構成するようにしてもよい。
ガラス組成としては、上述のような、たとえば
GeO2−SiO2、ジヤケツト2のガラス組成として
は、たとえばGeO2−B2O3−SiO2、クラツド3の
ガラス組成としては、たとえばSiO2を挙げるこ
とができるが、ジヤケツト2のガラス組成は、上
記以外にP2O5−B2O3,GeO2−RO5−B2O3−
SiO2、などを挙げることもでき、さらにコア1
をSiO2、ジヤケツト2をSiO2、クラツド3をB2
O3−SiO2で構成するようにしてもよい。
[考案の効果]
本考案は以上のごときであり、本考案によれ
ば、偏波面保存特性、すなわち消光比特性を従来
よりも向上させることのできる、改良された偏波
面保存光フアイバを得ることができる。
ば、偏波面保存特性、すなわち消光比特性を従来
よりも向上させることのできる、改良された偏波
面保存光フアイバを得ることができる。
第1図は本考案に係る偏波面保存光フアイバの
一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線図、
第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成する
コアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特性線
図である。 1……コア、2……ジヤケツト、3……クラツ
ド。
一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線図、
第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成する
コアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特性線
図である。 1……コア、2……ジヤケツト、3……クラツ
ド。
Claims (1)
- コア中心に対して対称位置に、当該コアに応力
を付与するジヤケツトを配置し、上記コアとジヤ
ケツトとの外側にクラツドを配置する構造の偏波
面保存光フアイバにおいて、上記コアの屈折率を
ジヤケツトと等しいか、あるいはジヤケツトより
も高くしてその比屈折率差を0.05%以内とし、か
つ上記コアとジヤケツト間の間隔がコア半径の3
倍以下に設定されていることを特徴とする偏波面
保存光フアイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP71785U JPH0521043Y2 (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP71785U JPH0521043Y2 (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61119105U JPS61119105U (ja) | 1986-07-28 |
JPH0521043Y2 true JPH0521043Y2 (ja) | 1993-05-31 |
Family
ID=30472810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP71785U Expired - Lifetime JPH0521043Y2 (ja) | 1985-01-08 | 1985-01-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521043Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-01-08 JP JP71785U patent/JPH0521043Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61119105U (ja) | 1986-07-28 |
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