JPH0521043Y2 - - Google Patents

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JPH0521043Y2
JPH0521043Y2 JP71785U JP71785U JPH0521043Y2 JP H0521043 Y2 JPH0521043 Y2 JP H0521043Y2 JP 71785 U JP71785 U JP 71785U JP 71785 U JP71785 U JP 71785U JP H0521043 Y2 JPH0521043 Y2 JP H0521043Y2
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JP
Japan
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core
jacket
polarization
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optical fiber
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JP71785U
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の背景と目的] 本考案は、偏波面保存光フアイバの改良に関す
るものである。
偏波面保存光フアイバの構造は種々提案されて
いるが、コアに複屈折率を生じさせることを目的
として、応力付与部を有する構造が一般的であ
る。
その一例として、コア中心に対して対称位置に
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置し、上記ジヤケツトによつ
てコアに応力を付与する偏波面保存光フアイバが
先に提案されているが、従来にあつては、ジヤケ
ツトの熱膨張係数を大きくすることで偏波保存特
性を向上させるようにしているため、その特性向
上化にはおのずから限界がある。
本考案は、上記した従来技術の問題点を解決す
べく、種々研究、開発を重ねた結果なされたもの
であつて、その目的とするところは、偏波保存特
性、すなわち消光比特性を従来よりも向上させる
ことのできる、改良された偏波面保存光フアイバ
を提供しようとするものである。
[考案の概要] 上記目的を達成するため、本考案は、コア中心
に対して対称位置に、当該コアに応力を付与する
ジヤケツトを配置し、上記コアとジヤケツトとの
外側にクラツドを配置する構造の偏波面保存光フ
アイバにおいて、上記コアの屈折率をジヤケツト
と等しいか、あるいはジヤケツトよりも高くして
その比屈折率差を0.05%以内とし、かつ上記コア
とジヤケツト間の間隔がコア半径の3倍以下に設
定されていることを特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案を、図面にもとづいて説明する
と、第1図は本考案に係る偏波面保存光フアイバ
の一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線
図、第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成
するコアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特
性線図である。
第1図において、1はコア、2,2はコア1の
中心に対して対称位置に配置されたジヤケツト、
3はコア1とジヤケツト2,2との外側に配置し
たクラツドを示し、第1図のy軸方向に直線偏波
光が励起され、光フアイバに曲げなどの外乱が加
わると、y軸方向に励起された直線偏波光はx軸
方向の信号伝送パワーに変換される。偏波面の保
存特性は、下記(1)式の消光比ηによつて直接表わ
され、消光比ηの絶体値が大きいほど、偏波面の
保存特性は良好であることを示す。
η=10log10Px/Py ……(1) ただし、Px:x軸方向の信号伝送パワー Py:y軸方向の信号伝送パワー 第1図に示す偏波面保存光フアイバの構造にお
いて、符号aはコア1の半径、tはコア1とジヤ
ケツト2との間の間隔を示し、本考案者等のおこ
なつた試作実験によればT<3(ただし、T=
t/a)とした場合、y軸方向に励起された信号伝 送パワーPyは、x軸方向の信号伝送パワーPxに
変換されたのち漏洩光となつて減衰し、光フアイ
バ出力端でのx軸方向の信号伝送パワーは小さく
なつていることが確認された。たとえば、直径が
10μmのコアをGeO2−SiO2、それぞれの直径が
30μmのジヤケツトをGeO2−B2O3−SiO2、直径
が125μmのクラツドをSiO2とした偏波面保存光
フアイバにおいて、コア1とジヤケツト2との比
屈折率差を0.03%、コア1とジヤケツト2との間
の間隔をT=4とした場合における偏波面保存光
フアイバの消光比は−20dB(ただし、波長
1.3μm、1Km長)であるのに対し、△=0.03%、
T=2.5とした場合における偏波面保存光フアイ
バの消光比は−30dB(ただし、波長1.3μm、1Km
長)であつた。更に、上述の組成からなる偏波面
保存光フアイバにおいて、コアとジヤケツトとの
比屈折率差△n及びコアとジヤケツトとの間の距
離Tを種々変えて消光比を測定したところ、 △n=0.03%、T=3のとき−25dB、 △n=0.1%、T=2.5のとき−20dB、 △n=0.1%、T=3のとき−17dB、 △n=0.1%、T=4のとき−12dB、 という結果が得られている。
ところで、本考案によつて得られる消光比特性
は、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率n2
とが等しいか、あるいはコア1の屈折率n1をジヤ
ケツト2の屈折率n2よりも高くしてその比屈折率
△n(=n1−n2/n1×100)を0.05%以内とした場合 に達成されるものであつて、第2図に示す本考案
者等の測定データ(但し、T=2.5)からも明ら
かなように、コア1とジヤケツト2との比屈折率
差が△n=0.05%以上ではその効果は得られず、
一方、コア1の屈折率n1とジヤケツト2の屈折率
n2とがn1<n2の関係にあるときには、コア1の信
号伝送パワーが全てジヤケツト2に流れ出てしま
うことになる。
なお、先に示した実験例において、△n=0.03
%、T=4のときの消光比が−20dBであつたが、
これはコアとジヤケツトとの間隔が大きくなつた
ことにより比屈折率パラメータの依存性が小さく
なり、消光比特性が改善されなかつたものと思わ
れる。
本考案において、第1図に符号1で示すコアの
ガラス組成としては、上述のような、たとえば
GeO2−SiO2、ジヤケツト2のガラス組成として
は、たとえばGeO2−B2O3−SiO2、クラツド3の
ガラス組成としては、たとえばSiO2を挙げるこ
とができるが、ジヤケツト2のガラス組成は、上
記以外にP2O5−B2O3,GeO2−RO5−B2O3
SiO2、などを挙げることもでき、さらにコア1
をSiO2、ジヤケツト2をSiO2、クラツド3をB2
O3−SiO2で構成するようにしてもよい。
[考案の効果] 本考案は以上のごときであり、本考案によれ
ば、偏波面保存特性、すなわち消光比特性を従来
よりも向上させることのできる、改良された偏波
面保存光フアイバを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る偏波面保存光フアイバの
一実施例を示す内部構造−屈折率分布測定線図、
第2図は偏波面保存光フアイバの一部を構成する
コアとジヤケツトとの比屈折率差−消光比特性線
図である。 1……コア、2……ジヤケツト、3……クラツ
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コア中心に対して対称位置に、当該コアに応力
    を付与するジヤケツトを配置し、上記コアとジヤ
    ケツトとの外側にクラツドを配置する構造の偏波
    面保存光フアイバにおいて、上記コアの屈折率を
    ジヤケツトと等しいか、あるいはジヤケツトより
    も高くしてその比屈折率差を0.05%以内とし、か
    つ上記コアとジヤケツト間の間隔がコア半径の3
    倍以下に設定されていることを特徴とする偏波面
    保存光フアイバ。
JP71785U 1985-01-08 1985-01-08 Expired - Lifetime JPH0521043Y2 (ja)

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JP71785U JPH0521043Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

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JP71785U JPH0521043Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

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JPS61119105U JPS61119105U (ja) 1986-07-28
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