JPH0521017Y2 - - Google Patents

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JPH0521017Y2
JPH0521017Y2 JP1986019863U JP1986386U JPH0521017Y2 JP H0521017 Y2 JPH0521017 Y2 JP H0521017Y2 JP 1986019863 U JP1986019863 U JP 1986019863U JP 1986386 U JP1986386 U JP 1986386U JP H0521017 Y2 JPH0521017 Y2 JP H0521017Y2
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diameter hollow
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rotation
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車速センサとして用いられる発電式
回転検出装置のカツプリング構造に関する。
従来の技術 従来、自動車に搭載される車速センサとして
は、例えば「自動車工学全書」(昭和55年10月15
日(株)山海堂発行)第10巻267〜270頁に開示されて
いるように、コイル内に置かれたマグネツトにト
ランスミツシヨンの回転を伝達し、これによつて
コイルに生ずる電気信号を出力する発電式回転検
出装置が用いられており、該回転検出装置から出
力された電気信号により電流計を作動させ、速度
を指示するのである。かかる回転検出装置におい
ては、トランスミツシヨンの回転を正確にマグネ
ツトに伝達し得ることが不可欠であり、このため
第7図に示したようにカツプリングを用いてトラ
ンスミツシヨンの回転をマグネツトを有するロー
タに伝達することによつて、伝達性能の向上を図
つた回転検出装置が提案されるに至つている。す
なわち回転検出装置1は、円筒状のハウジング2
を有し、該ハウジング2の内周壁には、コイル3
が貼設されており、該コイル3の中心部には、周
面にマグネツト4が取り付けられたロータ5が配
設されている。該ロータ5の軸心には、入力回転
軸6がセレーシヨン嵌合されており、該入力回転
軸6の上端部には、断面矩形状の小径中空部7と
該小径中空部7に連なる大径中空部8とが成形さ
れている。一方カツプリング9の一端部には前記
小径中空部7と同様、断面矩形の挿入部10が形
成されており、該挿入部10は小径中空部7に内
嵌係合されている。又前記ハウジング2の上端部
には、このカツプリング9を包囲するナツト11
が配設されており、該ナツト11はスペーサ12
を介してハウジング2に固持されている。かかる
構造において回転検出装置1は前記ナツト11を
介して図外の回転出力源となるトランスミツシヨ
ンに装着されるとともに、前記カツプリング9の
上端部にはトランスミツシヨンの出力回転軸が固
持される。そして該出力回転軸が回転すると、該
回転はカツプリング9を介して入力回転軸6及び
ロータ5に伝達され、該ロータ5の回転に伴つて
コイル3に電流が発生し、該電流の値に応じて速
度表示がなされるのである。
考案が解決しようとする問題点 しかしこのような構造からなる回転検出装置に
あつては、小径中空部7と挿入部10との内嵌係
合により、入力回転軸6とカツプリング9の回転
方向における係合強度は充分に確保され、トラン
スミツシヨンの回転を正確にロータ5に伝達する
配慮がなされている反面、前記小径中空部7と挿
入部10は単に断面矩形状に成形されているに過
ぎず、入力回転軸6とカツプリング9の軸方向に
おける係合性に関しては充分な配慮がなされてい
るものではなかつた。このため、回転検出装置1
をトランスミツシヨンに組み付ける際、図示した
状態から天地逆転させると、カツプリング9が小
径中空部7より離脱してしまうことから、該カツ
プリング9を手指により支持しつつ組付作業を行
なわなければならず、迅速かつ容易に組付けを行
ない得るものではなかつた。
本考案はこのような問題点に着目してなされた
ものであり、カツプリングの軸方向における係合
性を確保することによつて、離脱を防止し、組付
作業性の向上を図つた発電式回転検出装置のカツ
プリング構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、内周壁にコイルが貼設されたハウジング内
に、マグネツトを有するロータを配設し、該ロー
タの入力回転軸に小径中空部と大径中空部とを連
設するとともに、前記小径中空部に、回転出力源
に連係するカツプリングを内嵌係合してなり、該
カツプリングは回転出力源と小径中空部に係合す
るまでは別体となつている発電式回転検出装置に
おいて、前記カツプリングの大径中空部内に延出
する部位に、小径中空部に入る前は半径方向に膨
出しているが、小径中空部を通過する時は縮小変
形し、小径中空部を通過して大径中空部に達する
と、再び半径方向に膨出する弾性材よりなる抜け
止め凸部を形成してある。
作 用 前記構成において、回転検出装置にまず別体で
あるカツプリングを挿入し、その後回転出力源へ
の組付作業に際して、回転検出装置を天地逆転さ
せると、カツプリングの大径中空部内に延出され
た部位に設けられた抜け止め凸部は、半径方向に
膨出しているので、カツプリングの軸方向への変
位に伴つて小径中空部の端縁に当接する。したが
つてカツプリングは、それ以上の軸方向への変位
を阻止され、小径中空部より離脱することなく入
力回転軸との係合状態が維持されるのである。
実施例 以下第1図に示す本考案の第1実施例につい
て、前記装置と同一部材、部分に同一符号を付し
て説明する。すなわち第7図をもつて既設したよ
うに、回転検出装置1は、円筒状のハウジング2
を有し、該ハウジング2の内周壁には、コイル3
が貼設されており、該コイル3の中心部には、周
面にマグネツト4が取り付けられたロータ5が配
設されている。該ロータ5の軸心には、入力回転
力6がセレーシヨン嵌合されており、該入力回転
軸6の上端部には、断面矩形状の小径中空部7と
該小径中空部7に連なる大径中空部8とが成形さ
れている。一方第1〜3図に示したようにカツプ
リング13の一端部には、前記小径中空部7と同
様、断面矩形の挿入部10が形成されており、該
挿入部10は小径中空部7内に内嵌係合され、そ
の端部14は大径中空部8内に延出している。該
大径中空部8内に延出する部位、すなわち端部1
4には、カツプリング13の半径方向に、貫通孔
15が形成されている。該貫通孔15にはゴム等
の弾性素材で成形された、弾性ピン16が挿通配
置されており、該弾性ピン16の両端部には、貫
通孔15外に突出する抜け止め凸部17,17が
設けられている。なお第1図において、11はカ
ツプリングを包囲するナツトであり、該ナツト1
1はスペーサ12を介してハウジング2に固持さ
れている。
以上の構成に係る本実施例においてカツプリン
グ13を入力回転軸6に組み付けるに際し、前記
端部14を小径中空部7内に挿入すると、抜け止
め凸部17,17は小径中空部7の側壁に圧接
し、弾性収縮して貫通孔15内に没入する。した
がつて前記端部14は支障なく、小径中空部7を
通過して大径中空部8内に延出し、これによつて
前記抜け止め凸部17,17は再度貫通孔15外
に膨出する。そしてかかる回転検出装置1を、ト
ランスミツシヨンに装着する作業において、該回
転検出装置1を天地逆転にすると、カツプリング
13は軸方向に摺動変位し、抜け止め凸部17,
17はカツプリング13の摺動変位に伴つて、小
径中空部7の端縁に当接する。したがつてカツプ
リング13は、それ以上の軸方向、すなわち抜け
方向への摺動変位を阻止され、小径中空部7より
離脱することなく入力回転軸6との係合状態は維
持される。したがつて、回転検出装置1をトラン
スミツシヨンに装着する作業においては、カツプ
リング13を手指により支持する必要はなく、両
手を装着作業に集中させることができ、装着作業
を迅速かつ容易に行なうことが可能となるのであ
る。
第4〜6図は本考案の第2実施例を示すもので
あり、カツプリング18の前記端部には、全周に
渡つて溝19が形成されている。該溝19には、
ゴム等の弾性素材で成形された弾性リング20が
嵌着されており、該弾性リング20の外周部に
は、前記溝19外に膨出する抜け止め凸部21が
形成されている。かかる第2実施例においても前
記実施例と同様カツプリング18を入力回転軸6
に組み付けるに際しては、前記抜け止め凸部21
が溝20内に没入し支障なく組み付けを行ない得
るとともに、回転検出装置1を天地逆転させた際
には、抜け止め凸部21が小径中空部7の端縁に
当接してカツプリング18の抜け止めがなされる
ものである。
考案の効果 以上説明したように本考案は、カツプリングが
回転出力源と小径中空部に係合するまでは別体と
なつているカツプリング構造において、カツプリ
ングの大径中空部内に延出する部位に、小径中空
部に入る前は半径方向に膨出しているが、小径中
空部を通過する時は縮小変形し、小径中空部を通
過して大径中空部に達すると、再び半径方向に膨
出する弾性材よりなる抜け止め凸部を設けるよう
にしたことから、回転検出装置にまず別体である
カツプリングを挿入するだけで入力回転軸に係合
させることができ、その後回転出力源に装着する
時に回転検出装置を天地逆転した際には前記抜け
止め凸部が大径中空部に連なる小径中空部の端縁
に当接してカツプリングの抜け止めがなされる。
よつて回転検出装置をトランスミツシヨン等、回
転出力源に装着する際、天地逆転してもカツプリ
ングが入力回転軸より離脱してしまうようなこと
はなく、装着作業の迅速、容易化を可能にするも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す要部断面
図、第2図は、同実施例のカツプリングを示す斜
視図、第3図は、第2図−線断面図、第4図
は、本考案の第2実施例を示す要部断面図、第5
図は、同実施例に係るカツプリングの要部分解斜
視図、第6図は、組付状態における第5図−
線断面図、第7図は、カツプリングを用いた従来
の回転検出装置の断面図である。 1……回転検出装置、2……ハウジング、3…
…コイル、4……マグネツト、5……ロータ、6
……入力回転軸、7……小径中空部、8……大径
中空部、9,13,18……カツプリング、14
……端部(大径中空部内に延出する部位)、17,
21……抜け止め凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周壁面にコイルが貼設されたハウジング内に
    マグネツトを有するロータを配設し、該ロータの
    入力回転軸に小径中空部と大径中空部とを連設す
    るとともに、前記小径中空部に、回転出力源に連
    係するカツプリングを内嵌係合してなり、該カツ
    プリングは回転出力源と小径中空部に係合するま
    では別体となつている発電式回転検出装置におい
    て、前記カツプリングの前記大径中空部内に延出
    する部位に、前記小径中空部に入る前は半径方向
    に膨出しているが、小径中空部を通過する時は縮
    小変形し、小径中空部を通過して大径中空部に達
    すると、再び半径方向に膨出する弾性材よりなる
    抜け止め凸部を設けたことを特徴とする発電式回
    転検出装置のカツプリング装置。
JP1986019863U 1986-02-14 1986-02-14 Expired - Lifetime JPH0521017Y2 (ja)

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JP1986019863U JPH0521017Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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JPS62132467U JPS62132467U (ja) 1987-08-21
JPH0521017Y2 true JPH0521017Y2 (ja) 1993-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2576116Y2 (ja) * 1992-05-22 1998-07-09 矢崎総業株式会社 回転検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58184013U (ja) * 1982-06-02 1983-12-07 カルソニックカンセイ株式会社 メ−タへのケ−ブルグリ−ス上り防止機構

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JPS62132467U (ja) 1987-08-21

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