JPH0520898Y2 - - Google Patents

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JPH0520898Y2
JPH0520898Y2 JP1985018159U JP1815985U JPH0520898Y2 JP H0520898 Y2 JPH0520898 Y2 JP H0520898Y2 JP 1985018159 U JP1985018159 U JP 1985018159U JP 1815985 U JP1815985 U JP 1815985U JP H0520898 Y2 JPH0520898 Y2 JP H0520898Y2
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JP
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snap spring
spline
diameter side
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clutch
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae
    • F16D13/68Attachments of plates or lamellae to their supports
    • F16D13/683Attachments of plates or lamellae to their supports for clutches with multiple lamellae

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輌における変速機用の板金製クラ
ツチドラムに係り、殊に該板金製クラツチドラム
に内装したクラツチ板の脱出を防止するために設
けたスナツプリングの嵌合機構に関する。
従来技術と問題点 従来、特開昭51−第41750号に示されるように、
円筒形リム部周面にスプラインをプレス成形し、
該円筒形リム部内方へ向け突出されたスプライン
の各山部に同山部母材の一部を外方へ押し出して
同心円配置のスナツプリング嵌合溝を形成し、該
嵌合溝にスナツプリングを嵌合しその内表面側に
嵌装されたクラツチ板の脱出を阻止するようにし
た板金製クラツチドラムが知られている。
上記発明は板金製クラツチドラムにおけるスプ
ラインの山部を利用しこれに押出し剪断加工を与
えることによつて、スナツプリング係止手段
(溝)が何等の部品を要することなく容易に形成
し得る利点を有するが、スナツプリング外表面と
対向するスナツプリング嵌合溝の剪断面とスナツ
プリング縁部外表面との接触面が少ない上に密着
性に欠け、該接触面におけるスナツプリングの支
持が効果的でなく、ピストンの強力な押上力に対
しスナツプリングの変形、脱出等を生ずる恐れが
ある。
考案の目的 本考案は上記板金製クラツチドラムのスプライ
ンの山部を活用してスナツプリング嵌合溝を形成
する思想を採り入れつつ、スナツプリング縁部外
表面とこれに係止するスナツプリング嵌合溝内周
壁面との整合性を良好なものとすると共に、スナ
ツプリングを同溝内周壁面にてより効果的且つ確
実に支持できるように改善した板金製クラツチド
ラムを提供せんとするものである。
考案の構成 本考案は、上記目的を達成すべく構成されたも
のであつて、前記板金製クラツチドラムにおい
て、スナツプリングの外表面と対向するスナツプ
リング嵌合溝内周壁面を外径側から内径側へ向け
喰込傾斜角を有する傾斜面とし、該傾斜面の内径
側端部に該傾斜面とスプライン山部頂面とで形成
する張出しエツジ部を構成し、該張出エツジ部に
てスナツプリング外表面をそのより内径側近くに
おいて支持できるようにすると共に、該支持が上
記張出しエツジ部の先端により円周線上において
間欠的になされるようにしたことを特徴とするも
のである。又本考案は上記傾斜面を剪断面によつ
て形成して上記傾斜面内径側の張出エツジ部をよ
りシヤープにし上記支持効果を高める構成とす
る。又該剪断傾斜面にしながらその外径側端部を
母材結合する構成とすることにより、上記張出エ
ツジ部に集中的に加わる負荷に対し充分な強度を
保有させ、傾斜面及びリム部端部のまくれ上りを
有効に防止するようにしたものである。又上記の
如く間欠的に配した個々の張出エツジ部でスナツ
プリングに線接触させ各エツジ部に加圧力を集中
させることによつてスナツプリングへの喰込み効
果が有効に惹起され、スナツプリングのすべり及
び外脱を効果的に防止し、クラツチプレートを安
定に支持することができる。
実施例 先ず第5図に基いて本考案を実施せるクラツチ
機構の概要を説明し、第1図乃至第4図に基き要
部を説明する。
第5図において1は板金製クラツチドラムを示
し、該ドラム1内にはクラツチ板作動用の板金製
ピストン2が嵌装され、該板金製ピストン2を復
帰バネ3によつて常時クラツチドラム1の内底に
向け押圧弾持する。該ピストン2は背面側に供給
された油圧にて該復帰バネ3に抗しクラツチ板押
上方向に移動する。
他方、クラツチドラム1の円筒形リム部4周面
にスプライン5をプレス成形すると共に、同ドラ
ム1内にクラツチ板たるドリブンプレート6及び
ドライブプレート7を交互に重ね合せて嵌装し、
ドリブンプレート6の外歯を上記スプライン5と
咬合させ、ドライブプレート7の内歯を次段のク
ラツチドラム8のスプライン9と咬合させる。
上記の如く設けられたクラツチ板の脱出を防止
するため、クラツチドラム1の開口縁付近に前記
スナツプリング10を嵌装する。11はクラツチ
板とスナツプリング10との間に配されたリテイ
ニングプレートを示す。
前記の如くピストン2が油圧により作動される
ことによつて、上記ドリブンプレート6及びドラ
イブプレート7がピストン2のリム部12によつ
て押圧されクラツチの結合状態を形成する。この
とき上記スナツプリング10はピストン2の強圧
力に抗しその内表面側に配されたリテイニングプ
レート11、クラツチ板(ドリブンプレート6及
びドライブプレート7)を支えその脱出を阻止す
る。
上記の如くスナツプリング10はピストンの強
圧力に対抗する充分な強度を有し、クラツチ板結
合を適正に保持し得るものであることが肝要とさ
れる。
而してスナツプリング10の取付を図るため、
上記クラツチドラム1の円筒形リム部4周面に形
成されたスプライン5を利用し、該スプライン5
中の円筒形リム部4の内方へ向け突出された各山
部5aにその母材の一部を外方へ押出して同心円
配置のスナツプリング嵌合溝13を形成する。
第1図乃至第4図は該スナツプリング嵌合機構
の要部を示す。
同図に示すように上記嵌合溝13の内周壁面、
即ち該嵌合溝13に嵌合されたスナツプリングの
外表面と対向するスナツプリング嵌合溝内周壁面
を外径側から内径側へ喰込傾斜角αを有する傾斜
面14とする。
該傾斜面14の形成にて、該傾斜面14の内径
側端部に該傾斜面14とスプライン山部5a頂面
とで張出エツジ部15を形成する。
斯くして形成された張出エツジ部15は、円筒
形リム部4内方へ向け突出されたスプライン5の
各山部5a毎に具備され、同一円周線上に間欠的
に配置される。該同一円周線上に配置された張出
エツジ部15にて上記スナツプリング外表面を支
える構成とする。
上記傾斜面14は剪断面によつて形成される。
換言すれば、上記傾斜面14を形成する如く剪断
角を設定する。該剪断によつてスプライン5の山
部5aの母材の一部がドラム外径側へ押し出さ
れ、前記スプライン嵌合溝13が形成されるので
ある。
上記剪断は、母材の完全分離を来さない程度で
行い傾斜面14の外径側端部において剪断側山部
母材と被剪断側山部母材とが部分的に母材結合す
る。図中16は該結合部を示している。
考案の効果 本考案によれば、スナツプリング10外表面
を、前記張出エツジ部15により円周上において
間欠的に線状に支持することができる。加えて該
張出エツジ部15が傾斜面14の内径側端部に配
置されることによつて、スナツプリング10外表
面のより内径側近くを線状に支持することができ
る。
従つて、スナツプリング10はピストン2の強
圧力に対し充分な抗力、強度をもつて支持され、
スナツプリングの外径円付近に押圧力を作用しな
いから、変形を効果的に防止できる。よつてクラ
ツチ板の脱出を確実に阻止し、クラツチ板結合を
適正に保持する。
又スナツプリング嵌合溝の内周壁面全面がスナ
ツプリング外表面と接触するようにした場合に比
べ、傾斜面の内径側端部に形成された前記張出エ
ツジ部にて円周上を線状に支えるので、同エツジ
部とスナツプリング外表面との密着、高整合性が
図れ、ガタのない、変形や脱出の恐れのないスナ
ツプリング取付が行える。更に本考案は上記傾斜
面を剪断面によつて形成することにより、上記張
出エツジ部をよりシヤープにすることを可能にし
て同張出エツジ部により上記スナツプリング支持
効果を高める。又上記の如く間欠的に配した個々
の張出エツジ部をスナツプリングに線接触させ各
エツジ部に加圧力を集中させることができスナツ
プリングへの喰付き効果を有効に惹起させること
ができる。この結果スナツプリングのすべり及び
外脱を効果的に防止し、クラツチプレートを安定
に支持することができる。
本考案は上記剪断傾斜面及び張出エツジ部の形
成とその外径側端部を母材結合する構成を併用す
るのでこの剪断傾斜面によるエツジ効果即ちエツ
ジ部に加圧力を集中させる効果を得ながら、この
張出エツジ部を形成したことによる弱点を解消し
て張出エツジ部に集中的に加わる負荷に対し充分
な強度を確保し、傾斜面及びリム部端部のまくれ
上りを有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すクラツチドラム
をスナツプリングの嵌合状態を以つて示す断面
図、第2図は同一部拡大断面図、第3図は同一部
拡大平面図、第4図はスナツプリングとクラツチ
ドラムの嵌合部を摘示する要部拡大断面図、第5
図は本考案を実施するクラツチ機構の概要を示す
断面図である。 1……クラツチドラム、2……ピストン、3…
…復帰バネ、4……円筒形のリム部、5……スプ
ライン、5a……山部、6……ドリブンプレー
ト、7……ドライブプレート、8……クラツチド
ラム、9……スプライン、10……スナツプリン
グ、11……リテイニングプレート、12……ピ
ストン2のリム部、13……スナツプリング嵌合
溝、14……傾斜面、15……張出エツジ部、1
6……結合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形リム部周面にスプラインを成形し、該円
    筒形リム部内方へ向け突出されたスプラインの各
    山部に同山部母材の一部を外方へ押し出して同心
    円配置のスナツプリング嵌合溝を形成し、該スナ
    ツプリング嵌合溝にスナツプリングを嵌合しスナ
    ツプリング内表面側に配されたクラツチプレート
    の脱出を阻止する構成とした板金製クラツチドラ
    ムにおいて、上記スナツプリングの外表面と対向
    するスナツプリング嵌合溝内周壁面を外径側から
    内径側へ向け喰込傾斜角を有する傾斜面とし、該
    傾斜面を剪断面にて形成して該剪断傾斜面の外径
    側端部において剪断側山部母材と被剪断側山部母
    材とを母材結合すると共に、該剪断傾斜面の内径
    側端部に該剪断傾斜面とスプライン山部頂面とで
    張出エツジ部を形成し、該張出エツジ部にてスナ
    ツプリング外表面を同心円上において間欠的に支
    持する構成としたことを特徴とする板金製クラツ
    チドラム。
JP1985018159U 1985-02-12 1985-02-12 Expired - Lifetime JPH0520898Y2 (ja)

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JPS61138437U JPS61138437U (ja) 1986-08-28
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744108U (ja) * 1980-08-25 1982-03-11
JPS58225225A (ja) * 1982-06-21 1983-12-27 Nissan Motor Co Ltd クラツチドラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744108U (ja) * 1980-08-25 1982-03-11
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JPS61138437U (ja) 1986-08-28

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