JPH05208603A - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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JPH05208603A
JPH05208603A JP4322640A JP32264092A JPH05208603A JP H05208603 A JPH05208603 A JP H05208603A JP 4322640 A JP4322640 A JP 4322640A JP 32264092 A JP32264092 A JP 32264092A JP H05208603 A JPH05208603 A JP H05208603A
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carcass
cord
breaker
ply
cords
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JP4322640A
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Kiyoshi Kamiyoko
清志 上横
Mikio Takatsu
幹雄 高津
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイヤ構造耐久性を高めかつ軽量化を達成する
とともに厚みを均一にし品質を向上する。 【構成】ラジアル配列のカーカス7とベルト層10との
間にカットブレーカ11を設ける。少なくともカーカス
7を、カーカスコード18を横糸により継ぐことなく同
一平面内で互いに平行に配列しかつ該カーカスコード1
8をゴム中に埋着したカーカスプライで形成するととも
に、内外に重なるカーカスプライにおけるコード18間
の間隙を、カーカスコード直径K1の1/4〜2倍とし
ている。又少なくともカットブレーカ11を、ブレーカ
コード26を横糸により継ぐことなく同一平面内で互い
に平行に配列しかつブレーカコード26をゴム中に埋着
したカットブレーカプライで形成するとともに、ブレー
カコードは内外に重なる他のプライのコードとの間の距
離eをブレーカコードの直径K2の1/4倍〜4倍とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造耐久性を高めると
ともにタイヤ重量の軽量化を達成でき、しかも厚みを均
一にし品質の向上にも役立つラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高荷重、高速条件下で使用される
タイヤ、例えば航空機用タイヤにおいても構造耐久性
能、走行性能、燃費性能等の向上のためにラジアル構造
のものが採用されつつある。又このような航空機用ラジ
アルタイヤとして、カーカス外側をベルト層でタガ締め
しかつカーカスとベルト層との間にカットブレーカを設
けたものが知られている。しかしこのような航空機用タ
イヤは、高内圧、高荷重、高速条件下で使用されるた
め、他の分野のタイヤに比して高い耐久性能が要求され
る。
【0003】特にビード部及びカットブレーカ端部は、
離着陸時の大きな負荷による変形に伴って大なる歪が発
生しやすく、ビード損傷及びカットブレーカ端損傷を誘
発しやすい。従って、本発明者は、これらの損傷の発生
原因を究明すべく種々の研究を積み重ねた。
【0004】その結果、カーカス及びカットブレーカプ
ライのコード配列に主原因の一つがあることが判明し
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち両プライには、従
来、例えば図14に示すように、互いに平行に配列した
コードAを、細い横糸B…によって織合わせたすだれ織
り状のフアブリック材が用いられている。そのため、前
記横糸Aの織り合せ部においては図15に示すようにコ
ードAがプライの厚さ方向にジグザグ状に大きくバラ付
き、各プライの厚さを増大させる一方、各コードAがプ
ライ間相互で局部的に著しく近接する。その結果タイヤ
変形の際、コード間に作用する剪断力が前記近接部分に
集中し、該部分が弱所となって、コードルースを誘発さ
せる。
【0006】しかもカーカスプライ厚さの増大によっ
て、屈曲変形が大なビード部において内部温度が上昇し
ビード耐久性の低下をさらに助長させる。
【0007】又カットブレーカ端損傷を抑制するため、
カットブレーカの端部において、プライ間に保護ゴムを
介在させ、前記端部で集中する剪断力を吸収・緩和する
ことが提案されうるが、このものはショルダー部でのト
レッド全厚さをタイヤ赤道上でのトレッド前記厚さに比
して局部的に増大させる。その結果ショルダー部温度を
高め、ブレーカ端の耐久性を逆に低下させる。
【0008】又このようなトレッド全厚さの不均一を防
止するために、ベルト層外側のトレッドゴム厚さを、保
護ゴム厚さに相当して減じた場合には、トレッド面外剛
性が該ショルダー部で過度に高まるなど偏摩耗を誘発す
る。
【0009】他方、本出願人は、特開平1−31474
4号公報において、カーカスコードに5〓荷重時の伸び
が5〜10、もしくは5kg荷重時の伸びS5(%)をコード
のデニール数で除した値Ds(%/d)が7.35×10
-4〜14.7×10-4である伸長性が比較的大な弾性コ
ードを採用し、内圧充填時に予めカーカスコードに大き
い伸びを与えることを案出した。このものは、ビード変
形の際にビード部のカーカスコードに発生する圧縮応力
を軽減させる効果があり、このことによりカーカスコー
ドの圧縮破断等を防止できる。しかしながらこのような
伸長性が大なカーカスコードを用いた場合には、その大
なる伸度によって、コード間に作用する剪断力が増大す
るという問題があり、特にこのようなコードの使用に際
しては前記コードルースの抑制が必要である。
【0010】即ち本発明は、コードを横糸により継ぐこ
となく同一面内で互いに平行に配列したプライを用いる
ことを基本としており、該プライをカーカスに用いた場
合には、必要なコード間隙を維持しつつビード厚さを低
減でき、ビード耐久性を大巾に向上しうる。又カットブ
レーカとして用いた時には、同様にカットブレーカ端部
での耐久性を向上しうる。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本願の第1の発明はトレッド部からサイドウオール部
をへてビード部のビードコアの廻りを折返されかつタイ
ヤ赤道に対して75゜以上かつ90゜以下の角度で配し
たカーカスコードを有ししかも内外で重なる複数枚のカ
ーカスプライからなるカーカスと、該カーカスの半径方
向外側かつ前記トレッド部内方に配されるベルト層と、
前記カーカスとベルト層との間に介在するブレーカコー
ドの1以上のカットブレーカプライからなるカットブレ
ーカとを具える一方、少なくとも前記カーカスプライ
は、カーカスコードを横糸により継ぐことなく同一面内
で互いに平行に配列しかつ該カーカスコードをゴム中に
埋着したシート状をなすとともに、前記内外に重なるカ
ーカスプライにおけるカーカスコード間の間隙を、少な
くともビード底部から該カーカスプライの折返し上端に
至るまでの領域において、カーカスコードの直径K1の
1/4 倍以上かつ2倍以下としたラジアルタイヤである。
【0012】又第2の発明では、少なくともカットブレ
ーカプライを、ブレーカコードを横糸により継ぐことな
く同一平面内で互いに平行に配列したシート状態で形成
し、かつブレーカコードと、その内外で隣り合う他のプ
ライのコードとの間を距離を、少なくとも該ブレーカプ
ライの両端から該ブレーカプライの展開巾の60%にわ
たる領域において、ブレーカコードの直径K2の1/4 倍
〜4倍としている。
【0013】
【作用】このように、プライは、コード間に織り込まれ
る横糸を排除しているため、各カーカスコードのプライ
内における厚さ方向のばら付きを防止できる。
【0014】その結果、1枚当りのプライ厚さを低減で
き、ゴム発熱量を減じうるとともに、タイヤを軽量化し
うる。しかも均一かつ安定したプライ間相互のコード間
隙が得られるため、コードルースの局部的な弱所を排除
できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例が、タイヤサイズが4
6×17R20の航空機用タイヤの場合を例にとり、図
面に基づき説明する。
【0016】規定リムRmに装着されかつ規定内圧を付
加した規定内圧状態におけるタイヤの断面を示す図1に
おいて、ラジアルタイヤ1(以下タイヤ1という)は、
ビードコア2が通るビード部3と、該ビード部3に連な
りかつタイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォール部
4と、その外端間を継ぐトレッド部5とを具えている。
【0017】さらにビード部3、3間には複数枚のカー
カスプライ7を内外で重置してなる複数層のカーカス6
が架け渡される一方、その半径方向外方かつトレッド部
5内方にはベルト層10が、又該ベルト層10と前記カ
ーカス6との間にはカットブレーカ11が夫々配され
る。
【0018】なお前記トレッド部5の外面(トレッド
面)は、シングルクラウンラジアスもしくはダブルクラ
ウンラジアスとした基準曲線SSに沿って湾曲する。又
該トレッド面には、トレッド中央部を通って円周方向に
のびる2本以下、本例では2本の主縦溝G1と、各主縦
溝G1のタイヤ軸方向外側を通る少なくとも1本、本例
では1本の副縦溝G2が設けられる。この4本の縦溝G
1、G2によって、トレッド面は、本例では5本のリブ
Rに区分される。なお副縦溝G2は図13に示すよう
に、主縦溝G1より浅溝であり、副縦溝G2の溝深さf
2は、主縦溝G1の溝深さf1の0.65〜0.95と
している。又この副縦溝G2、もしくは、例えば複数の
副縦溝が主縦溝G1の両外側に形成されている場合には
タイヤ軸方向最外側の副縦溝G2aは、タイヤ赤道Cか
らタイヤ断面巾Wの0.215〜0.31倍の距離Jを
隔てる領域に形成される。又この最外側の副縦溝G2a
にタイヤ軸方向内側で隣り合う内隣接リブRaの外面S
Raは、前記基準曲線SSに対してタイヤ軸方向外方に
向かって半径方向内側に傾斜している。すなわち、該内
隣接リブRa外端E1の副縦溝G2溝底からの高さであ
るリブ厚さr1は、外隣接リブRbの内端E2における
リブ厚さr2より小とし、その比r1/r2は、本例で
は0.75〜0.95に設定している。ここで外隣接リ
ブRbとは、副縦溝G2aにタイヤ軸方向外側で隣り合
うリブをいう。又前記縦溝深さf1、f2は、前記基準
曲線SSから溝底までの深さであって、前記溝深さf2
とリブ厚さr2とは実質的に一致する。
【0019】このようにトレッド面を形成しているた
め、特に最外側となる外隣接リブRbにおける肩落摩耗
が抑制され、トレッド摩耗寿命を延命化しうる。なおこ
れは、例えばたわみ率が30〜35%にものぼる特に大
型輸送用の航空機タイヤにおいては、タイヤ赤道Cから
タイヤ巾Wの0.215〜0.310倍の距離Jを隔て
た位置において接地圧が最大となる。そしてその外側の
リブにおいて接地圧がトレッド縁に向かって急激に低下
し、肩落摩耗等の偏摩耗が発生する。従って前記のごと
くトレッド面を形成することにより、距離Jを隔てた位
置における接地圧を軽減しうる。
【0020】前記カーカス6は、本例では、ビードコア
2の廻りをタイヤの内側から外側に折返す複数枚、例え
ば4枚の内のカーカスプライ7a…からなる内層7A
と、この内層7Aの折返し部を囲みタイヤの外側から内
側に巻下す複数枚、例えば2枚の外のカーカスプライ7
b、7bからなる外層7Bとから形成される。
【0021】内のカーカスプライ7aは、トレッド部5
からサイドウォール部4をへてビード部3に至るトロイ
ド状をなす本体部70両端に、前記ビードコア2の廻り
をタイヤ内側から外側に折返す折返し部71を有し、又
外のカーカスプライ7bはトロイド状の本体部73両端
に、ビードコア2の外側で巻下ろした巻下ろし部74を
具える。
【0022】又内・外のカーカスプライ7a、7bは夫
々タイヤ赤道に対して75度〜90度の角度で配列した
カーカスコード18を具え、本例ではカーカス6は、内
外で重なり合うカーカスプライ間において、夫々カーカ
スコード18が円周方向に対して交互に交叉して傾くよ
うに夫々向きを違えて重置している。
【0023】又前記ビード部3には、本例では前記本体
部70と折返し部71との間を通ってビードコア2から
先細状に立上がるビードエーペックス9が設けられ、ビ
ード部3からサイドウォール部4にかけて補強するとと
もに、前記トレッド部5には、その内部にカーカス7の
半径方向外側に位置してベルト層10がカットブレーカ
11を介して設けられる。
【0024】そして本実施例においては、前記カーカス
コード18として、破断強度の10%時の伸びS
10(%) が5〜10とした高伸長性の弾性コードを用て
おり、さらに該カーカスコード18は破断強度の20%
時の伸びS20(%) を9〜15、破断強度の40%時の
伸びS40(%)を14〜20としている。
【0025】又カーカスコード18としては、破断強度
の10%時の伸びS10(%) をコードのデニール数で除
した値D10が7.35×10-4〜14.7〓×10-4
さらに破断強度の20%時の伸びS20(%) をデニール
数で除した値D20、破断強度の40%時の伸びS
40(%) をデニール数で除した値D40が夫々13.2×
10-4〜22.1×10-4、20.5×10-4〜29.
4×10-4である弾性コードも好適に用いられる。
【0026】このような弾性コードは、図5、6におい
て各下限の曲線a1、a2、上限の曲線b1、b2を挟
む領域の特性を有する。弾性コードは、曲線a、b(曲
線a1、a2を合わせてa、又b1、b2を合わせてb
と総称する)に示すように小荷重のとき伸びが大であ
り、荷重が増すに伴い伸び率が低下する特性を具えてい
る。
【0027】このような特性の弾性コードを用いること
により、内圧充填初期では内圧充填とともにカーカスコ
ードが大きい伸びを受けることとなる。
【0028】さらに荷重が破断荷重の20%、40%に
増大したとき、カーカスコードは、荷重の増加とともに
伸長するが、伸び率は漸減する。
【0029】なお従来のコードを曲線cで示すごとく、
曲線aに比して立上がりが大かつ略直線状をなす。従っ
てこのような従来コードを用いるときには、内圧の充填
によってもカーカスコードの伸びは小であって、変形に
際して作用する圧縮応力を緩和する能力に劣り、特にビ
ード部3でのカーカスコード18の破断損傷を誘発す
る。
【0030】これに比して本例の弾性コードは、前記曲
線a、b間の領域の特性を具えるゆえに、タイヤの耐久
性を向上しうるのである。このために弾性コードは、前
記のごとく荷重時の伸び(%)は、破断強度の10%時
の伸びS10(%) が5以上かつ10以下、好ましくは5
以上かつ8以下とする。又破断強度の20%時の伸びS
20(%) は9以上かつ15以下、好ましくは10以上か
つ12以下である。
【0031】又他の例においては、各伸びS(%) をデ
ニール数dで除した値Dを前記のとおり設定する。
【0032】なお破断強度の10%、好ましくは20
%、40%時の伸びS10、S20、S40についての規定
は、用いるカーカスコードのデニール数等を問わずに荷
重によるコードの伸びの値自体を定めていることにな
る。これに対して破断強度の10%時の伸びS10をデニ
ール数で除した値の規定は、コードの1デニール当たり
の破断強度の10%時の伸び率を意味するのであり、カ
ーカスコードを、主としてコードが有する特性の面から
把握している。そのため、後者では、航空機用タイヤを
始め、広い範囲の重荷重高速タイヤに採用しうる。な
お、前者においては、前記のようにデニール数を問うこ
となく、破断強度の10%時のコードの伸びを意味し、
主として航空機用タイヤ、しかも大型ジエット機用タイ
ヤとして好適に用いうる。
【0033】又弾性コードの初期弾性率Es ( kg/c
m2 )は130以上、好ましくは140以上かつ200
以下とする。なお初期弾性率Es ( kg/cm2 )とは、図
7に示すように定速伸長形引張試験器を用いて荷重(k
g)−伸び(%)曲線Uを描き、伸び7%における前記
曲線Uの接線Yの勾配として定義する値であって、従来
の弾性コードに比して初期弾性率Es ( kg/cm2 )を前
記範囲で小とすることにより、弾性コードの伸び性を高
め、カーカスコードに伸びを付与しうるのである。
【0034】又弾性コードは、破断時の荷重、即ちコー
ド強力が20kg以上のもの、好ましくは40kg以上かつ
60kg以下程度のものが好適に利用できる。又弾性コー
ドとしてナイロンコード、ポリエステルコード、芳香族
ポリアミドコード、カーボンコード、及び金属コード内
の一種又は二種以上のコードの混成コードを用いうる。
【0035】又このような高伸長性のカーカスコード1
8の採用によって特に高まるビード部3でのカーカスの
コードルースを抑制するために、第1の発明では、各カ
ーカスプライ7に、カーカスコード18をプライの厚さ
方向にばらつくことなく平坦に配列させた新規な構造を
採用する一方、図3に示すように、内外で重なり合うカ
ーカスプライ7、7におけるカーカスコード18間の間
隙i2をともにカーカスコード18の直径K1の1/4 倍
以上かつ2倍以下としている。
【0036】即ちカーカスプライ7は、横糸によって継
ぐことなくカーカスコード18を同一平面内で互いに平
行に配列したコード配列体20をドッピングゴム19中
に埋着したシート体である。
【0037】従って、すだれ織り状のファブリック材を
用いた従来のプライに比して、トッピングゴムの被覆厚
さを同等に保ちつつプライ厚さを大巾に減じることがで
き、内部発熱を低減しかつ軽量化を図りうる。しかも内
外で重なるプライ7、7間における、カーカスコード1
8の局部的な近接を防止しうるため、コードルースの起
点を排除でき、しかも均一性の向上によってタイヤの縦
振れ(R.R.O)、横振れ(L.R.O)等を軽減し
走行性能を高めうる。
【0038】なお内部発熱による熱破壊を効果的に防止
するために、図1に示すように、規定内圧を付加したタ
イヤ1のビードヒール点Qからタイヤ半径方向外側にタ
イヤ断面高さHの0.2倍の距離L1を隔てたタイヤ外
表面上の基準点Pにおけるビード厚さFと、前記ビード
ヒール点Qからビードコア2のタイヤ軸方向内方縁まで
のタイヤ軸方向長さXとの比F/Xを0.6以下とする
ことが望ましいことが判明し、又前記構造のカーカスプ
ライの採用によって、前記比F/Xをより小に設定する
ことが可能となる。
【0039】又前記カットブレーカ11は、図2に示す
ようにブレーカコード27をタイヤ赤道に対して0〜7
0度の角度で配列した例えば2枚のプライ11a1、1
1a2から形成され、各プライは、ブレーカコード27
がプライ間相互で交差する如く向きを違えて配置する。
本例では外のプライ11a1のタイヤ軸方向巾W1は該
プライ11a1と内側で隣り合う内のプライ11a2の
巾W2より小かつ外側で隣り合う前記ベルト層10のプ
ライ10a1の巾B3よりも小に設定し各プライ端位置
を違えることにより応力の分散を計っている。又カット
ブレーカの最大巾となる前記巾W2は、タイヤ断面巾W
の70〜85%、より好ましくは73〜78%に設定さ
れる。なお前記巾W1は、巾W2、W3と同巾もしくは
広巾に設定してもよい。
【0040】このカットブレーカ11は、トレッド部5
の面内曲げ剛さを高め、コーナーリング力を増大するた
めのものであり、そのためにカーカスコード18、ベル
トコード26とトライアングル構造となるように配置す
る。すなわち、カーカスコード18、ベルトコード26
及びブレーカコード27の各コード角は互いに異ならせ
ている。カーカスコード18がタイヤ赤道に対して75
〜90度、ベルトコード26が5度以下の角度で傾くた
め、ブレーカコード27を、タイヤ赤道に対して、好ま
しくは10〜45度、より好ましくは10〜30度の角
度で傾け、強固なトライアングル構造を形成する。なお
カーカスコード18が75〜80度の角度のとき、ブレ
ーカコード27のタイヤ赤道に対する傾きを0度近くに
設定することもできる。
【0041】このように、カットブレーカ11の付加自
体によって、さらには、前記のようにカーカスコード1
8、ベルトコード26とトライアングル構造とすること
により面内曲げ剛さを高め、コーナーリング力を増大さ
せるとともにスタンディングウエブの発生を抑制する。
【0042】そして第2の発明では、このようなカット
ブレーカ11の形成に起因して、そのプライ11a1、
11a2の各端部から進行するプライ端剥離を抑制する
ために、各プライ11a1、11a2に、前記カーカス
プライと略等しい構造のものを採用している。
【0043】すなわち各プライ11a1、11a2は、
各ブレーカコード27を横糸によって継ぐことなく同一
平面内で互いに平行に配列したコード配列体20をトッ
ピングゴム19中に埋着したシート体である。
【0044】従って、前記カーカスプライと同様に、従
来のプライに比して、トッピングゴムの被覆厚さを同等
に保ちつつプライ厚さを大巾に減じることができる。又
内部発熱を低減しかつ軽量化を図りうる。しかも隣り合
うプライ間における、コードの局部的な近接を防止しう
るため、プライの全巾に亘って各コード間距離eを、プ
ライ間に作用する剪断応力を吸収・緩和しうる必要最小
限の範囲に設定できる。
【0045】なおコード間距離eとは、図4に示すよう
に、カットブレーカ11のプライ外面と直角な方向に計
ったコード間の距離を意味する。又前記コード間距離e
は、外のプライ11a1のブレーカコード27と内のプ
ライ11a2のブレーカコード27との間の距離e1、
外のプライ14a1のブレーカコード27とベルト層1
0の最内側のプライ10a1のベルトコード26との間
の距離e2、及び内のプライ14a2のブレーカコード
27とカーカス7の最外側のプライ7b1のカーカスコ
ード18との間の距離e3を含み、本発明では各距離e
1、e2、e3をブレーカコード27の直径K2の1/4
倍以上かつ4倍以下の範囲とし、前記剪断力をそのコー
ド間に介在するトッピングゴム19のゴム弾性によって
緩和する。なお前記距離e1、e2、e3の規制は、少
なくともプライ両端からプライ展開巾の60%にわたる
領域Nにおいて達成する必要がある。
【0046】又前記ベルト層10は、複数枚、例えば8
枚のベルトプライ10aからなる多層体であって、前記
カットブレーカ11に接しかつその外端はカットブレー
カ11の外端を外方に越えて延在するとともにタイヤ外
表面SBに沿う斜面10Sで整一する。又ベルト層10
は、タイヤ断面巾Wの70〜85%程度のベルト巾WB
を有し、前記カーカス6をタガ効果を有して拘束するこ
とにより前記カットブレーカ11とともにタイヤ剛性を
高め走行性能等を向上する。
【0047】なおベルト層10は、その斜面10Sとタ
イヤ外表面SBとの間の最短距離tBが3〜15mm程度
に設定される。又ベルトプライ10aはベルトコード
を、タイヤ赤道に対して0〜5度の角度で傾けたファブ
リック材から形成される。なお第1発明においては、ベ
ルトコード26は0〜20度の角度で配列させることが
できるが、好ましくは0〜5度の範囲である。
【0048】なお本発明で用いるカーカスプライ7及び
カットブレーカプライ11は、前記横糸による拘束力を
排除しているため、同一平面内での高精度の配列を可能
とする反面、各カーカスコード18及びブレーカコード
27が独立するため、その形成過程において逆にコード
配列を大きく乱す恐れがある。しかしながら本発明者が
案出した新規な手段の採用によって形成が可能となっ
た。即ち図8、9に示すように各ボビン30から巻戻さ
れかつガイド31によって互いに平行に整列されるカー
カスコード18もしくはブレーカコード26からなるコ
ード整列体20に、ダイ33中でトッピングゴム19を
所定被覆厚さでゴム付けし、均一厚さかつ巾のテープ状
体35を形成する。しかる後、該テープ状体35を、タ
イヤサイズに応じた外形寸法を有するドラム36上に、
螺旋状に巻装し、1層の円筒体37を形成する一方、こ
れを巾方向にのびるドラム上のスリット38に沿って切
断することによって広巾かつ均質なシート状のカーカス
プライを形成する。なおガイド31は、図9に示すよう
にコードを挿通する案内孔39…を同一直線上に等ピッ
チで形成した例えばブロック状をなし、ボビン30と押
えローラ40との間に作用する張力を用いて前記コード
をその下流側において、同一平面内で互いに平行に配列
させる。又、ダイ33は、ゴム押出機41に連通しかつ
前記コード整列体20が通るゴム室42を有する基体3
3Aと、ゴム室42の前後端に着脱自在に取付きかつ成
形用の孔部43を有する端材33Bとを具え、端材33
Bは、孔部43がコード整列体20と同芯に配されるこ
とにより、該孔部43の開口形状に応じた断面を有しか
つコード整列体20をその中心に埋設したテープ状体3
5を形成しうる。なお前記基体33Aには、ゴム室42
に通じ余剰ゴムを取出す取出し口42Aを設けている。
【0049】又図10、11に示す他の手段を用いて形
成することもできる。すなわちコード18、26の下面
を受ける位置決め用の嵌合溝22を並設したドラム23
を用い、供給される複数のコード18、26をドラム2
3の外周面上で互いに平行に支持する。又その外面に押
出し成形されたトッピングゴム片19Aを均一厚さでゴ
ム付けする一方、該ゴム付けされたトッピングゴム片1
9A外面を基準としてコード配列体20の他面に同様な
トッピングゴム片19Bをゴム付けする。
【0050】このことによりコード18、26がゴム1
9中に、厚さ方向にばら付くことなく同一平面内で互い
に平行に配列する。
【0051】ここで「同一平面内で配列する」とは、図
12に示すように基準面Sから夫々カーカスコード18
の直径K1、又はブレーカコード26の直径K2の 1/1
0 倍の距離Loを隔たる上下の臨界平面S1、S1間
に、各カーカスコード18又はブレーカコード26がそ
の中心を位置させて並列することを意味し、該距離Lo
は好ましくは直径Kの1/12倍以下、さらに好ましくは1
/14 倍以下である。
【0052】又前記直径K1、K2とは前記カーカスコ
ード18又はブレーカコード26に外接する外接円のう
ち最小径のものの直径であって、本発明では、各コード
間に作用する剪断力を緩和・吸収させ、耐久性をさらに
向上させるために前述のごとくカーカス6にあっては間
隙i2を直径K1の1/4 〜2倍、又カットブレーカ11
にあっては間隙e1、e2、e3を夫々直径K2の1/4
〜4倍の範囲に規制している。
【0053】なおビード耐久性の向上を計るためには、
互いに隣設するプライの両端部が特に重要であり、従っ
て、前記内外に重なり合って隣り合うカーカスプライに
おけるカーカスコード間の間隙i2の規制は、少なくと
もビード底引からカーカス6の折返し上端Z2に至るま
での長さにわたる領域Mで達成することが必要である。
又前記間隙i2が夫々直径Kの1/4 倍未満の場合、剪断
応力の緩和効果が不十分となりコードルースを招来す
る。又直径K1の2倍をこえる場合には、タイヤ厚さが
過度に増し、タイヤ重量の増加を招く他、内部温度が上
昇し、ゴムの熱破壊を誘発する。同様に、カットブレー
カ11においてもカットブレーカプライの端部から、該
プライの巾の60%にわたる領域で、コード間距離eが
直径K2の1/4 倍〜4倍であることが必要であり、該コ
ード間距離eが直径K2の1/4 倍未満の場合、剪断力緩
和効果が期待できず又4倍をこえると発熱が大となる。
【0054】なお前記間隙i2は、カーカスプライ7が
互いに隣り合う所であるならば、前記内層7Aの本体部
70間、内層7Aの折返し部71間、外層7Bの本体部
73間、外層7Bの巻下ろし部74間、折返し部71と
本体部70との間、折返し部71と本体部73との間、
及び巻下ろし部74と本体部70との間における間隙を
含む。
【0055】そしてこのような間隙i2の規制は、横糸
を排除した新規なカーカスプライを用いることによって
その実現を可能としたものであり、又このようなカーカ
スプライには、本実施例に示す高伸張性のカーカスコー
ドの他、スチール等の低伸張性のカーカスコードを用い
ることもできる。
【0056】又ベルト層10の外側に配されるカットプ
ロテクタ16は、前記保護コードを用いる少なくとも一
枚、本例では2枚のプライ16aからなり、かつこのカ
ットプロテクタ16は、外部からの耐カット性を向上す
るとともに、ベルト層10とトレッド部5のゴムとの間
の剛性段差を緩和し、その間における剪断応力を低減す
る。
【0057】そのためにカットプロテクタ16は、ベル
ト層10の全面に配されるのが好ましい。又ベルト層1
0に好ましい変形を許容しうるように、タイヤ赤道に対
するコード角度を0度に近づけ、保護コードに伸長性を
付与するのもよい。
【0058】さらにカットプロテクタ16は、一層のプ
ライを用いる他、2枚以上の複数層とすることもでき、
さらに図2に示すように、ベルト層10との間に、ゴム
層15を設けるのもよい。このゴム層15は、タイヤ更
生に際して、ベルト層10を傷つけることなく、カット
プロテクタ16を除去することを容易とする。
【0059】又本発明では、タイヤ赤道CO上のトレッ
ド全厚さTAと、前記正規状態における接地端PAまで
のタイヤ赤道COからの長さLの90%を前記タイヤ赤
道COから隔てる90%接地点Bにおけるトレッド全厚
さTBとの厚さ比TB/TAを1以下としている。なお
トレッド全厚さTA、TBとは、トレッド面に直交する
向きに測定したトレッド面からタイヤ内腔に向く内面ま
での全厚であり、前記カットブレーカ11の採用によ
り、接地端におけるベルト層10外面からトレッド面ま
でのトレッドゴムの厚さtBを、タイヤ赤道COにける
トレッドゴムの厚さtAに比して大巾に減じることなく
前記厚さ比TB/TAを1以下に達成しうる。これによ
ってショルダー部の曲げ剛さが相対的に減少し、ビード
変形量が小なタイヤプロファイルが得られる。
【0060】(具体例)図1に示すタイヤ構造をなし、
タイヤサイズ46×17R20の航空機用タイヤを表1
の仕様に基づき試作するとともに、該試作タイヤのビー
ド部での高速耐久性、低速耐久性を夫々測定した。
【0061】なお高速耐久テストとして、米国航空局規
格TSO−C62cに基づく離陸テストを150%基準
荷重の下で100回行ないその時のカーカスゴム破壊の
有無を評価した。なおビード部発熱指数とは100回走
行後の各回のビード発熱平均温度から夫々走行前のビー
ド温度を引いた温度差を該走行前のビード温度で除した
値である。
【0062】又低速耐久テストとして、120%基準荷
重の下で速度11km/Hで連続走行させ、その時のビー
ド損傷に至る走行距離で評価した。
【0063】又同様に、図1に示すタイヤ構造をなしか
つタイヤサイズが46×17R20のタイヤを表2の仕
様に基づき試作するとともに、該試作タイヤの耐久性を
比較例品と比較した。
【0064】なお耐久テストとしては、同様に120%
負荷状態において、走行速度11km/hで3000kmま
で連続走行させその時の損傷を比較した。又コーナリン
グ力は、室内試験機を用いて測定し、カットブレーカを
排除した時の値を100とした指数で示している。数値
の大なほど優れている。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】叙上のごとく本願第1の発明のラジアル
タイヤは、横糸を排除した新規なカーカスプライを用い
て、カーカスコード間の各間隙を規制しているため、低
速、高速双方におけるビード耐久性を高めうるとともに
タイヤを軽量化でき、しかもユニフォミティを向上しう
る。又第2の発明では、カットブレーカ両端でのセパレ
ーションを、ビード損傷、偏摩耗の弊害を招くことなく
抑制しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】トレッド部を拡大して示す断面図である。
【図3】カーカスプライのコード間隙を説明する断面図
である。
【図4】カットブレーカのコード間距eを説明する斜視
図である。
【図5】カーカスコードの特性を示す線図である。
【図6】カーカスコードの特性を示す線図である。
【図7】初期弾性率を説明する線図である。
【図8】プライ形成の一手段を説明する線図である。
【図9】前記一手段をさらに説明する線図である。
【図10】プライ形成の他の手段を説明する線図であ
る。
【図11】前記他の手段をさらに説明する線図である。
【図12】プライを説明する断面図である。
【図13】主縦溝と副縦溝とを説明するトレッドの部分
断面図である。
【図14】従来技術を説明する断面図である。
【図15】従来技術を説明する断面図である。
【符号の説明】
2 ビードコア 3 ビード部 4 サイドウォール部 5 トレッド部 7 カーカス 7a、7b カーカスプライ 10 ベルト層 11 カットブレーカ 11a、11b カットブレーカプライ 18 カーカスコード 26 ブレーカコード i2 間隙 e、e1、e2、e3 距離

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウオール部をへてビ
    ード部のビードコアの廻りを折返されかつタイヤ赤道に
    対して75゜以上かつ90゜以下の角度で配したカーカ
    スコードを有ししかも内外で重なる複数枚のカーカスプ
    ライからなるカーカスと、該カーカスの半径方向外側か
    つ前記トレッド部内方に配されるベルト層と、前記カー
    カスとベルト層との間に介在するブレーカコードの1以
    上のカットブレーカプライからなるカットブレーカとを
    具える一方、少なくとも前記カーカスプライは、カーカ
    スコードを横糸により継ぐことなく同一面内で互いに平
    行に配列しかつ該カーカスコードをゴム中に埋着したシ
    ート状をなすとともに、前記内外に重なるカーカスプラ
    イにおけるカーカスコード間の間隙を、少なくともビー
    ド底部から該カーカスプライの折返し上端に至るまでの
    領域において、カーカスコードの直径K1の1/4 倍以上
    かつ2倍以下としたラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】前記カーカスコードは、コード破断強度の
    10%時の伸びS10(%)が5〜10であることを特徴
    とする請求項1記載のラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】前記カーカスコードは、コード破断強度の
    10%時の伸びS10(%)をコードのデニール数で除し
    た値D10(%/d)が7.35×10-4〜14.7×1
    -4であることを特徴とする請求項1記載のラジアルタ
    イヤ。
  4. 【請求項4】トレッド部からサイドウオール部をへてビ
    ード部のビードコアの廻りを折返されかつタイヤ赤道に
    対して75゜以上かつ90゜以下の角度で配したカーカ
    スコードを有する1以上のカーカスプライからなるカー
    カスと、該カーカスの半径方向外側かつ前記トレッド部
    内方に位置するとともにタイヤ赤道に対して5度以下の
    角度で配したベルトコードを有する1以上のプライから
    なるベルト層と、前記カーカスとベルト層との間に介在
    しかつタイヤ赤道に対して0以上70°以下の角度で配
    されるブレーカコードの1以上のカットブレーカプライ
    からなるカットブレーカとを具える一方、少なくとも前
    記カットブレーカプライは、ブレーカコードを横糸によ
    り継ぐことなく同一面内で互いに平行に配列しかつ該ブ
    レーカコードをゴム中に埋着したシート状をなすととも
    に、該カットブレーカプライのブレーカコードは、該プ
    ライと内外で隣り合う他のプライのコードとの間の距離
    を、少なくとも該プライの両端から該プライの展開巾の
    60%にわたる領域において、ブレーカコードの直径K
    2の1/4 倍以上かつ4倍以下としたラジアルタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002321267A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd プライのトッピング装置
JP2005246736A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd プライコード製造装置及びプライコード製造方法

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