JPH05207907A - 靴底周縁自動制御荒磨き装置 - Google Patents

靴底周縁自動制御荒磨き装置

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JPH05207907A
JPH05207907A JP28902891A JP28902891A JPH05207907A JP H05207907 A JPH05207907 A JP H05207907A JP 28902891 A JP28902891 A JP 28902891A JP 28902891 A JP28902891 A JP 28902891A JP H05207907 A JPH05207907 A JP H05207907A
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shoe
brush
support
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brush wheel
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JP28902891A
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Shinji Ryo
新治 廖
Kokuyu Rin
國雄 林
Gyokuho Ryu
玉芳 劉
Bunsho So
文章 曽
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Industrial Technology Research Institute ITRI
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Industrial Technology Research Institute ITRI
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴底周縁自動制御荒磨き装置の構造を簡素に
すると共に荒磨き部材の位置制御を容易にする。 【構成】 架台に固定された靴支持体3に靴を固定して
靴の周縁を荒磨きするので、荒磨き部材1の移動のみを
制御すればよく、装置の構造を簡単化できる。また荒磨
きされる靴を固定しているので、荒磨き部材1を移動さ
せている部材の制御が容易である。 【効果】 従来装置に比較して構造が簡単であるので、
装置の製造原価を抑制でき、また耐久性やメインテナン
ス性を向上できる。また靴を固定する靴支持部材を架台
に固定し、荒磨き部材のみを運動させているので、運動
経路の算出が容易であり、また荒磨きの状態を管理しや
すい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴底周縁荒磨き装置に関
し、特に靴底周縁の荒磨き部の状態に応じた荒磨き作業
を施す靴底周縁自動制御荒磨き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられている靴底周縁自動制御荒
磨き装置としては、図7に示されるように、アメリカ合
衆国のユースモン(株)により出願され、米国特許第4
387581号と米国特許第4389861号となって
いる装置がある。図7に示されるようにこの靴底自動荒
磨き装置には、靴を支持すると共に靴を靴の長手方向に
往復動自在にする靴支持部材410と、靴底周縁を荒磨
きする靴底周縁荒磨きホイールを靴の幅方向に移動可能
としている靴底周縁荒磨き部材420とが取付けられて
いる。図示されているように、靴底周縁荒磨きホイール
は靴の幅方向に移動自在であると共に靴の長手方向に揺
動自在である。このように取りつけられた両部材を移動
させることにより、任意の靴底周縁位置を荒磨きできる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この靴
底周縁自動荒磨き装置では、靴支持部材と荒磨き部材と
の両方を移動させており、両部材は相対的な位置決めと
なっている。このため構造が複雑で、装置の耐久性やメ
インテナンス性および製造コストに問題がある。そして
靴を支持する部材と靴底周縁を荒磨きする部材の両方が
運動する構造をとっているので、部材相互の位置関係は
常に相対的なものとなり、細かい位置制御が難しい。ま
た荒磨き部材の位置制御が難しいので、あらかじめ設定
した荒磨き状態を実現できないという問題がある。
【0004】靴底周縁の選定点は工具の限定された高さ
位置により決定され、選定点の座標軸値が数字化される
前に、工具載せ物が高さ方向で或る距離移動され、工具
がその限定された高さ方向の位置から離されるので、選
定点の選択が極めて煩わしい。 コンピュータで靴底周
縁の選定されたポイントの状況を記憶しているが、靴支
柱と工具載せ物との間に相対的な運動が存在しているの
で、靴底の周縁の各選定されたポイントの記憶された状
況が実際の状況に合わないことがしばしば有る。 本発
明は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであ
り、装置の構造が簡素であると共に荒磨き部材の位置制
御が容易である靴底周縁自動制御荒磨き装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、靴底周縁を自動的に荒磨きする装置であっ
て、靴底面を上側にして靴を固定支持する靴支持体を架
台に取り付け、それぞれ前記靴の縦方向に伸びたY方向
ガイドレール、幅方向に伸びたX方向ガイドレール、お
よび上下方向に伸びたZ方向ガイドレールに案内されて
移動するつり腕を、前記架台に対して前記靴支持体に隣
接して設置し、前記つり腕に前記靴底面の周縁を荒磨き
するブラシホイールを設け、前記靴支持体に固定された
靴の周縁に沿って前記ブラシホイールを倣い移動させる
ように前記つり腕の移動を制御する制御手段を有する靴
底周縁自動制御荒磨き装置である。また、前記つり腕に
ブラシホイール支持腕を揺動自在に装着すると共に当該
ブラシホイール支持腕に前記ブラシを取付けて当該ブラ
シを前記ブラシホイール支持腕を介して前記つり腕に設
け、前記ブラシホイール支持腕に前記ブラシの前記靴に
対する押圧力を調整する圧力調整手段を設けてなる靴底
周縁自動制御荒磨き装置である。そして前記靴支持体に
は、左右対象となった一対のシリンダと、一対の左右対
象な電位計とを有する左右認識手段が設けられ、前記靴
支持体に取付けられた靴が右足用か左足用かを判断する
ようにした靴底周縁自動制御荒磨き装置である。さらに
前記靴支持体に固定された靴の周縁に沿って移動する前
記ブラシの靴底周縁経路の上の複数点を入力する教示手
段を有し、前記制御手段により前記ブラシが教示された
点を通って前記靴底周縁に沿って移動するようにした靴
底周縁自動制御荒磨き装置である。
【0006】
【作用】架台に設置された靴支持部材に靴を固定して靴
底周縁の荒磨きを行うので、荒磨き部材の移動のみを制
御すればよく、装置の構造を簡単化できる。また荒磨き
される靴を固定しているので、荒磨き部材を移動させて
いる部材の制御が容易である。
【0007】
【実施例】以下、添付した図面に従って本発明を詳細に
説明する。図1に示されているのは、本発明の靴底周縁
自動制御荒磨き装置の斜視図である。図2に示されてい
るのは、本発明の靴底周縁自動制御荒磨き装置の側面図
である。また図3に示されているのは、荒磨き部材とつ
り腕駆動装置の上面図である。図4に示されているの
は、踵挟持部材の上面図である。そして図5に示されて
いるのは、本発明の靴底周縁自動制御荒磨き装置のハー
ドウェア構成図であり、図6に示されているのは、本発
明の装置の制御に係わるソフトウェアの構成図である。
【0008】図1および図2で示されるように、本発明
の靴底周縁自動制御荒磨き装置は第1架台21aと第2
架台21bを有している。両架台21a,21bは隣接
して固定されており、第1架台21aにはつり腕駆動装
置2が設置されている。つり腕駆動装置2は、図3に示
されるようにつり腕駆動装置2の一部であるY方向ガイ
ドレール210部分で第1架台21aに固定されてい
る。このY方向ガイドレール210には、Y方向に移動
自在である第1支え台22が設置されており、第1架台
21aに取付けられているとともに駆動電動機211に
より駆動されている電動送り機構212により位置決め
できるようになっている。またこの第1支え台22には
X方向ガイドレール220が敷設されており、このX方
向ガイドレール220を介して第2支え台23がX方向
に移動自在に設置されている。そして第1支え台22に
設置され、駆動電動機221により駆動されている電動
送り機構222により、第2支え台23はX方向に位置
決め自在となっている。さらに第2支え台23には、Z
方向ガイドレール230を介してつり腕11が取付けら
れており、第2支え台23に設置され、駆動電動機23
1により駆動されている電動送り機構232によりZ方
向に位置決め自在となっている。つまり、つり腕11は
架台21に対して移動自在である。なお、上記3つの電
動送り機構212,222,232は全て、図示してい
ない保護蓋により被覆されていることが望ましく、保護
蓋は伸縮自在のものが好ましい。
【0009】またつり腕11には、つり腕11に設置さ
れY方向に延びているガイドレール1160に沿って移
動自在であり、つり腕に取り付けられた揺動モータ11
5により駆動される直線送り伝動機構116が取付けら
れている。つり腕11には重量釣り合いシリンダ233
を取付けることができるようになっている。
【0010】図1,図2および図3に示されているよう
に、つり腕11の一端には荒磨き部材1が取付けられて
いる。図1に示されているように荒磨き部材1が、靴幅
方向に延びる枢軸119を軸として回転自在であるブラ
シホイール支持腕118を介してつり腕11に回転自在
に取り付けられている。またブラシホイール支持腕11
8は、ロッカー117を介して、つり腕11に取付けら
れている伝動機構116と係合しており、回転軸中心に
揺動運動できるようになっている。つり腕11には、ブ
ラシホイールモータ110が取付けられており、ベルト
および伝動方向変換機構111を介してY方向を軸とし
て回転可能となっている一組のブラシホイール112を
駆動している。ブラシホイール112は、圧力調整手段
つまりスプリング圧力調整器113を介してブラシホイ
ール支持腕118に取り付けられているので、常に靴の
荒磨き面に接触させておくことができる。また圧力調整
手段によりブラシホイール112と荒磨き面との接触状
態を、多種多用な靴底形状や荒磨き面の素材に対応した
接触力に調整することができる。ブラシホイール112
とブラシホイール支持腕118との間には支持シリンダ
114が取り付けられているので、ブラシホイール11
2はスプリング圧力調整器113の作用により靴面の凹
凸に追従できる。これとは別にブラシホイール112を
ブラシホイール支持腕118に対して固定できるので、
ブラシホイール112を靴と離反させた状態で固定する
ことにより、算出した経路上を試運転したりブラシを研
磨したりできる。なおブラシホイール112の設置数は
複数組であってもよい。またブラシホイールモータ11
0は図示してない無段階変速器により回転数を制御でき
るようになっていると共に、回転方向を正逆に変更し得
るようになっている。さらに、各モータは変速器により
適当な回転数に調整して用いるとよい。
【0011】また図2に示されているように、ブラシホ
イール112に隣接してホイールブラッシング装置32
1が取り付けられている。このホイールブラッシング装
置321を、荒磨きによって生じた磨き屑が目詰まりし
ているブラシホイール112のブラシ部に当てることに
より、ブラシ間に目詰まりしている磨き屑を取除くこと
ができと共に、ブラシホイール112のブラシの先端を
鋭利に研磨することができるので、荒磨き効果の低下を
防止することができる。ブラッシングの際、当てる素材
は砥石車でもよい。またホイールブラッシング装置32
1の作用が、目詰まりしている磨き屑を除去する作用だ
けであってもよい。
【0012】さらに図2に示されているようにブラシホ
イール112上方には、荒磨き時に発生した粉塵を一定
の方向に飛散する除塵ファンと、フィルタと、パイプ線
と、除塵マスクと、これらの駆動源であるモータとから
なる除塵装置5が取り付けられている。これに加えて飛
散方向に集塵容器を取付けてもよく、さらにいうと、除
塵ファンの替わりに粉塵を吸引するとともに回収する吸
塵装置を取付けてもよい。
【0013】図1および図2で示されるように、第2架
台21bには靴支持体3が設置されている。靴支持体3
は下部にフレーム31を有しており、このフレーム31
にて第2架台21bに接すると共にロックされている。
そしてフレーム31にはヘッド313とバー支持部材3
23とを介してガイドバー315がY方向に取付けられ
ている。またガイドバー315には、靴を下から2点で
支持する支持片316と、滑り台座312とがY方向に
移動自在に取付けられており、このうち滑り台座312
は、アクチュエータによりバー支持部材323に近接離
反自在であると共に、滑り台座312に取付けられてい
る締付け部材311によりガイドバー315に固定自在
となっている。さらに滑り台座312には靴の長さを測
定する靴長さ測定装置314と、靴の爪先部を3点で支
持する靴先支持部材310とが取付けられている。また
下から靴を支持する突き支え部材318が靴支持位置直
下に垂直に位置するようにフレーム31に取付けられて
いる。一方、ガイドバー315の第1架台21a側端部
を支持するバー支持部材323には、靴を上から押え付
けつつ靴を固定する押え部材317と、靴の踵を挟持す
る踵挟持部材319と、靴の左右を判断する左右識別手
段つまり左右識別装置320とが取付けられている。こ
のうち踵挟持部材319と左右識別装置320の上面図
が図4に示されている。図4に示されるように、踵挟持
部材319は、バー支持部材323に水平回転自在に設
けられた右挟持部材319aと左挟持部材319bとか
らなり、両挟持部材により靴を挟持するようになってい
る。両挟持部材には靴と接触する接触部材325が回転
自在に設けられている。またエアシリンダ320aによ
り靴の側部に近接離反自在となっている棒部材326
と、この棒部材326の長手方向移動量を検出できる電
位計つまり移動量測定器320bとを有する左右識別装
置320が、支持板を介して各挟持部材319a,31
9bに取り付けられている。つまり靴が両挟持部材31
9a,319bにより挟持されると同時に、退避位置に
ある棒部材326をエアシリンダ320aにより靴に近
接させ、棒部材326と靴とが接触するまでの棒部材3
26の変位量により、靴の左右を識別するようになって
いる。なお、ブラシホイール修正装置322がバー支持
部材323に取付けられている。
【0014】図5に示されているのは、本発明に係わる
制御手段と被制御装置とのハードウェア構成図である。
図5の破線の内部がメイン制御コンピュータ61の構成
である。CPU61Bには電源供給器61Aと通信イン
ターフェースボード61Cと入出力インターフェースボ
ード61DとA/D変換インターフェース61Eと指令
発生器61Fとが接続されており、これらのインターフ
ェースを介してドライバなどが制御されている。通信イ
ンターフェースボード61Cは、ブラシホイール112
の移動経路を算出するデータである通過点など、装置の
運転に係わる指示を入力する装置であるティーチング装
置76のインターフェースであり、入出力インターフェ
ースボード61Dは、靴長さ測定部材314や入力モジ
ュール63Dおよび出力モジュール63Cのインターフ
ェースである。またA/D変換インターフェース61E
は、ブラシホイールモータ110の回転数を制御する無
段階変速器を有するサーボドライバ63Bに接続してい
る。そして指令発生器61Fは、図1に示される各支え
台22,23およびつり腕11を駆動している電動送り
機構212,222,232を制御する経路制御ボード
61Gに指令を出している。この経路制御ボード61G
はサーボドライバ63Aに接続しており、サーボ駆動器
61Aが駆動されている。またメイン制御コンピュータ
61は、動作の開始、終了および中断あるいは緊急停止
等の指示を与えるための操作制御盤62を有している。
【0015】図6に示されているのは、制御手段に係わ
るソフトウェアの構成図である。メインルーチン70か
らは、ティーチング装置76などから入力されたデータ
を処理するマニュアルルーチン71と、コンピュータ内
のデータを処理する通信インターフェースルーチン72
と、装置の運転に必要なデータを準備する処理をするワ
ークパフォーマンスルーチン73と、任意の順序で入力
された靴底周縁形状の座標データを編集する編集ルーチ
ン74と、装置の動作環境を設定する環境設定ルーチン
75とが実行可能となっている。なおティーチング装置
76等の挟持手段から入力する座標データの間隔は、靴
底周縁形状の形状変化の度合つまり曲率により任意の間
隔とすることができるようになっている。通信インター
フェースルーチン72は、メインルーチン70とメイン
制御コンピュータ61との間を仲立ちする処理を受け持
つホストコンピュータ通信インターフェースルーチン7
7を実行できる。またつり腕11の経路を計算する経路
計算ルーチン78をワークパフォーマンスルーチン73
から実行できるようになっており、実際につり腕11を
運動させるつり腕運動ルーチン79はワークパフォーマ
ンスルーチン73と編集ルーチン74とから実行でき
る。さらにエアシリンダ等の制御を行う入出力ルーチン
80がワークパフォーマンスルーチン73とつり腕運動
ルーチン79とから実行できる。そしてつり腕運動ルー
チン79からモータ駆動ルーチン81が実行できるよう
になっている。
【0016】なお、コンピュータにより制御され、各部
材の動作を自動化している空圧機器つまり気圧制御要素
は、電磁バルブ、手動バルブ、チェックバルブ、流量制
御バルブおよび圧力調整バルブのいずれかまたはこのう
ちのいくつかを有し、またフィルタ、圧力調整器および
潤滑器からなる三点組合せ、圧力メータ、継手およびパ
イプラインのいずれかまたはこのうちのいくつかを有し
ている。そしてこれらの部材からなる気圧制御要素は、
支持シリンダ114を含めて重量釣合シリンダ233、
靴先挟支持材310、締付け部材311、滑り台座31
2、押え部材317、突き支え部材318、踵挟持部材
319および左右識別装置320などに取りつけられ、
これらの部材および装置を動作させている。
【0017】次に、装置の動作順序を説明する。作業者
により本装置に靴が搬入されると、支持片316と突き
支え部材318とにより3点で暫定的に靴を支持できる
ようになっているので、靴先支持部材310と踵挟持部
材319とにより靴が強固に支持される以前であっても
靴を人手により保持しておく必要はなく、従って靴が支
持部材から落下することや靴底面が傾斜した状態で支持
される心配もない。作業者による靴の搬入が終了し、作
業者が靴先支持部材310およびバー支持部材323に
設置されている操作制御盤62にある搬入完了スイッチ
を両方とも押すと、この信号がCPU61Bに入力され
装置の動作が開始する。まず滑り台座312がバー支持
部材323に近接する方向に移動される。これにより滑
り台座312に取り付けられている靴先支持部材310
は搬入された靴の爪先部に近接移動し、接触して靴の爪
先部を挟持する。これと同時に押え部材317を一旦可
動範囲の上限に位置させ、その後この押え部材317を
下方に移動させると共に突き支え部材318を上方に伸
張させて、靴を上下から挟持する。この時両部材31
7,318の移動量は制御されており、予め設定された
位置に靴底面の高さを固定できるようになっている。靴
底面が上下で挟持されると、続いて踵挟持部材319が
作動し靴の踵を左右両側から挟持すると共に、踵挟持部
材319に設置されている靴の左右認識装置320が作
動し靴の左右を認識する。このようにして靴の左右を感
知すると、このデータを基に記憶装置から予め入力され
ているデータを選択し、適切な荒磨き経路を自動的に算
出する。ブラシホイール112の経路が算出されると、
算出された経路に沿ってブラシホイール112を移動さ
せるために、3方向つまりX,Y,Z方向それぞれの成
分に分解し、この分解データに従って各方向を位置決め
する電動送り機構212,222,232を制御するこ
とにより、ブラシホイール112を目的の経路に沿って
移動させる。また良好な荒磨き面を得るには、ブラシホ
イール112と荒磨き面との相対関係を常に垂直に保つ
必要があるので、揺動モータ115を制御することによ
り、ブラシホイール支持腕118を回転運動させる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の装置は、従来装
置に比較して構造が簡単であるので、装置の製造原価を
抑制でき、また耐久性やメインテナンス性を向上するこ
とができる。また靴を固定する靴支持部材を架台に固定
し、荒磨き部材のみを運動させているので、運動経路の
算出が容易であり、また荒磨き状態を管理しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の靴底周縁自動制御荒磨き装置の斜
視図、
【図2】は、本発明の靴底周縁自動制御荒磨き装置の側
面図、
【図3】は、つり腕駆動装置と荒磨き部材の上面図、
【図4】は、靴挟持部材の上面図、
【図5】は、靴底周縁自動制御荒磨き装置のハードウェ
ア構成図、
【図6】は、本発明の装置の制御に係わるソフトウェア
の構成図、
【図7】は、従来の装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…荒磨き部材 2…つり腕駆動装置 3
…靴支持体 5…除塵装置 11…つり腕 21a
…第1架台 21b…第2架台 22…第1支え台
23…第2支え台 31…フレーム 61…メイン制
御コンピュータ 61A…電源供給器 61B…CPU 61C…通信インターフェースボード 61D…入出力インターフェースボード 61E…A/D変換インターフェース 61F…指令発
生器 61G…経路制御ボード 62…操作制
御盤 63A…サーボドライバ 63B…サーボ
ドライバ 63C…出力モジュール 63D…入力モ
ジュール 70…メインルーチン 71…マニュア
ルルーチン 72…通信インターフェースルーチン 73…ワークパフォーマンスルーチン 74…荒磨き部材通過点編集ルーチン 75…環境設定ルーチン 76…ティーチ
ング装置 77…ホストコンピュータ通信インターフェースモジュ
ール 78…靴路計算ルーチン 79…つり腕運
動ルーチン 80…入出力ルーチン 81…モータ駆
動ルーチン 110…ブラシホイールモータ 111…ベルト
及び伝動方向変換機構 112…ブラシホイール 113…スプリ
ング圧力調整器 114…支持シリンダ 115…揺動モ
ータ 116…直線式送り伝動機構 117…ロッカ
ー 118…ブラシホイール支持腕 119…枢軸 210…Y方向ガイドレール 211…駆動電
動機 212…電動送り機構 220…X方向
ガイドレール 221…駆動電動機 222…電動送
り機構 230…Z方向ガイドレール 231…駆動電
動機 232…電動送り機構 233…重量釣
合シリンダ 310…靴先支持部材 311…締付け
部材 312…滑り台座 313…ヘッド 314…靴長さ測定部材 315…ガイド
バー 316…支持片 317…押え部
材 318…突き支え部材 319a,b…踵挟持
部材 320…左右識別装置 320a…エアシ
リンダ 320b…移動量測定器 321…ホイ
ールブラッシング装置 322…ブラシホイール修正装置 323…バー支
持部材 325…接触部材 326…棒部材 1160…ガイドレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底周縁を自動的に荒磨きする装置であ
    って、 靴底面を上側にして靴を固定支持する靴支持体を架台に
    取り付け、 それぞれ前記靴の縦方向に伸びたY方向ガイドレール、
    幅方向に伸びたX方向ガイドレール、および上下方向に
    伸びたZ方向ガイドレールに案内されて移動するつり腕
    を、前記架台に対して前記靴支持体に隣接して設置し、 前記つり腕に前記靴底面の周縁を荒磨きするブラシホイ
    ールを設け、 前記靴支持体に固定された靴の周縁に沿って前記ブラシ
    ホイールを倣い移動させるように前記つり腕の移動を制
    御する制御手段を有する靴底周縁自動制御荒磨き装置。
  2. 【請求項2】 前記つり腕にブラシホイール支持腕を揺
    動自在に装着すると共に当該ブラシホイール支持腕に前
    記ブラシを取付けて当該ブラシを前記ブラシホイール支
    持腕を介して前記つり腕に設け、前記ブラシホイール支
    持腕に前記ブラシの前記靴に対する押圧力を調整する圧
    力調整手段を設けてなる請求項1に記載の靴底周縁自動
    制御荒磨き装置。
  3. 【請求項3】 前記靴支持体には、左右対象となった一
    対のシリンダと、一対の左右対象な電位計とを有する左
    右認識手段が設けられ、前記靴支持体に取付けられた靴
    が右足用か左足用かを判断するようにした請求項1に記
    載の靴底周縁自動制御荒磨き装置。
  4. 【請求項4】 前記靴支持体に固定された靴の周縁に沿
    って移動する前記ブラシの靴底周縁経路の上の複数点を
    入力する教示手段を有し、前記制御手段により前記ブラ
    シが教示された点を通って前記靴底周縁に沿って移動す
    るようにした請求項1ないし3に記載の靴底周縁自動制
    御荒磨き装置。
JP28902891A 1991-11-06 1991-11-06 靴底周縁自動制御荒磨き装置 Pending JPH05207907A (ja)

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JP28902891A JPH05207907A (ja) 1991-11-06 1991-11-06 靴底周縁自動制御荒磨き装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314502A (ja) * 1988-05-04 1989-12-19 Kloeckner Ferromatik Desma Gmbh 靴本体にソールを一体成形するための方法及びこの方法を実施するための装置
JPH0397405A (ja) * 1989-09-12 1991-04-23 Reader Kk 製靴用糊付機
JPH0398672A (ja) * 1989-09-12 1991-04-24 Reader Kk 製靴用糊付機における接着剤供給ノズル装置

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