JPH0520779Y2 - - Google Patents

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JPH0520779Y2
JPH0520779Y2 JP1870588U JP1870588U JPH0520779Y2 JP H0520779 Y2 JPH0520779 Y2 JP H0520779Y2 JP 1870588 U JP1870588 U JP 1870588U JP 1870588 U JP1870588 U JP 1870588U JP H0520779 Y2 JPH0520779 Y2 JP H0520779Y2
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JP
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wire rope
wire
detection
cylindrical body
breakage
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JP1870588U
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はクレーン等で使用されるワイヤロー
プの素線切れを正確且つ簡単に検出する工具でワ
イヤロープの素線切れ検出具に係る。
(従来の技術) 周知のように重量物の運搬等には、ワイヤロー
プが牽引体として使用される。
ワイヤロープは、繰返し使用しているうち、素
線切れが発生するので定期的に点検し、その安全
性を確認するようになつている。
このワイヤロープの点検にあたつては、例えば
エレベーター等のように人を移動し、且つその使
用環境がよい場合には、超音波等の電気的な点検
装置が配備されている。この装置は極めて高価で
あり、且つ油、スケール、鉄粉等の付着が少ない
ことが前提となつているので、工場クレーン等の
ように付着物が多い環境のもとでは、使用に適さ
ない。従つて、かかる状況のもとでの点検は、専
ら人手と目視により実施されるのが通例である。
しかし、この点検は付着物の除去と注意深い目視
を必要とし、著しくは非能率的な作業である。
考案者等は、このワイヤロープの素線切れにつ
いて詳細に観察の結果、素線切れ状態は一定の規
則性があり、これを利用すれば、目視によらない
で手作業のみで、さらに場合によつては付着物の
除去なしに確実且つ迅速に点検できることを知見
した。
(考案が解決しようとする課題) 第5図に示すように、ワイヤロープ1は、多数
の素線2を撚つた小ロープ3を複数体撚つて構成
される。素線2の方向は、ワイヤロープ1の長手
方向とほぼ一致しており、従つて素線2が切断し
た場合は、その端部は慨ねワイヤロープの方向に
方向Aのように起立するか、又は逆の方向Bのよ
うに起立するか、或いは隙間Cをもつて、そのま
まの状態のいずれかとなつている。
この考案は、この接断端部の状態がワイヤロー
プの長手方向に沿つていることを利用して、これ
に検出端がひつかけられることによつて、切断を
検出するようにしたものである。
(課題を解決するための手段) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。
第1図は、この考案による検出具の正面図であ
り、二つ割りを開いた状態を、又、第2図は第1
図の内面を示している。
検出具4の全体外観は、筒状体5であり、その
両端にワイヤロープ1が通過できるように開口6
をもつている。この筒状体5の内部には、その内
周面に固定され、且つ中心に向つて延びた検出舌
片7,7−1,7−2が配置されている。
即ち検出舌片7は、ワイヤロープ1の一方向を
指向した組7−1と、それに対向して他の方向を
指向した組7−2をもち、それぞれ複数の舌片7
−1,7−2でワイヤロープ1の外周を包囲して
いる。
該検出舌片7は第2図のように、一方側が筒状
体5の内壁に固定され、他方側は素線の接断端部
A〜Cに係止されるように鋭利であり、且つこの
係止が確実に行なわれるように、弾性力でもつて
ワイヤロープ1外周に接触させられる。
(作用) 第3図は、この検出具4をワイヤロープ1に装
着し、人手で矢印方向(ワイヤロープの長手方
向)に沿つて摺動させる状態を示している。
この使用方法は最も単純な検出方法であり、素
線切れが存在すると往復動中に、いずれかの舌片
7に素線接断端部が引掛り、必ず停止するか、又
は感触的に判る。
(実施例) 本考案は、両端にワイヤロープ1が通過する開
口6,6を有し、蝶番10で開閉可能に接続した
分割側の筒状体5の内部に、ワイヤロープ1の外
周に接触し、且つ包囲すべく設けた複数の弾性舌
片7,7−1,7−2を2組以上設け、その相互
の指向を逆向きに配置し、ワイヤロープ1を筒状
体5を閉じてワイヤロープ1を包囲し、ワイヤロ
ープ1の長手方向に移動自在に装着し、弾性舌片
7によりワイヤロープ1の素線切れを検出せしめ
るようにしたワイヤロープの素線切れ検出具であ
る。
第4図は他の使用例を示している。
ワイヤロープに検出具4を装着する点は前記と
同様であるが、検出具4自体は、通常の手段で検
出具4の重量を支える程度で支持しておく。
検出具4設置位置に検出端8を配置し、ワイヤ
ロープ使用中素線切断部に検出具4が引掛り、移
動するとリミツトスイツチ9が働き、警報等の信
号を送る。つまり自動検出装置の構成要素として
の使用例である。
(考案の効果) 本考案による検出具は、以上のように構成され
ているのでワイヤロープの素線切れは、目視によ
ることなく、且つ多少の付着物があつても確実、
且つ簡便に検出できる効果がある。又、舌片は弾
性的に支持されているので、たの工場で使用する
ワイヤロープの最大径に合わせておけば、それよ
りも小径のワイヤロープにも使用できることは、
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による検出具の正面図、第2図
は同上一部の側面図、第3図は同上の使用例を示
す説明図、第4図は同上の他の使用例を示す説明
図、第5図はワイヤロープの構成と素線切れの状
態を示す図である。 1……ワイヤロープ、2……素線、3……小ロ
ープ、4……検出具、5……筒状体、6……開
口、7……弾性舌片、8……検出端、9……リミ
ツトスイツチ、10……蝶番、A・B……方向、
C……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端にワイヤロープ1が通過可能な開口6を有
    する分割型の筒状体5の内部に、ワイヤロープ外
    周に接触し、且つ包囲すべく設けた複数の弾性舌
    片7を2組以上設け、その相互の指向を逆向きに
    配置したことを特徴とするワイヤロープの素線切
    れ検出具。
JP1870588U 1988-02-17 1988-02-17 Expired - Lifetime JPH0520779Y2 (ja)

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JP1870588U JPH0520779Y2 (ja) 1988-02-17 1988-02-17

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JPH01123692U JPH01123692U (ja) 1989-08-23
JPH0520779Y2 true JPH0520779Y2 (ja) 1993-05-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4832820B2 (ja) * 2005-07-19 2011-12-07 新明和エンジニアリング株式会社 ワイヤーロープの素線切れ検知具
JP6815275B2 (ja) * 2017-05-23 2021-01-20 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベーターロープ素線破断検出装置

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JPH01123692U (ja) 1989-08-23

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