JPH05207613A - バッテリ式トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチの制御装置 - Google Patents
バッテリ式トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチの制御装置Info
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- JPH05207613A JPH05207613A JP1138092A JP1138092A JPH05207613A JP H05207613 A JPH05207613 A JP H05207613A JP 1138092 A JP1138092 A JP 1138092A JP 1138092 A JP1138092 A JP 1138092A JP H05207613 A JPH05207613 A JP H05207613A
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- Japan
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- inching switch
- reverse
- towing tractor
- inching
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 運転席で操作される前後進装置とは別に、車
外で操作可能な前進インチングスイッチと後進インチン
グスイッチとが車体後部に設置されている。特に、トー
イングトラクタに対するトレーラの着脱作業時何らかの
アクシデントが生じた場合に、前進インチングスイッチ
と後進インチングスイッチとを同時にオンにすると、制
御部からの回生制動指令により、走行モータに回生制動
作用が生じて走行モータが停止し、トーイングトラクタ
が停止する。又、前進インチングスイッチと後進インチ
ングスイッチの操作時間を変えれば、同様な回生制動作
用により、走行モータの回転速度が変化してトーイング
トラクタの前後進微速走行速度が変わる。 【効果】 これらのインチングスイッチ操作中におい
て、その操作のみで、トーイングトラクタを強制的に停
止させたり、その前後進微速走行速度を調節したりする
ことができ、非常時の安全性やトーイグトラクタの操作
性が向上する。
外で操作可能な前進インチングスイッチと後進インチン
グスイッチとが車体後部に設置されている。特に、トー
イングトラクタに対するトレーラの着脱作業時何らかの
アクシデントが生じた場合に、前進インチングスイッチ
と後進インチングスイッチとを同時にオンにすると、制
御部からの回生制動指令により、走行モータに回生制動
作用が生じて走行モータが停止し、トーイングトラクタ
が停止する。又、前進インチングスイッチと後進インチ
ングスイッチの操作時間を変えれば、同様な回生制動作
用により、走行モータの回転速度が変化してトーイング
トラクタの前後進微速走行速度が変わる。 【効果】 これらのインチングスイッチ操作中におい
て、その操作のみで、トーイングトラクタを強制的に停
止させたり、その前後進微速走行速度を調節したりする
ことができ、非常時の安全性やトーイグトラクタの操作
性が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバッテリ式トーイング
トラクタにおいて、トレーラの連結作業時に操作する前
後進インチングスイッチに係り、特にこのインチングス
イッチによる前後進制御装置に関するものである。
トラクタにおいて、トレーラの連結作業時に操作する前
後進インチングスイッチに係り、特にこのインチングス
イッチによる前後進制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリ式トーイングトラクタに
おいては、例えば実開昭60−42003号公報に示す
ように、運転席で操作される前後進装置とは別に、車外
で操作可能な前進インチングスイッチと後進インチング
スイッチとが車体の後部に設置されている。そして、作
業者がパーキングブレーキを解除した状態で運転席から
降り、各インチングスイッチを操作すると、トーイング
トラクタが前方又は後方へ微速走行し、トーイングトラ
クタにトレーラが連結される。
おいては、例えば実開昭60−42003号公報に示す
ように、運転席で操作される前後進装置とは別に、車外
で操作可能な前進インチングスイッチと後進インチング
スイッチとが車体の後部に設置されている。そして、作
業者がパーキングブレーキを解除した状態で運転席から
降り、各インチングスイッチを操作すると、トーイング
トラクタが前方又は後方へ微速走行し、トーイングトラ
クタにトレーラが連結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者が運
転席から降りた状態では、トーイングトラクタを強制的
に停止させる手段がないため、インチングスイッチを離
してもトーイングトラクタが惰性により微速走行し続け
る問題があった。
転席から降りた状態では、トーイングトラクタを強制的
に停止させる手段がないため、インチングスイッチを離
してもトーイングトラクタが惰性により微速走行し続け
る問題があった。
【0004】本発明は従来からある前後進インチングス
イッチを操作するだけで、本来の前後進指令機能ばかり
ではなく、制動指令機能をも持たせることを目的として
いる。
イッチを操作するだけで、本来の前後進指令機能ばかり
ではなく、制動指令機能をも持たせることを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバッテリ式
トーイングトラクタにおいては、運転席で操作される前
後進装置とは別に、車外で操作可能な前進インチングス
イッチと後進インチングスイッチとが車体の後部に設置
されている。
トーイングトラクタにおいては、運転席で操作される前
後進装置とは別に、車外で操作可能な前進インチングス
イッチと後進インチングスイッチとが車体の後部に設置
されている。
【0006】そして、走行モータを微速後進回転させる
微速後進回路と、走行モータを微速前進回転させる微速
前進回路と、走行モータに回生制動を発生させる回生制
動回路とを有している。
微速後進回路と、走行モータを微速前進回転させる微速
前進回路と、走行モータに回生制動を発生させる回生制
動回路とを有している。
【0007】制御部は、前進インチングスイッチがオフ
であるとともに、後進インチングスイッチがオンである
とき、それらの信号に基づき、後進微速走行指令を出力
して前記微速後進回路を働かせる。
であるとともに、後進インチングスイッチがオンである
とき、それらの信号に基づき、後進微速走行指令を出力
して前記微速後進回路を働かせる。
【0008】制御部は、前進インチングスイッチがオン
であるとともに、後進インチングスイッチがオフである
とき、それらの信号に基づき、前進微速走行指令を出力
して前記微速前進回路を働かせる。
であるとともに、後進インチングスイッチがオフである
とき、それらの信号に基づき、前進微速走行指令を出力
して前記微速前進回路を働かせる。
【0009】制御部は、前進インチングスイッチがオン
であるとともに、後進インチングスイッチもオンである
とき、それらの信号に基づき、回生制動指令を出力して
前記回生制動回路を働かせる。
であるとともに、後進インチングスイッチもオンである
とき、それらの信号に基づき、回生制動指令を出力して
前記回生制動回路を働かせる。
【0010】
【作用】特に、トーイングトラクタに対するトレーラの
着脱作業時何らかのアクシデントが生じた場合に、前進
インチングスイッチと後進インチングスイッチとを同時
にオンにすると、制御部からの回生制動指令により、走
行モータに回生制動作用が生じて走行モータが停止し、
トーイングトラクタが停止する。又、前進インチングス
イッチ及び後進インチングスイッチの操作時間を変えれ
ば、同様な回生制動作用により、走行モータの回転速度
が変化してトーイングトラクタの前後進微速走行速度が
変わる。
着脱作業時何らかのアクシデントが生じた場合に、前進
インチングスイッチと後進インチングスイッチとを同時
にオンにすると、制御部からの回生制動指令により、走
行モータに回生制動作用が生じて走行モータが停止し、
トーイングトラクタが停止する。又、前進インチングス
イッチ及び後進インチングスイッチの操作時間を変えれ
ば、同様な回生制動作用により、走行モータの回転速度
が変化してトーイングトラクタの前後進微速走行速度が
変わる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るバッテリ式ト
ーイングトラクタの前後進インチングスイッチ制御装置
を図面を参照して説明する。
ーイングトラクタの前後進インチングスイッチ制御装置
を図面を参照して説明する。
【0012】図1に示すように、トーイングトラクタ1
は荷物2aを載せたトレーラ2を牽引するためのもので
ある。トーイングトラクタ1の後端部には上下一対のブ
ラケット3が取付けられ、トレーラ2の前端部には連結
棒4が取付けられている。この連結棒4が両ブラケット
3間に挿入され、それらに連結軸5が挿通されて、トー
イングトラクタ1にトレーラ2が連結されるようになっ
ている。
は荷物2aを載せたトレーラ2を牽引するためのもので
ある。トーイングトラクタ1の後端部には上下一対のブ
ラケット3が取付けられ、トレーラ2の前端部には連結
棒4が取付けられている。この連結棒4が両ブラケット
3間に挿入され、それらに連結軸5が挿通されて、トー
イングトラクタ1にトレーラ2が連結されるようになっ
ている。
【0013】運転席において操作される前後進装置とは
別に、トーイングトラクタ1の後端部外側には前記ブラ
ケット3の近傍で前進インチングスイッチ6と後進イン
チングスイッチ7とが設置されている。図2に示すよう
に、これらのインチングスイッチ6,7はそれぞれ自動
復帰a接点であり、コントローラ8に接続されている。
そして、これらのインチングスイッチ6,7を押すと、
それぞれのオン信号がコントローラ8に入力されるよう
になっている。又、これらのインチングスイッチ6,7
を離すと、それらのオフ信号がコントローラ8に入力さ
れるようになっている。
別に、トーイングトラクタ1の後端部外側には前記ブラ
ケット3の近傍で前進インチングスイッチ6と後進イン
チングスイッチ7とが設置されている。図2に示すよう
に、これらのインチングスイッチ6,7はそれぞれ自動
復帰a接点であり、コントローラ8に接続されている。
そして、これらのインチングスイッチ6,7を押すと、
それぞれのオン信号がコントローラ8に入力されるよう
になっている。又、これらのインチングスイッチ6,7
を離すと、それらのオフ信号がコントローラ8に入力さ
れるようになっている。
【0014】走行モータ9の回転は変速機10を介して
各タイヤ11に伝達されるようになっている。この走行
モータ9はコントローラ8に接続されている。このコン
トローラ8は制御部8aのほか、走行モータ9を微速後
進回転させる微速後進回路8bと、走行モータ9を微速
前進回転させる微速前進回路8cと、走行モータ9に回
生制動を発生させる回生制動回路8dと、走行モータ9
を通常走行回転させる通常走行回路8eとを有してい
る。
各タイヤ11に伝達されるようになっている。この走行
モータ9はコントローラ8に接続されている。このコン
トローラ8は制御部8aのほか、走行モータ9を微速後
進回転させる微速後進回路8bと、走行モータ9を微速
前進回転させる微速前進回路8cと、走行モータ9に回
生制動を発生させる回生制動回路8dと、走行モータ9
を通常走行回転させる通常走行回路8eとを有してい
る。
【0015】図3に示すように、コントローラ8の制御
部8aは、前進インチングスイッチ6からの信号がオフ
であると判断するとともに、後進インチングスイッチ7
からの信号もオフであると判断すると、通常走行指令を
出力して前記通常走行回路8eを働かせ得るようになっ
ている。この通常走行指令に基づき走行モータ9がアク
セルペダル(図示せず)の踏込み量に応じた速度で正転
方向又は逆転方向へ駆動され、トーイングトラクタ1が
前進又は後進するようになっている。
部8aは、前進インチングスイッチ6からの信号がオフ
であると判断するとともに、後進インチングスイッチ7
からの信号もオフであると判断すると、通常走行指令を
出力して前記通常走行回路8eを働かせ得るようになっ
ている。この通常走行指令に基づき走行モータ9がアク
セルペダル(図示せず)の踏込み量に応じた速度で正転
方向又は逆転方向へ駆動され、トーイングトラクタ1が
前進又は後進するようになっている。
【0016】コントローラ8の制御部8aは、前進イン
チングスイッチ6からの信号がオフであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号がオンで
あると判断すると、後進微速走行指令を出力して前記微
速後進回路8bを働かせるようになっている。この後進
微速指令に基づき走行モータ9が所定の低速度で逆転方
向へ回転し、トーイングトラクタ1が微速後進するよう
になっている。
チングスイッチ6からの信号がオフであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号がオンで
あると判断すると、後進微速走行指令を出力して前記微
速後進回路8bを働かせるようになっている。この後進
微速指令に基づき走行モータ9が所定の低速度で逆転方
向へ回転し、トーイングトラクタ1が微速後進するよう
になっている。
【0017】コントローラ8の制御部8aは、前進イン
チングスイッチ6からの信号がオンであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号がオフで
あると判断すると、前進微速走行指令を出力して前記微
速前進回路8cを働かせるようになっている。この前進
微速走行指令に基づき走行モータ9が所定の低速度で正
転方向へ回転し、トーイングトラクタ1が微速前進する
ようになっている。
チングスイッチ6からの信号がオンであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号がオフで
あると判断すると、前進微速走行指令を出力して前記微
速前進回路8cを働かせるようになっている。この前進
微速走行指令に基づき走行モータ9が所定の低速度で正
転方向へ回転し、トーイングトラクタ1が微速前進する
ようになっている。
【0018】コントローラ8の制御部8aは、前進イン
チングスイッチ6からの信号がオンであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号もオンで
あると判断すると、回生制御指令を出力して前記回生制
動回路8dを働かせるようになっている。この回生制動
指令に基づき走行モータ9に回生制動が発生して走行モ
ータ9が停止し、トーイングトラクタ1が停止するよう
になっている。
チングスイッチ6からの信号がオンであると判断すると
ともに、後進インチングスイッチ7からの信号もオンで
あると判断すると、回生制御指令を出力して前記回生制
動回路8dを働かせるようになっている。この回生制動
指令に基づき走行モータ9に回生制動が発生して走行モ
ータ9が停止し、トーイングトラクタ1が停止するよう
になっている。
【0019】作業者が運転席に座ってトーイングトラク
タ1を通常走行させる場合には、いずれのインチングス
イッチ6,7も押されていないため、それらのオフ信号
をコントローラ8が入力し、コントローラ8からの通常
走行指令に基づき走行モータ9がアクセルペダル(図示
せず)の踏込み量に応じた速度で駆動し、トーイングト
ラクタ1が前進又は後進する。
タ1を通常走行させる場合には、いずれのインチングス
イッチ6,7も押されていないため、それらのオフ信号
をコントローラ8が入力し、コントローラ8からの通常
走行指令に基づき走行モータ9がアクセルペダル(図示
せず)の踏込み量に応じた速度で駆動し、トーイングト
ラクタ1が前進又は後進する。
【0020】一方、トーイングトラクタ1にトレーラ2
を連結する場合に、まず作業者が運転席上での前後進操
作によりトーイングトラクタ1を適当な位置まで移動さ
せ、その後運転席から降りてトーイングトラクタ1の後
端部でブラケット3から連結軸5を抜き上げる。そし
て、後進インチングスイッチ7のみを押すと、後進イン
チングスイッチ7からのオン信号と前進インチングスイ
ッチ6からのオフ信号に基づくコントローラ8からの後
進微速走行指令により、走行モータ9が微速後進する。
又、トーイングトラクタ1が後進し過ぎたような場合に
は、前進インチングスイッチ6のみを押すと、前進イン
チングスイッチ6からのオン信号と後進インチングスイ
ッチ7からのオフ信号に基づくコントローラ8の前進微
速走行指令により、走行モータ9が微速前進する。この
ようにしてインチングスイッチ6,7を操作し、トーイ
ングトラクタ1を微速で前後進させ、トレーラ2の連結
棒4を上下両ブラケット3間に挿入してそれらに連結軸
5を挿通する。なお、このような連結作業とは逆の操作
をすると、トーイングトラクタ1をトレーラ2から離す
ことができる。
を連結する場合に、まず作業者が運転席上での前後進操
作によりトーイングトラクタ1を適当な位置まで移動さ
せ、その後運転席から降りてトーイングトラクタ1の後
端部でブラケット3から連結軸5を抜き上げる。そし
て、後進インチングスイッチ7のみを押すと、後進イン
チングスイッチ7からのオン信号と前進インチングスイ
ッチ6からのオフ信号に基づくコントローラ8からの後
進微速走行指令により、走行モータ9が微速後進する。
又、トーイングトラクタ1が後進し過ぎたような場合に
は、前進インチングスイッチ6のみを押すと、前進イン
チングスイッチ6からのオン信号と後進インチングスイ
ッチ7からのオフ信号に基づくコントローラ8の前進微
速走行指令により、走行モータ9が微速前進する。この
ようにしてインチングスイッチ6,7を操作し、トーイ
ングトラクタ1を微速で前後進させ、トレーラ2の連結
棒4を上下両ブラケット3間に挿入してそれらに連結軸
5を挿通する。なお、このような連結作業とは逆の操作
をすると、トーイングトラクタ1をトレーラ2から離す
ことができる。
【0021】このようにトレーラ2の着脱作業時何らか
のアクシデントが生じた場合に、前進インチングスイッ
チ6と後進インチングスイッチ7とを同時に押した状態
にすると、それらからのオン信号に基づくコントローラ
8からの回生制動指令により、走行モータ9に回生制動
作用が生じて走行モータ9が停止し、トーイングトラク
タ1が停止する。このようにしてトーイングトラクタ1
を強制的に停止させると、インチングスイッチ6,7を
操作してからトーイングトラクタ1が停止するまでの時
間は、前述した従来のトーイングトラクタによる惰性停
止に比較して、遙かに小さくなり、非常時の安全性が向
上する。又、これらのインチングスイッチ6,7のう
ち、一方のものを押している途中で他方のものを瞬時に
押すという操作などで、それらの操作時間を変えると、
同様な回生制動作用が走行モータ9に発生し、走行モー
タ9の回転速度が変化してトーイングトラクタ1の前後
進微速走行速度を調節することができ、トーイングトラ
クタ1の操作性が向上する。
のアクシデントが生じた場合に、前進インチングスイッ
チ6と後進インチングスイッチ7とを同時に押した状態
にすると、それらからのオン信号に基づくコントローラ
8からの回生制動指令により、走行モータ9に回生制動
作用が生じて走行モータ9が停止し、トーイングトラク
タ1が停止する。このようにしてトーイングトラクタ1
を強制的に停止させると、インチングスイッチ6,7を
操作してからトーイングトラクタ1が停止するまでの時
間は、前述した従来のトーイングトラクタによる惰性停
止に比較して、遙かに小さくなり、非常時の安全性が向
上する。又、これらのインチングスイッチ6,7のう
ち、一方のものを押している途中で他方のものを瞬時に
押すという操作などで、それらの操作時間を変えると、
同様な回生制動作用が走行モータ9に発生し、走行モー
タ9の回転速度が変化してトーイングトラクタ1の前後
進微速走行速度を調節することができ、トーイングトラ
クタ1の操作性が向上する。
【0022】次に、図4又は図5に示す他の実施例を前
記実施例との相違点を中心に説明する。いずれの実施例
においても、前述した前進インチングスイッチ6及び後
進インチングスイッチ7がスイッチボックス12に設け
られ、トーイングトラクタ1の後端部外側にある格納部
13に対し着脱可能に取付けられている。図4に示す場
合には、これらのインチングスイッチ6,7が電線ケー
ブル14によりコントローラ8に接続されている。図5
に示す場合には、スイッチボックス12上にある送信ア
ンテナ15と格納部13上にある受信アンテナ16とを
介して、これらのインチングスイッチ6,7からの信号
が電波、超音波、赤外線などの無線媒体を利用してコン
トローラ8に送られるようになっている。
記実施例との相違点を中心に説明する。いずれの実施例
においても、前述した前進インチングスイッチ6及び後
進インチングスイッチ7がスイッチボックス12に設け
られ、トーイングトラクタ1の後端部外側にある格納部
13に対し着脱可能に取付けられている。図4に示す場
合には、これらのインチングスイッチ6,7が電線ケー
ブル14によりコントローラ8に接続されている。図5
に示す場合には、スイッチボックス12上にある送信ア
ンテナ15と格納部13上にある受信アンテナ16とを
介して、これらのインチングスイッチ6,7からの信号
が電波、超音波、赤外線などの無線媒体を利用してコン
トローラ8に送られるようになっている。
【0023】これらのインチングスイッチ6,7の操作
については前述した通りであるが、この他の実施例では
作業者がスイッチボックス12を格納部13から取出
し、トーイングトラクタ1から離れた位置でインチング
スイッチ6,7を操作できるので、より一層安全性が向
上する。
については前述した通りであるが、この他の実施例では
作業者がスイッチボックス12を格納部13から取出
し、トーイングトラクタ1から離れた位置でインチング
スイッチ6,7を操作できるので、より一層安全性が向
上する。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るバッテリ式トーイングトラ
クタにおける前後進インチングスイッチ制御装置によれ
ば、これらのインチングスイッチ操作中において、その
操作のみで、トーイングトラクタを強制的に停止させた
り、その前後進微速走行速度を調節したりすることがで
き、非常時の安全性やトーイングトラクタの操作性が向
上する。
クタにおける前後進インチングスイッチ制御装置によれ
ば、これらのインチングスイッチ操作中において、その
操作のみで、トーイングトラクタを強制的に停止させた
り、その前後進微速走行速度を調節したりすることがで
き、非常時の安全性やトーイングトラクタの操作性が向
上する。
【図1】本実施例に係るバッテリ式トーイングトラクタ
をトレーラとともに示す概略側面図である。
をトレーラとともに示す概略側面図である。
【図2】本実施例に係るバッテリ式トーイングトラクタ
の前後進インチングスイッチ制御装置を示すブロック図
である。
の前後進インチングスイッチ制御装置を示すブロック図
である。
【図3】この前後進インチングスイッチ制御装置におい
て前後進インチングスイッチ操作に基づくトーイングト
ラクタの動きを説明するためのフローチャートである。
て前後進インチングスイッチ操作に基づくトーイングト
ラクタの動きを説明するためのフローチャートである。
【図4】他の実施例に係るトーイングトラクタを示す概
略側面図である。
略側面図である。
【図5】同じく概略側面図である。
1 トーイングトラクタ、2 トレーラ、6 前進イン
チングスイッチ、7後進インチングスイッチ、8 コン
トローラ、8a 制御部、8b 微速後進回路、8c
微速前進回路、8d 回生制動回路、8e 通常走行回
路、9 走行モータ。
チングスイッチ、7後進インチングスイッチ、8 コン
トローラ、8a 制御部、8b 微速後進回路、8c
微速前進回路、8d 回生制動回路、8e 通常走行回
路、9 走行モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 昭司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 稲葉 正光 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 運転席で操作される前後進装置とは別
に、車外で操作可能な前進インチングスイッチと後進イ
ンチングスイッチとを車体の後部に設置したバッテリ式
トーイングトラクタにおいて、 走行モータを微速後進回転させる微速後進回路と、 走行モータを微速前進回転させる微速前進回路と、 走行モータに回生制動を発生させる回生制動回路と、 前進インチングスイッチがオフであるとともに、後進イ
ンチングスイッチがオンであるとき、それらの信号に基
づき、後進微速走行指令を出力して前記微速後進回路を
働かせる制御部と、 前進インチングスイッチがオンであるとともに、後進イ
ンチングスイッチがオフであるとき、それらの信号に基
づき、前進微速走行指令を出力して前記微速前進回路を
働かせる制御部と、 前進インチングスイッチがオンであるとともに、後進イ
ンチングスイッチもオンであるとき、それらの信号に基
づき、回生制動指令を出力して前記回生制動回路を働か
せる制御部とを備えていることを特徴とするバッテリ式
トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチ
の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138092A JP2682319B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | バッテリ式トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1138092A JP2682319B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | バッテリ式トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05207613A true JPH05207613A (ja) | 1993-08-13 |
JP2682319B2 JP2682319B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=11776410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1138092A Expired - Lifetime JP2682319B2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | バッテリ式トーイングトラクタにおける前後進インチングスイッチの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2682319B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136554A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Nippon Yusoki Co Ltd | バッテリ式トーイングトラクタ |
US10377197B2 (en) | 2016-04-28 | 2019-08-13 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Towing vehicle |
WO2020103274A1 (zh) * | 2018-11-23 | 2020-05-28 | 北斗航天汽车(北京)有限公司 | 一种纯电动汽车整车控制器及整车控制方法 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1138092A patent/JP2682319B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136554A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Nippon Yusoki Co Ltd | バッテリ式トーイングトラクタ |
US10377197B2 (en) | 2016-04-28 | 2019-08-13 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Towing vehicle |
WO2020103274A1 (zh) * | 2018-11-23 | 2020-05-28 | 北斗航天汽车(北京)有限公司 | 一种纯电动汽车整车控制器及整车控制方法 |
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