JPH05207301A - ファクシミリ符号化装置 - Google Patents

ファクシミリ符号化装置

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JPH05207301A
JPH05207301A JP1288592A JP1288592A JPH05207301A JP H05207301 A JPH05207301 A JP H05207301A JP 1288592 A JP1288592 A JP 1288592A JP 1288592 A JP1288592 A JP 1288592A JP H05207301 A JPH05207301 A JP H05207301A
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JP1288592A
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Kazuhiko Maruyama
和彦 丸山
Shigenori Kino
茂徳 木野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力画像データに対応する可変長符号のデー
タが記述された符号テーブルを参照して画像圧縮処理し
た可変長符号の符号化データを得る際、バイトパック処
理が不要で、少ない処理量と処理時間で符号出力を得る
ファクシミリ符号化装置を得る。 【構成】 符号テーブルを8×2n+1 (n:0以外の整
数)ビット構成とし、符号テーブルの非符号部12を
“0”ビットに特定すること、符号長10を最下位8ビ
ットに配置することおよび符号語をMSB(最上位ビッ
ト)に詰めることにより、符号テーブル内容を右シフト
して出力符号列の最後の1バイトと論理和をとるだけで
符号化作業を実行できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ符号化
装置に係り、特に32ビットのデータを同時処理する能
力をもつ中央演算処理装置を備えて高速に符号化を行う
ファクシミリ符号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ符号化装置として、
例えば特開昭61−265974号,特開昭62−91
080号,及び特開昭62−91081号公報に示すも
のがある。図5は上記先行技術と同様なファクシミリ符
号化装置を示す構成図である。図5において、CPU1
は符号化を行う、つまり入力画像データに対応する可変
長符号のデータが記述された符号テーブルを用いて画像
圧縮処理した可変長の符号化データを出力するためのも
のであり、12ビット以上のデータを同時に処理するこ
とができるものである。
【0003】また、従来のファクシミリ符号化装置は、
入力ポート2と、出力ポート4、及びCPU1の動作を
あらかじめ記憶しておくと共に上記符号テーブルを備え
るメモリ3とを有している。
【0004】図6は上記従来例において入力画像データ
をMH符号(モディファイドハフマン符号)に符号化す
るときに使用する符号テーブルの一例を示す説明図であ
る。この図6において、上位4ビットはMHデータ長5
を表し、下位8ビットはMH符号データの内容6を表し
ている。なお、図中×印はドントケア7を表す。
【0005】次に、上記従来例の動作について図7に示
すフローチャートを参照して説明する。まず、画像デー
タを入力し(ST1)、その入力画像データの中の白あ
るいは黒のランレングスに対応するMH符号と、そのM
H符号のデータ長を図6に示す符テーブルを参照して取
り出す(ST2)。このとき、入力画像データに対応す
るMHデータ長と同時にMHデータの内容を自動的に取
り出すことができる。
【0006】従って、上記符号テーブルを用いて可変長
符号の符号化処理を迅速に行うことができるので、低速
のCPU1を用いても高速の符号化処理を実行できる。
【0007】そして、上記ST2の後に、MHデータを
1バイト単位に外部記憶装置へ出力するためのバイトパ
ック処理が行われ(ST3、ST4)、そのバイトパッ
クが完了した後に、図示しない外部装置へMHデータを
出力する(ST5)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のフ
ァクシミリ符号化装置では、MH符号とMH符号のデー
タ長を図6の符号テーブルから同時に取り出した後、外
部装置へ出力するためには、MHデータのバイトパック
処理を行うことが必要であった。また、図6の符号テー
ブルにおいて、MHデータの非符号部はこれを指定しな
いドントケア7となっていたため、ビットマスク処理に
より不要な値が符号出力に混じらないようにする必要が
あり、符号化における処理量および処理時間が増加して
いた。
【0009】さらに、図6の符号テーブルにおいて、符
号長がバイト境界でない上位ビットに配置され、符号デ
ータがバイト境界でない下位ビットに配置されていたた
め、バイトパック処理を行う際に右シフトあるいは左シ
フトによりバイト境界に符号の先頭を移動する必要があ
り、そのための演算処理やシフト方向の判定などの処理
量および処理時間が大となり、特にソフトウェアにより
符号化装置を実現するうえで障害となっていた。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、バイトパック処理が不要で、
不要な値が符号出力に混在するのを防ぐためのビットマ
スク処理等の特別な処理が不要で、符号化処理を減らし
て符号化における処理量及び処理時間を減少し高速に符
号化処理を実行できるファクシミリ符号化装置を得るこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ符号化装置は、入力画像データに対応する可変長符
号のデータが記述された符号テーブルを参照して画像圧
縮処理した可変長符号の符号化データを出力するファク
シミリ符号化装置において、上記符号テーブルを、可変
長符号及びその符号長からなる8×2n+1 (n:0以外
の整数)ビット長のデータ列の集合から構成し、符号語
を最上位ビットから順次詰めて配置すると共に符号語以
外の非符号部分を“0”ビットに設定し、かつ符号長を
最下位8ビットに配置したものである。
【0012】また、上記構成のファクシミリ符号化装置
において、上記符号テーブルのデータ列と同一ビット幅
の演算レジスタを持つ中央処理装置と、上記符号テーブ
ルを有するメモリと、上記符号テーブルに記述された符
号長をもとに出力符号の末尾の位置を指示するカウンタ
と、符号化データを一時的に保存するバッファメモリを
備え、上記中央処理装置は、上記カウンタで示された符
号の末尾に次の符号語を上記バッファメモリ上のデータ
と論理和をとることにより出力するものである。
【0013】また、上記構成のファクシミリ符号化装置
において、上記中央処理装置は、出力符号を各符号語に
ついて1回の書き込み操作で上記バッファメモリに書き
込み、符号化ラインの終了を示すライン終端符号の出力
時は“0”ビットを挿入することで各ラインの出力符号
の符号長を8ビットの整数倍とし、上記バッファメモリ
からの符号出力を8ビット単位で行うものである。
【0014】さらに、上記構成のファクシミリ符号化装
置において、符号化された画像データのラインの先頭と
ライン同期符号の終端をバイト境界に配置するよう符号
化するものである。
【0015】
【作用】この発明においては、1符号語に対する可変長
符号とその符号長のテーブルを8×2n+1 (n:0以外
の整数)ビットとし、符号テーブルの非符号部を“0”
ビットに特定すること、符号長を最下位8ビットに配置
することおよび符号語をMSB(最上位ビット)に詰め
ることにより、符号語の出力を論理和と右シフトだけで
実現でき、符号化処理を減らして符号化速度を上げる。
【0016】また、符号テーブルよりレジスタに符号と
符号長を同時にロードし、最下位8ビットの符号長部分
を除いた上位ビットに記述された符号部分を8ビットの
範囲内でバイト境界化するのに必要な分だけ上記レジス
タを右シフトし、バッファメモリ上の既に出力された符
号列とは、その末尾にこれから出力する符号語を論理和
で追加するだけで符号出力処理が実行される。そして、
バッファメモリ上の出力符号の末尾の位置は、各符号語
出力時点で符号長をカウンタでカウントすることにより
求められる。
【0017】また、出力符号を各符号語について1回の
書き込み操作でバッファメモリに書き込み、符号化ライ
ンの終了を示すライン終端符号の出力時は“0”ビット
を挿入することで各ラインの出力符号の符号長を8ビッ
トの整数倍とし、バッファメモリからの符号出力を8ビ
ット単位で行われる。
【0018】さらに、符号化された画像データのライン
の先頭とライン同期符号の終端をバイト境界に配置する
よう符号化することにより、あらかじめ画像データを符
号化し、記憶装置に記憶した後、相手機と呼の設定を行
う場合、呼の設定によってG3ファクシミリ手順で定め
られた高解像度の半分の垂直解像度を持つG3ファクシ
ミリ手順で定められた低解像度で送信する際の1ライン
ごとの間引きの処理を容易にする。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図面を
用いて説明する。図1は本実施例に係るファクシミリ符
号化装置のブロック図である。また、図2は本実施例に
よるMH符号テーブルの説明図、図3は24ビットのレ
ジスタからバッファメモリへMH符号をセットする概念
図、図4は本実施例に係るMH符号化の処理を示すフロ
ーチャートである。
【0020】先ず、本実施例に係るファクシミリ符号化
装置において、メモリ3内に格納される符号テーブルと
しては、図2に示すように、MH符号9とMH符号長1
0で構成され、各符号語は32ビットからなる。MH符
号9はMSB11から詰めて配置され、MH符号長10
は最下位の1バイトに配置されている。また、MH符号
9およびMH符号長10の非符号部分12は“0”ビッ
トで埋められている。
【0021】また、図1に示す実施例において、図5に
示す従来例と異なる点としては、新たに、CPU1内に
32ビット幅の内部記憶装置(以下レジスタと称す)1
3を備えると共に、上記符号テーブルに記述された符号
長をもとに出力符号の位置を指示するための符号カウン
タ16を備えている。
【0022】図1に示す構成において、CPU1として
は次のように動作する。まず、入力ポート2を介して入
力される画像データから白あるいは黒の画像要素の連続
(以後これをランと呼ぶ)を計測し、そのランレングス
から対応する符号語データをメモリ3内の符号テーブル
の中から抽出する。そして、その32ビットデータを符
号テーブルから32ビット幅のレジスタ13に1回のア
クセスで読み込む。符号長は符号カウンタ16を用いて
カウントされるが、符号テーブル内のMH符号長を加算
して得られる。
【0023】この符号カウンタ16の下位3ビットはバ
イト境界からの符号ビット数を示し、カウンタのこの3
ビットを除く上位はバッファメモリ8の中の符号のバイ
ト数を示すことになる。この符号カウンタ16の下位3
ビットを用いて符号語の右シフト数が決定される。そし
て、32ビットのレジスタ13に読み込まれたMH符号
9とMH符号長10のうち24ビットから構成されるM
H符号9と非符号部分12を決定されたビット数だけ右
シフトし、バッファメモリ8から取り出された符号列末
尾の1バイトのデータと論理和をとることにより符号語
の追加は完了する。
【0024】レジスタ13の内容は32ビット全てを符
号カウンタ16の上位ビットが示す最終符号列(バイ
ト)の後にバッファメモリ8に書き込み出力が完了す
る。その後、今、符号化された符号語長を符号カウンタ
16に加え符号化を終え、再びランレングスのカウント
の作業に戻る。
【0025】以上に記したように、符号テーブルの構成
を32ビットレジスタ13での演算に適するように配置
することにより、ソフトウェアによる符号化の処理を軽
減し、汎用のCPUでも符号化速度を上げることができ
る。
【0026】次に、図3に示す概略図と図4に示すフロ
ーチャートに基づいて動作を詳細に説明する。まず、画
像データを入力ポート2から読み込み(図4ST1)、
読み込んだ画像データ中の黒あるいは白画像要素のラン
レングスに対応したMH符号9およびMH符号長10を
符号テーブルから読み出す(図4ST2)。
【0027】すなわち、上記MH符号9およびMH符号
長10を符号テーブルから32ビットのレジスタ13に
読み込み、このうち24ビットにより構成されたMH符
号9部分を必要な量(図3のM14)だけレジスタ13
内で右シフトし、バッファメモリ8の末尾の内容とシフ
トされた符号語すなわち符号長10部分をゼロにクリア
して右シフトされたレジスタ13の内容との論理和をと
って(図3のM15)、レジスタ13内の符号列を余分
な0ビットもともにバッファメモリ8に書き出す。
【0028】一方、1ライン分の画像データに対応する
符号化が完了すると、ライ終端符号(以下EOL符号と
称す)を末尾に追記するが、このとき、符号カウンタ1
6の値から出力符号のバイト境界までのビット数をa、
挿入されるフィルビット(ビット“0”)をbとする
と、EOL符号の長さが12ビットであることから、a
+b+12が8の倍数となるようフィルビットを挿入す
る。
【0029】そして、a+bビットEOL符号語を右に
シフトした後、他の場合と同じく出力処理を実行する。
この動作により、出力符号はバイト境界に揃えられた符
号が出力され、汎用のCPUで処理しやすいデータとな
る。
【0030】また、符号化された画像データのラインの
先頭とライン同期符号の終端をバイト境界に配置するよ
う符号化することにより、あらかじめ画像データを符号
化し、バッファメモリ8に記憶した後、相手機と呼の設
定を行う場合、呼の設定によってG3ファクシミリ手順
で定められた高解像度の半分の垂直解像度を持つG3フ
ァクシミリ手順で定められた低解像度で送信する際の、
1ラインごとの間引きの処理を容易にすることができ
る。
【0031】すなわち、上記実施例のファクシミリ符号
化装置は、1符号語に対するMH符号とMH符号長の符
号テーブルを32ビットとし、MH符号を符号テーブル
中のMSBから詰めて配置し、MH符号長の最下位の1
バイトに配置し、さらにMH符号およびMH符号長の非
符号部分を“0”ビットと定めている。
【0032】そして、中央処理装置1上の32ビットの
レジスタ13にMH符号と符号長を同時にロードし、符
号化に関しては24ビットから構成されるMH符号と非
符号部分を、下位8ビットの符号長から符号カウンタ1
6を用いて算出したシフト量だけ右シフトし、バッファ
メモリ8上の出力符号の末尾データと論理和をとるよう
になされている。
【0033】また、各ライン毎に、EOL符号前にフィ
ル符号を挿入し、EOL符号の最下位の1ビットがバイ
ト境界に来るよう符号語を右シフトすることで、出力符
号をバイト単位で処理できるようになされ、このとき、
EOL符号はMH符号の中では最長の13ビットをして
いるが、バイト境界化のために符号語の右シフトを最大
7回行っても、符号語がMSBに詰めて記述されている
ため符号語が失われることがないことが保証される。
【0034】さらに、符号テーブルのMH符号語の非符
号部分が“0”ビット列に指定されているため、右シフ
ト処理された符号語とバッファメモリ8上の符号末尾と
は論理和をとるだけで、符号に関係ないビットは“0”
を示すことが保証される。このため、符号出力をバッフ
ァメモリ8に出力する際にビットマスク処理等が不要と
なり、1符号語を1回の書き込み操作でバッファメモリ
8に記憶させることが可能である。
【0035】従って、新符号語とすでに出力された符号
列との接続を、符号テーブル中の符号語をMSBに詰め
て設定し、かつ非符号部を“0”ビットに指定すること
で、符号テーブル内容を右シフトして出力符号列の最後
の1バイトと論理和をだけで符号化作業を実行できるた
め、処理速度が向上し、汎用CPUにより高速な符号化
が可能となる。
【0036】また、出力符号列をバイト境界で揃えるこ
とにより、出力された符号の処理が容易になる。例え
ば、連続する2バイトのデータ中で下位12ビットがE
OL符号語と同一の場合を計数することによって、全符
号を復号することなく1ページ中のライン数を知ること
ができる。
【0037】実施例2.上記実施例1では符号部分をバ
ッファメモリ8にセットする際にレジスタ13に符号部
分と同時に読み込んだ符号長部分をクリアしているが、
符号長を符号カウンタ16に加算するためだけに別途レ
ジスタに蓄えることも可能である。この場合、符号テー
ブルの符号長部分を“0”ビットに設定することで、符
号長部のゼロクリアを回避することができる。
【0038】実施例3.上記実施例1および実施例2で
は、図1に示されるように、バッファメモリ8とメモリ
3が別に構成されているが、バッファメモリ8はメモリ
3に含まれる形であってもよい。また、上記構成は32
ビットのデータ処理について述べたものであるが、これ
を64ビットや128ビット構成のものに適用するよう
にしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
画像データに対応する可変長符号のデータが記述された
符号化テーブルを参照して画像圧縮処理した可変長符号
の符号化データを得る際、上記テーブルを8×2n+1
(n:0以外の整数)ビット構成とし、符号テーブルの
非符号部を“0”ビットに設定すること、符号長を最下
位8ビットに配置することおよび符号語をMSB(最上
位ビット)に詰めることにより、符号テーブル内容を右
シフトして出力符号列の最後の1バイトと論理和をとる
だけで符号化作業を実行できるため、バイトパック処理
が不要であり、処理速度が向上し、汎用CPUにより高
速な符号化が可能となる。
【0040】また、上記符号テーブルより中央処理装置
内のレジスタに符号と符号長を同時にロードし、最下位
8ビットの符号長部分を除いた上位ビットに記述された
符号部分を8ビットの範囲内でバイト境界化するのに必
要な分だけ上記レジスタを右シフトし、バッファメモリ
上の既に出力された符号列とは、その末尾にこれから出
力する符号語を論理和で追加するだけで符号出力処理が
実行され、符号に関係ないビットは“0”を示すことが
保証され、バッファメモリ上の出力符号の末尾の位置
は、各符号語出力時点で符号長をカウンタでカウントす
ることにより求められるようにしたので、符号出力をバ
ッファメモリに出力する際にビットマスタ処理等が不要
となり、1符号語を1回の書き込み操作でバッファメモ
リに記憶させることができ、符号化における処理量及び
処理時間を減少させて高速に符号処理できるファクシミ
リ符号化装置が得られる。
【0041】また、出力符号を各符号語について1回の
書き込み操作でバッファメモリに書き込み、符号化ライ
ンの終了を示すライン終端符号の出力時は“0”ビット
を挿入することで各ラインの出力符号の符号長を8ビッ
トの整数倍とし、バッファメモリからの符号出力を8ビ
ット単位で行うようにしたので、符号語が失われること
なく8ビット単位(バイト単位)で符号化処理が実行さ
れて処理が容易で、かつ高速に行い得る。
【0042】さらに、符号化された画像データのライン
の先頭とライン同期符号の終端をバイト境界に配置する
よう符号化することにより、あらかじめ画像データを符
号化し、記憶装置に記憶した後、相手機と呼の設定を行
う場合、呼の設定によってG3ファクシミリ手順で定め
られた高解像度の半分の垂直解像度を持つG3ファクシ
ミリ手順で定められた低解像度で送信する際の1ライン
ごとの間引きの処理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるファクシミリ符号化装置のブロ
ック図である。
【図2】この発明に用いる符号テーブルのフォーマット
図である。
【図3】この発明によるバッファメモリへのMH符号の
ORセットの概念図である。
【図4】図1の符号化処理のフローチャートである。
【図5】従来のファクシミリ符号化装置のブロック図で
ある。
【図6】従来の符号テーブルのフォーマット図である。
【図7】図5の符号化処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 3 メモリ 8 バッファメモリ 9 MH符号 10 MH符号長 11 メモリ中のMSB 12 “0”ビットの非符号部分 13 レジスタ 16 符号カウンタ
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】一方、1ライン分の画像データに対応する
符号化が完了すると、ライン終端符号(以下EOL符号
と称す)を末尾に追記するが、このとき、符号カウンタ
16の値から出力符号のバイト境界までのビット数を
a、挿入されるフィルビット(ビット“0”)をbとす
ると、EOL符号の長さが12ビットであることから、
a+b+12が8の倍数となるようフィルビットを挿入
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、上記符号テーブルより中央処理装置
内のレジスタに符号と符号長を同時にロードし、最下位
8ビットの符号長部分を除いた上位ビットに記述された
符号部分を8ビットの範囲内でバイト境界化するのに必
要な分だけ上記レジスタを右シフトし、バッファメモリ
上の既に出力された符号列とは、その末尾にこれから出
力する符号語を論理和で追加するだけで符号出力処理が
実行され、符号に関係ないビットは“0”を示すことが
保証され、バッファメモリ上の出力符号の末尾の位置
は、各符号語出力時点で符号長をカウンタでカウントす
ることにより求められるようにしたので、符号出力をバ
ッファメモリに出力する際にビットマスク処理等が不要
となり、1符号語を1回の書き込み操作でバッファメモ
リに記憶させることができ、符号化における処理量及び
処理時間を減少させて高速に符号処理できるファクシミ
リ符号化装置が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに対応する可変長符号の
    データが記述された符号テーブルを参照して画像圧縮処
    理した可変長符号の符号化データを出力するファクシミ
    リ符号化装置において、上記符号テーブルを、可変長符
    号及びその符号長からなる8×2n+1 (n:0以外の整
    数)ビット長のデータ列の集合から構成し、符号語を最
    上位ビットから順次詰めて配置すると共に符号語以外の
    非符号部分を“0”ビットに設定し、かつ符号長を最下
    位8ビットに配置したことを特徴とするファクシミリ符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファクシミリ符号化装置
    において、上記符号テーブルのデータ列と同一ビット幅
    の演算レジスタを持つ中央処理装置と、上記符号テーブ
    ルを有するメモリと、上記符号テーブルに記述された符
    号長をもとに出力符号の末尾の位置を指示するカウンタ
    と、符号化データを一時的に保存するバッファメモリを
    備え、上記中央処理装置は、上記カウンタで示された符
    号の末尾に次の符号語を上記バッファメモリ上のデータ
    と論理和をとることにより出力することを特徴とするフ
    ァクシミリ符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のファクシミリ符号化装置
    において、上記中央処理装置は、出力符号を各符号語に
    ついて1回の書き込み操作で上記バッファメモリに書き
    込み、符号化ラインの終了を示すライン終端符号の出力
    時は“0”ビットを挿入することで各ラインの出力符号
    の符号長を8ビットの整数倍とし、上記バッファメモリ
    からの符号出力を8ビット単位で行うことを特徴とする
    ファクシミリ符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のファクシミリ符号化装置
    において、符号化された画像データのラインの先頭とラ
    イン同期符号の終端をバイト境界に配置するよう符号化
    することを特徴とするファクシミリ符号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170196A (ja) * 1993-12-16 1995-07-04 Nec Corp 2値シンボルの符号化・復号化回路
JP2011114525A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 数値データ列の符号化/復号化の方法および装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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