JPH05207192A - 複数回線利用のデータ通信システム - Google Patents

複数回線利用のデータ通信システム

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JPH05207192A
JPH05207192A JP4035829A JP3582992A JPH05207192A JP H05207192 A JPH05207192 A JP H05207192A JP 4035829 A JP4035829 A JP 4035829A JP 3582992 A JP3582992 A JP 3582992A JP H05207192 A JPH05207192 A JP H05207192A
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JP4035829A
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English (en)
Inventor
Hideo Kinami
英夫 木南
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Shinichiro Nagoshi
真一郎 名越
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Yasuhiro Kamiyama
恭宏 上山
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の通信回線を利用して並列的に送受信を
行う複数回線利用のデータ通信システムにおいて、総通
信時間が最少となる回線数で自動的に並列通信が行われ
るようにする。 【構成】 回線数決定手段22aは、回線数の増減に応
じて変化する各処理の所用時間の合算値、通信データの
情報量、および通信回線の伝送能力に基づいて、総通信
時間が最低となる回線数Nを決定し、これをシステム制
御部10aに通知する。システム制御部10aは、回線
数Nに応じた発呼要求を複数回線制御部13aに出力す
る。複数回線制御部13aはN個の回線制御部20aに
発呼要求を出力する。発呼要求を受けた回線制御部20
aは回線インターフェイスに適合した呼の接続処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数回線利用のデータ
通信システムに係り、特に、各局が複数の通信回線で送
受信を行う機能を備え、送信局は通信データを分割して
複数の通信回線から並列的に送信し、受信局は複数の通
信回線から送られてきたデータを合成して元の通信デー
タに復元する複数回線利用のデータ通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等の通信機器間
でデータを送受信しようとする場合、同時に使用できる
通信回線は1回線のみであったため、1つの通信データ
は1回線によりシリアル伝送されていた。したがって、
新聞や雑誌のように情報量の多い画像データを伝送する
場合には、通信時間が非常に長くかかってしまうという
問題があった。
【0003】しかしながら、近年ではデジタル情報を対
象としたサービス総合デジタル網(以下、ISDNと略
する)などが構築され、複数本の通信回線を同時に使用
することが可能になってきた。
【0004】ISDNとは、宅内回線終端装置(DS
U)にバスを介して接続された電話、ファクシミリ装
置、テレックスなどの各種通信機器の情報をデジタル形
式で統一し、これらの通信機器間での複数回線による並
列的な通信を可能にする通信網である。
【0005】そして、ISDNの普及に伴い、近年では
通信データを複数のブロックに分割し、分割した各ブロ
ックデータを複数の通信回線から並列的に伝送すること
により、通信速度を実質的に高速化して通信時間を短縮
する、いわゆる超高速通信システムが研究されている。
【0006】図6および図7は、超高速通信に用いられ
るファクシミリ装置の概略ブロック図である。ここで
は、送信局としての動作説明に必要な構成を図6に示
し、受信局としての動作説明に必要な構成を図7に示
し、同一または同等部分には同一符号を付すと共に、送
信局の構成には添字a、受信局の構成には添字bを各符
号に付して両者を区別している。
【0007】図6において、操作部11aは、テンキー
や機能選択キーなどの操作キーや表示部等を有し、オペ
レータによる操作内容に応じた情報をシステム制御部1
0aに出力する。システム制御部10aは当該ファクシ
ミリ装置全体を制御する。
【0008】画像入力部14aは、原稿1上の原稿情報
を読み込んで電気信号の通信データに変換し、これを符
号化部15aへ出力する。符号化部15aは通信データ
を符号化してファイル蓄積部16aに出力する。
【0009】ファイル蓄積部16aは、符号化された通
信データを画像ファイルとして蓄積する。ファイル分割
部17aは、ファイル蓄積部16aに蓄積された通信デ
ータを複数のブロックデータに分割して出力する。分割
ブロック制御部18aは、図8に示されているように、
前記分割された各ブロックデータにドキュメントNo.、
ページNo.、ブロックNo.、ブロックデータサイズ、ペ
ージサイズ、および画質等の管理情報を付加して出力す
る。
【0010】ブロック配送制御部33aは、各プロトコ
ル制御部21a−1〜21a−nに各ブロックデータを
引き渡す。各プロトコル制御部21a−1〜21a−n
は、引き渡されたブロックデータを、通常のプロトコル
処理によって受信局へ送信する。複数通信制御部12a
は、各プロトコル制御部21a−1〜21a−nを制御
する。
【0011】回線制御部20a−1〜20a−nは、ワ
ンタッチダイヤルや短縮ダイヤルなどによる送信指示が
あった場合、自動的にダイヤリングをして受信局を呼び
出し、受信局との回線の接続処理を実行する。
【0012】回線切替部19aは、システム制御部10
aからの指示に応じて、各プロトコル制御部21a−1
〜21a−nと各回線制御部20a−1〜20a−nと
を適宜に接続する。複数回線制御部13aは、各回線制
御部20a−1〜20a−nを制御する。
【0013】一方、図7において、ファイル合成部32
bは、分割ブロック制御部18bから引き渡される複数
のブロックデータを、その管理情報に基づいて合成し、
ファイル蓄積部16bに出力する。復号化部31bは、
ファイル蓄積部16bに蓄積された通信データを復号化
する。画像出力部30bは、復号化された通信データを
記録して原稿1を復元する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のファ
クシミリ装置では、ファイル分割部17aがファイル蓄
積部16aに蓄積された画像ファイルから1つのブロッ
クデータを分割する毎、分割された1つのブロックデー
タを読み出す毎、ブロック配送制御部33aがブロック
データを各プロトコル制御部21aに分配する毎に、あ
る程度の所用時間を要する。
【0015】このため、回線数を増やすと1回線当たり
の送信時間は短縮されるものの、前記各処理の所用時間
の合計は、増えた回線数に応じて長くなるため、総通信
時間がかえって長くなってしまう場合があるという問題
があった。
【0016】また、特にISDNでは、1つのチャネル
(Dチャネル)で呼を制御するため、複数回線制御部1
3aが、各回線制御部20a−1〜20a−nを付勢さ
せる場合、回線数が多いと呼の制御手順に時間を要し、
前記同様、通信回線数を増やすと、かえって総通信時間
が長くなってしまう場合があるという問題があった。
【0017】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決して、総通信時間が最少となる回線数で自動的
に並列通信が行われるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、各局が複数の通信回線を利用して
並列的に送受信を行う複数回線利用のデータ通信システ
ムにおいて、回線数の増減に応じて変化する各処理の所
用時間の合算値、通信データの情報量、および通信回線
の伝送能力に基づいて、総通信時間が最低となる回線数
を決定する回線数決定手段を具備した点に特徴がある。
【0019】
【作用】上記した構成によれば、回線数決定手段によ
り、総通信時間が最低となる回線数が求められ、この回
線数を利用して自動的にデータ通信を行えるようになる
ので、オペレータの手を煩わすこと無く通信時間の短縮
が達成される。
【0020】
【実施例】図2は、本発明の基本概念を説明するための
模式図である。
【0021】ファイル分割部17aが、ファイル蓄積部
16aに蓄積された画像ファイルから1つのブロックデ
ータを分割するのに要する時間をt1 、分割された1つ
のブロックデータを読み出すのに要する時間をt2 、並
列送信する回線数をN、通信データを1回線のみで送信
した場合に要する時間をBとすると、並列送信時の各回
線による送信時間t3 はB/Nとなる。なお、送信時間
Bは、ファイル蓄積部16aに蓄積された画像ファイル
の情報量と通信回線の通信能力(伝送速度)に基づいて
算出される。
【0022】ここで、ファイル分割部17aによる「分
割」および「読出」は並列的に実行することができない
ものとすると、図2に示したように、総通信時間Tは次
式(1) で表すことができる。
【0023】 T=(t1 +t2 )N+B/N …(1) Tの最小値を求めるために(1) 式をNで微分し、dT/
dN=0とすると、次式(2) が得られる。
【0024】 N={B/(t1 +t2 )}1/2 …(2) したがって、例えば画像ファイルの情報量が1024kb
および通信速度が64kb/sでB=16秒、t1 =t2 =
0.5秒とすると、(2) 式から回線数N=4のときに総
通信時間Tが最も短くなって8秒となることが判る。
【0025】図3は、(2) 式に基づいて算出した回線数
Nと総通信時間Tとの関係を示した図である。
【0026】一方、Dチャネルによる制御によって複数
回線制御部13aが1つの回線制御部20aを付勢して
1回線を確保するのに要する時間をt4 とし、N回線が
全て接続された時点で送信を開始するものとすると、総
通信時間Tは次式(3) で表すことができる。
【0027】 T=t4 N+B/N …(3) (3) 式をNで微分し、dT/dN=0とすると、次式
(4) が得られる。
【0028】 N=(B/t4 )1/2 …(4) したがって、例えばt4 =1秒、B=9秒とすると、回
線数N=3のときに総通信時間Tが最少となる。
【0029】このように、本発明では、回線数の増減に
応じて変化する各処理の所用時間の合算値、通信データ
の情報量、および通信回線の伝送能力に基づいて、総通
信時間Tが最低となる回線数を求めるようにした点に特
徴がある。
【0030】以下、図面を参照しながら本発明の一実施
例を説明する。図1は、本発明の一実施例であるファク
シミリ装置の概略ブロック図であり、前記と同一の符号
は同一または同等部分を表している。
【0031】本実施例では、前記図6に関して説明した
構成に、特に、回線数決定部22aを付加した点に特徴
がある。
【0032】回線数決定部22aは、ファイル蓄積部1
6aに蓄積された画像ファイルの情報量および通信回線
の伝送能力を通知され、前記のようにして総通信時間T
が最少となる回線数Nを算出し、これをシステム制御部
10aに通知する。
【0033】図4は、本発明の一実施例である送信局の
通信方式を説明するためのフローチャートである。
【0034】ステップS101において、送信局のオペ
レータが操作部11aの各キースイッチを操作して相手
局の加入者番号を入力し、さらに超高速通信モードの指
定を行って送信操作を完了すると、ステップS102で
は、システム制御部10aが画像入力部14aに対して
原稿1の読取りを指示する。画像入力部14aは原稿1
を読み取って電気信号の通信データに変換して符号化部
15aに出力する。符号化部15aは、適宜の符号化方
式により通信データを符号化し、符号化した通信データ
をファイル蓄積部16aに画像ファイルとして蓄積す
る。
【0035】ステップS103では、システム制御部1
0aが、ファイル蓄積部16aに蓄積された画像ファイ
ルの情報量および通信回線の伝送能力を回線決定部22
aに通知する。
【0036】ステップS104では、回線決定部22a
が画像ファイルの情報量および通信回線の伝送能力に基
づいて、この情報量を1回線のみで送信した場合の送信
時間Bを求め、更に、予め登録されている、(ファイル
分割部17aが、ファイル蓄積部16aに蓄積された画
像ファイルから1つのブロックデータを分割するのに要
する時間)t1 および(分割された1つのブロックデー
タを分割ブロック制御部18aが読み出すのに要する時
間)t2 に基づいて、通信料金が最低となる回線数Nを
前記のようにして算出してシステム制御部10aに通知
する。
【0037】ステップS105では、システム制御部1
0aが前記回線数決定部22aから通知された回線数N
(例えば、3回線)に応じた発呼要求を複数回線制御部
13aに出力する。複数回線制御部13aは3つの回線
制御部20a(例えば、20a−1、20a−2、20
a−3)に発呼要求を出力する。
【0038】ステップS106では、発呼要求を受けた
3つの回線制御部20a−1、20a−2、20a−3
が回線インターフェイスに適合した呼の接続処理を行
い、処理結果を複数回線制御部13aに通知する。複数
回線制御部13aは、さらにシステム制御部10aに前
記処理結果を通知する。
【0039】図9は、ISDNを対象とした呼の接続手
順を示したシーケンス図である。
【0040】送信局とISDNとの間、およびISDN
と受信局との間では、「呼設定」信号、「呼設定受付」
信号、「呼出」信号、「応答」信号、および「応答確
認」信号が送受信される。前記呼制御手順による発呼が
正常に終了すると、送信局と受信局との間に経路(回
線)が完成する。
【0041】ステップS107では、前記3つの回線制
御部20aのうち、発呼が正常に終了して経路が完成し
た回線制御部20a(本実施例では、全ての回線制御部
20a−1、20a−2、20a−3が経路を完成した
ものとして説明する)に応じたプロトコル制御部21a
−1、21a−2、21a−3がシステム制御部10a
により確保される。
【0042】ステップS108では、システム制御部1
0aが回線切替部19aを制御し、前記確保された3つ
のプロトコル制御部21a−1、21a−2、21a−
3と前記回線制御部20a−1、20a−2、20a−
3とをそれぞれ接続する。
【0043】ステップS109では、システム制御部1
0aから複数通信制御部12aにプロトコルの起動要求
が出力され、さらに、複数通信制御部12aから前記各
プロトコル制御部21a−1、21a−2、21a−3
にプロトコルの起動要求が出力されて各プロトコルが起
動される。
【0044】ステップS110では、各プロトコル制御
部21a−1、21a−2、21a−3が、プロトコル
の非標準機能の通知手段を用いて受信局との整合性を確
認する。
【0045】なお、非標準機能による確認は、通信モー
ドがG3の場合、受信局から送出されたNSFに超高速
通信モードの宣言があるか否かを検知することによって
行われる。
【0046】また、通信モードがG4の場合、受信局か
ら送出されたRSSPの非標準機能に超高速通信モード
の宣言があるか否かを検知して整合性が確認される。
【0047】整合性がとれなかったプロトコル制御部2
1aは、ステップS111において、その旨を複数通信
制御部12aに通知する。
【0048】ステップS112では、整合性がとれない
旨を通知してきたプロトコル制御部21aに対して複数
通信制御部12aがプロトコルの停止要求を出力し、同
時にシステム制御部10aに対してもこの旨を通知す
る。システム制御部10aは、整合性のとれなかった回
線を切断するための切断要求を複数回線制御部13aに
出力する。複数回線制御部13aは、通知された回線に
該当する回線制御部20aに切断要求を出力して整合性
のとれなかった回線を完全に切り離す。
【0049】一方、整合性のとれたプロトコル制御部2
1aは、ステップS113において、超高速通信モード
による送信を開始する旨を、それぞれのプロトコルにし
たがって通知する。
【0050】この通知は、通信モードがG3の場合、N
SSに超高速通信モードを起動する旨の情報を設定する
ことによって行われ、通信モードがG4の場合、CDC
Lの非標準機能に超高速通信モードを起動する旨の情報
を設定することによって行われる。
【0051】ステップS114では、システム制御部1
0aが、前記整合性のとれたプロトコル制御部21aを
特定する内部回線番号をブロック配送制御部33aに通
知し、同時にファイル分割部17aに対して通信データ
の読み出し開始を指示する。ファイル分割部17aは、
前記ファイル蓄積部16aから通信データを分割して読
み出し、これをブロックデータとして分割ブロック制御
部18aに引き渡す。
【0052】ステップS115では、図8に示したよう
に、分割ブロック制御部18aが、各ブロックデータに
ドキュメントNo.、ページNo.、ブロックNo.、ブロッ
クデータサイズ、ページサイズ、および画質等の管理情
報を付加し、ブロック配送制御部33aに引き渡す。
【0053】ステップS116では、ブロック配送制御
部33aが、先にシステム制御部10aにより通知され
た各プロトコル制御部21a−1、21a−2、21a
−3にブロックデータを順番に引き渡す。
【0054】ステップS117では、各プロトコル制御
部21−1、21a−2、21a−3aが、通常の処理
と同様にプロトコル処理して各ブロックデータを受信局
へ送信する。各プロトコル制御部21a−1、21a−
2、21a−3は、ブロック配送制御部33aから渡さ
れたブロックデータを送信し終わると、送信終了通知を
複数通信制御部12aに出力する。
【0055】ステップS118では、複数通信制御部1
2aが、前記送信終了通知を出力してきたプロトコル制
御部21aにプロトコルの停止要求を出力すると共に、
システム制御部10aに当該回線の通信終了を通知す
る。
【0056】ステップS119では、システム制御部1
0aが、複数通信制御部12aより通知された回線を切
断するために、複数回線制御部13aに切断要求を出力
する。複数通信制御部13aは、指示された回線に該当
する回線制御部20aに切断要求を出力する。
【0057】このとき、送信局とISDNとの間、およ
びISDNと受信局との間では、図9に示したように、
「切断」信号、「解放」信号および「解放確認」信号が
やり取りされて一連の通信動作を終了する。
【0058】システム制御部10aは、回線の解放を確
認すると、該当する系を全て解放して次の通信に備え
る。使用していた全ての回線上での通信が終了すると、
システム制御部10aは、複数通信制御部12a、複数
回線制御部13aをも解放して次の通信に備える。
【0059】図5は、本発明の一実施例である受信局の
通信方式を説明するためのフローチャートであり、受信
局の構成は前記図7に関して説明した従来技術と同一で
あるので、その説明は省略する。
【0060】送信局からの着信が検出されると、ステッ
プS301では、各回線制御部20bが複数回線制御部
13bを介してシステム制御部10bに着信を通知す
る。
【0061】ステップS302では、システム制御部1
0bが着信呼に該当するプロトコル制御部21bを確保
する。
【0062】ステップS303では、システム制御部1
0bが複数通信制御部12bを介して前記プロトコル制
御部21bにプロトコル起動要求を出力し、各プロトコ
ルを起動させる。
【0063】ステップS304では、システム制御部1
0bが分割ブロック制御部18b、ファイル合成部32
b、ファイル蓄積部16bを起動し、これらを待機状態
にする。
【0064】通信データの伝送が開始されると、ステッ
プS305では、各プロトコル制御部21bが受信した
ブロックデータを分割ブロック制御部18bに引き渡
す。
【0065】ステップS306では、分割ブロック制御
部18bが、各ブロックデータに付加されている管理情
報に基づいて各ブロックデータを並び換え、これをファ
イル合成部32bに出力する。
【0066】ステップS307では、ファイル合成部3
2bが各ブロックデータを合成してファイル蓄積部16
bに蓄積する。
【0067】データ伝送が終了して画像ファイルが完成
すると、ステップS308では、システム制御部10b
が復号化部31b、画像出力部30bを起動して受信原
稿1を出力する。
【0068】図10は、通信モードがG3である場合の
プロトコルを示した図である。
【0069】送信局から受信局を発呼すると、受信局へ
はCNGが送出される。CNGを検出した受信局はCE
D信号(被呼局識別信号)を送出し、さらに、NSF信
号(非標準機能設定信号)、DIS信号(デジタル識別
信号)を送出する。
【0070】受信局が超高速通信モードを備えていれ
ば、このNSF信号に超高速通信機能を有する旨の情報
が登録されているので、前記したように、本実施例では
送信局が、このNSF信号に基づいて整合性を判定す
る。
【0071】NSF信号を受信した送信局は、NSS信
号(非標準機能設定信号)に超高速通信を起動する旨の
情報を登録して受信局へ送出する。
【0072】この後、送信局からはTCF信号(トレー
ニングチエック信号)が送出され、これに応答して受信
局からはCFR信号(受信準備確認信号)が送出され
る。
【0073】CFR信号を検出した送信局からはブロッ
クデータが送出される。全てのブロックデータの送出が
終了すると、送信局からはPPS.EOPが送出され
る。
【0074】PPS.EOPを検出した受信局からはM
CF信号(メッセージ確認信号)が送出され、最後に、
送信局からDCN信号(回線切断命令信号)を送出して
当該送受信を終了する。
【0075】図11は、通信モードがG4である場合の
プロトコルを示した図である。
【0076】送信局から受信局を発呼すると、送信局か
らCSS信号(セッション開始命令)が送出され、受信
局からはRSSP信号(セッション開始肯定応答)が送
出される。
【0077】受信局が超高速通信モードを備えていれ
ば、このRSSP信号に超高速通信機能を有する旨の情
報が登録されているので、前記したように、本実施例で
は送信局が、このRSSP信号に基づいて整合性を判定
する。
【0078】RSSP信号を受信した送信局は、CDC
L信号(ドキュメント機能リスト命令)に超高速通信を
起動する旨の情報を登録して受信局へ送出する。
【0079】その後、受信局からはRDCLP信号(ド
キュメント機能リスト肯定応答)が送出される。送信局
は、RDCLP信号を検出するとCDS信号(ドキュメ
ント開始命令)が送出され、その後、ブロックデータが
送出される。
【0080】全てのブロックデータの送出が終了する
と、送信局からはCDE(ドキュメント終了命令)が送
出され、受信局からはRDEP信号(ドキュメント終了
肯定応答)が送出される。
【0081】そして、最後に送信局からCSE信号(セ
ッション終了命令)が送出され、受信局からRSEP信
号(セッション終了肯定応答)が送出されて当該送受信
を終了する。
【0082】なお、上記した実施例では、回線数の増減
に応じて所用時間が変化する処理として、画像ファイル
から1つのブロックデータを分割する処理および分割さ
れた1つのブロックデータを読み出す処理を選び、これ
らの処理時間の合算値に基づいて総通信時間が最低とな
る回線数を求める場合を例にして説明したが、本発明は
これのみに限定されず、複数回線制御部13aが回線制
御部20aを付勢する処理を対象にして、総通信時間が
最低となる回線数を求めても良い。
【0083】すなわち本発明は、回線数の増減に応じて
変化する各処理の所用時間の合算値に基づいて、総通信
時間が最低となる回線数を求めるものであり、どのよう
な処理の所用時間に基づいて回線数を求めるようにして
も良い。
【0084】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、総通
信時間が最低となる回線数が求められ、この回線数を利
用して自動的にデータ通信を行ることができるので、オ
ペレータの手を煩わすこと無く通信時間の短縮が達成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるファクシミリ装置の
ブロック図である。
【図2】 本発明の基本概念を説明するための模式図で
ある。
【図3】 本発明の基本概念を説明するための図であ
る。
【図4】 本発明の一実施例である送信局の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施例である受信局の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】 複数回線利用が可能なファクシミリ装置のブ
ロック図である。
【図7】 複数回線利用が可能なファクシミリ装置のブ
ロック図である。
【図8】 ブロックデータの構造を模式的に示した図で
ある。
【図9】 ISDNを対象とした呼の接続手順を示した
シーケンス図である。
【図10】 通信モードがG3のときのプロトコルを示
した図である。
【図11】 通信モードがG4のときのプロトコルを示
した図である。
【符号の説明】
1…原稿、10a(10b)…システム制御部、11a
(11b)…操作部、12a(12b)…複数通信制御
部、13a(13b)…複数回線制御部、14a…画像
入力部、15…符号化部、16a(16b)…ファイル
蓄積部、17a…ファイル分割部、18a(18b)…
分割ブロック制御部、19a(19b)…回線切替部、
20a(20b)…回線制御部、21a(21b)…プ
ロトコル制御部、22a…回線数決定部、30b…画像
出力部、31b…復号化部、32b…ファイル合成部、
33a…ブロック配送制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 坂山 隆志 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 名越 真一郎 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 上山 恭宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各局が複数の通信回線を利用して並列的
    に送受信を行う機能を備え、送信局は通信データを分割
    して複数の通信回線から送信し、受信局は複数の通信回
    線から送られてきたデータを合成して元の通信データに
    復元する複数回線利用のデータ通信システムにおいて、 回線数の増減に応じて変化する各処理の所用時間の合算
    値、通信データの情報量、および通信回線の伝送能力に
    基づいて、総通信時間が最低となる回線数を決定する回
    線数決定手段を具備したことを特徴とする複数回線利用
    のデータ通信システム。
JP4035829A 1992-01-28 1992-01-28 複数回線利用のデータ通信システム Pending JPH05207192A (ja)

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JP4035829A Pending JPH05207192A (ja) 1992-01-28 1992-01-28 複数回線利用のデータ通信システム

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