JPH05207100A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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Publication number
JPH05207100A
JPH05207100A JP4014465A JP1446592A JPH05207100A JP H05207100 A JPH05207100 A JP H05207100A JP 4014465 A JP4014465 A JP 4014465A JP 1446592 A JP1446592 A JP 1446592A JP H05207100 A JPH05207100 A JP H05207100A
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signal
terminal
address
communication
communication network
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JP4014465A
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Toshiharu Murai
俊晴 村井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不定形通信網の端末に対する通信制御装置に
おいて、通信網からの受信信号が自己宛であるにも拘ら
ず完全な長さで受信できなかった場合でも、アドレス体
系を更新し得るようにする。 【構成】 発信端末が宛先端末のアドレスを含む往信号
を送出しこの宛先端末からアドレスを確認した復信号を
受信して通信を行う、不定形通信網の端末の通信制御装
置において、通信網側から受信の往信号の信号長を計測
する信号長計測手段21と、発信元アドレスを自己アド
レスとする往信号T×D2を生成する信号発生手段25
と、通信網側から受信した自己宛の往信号の信号長が規
定長未満の時には信号発生手段25を起動させて生成し
た往信号T×D2を通信網中に送出させる送信制御手段
22とを設け、自己宛のアドレスを記憶したものが他の
場所に存在するとして自己アドレスを発信元とする往信
号を生成出力させ、アドレス体系を強制的に学習させる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不定形通信網システム
において、端末が宛先アドレスを含む往信号を送り、宛
先端末から応答信号を受けて通信を行う通信制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信網としては種々のも
のがあるが、その一つとして、生体の神経細胞のアナロ
ジーによるマルチチャネルの格子状通信網が特開昭63
−74349号公報、特開平2−29046号公報等に
示されている。これは、多入力一出力信号の通信制御要
素をノードとして多結合構造に接続して不定形通信網
(LADERNET=Lattice Dynamic Architectur
e Network)を構成し、各ノードではデジタル信号を先
着順論理により転送する通信網形態をとっている。
【0003】この格子状通信網は、多くの利点を持つ
が、特に次の点で優れている。一つは、多結合構造のた
めネットワーク・トポロジーの自由度が高いことであ
る。従って、フォルト・トレランシー(耐故障性)が高
いものとなる。即ち、網の一部に障害があっても他のル
ートで通信が適切に確保される。第二に、先着順論理に
より通信の度に最適な通信経路(最短パス)が選択され
ることである。また、このシステムは、ノードにおいて
同時に複数の接続チャネルを確立するマルチチャネル方
式をとり、効率的に全二重通信を確立するものである。
よって、本システムは例えばOSI(開放型システム間
相互接続)の物理層及びネットワーク層に効果的に適用
される。
【0004】ここに、ネットワークの統合を考えた場
合、Ethernet(イーサネット)やStarlan(スターラ
ン)等に代表されるCSMA/CD方式の通信プロトコ
ル対応のデータリンクブリッジやゲートウェイなどの中
継装置を用いたネットワークの統合が主流となってきて
いる。ここで、データリンクブリッジを全二重伝送路で
形成された上記不定形通信網のようなLANに適用しよ
うとする場合、これは固有のアドレスを持っていないの
で、その対応策が必要となる。
【0005】例えば、ある端末が同一ネットワーク内の
別の端末に向かって送出した場合、データリンクブリッ
ジからの応答信号が目的端末からのものより早く到達す
るようなことがあると、送信端末はこのデータリンクブ
リッジとパス固定してしまい、目的端末とは通信できな
くなってしまう。即ち、通常の端末との間の動作に問題
を生じてしまう。この点を考慮したデータリンクブリッ
ジ対応の通信制御装置として、ネットワークの片道の最
大伝送遅延時間をTPMAXとし、端末用の通信制御装置が
受信を開始してから応答信号の送信を開始するまでの時
間をTA とした時、応答信号を送出するまでの所定期間
が、(TA +2・TPMAX)よりも大きくなるように設定
したものが本出願人により提案されている。これは、ネ
ットワークから信号が受信された場合、それが同報信号
でなければ一定時間TR 後に応答信号を送出させるよう
にしたものである。
【0006】このようなデータリンクブリッジ対応の通
信制御装置は、ネットワークとして前述したような不定
形通信網のように、発信端末と宛先端末との間に物理的
な専用通信路(固定パス)を設定できるものを使用し、
同一ネットワーク内に2つ以上のデータリンクブリッジ
がある場合に不都合を生ずる。
【0007】この点、本出願人提案の特願平2−411
442号によれば、特にデータリンクブリッジを介して
反対側のネットワークにあった端末が、自己側のネット
ワークに移動してきた場合の課題を解決する手段が示さ
れている。即ち、データリンクブリッジ用の通信制御装
置は、端末からの送信信号中の発信元アドレスを読むこ
とにより、アドレス体系を随時更新するようにしたもの
である。一般に、端末は立上り時に同報信号を送出する
ので、これを受信することにより、この目的は達成され
る。
【0008】ところで、このような提案例のデータリン
クブリッジ用の通信制御装置は、端末用としても利用で
きる。即ち、端末用として利用する場合には端末からの
送信信号中の発信元アドレスを記憶する一方、通信網側
からの受信信号中の発信元アドレスが記憶されているア
ドレスと一致した場合にはそれを消去すればよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、不定形通信
網にあっては、端末−端末間や端末−データリンクブリ
ッジ間等において専有の通信パスを設定することができ
るが、前述した提案例では端末が立上り時に同報信号を
送出した際に、この端末のアドレスを記憶しているデー
タリンクブリッジが他の端末とパス設定中であった場合
には、このデータリンクブリッジは先の同報通信を受信
することができないので、アドレス体系を更新できない
という問題がある。
【0010】また、前述したデータリンクブリッジ用の
ようなアドレス学習型の通信制御装置を端末用として用
いたシステムにおいて、例えばある端末Aを通信制御装
置Xを残して別の場所に移動し、別の通信制御装置Yに
接続して立上げた場合を考えると、まず、通信制御装置
Yは端末Aからの同報信号でこの端末Aのアドレスを記
憶する。この時、通信制御装置Xが別の端末Bからの端
末A宛の往信号でパス設定中であったとすると、端末A
からの同報信号は通信制御装置Xには届かないので、通
信制御装置Xに記憶されている端末Aのアドレスは消去
されない。このような状態になって端末Bが次の往信号
を送出し今度は通信制装置Y(端末A)との間でパス設
定したとすると、通信制御装置Xの信号発生手段が起動
し、これにより通信制御装置Yのアドレスが消去され
る。よって、以後端末Aが何んらかの信号を送信しない
限り、どの端末も端末Aにアクセスできなくなってしま
う。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、発信端末が宛先端末のアドレスを含む往信号を送出
しこの宛先端末から前記アドレスを確認した復信号を受
信して通信を行う、不定形通信網の端末の通信制御装置
において、通信網側から受信した前記往信号の信号長を
計測する信号長計測手段と、発信元アドレスを自己アド
レスとする往信号を生成して送出する信号発生手段と、
通信網側から受信した自己宛の前記往信号の信号長が規
定長未満の時には前記信号発生手段を起動させて生成し
た往信号を通信網中に送出させる送信制御手段とを設け
た。
【0012】加えて、請求項2記載の発明では、端末と
自己との間が正常な通信可能状態にあるか否かを識別す
る状態識別手段と、正常な通信可能状態にない時には信
号発生手段の起動を禁止させる禁止手段とを設けた。
【0013】さらに、請求項3記載の発明では、信号発
生手段による往信号の送出中に端末からの送信が発生し
た時にこの端末からの送信信号の通信網中への送出を遮
断する遮断手段と、衝突発生の旨の信号を端末側に出力
する衝突報知手段とを設けた。
【0014】一方、請求項4記載の発明では、これらの
発明において、信号発生手段により生成する往信号を、
受信端末でエラー信号として破棄される形態のものとし
た。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、通信網側からの
受信信号が自己宛であるにも拘らずその信号を完全な長
さで受信できなかったことが信号長計測手段により検出
された場合には、自己宛のアドレスを記憶しているもの
が他の場所に存在するものとして信号発生手段により発
信元アドレスを自己アドレスとする往信号を生成出力さ
せることにより、アドレス体系を強制的に学習させ、人
為的操作による復旧作業を要せずに、自動的かつ早期に
通信網が正常状態に回復されるものとなる。
【0016】この際、請求項2記載の発明によれば、端
末と自己通信制御装置とが正常な接続状態にあるものが
優先されるので、ある端末を当初の通信制御装置とは別
の通信制御装置に接続して立上げたような場合の不都合
を回避し得る。
【0017】また、請求項3記載の発明によれば、信号
発生手段による往信号の送出中に端末からの送信が発生
した時にこの端末からの送信信号の通信網中への送出を
遮断するとともに、衝突発生の旨の信号を端末側に出力
するので、通信の信頼性が確保される。
【0018】さらに、請求項4記載の発明によれば、信
号発生手段により生成する往信号を、受信端末でエラー
信号として破棄される形態のものとしたので、このよう
な往信号の受信によって端末やデータリンクブリッジの
動作が影響を受けないものとなる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、本実施例の前提的な通信制御装置1について
図4及び図5を参照して説明する。この通信制御装置1
は例えば前述した特願平2−411442号提案に準ず
るものであり、端末(図示せず)の通信制御部と不定形
通信網(ネットワーク…図示せず)のインタフェース部
とケーブルで接続されて使用される。
【0020】この通信制御装置1は、端末とローカルエ
リアネットワーク、例えばイーサネットに準拠した伝送
路インタフェースで接続される。このような伝送路イン
タフェースを待機状態で説明すると、ラインレシーバ
(RC)2,3は交流のマンチェスタコードa,b′の
差動入力レベル(“0”)を入力し、各々TTLレベル
の信号SS,RSの“L”を出力している。ラインドラ
イバ(DR)4,5,6はEnable 入力にTTLレベル
の“H”の信号を入力し、出力をOFF状態にしてい
る。通信中、端末からの往信号はラインレシーバ2、ラ
インドライバ4によりネットワークへ中継され、ORゲ
ート7を介してラインドライバ5より端末へ折返され
る。ネットワークからの受信信号はラインレシーバ3、
ラインドライバ5により端末へ中継される。ラインドラ
イバ6は衝突信号(コリジョン信号)を端末へ出力す
る。
【0021】待機状態において、ネットワークから往信
号b′が入力されると、マンチェスタコードエンコーダ
/デコーダ(MED)8は、受信信号を入力RX,!R
X(!は反転=バーを表す…以下、同じ)に入力し、デ
コードされた受信信号R×Dとそれに同期したクロック
R×Cを出力する。受信中信号!CRSの、“L”は信
号受信中出力され、ACK信号部9を起動する。受信中
信号!CRSは、また、ラインドライバ5にイネーブル
信号E3として入力される。また、受信信号R×Dと、
マンチェスタコードから再生したクロック信号R×C
は、図5に示すようにACK信号部9中のプリアンブル
検出部10、アドレス比較部11へ各々入力される。ま
た、10MHzのクロック信号T×CはACK信号発生
部12及びラインドライバ6に入力される。
【0022】ACK信号部9は信号!CRSが肯定され
ると、受信信号R×Dを識別し、自局宛の信号であれば
肯定応答信号(ACK)T×D及び送信要求信号!RT
SをMED8に出力する回路である。MED8はこれら
の信号を受信すると、マンチェスタコードTX,!TX
に変換し、復信号a′としてネットワークへ出力する。
【0023】制御部13中に含まれるタイマ部(図示せ
ず)は、通信が一度成功すると、その後、端末送信時、
ラインレシーバ2より出力される送信キャリヤセンス信
号E1 又はMED8の受信中信号!CRSで起動され
る。そして、これらの信号の断続を監視し、信号の無い
状態が所定期間継続すると通信終了と判定する。また、
制御部14中には送信開始で起動され、衝突検出の第1
の所定期間(TA)の時限を開始し、所定期間TA終了
後、ACK信号検出の第2の所定期間(TB)の時限を
開始するシーケンスコントローラ(図示せず)と、期間
TA中の受信又は期間TB終了後も受信がない場合を衝
突として検出し、衝突信号E2 を出力し、ラインドライ
バ6より10MHzの衝突信号bを端末2へ出力させる
衝突検出部(図示せず)とが含まれている。
【0024】これにより、例えば、待機状態において、
タイマ部はタイムオーバ状態にあり、シーケンスコント
ローラにイネーブル信号TEを出力している。ラインレ
シーバ2は送信時、イネーブル信号E1を出力し、シー
ケンスコントローラをスタートさせる。このシーケンス
コントローラは第1の所定期間TAの間、イネーブル信
号を衝突検出部に出力する。衝突検出部はイネーブル信
号の期間、ラインレシーバ3の受信信号RSの有無を監
視する。もし、受信信号RSがあれば、衝突検出信号E
2を出力し、かつ、リセット信号を出力してシーケンス
コントローラをリセットする。受信信号RSが無い場
合、シーケンスコントローラは第1の所定期間TA終了
後、第2の所定期間TBの間、イネーブル信号を衝突検
出部に出力する。衝突検出部はこの期間に受信信号RS
を検出した場合は、応答信号と判断して、応答検出信号
CDをタイマ部へ出力する。これにより、タイマ部はリ
セットされ出力TEが“L”となり、シーケンスコント
ローラの起動をDisableにする。
【0025】通信制御装置1が送受信中、ラインレシー
バ2が出力している送信キャリヤセンス信号E1及びM
ED8が出力している受信中信号!CRSは、ゲート回
路(図示せず)によりタイマ部にリセット信号として入
力される。これにより、パケットの送受信によりこれら
の信号がオン/オフされても、オフ状態が所定の期間T
C以内であれば、タイマ部は出力を“L”に保つ。通信
終了後、信号E1、!CRSのない状態が期間TC以上
続くと、タイマ部はタイムオーバとなって出力が“H”
になり、続いてシーケンスコントローラがイネーブルと
なり、通信制御装置1は待機状態となる。以上は、正常
な発呼の場合である。
【0026】次に、着信の場合の動作を説明する。着信
によりACK信号部9のゲート15は、MED8より入
力する受信中信号!CRSが“L”レベルに反転し、イ
ネーブル信号として“L”をプリアンブル検出部10に
出力する。プリアンブル検出部10は受信信号R×Dの
プリアンブルをMED8より入力し、その終了を検知す
ると、イネーブル信号をアドレス比較部11に出力す
る。比較部11はプリアンブルに続く宛先アドレスを入
力し、その内容とRAM16に記憶されている自局アド
レスとを比較し、一致していれば、イネーブル信号をA
CK信号発生部12に出力する。
【0027】ACK信号発生部12は、MED8に送信
要求信号!RTS及びACK信号を出力する。また、送
信要求信号!RTSはタイマ部にリセット信号として入
力させることによりタイマ部がリセットされる。これに
よりタイマ部の出力信号TEは“L”となるが、この信
号TEを反転してTE1として、“H”をゲート15に
出力する。ゲート15はその出力を“H”に固定するの
で、プリアンブル検出部10及びアドレス比較部11は
リセットされる。
【0028】受信が終了すると、受信中信号!CRSは
“H”に反転し、タイマ部のリセットが解除される。リ
セットが解除されるとタイマ部はガードタイムなる所定
期間TC後に出力信号TEをイネーブル“H”とする。
これによりACK信号部9のリセットも解除され、次の
呼を受け入れる待機状態となる。
【0029】次に、発着信が衝突したケースを説明す
る。端末が発信すると、ラインレシーバ2は送信キャリ
ヤセンス信号E1及び送信信号SSを出力する。シーケ
ンスコントローラは信号E1を入力し、動作を開始し、
イネーブル信号を衝突検出部に出力する。一方、ネット
ワークより着信があり、ラインレシーバ2が受信信号R
Sを出力し、MED8が受信中信号!CRSを出力す
る。イネーブル信号を入力している衝突検出部は受信信
号RSの入力により衝突と判定する。そして、衝突検出
部はリセット信号をシーケンスコントローラに出力して
リセットさせ、かつ、衝突検出信号E2をイネーブル信
号としてラインドライバ6へ出力する。ラインドライバ
6は入力しているクロックT×C(10MHz)を端末
へ出力することで端末の送信を停止させる。
【0030】また、信号E2をACK信号部9の受信中
信号!CRSによりリセットを解除されたラッチ17へ
も出力する。ラッチ17は信号E2をラッチし、“H”
をゲート15へ出力する。ゲート15のイネーブル信号
は否定され、ACK信号部9は動作を停止する。従っ
て、ACK信号発生部12は送信要求信号を出力しない
ので、タイマ部は起動しない。
【0031】ここに、同報識別回路19(端末から送信
されるマンチェスターコード化された信号のデコーダを
含む)が付加されている。この同報識別回路19の出力
!MCDTは端末からの送信信号が同報信号であった場
合に肯定(“L”)される。
【0032】よって、自己アドレスデータは端末からの
送信信号aから同報識別回路19により再生されたNR
Zデータ信号TR×Dとその同期クロックTR×Cによ
ってACK信号部9中のRAM16に書込まれる。アド
レスの読出しは、ネットワークからの受信信号bにより
再生された同期クロックR×Cによって行われる。AD
DATAは順次読出されるアドレスデータである。ま
た、アドレス比較部11は受信信号中の発信元アドレス
を自己アドレスと比較し、一致した場合にRAM16の
内容を消去する。信号RAMCLRはその制御信号であ
る。
【0033】このような構成・作用を示す通信制御装置
1をベースとして、本実施例の通信制御装置1は図1な
いし図3に示すように構成されている。まず、図2に示
すように往信号部20が付加されている。この往信号部
20は図1に示すように、信号長計測部(信号長計測手
段)21と送信制御部(送信制御手段)22とマルチプ
レクサ23及びシフトレジスタ24による信号発生手段
25とにより構成されている。この往信号部20中の送
信制御部22に対しては、端末から供給される直流電圧
dの有無により端末との接続状態を検出し端末と自己の
通信制御装置1との間が通信可能な状態にあるか否かを
識別する状態識別手段となるフォトカプラ26が接続さ
れている。
【0034】このような構成において、往信号部20は
ネットワークからの信号!CRSが肯定されて信号受信
が開始されると、その受信信号の信号長を信号長計測部
21で計測し始める。そして、信号!RTSが肯定され
て受信信号が自己宛であり、かつ、信号長計測部21に
より計測された信号長が規定長以下であると、送信制御
部22は送信要求信号!RTSを肯定し、信号発生手段
25により生成した往信号T×D2をネットワーク側に
送出させる。
【0035】ここに、往信号T×D2は、プリアンブ
ル、宛先アドレス、発信元アドレス、及びデータの順に
送出されるが、プリアンブルPR及びデータDDは往信
号部20中の信号発生手段25により生成され、宛先ア
ドレス及び発信元アドレスはACK信号部9のRAM1
6から読出したADDATAが用いられる。このための
制御信号ADRENが送信制御部22からACK信号部
9に送られ、図3に示すように、クロック選択部27に
与えられる。このクロック選択部27は、ネットワーク
からの信号受信時には信号R×Cを、往信号T×D2の
送出時には信号T×Cを、RAM16の読出しクロック
として使用するための切換えを行う。
【0036】ここに、往信号部20の動作について、図
1により説明する。まず、受信信号の信号長が短くて上
記のような往信号T×D2の送出条件を満たす時、信号
長計測部21は信号T×ENを肯定する。送信制御部2
2は信号T×ENが肯定されると(ただし、フォトカプ
ラ26からの信号!CNFLTが否定されているものと
する)、ACK信号部9に対する信号!RTS2を肯定
するとともに、往信号T×D2の送出に関する動作制御
を行う。一方、マルチプレクサ23はプリアンブルP
R、宛先アドレスADDATA、発信元アドレスDAD
及びデータDDを、往信号T×D2として選択的に通過
させるためのものである。ここに、発信元アドレスDA
DはACK信号部9から得られた宛先アドレスADDA
TAをシフトレジスタ24で遅延させることにより生成
される。即ち、本実施例では往信号T×D2は、発信元
アドレスを自己アドレスにすると同時に、宛先アドレス
も自己アドレスとして生成される。宛先アドレスをも自
己アドレスとすることにより、この往信号T×D2に対
する復信号が受信されない場合には、再送させること
で、往信号T×D2を確実に目的の通信制御装置1に伝
え、ネットワークをできるだけ速やかに正常状態に復帰
させることができる。
【0037】この際、プリアンブルPRやデータDDは
パターンジェネレータ(図示せず)により適当なデータ
を発生させたものであるが、特に、データDDに関して
は、例えば8で割切れないデータ数のものとして受信端
末において必ず破棄される形態のものとされている。よ
って、このような往信号T×D2の受信によって端末や
データリンクブリッジの動作に悪影響は生じない。な
お、破棄される形態としては、必ずCRCエラーが検出
されるようなデータ構成のものとしてもよい。
【0038】また、図2において、信号!RTS,!R
TS2をMED8への送信要求信号!RTSとして選択
的に入力させるためのゲート回路28と、信号T×D、
T×D2をMED8に対する送信データ信号として選択
的に入力させるためのゲート回路29とが設けられてい
る。
【0039】よって、上記のような条件下で往信号T×
D2が生成出力され、ゲート回路29により選択されて
MED8に入力されると、ネットワーク側に送出される
ものとなり、アドレス体系の学習が強制的に行われ、ネ
ットワークは自動的かつ早期に正常状態に復帰する。
【0040】ここに、前記フォトカプラ26は直流電圧
dがない時には、端末との間が正常な通信可能状態にな
いと判断し、禁止信号!CNFLTを肯定する。この信
号!CNFLTが肯定されると、送信制御部22の動作
が禁止され、往信号T×D2の送出動作は行われない。
【0041】また、往信号部20からの信号!RTS2
をインバータ30により反転させた信号と同報識別回路
19を通して与えれる信号E1とを入力とするゲート回
路31とによる遮断手段32も設けられ、往信号部20
による往信号T×D2の送出中に端末からの送信が発生
した時にはドライバ4を制御してこの端末からの送信信
号のネットワーク中への送出を遮断するように構成され
ている。同時に、これらの信号とともに制御部14から
の衝突信号E2を入力とするゲート回路33,34によ
る衝突報知手段35が設けられ、端末に対して衝突が発
生した旨の表示を行なわせるための信号がドライバ6を
通して送出されるように構成されている。
【0042】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、通信網側からの受信
信号が自己宛であるにも拘らずその信号を完全な長さで
受信できなかったことが信号長計測手段により検出され
た場合には、自己宛のアドレスを記憶しているものが他
の場所に存在するものとして信号発生手段により自己ア
ドレスを発信元とする往信号を生成して送信制御手段に
より通信網中に出力させることにより、アドレス体系を
強制的に学習させ、人為的操作による復旧作業を要せず
に、通信網を自動的かつ早期に正常状態に回復させるこ
とができ、通信網管理者やユーザの労力を軽減させるこ
とができる。
【0043】この際、請求項2記載の発明によれば、端
末と自己通信制御装置とが通信可能状態にない時には生
成された往信号の出力が禁止され、端末と自己通信制御
装置とが正常な接続状態にあるものが優先されるので、
ある端末を当初の通信制御装置とは別の通信制御装置に
接続して立上げたような場合であってもその不都合を回
避できるものとなる。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、信号
発生手段による往信号の送出中に端末からの送信が発生
した時にこの端末からの送信信号の通信網中への送出を
遮断するとともに、衝突発生の旨の信号を端末側に出力
するので、通信の信頼性を確保できる。
【0045】さらに、請求項4記載の発明によれば、信
号発生手段により生成する往信号を、受信端末でエラー
信号として破棄される形態のものとしたので、このよう
な往信号の受信によって端末やデータリンクブリッジの
動作が影響を受けないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部のブロック図であ
る。
【図2】通信制御装置の基本的構成を示すブロック図で
ある。
【図3】そのACK信号部を示すブロック図である。
【図4】前提的な通信制御装置の基本的構成を示すブロ
ック図である。
【図5】そのACK信号部を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 信号長計測手段 22 送信制御手段 25 信号発生手段 26 状態識別手段 32 遮断手段 35 衝突報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8020−5K H04L 13/00 309 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信端末が宛先端末のアドレスを含む往
    信号を送出しこの宛先端末から前記アドレスを確認した
    復信号を受信して通信を行う、不定形通信網の端末の通
    信制御装置において、通信網側から受信した前記往信号
    の信号長を計測する信号長計測手段と、発信元アドレス
    を自己アドレスとする往信号を生成して送出する信号発
    生手段と、通信網側から受信した自己宛の前記往信号の
    信号長が規定長未満の時には前記信号発生手段を起動さ
    せて生成した往信号を通信網中に送出させる送信制御手
    段とを設けたことを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 端末と自己との間が正常な通信可能状態
    にあるか否かを識別する状態識別手段と、正常な通信可
    能状態にない時には信号発生手段の起動を禁止させる禁
    止手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の通信
    制御装置。
  3. 【請求項3】 信号発生手段による往信号の送出中に端
    末からの送信が発生した時にこの端末からの送信信号の
    通信網中への送出を遮断する遮断手段と、衝突発生の旨
    の信号を端末側に出力する衝突報知手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 信号発生手段により生成する往信号を、
    受信端末でエラー信号として破棄される形態のものとし
    たことを特徴とする請求項1,2又は3記載の通信制御
    装置。
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