JPH05206670A - シールドパッキングの構造 - Google Patents
シールドパッキングの構造Info
- Publication number
- JPH05206670A JPH05206670A JP1350192A JP1350192A JPH05206670A JP H05206670 A JPH05206670 A JP H05206670A JP 1350192 A JP1350192 A JP 1350192A JP 1350192 A JP1350192 A JP 1350192A JP H05206670 A JPH05206670 A JP H05206670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- packing
- housing
- packing part
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 筺体の所定面を覆う扉の端面部に配設される
導電性のシールドパッキングの構造に関し、シールドパ
ッキングによるシールド効果の向上を図ることを目的と
する。 【構成】 良導電性の金属板を螺旋状に巻くことでスパ
イラルガスケット状に形成されたパッキング部と、該パ
ッキング部を挟持する挟持部が設けられる弾性を有する
取付枠とを備え、該取付枠が筺体の所定面を覆う扉の端
面部に固着させることで該パッキング部を該筺体と該扉
との当接部に配設させるように構成する。
導電性のシールドパッキングの構造に関し、シールドパ
ッキングによるシールド効果の向上を図ることを目的と
する。 【構成】 良導電性の金属板を螺旋状に巻くことでスパ
イラルガスケット状に形成されたパッキング部と、該パ
ッキング部を挟持する挟持部が設けられる弾性を有する
取付枠とを備え、該取付枠が筺体の所定面を覆う扉の端
面部に固着させることで該パッキング部を該筺体と該扉
との当接部に配設させるように構成する。
Description
【産業上の利用分野】本発明は筺体の所定面を覆う扉の
端面部に配設される導電性のシールドパッキングの構造
に関する。電子装置を構成する筺体は、例えば、図4の
電子装置の外観図に示すように、筺体1 の上下端に設け
られた回動機構3 によって所定方向A に開閉される扉2
が設けられ、常時は閉塞され、保守点検に際しては開放
し、筺体1 に収納された電子機器4 の保守点検が行われ
るように形成されている。このような扉2 の背面2A側の
端面部には、導電性のシールドパッキング5 が配設さ
れ、扉2 を閉塞した状態では、筺体1 にシールドパッキ
ング5 を密接させ、扉2 と筺体1 との間に隙間が生じる
ことのないようにすると共に、筺体1 にアースE を接続
することにより電波シールドおよび静電気シールドが行
われている。したがって、扉2 の背面2A側にシールドパ
ッキング6 を配設し、所定のシールド効果が得られるよ
うに形成されている。
端面部に配設される導電性のシールドパッキングの構造
に関する。電子装置を構成する筺体は、例えば、図4の
電子装置の外観図に示すように、筺体1 の上下端に設け
られた回動機構3 によって所定方向A に開閉される扉2
が設けられ、常時は閉塞され、保守点検に際しては開放
し、筺体1 に収納された電子機器4 の保守点検が行われ
るように形成されている。このような扉2 の背面2A側の
端面部には、導電性のシールドパッキング5 が配設さ
れ、扉2 を閉塞した状態では、筺体1 にシールドパッキ
ング5 を密接させ、扉2 と筺体1 との間に隙間が生じる
ことのないようにすると共に、筺体1 にアースE を接続
することにより電波シールドおよび静電気シールドが行
われている。したがって、扉2 の背面2A側にシールドパ
ッキング6 を配設し、所定のシールド効果が得られるよ
うに形成されている。
【従来の技術】従来は図3の従来の説明図に示すように
構成されていた。図3の(a) は要部断面図,(b)は扉の閉
塞時の断面図である。図3の(a) に示すように、中空部
を有する筒状に形成され、所定箇所に突起部12A が設け
られた導電性のゴムパッキング12と、扉2 の背面2Aに固
着された取付枠13とによって形成され、取付枠13の貫通
穴13A にゴムパッキング12の突起部12A を挿入すること
で扉2 の端面部にゴムパッキング12を配設することが行
われていた。そこで、図3の(b) に示すように、扉2 を
筺体3 の所定箇所に閉塞した場合は、扉2 と筺体3 との
当接部10に於いてゴムパッキング12が変形することで筺
体3に密接させることになる。したがって、扉2 を閉塞
状態にした時、ゴムパッキング12によって扉2 と筺体3
との間に隙間の生じることのないように形成され、電波
シールドおよび静電気シールドが行われていた。
構成されていた。図3の(a) は要部断面図,(b)は扉の閉
塞時の断面図である。図3の(a) に示すように、中空部
を有する筒状に形成され、所定箇所に突起部12A が設け
られた導電性のゴムパッキング12と、扉2 の背面2Aに固
着された取付枠13とによって形成され、取付枠13の貫通
穴13A にゴムパッキング12の突起部12A を挿入すること
で扉2 の端面部にゴムパッキング12を配設することが行
われていた。そこで、図3の(b) に示すように、扉2 を
筺体3 の所定箇所に閉塞した場合は、扉2 と筺体3 との
当接部10に於いてゴムパッキング12が変形することで筺
体3に密接させることになる。したがって、扉2 を閉塞
状態にした時、ゴムパッキング12によって扉2 と筺体3
との間に隙間の生じることのないように形成され、電波
シールドおよび静電気シールドが行われていた。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような中
空部を有する筒状に形成されたゴムパッキング12を配設
する構成では、永久歪みによるヘタリによってゴムパッ
キング12が筺体3 に密接されなくなったり、または、ゴ
ムパッキング12自身の導電率が低いため、実際には、筺
体1 にアースE を接続しても筺体1 と扉2 との間に電位
差が生じることになる。したがって、筺体1 にアースE
を接続しても、電波シールドおよび静電気シールドを確
実に行うことができなくなる問題を有していた。そこ
で、本発明では、電波シールドおよび静電気シールドに
対するシールド効果の向上を図ることを目的とする。
空部を有する筒状に形成されたゴムパッキング12を配設
する構成では、永久歪みによるヘタリによってゴムパッ
キング12が筺体3 に密接されなくなったり、または、ゴ
ムパッキング12自身の導電率が低いため、実際には、筺
体1 にアースE を接続しても筺体1 と扉2 との間に電位
差が生じることになる。したがって、筺体1 にアースE
を接続しても、電波シールドおよび静電気シールドを確
実に行うことができなくなる問題を有していた。そこ
で、本発明では、電波シールドおよび静電気シールドに
対するシールド効果の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1に示すように、良導電性の金属板を螺旋
状に巻くことでスパイラルガスケット状に形成されたパ
ッキング部11と、該パッキング部11を挟持する挟持部6A
が設けられる弾性を有する取付枠6 とを備え、該取付枠
6 が筺体1 の所定面を覆う扉2 の端面部に固着させるこ
とで該パッキング部11を該筺体1 と該扉2 との当接部10
に配設させるように構成する。このように構成すること
によって前述の課題は解決される。
図であり、図1に示すように、良導電性の金属板を螺旋
状に巻くことでスパイラルガスケット状に形成されたパ
ッキング部11と、該パッキング部11を挟持する挟持部6A
が設けられる弾性を有する取付枠6 とを備え、該取付枠
6 が筺体1 の所定面を覆う扉2 の端面部に固着させるこ
とで該パッキング部11を該筺体1 と該扉2 との当接部10
に配設させるように構成する。このように構成すること
によって前述の課題は解決される。
【作用】即ち、金属板を螺旋状に巻くことでスパイラル
ガスケット状に形成されたパッキング部11を設けると共
に、扉2 の端面部に固着された弾性を有する取付枠6 の
挟持部6Aによってパッキング部11を挟持するようにした
ものである。したがって、扉2 を閉塞状態にした時、扉
2 と筺体3 との間に電位差が生じることのないように密
接させることが行え、しかも、永久歪みによるヘタリを
防ぐことができ、シールド効果の向上を図ることができ
る。
ガスケット状に形成されたパッキング部11を設けると共
に、扉2 の端面部に固着された弾性を有する取付枠6 の
挟持部6Aによってパッキング部11を挟持するようにした
ものである。したがって、扉2 を閉塞状態にした時、扉
2 と筺体3 との間に電位差が生じることのないように密
接させることが行え、しかも、永久歪みによるヘタリを
防ぐことができ、シールド効果の向上を図ることができ
る。
【実施例】以下本発明を図2を参考に詳細に説明する。
図2は本発明による一実施例の説明図で、(a) は要部断
面図,(b)は扉の閉塞時の断面図,(c)はパッキング部の説
明図である。全図を通じて、同一符号は同一対象物を示
す。図2の(a) に示すように、扉2 の背面2Aに弾性材よ
り成る取付枠6 を設け、取付枠6 に形成された挟持部6A
によってパッキング部11を保持することで、扉2 の端面
部にパッキング部11を配設するように形成したものであ
る。また、パッキング部11は図2の(c) に示すように、
導電性の金属板11A を螺旋状に巻くことで、スパイラル
ガスケット状に形成されている。そこで、筺体1 の所定
面に扉2 を閉塞状態にした時、図2の(b) に示すよう
に、当接部10に於いて、パッキング部11が筺体1 によっ
て押圧されることでパッキング部11を挟持部6Aによって
保持した取付枠6 が変形し、パッキング部11を筺体1 の
所定面に確実に密接させることができる。この場合、パ
ッキング部11は、挟持部6Aによって挟持されているので
押圧に際しては、パッキング部11の外形が多少収縮され
ることになる。したがって、筺体1 の所定面に扉2 を閉
塞状態にした時の押圧力P は、パッキング部11の収縮
と、取付枠6 の撓みとの両者によって吸収され、均一な
密接が得られることになり、しかも、筺体1 と扉2 との
導電率を高くすることができ、シールド効果を向上させ
ることが行える。
図2は本発明による一実施例の説明図で、(a) は要部断
面図,(b)は扉の閉塞時の断面図,(c)はパッキング部の説
明図である。全図を通じて、同一符号は同一対象物を示
す。図2の(a) に示すように、扉2 の背面2Aに弾性材よ
り成る取付枠6 を設け、取付枠6 に形成された挟持部6A
によってパッキング部11を保持することで、扉2 の端面
部にパッキング部11を配設するように形成したものであ
る。また、パッキング部11は図2の(c) に示すように、
導電性の金属板11A を螺旋状に巻くことで、スパイラル
ガスケット状に形成されている。そこで、筺体1 の所定
面に扉2 を閉塞状態にした時、図2の(b) に示すよう
に、当接部10に於いて、パッキング部11が筺体1 によっ
て押圧されることでパッキング部11を挟持部6Aによって
保持した取付枠6 が変形し、パッキング部11を筺体1 の
所定面に確実に密接させることができる。この場合、パ
ッキング部11は、挟持部6Aによって挟持されているので
押圧に際しては、パッキング部11の外形が多少収縮され
ることになる。したがって、筺体1 の所定面に扉2 を閉
塞状態にした時の押圧力P は、パッキング部11の収縮
と、取付枠6 の撓みとの両者によって吸収され、均一な
密接が得られることになり、しかも、筺体1 と扉2 との
導電率を高くすることができ、シールド効果を向上させ
ることが行える。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
扉の端面部に金属材よりなるスパイラルガスケット状の
パッキング部を弾性を有する取付枠によって保持するこ
とで、筺体の所定面にパッキング部を確実に密接させる
ことができる。したがって従来に比較して、電波シール
ドおよび静電気シールドに対するシールド効果の向上が
図れ、実用的効果は大である。
扉の端面部に金属材よりなるスパイラルガスケット状の
パッキング部を弾性を有する取付枠によって保持するこ
とで、筺体の所定面にパッキング部を確実に密接させる
ことができる。したがって従来に比較して、電波シール
ドおよび静電気シールドに対するシールド効果の向上が
図れ、実用的効果は大である。
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明による一実施例の説明図
【図3】 従来の説明図
【図4】 電子装置の外観図
1 筺体 2 扉 6 取付枠 10 当接部 11 パッキング部 6A 挟持部
Claims (1)
- 【請求項1】 良導電性の金属板を螺旋状に巻くことで
スパイラルガスケット状に形成されたパッキング部(11)
と、該パッキング部(11)を挟持する挟持部(6A)が設けら
れる弾性を有する取付枠(6) とを備え、該取付枠(6) が
筺体(1) の所定面を覆う扉(2) の端面部に固着させるこ
とで該パッキング部(11)を該筺体(1)と該扉(2) との当
接部(10)に配設させることを特徴とするシールドパッキ
ングの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1350192A JPH05206670A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | シールドパッキングの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1350192A JPH05206670A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | シールドパッキングの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206670A true JPH05206670A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11834873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1350192A Withdrawn JPH05206670A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | シールドパッキングの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05206670A (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1350192A patent/JPH05206670A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |