JPH05206501A - 受光素子 - Google Patents

受光素子

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Publication number
JPH05206501A
JPH05206501A JP4015003A JP1500392A JPH05206501A JP H05206501 A JPH05206501 A JP H05206501A JP 4015003 A JP4015003 A JP 4015003A JP 1500392 A JP1500392 A JP 1500392A JP H05206501 A JPH05206501 A JP H05206501A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
photoelectric conversion
layer
light emitting
bias
Prior art date
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Pending
Application number
JP4015003A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironari Kuno
裕也 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP4015003A priority Critical patent/JPH05206501A/ja
Publication of JPH05206501A publication Critical patent/JPH05206501A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力光が微弱でも精度よく電気信号として取
り出すことができる受光素子を提供することにある。 【構成】 セラミック基板1上には発光部2と光電変換
部3とが配置されている。発光部2は、発光ダイオード
構造をなし、pn接合部(n層5とp層6との接合部)
からバイアス光L1が発射される。又、光電変換部3
は、pin型構造をなし、発光部2のバイアス光L1と
被検出光L2とを受光してその受光強度に応じた強度の
電気信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光を電気信号に変換
する受光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、pin型受光素子は、図9に示す
ように、p層27,i層28,n層29が積層され、入
力信号光の有無によって、出力抵抗30の両端電圧又は
出力抵抗30を流れる光電流が変化して電気信号出力を
得ていた。その光電変換の際の出力特性を図10に示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、入力信号光
が微弱の場合には、図10の出力特性線の非直線領域を
使用することとなり、出力精度がよくなかった。
【0004】そこで、この発明の目的は、入力光が微弱
でも精度よく電気信号として取り出すことができる受光
素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、電流もしく
は電圧の印加によって発光する発光部と、前記発光部の
バイアス光と被検出光とを受光してその受光強度に応じ
た強度の電気信号に変換する光電変換部とを備えた受光
素子をその要旨とするものである。
【0006】
【作用】電流もしくは電圧の印加によって発光部から光
が出力され、このバイアス光と被検出光とが光電変換部
に受光されてその受光強度に応じた強度の電気信号に変
換される。つまり、光電変換部はバイアス光と被検出光
とを受光して電気信号に変換するので、図2に示すよう
に、バイアス光の強度P1に対し被検出光の強度P2を
加算した光(=P1+P2)が受光され、出力特性線の
直線領域を使用することが可能となる。
【0007】
【実施例】(第1実施例)以下、この発明を具体化した
一実施例を図面に従って説明する。
【0008】図1に示すように、セラミック基板1上の
左側には発光部2が配置されるとともに、セラミック基
板1上の右側には光電変換部3が配置されている。発光
部2は、電極4とn層5とp層6と電極7とからなり、
セラミック基板1上に電極4、n層5、p層6、電極7
を順に積層した発光ダイオード構造をなしている。又、
電極4と電極7との間には順バイアス用電源8と保護抵
抗9が直列に接続されている。そして、電極4,7間へ
の電力供給(電流もしくは電圧の印加)によりpn接合
部(n層5とp層6との接合部)から光(バイアス光)
L1が発射される。
【0009】又、光電変換部3は電極10とn層11と
i層12とp層13と電極14とからなり、セラミック
基板1上に電極10、n層11、i層12、p層13、
電極14を順に積層したpin型構造をなしている。p
層13の上面の一部に電極14が配置され、その他の領
域が被検出光L1を受光する受光部となっている。又、
pin積層部の側面での発光部2との対向面が発光部2
からのバイアス光L1を受光する受光部となっている。
電極10と電極14との間には逆バイアス用電源15と
出力抵抗16が直列に接続されている。そして、光電変
換部3は逆バイアス用電源15の電圧印加により入力光
(バイアス光L1、被検出光L2)による光電流を電圧
に変換して出力する。
【0010】ここで、本実施例では発光部2はp型Al
GaAs,n型AlGaAsよりなる発光ダイオードを
用いている。他にも、他の波長域の材料で構成しても光
電変換層の受光感度が存在する系であればよい。又、本
実施例では発光ダイオードを用いたが、半導体レーザダ
イオードであっても構わない。
【0011】さらに、本実施例では、光電変換部3のp
層13はp型AlGaAsを、n層11はn型AlGa
Asを、i層12はAlGaAs層を用いている。この
他にも、p−GaAs,n−GaAs,i−AlGaA
sであっても、p−InP,n−InP、InGaAs
Pであっても、アモルファスシリコン(a−Si)系の
p型,n型,i型層であってもよい。又、光電変換部3
は、pin型フォトダイオード構造を採用したが、pn
型,アバランシェ型,また光吸収層が超格子構造であっ
たり、アバランシェ増倍層が超格子構造であってもよ
い。
【0012】次に、このように構成した受光素子の作用
を説明する。発光部2の電極4,7間への電力供給(電
流もしくは電圧の印加)によって発光部2が発光動作
し、出射光がバイアス光L1として光電変換部3に照射
される。そして、光ファイバ等により外部から光電変換
部3に被検出光(入力信号光)L2が入射される。する
と、光電変換部3は発光部2からのバイアス光L1が照
射された状態にあるので、光電変換部3に入射する全受
光強度がバイアス光L1の強度P1と被検出光(入力信
号光)L2の強度P2の和(=P1+P2)となる。
【0013】図2には、光電変換部3での出力特性線L
を示す。この特性として受光強度が小さいときには非直
線性を有し、受光強度が大きいと直線性を有する。そし
て、微弱な被検出光(入力信号光)L2のみを光電変換
部3で光電変換したのでは、その強度がP2となり非直
線領域を使用することとなるが、被検出光(入力信号
光)L2と共にバイアス光L1を光電変換部3で光電変
換することにより、総受光強度がP1+P2となる。そ
の結果、直線領域を使用することができ高い検出精度を
確保することができることとなる。
【0014】このように本実施例の受光素子では、電流
もしくは電圧の印加によって発光する発光部2と、発光
部2のバイアス光L1と被検出光L2とを受光してその
受光強度に応じた強度の電気信号に変換する光電変換部
3とを備えた。よって、光電変換部3はバイアス光L1
と被検出光L2とを受光して電気信号に変換するので、
図2に示すように、微弱な被検出光(入力信号光)L2
を直線領域を用いて変換することが可能となり高い精度
を確保できる。
【0015】尚、本実施例の応用としては、図1に破線
に示すように、発光部2の電源ラインにスイッチSWを
挿入し、必要なときにのみスイッチSWを入れ(閉路し
て)発光動作を行わせてもよい。又、このスイッチSW
を光検出が必要なときのみ閉路させるようにするととも
に、光電変換部3の信号処理回路においてバイアス光L
1が受光された状態での電気信号(図2で出力電圧V1
以上の信号)のみ有効化するようにしてもよい。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施との相違点
を中心に説明する。
【0016】図3に示すように、半導体基板17上にエ
ピタキシャル成長にてエピタキシャル層18が形成さ
れ、このエピタキシャル層18に前記発光部2と光電変
換部3が形成されている。より詳細には、n型半導体基
板17の所定領域にn+ 領域19を形成し、そのn+
域19の上に発光部2を形成するとともにn+ 領域19
の上に電極20を形成する。一方、n型半導体基板17
の上に光電変換部3を形成する。又、半導体基板17の
裏面に電極21を形成する。そして、発光部2において
電極20と電極7との間に電源8が接続されるととも
に、光電変換部3において電極14と裏面電極21との
間に電源15が接続されている。
【0017】尚、本実施例の発光部2においてはp層6
とn層5との間に活性層22が配置されている。このよ
うに本実施例によれば、フォトリソグラフィ技術によっ
て発光部22でのバイアス光L1の発光面(端面)と光
電変換部3でのバイアス光L1の受光面(端面)を、相
対的に精度良く配置することができる。 (第3実施例)次に、第3実施例を第2実施との相違点
を中心に説明する。
【0018】図4に示すように、発光部2の活性層22
と光電変換部3との間に光導波路層23が形成されてい
る。つまり、n型半導体基板17上における発光部2と
光電変換部3との間の領域にn層24を配置し、その上
に光導波路層23が形成されている。この光導波路層2
3の厚みは発光部2の活性層22より厚く、かつ、光電
変換部3のi層12の厚みと等しくなっている。そし
て、発光部2の活性層22からのバイアス光L1が光導
波路層23を通り光電変換部3のi層12に伝播され
る。
【0019】このように、第2実施例ではバイアス光L
1が空間を伝播するが、本実施例ではバイアス光L1が
光導波路層23を伝播する構造とした。よって、受光素
子全体を保護層にて覆ってもバイアス光L1が光電変換
部3に伝播するのを妨げることがない。 (第4実施例)次に、第4実施例を第2実施との相違点
を中心に説明する。
【0020】図5には受光素子の平面を示すとともに、
図6に図5のA−A断面を示す。基板17上の中心部に
は1つの光電変換部3が配置されるとともに、その回り
に4つの発光部2a,2b,2c,2dが配置されてい
る。そして、光電変換部3への被検出光(入力信号光)
L2を検出する際に、4つの発光部2a,2b,2c,
2dのうちいずれか1ヶの発光部からバイアス光L1が
光電変換部3に入射された時に、光電変換部3の信号処
理回路においてその信号を有効化するようになってい
る。つまり、光電変換部3の出力電圧が、1ヶの発光部
からバイアス光L1を受光した際の所定範囲内にあれば
その信号を有効化する。
【0021】尚、図5,6において、ハッチング部25
は電極を示す。 (第5実施例)次に、第5実施例を第2実施との相違点
を中心に説明する。
【0022】図7には受光素子の平面を示すとともに、
図8に図7のB−B断面を示す。基板17上の中心部に
は1つの発光部2が配置されるとともに、その回りに4
つの光電変換部3a,3b,3c,3dが配置されてい
る。そして、1ケの発光部2からのバイアス光L1が4
つの光電変換部3a,3b,3c,3dに照射される。
【0023】このようにすることにより、発光部2の簡
素化、及びバイアス光L1の有効利用を図ることができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
入力光が微弱でも精度よく電気信号として取り出すこと
ができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の受光素子を示す図である。
【図2】出力特性を示す図である。
【図3】第2実施例の受光素子を示す図である。
【図4】第3実施例の受光素子を示す図である。
【図5】第4実施例の受光素子の平面を示す図である。
【図6】図5のA−A断面を示す図である。
【図7】第5実施例の受光素子の平面を示す図である。
【図8】図7のB−B断面を示す図である。
【図9】従来の受光素子を示す図である。
【図10】出力特性を示す図である。
【符号の説明】 2 発光部 3 光電変換部 L1 バイアス光 L2 被検出光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流もしくは電圧の印加によって発光す
    る発光部と、 前記発光部のバイアス光と被検出光とを受光してその受
    光強度に応じた強度の電気信号に変換する光電変換部と
    を備えたことを特徴とする受光素子。
JP4015003A 1992-01-30 1992-01-30 受光素子 Pending JPH05206501A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4015003A JPH05206501A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 受光素子

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