JPH05204859A - Ｏｓのコマンド格納方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】コマンド群格納ファイルの他に実行形式コマン
ド群格納ファイルを備え、利用者の時間指定のコマンド
を実行形式コマンド群格納ファイルに格納することによ
り、指定した時間までに他の利用者から修正される影響
をうけずにコマンドを実行する。 【構成】コマンド群格納ファイル８中に作成したコマン
ドを抽出して実行形式コマンド群格納ファイル９に格納
し、実行形式コマンド群格納ファイル９中のコマンドを
時間を指定して実行する。この場合、実行形式コマンド
群格納ファイル９は、他の利用者からは更新されない。 【効果】上記により、時間を指定した利用者の期待した
結果を常に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末装置とホス
トコンピュータであるセンタ装置を備えたオンラインシ
ステムのコマンド処理に関し、特にコマンド実行者の作
成したコマンド内容を保証するためのＯＳ（オペレーテ
ィングシステム）のコマンド格納方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のコマンド格納方式では、共有して
いるコマンド群格納ファイル中のコマンドを利用者が直
接編集し、コマンド群格納ファイル中のコマンドを使用
して時間指定のコマンド実行を行っている。

【０００３】次に、従来のコマンド格納方式について図
面を参照して説明する。

【０００４】図２は従来例のコマンド格納方式を使用し
た対話処理の構成図、図３は従来例のコマンド格納方式
を使用した対話処理の処理の流れを示す図である。

【０００５】図２において、従来例のコマンド格納方式
を使用した対話処理は、ディスプレイ装置１とキーボー
ド２とから成る端末装置と、タイマ７を有するコマンド
登録編集削除手段３とコマンド群格納ファイル８とから
成るセンタ装置ｂとで行われる。

【０００６】ここで、利用者がキーボード２より指示
し、コマンド登録編集削除手段３により共有しているコ
マンド群格納ファイル８中のコマンドを直接編集し、コ
マンド群格納ファイル８中のコマンドを使用してタイマ
７で指定した時間にコマンドの実行を行っている。ディ
スプレイ装置１には編集すべきコマンドを表示する。

【０００７】このように従来のコマンド格納方式で対話
処理を行うと、予約実行者はコマンド群格納ファイル８
中にソースイメージで存在するコマンドファイル内のコ
マンドを編集しているため、図３に示すように、予約実
行者はＢの処理をしたものと思っているが、他の利用者
が同じコマンド１の内容をＣに変更しているために実行
予約時間にはＣの処理が実行される。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコマン
ド格納方式では、共有しているコマンド群格納ファイル
中のコマンドを利用者が直接編集して実行するため、あ
る人が時間予約指定で上記コマンドを実行しようとする
とき、他の利用者が予約された時間までの間に上記コマ
ンドに対し修正を行った可能性が生じ、必ずしも予約実
行者の期待されて実行結果が得られないという欠点があ
る。

【０００９】本発明の目的は、コマンド群格納ファイル
の他に実行形式コマンド群格納ファイルを備え、コマン
ドを使用する利用者が実行する時間を指定したコマンド
を実行形式コマンド群格納ファイルに格納しておくこと
により、上記の欠点を解消し、実行を予約した時間まで
に他の利用者がコマンド群格納ファイル中のコマンドに
修正を加えても、先に予約した利用者が実行するコマン
ドには何の影響もなく、その利用者の期待通りの実行結
果を得ることができるコマンド格納方式を提供すること
にある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のコマンド格納方
式は、複数の端末装置とホストコンピュータであるセン
タ装置とを備え、センタ装置と各端末装置とが会話しな
がら処理を実行するオンラインシステムのＯＳのコマン
ド格納方式において、センタ装置に、端末装置間で共有
する各種コマンドを格納するコマンド群格納ファイルに
対してコマンドを登録・編集・削除する手段と、コマン
ド群格納ファイルから実行するコマンドを格納する実行
形式コマンド群格納ファイルへコマンドを抽出する手段
と、実行形式コマンド群格納ファイルに格納されたコマ
ンドを時間を指定して実行する手段と、実行形式コマン
ド群格納ファイルに格納されたコマンドを削除する手段
とを有し、端末装置より時間を指定して実行形式コマン
ド群格納ファイルに格納されたコマンドを実行してい
る。

【００１１】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１２】図１は本発明の一実施例のコマンド格納方
式を使用した対話処理の構成図である。

【００１３】図１において、本実施例のコマンド格納方
式を使用した対話処理は、ディスプレイ装置１とキーボ
ード２とから成る端末装置と、コマンド登録編集削除手
段３とコマンド抽出手段４とタイマ７を有する実行形式
コマンド実行手段５と実行形式コマンド削除手段６とコ
マンド群格納ファイル８と実行形式コマンド群格納ファ
イル９とコマンド実行管理テーブル１０とから成るセン
タ装置ａとで行われる。

【００１４】次に、本実施例のコマンド格納方式の動作
について図面を参照して説明する。

【００１５】利用者は、キーボード２より指示し、コマ
ンド登録編集削除手段３により共有しているコマンド群
格納ファイル８中のコマンドを編集する。この際、ディ
スプレイ装置１には編集すべきコマンドを表示する。

【００１６】コマンド群格納ファイル８には、コマンド
イメージが格納されており、コマンド登録編集削除手段
３によりコマンド群格納ファイル８中へのコマンド登録
とコマンド編集とコマンド削除が行われる。

【００１７】そして、コマンド抽出手段４によりコマン
ド群格納ファイル８中に作成したコマンドを抽出して実
行形式コマンド群格納ファイル９に格納し、実行形式コ
マンド実行手段５により実行形式コマンド群格納ファイ
ル９に格納された実際に実行するコマンドイメージのコ
マンドを実行する。

【００１８】ここで、実行形式コマンド実行手段５は、
タイマ７を持っており、時間を指定して実行形式コマン
ド群格納ファイル９中のコマンドの実行時間を予約し、
その予約指定時に、コマンドを実行する。また、実行形
式コマンド実行手段５は、実行形式コマンド群格納ファ
イル９中のコマンドを予約実行後、削除する機能を持
ち、その管理制御情報は、コマンド実行管理テーブル１
０に格納されている。

【００１９】実行形式コマンド群格納ファイル９中のコ
マンドの削除は、実行形式コマンド実行手段５で行う他
に、実行形式コマンド削除手段６により単独または一括
で行う場合がある。

【００２０】尚、上記では、管理情報は実行後消去する
とか、実行後消去しないとかの情報を持ち、実行形式コ
マンド削除手段６によるコマンド削除時にその情報が参
照されるものとする。

【００２１】また、コマンド実行後、再度同じ処理を後
で行う場合があることを想定し、実行後消去しないとい
う指定ができるものとする。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のコマンド
格納方式は、コマンド群格納ファイルの他に実行形式コ
マンド群格納ファイルを備え、コマンドを使用する利用
者が実行する時間を指定したコマンドを実行形式コマン
ド群格納ファイルに格納しておくことにより、実行を予
約した時間までに他の利用者がコマンド群格納ファイル
中のコマンドに修正を加えても、先に予約した利用者が
実行するコマンドには何の影響もなく、その利用者の期
待通りの実行結果を得ることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のコマンド格納方式を使用し
たシステムの構成図である。

【図２】従来例のコマンド格納方式を使用したシステム
の構成図である。

【図３】従来例のコマンド格納方式を使用した対話処理
の処理の流れを示す図である。

【符号の説明】

１ ディスプレイ装置 ２ キーボード ３ コマンド登録編集削除手段 ４ コマンド抽出手段 ５ 実行形式コマンド実行手段 ６ 実行形式コマンド削除手段 ７ タイマ ８ コマンド群格納ファイル ９ 実行形式コマンド群格納ファイル １０ コマンド実行管理テーブル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の端末装置とホストコンピュータで
   あるセンタ装置とを備え、前記センタ装置と各端末装置
   とが会話しながら処理を実行するオンラインシステムの
   ＯＳのコマンド格納方式において、前記センタ装置に、
   前記端末装置間で共有する各種コマンドを格納するコマ
   ンド群格納ファイルに対してコマンドを登録・編集・削
   除する手段と、前記コマンド群格納ファイルから実行す
   るコマンドを格納する実行形式コマンド群格納ファイル
   へコマンドを抽出する手段と、前記実行形式コマンド群
   格納ファイルに格納されたコマンドを時間を指定して実
   行する手段と、前記実行形式コマンド群格納ファイルに
   格納されたコマンドを削除する手段とを有し、前記端末
   装置より時間を指定して前記実行形式コマンド群格納フ
   ァイルに格納されたコマンドを実行することを特徴とす
   るＯＳのコマンド格納方式。