JPH05204832A - Dmaバス調停方式 - Google Patents
Dmaバス調停方式Info
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- JPH05204832A JPH05204832A JP3882392A JP3882392A JPH05204832A JP H05204832 A JPH05204832 A JP H05204832A JP 3882392 A JP3882392 A JP 3882392A JP 3882392 A JP3882392 A JP 3882392A JP H05204832 A JPH05204832 A JP H05204832A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 DMA転送する複数の回路が競合するDMA
バスにおいて、1つの回路に長時間DMAバスを専有さ
せないDMAバス調停方式を提供する。 【構成】 長時間DMAバスを専有する第1の回路1が
1回のDMA転送でDMAバス3を専有できる専有時間
長を記憶しておくレジスタ5と、DMAバスを短時間し
か専有しない第2の回路2のいずれかからDMA転送要
求があるときに、第1の回路1にDMA転送許可を与え
ている時間長を計測するカウンタ6と、レジスタ5から
の専有時間長とこのカウンタ6での計測時間長とを比較
し、両者が一致したときに一致信号を出力する比較器7
と、この比較器7から一致信号が入力されたときに第1
の回路1に転送待ち信号WAITを送出する転送待ち信
号送出部8とからDMAバス調停回路4がなり、この転
送待ち信号WAITが入力されたときにDMA転送を一
時中断し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断
手段を第1の回路1が備えている。
バスにおいて、1つの回路に長時間DMAバスを専有さ
せないDMAバス調停方式を提供する。 【構成】 長時間DMAバスを専有する第1の回路1が
1回のDMA転送でDMAバス3を専有できる専有時間
長を記憶しておくレジスタ5と、DMAバスを短時間し
か専有しない第2の回路2のいずれかからDMA転送要
求があるときに、第1の回路1にDMA転送許可を与え
ている時間長を計測するカウンタ6と、レジスタ5から
の専有時間長とこのカウンタ6での計測時間長とを比較
し、両者が一致したときに一致信号を出力する比較器7
と、この比較器7から一致信号が入力されたときに第1
の回路1に転送待ち信号WAITを送出する転送待ち信
号送出部8とからDMAバス調停回路4がなり、この転
送待ち信号WAITが入力されたときにDMA転送を一
時中断し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断
手段を第1の回路1が備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDMA調停方式に関し、
特に1回のダイレクト・メモリ・アクセス転送(以下、
DMA転送という)で長時間ダイレクト・メモリ・アク
セス・バス(以下、DMAバスという)を専有する回路
を調停するDMA調停方式に関する。
特に1回のダイレクト・メモリ・アクセス転送(以下、
DMA転送という)で長時間ダイレクト・メモリ・アク
セス・バス(以下、DMAバスという)を専有する回路
を調停するDMA調停方式に関する。
【0002】
【従来の技術】CPUを介さずに直接メモリにアクセス
してデータの転送を行なうDMA転送では、効率よくデ
ータの転送を行なえるようにするためにDMAバスの調
停を行なう必要がある。従来のDMAバス調停方式で
は、1回のDMA転送で長時間DMAバスを専有する回
路に対しても、1回のDMA転送で短時間しかDMAバ
スを専有しない回路と同様に扱って調停を行なってい
る。すなわち長時間DMAバスを専有する回路からDM
Aバス調停回路に対してDMA転送要求を行なった場合
でも、1回のDMA転送で短時間しかDMAバスを専有
しない回路からDMA転送要求があった場合と同様に、
DMA転送許可がDMAバス調停回路から与えられてい
た。また本来1回のDMA転送で長時間DMAバスを専
有する回路で予めDMA転送を分割し、DMAバス調停
回路に対して1回のDMA転送で長時間DMAバスを専
有しない方式となっていた。
してデータの転送を行なうDMA転送では、効率よくデ
ータの転送を行なえるようにするためにDMAバスの調
停を行なう必要がある。従来のDMAバス調停方式で
は、1回のDMA転送で長時間DMAバスを専有する回
路に対しても、1回のDMA転送で短時間しかDMAバ
スを専有しない回路と同様に扱って調停を行なってい
る。すなわち長時間DMAバスを専有する回路からDM
Aバス調停回路に対してDMA転送要求を行なった場合
でも、1回のDMA転送で短時間しかDMAバスを専有
しない回路からDMA転送要求があった場合と同様に、
DMA転送許可がDMAバス調停回路から与えられてい
た。また本来1回のDMA転送で長時間DMAバスを専
有する回路で予めDMA転送を分割し、DMAバス調停
回路に対して1回のDMA転送で長時間DMAバスを専
有しない方式となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のDMAバス
調停方式では、一旦DMA転送要求元に対してDMA転
送許可を与えてしまうと、DMA転送要求元がDMA転
送要求を調停回路に対して取り下げるまでDMA転送許
可を与え続けることとなるため、1回のDMA転送にお
けるDMAバス専有時間が極端に長いDMA転送要求元
が競合するDMAバスでは、別のDMA転送要求元がD
MA転送許可されるまでに長い待ち時間を要する可能性
があり、高速にDMA転送を行なえなくなるという問題
点があった。
調停方式では、一旦DMA転送要求元に対してDMA転
送許可を与えてしまうと、DMA転送要求元がDMA転
送要求を調停回路に対して取り下げるまでDMA転送許
可を与え続けることとなるため、1回のDMA転送にお
けるDMAバス専有時間が極端に長いDMA転送要求元
が競合するDMAバスでは、別のDMA転送要求元がD
MA転送許可されるまでに長い待ち時間を要する可能性
があり、高速にDMA転送を行なえなくなるという問題
点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、DMA転
送する複数の回路が競合するDMAバスにおいて、1つ
の回路に長時間DMAバスを専有させないDMAバス調
停方式を提供することを目的とする。
課題を解決するために提案されたものであり、DMA転
送する複数の回路が競合するDMAバスにおいて、1つ
の回路に長時間DMAバスを専有させないDMAバス調
停方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、複数の回路がDMAバスを共有してDMA
転送を行なうにあたって、DMA転送要求があった回路
にDMA転送許可を与えるための調停を行なうDMAバ
ス調停方式において、ある回路が1回のDMA転送でD
MAバスを専有できる専有時間長を記憶しておく記憶部
と、別の回路からDMA転送要求があるときに、ある回
路にDMA転送許可を与えている時間長を計測する計時
部と、上記記憶部からの専有時間長とこの計時部での計
測時間長とを比較し、両者が一致したときにある回路に
転送待ち信号を送出する転送待ち信号発生部とからDM
Aバス調停回路がなり、この転送待ち信号が入力された
ときにDMA転送を一時中断し、DMA転送要求を取り
下げるDMA転送中断手段をある回路が備え、別の回路
がDMA転送要求中であるときに、ある回路に対して1
回のDMA転送で一定時間以上DMAバスを専有させ
ず、別の回路の待ち時間を短くできる制御を行なえる構
成としてある。
に本発明は、複数の回路がDMAバスを共有してDMA
転送を行なうにあたって、DMA転送要求があった回路
にDMA転送許可を与えるための調停を行なうDMAバ
ス調停方式において、ある回路が1回のDMA転送でD
MAバスを専有できる専有時間長を記憶しておく記憶部
と、別の回路からDMA転送要求があるときに、ある回
路にDMA転送許可を与えている時間長を計測する計時
部と、上記記憶部からの専有時間長とこの計時部での計
測時間長とを比較し、両者が一致したときにある回路に
転送待ち信号を送出する転送待ち信号発生部とからDM
Aバス調停回路がなり、この転送待ち信号が入力された
ときにDMA転送を一時中断し、DMA転送要求を取り
下げるDMA転送中断手段をある回路が備え、別の回路
がDMA転送要求中であるときに、ある回路に対して1
回のDMA転送で一定時間以上DMAバスを専有させ
ず、別の回路の待ち時間を短くできる制御を行なえる構
成としてある。
【0006】また本発明は、1回のDMA転送で長時間
DMAバスを専有し続ける第1の回路と1回のDMA転
送で短時間しかDMAバスを専有しない第2の回路とが
DMAバスを共有してDMA転送を行なうにあたって、
DMA転送要求があった第1または第2の回路にDMA
転送許可を与えるための調停を行なうDMAバス調停方
式において、予め第1の回路が1回のDMA転送でDM
Aバスを専有できる専有時間長を記憶しておく記憶部
と、第2の回路からDMA転送要求があるときに、第1
の回路にDMA転送許可を与えている時間長を計測する
計時部と、上記記憶部からの専有時間長とこの計時部で
の計測時間長とを比較し、両者が一致したときに第1の
回路に転送待ち信号を送出する転送待ち信号発生部とか
らDMAバス調停回路がなり、この転送待ち信号が入力
されたときにDMA転送を一時中断し、DMA転送要求
を取り下げるDMA転送中断手段を第1の回路が備え、
第2の回路がDMA転送要求中であるときに、第1の回
路に対して1回のDMA転送で一定時間以上DMAバス
を専有させず、第2の回路の待ち時間を短くできる制御
を行なえる構成としてある。
DMAバスを専有し続ける第1の回路と1回のDMA転
送で短時間しかDMAバスを専有しない第2の回路とが
DMAバスを共有してDMA転送を行なうにあたって、
DMA転送要求があった第1または第2の回路にDMA
転送許可を与えるための調停を行なうDMAバス調停方
式において、予め第1の回路が1回のDMA転送でDM
Aバスを専有できる専有時間長を記憶しておく記憶部
と、第2の回路からDMA転送要求があるときに、第1
の回路にDMA転送許可を与えている時間長を計測する
計時部と、上記記憶部からの専有時間長とこの計時部で
の計測時間長とを比較し、両者が一致したときに第1の
回路に転送待ち信号を送出する転送待ち信号発生部とか
らDMAバス調停回路がなり、この転送待ち信号が入力
されたときにDMA転送を一時中断し、DMA転送要求
を取り下げるDMA転送中断手段を第1の回路が備え、
第2の回路がDMA転送要求中であるときに、第1の回
路に対して1回のDMA転送で一定時間以上DMAバス
を専有させず、第2の回路の待ち時間を短くできる制御
を行なえる構成としてある。
【0007】また本発明は、1回のDMA転送でバース
ト転送を行なうために長時間DMAバスを専有し続ける
第1の回路と1回のDMA転送で短時間しかDMAバス
を専有しない複数の第2の回路とがDMAバスを共有し
てDMA転送を行なうにあたって、DMA転送要求があ
った第1または第2の回路にDMA転送許可を与えるた
めの調停を行なうDMAバス調停方式において、予め第
1の回路が1回のDMA転送でDMAバスを専有できる
専有時間長を記憶しておくレジスタと、第2の回路のい
ずれかからDMA転送要求があるときに、第1の回路に
DMA転送許可を与えている時間長を計測するカウンタ
と、上記レジスタからの専有時間長とこのカウンタでの
計測時間長とを比較し、両者が一致したときに一致信号
を出力する比較部と、この比較部から一致信号が入力さ
れたときに第1の回路に転送待ち信号を送出する転送待
ち信号送出部とからDMAバス調停回路がなり、この転
送待ち信号が入力されたときにDMA転送を一時中断
し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断手段を
第1の回路が備え、第2の回路のいずれかがDMA転送
要求中であるときに、第1の回路に対して1回のDMA
転送で一定時間以上DMAバスを専有させず、第2の回
路の待ち時間を短くできる制御を行なえる構成としてあ
る。
ト転送を行なうために長時間DMAバスを専有し続ける
第1の回路と1回のDMA転送で短時間しかDMAバス
を専有しない複数の第2の回路とがDMAバスを共有し
てDMA転送を行なうにあたって、DMA転送要求があ
った第1または第2の回路にDMA転送許可を与えるた
めの調停を行なうDMAバス調停方式において、予め第
1の回路が1回のDMA転送でDMAバスを専有できる
専有時間長を記憶しておくレジスタと、第2の回路のい
ずれかからDMA転送要求があるときに、第1の回路に
DMA転送許可を与えている時間長を計測するカウンタ
と、上記レジスタからの専有時間長とこのカウンタでの
計測時間長とを比較し、両者が一致したときに一致信号
を出力する比較部と、この比較部から一致信号が入力さ
れたときに第1の回路に転送待ち信号を送出する転送待
ち信号送出部とからDMAバス調停回路がなり、この転
送待ち信号が入力されたときにDMA転送を一時中断
し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断手段を
第1の回路が備え、第2の回路のいずれかがDMA転送
要求中であるときに、第1の回路に対して1回のDMA
転送で一定時間以上DMAバスを専有させず、第2の回
路の待ち時間を短くできる制御を行なえる構成としてあ
る。
【0008】
【作用】上述した構成によれば、長時間DMAバスを専
有するようなDMA転送を行なう回路に対して、別の回
路からDMA転送要求があるときに、予め決められた一
定時間以上DMAバスを専有させない制御が可能とな
り、別の回路が短い待ち時間後にDMA転送を行なうこ
とができる。別の回路がDMA転送を終了させたあと
は、中断していたDMA転送を再開できる。また別の回
路からDMA転送要求がないときは、長時間DMAバス
を専有する回路のDMA転送は中断することなく継続で
きる。
有するようなDMA転送を行なう回路に対して、別の回
路からDMA転送要求があるときに、予め決められた一
定時間以上DMAバスを専有させない制御が可能とな
り、別の回路が短い待ち時間後にDMA転送を行なうこ
とができる。別の回路がDMA転送を終了させたあと
は、中断していたDMA転送を再開できる。また別の回
路からDMA転送要求がないときは、長時間DMAバス
を専有する回路のDMA転送は中断することなく継続で
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるDMAバス調停方式の具
体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1のブ
ロック図に、このDMAバス調停方式の一実施例を示
す。この図で、第1の回路1と複数の第2の回路2がD
MAバス3に接続され、これら第1および第2の回路
1,2がDMAバス3を共有している。第1の回路1
は、1回のDMA転送でバースト転送を行なうために長
時間DMAバス3を専有し続ける回路であり、0番目か
ら(n−1)番目までの複数の第2の回路2は、1回の
DMA転送で短時間しかDMAバス3を専有しない回路
である。これら第1および第2の回路1,2は、DMA
転送において競合する関係にあり、高速なデータ転送を
行なえるようにするためにDMAバス調停回路4がこれ
らの回路1,2の調停を行なっている。すなわちDMA
バス調停回路4は、第1の回路1および第2の回路2か
らDMAバス要求信号LBRQおよびBRQ0,BRQ
1,…,BRQ(n−1)をそれぞれ受信し、調停を行
なっていずれか1つの回路に対して転送許可信号LBA
K,BAK0,BAK1,…,BAK(n−1)の1つ
を返送する。
体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1のブ
ロック図に、このDMAバス調停方式の一実施例を示
す。この図で、第1の回路1と複数の第2の回路2がD
MAバス3に接続され、これら第1および第2の回路
1,2がDMAバス3を共有している。第1の回路1
は、1回のDMA転送でバースト転送を行なうために長
時間DMAバス3を専有し続ける回路であり、0番目か
ら(n−1)番目までの複数の第2の回路2は、1回の
DMA転送で短時間しかDMAバス3を専有しない回路
である。これら第1および第2の回路1,2は、DMA
転送において競合する関係にあり、高速なデータ転送を
行なえるようにするためにDMAバス調停回路4がこれ
らの回路1,2の調停を行なっている。すなわちDMA
バス調停回路4は、第1の回路1および第2の回路2か
らDMAバス要求信号LBRQおよびBRQ0,BRQ
1,…,BRQ(n−1)をそれぞれ受信し、調停を行
なっていずれか1つの回路に対して転送許可信号LBA
K,BAK0,BAK1,…,BAK(n−1)の1つ
を返送する。
【0010】このDMAバス調停回路4内の記憶部をな
すレジスタ5には、第1の回路1が1回のDMA転送で
DMAバス3を専有できる時間長Sが予め数値化されて
記憶されている。またDMAバス調停回路4は、複数の
第2の回路2から送られてくるDMAバス要求信号BR
Q0,BRQ1,…,BRQ(n−1)の論理和を取
り、この論理和出力と第1の回路1に送出している転送
許可信号LBAKとの論理積を取って、この論理積出力
によって調停回路4内のカウンタ6の計時が開始される
ようにしている。すなわち計時部をなすカウンタ6で
は、複数の第2の回路2のいずれかがDMAバス転送要
求中であるときに、第1の回路1に転送許可信号LBA
Kを返送している時間長の計測が行なわれる。この時間
長は、第1の回路1がDMA転送中であるために、第2
の回路2に転送許可信号が返送されてくるまでの待ち時
間の長さに相当している。レジスタ5の出力とカウンタ
6の出力は、DMAバス調停回路4内の比較器7に送ら
れ、両出力が一致したとき、すなわち第1の回路1がD
MAバス3を専有可能な時間長Sと第1の回路1に転送
許可信号LBAKが返送され続けた時間長とが一致した
ときに比較器7からは一致信号に相当する“1”が出力
される。DMAバス調停回路4内の転送待ち信号送出部
8では、この比較器から“1”が入力されるのに同期し
て、第1の回路1に対して転送待ち信号WAITの送出
を行なう。ここで、比較器7と転送待ち信号送出部8
は、転送待ち信号発生部を構成している。
すレジスタ5には、第1の回路1が1回のDMA転送で
DMAバス3を専有できる時間長Sが予め数値化されて
記憶されている。またDMAバス調停回路4は、複数の
第2の回路2から送られてくるDMAバス要求信号BR
Q0,BRQ1,…,BRQ(n−1)の論理和を取
り、この論理和出力と第1の回路1に送出している転送
許可信号LBAKとの論理積を取って、この論理積出力
によって調停回路4内のカウンタ6の計時が開始される
ようにしている。すなわち計時部をなすカウンタ6で
は、複数の第2の回路2のいずれかがDMAバス転送要
求中であるときに、第1の回路1に転送許可信号LBA
Kを返送している時間長の計測が行なわれる。この時間
長は、第1の回路1がDMA転送中であるために、第2
の回路2に転送許可信号が返送されてくるまでの待ち時
間の長さに相当している。レジスタ5の出力とカウンタ
6の出力は、DMAバス調停回路4内の比較器7に送ら
れ、両出力が一致したとき、すなわち第1の回路1がD
MAバス3を専有可能な時間長Sと第1の回路1に転送
許可信号LBAKが返送され続けた時間長とが一致した
ときに比較器7からは一致信号に相当する“1”が出力
される。DMAバス調停回路4内の転送待ち信号送出部
8では、この比較器から“1”が入力されるのに同期し
て、第1の回路1に対して転送待ち信号WAITの送出
を行なう。ここで、比較器7と転送待ち信号送出部8
は、転送待ち信号発生部を構成している。
【0011】DMA転送中断手段を有する第1の回路1
は、この転送待ち信号WAITが送られてきた時点で、
現在実行中のメモリへの読み出しまたは書き込み動作を
行なったあとに、DMAバス調停回路4へのDMAバス
要求信号LBRQの送出を中断する。これに伴いDMA
バス調停回路4から第1の回路1に返送されていた転送
許可信号LBAKの送出が停止され、DMAバス要求中
であった第2の回路2のうちのいずれかに転送許可信号
が返送される。これにより待ち状態にあった第2の回路
2のDMA転送動作が開始される。第1の回路1は、D
MAバス要求信号LBRQの送出を中断したあと、一定
時間経過後に再びDMAバス要求信号LBRQをDMA
バス調停回路4に送出する。これを受けてDMAバス調
停回路4は、第1の回路1に転送許可信号LBAKを返
送するので、第1の回路1は一時中断していたメモリア
ドレスのつぎのアドレスからDMA転送を再開できる。
は、この転送待ち信号WAITが送られてきた時点で、
現在実行中のメモリへの読み出しまたは書き込み動作を
行なったあとに、DMAバス調停回路4へのDMAバス
要求信号LBRQの送出を中断する。これに伴いDMA
バス調停回路4から第1の回路1に返送されていた転送
許可信号LBAKの送出が停止され、DMAバス要求中
であった第2の回路2のうちのいずれかに転送許可信号
が返送される。これにより待ち状態にあった第2の回路
2のDMA転送動作が開始される。第1の回路1は、D
MAバス要求信号LBRQの送出を中断したあと、一定
時間経過後に再びDMAバス要求信号LBRQをDMA
バス調停回路4に送出する。これを受けてDMAバス調
停回路4は、第1の回路1に転送許可信号LBAKを返
送するので、第1の回路1は一時中断していたメモリア
ドレスのつぎのアドレスからDMA転送を再開できる。
【0012】つぎに、このような構成からなるDMAバ
ス調停方式の動作を図2の波形図を参照して説明する。
なお、波形図に示されている信号は全て正論理となって
いる。第1の回路1に対してDMAバス調停回路4から
転送許可信号LBAKが返されていない間は、要求があ
った第2の回路2に対して順次転送許可信号が返され
る。図2の例では、DMAバス要求信号BRQ0のつぎ
にDMAバス要求信号BRQ1がDMAバス調停回路4
に入力されているので、転送許可信号BAK0に続いて
転送許可信号BAK1が返送されている。
ス調停方式の動作を図2の波形図を参照して説明する。
なお、波形図に示されている信号は全て正論理となって
いる。第1の回路1に対してDMAバス調停回路4から
転送許可信号LBAKが返されていない間は、要求があ
った第2の回路2に対して順次転送許可信号が返され
る。図2の例では、DMAバス要求信号BRQ0のつぎ
にDMAバス要求信号BRQ1がDMAバス調停回路4
に入力されているので、転送許可信号BAK0に続いて
転送許可信号BAK1が返送されている。
【0013】第1の回路1からDMAバス要求信号LB
RQが送出されてから、(n−1)番目と0番目の第2
の回路2から順次DMAバス要求信号BRQ(n−1)
とBRQ0が送出されたことで、DMAバス調停回路4
から第1の回路1に転送許可信号LBAKが返送された
あと、レジスタ5で予め決められた時間長Sが経過した
ときに、転送待ち信号WAITが第1の回路1に送られ
る。これを受けて第1の回路1は、出力していたDMA
バス要求信号LBRQを落とすので、DMAバス調停回
路4は第1の回路1への転送許可信号LBAKの返送を
停止し、(n−1)番目の第2の回路2に対して転送許
可信号BAK(n−1)を返送する。その後0番目の第
2の回路2へ転送許可信号BAK0の返送を行なう。第
1の回路1が、DMAバス要求信号LBRQを落として
から一定時間後にDMAバス要求信号LBRQがDMA
バス調停回路4に再送されるので、DMAバス調停回路
4からは、転送許可信号BAK0の返送後に第1の回路
1に対して転送許可信号LBAKが返送され、第1の回
路1によるDMA転送動作が再開される。
RQが送出されてから、(n−1)番目と0番目の第2
の回路2から順次DMAバス要求信号BRQ(n−1)
とBRQ0が送出されたことで、DMAバス調停回路4
から第1の回路1に転送許可信号LBAKが返送された
あと、レジスタ5で予め決められた時間長Sが経過した
ときに、転送待ち信号WAITが第1の回路1に送られ
る。これを受けて第1の回路1は、出力していたDMA
バス要求信号LBRQを落とすので、DMAバス調停回
路4は第1の回路1への転送許可信号LBAKの返送を
停止し、(n−1)番目の第2の回路2に対して転送許
可信号BAK(n−1)を返送する。その後0番目の第
2の回路2へ転送許可信号BAK0の返送を行なう。第
1の回路1が、DMAバス要求信号LBRQを落として
から一定時間後にDMAバス要求信号LBRQがDMA
バス調停回路4に再送されるので、DMAバス調停回路
4からは、転送許可信号BAK0の返送後に第1の回路
1に対して転送許可信号LBAKが返送され、第1の回
路1によるDMA転送動作が再開される。
【0014】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、要旨の範囲内で種々の変更実施が可能である。
ず、要旨の範囲内で種々の変更実施が可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、D
MAバス調停回路が1回のDMA転送において長時間D
MAバスを専有する回路に対して、他の回路からDMA
転送要求がある場合に転送待ち信号を送出することがで
きる。これにより長時間DMAバスを専有する回路は、
転送待ち信号を認識してからDMA転送を一時的に中断
するので、この回路以外にDMA転送要求している回路
は一定時間以上待つことなく、DMA転送許可を得るこ
とができる。また長時間DMAバスを専有する回路から
のみDMA転送要求がある場合は、一時中断することな
くDMA転送を継続できる。したがって、複数の回路が
DMAバスを共有してDMA転送を行なう場合に、長時
間の待ちが発生するような不具合がなく、高速にDMA
転送を行なえるという利点がある。
MAバス調停回路が1回のDMA転送において長時間D
MAバスを専有する回路に対して、他の回路からDMA
転送要求がある場合に転送待ち信号を送出することがで
きる。これにより長時間DMAバスを専有する回路は、
転送待ち信号を認識してからDMA転送を一時的に中断
するので、この回路以外にDMA転送要求している回路
は一定時間以上待つことなく、DMA転送許可を得るこ
とができる。また長時間DMAバスを専有する回路から
のみDMA転送要求がある場合は、一時中断することな
くDMA転送を継続できる。したがって、複数の回路が
DMAバスを共有してDMA転送を行なう場合に、長時
間の待ちが発生するような不具合がなく、高速にDMA
転送を行なえるという利点がある。
【図1】本発明によるDMAバス調停方式の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】このDMAバス調停方式の動作を説明するため
の動作波形図である。
の動作波形図である。
1 DMAバスを長時間専有する第1の回路 2 DMAバスを短時間しか専有しない複数の第2の回
路 3 DMAバス 4 DMAバス調停回路 5 レジスタ 6 カウンタ 7 比較器 8 転送待ち信号送出部
路 3 DMAバス 4 DMAバス調停回路 5 レジスタ 6 カウンタ 7 比較器 8 転送待ち信号送出部
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の回路がDMAバスを共有してDM
A転送を行なうにあたって、DMA転送要求があった回
路にDMA転送許可を与えるための調停を行なうDMA
バス調停方式において、 ある回路が1回のDMA転送でDMAバスを専有できる
専有時間長を記憶しておく記憶部と、別の回路からDM
A転送要求があるときに、ある回路にDMA転送許可を
与えている時間長を計測する計時部と、上記記憶部から
の専有時間長とこの計時部での計測時間長とを比較し、
両者が一致したときにある回路に転送待ち信号を送出す
る転送待ち信号発生部とからDMAバス調停回路がな
り、 この転送待ち信号が入力されたときにDMA転送を一時
中断し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断手
段とをある回路が備え、 別の回路がDMA転送要求中であるときに、ある回路に
対して1回のDMA転送で一定時間以上DMAバスを専
有させず、別の回路の待ち時間を短くできる制御を行な
えるようにしたことを特徴とするDMAバス調停方式。 - 【請求項2】 1回のDMA転送で長時間DMAバスを
専有し続ける第1の回路と1回のDMA転送で短時間し
かDMAバスを専有しない第2の回路とがDMAバスを
共有してDMA転送を行なうにあたって、DMA転送要
求があった第1または第2の回路にDMA転送許可を与
えるための調停を行なうDMAバス調停方式において、 予め第1の回路が1回のDMA転送でDMAバスを専有
できる専有時間長を記憶しておく記憶部と、第2の回路
からDMA転送要求があるときに、第1の回路にDMA
転送許可を与えている時間長を計測する計時部と、上記
記憶部からの専有時間長とこの計時部での計測時間長と
を比較し、両者が一致したときに第1の回路に転送待ち
信号を送出する転送待ち信号発生部とからDMAバス調
停回路がなり、 この転送待ち信号が入力されたときにDMA転送を一時
中断し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断手
段を第1の回路が備え、 第2の回路がDMA転送要求中であるときに、第1の回
路に対して1回のDMA転送で一定時間以上DMAバス
を専有させず、第2の回路の待ち時間を短くできる制御
を行なえるようにしたことを特徴とするDMAバス調停
方式。 - 【請求項3】 1回のDMA転送で長時間DMAバスを
専有し続ける第1の回路と1回のDMA転送で短時間し
かDMAバスを専有しない複数の第2の回路とがDMA
バスを共有してDMA転送を行なうにあたって、DMA
転送要求があった第1または第2の回路にDMA転送許
可を与えるための調停を行なうDMAバス調停方式にお
いて、 予め第1の回路が1回のDMA転送でDMAバスを専有
できる専有時間長を記憶しておくレジスタと、第2の回
路のいずれかからDMA転送要求があるときに、第1の
回路にDMA転送許可を与えている時間長を計測するカ
ウンタと、上記レジスタからの専有時間長とこのカウン
タでの計測時間長とを比較し、両者が一致したときに一
致信号を出力する比較部と、この比較部から一致信号が
入力されたときに第1の回路に転送待ち信号を送出する
転送待ち信号送出部とからDMAバス調停回路がなり、 この転送待ち信号が入力されたときにDMA転送を一時
中断し、DMA転送要求を取り下げるDMA転送中断手
段を第1の回路が備え、 第2の回路のいずれかがDMA転送要求中であるとき
に、第1の回路に対して1回のDMA転送で一定時間以
上DMAバスを専有させず、第2の回路の待ち時間を短
くできる制御を行なえるようにしたことを特徴とするD
MAバス調停方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3882392A JP2848082B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | Dmaバス調停方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3882392A JP2848082B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | Dmaバス調停方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05204832A true JPH05204832A (ja) | 1993-08-13 |
JP2848082B2 JP2848082B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=12535973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3882392A Expired - Lifetime JP2848082B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | Dmaバス調停方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848082B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009098729A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Ricoh Co Ltd | 調停装置、調停方法及びプログラム |
JP2012104160A (ja) * | 2012-02-17 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | 調停装置、画像形成装置、調停方法及びプログラム |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP3882392A patent/JP2848082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009098729A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Ricoh Co Ltd | 調停装置、調停方法及びプログラム |
JP2012104160A (ja) * | 2012-02-17 | 2012-05-31 | Ricoh Co Ltd | 調停装置、画像形成装置、調停方法及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2848082B2 (ja) | 1999-01-20 |
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