JPH05203690A - 通電電流の制御方法 - Google Patents
通電電流の制御方法Info
- Publication number
- JPH05203690A JPH05203690A JP3424892A JP3424892A JPH05203690A JP H05203690 A JPH05203690 A JP H05203690A JP 3424892 A JP3424892 A JP 3424892A JP 3424892 A JP3424892 A JP 3424892A JP H05203690 A JPH05203690 A JP H05203690A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力ケーブルの課通電試験においては、供試
ケーブル１０とダミーケーブル３０（供試ケーブルと同
製品）の両方に、それぞれ調整器２２や通電トランス２
４などで通電して同じ大きさの電流を流す。そして、ダ
ミーケーブルの導体温度を検出し、それに基づいて供試
ケーブルの電流をフィードバック制御する。そのため、
調整器や通電トランスなどが２組必要になる。この課題
を解決する。 【構成】 閉ループを形成したダミーケーブルと供試ケ
ーブルとを、変圧器用の鉄心によって１：１に結合す
る。このようにすると、ダミーケーブルには、供試ケー
ブルと同じ値の電流が流れ、両方のケーブルの各部の温
度は同じになる。したがって、従来同様にダミーケーブ
ルの導体温度の測定値に基づいて供試ケーブルの電流を
制御することができる。調整器や通電トランスなどは１
組で済む。
ケーブル１０とダミーケーブル３０（供試ケーブルと同
製品）の両方に、それぞれ調整器２２や通電トランス２
４などで通電して同じ大きさの電流を流す。そして、ダ
ミーケーブルの導体温度を検出し、それに基づいて供試
ケーブルの電流をフィードバック制御する。そのため、
調整器や通電トランスなどが２組必要になる。この課題
を解決する。 【構成】 閉ループを形成したダミーケーブルと供試ケ
ーブルとを、変圧器用の鉄心によって１：１に結合す
る。このようにすると、ダミーケーブルには、供試ケー
ブルと同じ値の電流が流れ、両方のケーブルの各部の温
度は同じになる。したがって、従来同様にダミーケーブ
ルの導体温度の測定値に基づいて供試ケーブルの電流を
制御することができる。調整器や通電トランスなどは１
組で済む。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電力ケーブルおよび
接続部の製品実証試験として行われる課通電試験などに
おける、通電電流の制御方法に関するものである。
接続部の製品実証試験として行われる課通電試験などに
おける、通電電流の制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】課通電試験の供試ケーブルには、高電圧
が印加されているため、そのケーブル導体の温度を直接
測定することは、一般的にできない。そのため、次のよ
うにしている。
が印加されているため、そのケーブル導体の温度を直接
測定することは、一般的にできない。そのため、次のよ
うにしている。
【０００３】図２において、１０は供試ケーブル、１２
は接続部である。供試ケーブル１０の両方の終端間を導
体１４により短絡して閉ループを形成する。供試ケーブ
ル１０に高電圧１６を課電する。また、電源１８から、
温度調節器２０，調整器２２（レギュレータ等），通電
トランス２４を通して供試ケーブル１０の閉ループに電
流を流す。
は接続部である。供試ケーブル１０の両方の終端間を導
体１４により短絡して閉ループを形成する。供試ケーブ
ル１０に高電圧１６を課電する。また、電源１８から、
温度調節器２０，調整器２２（レギュレータ等），通電
トランス２４を通して供試ケーブル１０の閉ループに電
流を流す。
【０００４】一方、供試ケーブル１０と同品のダミーケ
ーブル３０で閉ループを形成し、それに調整器３２，通
電トランス３４を通して、供試ケーブル１０と同じ値の
電流を流す。ダミーケーブル３０は供試ケーブル１０と
同じ製品であるから、同じ大きさの電流が流れると、そ
のケーブル導体の温度は、供試ケーブル１０のケーブル
導体の温度と同じになる（同じ気象条件下において）。
ーブル３０で閉ループを形成し、それに調整器３２，通
電トランス３４を通して、供試ケーブル１０と同じ値の
電流を流す。ダミーケーブル３０は供試ケーブル１０と
同じ製品であるから、同じ大きさの電流が流れると、そ
のケーブル導体の温度は、供試ケーブル１０のケーブル
導体の温度と同じになる（同じ気象条件下において）。
【０００５】ダミーケーブル３０のケーブル導体温度
を、温度計３６で測定する。その測定値を温度調節器２
０に送って、フィードバック制御（オンオフ制御等）を
行い、ダミーケーブル３０のケーブル導体温度（すなわ
ち供試ケーブル１０のケーブル導体温度）を所定値に保
つ。ＣＶケーブルの場合、この所定値（フィードバック
制御の目標値）は一般に90℃である。
を、温度計３６で測定する。その測定値を温度調節器２
０に送って、フィードバック制御（オンオフ制御等）を
行い、ダミーケーブル３０のケーブル導体温度（すなわ
ち供試ケーブル１０のケーブル導体温度）を所定値に保
つ。ＣＶケーブルの場合、この所定値（フィードバック
制御の目標値）は一般に90℃である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法において
は、調整器２２，３２と通電トランス２４，３４を、供
試ケーブル１０とダミーケーブル３０とにそれぞれ用い
るので、それらが２組必要となる。
は、調整器２２，３２と通電トランス２４，３４を、供
試ケーブル１０とダミーケーブル３０とにそれぞれ用い
るので、それらが２組必要となる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１のように、閉ループ
を形成したダミーケーブル３０（供試ケーブルと同品）
と前記供試ケーブル１０とを、変圧器用の鉄心４０によ
って１：１に結合し、そのダミーケーブルの導体温度を
測定して、上記のようにフィードバック制御を行う。
を形成したダミーケーブル３０（供試ケーブルと同品）
と前記供試ケーブル１０とを、変圧器用の鉄心４０によ
って１：１に結合し、そのダミーケーブルの導体温度を
測定して、上記のようにフィードバック制御を行う。
【０００８】鉄心４０としては、変圧器用の貫通形（内
鉄形二脚鉄心）を用いる。この内側に供試ケーブル１０
とダミーケーブル３０を通し、１：１の結合トランスを
構成する。供試ケーブル１０，ダミーケーブル３０とも
に大電流が流れるので、使用起磁力で飽和しない大きさ
の鉄心を用いる。
鉄形二脚鉄心）を用いる。この内側に供試ケーブル１０
とダミーケーブル３０を通し、１：１の結合トランスを
構成する。供試ケーブル１０，ダミーケーブル３０とも
に大電流が流れるので、使用起磁力で飽和しない大きさ
の鉄心を用いる。
【０００９】このように、結合トランスを通して、ダミ
ーケーブル３０に電流を流すので、従来の調整器３２，
通電トランス３４は不要になる。
ーケーブル３０に電流を流すので、従来の調整器３２，
通電トランス３４は不要になる。
【００１０】ダミーケーブル３０のケーブル導体温度
を、温度計３６で測定し、その測定値を温度調節器２０
に送って、フィードバック制御を行い、供試ケーブル１
０のケーブル導体温度を所定値に保つようにすること
は、従来の場合と同じである。
を、温度計３６で測定し、その測定値を温度調節器２０
に送って、フィードバック制御を行い、供試ケーブル１
０のケーブル導体温度を所定値に保つようにすること
は、従来の場合と同じである。
【００１１】
【作 用】供試ケーブルと同品のダミーケーブル３０で
閉ループを形成し、当該ダミーケーブルと供試ケーブル
１０とを、変圧器用の鉄心４０によって１：１に結合す
ることにより、ダミーケーブルには、その長さに関係な
く、供試ケーブルと同じ値の電流が流れる。供試ケーブ
ルとダミーケーブルとを同じ気象条件の中に置けば、供
試ケーブルとダミーケーブルの各部の温度は同じにな
る。ダミーケーブルは、高電圧に課電されていないの
で、そのケーブル導体温度を直接測定することができ
る。すなわち、製品（供試ケーブル）に傷を付けずに間
接的にその温度を測定することができる。その測定値に
基づいて、供試ケーブルの電流をフイードバック制御す
ることにより、そのケーブル導体の温度を所定値に保つ
ことができる。
閉ループを形成し、当該ダミーケーブルと供試ケーブル
１０とを、変圧器用の鉄心４０によって１：１に結合す
ることにより、ダミーケーブルには、その長さに関係な
く、供試ケーブルと同じ値の電流が流れる。供試ケーブ
ルとダミーケーブルとを同じ気象条件の中に置けば、供
試ケーブルとダミーケーブルの各部の温度は同じにな
る。ダミーケーブルは、高電圧に課電されていないの
で、そのケーブル導体温度を直接測定することができ
る。すなわち、製品（供試ケーブル）に傷を付けずに間
接的にその温度を測定することができる。その測定値に
基づいて、供試ケーブルの電流をフイードバック制御す
ることにより、そのケーブル導体の温度を所定値に保つ
ことができる。
【００１２】
（１）調整器２２および通電トランス２４が１組でよ
い。 （２）したがって、装置全体のスペースが少なくなる。 （３）機器の電力損失を考えると、電力節減になる。
い。 （２）したがって、装置全体のスペースが少なくなる。 （３）機器の電力損失を考えると、電力節減になる。
【図１】本発明の実施例の説明図。
【図２】従来技術の説明図。
１０ 供試ケーブル １２ 接続部 １４ 短絡用の導体 １６ 高電圧 １８ 電源 ２０ 温度調節器 ２２，３２ 調整器 ２４，３４ 通電トランス ３０ ダミーケーブル ３６ 温度計 ４０ 結合トランスを構成するための鉄心
Claims (1)
- 【請求項１】 供試ケーブルに高電圧を課電するととも
に、そのケーブル導体の温度を所定値に保つにように電
流を制御するに際して、前記供試ケーブルと同品のダミ
ーケーブルで閉ループを形成し、当該ダミーケーブルと
前記供試ケーブルとを、変圧器用の鉄心によって１：１
に結合し、前記ダミーケーブルの導体温度を測定し、そ
の測定値に基づいて、前記供試ケーブルの電流を制御す
る、通電電流の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3424892A JPH05203690A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 通電電流の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3424892A JPH05203690A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 通電電流の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05203690A true JPH05203690A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12408869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3424892A Pending JPH05203690A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 通電電流の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05203690A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010122029A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電力ケーブルの課通電試験方法 |
| CN104950277A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-30 | 国家电网公司 | 一种低压电流互感器半自动化综合检测装置 |
| CN104950278A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-30 | 国家电网公司 | 一种互感器轨道式定位滑台 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP3424892A patent/JPH05203690A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010122029A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電力ケーブルの課通電試験方法 |
| CN104950277A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-30 | 国家电网公司 | 一种低压电流互感器半自动化综合检测装置 |
| CN104950278A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-30 | 国家电网公司 | 一种互感器轨道式定位滑台 |
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