JP3136858B2 - 断路器のループ電流開閉試験装置 - Google Patents

断路器のループ電流開閉試験装置

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JP3136858B2 JP05212405A JP21240593A JP3136858B2 JP 3136858 B2 JP3136858 B2 JP 3136858B2 JP 05212405 A JP05212405 A JP 05212405A JP 21240593 A JP21240593 A JP 21240593A JP 3136858 B2 JP3136858 B2 JP 3136858B2
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周司 小野本
孝和 松波
長  輝通
光康 塩崎
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断路器のループ電流開閉
試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置(GIS)を使用した
系統において、供給系統を断路器で切換える場合、ルー
プ電流の開閉を伴う。切換えの作業としては母線切換え
と線路切換えがある。このような開閉試験装置として図
4と図5に示すものがある。図4は開閉電流の大きな母
線切換側を示し、図5は線路ループ電流開閉用断路器の
線路切換例を示すものである。
【0003】図4において、1a,1bは母線、2a〜
2fは断路器、3はしゃ断器であって、断路器2aと2
bは母線1aと1b間に直列接続され、断路器2cと2
dは同じく母線1aと1b間に直列接続されていると共
に、断路器2e,2fおよびしゃ断器3は母線1aと1
b間に直列接続されている。
【0004】図4のループ電流開閉装置において、切換
前は、断路器2aと2cが入で、断路器2bと2dが切
となっており、ループ電流Iは断路器2c→母線1a→
断路器2aを通して流れる。切換中では、断路器2a,
2b,2cを入とし断路器2dを切にすると、ループ電
流Iは、断路器2c→断路器2e,しゃ断器3,断路器
2f→断路器2bのループと、断路器2c→断路器2a
からなるループに分流される。次に断路器2aを切に
し、この断路器2aと2dを切とし、断路器2bと2c
を入にして切換動作を完了すると、ループ電流Iは断路
器2c→断路器2e,しゃ断器3,断路器2f→断路器
2bのルートでループ電流が流れる。
【0005】図5において、4a,4bは電力母線、5
a,5bは送電線路、6は配電用ガス絶縁開閉装置(G
IS)で、GIS6は断路器2q,2hおよびしゃ断器
3aからなっている。図5のループ電流開閉装置におい
て、断路器2qと2hのいずれか一方を切又は入とする
ことにより線路ループ電流I1を切換える。
【0006】図4と図5に示すようなループ電流切換装
置によれば、このような責務を負う断路器に対してはル
ープ電流しゃ断性能を検証する必要があり、その試験法
としては「ガス絶縁開閉装置試験法−電気学会技術報告
(第2部)216号」等で提案されている。
【0007】図6はかかる試験装置の1例を示すもの
で、10は第1の電源部でループ電流および電流しゃ断
後に断路器両端子間に発生する回復電圧を供給する。2
0は第2の電源部で模擬対地電圧を供給する。30は供
試GISでタンク31内に断路器32が収納されてい
る。第1の電源部10は交流電源11と変圧器12およ
びリアクトル13からなり、第2の電源部20は交流電
源21と変圧器22からなる。
【0008】回復電圧は試験の種類、ループ長により、
それぞれ規定されているがいずれも100V〜6KVと
定格電圧に比べれば極端に低い値である。ただ実系統で
の遮断時の断路器には対地電位として系統電圧の1/√
3がかかっており、ループ電流開閉途上にGISタンク
に地絡しない事を検証する目的で、試験中、タンクに定
格電圧Voの1/√3を印加するよう規定している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような試験
方法では、図7に示すように、本来は、接地電位となる
タンクに模擬対地電圧Vo/√3を印加しなければなら
ず、そのためタンク本体を絶縁架台7にのせるなどし
て、高絶縁化する必要があり、大がかりな設備、作業が
必要となる。また、断路器の開閉を制御する装置も本来
は模擬対地電圧に耐え得るような高絶縁化はされておら
ず、絶縁光ケーブル8等による制御系の高絶縁化が必要
で、制御装置も特別な装備が必要である。本発明は上記
従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、試験設備が簡単にして、作業性の向上が図れるルー
プ電流開閉試験装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ループ電流を供給するとともに電流しゃ
断後にガス絶縁開閉装置のタンク内に収納された断路器
の両端に発生すべき回復電圧VOを印加するための第1
の電源部と、前記断路器に模擬対地電圧を引力する第2
の電源部からなり、前記第1の電源部と第2の電源部が
それぞれ変圧器を備えたループ電流開閉試験装置におい
て、前記ガス絶縁開閉装置を接地し、前記第1の電源部
の変圧器の2次側の絶縁強度をVo/√3以上とすると
共に、前記第1の電源部の変圧器の2次側ループの一端
に、前記第2の電源部の変圧器の2次側一端を接続する
と共に他端を接地して構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】供試GISのタンクは本来の使用状態と同じ接
地電位とし、供試断路器には、試験中規定の対地電圧を
印加しつつ、なおかつしゃ断時には規定の回復電圧が発
生する実系統での現象に近い試験を実行する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1〜図3を参照し
ながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施例による断路器の
ループ電流開閉試験装置を示すもので、図6のものと同
一又は相当部分には同一符号が付されている。
【0014】図1において12aは変圧器12の1次巻
線、12bは2次巻線、22aは変圧器22の1次巻
線、22bは2次巻線、32はGIS30のタンク31
内に収納された断路器であって、変圧器12の2次巻線
12bはリアクトル13とGIS30を介して変圧器2
2の2次巻線22bの一方の端子に接続されており、2
次巻線22bの他方の端子は接地されている。
【0015】本実施例では、GIS30は本来の状態に
準じて接地しておく。ループ電流ならびに回復電圧Eo
を供給する第1の電源部10の変圧器12には、2次側
の絶縁強度として、対地なら1次側に対してVo/√3
(Voは定格電圧)以上の性能を有するものを用いる。
2次側通電ループ回路は非接地とし、そのループの一端
に、対地模擬電圧Vo/√3を印加すべく第2の電源部
20の変圧器22の2次巻線22bの一端を接続する。
そして変圧器22の2次巻線22bの一端は接地する。
【0016】図1の試験装置によれば、EoおよびVo
/√3が規定値となるように電源電圧を調整して試験を
実施すれば、断路器にはタンクに対しては断路器32の
両端に正規回復電圧が発生することになる。
【0017】図2は本発明の第2実施例を示すもので、
図1の第1実施例のものと異なる点は、第2電源部20
における変圧器22の2次巻線22bの非接地側端子に
抵抗やリアクトル等の保護インピーダンス素子9を接続
したものである。従って、対地電圧印加回線に保護用イ
ンピーダンスを挿入したから、タンク発生時の損傷が軽
減される。
【0018】図3は本発明の第3実施例を示すもので、
本実施例においては、電源部が共通化されており、第1
の電源部10の変圧器12の1次巻線12aは一端が接
地され、他端は第2の電源部20の変圧器22の1次巻
線22aに接続されている。また、変圧器12の2次巻
線12bはリアクトル13とGIS30を介して変圧器
22の2次巻線22bに接続され、1次巻線22aと2
2bは共に接地されている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上の如くであって、ガス絶
縁開閉装置のタンクに模擬対地電圧を印加する必要がな
くなり、これによりガス絶縁開閉装置本体を高絶縁化し
なくてもよく、試験設備が簡略化され作業性が向上す
る。また、実系統使用により近い状態での試験が可能に
なり、等価性の高い試験が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による断路器のループ電流
開閉試験装置の回路図。
【図2】本発明の第2実施例による断路器のループ電流
開閉試験装置の回路図。
【図3】本発明の第3実施例による断路器のループ電流
開閉試験装置の回路図。
【図4】開閉電流の大きな母線切換例を示す回路図。
【図5】線路ループ電流開閉用断路器の線路切換例を示
す回路図。
【図6】従来の断路器のループ電流開閉試験装置の回路
図。
【図7】従来の断路器のループ電流開閉試験装置の回路
図。
【符号の説明】
9…保護用インピーダンス素子 10…第1の電源部 11…交流電源 12…変圧器 13…リアクトル 20…第2の電源部 21…交流電源 22…変圧器 30…ガス絶縁開閉装置 31…タンク 32…断路器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩崎 光康 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭60−10182(JP,A) 特開 昭54−9777(JP,A) 特開 昭54−9776(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/327 G01R 31/333

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ電流を供給するとともに電流しゃ
    断後にガス絶縁開閉装置のタンク内に収納された断路器
    の両端に発生すべき回復電圧VOを印加するための第1
    の電源部と、前記断路器に模擬対地電圧を引力する第2
    の電源部からなり、前記第1の電源部と第2の電源部が
    それぞれ変圧器を備えたループ電流開閉試験装置におい
    て、 前記ガス絶縁開閉装置を接地し、前記第1の電源部の変
    圧器の2次側の絶縁強度をVo/√3以上とすると共
    に、前記第1の電源部の変圧器の2次側ループの一端
    に、前記第2の電源部の変圧器の2次側一端を接続する
    と共に他端を接地して構成したことを特徴とする断路器
    のループ電流開閉試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の断路器のループ電流開閉試験
    装置において、前記第2の電源部の変圧器の2次側一端
    にインピーダンス素子を接続して構成したことを特徴と
    する断路器のループ電流開閉試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の断路器のループ電流開閉試験
    装置において、前記第1の電源部に共通化した交流電源
    を備えていることを特徴とする断路器のループ電流開閉
    試験装置。
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