JPH05203211A - 集合住宅におけるエアサイクルシステム - Google Patents

集合住宅におけるエアサイクルシステム

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JPH05203211A
JPH05203211A JP4010365A JP1036592A JPH05203211A JP H05203211 A JPH05203211 A JP H05203211A JP 4010365 A JP4010365 A JP 4010365A JP 1036592 A JP1036592 A JP 1036592A JP H05203211 A JPH05203211 A JP H05203211A
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JP
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floor
space
living space
reversible fan
air
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JP4010365A
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JP3052016B2 (ja
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Ikuo Iida
郁夫 飯田
Koji Okita
廣司 沖田
Masabumi Matsumoto
正文 松本
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SYST KENSOU KK
SYSTEM KENSO KK
Iida Kenchiku Sekkei Jimusho KK
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SYST KENSOU KK
SYSTEM KENSO KK
Iida Kenchiku Sekkei Jimusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集合住宅において、機械的熱源なしに夏に涼
しく、冬に温かい、快適な居住空間を確保する。 【構成】 床スラブ1の逆梁9,10上に床板13を敷
設して床板13下に床下収納空間14を、床上に床上居
住空間16を形成し、床下収納空間14には、可逆ファ
ン24を設置し、その正、逆駆動で床上居住空間16
に、夏には北側の冷たいエアを循環させ、また冬には太
陽熱で温められた南側の温かいエアを循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆梁の集合住宅におい
て、特に機械的熱源に依存することなしに、夏涼しく、
冬温かい床上居住空間を得るようにした、エアサイクル
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来建物において、太陽熱を利用して蓄
熱したり、対流、輻射、伝導等により、温かさ、涼しさ
を得ようとする手段は、ソーラシステムとして既に良く
知られている。(図書「建築用語ポケットブック」環境
工学・設備編、丸善株式会社発行参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記ソーラシ
ステムは大がかりな設備が必要であるばかりでなく、該
設備や配管等を配置するためのスペースを必要とし、ま
たスペース、コスト上の制約をうけるマンション等の集
合住宅では、未だ研究段階にあって実用化に至っていな
い。
【0004】本発明はかゝる実情にかんがみてなされた
もので、集合住宅の床下空間に設置される可逆ファンに
より太陽熱を有効に取入れて、機械的熱源に依存するこ
となく冬温かく、夏涼しい居住空間を得るようにエアサ
イクルシステムを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため本発
明の特徴とするところは、床スラブ上に床板を敷設し、
この床板下に床下収納空間を、床板上に床上居住空間を
形成し、前記床下収納空間に可逆ファンを設置し、この
可逆ファンの一方のポートを前記床上居住空間の南側に
開口し、また前記可逆ファンの他方のポートを前記床上
居住空間の北側に開口し、前記可逆ファンの正、逆転制
御により前記床上居住空間には、エアを南側から北側
に、あるいは北側から南側に強制循環させることにあ
る。
【0006】
【実施例】以下、図1〜4を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。
【0007】図1は、図2の1−1線に沿う集合住宅の
縦断面図で、夏モードのエアの流れを示し、図2は、図
1の2−2線に沿う横断面図、図3は図4の3−3線に
沿う集合住宅の縦断面図で、冬モードのエアの流れを示
し、図4は、図3の4−4線に沿う横断面図である。
【0008】集合住宅は鉄筋コンクリート構造よりな
り、躯体Fの一部を構成する床スラブ1により複数の階
層に区画されている。各階層に設けられる住宅空間S
は、前、後の躯体外壁2,3と、図1において紙面と垂
直な方向に隣接する隣りの住宅空間Sとの間を仕切る
左、右躯体仕切壁4,5によって区画されるとともに住
宅空間Sの四隅に躯体柱6が立設されている。また南側
に面する躯体外壁2の外側にはバルコニー7が張り出さ
れ、また北側に面する躯体外壁3の外側には通路8が張
り出される。
【0009】各床スラブ1の上面には、対向する躯体柱
6を継ぐ四本の逆大梁9が上向きに一体に突出形成され
るとともに、これら四本の逆大梁9の内側において、二
本の逆小梁10が床スラブ1を横切るように互いに平行
に一体に突出形成される。逆小梁10上には、複数の短
い束11が所定間隔を存して配設され、これらの束11
と逆大梁9上には、床板13が敷設される。そして床板
13とその下方の床スラブ1との間には、周囲を逆大梁
9で囲まれる密閉状の床下収納空間14が形成される。
【0010】また床板13上には、この床板13と、階
上の床スラブ1下面に張設される天井壁15とで床上居
住空間16が画成される。
【0011】図2,4に示すように、床上居住空間16
は、南側の室、すなわちリビングルーム18、北側の
室、すなわち北側居室19,20、21、サニタリ2
2、およびキッチン23等に仕切られる。
【0012】床下収納空間14のバルコニー7寄りの部
分には可逆ファン24が設置されており、このファン2
4の制御部は床上居住空間16の適所に設けた温度セン
サ17に接続され、所定温度以上で正転、所定温度以下
で逆転されるようになっている。前記可逆ファン24の
南側の一方のポート25には、一対の導管27,28が
接続され、この導管27は南側に延長されてその自由端
がリビングルーム18の床板13に左、右に開設したダ
ンパ付の南側開口29,30に接続される。前記可逆フ
ァン24の北側の他方のポート26には、二対の導管3
1〜34が接続され、これらの導管31〜34は北側に
延長されてその自由端が北側の室、すなわち北側居室1
9,20,21等に開設したダンパ付北側開口35〜3
8に接続される。
【0013】次にこの実施例の作用について説明する。
【0014】<夏モード>図1,2において、床上居住
空間16の温度が所定温度以上になると、温度センサ1
7がこれを感知して可逆ファン24が正転駆動され、床
上居住空間16の北側に存する比較的冷たいエアは矢印
aに示すように開口35〜38から導管31〜34を通
って可逆ファン24に吸込まれ、そこからの加圧エアは
導管27,28を通り、開口より床上居住空間16の南
側に噴出される。そしてこのエアは床上居住空間16を
南側から北側へと流れ、可逆ファン24に吸い込まれ
る。したがって床上居住空間16において比較的冷たい
エアは北側から南側へと強制的に循環されて床上居住空
間16全域を涼しく快適に保つことができる。
【0015】<冬モード>床上居住空間16の温度が所
定温度以下になると、これを温度センサ17が感知し、
可逆ファン14は逆転駆動される。
【0016】太陽熱により温められた、床上居住空間1
6の南側のエアは図3,4矢印bに示すように開口2
9,30より導管27,28を通って可逆ファン24に
吸込まれ、さらにそこからの温められた加圧エアは矢印
bに示すように導管31〜34を通り、開口35〜38
より床上居住空間16の北側に噴出されてそこが温めら
れた床上居住空間16内のエアは北側から南側へと流れ
ふたたび可逆ファン14に吸込まれる。
【0017】したがって冬モードでは太陽熱で温められ
たエアを床上居住空間16の北側から南側へと循環させ
ることができ、該床上居住空間16全域を温かく保つこ
とができる。
【0018】なお以上の実施例において、逆梁の床構造
をもつものについて説明したが、床スラブを、梁が下方
に突出する正梁構造としてもよく、この場合床スラブ上
に束等を立てて床板を敷設する。また導管を省略し、床
下収納空間を直接エアダクトとして利用してもよい。ま
た可逆ファンは軸流式、ターボ式その他のものの使用が
可能である。さらに可逆ファンは手動で正、逆回転制御
するようにしてもよい
【0019】。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、集合住宅
において、床下収納空間に設置した可逆ファンにより夏
には、冷たいエアが床上居住空間を南側から北側へ、ま
た冬には、太陽熱で温められた温かいエアが床上居住空
間を北側から南側へ強制的に循環されるので、特に機械
的熱源を用いることなく夏涼しく、冬温かい床上居住空
間を得ることができる。
【0020】また床下収納空間を利用して可逆ファンお
よびエアの流通路を設けることができるので、前記エア
システムの採用によって床上居住空間が狭くなるような
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿う集合住宅の縦断面図で、
夏モードのエアの流れを示す。
【図2】図1の2−2線に沿う横断面図
【図3】図4の3−3線に沿う集合住宅の縦断面図であ
り、冬モードのエアの流れを示す。
【図4】図3の4−4線に沿う横断面図
【符号の説明】
1 床スラブ 13 床板 14 床下収納空間 16 床上居住空間 24 可逆ファン 25 一方のポート 26 他方のポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 正文 大分県大分市明野東2丁目1番1の12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床スラブ(1)上に床板(13)を敷設
    し、この床板(13)下に床下収納空間(14)を、床
    板(13)上に床上居住空間(16)を形成し、前記床
    下収納空間(14)に可逆ファン(24)を設置し、こ
    の可逆ファン(24)の一方のポート(25)を前記床
    上居住空間(16)の南側に開口し、また前記可逆ファ
    ン(24)の他方のポート(26)を前記床上居住空間
    (16)の北側に開口し、前記可逆ファン(24)の
    正、逆転制御により前記床上居住空間(16)には、エ
    アを南側から北側に、あるいは北側から南側に強制循環
    させることを特徴とする集合住宅におけるエアサイクル
    システム。
JP4010365A 1992-01-23 1992-01-23 集合住宅におけるエアサイクルシステム Expired - Fee Related JP3052016B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111623422A (zh) * 2020-06-02 2020-09-04 中山市格兰特电器科技有限公司 一种可作为移动空调使用的空气处理机

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JPS59120836U (ja) * 1982-09-30 1984-08-15 ナショナル住宅産業株式会社 床下収容装置
JPS61128048A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Kajima Corp 間仕切対応型空調補助システム
JPH01159557A (ja) * 1987-12-15 1989-06-22 Mitsui Constr Co Ltd 住居内の空気循環装置

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CN111623422B (zh) * 2020-06-02 2023-12-19 中山市格兰特电器科技有限公司 一种可作为移动空调使用的空气处理机

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