JPH05202727A - スターリングエンジンのミストエリミネータ装置 - Google Patents
スターリングエンジンのミストエリミネータ装置Info
- Publication number
- JPH05202727A JPH05202727A JP3403892A JP3403892A JPH05202727A JP H05202727 A JPH05202727 A JP H05202727A JP 3403892 A JP3403892 A JP 3403892A JP 3403892 A JP3403892 A JP 3403892A JP H05202727 A JPH05202727 A JP H05202727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stirling engine
- buffer tank
- crankcase
- wire demister
- mist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G2243/00—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes
- F02G2243/02—Stirling type engines having closed regenerative thermodynamic cycles with flow controlled by volume changes having pistons and displacers in the same cylinder
- F02G2243/04—Crank-connecting-rod drives
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾過効率が高く、エンジンの性能低下を起こ
すことなく、信頼性のあるスターリングエンジンのミス
トエリミネータ装置を得ることを目的とする。 【構成】 ワイヤデミスタ18をクランクケース10側
より、密度の粗いものから密度の細いものへと多層構成
で配置すると共に、その多層構成されたワイヤデミスタ
18を通過するガスの流速が2m/s以下となるように
クランクケース10とバッファタンク19を連通する連
通口を広げた構成とした。
すことなく、信頼性のあるスターリングエンジンのミス
トエリミネータ装置を得ることを目的とする。 【構成】 ワイヤデミスタ18をクランクケース10側
より、密度の粗いものから密度の細いものへと多層構成
で配置すると共に、その多層構成されたワイヤデミスタ
18を通過するガスの流速が2m/s以下となるように
クランクケース10とバッファタンク19を連通する連
通口を広げた構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スターリングエンジ
ンに用いられ、霧状の潤滑油を濾過するスターリングエ
ンジンのミストエリミネータ装置に関するものである。
ンに用いられ、霧状の潤滑油を濾過するスターリングエ
ンジンのミストエリミネータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のスターリングエンジンのミ
ストエリミネータ装置を示す断面図であり、図におい
て、1aは出力を取り出すパワーピストン、1bはクロ
スヘッド、1cはパワーピストン1aとクロスヘッド1
bとの間に設けられたディスタンス室である。2は掃気
ピストン、3はシリンダー、4はパワーピストン1aと
掃気ピストン2とにはさまれた圧縮室、5は膨張室であ
る。6はシリンダー3のヘッド部に接続された加熱管、
7は再生器、8は再生器7の下部に取り付けられた冷却
器、9は冷却器8の内部を通して再生器7および圧縮室
4に接続された連通管であり、上記加熱管6、再生器
7、冷却器8、連通管9の構成により、パワーピストン
1aおよび掃気ピストン2の運動による圧縮、膨張され
たガスを膨張および凝縮させる。
ストエリミネータ装置を示す断面図であり、図におい
て、1aは出力を取り出すパワーピストン、1bはクロ
スヘッド、1cはパワーピストン1aとクロスヘッド1
bとの間に設けられたディスタンス室である。2は掃気
ピストン、3はシリンダー、4はパワーピストン1aと
掃気ピストン2とにはさまれた圧縮室、5は膨張室であ
る。6はシリンダー3のヘッド部に接続された加熱管、
7は再生器、8は再生器7の下部に取り付けられた冷却
器、9は冷却器8の内部を通して再生器7および圧縮室
4に接続された連通管であり、上記加熱管6、再生器
7、冷却器8、連通管9の構成により、パワーピストン
1aおよび掃気ピストン2の運動による圧縮、膨張され
たガスを膨張および凝縮させる。
【0003】10はシリンダー3の下部に設けられたク
ランクケース、11はクランク室、12はクランクケー
ス10に回転自在に支持された出力軸である。13はク
ランクケース10にねじ締結されたバッファタンク、1
4はクランク室11とバッファタンク13間に設けら
れ、霧状の潤滑油を濾過するミストセパレータとしての
ワイヤデミスタであり、バッファタンク13およびワイ
ヤデミスタ14でミストエリミネータ装置を構成する。
15はバッファタンク13の上部に設けられた逆止弁、
16は逆止弁15のディスタンス室1cとの間に設けら
れたミストフィルタ、17はクランクケース10内に封
入された潤滑油である。
ランクケース、11はクランク室、12はクランクケー
ス10に回転自在に支持された出力軸である。13はク
ランクケース10にねじ締結されたバッファタンク、1
4はクランク室11とバッファタンク13間に設けら
れ、霧状の潤滑油を濾過するミストセパレータとしての
ワイヤデミスタであり、バッファタンク13およびワイ
ヤデミスタ14でミストエリミネータ装置を構成する。
15はバッファタンク13の上部に設けられた逆止弁、
16は逆止弁15のディスタンス室1cとの間に設けら
れたミストフィルタ、17はクランクケース10内に封
入された潤滑油である。
【0004】次に動作について説明する。スターリング
エンジンの運転が開始され、クランクケース10内の出
力軸12が回転すると、この出力軸12の回転により駆
動するオイルポンプ(図示せず)によって、クランクケ
ース10下部に溜った潤滑油17が、出力軸12の回転
部分に供給され、クランク室11内は潤滑油17が霧状
になったオイルミストで充満された状態となる。
エンジンの運転が開始され、クランクケース10内の出
力軸12が回転すると、この出力軸12の回転により駆
動するオイルポンプ(図示せず)によって、クランクケ
ース10下部に溜った潤滑油17が、出力軸12の回転
部分に供給され、クランク室11内は潤滑油17が霧状
になったオイルミストで充満された状態となる。
【0005】次にクロスヘッド1bが下降した場合、ク
ランク室11内のガスは圧縮され圧力が上昇する。この
クランク室11内のガスは、派動を緩和するバッファタ
ンク13,逆止弁15を経て、ディスタンス室1cの圧
力を高める。このように、ディスタンス室1c内で圧力
が高められたガスは、クランク室11内の油分を含むガ
スがクロスヘッド1b,パワーピストン1aとシリンダ
ー3との隙間を通って、圧縮室4へ流れ込むのを封止す
る。
ランク室11内のガスは圧縮され圧力が上昇する。この
クランク室11内のガスは、派動を緩和するバッファタ
ンク13,逆止弁15を経て、ディスタンス室1cの圧
力を高める。このように、ディスタンス室1c内で圧力
が高められたガスは、クランク室11内の油分を含むガ
スがクロスヘッド1b,パワーピストン1aとシリンダ
ー3との隙間を通って、圧縮室4へ流れ込むのを封止す
る。
【0006】そのため、逆止弁15を経てディスタンス
室1c内の圧力を高めるガスは油分が含まないようにし
なければならず、クロスヘッド1bが下降しクランク室
11内の圧力が上昇した時、まずクランク室11からバ
ッファタンク13に流れるガス中に含まれる大きなオイ
ルミストを、ワイヤデミスタ14により分離し、次に、
ミストフィルタ16により充分に濾過されたガスをディ
スタンス室1cに送出するように構成されている。
室1c内の圧力を高めるガスは油分が含まないようにし
なければならず、クロスヘッド1bが下降しクランク室
11内の圧力が上昇した時、まずクランク室11からバ
ッファタンク13に流れるガス中に含まれる大きなオイ
ルミストを、ワイヤデミスタ14により分離し、次に、
ミストフィルタ16により充分に濾過されたガスをディ
スタンス室1cに送出するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスターリングエ
ンジンのミストエリミネータ装置は以上のように構成さ
れているので、クランクケース10にバッファタンク1
3を接続する接続部はねじ締結であり、この接続部だけ
口径が絞られているのでワイヤデミスタ14を通過する
ガスの流速が速く、充分にワイヤデミスタ14でオイル
ミストを濾過することができなかった。このため、ミス
トフィルタ16に負担がかかり、ミストフィルタ16の
機能が低下する場合があり、圧縮室4に油分を含むガス
が流れ込み、スターリングエンジンの性能が低下するな
どの問題点があった。
ンジンのミストエリミネータ装置は以上のように構成さ
れているので、クランクケース10にバッファタンク1
3を接続する接続部はねじ締結であり、この接続部だけ
口径が絞られているのでワイヤデミスタ14を通過する
ガスの流速が速く、充分にワイヤデミスタ14でオイル
ミストを濾過することができなかった。このため、ミス
トフィルタ16に負担がかかり、ミストフィルタ16の
機能が低下する場合があり、圧縮室4に油分を含むガス
が流れ込み、スターリングエンジンの性能が低下するな
どの問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、濾過効率が高く、エンジンの性
能低下を起こすことがなく、信頼性のあるスターリング
エンジンのミストエリミネータ装置を得ることを目的と
する。
ためになされたもので、濾過効率が高く、エンジンの性
能低下を起こすことがなく、信頼性のあるスターリング
エンジンのミストエリミネータ装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
ターリングエンジンのミストエリミネータ装置は、ワイ
ヤデミスタをクランクケース側より、密度の粗いものか
ら密度の細いものへと多層構成で配置すると共に、その
多層構成されたワイヤデミスタを通過するガスの流速が
2m/s以下となるようにクランクケースとバッファタ
ンクを連通する連通口を広げたものである。
ターリングエンジンのミストエリミネータ装置は、ワイ
ヤデミスタをクランクケース側より、密度の粗いものか
ら密度の細いものへと多層構成で配置すると共に、その
多層構成されたワイヤデミスタを通過するガスの流速が
2m/s以下となるようにクランクケースとバッファタ
ンクを連通する連通口を広げたものである。
【0010】請求項2の発明に係るスターリングエンジ
ンのミストエリミネータ装置は、ワイヤデミスタをクラ
ンクケース側より、密度の粗いものから密度の細いもの
へと多層構成で配置すると共に、その多層構成されたワ
イヤデミスタを通過するガスの流速が2m/s以下とな
るようにクランクケースとバッファタンクを連通する連
通口を広げ、かつそのバッファタンクに勾配をつけたも
のである。
ンのミストエリミネータ装置は、ワイヤデミスタをクラ
ンクケース側より、密度の粗いものから密度の細いもの
へと多層構成で配置すると共に、その多層構成されたワ
イヤデミスタを通過するガスの流速が2m/s以下とな
るようにクランクケースとバッファタンクを連通する連
通口を広げ、かつそのバッファタンクに勾配をつけたも
のである。
【0011】請求項3の発明に係るスターリングエンジ
ンのミストエリミネータ装置は、ワイヤデミスタをクラ
ンクケース側より、密度の粗いものから密度の細いもの
へと多層構成で配置すると共に、その多層構成されたワ
イヤデミスタを通過するガスの流速が2m/s以下とな
るようにクランクケースとバッファタンクを連通する連
通口を広げ、かつ、そのバッファタンクにワイヤデミス
タが交換可能な蓋を設けたものである。
ンのミストエリミネータ装置は、ワイヤデミスタをクラ
ンクケース側より、密度の粗いものから密度の細いもの
へと多層構成で配置すると共に、その多層構成されたワ
イヤデミスタを通過するガスの流速が2m/s以下とな
るようにクランクケースとバッファタンクを連通する連
通口を広げ、かつ、そのバッファタンクにワイヤデミス
タが交換可能な蓋を設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明におけるスターリングエンジン
のミストエリミネータ装置は、多層構成で配置されたワ
イヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に応じ
た大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を向上
させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以下に
することにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾過す
るオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担を低
減する。
のミストエリミネータ装置は、多層構成で配置されたワ
イヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に応じ
た大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を向上
させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以下に
することにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾過す
るオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担を低
減する。
【0013】請求項2の発明におけるスターリングエン
ジンのミストエリミネータ装置は、多層構成で配置され
たワイヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に
応じた大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を
向上させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以
下にすることにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾
過するオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担
を低減する。さらに、バッファタンクに勾配をつけたこ
とにより、ワイヤデミスタにより濾過され分離された潤
滑油を、重力でクランクケース内に戻す。
ジンのミストエリミネータ装置は、多層構成で配置され
たワイヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に
応じた大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を
向上させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以
下にすることにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾
過するオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担
を低減する。さらに、バッファタンクに勾配をつけたこ
とにより、ワイヤデミスタにより濾過され分離された潤
滑油を、重力でクランクケース内に戻す。
【0014】請求項3の発明におけるスターリングエン
ジンのミストエリミネータ装置は、多層構成で配置され
たワイヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に
応じた大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を
向上させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以
下にすることにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾
過するオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担
を低減する。さらに、バッファタンクに蓋を設けたこと
により、ワイヤデミスタの交換を容易にする。
ジンのミストエリミネータ装置は、多層構成で配置され
たワイヤデミスタにより、そのワイヤデミスタの粗密に
応じた大きさのオイルミストを濾過するので濾過効率を
向上させる。また、連通口を広げガス流速を2m/s以
下にすることにより、ワイヤデミスタが単位時間当り濾
過するオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタの負担
を低減する。さらに、バッファタンクに蓋を設けたこと
により、ワイヤデミスタの交換を容易にする。
【0015】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。なお、図中従来技術である図4と同一の構成部分
には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は請求項1の発明の一実施例によるスターリングエ
ンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であり、
図において、18はワイヤデミスタであり、クランクケ
ース10側より、粗密度形ワイヤデミスタ18a,中密
度形ワイヤデミスタ18b,細密度形ワイヤデミスタ1
8cの3層で構成されている。19はこのワイヤデミス
タ18を内部に有したバッファタンクであり、このバッ
ファタンク19はワイヤデミスタ18を通過するガスの
流速が2m/s以下になるように、クランクケース10
と連通する連通口を広げた構成となっている。
する。なお、図中従来技術である図4と同一の構成部分
には同一符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は請求項1の発明の一実施例によるスターリングエ
ンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であり、
図において、18はワイヤデミスタであり、クランクケ
ース10側より、粗密度形ワイヤデミスタ18a,中密
度形ワイヤデミスタ18b,細密度形ワイヤデミスタ1
8cの3層で構成されている。19はこのワイヤデミス
タ18を内部に有したバッファタンクであり、このバッ
ファタンク19はワイヤデミスタ18を通過するガスの
流速が2m/s以下になるように、クランクケース10
と連通する連通口を広げた構成となっている。
【0016】次に動作について説明する。スターリング
エンジンの運転が開始され、クランクケース10内の出
力軸12が回転すると、この出力軸12の回転により駆
動するオイルポンプ(図示せず)によって、クランクケ
ース10下部に溜った潤滑油17が、出力軸12の回転
部分に供給され、クランク室11内は潤滑油17が霧状
になったオイルミストで充満された状態となる。
エンジンの運転が開始され、クランクケース10内の出
力軸12が回転すると、この出力軸12の回転により駆
動するオイルポンプ(図示せず)によって、クランクケ
ース10下部に溜った潤滑油17が、出力軸12の回転
部分に供給され、クランク室11内は潤滑油17が霧状
になったオイルミストで充満された状態となる。
【0017】次にクロスヘッド1bが下降した場合、ク
ランク室11内のガスは圧縮され圧力が上昇する。この
クランク室11内でオイルミストが充満し圧力が上昇し
たガスは、ワイヤデミスタ18および派動を緩和するバ
ッファタンク19を通過し、パワーピストン1aのディ
スタンス室1cへ送出される。このオイルミストを含ん
だガスがワイヤデミスタ18を通過するとき、流速は2
m/s以下なので、ワイヤデミスタ18を通過する単位
時間当たりのオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタ
18の負担を小さくすることができる。また、ワイヤデ
ミスタ18の密度を粗密,中密,細密と3層で構成して
いるので、充分小さなオイルミストまで濾過することが
可能である。
ランク室11内のガスは圧縮され圧力が上昇する。この
クランク室11内でオイルミストが充満し圧力が上昇し
たガスは、ワイヤデミスタ18および派動を緩和するバ
ッファタンク19を通過し、パワーピストン1aのディ
スタンス室1cへ送出される。このオイルミストを含ん
だガスがワイヤデミスタ18を通過するとき、流速は2
m/s以下なので、ワイヤデミスタ18を通過する単位
時間当たりのオイルミストの量が減り、ワイヤデミスタ
18の負担を小さくすることができる。また、ワイヤデ
ミスタ18の密度を粗密,中密,細密と3層で構成して
いるので、充分小さなオイルミストまで濾過することが
可能である。
【0018】実施例2.図2は請求項2の発明の一実施
例によるスターリングエンジンのミストエリミネータ装
置を示す断面図であり、図において、20はクランクケ
ース10に仰角θの傾斜をつけて設けられたバッファタ
ンクである。このように、バッファタンク20に勾配を
つけた構成にすることにより、ワイヤデミスタ18によ
り濾過され分離された潤滑油を自動的にクランクケース
10内に戻すことができる。
例によるスターリングエンジンのミストエリミネータ装
置を示す断面図であり、図において、20はクランクケ
ース10に仰角θの傾斜をつけて設けられたバッファタ
ンクである。このように、バッファタンク20に勾配を
つけた構成にすることにより、ワイヤデミスタ18によ
り濾過され分離された潤滑油を自動的にクランクケース
10内に戻すことができる。
【0019】実施例3.図3は請求項3の発明の一実施
例によるスターリングエンジンのミストエリミネータ装
置を示す断面図であり、図において、21はバッファタ
ンクであり、このバッファタンク21には3層で構成さ
れたワイヤデミスタ18a,18b,18cを収納する
ケース22、ワイヤデミスタ18a,18b,18cを
交換可能な蓋23、および蓋23を締付けるボルト24
が設けられている。このような構成にすることで、ワイ
ヤデミスタ18a,18b,18cを簡単に着脱するこ
とができる。
例によるスターリングエンジンのミストエリミネータ装
置を示す断面図であり、図において、21はバッファタ
ンクであり、このバッファタンク21には3層で構成さ
れたワイヤデミスタ18a,18b,18cを収納する
ケース22、ワイヤデミスタ18a,18b,18cを
交換可能な蓋23、および蓋23を締付けるボルト24
が設けられている。このような構成にすることで、ワイ
ヤデミスタ18a,18b,18cを簡単に着脱するこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
ワイヤデミスタを多層構成で配置すると共に、そのワイ
ヤデミスタを通過するガス流速が2m/s以下となるよ
うに連通口を広げるように構成したので、ワイヤデミス
タの濾過効率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミス
トフィルタの小容量化も可能で、さらに、長時間運転可
能なスターリングエンジンが得られる効果がある。
ワイヤデミスタを多層構成で配置すると共に、そのワイ
ヤデミスタを通過するガス流速が2m/s以下となるよ
うに連通口を広げるように構成したので、ワイヤデミス
タの濾過効率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミス
トフィルタの小容量化も可能で、さらに、長時間運転可
能なスターリングエンジンが得られる効果がある。
【0021】また、請求項2の発明によればワイヤデミ
スタを多層構成で配置すると共に、そのワイヤデミスタ
を通過するガス流速が2m/s以下となるように連通口
を広げ、かつ、バッファタンクに勾配をつけるように構
成したので、濾過した潤滑油を自動的にクランクケース
内に戻すことができる。また、ワイヤデミスタの濾過効
率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミストフィルタ
の小容量化も可能で、さらに、長時間運転可能なスター
リングエンジンが得られる効果がある。
スタを多層構成で配置すると共に、そのワイヤデミスタ
を通過するガス流速が2m/s以下となるように連通口
を広げ、かつ、バッファタンクに勾配をつけるように構
成したので、濾過した潤滑油を自動的にクランクケース
内に戻すことができる。また、ワイヤデミスタの濾過効
率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミストフィルタ
の小容量化も可能で、さらに、長時間運転可能なスター
リングエンジンが得られる効果がある。
【0022】さらに、請求項3の発明によればワイヤデ
ミスタを多層構成で配置すると共に、そのワイヤデミス
タを通過するガス流速が2m/s以下となるように連通
口を広げ、かつ、バッファタンクにワイヤデミスタが交
換可能な蓋を設けるように構成したので、ワイヤデミス
タの保守が容易になる。また、ワイヤデミスタの濾過効
率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミストフィルタ
の小容量化も可能で、さらに、長時間運転可能なスター
リングエンジンが得られる効果がある。
ミスタを多層構成で配置すると共に、そのワイヤデミス
タを通過するガス流速が2m/s以下となるように連通
口を広げ、かつ、バッファタンクにワイヤデミスタが交
換可能な蓋を設けるように構成したので、ワイヤデミス
タの保守が容易になる。また、ワイヤデミスタの濾過効
率が高くなると共に、耐久性が向上し、ミストフィルタ
の小容量化も可能で、さらに、長時間運転可能なスター
リングエンジンが得られる効果がある。
【図1】請求項1の発明の一実施例によるスターリング
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
【図2】請求項2の発明の一実施例によるスターリング
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
【図3】請求項3の発明の一実施例によるスターリング
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
エンジンのミストエリミネータ装置を示す断面図であ
る。
【図4】従来のスターリングエンジンのミストエリミネ
ータ装置を示す断面図である。
ータ装置を示す断面図である。
1a パワーピストン 1c ディスタンス室 2 掃気ピストン 3 シリンダー 10 クランクケース 17 潤滑油 18 ワイヤデミスタ 18a 粗密度形ワイヤデミスタ(ワイヤデミスタ) 18b 中密度形ワイヤデミスタ(ワイヤデミスタ) 18c 細密度形ワイヤデミスタ(ワイヤデミスタ) 19 バッファタンク 20 バッファタンク 21 バッファタンク 23 蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスタンス室を有するパワーピスト
ン、および掃気ピストンを同一シリンダー内に有し、そ
のシリンダー下部に潤滑油を封入したクランクケースを
備えたスターリングエンジンに用いられ、上記スターリ
ングエンジンが運転されることにより、クランクケース
内で発生する派動をバッファタンクで緩和すると共に、
霧状の潤滑油を含むガスをそのバッファタンク内に配置
されたワイヤデミスタで濾過し、上記ディスタンス室内
に派動が少なく油分の含まないガスを送出するスターリ
ングエンジンのミストエリミネータ装置において、上記
ワイヤデミスタを上記クランクケース側より、密度の粗
いものから密度の細いものへと多層構成で配置すると共
に、その多層構成されたワイヤデミスタを通過するガス
の流速が2m/s以下となるように上記クランクケース
とバッファタンクを連通する連通口を広げたことを特徴
とするスターリングエンジンのミストエリミネータ装
置。 - 【請求項2】 ディスタンス室を有するパワーピスト
ン、および掃気ピストンを同一シリンダー内に有し、そ
のシリンダー下部に潤滑油を封入したクランクケースを
備えたスターリングエンジンに用いられ、上記スターリ
ングエンジンが運転されることにより、クランクケース
内で発生する派動をバッファタンクで緩和すると共に、
霧状の潤滑油を含むガスをそのバッファタンク内に配置
されたワイヤデミスタで濾過し、上記ディスタンス室内
に派動が少なく油分の含まないガスを送出するスターリ
ングエンジンのミストエリミネータ装置において、上記
ワイヤデミスタを上記クランクケース側より、密度の粗
いものから密度の細いものへと多層構成で配置すると共
に、その多層構成されたワイヤデミスタを通過するガス
の流速が2m/s以下となるように上記クランクケース
とバッファタンクを連通する連通口を広げ、かつ、その
バッファタンクに勾配をつけたことを特徴とするスター
リングエンジンのミストエリミネータ装置。 - 【請求項3】 ディスタンス室を有するパワーピスト
ン、および掃気ピストンを同一シリンダー内に有し、そ
のシリンダー下部に潤滑油を封入したクランクケースを
備えたスターリングエンジンに用いられ、上記スターリ
ングエンジンが運転されることにより、クランクケース
内で発生する派動をバッファタンクで緩和すると共に、
霧状の潤滑油を含むガスをそのバッファタンク内に配置
されたワイヤデミスタで濾過し、上記ディスタンス室内
に派動が少なく油分の含まないガスを送出するスターリ
ングエンジンのミストエリミネータ装置において、上記
ワイヤデミスタを上記クランクケース側より、密度の粗
いものから密度の細いものへと多層構成で配置すると共
に、その多層構成されたワイヤデミスタを通過するガス
の流速が2m/s以下となるように上記クランクケース
とバッファタンクを連通する連通口を広げ、かつ、その
バッファタンクに上記ワイヤデミスタが交換可能な蓋を
設けたことを特徴とするスターリングエンジンのミスト
エリミネータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3403892A JPH05202727A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | スターリングエンジンのミストエリミネータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3403892A JPH05202727A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | スターリングエンジンのミストエリミネータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202727A true JPH05202727A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12403154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3403892A Pending JPH05202727A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | スターリングエンジンのミストエリミネータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05202727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007029785A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ミスト分離装置およびこれを用いたε―カプロラクタムの製造方法 |
JP2016035265A (ja) * | 2010-10-07 | 2016-03-17 | トヨタ紡織株式会社 | ミストセパレータ |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP3403892A patent/JPH05202727A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007029785A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ミスト分離装置およびこれを用いたε―カプロラクタムの製造方法 |
JP2016035265A (ja) * | 2010-10-07 | 2016-03-17 | トヨタ紡織株式会社 | ミストセパレータ |
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