JPH05202306A - 染料、その製造方法及びその用途 - Google Patents

染料、その製造方法及びその用途

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JPH05202306A
JPH05202306A JP4227855A JP22785592A JPH05202306A JP H05202306 A JPH05202306 A JP H05202306A JP 4227855 A JP4227855 A JP 4227855A JP 22785592 A JP22785592 A JP 22785592A JP H05202306 A JPH05202306 A JP H05202306A
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dye
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alkyl
phenyl
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JP4227855A
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Jean-Marie Adam
アダム ジャン−マリー
Thomas Eichenberger
アイヒェンベルガー トーマス
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Ciba Geigy AG
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    • D06P3/00Special processes of dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the material treated
    • D06P3/02Material containing basic nitrogen
    • D06P3/04Material containing basic nitrogen containing amide groups
    • D06P3/24Polyamides; Polyurethanes
    • D06P3/241Polyamides; Polyurethanes using acid dyes
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C309/01Sulfonic acids
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    • C07C309/17Sulfonic acids having sulfo groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic saturated carbon skeleton containing carboxyl groups bound to the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/32Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from coupling components containing a reactive methylene group
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    • C09B29/331Aceto- or benzoylacetylarylides containing acid groups, e.g. COOH, SO3H, PO3H2, OSO3H2, OPO2H2; salts thereof
    • C09B29/332Carbocyclic arylides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B31/00Disazo and polyazo dyes of the type A->B->C, A->B->C->D, or the like, prepared by diazotising and coupling
    • C09B31/02Disazo dyes
    • C09B31/10Disazo dyes from a coupling component "C" containing reactive methylene groups
    • C09B31/11Aceto- or benzoyl-acetylarylides
    • C09B31/115Aceto- or benzoyl-acetylarylides containing acid groups, e.g. -COOH, -SO3H, -PO3H2, -OSO3H, -OPO2H2; salts thereof

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1): 【化28】 (式中、Dはベンゼンもしくはナフタリン系又はヘテロ
環系のジアゾ成分の基であり;R1 は水素原子又はC1
−C4 アルキルであり;そしてR2 はフェニル又は置換
されたフェニルである)で示される染料及びそれの製造
方法。 【効果】 上記染料は、水に易容であり、窒素含有又は
ヒドロキシル基含有繊維質材料、紙又は皮革の染色及び
捺染に適している。又これにより得られた染色物は、良
好な多面的堅牢性を有し、特に摩擦、水研ぎ及び光に対
して良好な堅牢性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な染料、その製造
方法並びに繊維質材料、特に織物材料の染色及び捺染に
おけるその使用に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に次式
(1):
【0003】
【化11】
【0004】(式中、Dは、ベンゼンもしくはナフタリ
ン系又はヘテロ環系のジアゾ成分の基であり;R1 は、
水素原子またはC1 −C4 アルキルであり;R2 は、フ
ェニル又は置換されたフェニルである)で示される染料
に関する。
【0005】式(1)の基Dは、C1 −C8 アルキル
基、好ましくはC1 −C4 アルキル基、一般にメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル又はオクチル;C1 −C8 アルコキシ基、
好ましくはC1 −C4 アルコキシ基、一般にメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ又はブトキシ;
2 −C8 アルカノイルアミノ基、好ましくはC2 −C
4 アルカノイルアミノ基のようなアシルアミノ基、及び
2 −C8 アルコキシカルボニルアミノ基、一般にアセ
チルアミノ、プロピオニルアミノ、メトキシカルボニル
アミノ、エトキシカルボニルアミノ;C2 −C8 アルカ
ノイル基、好ましくはC2 −C4 アルカノイル基、一般
にアセチル、プロピオニル、ブチリル又はイソブチリ
ル;アミノ;モノ−又はジ−C1 −C8 アルキルアミノ
基;カルボキシル基;C1 −C8 アルコキシカルボニル
基;ハロゲン、一般にフルオロ、ブロモ又は好ましくは
クロロ;スルホ基;フェニルアゾ及びナフチルアゾ基の
ようなアリ−ルアゾ基;ベンゾ[b]フリル、ベンゾ
[b]チオフェニル、インドリル、ベンズオキサゾリ
ル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル又はベンゾ
トリアゾリルを含むヘテロ環系;などを含むジアゾ成分
の一般的な置換基を有していてよく、そのときフェニル
基及びナフチル基並びにヘテロ環系はさらに上述した置
換基によって置換されていてもよい。式(1)の基D
は、好ましくはベンゼン系のジアゾ成分の基である。
【0006】C1 −C4 アルキル基としてのR1 は、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec
−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルであってよい。
【0007】式(1)中でフェニルと定義されているR
2 は、好適には非置換のフェニル、又はC1 −C8 アル
キル、好ましくはC1 −C4 アルキル、一般にメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec −ブチル及びtert−ブチル;C1 −C4 アルコ
キシ、一般にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ及びsec −ブトキ
シ;ハロゲン、一般にフルオロ、クロロ及びブロモ;C
2 −C4 アルカノイルアミノ、一般にアセチルアミノ及
びプロピオニルアミノ;及びスルホによって置換されて
いるフェニルである。
【0008】好ましい式(1)の染料は、R1 が水素原
子であるものである。
【0009】さらに好ましい(1)の染料は、R2 がフ
ェニルであるか又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4
ルコキシ、C2 −C4 アルカノイルアミノ、ハロゲン又
はスルホにより、好ましくはC1 −C4 アルキル、C1
−C4 アルコキシ又はハロゲンにより置換されているフ
ェニルであるものである。
【0010】式(1)の染料は、好ましくはただ1個の
スルホ基を有する。
【0011】さらに好ましいのは、Dが次式(2)、
(3)又は(4)の基である式(1)の染料である。
【化12】
【0012】
【化13】
【0013】
【化14】
【0014】ここで、式(2)、(3)及び(4)の基
は、非置換であるか又は式(1)に示されたように置換
されており、かつ式(3)の基において、Xは、窒素原
子又はCH基であり、Yは、酸素原子、イオウ原子又は
NH基である。基Dは、好ましくはC1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、C2 −C4 アル
カノイルアミノ又はスルホにより、より好ましくはC1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4
ルカノイルアミノ又はハロゲンによって置換されていて
もよい。
【0015】とくに好ましい式(1)の染料は、R1
水素原子、R2 が非置換のフェニル基であるか、又はC
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4
アルカノイルアミノ、ハロゲンもしくはスルホで置換さ
れているフェニルであり、Dが式(2)、(3)又は
(4)の基であってこれらの式(2)、(3)及び
(4)の基が上述した一般的で、かつ好ましい意味を有
するものである。
【0016】非常に好ましい染料は、次式(5):
【化15】
【0017】の染料ならびに次式(6)及び(7):
【化16】
【0018】
【化17】 の染料である。
【0019】式(5)、(6)及び(7)の染料は、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4
アルカノイルアミノ、ハロゲン又はスルホにより、好ま
しくはC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C
2 −C4 アルカノイルアミノ又はハロゲンにより置換さ
れていてよく、かつ式(6)の染料において、Xは、窒
素原子又はCH基であり、Yは、酸素原子、イオウ原子
又はNH基である。
【0020】本発明は、さらに式(1)の染料の製造方
法に関し、次式(8):
【化18】 で示されるアミンをジアゾ化し、このジアゾ化したアミ
ンを次式(9):
【0021】
【化19】
【0022】(式中、D、R1 及びR2 は式(1)と同
義である)で示される成分とカップリングさせることか
らなる方法である。
【0023】式(8)のアミンのジアゾ化はそれ自体公
知の、一般に亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜
硝酸塩を用いる亜硝酸塩による方法で、鉱酸媒体中、便
宜的には塩酸中で−5℃から30℃、好ましくは0℃か
ら10℃の温度範囲で実施される。
【0024】ジアゾ化したアミンの、式(9)のカップ
リング成分へのカップリング反応は、公知の方法によ
り、酸性、中性又はアルカリ性のpH範囲で、一般には
0℃から30℃の温度範囲で実施される。
【0025】式(8)のアミンの例としては、4−アミ
ノアゾベンゼン、3−メトキシ−4−アミノアゾベンゼ
ン、2−(4’−アミノフェニル)ベンゾチアゾ−ル、
2−(4’−アミノフェニル)−6−メチル−ベンゾチ
アゾ−ル、2−(4’−アミノフェニル)ベンズオキサ
ゾ−ル、2−(4’−アミノフェニル)−5−メチルベ
ンズオキサゾ−ル 2−(4’−アミノフェニル)ベンズイミダゾ−ル、2
−(4’−アミノフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−
(4’−アミノフェニル)ベンゾ[b]フラン及び2−
(4’−アミノフェニル)−5−メチルベンゾ[b]フ
ランがある。
【0026】式(9)のカップリング成分の例として
は、R1 が水素原子であってR2 がフェニル、2−又は
4−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、
2,4−ジエトキシフェニル、2,4−ジメトキシ−5
−クロロフェニル、2,5−ジメトキシ−4−クロロフ
ェニル、2−又は4−クロロフェニル、2,4−ジクロ
ロフェニルあるいは2−メチル−3−クロロフェニルで
ある式(9)の化合物である。
【0027】本発明の方法の好適な実施態様は、 (a)R1 が水素原子である式(9)のカップリング成
分を用いる; (b)R2 がフェニル、又はC1 −C4 アルキル、C1
−C4 アルコキシ、C2−C4 アルカノイルアミノ、ハ
ロゲンもしくはスルホ、好ましくはC1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシもしくはハロゲンにより置換
されているフェニルである式(9)のカップリング成分
を用いる; (c)Dが、式(2)、(3)又は(4)の基であっ
て、式(2)、(3)及び(4)の基が、C1 −C4
ルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4 アルカノイ
ルアミノ、ハロゲン又はスルホにより、好ましくはC1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4
ルカノイルアミノ又はハロゲンにより置換されていても
よく、そして式(3)の基においては、X及びYが、式
(3)と同義である式(8)のアミンを用いる; (d)式(8)のアミンと式(9)のカップリング成分
(式(8)及び(9)でただ1つのスルホ基のみを含有
する)を用いる;ことからなる。
【0028】本発明の方法の特に好ましい実施態様は、
次式(10)、(11)又は(12):
【0029】
【化20】
【0030】
【化21】
【0031】
【化22】
【0032】で示されるアミンをジアゾ化し、ジアゾ化
されたアミンを次式(13):
【0033】
【化23】
【0034】で示されるカップリング成分とカップリン
グさせることからなる。上記の式(10)、(11)、
(12)及び(13)において、式(11)のアミン中
のX及びYは、式(3)と同義であり、式(10)、
(11)及び(12)のアミン類及び式(13)のカッ
プリング成分は、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ、C2 −C4 アルカノイルアミノ、ハロゲン又は
スルホにより、好ましくはC1 −C4 アルキル、C1
4 アルコキシ、C2 −C4 アルカノイルアミノ又はハ
ロゲンにより置換されていてもよい。
【0035】式(8)のアミン類は公知のものである
か、又はこの公知の化合物を得る方法と同様の方法で製
造できる。
【0036】式(9)のカップリング成分は新規であっ
て、本発明のさらなる目的を構成している。
【0037】したがって、本発明は、また、R1 及びR
2 が式(1)と同義である式(9)の化合物にも関連す
る。
【0038】式(9)の化合物は、R1 が水素原子であ
るものが好ましい。
【0039】より好ましいのは、R2 がフェニル又はC
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4
アルカノイルアミノ、ハロゲンもしくはスルホで、好ま
しくはC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシもし
くはハロゲンで置換されているフェニルである式(9)
の化合物である。
【0040】特に好ましいのは、R1 が水素であって、
2 がフェニル又はC1 −C4 アルキル、C1 −C4
ルコキシもしくはハロゲンで置換されているフェニルで
ある式(9)の化合物である。
【0041】式(9)の化合物は、次式(14):
【0042】
【化24】
【0043】(式中、R1 及びR2 は、式(1)と同義
であり、Zは、アニオン性の脱離基である)で示される
化合物を、基Zをスルホ基と置き換える反応によって、
式(9)の化合物を得ることにより製造される。
【0044】好適なアニオン性Z基は、ハロゲン、一般
的にはフルオロ、ブロモ、又は好ましくはクロロであっ
てよい。
【0045】便宜的にアルカリ金属亜硫酸塩により、好
ましくは亜硫酸ナトリウムにより、水又はエタノールの
混合物のような溶媒中、30〜100℃、好ましくは5
0〜70℃の温度範囲で、酸性、中性又はアルカリ性の
pH範囲で、Z基をスルホ基で置き換えることにより、
スルホ基が式(14)の中に導入される。
【0046】式(14)の化合物は、公知であるか、又
は公知の化合物類を得るための同様の方法によって製造
されうる。
【0047】式(1)の染料及び式(9)の化合物は、
遊離の酸、又は好ましくはそれらの塩のいずれかの形で
得られる。
【0048】好適な塩は、一般にアルカリ金属又はアン
モニウムの塩あるいは有機アミンの塩である。そのよう
な塩の例としては、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウ
ム塩もしくはアンモニウム塩又はモノ−、ジ−もしくは
トリ−エタノールアミンの塩がある。
【0049】式(1)の新規な染料は、それ自体公知の
方法により、セルロース、シルク、及び天然及び合成ポ
リアミド繊維質材料から作られた織物材料を含む、窒素
含有又はヒドロキシル基含有繊維質材料、紙又は皮革の
染色及び捺染に適している。式(1)の染料は、従来
の、場合によっては予め配合された形態で染色及び捺染
に用いられてもよい。これによって得られた染色物は、
良好な多面的堅牢性を有し、特に摩擦、水研ぎ及び光に
対して良好な堅牢性を有する。加えて、この新規な染料
は水に易溶である。また、この新規な染料は、ビルドア
ップ性が良く、他の染料と容易に結合する。これらは、
また式(1)の染料と赤色染色染料及び青色染色染料と
を共に含む混合染料を用いる三色法 (trichromatic pro
cess) による天然及び合成ポリアミド繊維質材料の染色
及び捺染にも適している。織物材料は、一般に繊維、紡
績糸、織物製品又は編物製品のようないかなる形態であ
ってもよい。
【0050】
【実施例】次の実施例の記載において、部はすべて重量
による。重量部と容積部との関係は、グラムと立方セン
チメートルの関係と同じである。
【0051】実施例1 ジケテン88部を四塩化炭素600部に溶解し、この溶
液を−20℃まで冷却した。この温度で塩素ガス71部
を1時間にわたって導入した。このバッチを、−20℃
で90分間撹拌し、ついで0−5℃まで温度を上昇させ
た。p−アニシジン126部及びトリエチルアミン10
2部をトルエン1300部に溶解した溶液を別途に用意
した。この溶液を0−5℃まで冷却し、次いで最初に調
製した溶液に45分間かけて、液温を5℃未満に保ち、
撹拌しながら注入した。撹拌をさらに0−5℃で6時間
続けた。生成物を吸引ろ過により集収し、トルエン90
0部、次いで水1000部で徹底的に洗浄し、乾燥して
次式(101)の化合物に相当する淡褐色粉末218部
を得た。
【0052】
【化25】
【0053】上述の化合物(101)の48部を水40
0部とエタノール800部の混合物中に加え、液温を6
0℃まで上昇させた。亜硫酸ナトリウム26部を水20
0部に溶解した溶液を10分間にわたって加え、反応混
合物を液温を60℃に保ち、1時間撹拌した。溶媒を凍
結乾燥により除去し、74部の無色の粉末を得た。これ
は、式(102)の化合物の遊離の酸の形態であって純
度は83%であった。
【0054】
【化26】
【0055】実施例2〜11 実施例1のp−アニシジン126部を、等モル量の表1
の第2列に掲げたアニリン系化合物の一つに置き換えて
実施例1と同様に、表1の第3列に記載したアセトアセ
トアニリド類を得た。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】実施例12 4−アミノアゾベンゼン39部を水600部中で撹拌
し、混合物に水400部を加えて冷却した。塩酸(32
%)47部を加え、外部冷却により0−5℃に温度を保
った。次いで、亜硝酸ナトリウム15部を水50部に溶
解した溶液を液温を5℃未満に保ち、10分間にわたっ
て加えた。この赤褐色溶液を0−5℃で2時間撹拌し、
次いで過剰の亜硝酸塩を尿素で分解した。一方、実施例
1の純度83%の式(102)の化合物82部及び酢酸
ナトリウム91部を水600部に溶解した溶液を別途調
製し、0−5℃まで冷却した。次いで、この別途調製液
に上記ジアゾニウム塩溶液を、液温を5℃未満に保ち、
20分にわたって撹拌しながら加えた。橙色の懸濁液を
0−5℃で5時間、次いで室温でさらに15時間撹拌
し、生成物を吸引ろ過によって集収した。ろ取した生成
物を乾燥して97部の橙色の粉末を得た。これは次式
(103)の染料の遊離の酸の形態に相当し、λma x
419nmであった。
【0059】
【化27】
【0060】式(103)の染料は、天然及び合成ポリ
アミド繊維質材料を黄色に染色した。
【0061】実施例13〜34 式(102)の化合物82部を等モル量の表2の第2列
のカップリング成分の一つで置き換え、4−アミノアゾ
ベンゼン39部を等モル量の表2第3列に掲げたアミン
類の一つと置き換えて、実施例12の方法と同様に、天
然及び合成ポリアミド繊維質材料を表2の第4列に示す
色相に染色する類似の染料を得た。表2中に、いくつか
の実施例の染料に関しλmax(nm) を示した。
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】染色工程I ポリアミド66の10部を、酢酸アンモニウム2g/l
を含有し、酢酸でpH5に調整した水溶液500部中で
染色した。実施例12の式(103)の染料の量は、材
料の重量を基準として0.7%であった。98℃での染
色時間は30〜90分であった。次いで、染めあげたポ
リアミド66材料を染色槽より引き上げ、従来の方法で
洗浄、乾燥した。ポリアミド66材料は、良好な多面的
堅牢性を有する鮮黄色に染色された。
【0067】染色工程II ポリアミド66材料10部を、リン酸−ナトリウム1g
/lを含有しリン酸=ナトリウムでpH6に調整した水
溶液500部中で染色した。実施例12の式(103)
の染料の量は、材料の重量を基準として1%であった。
染色時間は98℃で30〜90分であった。次いで、染
めあげたポリアミド66材料を染色槽から引きあげ、従
来の方法で洗浄、乾燥した。ポリアミド66材料は、良
好な多面的堅牢性を有する鮮黄色に染色された。
【0068】染色工程III 毛織物片10部を水溶液500部中で染色した。この水
溶液は材料、重量を基準として実施例12の式(10
3)の染料0.45%、芒硝5%及び80%酢酸の2%
を含有していた。染色時間は90℃で30〜60分であ
った。この毛織物を従来の方法で洗浄、乾燥した。良好
な多面的堅牢性を有する黄色に染色された。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 (式中、Dは、ベンゼンもしくはナフタリン系又はヘテ
    ロ環系のジアゾ成分の基であり;R1 は、水素原子又は
    1 −C4 アルキルであり;そしてR2 は、フェニル又
    は置換されたフェニルである)で示される染料。
  2. 【請求項2】 R1 が水素原子である請求項1記載の染
    料。
  3. 【請求項3】 R2 がフェニル又はC1 −C4 アルキ
    ル、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C4 アルカノイルア
    ミノ、ハロゲンもしくはスルホで置換されているフェニ
    ルである請求項1又は2のいずれか1項記載の染料。
  4. 【請求項4】 Dが、式(2)、(3)又は(4): 【化2】 【化3】 【化4】 (ここで、式(2)、(3)及び(4)の基は、非置換
    又は置換のものであって、かつ式(3)の基において、
    Xは、窒素原子又はCH基であり、Yは、酸素原子、イ
    オウ原子又はNH基である)で示される請求項1ないし
    3のいずれか1項記載の染料。
  5. 【請求項5】 次式(5): 【化5】 で示され、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキ
    シ、C2 −C4 アルカノイルアミノ、ハロゲン又はスル
    ホで置換されていてもよい請求項1ないし4のいずれか
    1項記載の染料。
  6. 【請求項6】 式(6)又は(7): 【化6】 【化7】 で示され、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキ
    シ、C2 −C4 アルカノイルアミノ、ハロゲン又はスル
    ホで置換されていてもよく、かつ式(6)の染料におい
    て、Xは窒素原子又はCH基であり、Yは酸素原子、イ
    オウ原子又はNH基である請求項1ないし4のいずれか
    1項記載の染料。
  7. 【請求項7】 次式(8): 【化8】 (式中、Dは、請求項1と同義である)で示されるアミ
    ンをジアゾ化し、そのジアゾ化されたアミンを次式
    (9): 【化9】 (式中、R1 及びR2 は、請求項1と同義である)で示
    されるカップリング成分とカップリングさせることから
    なる請求項1の式(1)の染料の製造方法。
  8. 【請求項8】 窒素もしくはヒドロキシル基含有繊維質
    材料、紙又は皮革の染色又は捺染のための、請求項1な
    いし6のいずれか1項記載の染料又は請求項7記載の方
    法で得られる染料の用途。
  9. 【請求項9】 天然及び合成のポリアミド繊維質材料の
    染色又は捺染のための請求項8記載の染料の用途。
  10. 【請求項10】 染料混合物で三色法により天然及び合
    成のポリアミド繊維質材料を染色又は捺染する方法であ
    って、請求項1記載の染料を赤色染色染料及び青色染色
    染料と共に用いることからなる方法。
  11. 【請求項11】 次式(9): 【化10】 (式中、R1 は、水素原子又はC1 −C4 アルキルであ
    り、R2 はフェニル又は置換されたフェニルである)で
    示される化合物。
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