JPH0520223B2 - - Google Patents

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JPH0520223B2
JPH0520223B2 JP29154086A JP29154086A JPH0520223B2 JP H0520223 B2 JPH0520223 B2 JP H0520223B2 JP 29154086 A JP29154086 A JP 29154086A JP 29154086 A JP29154086 A JP 29154086A JP H0520223 B2 JPH0520223 B2 JP H0520223B2
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JP
Japan
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hollow structure
axis
drive
ball screw
servo motor
Prior art date
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JP29154086A
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JPS63144929A (ja
Inventor
Yoshuki Tomita
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はサブミクロンオーダの超精密加工を目
的とした平面研削盤等精密加工機械の駆動機構に
関するものである。
(従来技術) 従来の平面研削盤の駆動系の代表的な構成を第
7図に示す。1はサーボモータで縦のボールねじ
3に連結されている。2もサーボモータで、横の
ボールねじ4に連結されている。5は主軸モータ
で、主軸軸受部6に支持された砥石7を駆動す
る。8はワークである。砥石7はサーボモータ1
と2とボールねじ3と4から成る駆動系によつて
上下方向(Z軸)、左右方向(Y軸)に駆動され
る。一般にこのような駆動系では、機械が大型に
なる程、(1)ボールねじ加工精度に限界があり精度
が低下すること、(2)砥石全体をサーボモータによ
り駆動するため応答性が低いこと、(3)砥石移動時
の真直度は全て案内面の精度によつて左右される
ため、高精度な加工を必要とし、また機械全体の
大型化にもつながることからコスト的にも非常に
不利であること、などの問題点があつた。
(発明の解決しようとする問題点) 上記従来技術の問題点を解決し、高い位置決め
分解能と高速応答性をもつ精密加工機械の駆動機
構を提供しようとするものである。
(発明による解決手段) 加工機械の構造体間に挟持される上下に平行フ
ランジ10a,10bを備えた中空構造体10と
該中空構造体内に密封される圧力流体13とから
なり流体圧を変化させることにより中空構造体1
0の軸方向と軸と直交する方向への変形に起因す
る軸方向伸び量を利用する微小駆動機構Aと、サ
ーボモータ1と縦のボールねじ3及びサーボモー
タ2と横のボールねじ4よりなる粗動機構との組
合せよりなり、前記微小駆動機構Aを上下動駆動
本体9と主軸軸受部6との間に平面視で三角形の
頂点に位置するよう3個配置してX軸回りの回転
駆動とZ軸方向の直線微動を可能にした。
又微小駆動機構Aを上下動駆動本体9と主軸軸
受部6との間の縦方向の垂直の面16に側面視で
夫々三角形の頂点に位置するように3個配置し、
又縦方向の垂直の面16と直交する水平の面17
上に1個配置してX軸とZ軸まわりの回転微動と
Y軸とZ軸方向の直線微動を可能とした。
(実施例) 第1図は本発明に係る駆動機構を備えた研削盤
である。本発明の駆動機構は従来方式のボールね
じによる駆動機構と、流体圧による機械膨張を利
用した微小駆動機構Aを併用したものである。
第1図と第7図と比べて異つているのは上下動
駆動本体9の主軸軸受部6との間に微小駆動機構
Aが用いられていることである。第1図の例では
この微小駆動機構Aを3ケ用いている。上下左右
の粗動は従来型のサーボモータ1,2とボールね
じ3,4によつてY軸とZ軸方向の駆動を行うよ
うになつている。
3ケの微小駆動機構Aは平面視で夫々が三角形
の頂点に位置するように配置されているので、こ
れによりX軸回りの回転微動、Z軸方向の直線微
動を実現させることができる。
第2図を参照して、微小駆動機構Aについて概
略説明する。第2図で15及び15′は工作機械
構造体で、これら構造体内に微小駆動機構Aが挟
持されている。
微小駆動機構Aは有底筒状体よりなる中空構造
体10と、該中空構造体10の密閉蓋体11と、
中空構造体10内へサーボ弁12を介して圧力流
体13を送り込む圧力流体源14とからなつてい
る。
中空構造体10は上下に平行なフランジ10
a,10bを有し、これらフランジが工作機械構
造体15,15′と接して挟持されている。
サーボ弁12により、中空構造体10と密閉蓋
体11で液密にされた空間に圧力流体13の圧力
を制御して供給することにより、中空構造体10
は第3図a,bに示すように、底面方向への伸び
δ1と側面の伸びによる底面方向の縮みδ2を発生す
る。δ2及びδ2はその伸び又は縮み量が微少である
領域では、ほぼ圧力Pに比例する。したがつて全
体の伸び量δはδ=δ1−δ2=KP(K;比例定数)
で表わされる。
微小駆動機構Aを1個用いたものが第4図に示
されている。第4図の如く配置したものでは、単
軸方向のみの微小駆動しかできない。そこで本発
明は、第5図の如く上下動駆動本体9と主軸軸受
部6との間の縦方向垂直の面16に3個を側面視
で夫々三角形の頂点となるように配置し、さらに
縦の面16と直交する水平の面17上に1個配置
し、X軸とZ軸まわりの回転微動と、Y軸とZ軸
方向の直線微動が可能となつている。
以上の説明で研削盤の二重駆動機構について説
明したが、超精密研削盤・旋盤等の工作機械やス
テツパー等の半導体製造装置等の高分解能な位置
決めを必要とする産業機械一般に応用できるもの
である。
(作用) さて第1図の二重駆動機構についてその作動に
ついて説明する。二重駆動機構は大ストローク移
動できるサーボモータ1とボールねじ3或いはサ
ーボモータ2とボールねじ3とからなる粗動部
と、ストロークは小さいが高速高分解能的駆動が
可能な微小駆動機構Aよりなる微動部とを併用し
て全体として大ストローク高分解能を有し、高応
答性を備えた駆動ができる。
一般にボールねじ駆動機構は摩擦トルクあるい
はバツクラツシ等の存在により位置決めできる分
解能には限度があり、いわゆる制御不可能域が存
在する。第5図はこのような系の応答の例を示し
たもので、制御不可能域においては、その時の摩
擦トルク、バツクラツシユ等の特性によつて停止
位置が決まるが、一般にこれらを正確に予測する
ことは困難である。そこで、微動部の移動スパン
を第5図に示すように設定し、対象の位置がこの
範囲内に入つた時点でその制御を中止すると共
に、微動部により目標値までの微小な補正駆動を
行なう。
このような方式を用いることにより、全体とし
て大ストローク且つ高分解能的駆動が可能にな
り、また微動部は先端部のみを駆動するためその
負荷は小さく高速駆動が可能となる。
なお、微小駆動機構の自由度は各アクチユエー
タの配置法により最大6自由度まで持たせること
が可能である。
(効果) サーボモータとボールねじによる粗動機構の外
に中空構造体内に流体圧を供給し、中空構造体の
変形に起因する伸び量を利用した微小駆動機構を
組合せたので、従来のサーボモータとボールねじ
による高精度位置決め機構等で不可避であつたガ
タあるいはバツクラツシ等がなく、極めて精度の
高い微小駆動機構を得ることが可能となつた。
特に微小駆動機構Aを上下動駆動本体9と主軸
軸受部6との間に平面視で三角形の頂点に位置す
るよう3個配置したのでX軸回りの回転駆動とZ
軸方向の直線微動が可能となつた。
又微小駆動機構Aを上下動駆動本体9と主軸軸
受部6との間の縦方向の垂直の面16に側面視で
夫々三角形の頂点に位置するように3個配置し、
又縦方向の垂直の面16と直交する水平の面17
上に1個配置してX軸とZ軸まわりの回転微動と
Y軸とZ軸方向の直線微動を可能とした。
このように加工砥石に対し、Z面のみならずX
面、y面についても微小駆動機構を設けることが
できるので、微動及び微回転駆動を可能とするこ
とができ、極めて精度の高い加工が可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る二重駆動機構を施した平
面研削盤。第2図は微小駆動機構の概念図。第3
図は微小駆動機構の原理説明図。第4図は微小駆
動機構を単体で用いた平面研削盤。第5図は同じ
く複数の縦板の微小駆動機構を用いて複数方向に
自由度をもたせた平面研削盤を示す。第6図は粗
動部応答と微小補正時の応答例を示す図。第7図
は従来型平面研削盤。 図において;A……微小駆動機構、1,2……
サーボモータ、3,4……ボールねじ、5……主
軸モータ、6……主軸軸受部、7……砥石、8…
…ワーク、9……上下動駆動本体、10……中空
構造体、10a,10b……フランジ、11……
密閉蓋体、12……サーボ弁、13……圧力流
体、14……圧力流体源、15……工作機械構造
体、16……縦の面、17……水平の面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加工機械の構造体間に挟持される上下に平行
    フランジ10a,10bを備えた中空構造体10
    と該中空構造体内に密封される圧力流体13とか
    らなり流体圧を変化させることにより中空構造体
    10の軸方向と軸と直交する方向への変形に起因
    する軸方向伸び量を利用する微小駆動機構Aと、
    サーボモータ1と縦のボールねじ3及びサーボモ
    ータ2と横のボールねじ4よりなる粗動機構との
    組合せよりなり、前記微小駆動機構Aを上下動駆
    動本体9と主軸軸受部6との間に平面視で三角形
    の頂点に位置するよう3個配置してX軸回りの回
    転駆動とZ軸方向の直線微動を可能にした精密加
    工機械における粗動及び微動可能な二重駆動機
    構。 2 加工機械の構造体間に挟持される上下に平行
    フランジ10a,10bを備えた中空構造体10
    と該中空構造体内に密封される圧力流体13とか
    らなり流体圧を変化させることにより中空構造体
    10の軸方向と軸と直交する方向への変形に起因
    する軸方向伸び量を利用する微小駆動機構Aと、
    サーボモータ1と縦のボールねじ3及びサーボモ
    ータ2と横のボールねじ4よりなる粗動機構との
    組合せよりなり、前記微小駆動機構Aを上下動駆
    動本体9と主軸軸受部6との間の縦方向垂直面1
    6に側面視で夫々三角形の頂点に位置するように
    3個配置し、又縦方向の垂直の面16と直交する
    水平の面17上に1個配置し、X軸とZ軸まわり
    の回転微動とY軸とZ軸方向の直線微動を可能と
    したことを特徴とする精密加工機械における粗動
    及び微動可能な二重駆動機構。
JP29154086A 1986-12-09 1986-12-09 精密加工機械における粗動及び微動可能な二重駆動機構 Granted JPS63144929A (ja)

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JP29154086A JPS63144929A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 精密加工機械における粗動及び微動可能な二重駆動機構

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JP29154086A JPS63144929A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 精密加工機械における粗動及び微動可能な二重駆動機構

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JPS63144929A JPS63144929A (ja) 1988-06-17
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JP29154086A Granted JPS63144929A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 精密加工機械における粗動及び微動可能な二重駆動機構

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EP0569595B1 (en) * 1991-11-15 1999-10-13 Yotaro Hatamura Feed screw device and precisely positioning micromotion feed system

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JPS63144929A (ja) 1988-06-17

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