JPH05201878A - 歯周炎処置用医薬製剤 - Google Patents
歯周炎処置用医薬製剤Info
- Publication number
- JPH05201878A JPH05201878A JP4215386A JP21538692A JPH05201878A JP H05201878 A JPH05201878 A JP H05201878A JP 4215386 A JP4215386 A JP 4215386A JP 21538692 A JP21538692 A JP 21538692A JP H05201878 A JPH05201878 A JP H05201878A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pharmaceutical preparation
- pharmaceutical
- antibiotic
- release system
- pharmaceutical formulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
- A61K31/425—Thiazoles
- A61K31/429—Thiazoles condensed with heterocyclic ring systems
- A61K31/43—Compounds containing 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula, e.g. penicillins, penems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
- A61K31/42—Oxazoles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/54—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/54—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame
- A61K31/542—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one sulfur as the ring hetero atoms, e.g. sulthiame ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems
- A61K31/545—Compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins, cefaclor, or cephalexine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0053—Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
- A61K9/0063—Periodont
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/02—Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Physiology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 歯周炎の治療および予防の分野において、局
所施用用の医薬組成物を提供するものである。 【構成】 本発明の製剤は、少なくとも1種の抗内毒素
剤(特にタウロリジン等のタウリン誘導体)を含有する
歯周ポケット内の歯周炎の局所治療または予防用の医薬
製剤。製剤はさらに、抗生物質、β−ラクタマーゼ阻害
剤またはその混合物を含有することができる。また、活
性成分を、制御放出系によって、長期間にわたり、歯周
ポケット中に放出させることができる。
所施用用の医薬組成物を提供するものである。 【構成】 本発明の製剤は、少なくとも1種の抗内毒素
剤(特にタウロリジン等のタウリン誘導体)を含有する
歯周ポケット内の歯周炎の局所治療または予防用の医薬
製剤。製剤はさらに、抗生物質、β−ラクタマーゼ阻害
剤またはその混合物を含有することができる。また、活
性成分を、制御放出系によって、長期間にわたり、歯周
ポケット中に放出させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科医学の分野、さら
に特に、歯周炎の予防および治療に関するものである。
に特に、歯周炎の予防および治療に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯の喪失に関する一般的理由の一つに、
破壊的疾病である歯周炎がある。健康な状態では、特定
の上皮カラーによって、溝状歯肉軟質組織1と歯の石灰
質構造体3との間が付着している。歯周炎は、歯肉炎か
ら始まり、この歯肉炎は歯肉線2および溝(Sulcu
s)部分1の炎症反応である。歯肉炎および歯周炎は、
細菌蓄積によって発症する。これらの疾病は、「歯垢
病」である。
破壊的疾病である歯周炎がある。健康な状態では、特定
の上皮カラーによって、溝状歯肉軟質組織1と歯の石灰
質構造体3との間が付着している。歯周炎は、歯肉炎か
ら始まり、この歯肉炎は歯肉線2および溝(Sulcu
s)部分1の炎症反応である。歯肉炎および歯周炎は、
細菌蓄積によって発症する。これらの疾病は、「歯垢
病」である。
【0003】初期の歯肉炎は、主として表面歯肉線2の
炎症を発症させる、変異株ストレプトコッシに関連す
る。歯肉炎の処置は成功している。歯の衛生状態が悪い
場所には、歯肉炎は歯周炎にまで進行することがあり、
歯周炎はまた、歯肉下の歯支持構造体の破壊を導く炎症
であり、しばしば化膿をともなう(膿漏症)。この歯周
感染は、 1)歯周膜の結合組織5、 2)歯支持歯周骨6 を破壊する。
炎症を発症させる、変異株ストレプトコッシに関連す
る。歯肉炎の処置は成功している。歯の衛生状態が悪い
場所には、歯肉炎は歯周炎にまで進行することがあり、
歯周炎はまた、歯肉下の歯支持構造体の破壊を導く炎症
であり、しばしば化膿をともなう(膿漏症)。この歯周
感染は、 1)歯周膜の結合組織5、 2)歯支持歯周骨6 を破壊する。
【0004】進行性の、一般的に不可逆性の損傷は、グ
ラム陰性の歯周歯垢フローラにより縁どられ、かつまた
このフローラで満たされている歯周ポケット4をもたら
す。
ラム陰性の歯周歯垢フローラにより縁どられ、かつまた
このフローラで満たされている歯周ポケット4をもたら
す。
【0005】歯肉下の歯垢の処置は困難である。歯周病
源のポケット細菌を減少させるために、種々の方法が試
みられている。局所処置は、本質的に機械的および(ま
たは)化学的である。感染したポケットの外科的除去
は、成功しているが、1件のみである。
源のポケット細菌を減少させるために、種々の方法が試
みられている。局所処置は、本質的に機械的および(ま
たは)化学的である。感染したポケットの外科的除去
は、成功しているが、1件のみである。
【0006】機械的な歯周ポケット汚染組織切除(掻爬
術)およびこのポケットの歯科専門部による清拭は極め
て有効であるが、冗長で、時間がかかり、かつまた費用
がかかる。細菌が再移住することから、個人の口腔衛生
状態の質によって、一年に3〜6回、行なわなければな
らない。
術)およびこのポケットの歯科専門部による清拭は極め
て有効であるが、冗長で、時間がかかり、かつまた費用
がかかる。細菌が再移住することから、個人の口腔衛生
状態の質によって、一年に3〜6回、行なわなければな
らない。
【0007】ポケット殺菌法の主目的は、全部のポケッ
トの微生物を完全に、かつまた永久的に除去することに
ある。各種の全身性抗生物質および化学治療が試みられ
ている。全身的治療における抗生物質の総合的論評は、
SlotsおよびRamsにより、J.Clim.Pe
riodontal.1990,479〜493頁に示
されている。慢性歯周感染および炎症の減少は一時的な
ものであった。一般的に、全身性抗菌剤は短期間の処置
および急性感染に最も有効である。これらは歯周ポケッ
トの問題を解消していない。
トの微生物を完全に、かつまた永久的に除去することに
ある。各種の全身性抗生物質および化学治療が試みられ
ている。全身的治療における抗生物質の総合的論評は、
SlotsおよびRamsにより、J.Clim.Pe
riodontal.1990,479〜493頁に示
されている。慢性歯周感染および炎症の減少は一時的な
ものであった。一般的に、全身性抗菌剤は短期間の処置
および急性感染に最も有効である。これらは歯周ポケッ
トの問題を解消していない。
【0008】歯肉下ポケットの局所的殺菌は充分に研究
されている;種々の抗菌剤による口腔の洗浄は失敗に終
った。水性殺菌剤による急速清拭によっては、洗浄器、
スプレイまたはシリンジにより、ポケットは局所的刺激
を受ける。抗生物質ゲルによるポケット洗浄は僅かに長
いクリアランス時間を有していた。
されている;種々の抗菌剤による口腔の洗浄は失敗に終
った。水性殺菌剤による急速清拭によっては、洗浄器、
スプレイまたはシリンジにより、ポケットは局所的刺激
を受ける。抗生物質ゲルによるポケット洗浄は僅かに長
いクリアランス時間を有していた。
【0009】担体物質を使用する歯肉下歯垢の化学的コ
ントロールは、薬剤を歯周ポケット中にゆっくりと、制
御して放出することができる。この総合的要旨は、米国
特許4,780,320に記載されている。
ントロールは、薬剤を歯周ポケット中にゆっくりと、制
御して放出することができる。この総合的要旨は、米国
特許4,780,320に記載されている。
【0010】感染した歯周ポケットのもう一つの問題
は、グラム陰性細菌が不活性にされた時に放出される内
毒素に関連する。内毒素は、ポケット内で、周囲線維芽
細胞の回復傾向を妨害する。
は、グラム陰性細菌が不活性にされた時に放出される内
毒素に関連する。内毒素は、ポケット内で、周囲線維芽
細胞の回復傾向を妨害する。
【0011】米国特許US−A−4,780,320、
米国特許US−A−4,919,939およびヨーロッ
パ特許出願EP−A−0,244,118には、30日
間の期間にわたり、医薬を歯周ポケット中に制御放出す
る方法が記載されている。これらの特許出願の記載をこ
こに引用して、本明細書に組み入れる。この系の好まし
い態様は、医薬および室温においては液状であり、体温
においては、すなわちこの製剤を歯周ポケット中に施用
した後に、ゲル状になる、医薬的に許容される担体から
なる。たとえば、ゲル化性担体としては、PLUR0N
IC(登録商品名)F127(BASF Wyando
tte製)を使用することができる。
米国特許US−A−4,919,939およびヨーロッ
パ特許出願EP−A−0,244,118には、30日
間の期間にわたり、医薬を歯周ポケット中に制御放出す
る方法が記載されている。これらの特許出願の記載をこ
こに引用して、本明細書に組み入れる。この系の好まし
い態様は、医薬および室温においては液状であり、体温
においては、すなわちこの製剤を歯周ポケット中に施用
した後に、ゲル状になる、医薬的に許容される担体から
なる。たとえば、ゲル化性担体としては、PLUR0N
IC(登録商品名)F127(BASF Wyando
tte製)を使用することができる。
【0012】この担体は、たとえばシリジンによって施
用することができ、固化は、患者による追加の予防処置
を要することなく、製剤がポケット内に確実に残留する
ことを可能にする。医薬の化学的および物理的性質、微
粉子の材料、および周囲に存在する担体によって定めら
れる速度で、医薬は微粒子から放出される。もう一つの
態様では、この担体および微粒子は生物学的に分解しう
るものであり、これによって、使い古された製剤を歯周
ポケットから取り除く必要がなくなる。
用することができ、固化は、患者による追加の予防処置
を要することなく、製剤がポケット内に確実に残留する
ことを可能にする。医薬の化学的および物理的性質、微
粉子の材料、および周囲に存在する担体によって定めら
れる速度で、医薬は微粒子から放出される。もう一つの
態様では、この担体および微粒子は生物学的に分解しう
るものであり、これによって、使い古された製剤を歯周
ポケットから取り除く必要がなくなる。
【0013】しかしながら、医薬として見ると、使用医
薬の効力は極めて重大な問題である。医薬が或る範囲内
で変化する速度で放出され、かつまた医薬の装着時間が
できるだけ長くあるべきであることから、使用医薬の効
力を考慮することが重要である。
薬の効力は極めて重大な問題である。医薬が或る範囲内
で変化する速度で放出され、かつまた医薬の装着時間が
できるだけ長くあるべきであることから、使用医薬の効
力を考慮することが重要である。
【0014】製剤を歯周ポケット内に長時間、滞在させ
る場合には、この放出速度は減少されなければならな
い。したがって、歯周ポケットの歯肉液中の医薬の濃度
は低下され、効果を得るには少なすぎることもある。こ
の制御放出系に関係した患者の中で、この処置の効果に
言及した者はいないことは驚くべきことである。さらに
また、使用医薬としては抗生物質効力を有するもののみ
であり、明細書中には、製剤中に1種の抗菌物質のみの
使用が記載されているにすぎない。
る場合には、この放出速度は減少されなければならな
い。したがって、歯周ポケットの歯肉液中の医薬の濃度
は低下され、効果を得るには少なすぎることもある。こ
の制御放出系に関係した患者の中で、この処置の効果に
言及した者はいないことは驚くべきことである。さらに
また、使用医薬としては抗生物質効力を有するもののみ
であり、明細書中には、製剤中に1種の抗菌物質のみの
使用が記載されているにすぎない。
【0015】最近に、新しい抗生物質組成物が開発され
た。この組成物は、β−ラクタマーゼ阻害剤、たとえば
クラブラン酸(clavulanic acid)を含
有している。このβ−ラクタマーゼ阻害剤は、β−ラク
タマーゼによるβ−ラクタム類の分解を阻止する。さら
に、β−ラクタマーゼ阻害剤それら自体が抗生物質薬剤
でもある。β−ラクタム類は、使用されている大部分の
抗生物質を包含している:ペナム類(ペニシリン)、セ
フ−3−エム類(セフアロスポリン)、クラバム類(ク
ラブラン酸)、カルバペネム類およびモノラクタム類。
β−ラクタマーゼ阻害剤を含有する組成物は、全身用ま
たは経口用に周知である。
た。この組成物は、β−ラクタマーゼ阻害剤、たとえば
クラブラン酸(clavulanic acid)を含
有している。このβ−ラクタマーゼ阻害剤は、β−ラク
タマーゼによるβ−ラクタム類の分解を阻止する。さら
に、β−ラクタマーゼ阻害剤それら自体が抗生物質薬剤
でもある。β−ラクタム類は、使用されている大部分の
抗生物質を包含している:ペナム類(ペニシリン)、セ
フ−3−エム類(セフアロスポリン)、クラバム類(ク
ラブラン酸)、カルバペネム類およびモノラクタム類。
β−ラクタマーゼ阻害剤を含有する組成物は、全身用ま
たは経口用に周知である。
【0016】歯周炎に対する内毒素の影響は研究されて
いる(たとえば、B.I.Simon,H.M.Gol
dman,M.P.RubenおよびE.Bakerに
よるJ.Periodontal,41(1970)8
1〜86;同書、42(1971)210〜216;同
書、43(1972)468〜475)。一般に、抗内
毒素剤は周知である。広く使用できる抗内毒素剤の一種
には、タウロリジンがある。しかしながら、抗内毒素剤
は、腹膜炎、膵炎および骨炎の処置の分野で好ましく使
用されており、この場合にも、その抗生物質効果が使用
されている。歯治療分野における使用も試みられている
が、公知の抗生物質に比較して、優れた結果を導いては
いなかった(S・Reynolds,W.Wade,
M.AddyおよびJ.MoranによるThe In
−vitro Antibacterial Acti
vity of Taurolim(R),Unive
rsity of Wales Dental Sch
ool,Heat park,Cardiff,S.W
ales)。
いる(たとえば、B.I.Simon,H.M.Gol
dman,M.P.RubenおよびE.Bakerに
よるJ.Periodontal,41(1970)8
1〜86;同書、42(1971)210〜216;同
書、43(1972)468〜475)。一般に、抗内
毒素剤は周知である。広く使用できる抗内毒素剤の一種
には、タウロリジンがある。しかしながら、抗内毒素剤
は、腹膜炎、膵炎および骨炎の処置の分野で好ましく使
用されており、この場合にも、その抗生物質効果が使用
されている。歯治療分野における使用も試みられている
が、公知の抗生物質に比較して、優れた結果を導いては
いなかった(S・Reynolds,W.Wade,
M.AddyおよびJ.MoranによるThe In
−vitro Antibacterial Acti
vity of Taurolim(R),Unive
rsity of Wales Dental Sch
ool,Heat park,Cardiff,S.W
ales)。
【0017】
【発明の開示】本発明の目的の一つは、歯周炎の治療お
よび予防の分野において、β−ラクタマーゼの攻撃に対
して、制御放出系に使用される組成物の抵抗性を改善す
ることにある。第二の目的は、制御放出系にβ−ラクタ
マーゼに対して抵抗する1種のみの抗生物質を使用する
ことにある。
よび予防の分野において、β−ラクタマーゼの攻撃に対
して、制御放出系に使用される組成物の抵抗性を改善す
ることにある。第二の目的は、制御放出系にβ−ラクタ
マーゼに対して抵抗する1種のみの抗生物質を使用する
ことにある。
【0018】もう一つの目的は、制御放出系に、薬剤と
して、1種以上の抗菌物質からなる組成物を使用し、こ
れによって、β−ラクタマーゼに対する抵抗性、および
抗生物質効果を増加させることにある。本発明のさらに
もう一つの目的は、細菌内毒素の妨害をともなう、治癒
プロセスを促進させることにある。これらの目的が、請
求項に規定されている医薬組成物によって達成される。
して、1種以上の抗菌物質からなる組成物を使用し、こ
れによって、β−ラクタマーゼに対する抵抗性、および
抗生物質効果を増加させることにある。本発明のさらに
もう一つの目的は、細菌内毒素の妨害をともなう、治癒
プロセスを促進させることにある。これらの目的が、請
求項に規定されている医薬組成物によって達成される。
【0019】
【発明の要旨】歯周炎処置における重大な進歩は、US
−A−4,780,320またはUS−A−4,91
9,939にしたがう医薬の制御放出系を歯周ポケット
に使用することにある。好ましくは、この制御放出系
は、ポケット内ではゲル状であり、これによってポケッ
トが口腔に対して封鎖される、担体を含有する。さらに
また、この治療では、含有されている医薬がポケット内
で、1ヶ月までの期間にわたり、むしろ一定の濃度で保
有される。
−A−4,780,320またはUS−A−4,91
9,939にしたがう医薬の制御放出系を歯周ポケット
に使用することにある。好ましくは、この制御放出系
は、ポケット内ではゲル状であり、これによってポケッ
トが口腔に対して封鎖される、担体を含有する。さらに
また、この治療では、含有されている医薬がポケット内
で、1ヶ月までの期間にわたり、むしろ一定の濃度で保
有される。
【0020】抗生物質効果に加えて、治癒プロセス、特
に歯槽に対する歯肉の新な付着が考えられた。細菌内毒
素は歯コラーゲンに対する、およびまた歯表面に対する
線維芽細胞の付着を妨げる。したがって、歯周炎に関し
て、抗内毒素効果を有することは特に好ましいことであ
りうる。たとえば、タウロリジンは抗生物質活性をまた
有する、抗内毒素剤である。抗内毒素剤は治癒プロセス
を相当に促進する。驚くべきことに、抗内毒素剤は、制
御放出系に使用される組成物に、単独で、または抗生物
質および(または)β−ラクタマーゼ阻害剤と組合せて
使用することができ、問題を生じることもない。これに
よってまた、この処置は抗内毒素剤単独の抗生物質効果
が充分でない場合に実施することができる。
に歯槽に対する歯肉の新な付着が考えられた。細菌内毒
素は歯コラーゲンに対する、およびまた歯表面に対する
線維芽細胞の付着を妨げる。したがって、歯周炎に関し
て、抗内毒素効果を有することは特に好ましいことであ
りうる。たとえば、タウロリジンは抗生物質活性をまた
有する、抗内毒素剤である。抗内毒素剤は治癒プロセス
を相当に促進する。驚くべきことに、抗内毒素剤は、制
御放出系に使用される組成物に、単独で、または抗生物
質および(または)β−ラクタマーゼ阻害剤と組合せて
使用することができ、問題を生じることもない。これに
よってまた、この処置は抗内毒素剤単独の抗生物質効果
が充分でない場合に実施することができる。
【0021】β−ラクタマーゼ阻害剤によりβ−ラクタ
マーゼの作用を抑えることによって、抗生物質効果が改
善されることが見い出された。多くの場合に、単独で、
またはβ−ラクタム抗生物質またはその他の抗生物質薬
剤に対する相乗性添加剤として、使用されるβ−ラクタ
マーゼ阻害剤は、別の観点で免疫性である細菌を攻撃す
る。グラム陰性細菌が含まれる疾病の処置において、β
−ラクタマーゼ阻害剤は特に有効である。たとえば、こ
のような化合物には、クラバム類(Clavams)、
特にクラブラン酸(clavulanic acid)
がある。従来では、クラブラン酸は全身的投与または経
口投与により使用されていたのみであり、局所施用に使
用されたことはない。
マーゼの作用を抑えることによって、抗生物質効果が改
善されることが見い出された。多くの場合に、単独で、
またはβ−ラクタム抗生物質またはその他の抗生物質薬
剤に対する相乗性添加剤として、使用されるβ−ラクタ
マーゼ阻害剤は、別の観点で免疫性である細菌を攻撃す
る。グラム陰性細菌が含まれる疾病の処置において、β
−ラクタマーゼ阻害剤は特に有効である。たとえば、こ
のような化合物には、クラバム類(Clavams)、
特にクラブラン酸(clavulanic acid)
がある。従来では、クラブラン酸は全身的投与または経
口投与により使用されていたのみであり、局所施用に使
用されたことはない。
【0022】慣用の抗生物質化合物、たとえばペニシリ
ンまたはアンピシリン、の効果は、β−ラクタマーゼ阻
害剤の添加により強化させることができ、これによって
多くの場合に、付加効果または相乗効果が得られる。特
に、抗生物質化合物は、β−ラクタマーゼの攻撃に対し
て、防護され、したがって、別様には免疫性である細菌
の攻撃に対しても有効である。
ンまたはアンピシリン、の効果は、β−ラクタマーゼ阻
害剤の添加により強化させることができ、これによって
多くの場合に、付加効果または相乗効果が得られる。特
に、抗生物質化合物は、β−ラクタマーゼの攻撃に対し
て、防護され、したがって、別様には免疫性である細菌
の攻撃に対しても有効である。
【0023】しかしながら、制御放出系において、β−
ラクタマーゼ阻害剤と抗生物質との組合せを使用した場
合には、これら2種の成分の放出速度を相関させなけれ
ばならないという問題があり、したがって、放出系に対
して厳しい要件が要求される。これに対し驚くべきこと
に、前記の本発明の系では、これは問題にならず、抗生
物質薬剤をβ−ラクタマーゼ阻害剤との放出組合せ物の
効果は格別に増大される。
ラクタマーゼ阻害剤と抗生物質との組合せを使用した場
合には、これら2種の成分の放出速度を相関させなけれ
ばならないという問題があり、したがって、放出系に対
して厳しい要件が要求される。これに対し驚くべきこと
に、前記の本発明の系では、これは問題にならず、抗生
物質薬剤をβ−ラクタマーゼ阻害剤との放出組合せ物の
効果は格別に増大される。
【0024】抗生物質薬剤としては、公知抗生物質のい
づれをも選択することができ、たとえばβ−ラクタム群
のペニシリン、アモキシシリン、アムピシリン、セフア
ロスポリンなどであることができる。しかしながら、使
用できる抗生物質の範囲は、上記範囲に制限されるもの
ではない。
づれをも選択することができ、たとえばβ−ラクタム群
のペニシリン、アモキシシリン、アムピシリン、セフア
ロスポリンなどであることができる。しかしながら、使
用できる抗生物質の範囲は、上記範囲に制限されるもの
ではない。
【0025】たとえば、EP−A−0,244,118
に記載されている制御放出系における単一種の医薬の代
りに、前記組成物が好ましく使用でき、優れた薬理学的
効果を導くことができる。
に記載されている制御放出系における単一種の医薬の代
りに、前記組成物が好ましく使用でき、優れた薬理学的
効果を導くことができる。
【0026】制御放出系に、1種または2種以上の薬剤
を含有させるには、特許US−A−4,780,320
に記載の方法にしたがい、適当な混合装置において、液
相に薬剤を任意の順序で加えることによって、溶解、乳
化もしくは懸濁することができる。
を含有させるには、特許US−A−4,780,320
に記載の方法にしたがい、適当な混合装置において、液
相に薬剤を任意の順序で加えることによって、溶解、乳
化もしくは懸濁することができる。
【0027】別法として、薬剤が分解しないことが判っ
ている適当な混合装置、温度、混合力などで、純粋な薬
剤を混合することによって調製することができる、混合
ずみの混合物として、薬剤を加えることもできる。好適
には、混合は室温において、温和な条件の下に行なう。
後記の例は、1種または2種以上の薬剤を含有させるた
めの、これらの方法の一つを使用して行なう。
ている適当な混合装置、温度、混合力などで、純粋な薬
剤を混合することによって調製することができる、混合
ずみの混合物として、薬剤を加えることもできる。好適
には、混合は室温において、温和な条件の下に行なう。
後記の例は、1種または2種以上の薬剤を含有させるた
めの、これらの方法の一つを使用して行なう。
【0028】薬剤混合物は、適当な混合装置で薬剤を混
合することによって得ることができ、この場合にはま
た、薬剤粒子を小さくすることができる。この混合物を
次いで、米国特許US−A−4,780,320に、制
御放出系に一種のみの薬剤を含有させることに関して開
示されている方法にしたがい、乳化、懸濁または溶解す
る。混合中には、処理温度、混合圧力、加えられる剪断
力などに関する、含有薬剤の要件も考慮しなければなら
ない。好ましくは、混合は、室温で温和な条件の下に行
なう。薬剤は混合装置に適当な順序で加えることができ
る。
合することによって得ることができ、この場合にはま
た、薬剤粒子を小さくすることができる。この混合物を
次いで、米国特許US−A−4,780,320に、制
御放出系に一種のみの薬剤を含有させることに関して開
示されている方法にしたがい、乳化、懸濁または溶解す
る。混合中には、処理温度、混合圧力、加えられる剪断
力などに関する、含有薬剤の要件も考慮しなければなら
ない。好ましくは、混合は、室温で温和な条件の下に行
なう。薬剤は混合装置に適当な順序で加えることができ
る。
【0029】別法として、米国特許US−A−4,78
0,320に、単一種の薬剤の使用に関して記載されて
いる方法と同一の方法で、1種または2種以上の薬剤を
任意の順序で加え、溶解、乳化または懸濁することもで
きる。引続いて、この懸濁液、乳化液または溶液を、制
御放出系の調製に使用することができる。下記の例はこ
れらの方法の一つを用いて行なう。
0,320に、単一種の薬剤の使用に関して記載されて
いる方法と同一の方法で、1種または2種以上の薬剤を
任意の順序で加え、溶解、乳化または懸濁することもで
きる。引続いて、この懸濁液、乳化液または溶液を、制
御放出系の調製に使用することができる。下記の例はこ
れらの方法の一つを用いて行なう。
【0030】
【実施例】本発明を例によってさらに説明するが、これ
らの例は本発明の範囲を制御するものではない。 例1 この例の医薬製剤は、抗生物質活性をまた有する抗内毒
素剤としてタウロリジンを含有する。この医薬組成物
を、ポリ酸無水物、ポリ(ビス(p−カルボキシフェノ
キシ)メタン)の微粒子中に内包させこの微粒子をUS
−A−4,919,939の例12にしたがいPLUR
ONIC(登録商品名)F127(BASF Wyan
dotte製)中に懸濁する。
らの例は本発明の範囲を制御するものではない。 例1 この例の医薬製剤は、抗生物質活性をまた有する抗内毒
素剤としてタウロリジンを含有する。この医薬組成物
を、ポリ酸無水物、ポリ(ビス(p−カルボキシフェノ
キシ)メタン)の微粒子中に内包させこの微粒子をUS
−A−4,919,939の例12にしたがいPLUR
ONIC(登録商品名)F127(BASF Wyan
dotte製)中に懸濁する。
【0031】この医薬製剤は、その総重量のうちの一部
分を都合の良い条件にしたがい、任意に選ぶことができ
る。当然のこととして、下限は予め見い出されている放
出速度と総放出時間との積によって定められる。上限は
多量の医薬組成物によって妨害されうる担体を充分に硬
化させねばならないという要件によって、単に定められ
る。しかしながら、この限界は上記以外の担体系、好ま
しくはUS−4,919,939にしたがう担体系を選
択することによって変えることができる。
分を都合の良い条件にしたがい、任意に選ぶことができ
る。当然のこととして、下限は予め見い出されている放
出速度と総放出時間との積によって定められる。上限は
多量の医薬組成物によって妨害されうる担体を充分に硬
化させねばならないという要件によって、単に定められ
る。しかしながら、この限界は上記以外の担体系、好ま
しくはUS−4,919,939にしたがう担体系を選
択することによって変えることができる。
【0032】この懸濁液はシリンジにより、歯周ポケッ
トに施用することができる。施用後に、担体および微粒
子は外面から侵蝕され、分解し、医薬組成物をポケット
中に放出する。
トに施用することができる。施用後に、担体および微粒
子は外面から侵蝕され、分解し、医薬組成物をポケット
中に放出する。
【0033】例2 組成物が特定の抗生物質として、アムピシリンをさらに
含有することを除いて、例1を反復した。
含有することを除いて、例1を反復した。
【0034】例3 抗生物質の代りに、β−ラクタマーゼ阻害剤としてカル
ブラン酸を用いることを除いて、例2を反復した。カル
ブラン酸およびタウロリジンの抗生物質としての効果は
しばしば、歯周病原細菌を減少させるのに充分であるこ
とができる。
ブラン酸を用いることを除いて、例2を反復した。カル
ブラン酸およびタウロリジンの抗生物質としての効果は
しばしば、歯周病原細菌を減少させるのに充分であるこ
とができる。
【0035】例4 組成物がアムピシリンをさらに含有していることを除い
て、例3を反復した。
て、例3を反復した。
【0036】例5 この例の医薬製剤は、抗生物質薬剤としてアムピシリン
およびβ−ラクタマーゼ阻害剤としてクラブラン酸を含
有する。この医薬組成物を、ポリ酸無水物、ポリ(ビス
(p−カルボキシフェノキシ)メタン)の微粒子中に含
有させ、この微粒子をUS−A−4,919,939に
したがい、PLURONIC(登録商品名)F127
(BASF Wyandotte製)中に懸濁する。こ
の懸濁液は、シリンジにより歯周ポケットに施用するこ
とができる。施用後に、担体および微粒子は外面から侵
蝕され、分解され、その医薬組成物をポケット中に放出
する。
およびβ−ラクタマーゼ阻害剤としてクラブラン酸を含
有する。この医薬組成物を、ポリ酸無水物、ポリ(ビス
(p−カルボキシフェノキシ)メタン)の微粒子中に含
有させ、この微粒子をUS−A−4,919,939に
したがい、PLURONIC(登録商品名)F127
(BASF Wyandotte製)中に懸濁する。こ
の懸濁液は、シリンジにより歯周ポケットに施用するこ
とができる。施用後に、担体および微粒子は外面から侵
蝕され、分解され、その医薬組成物をポケット中に放出
する。
【0037】上記例1〜3に記載の製剤は、例2、4ま
たは5に記載の抗生物質をまた含有する製剤の施用によ
って細菌が殺滅された後に、第二の作用剤として、治癒
プロセスを促進させるために特に有用である。
たは5に記載の抗生物質をまた含有する製剤の施用によ
って細菌が殺滅された後に、第二の作用剤として、治癒
プロセスを促進させるために特に有用である。
【0038】腐蝕性の放出系の代りに、刊行物US−A
−4,919,939に記載されている放出系のいずれ
かを使用することもできる。
−4,919,939に記載されている放出系のいずれ
かを使用することもできる。
【0039】上記5つの例に記載されている製剤中の薬
剤は約1週間またはそれ以上にわたって放出される。
剤は約1週間またはそれ以上にわたって放出される。
【0040】本発明によって開示された医薬製剤は、細
菌により直接に、または間接的に生じた歯周炎またはそ
の他の局所的炎症の処置に、いずれかの放出系の一部と
して使用することができる。本発明の製剤はまた、抗炎
症剤および(または)生長促進剤を含有することもでき
る。
菌により直接に、または間接的に生じた歯周炎またはそ
の他の局所的炎症の処置に、いずれかの放出系の一部と
して使用することができる。本発明の製剤はまた、抗炎
症剤および(または)生長促進剤を含有することもでき
る。
【0041】本発明は上記例によって制限されるもので
はなく、上記例は説明のためのものである。修正は当業
者にとって周知であり、前記特許請求の範囲によって定
められている保護範囲に入るものとする。
はなく、上記例は説明のためのものである。修正は当業
者にとって周知であり、前記特許請求の範囲によって定
められている保護範囲に入るものとする。
【0042】
【図1】健康な状態の、歯、顎骨および歯肉を示す部分
拡大図。
拡大図。
【図2】歯周炎によって、ポケットが生じている状態の
歯、顎骨および歯肉の部分拡大図。
歯、顎骨および歯肉の部分拡大図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/545 7252−4C // A61K 7/16 7252−4C
Claims (15)
- 【請求項1】 少なくとも1種の抗内毒素剤を含有する
ことを特徴とする、歯周ポケット内の歯周炎の局所治療
または予防用の医薬製剤。 - 【請求項2】 抗内毒素剤の1種がタウリン誘導体であ
ることを特徴とする、請求項1に記載の医薬製剤。 - 【請求項3】 抗内毒素剤の1種がタウロリジンである
ことを特徴とする、請求項2に記載の医薬製剤。 - 【請求項4】 少なくとも1種のβ−ラクタマーゼ阻害
剤をさらに含有することを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の医薬製剤。 - 【請求項5】 β−ラクタマーゼ阻害剤がクラバムであ
ることを特徴とする、請求項4に記載の医薬製剤。 - 【請求項6】 β−ラクタマーゼ阻害剤がクラブラン酸
であることを特徴とする、請求項4または5のいずれか
一項に記載の医薬製剤。 - 【請求項7】 少なくとも1種の抗生物質薬剤をさらに
含有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一
項に記載の医薬製剤。 - 【請求項8】 抗生物質がβ−ラクタムであるとこを特
徴とする、請求項7に記載の医薬製剤。 - 【請求項9】 抗生物質が、ペニシリン、セフアロスポ
リン、カルバペネムまたはモノラクタムのクラスの物質
である抗生物質化合物から選ばれることを特徴とする、
請求項8に記載の医薬製剤。 - 【請求項10】 抗生物質の少なくとも1種がアムピシ
リン、アモキシリン、メトロニダゾールまたはクロルヘ
キシジンであることを特徴とする、請求項7に記載の医
薬製剤。 - 【請求項11】 制御放出系で使用することを特徴とす
る、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医薬製剤。 - 【請求項12】 歯周ポケット内の歯周炎の局所治療ま
たは予防用の医薬製剤であって、持続性医薬放出系に埋
め込まれており、そして下記の薬剤のうちの少なくとも
2種の異なるクラスから選ばれる物質の組合せを含有す
ることを特徴とする医薬製剤: 1種の抗内毒素剤、好ましくはタウリン誘導体、さらに
特にタウロリジン、 1種または2種以上の抗生物質、好ましくはβ−ラクタ
ム、さらに特に、ペニシリン類、セフアロスポリン類、
カルバペネム類またはモノラクタム類から選ばれる抗生
物質、特に好ましくはアムピシリン、アモキシリン、メ
トロニダゾールまたはクロルヘキシジン、 1種または2種以上のβ−ラクタマーゼ阻害剤、好まし
くはクラバム類、さらに特にクラブラン酸。 - 【請求項13】 制御放出系が微粒子および医薬的に許
容される担体からなることを特徴とする、請求項11ま
たは12に記載の医薬製剤。 - 【請求項14】 制御放出系の担体が、施用前には液状
であり、かつまた施用場所の条件の下ではゲル状である
かまたは固化するものであることを特徴とする、請求項
13に記載の医薬製剤。 - 【請求項15】 医薬組生物が、持続性医薬放出系中
に、総重量の0%〜70%、好ましくは25%〜50%
の量で含有されている、請求項11〜14のいずれか一
項に記載の医薬製剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91810523A EP0521225B1 (en) | 1991-07-04 | 1991-07-04 | Pharmaceutical preparation for treatment of periodontitis, containing clavulanic acid |
AT91810523.0 | 1991-07-04 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05201878A true JPH05201878A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=8208857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4215386A Pending JPH05201878A (ja) | 1991-07-04 | 1992-07-03 | 歯周炎処置用医薬製剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0521225B1 (ja) |
JP (1) | JPH05201878A (ja) |
DE (1) | DE69104608T2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002500189A (ja) * | 1998-01-08 | 2002-01-08 | エド・ガイストリヒ・ゼーネ・アクチエンゲゼルシャフト・フューア・ヒェーミシェ・インドゥストリー | 微生物の院内感染症の治療用医薬の製造におけるタウロリジンまたはタウラルタムのような抗微生物薬剤の使用 |
JP2003515558A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-05-07 | ロード アイランド ホスピタル, ア ライフスパン パートナー | 腫瘍を治療するためのメチロール含有化合物の使用 |
JP2014156455A (ja) * | 2004-05-14 | 2014-08-28 | Hans-Dietrich Polaschegg | タウロリジン製剤及び投与:細菌マイクロフィルム形成に対する治療処置及び抗菌保護 |
JP2018076338A (ja) * | 2013-04-17 | 2018-05-17 | ブルーベリー セラピューティクス リミテッド | 抗菌薬耐性菌に対処するための組成物及び方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9216155D0 (en) * | 1992-07-30 | 1992-09-09 | Geistlich Soehne Ag | Treatment of dentoalveolar infections |
US6488912B1 (en) | 1992-07-30 | 2002-12-03 | Ed. Geistlich Soehne Ag Fuer Chemische Industrie | Treatment of dentoalveolar infections with taurolidine and/or taurultam |
KR960040364A (ko) * | 1995-05-16 | 1996-12-17 | 유충식 | 토라인(taurine)과 페넴 또는 카바페넴 유도체를 함유하는 의약조성물 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH600878A5 (ja) * | 1975-04-28 | 1978-06-30 | Gaba Ag | |
GB1557163A (en) * | 1975-06-24 | 1979-12-05 | Geistlich Soehne Ag | Dental care preparations |
GB8514055D0 (en) * | 1985-06-04 | 1985-07-10 | Geistlich Soehne Ag | Chemical substance |
US4919939A (en) * | 1986-04-29 | 1990-04-24 | Pharmetrix Corporation | Periodontal disease treatment system |
-
1991
- 1991-07-04 DE DE69104608T patent/DE69104608T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-04 EP EP91810523A patent/EP0521225B1/en not_active Revoked
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4215386A patent/JPH05201878A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002500189A (ja) * | 1998-01-08 | 2002-01-08 | エド・ガイストリヒ・ゼーネ・アクチエンゲゼルシャフト・フューア・ヒェーミシェ・インドゥストリー | 微生物の院内感染症の治療用医薬の製造におけるタウロリジンまたはタウラルタムのような抗微生物薬剤の使用 |
JP2003515558A (ja) * | 1999-12-06 | 2003-05-07 | ロード アイランド ホスピタル, ア ライフスパン パートナー | 腫瘍を治療するためのメチロール含有化合物の使用 |
JP2014156455A (ja) * | 2004-05-14 | 2014-08-28 | Hans-Dietrich Polaschegg | タウロリジン製剤及び投与:細菌マイクロフィルム形成に対する治療処置及び抗菌保護 |
JP2018076338A (ja) * | 2013-04-17 | 2018-05-17 | ブルーベリー セラピューティクス リミテッド | 抗菌薬耐性菌に対処するための組成物及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0521225A1 (en) | 1993-01-07 |
EP0521225B1 (en) | 1994-10-12 |
DE69104608T2 (de) | 1995-02-16 |
DE69104608D1 (de) | 1994-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE68915132T2 (de) | Verfahren zur Behandlung von Periodontitis durch protrahierte Wirkstoffabgabe von Arzneimitteln in der Zahnhöhle, Zusammensetzung davon und Vorrichtung zur Verabreichung. | |
EP0184389A2 (en) | Composition stably containing minocycline for treating periodontal diseases | |
EP0137668B2 (en) | Ibuprofen, flurbiprofen and their therapeutic use | |
EP1392364B1 (en) | Liquid polymer composition for prevention and treatment of the oral cavity diseases | |
US4975271A (en) | Muscosal delivery systems for treatment of periodontal disease | |
IL119627A0 (en) | Controlled-release pharmaceutical preparations | |
WO1989007932A1 (en) | A method of treating conditions of teeth and their supporting tissue | |
PL209943B1 (pl) | Zastosowanie moksifloksacyny stanowiącej kwas 1-cyklopropylo-6-fluoro-1,4-dihydro-8-metoksy-7-[(4aS,7aS)-oktahydro-6H-pirolo [3,4-b]pirydyn-6-ylo]-4-okso-3-chinolino-karboksylowy | |
Mohan et al. | Pharmacological agents in dentistry: a review | |
JPH05201878A (ja) | 歯周炎処置用医薬製剤 | |
CA2173109A1 (en) | Use of azithromycin for the treatment of adult periodontitis and topical compositions for this use | |
US5167952A (en) | Therapeutic composition formulated as a dental rinse that stimulates Prostaglandin synthesis in the mouth to prevent plaque buildup on the teeth and Periodontal disease | |
Tirali et al. | Antimicrobial efficacy of octenidine hydrochloride, MTAD and chlorhexidine gluconate mixed with calcium hydroxide | |
Manor et al. | Effect of adhesive antibiotic TA on plaque and gingivitis in man | |
US6875422B2 (en) | Oral treatment/care agent | |
US20090304606A1 (en) | Method for removing debris from tooth and bone surface using irrigation solution | |
WO2002056867A3 (en) | Extended release pharmaceutical compositions containing beta-lactam antibiotics | |
JP2003160500A (ja) | ポピドンヨード含有組成物 | |
EP0374532B1 (en) | Improved phase separation-microencapsulated pharmaceutical compositions useful for alleviating dental disease | |
JP2021519343A (ja) | ポリビニルアルコール及びポリ酸を含む、口腔疾患治療用の殺菌性及び/又は抗炎症性ゲル | |
de Wyels | Alveolar osteitis (dry socket) in a dog: a case report | |
US20210154104A1 (en) | Substances and methods for bedside management of post-operative pain | |
WO2021245704A1 (en) | Pharmaceutical compositions for periodontal disease | |
US20060263305A1 (en) | Biofilm removing agent for removing a biofilm | |
JPH0764732B2 (ja) | 歯痛、歯髄炎治療剤 |