JPH05201187A

JPH05201187A - アルバム用台紙

Info

Publication number: JPH05201187A
Application number: JP4010273A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Matsui; 良一松井
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 1992-01-23
Filing date: 1992-01-23
Publication date: 1993-08-10
Anticipated expiration: 2014-03-17
Also published as: JP2870673B2

Abstract

(57)【要約】【目的】パノラマ判の写真を縦横から収納できるよう
にすると共に、その他の各種サイズの写真を収納可能と
する。。【構成】台版２の表裏に透明シート３が貼着され写真
印画紙Ｓ挟持用のポケット部Ｐが形成されたアルバム台
紙１において、上記透明シート３は分割されない一枚も
のとされ、台版２と透明シート３とは縦方向に互いに対
応しかつ横方向に破線状に設けられた複数行の貼着部４
において互いに貼着され、この貼着部４間の縦方向およ
び横方向の距離は所定のサイズの写真印画紙Ｓが通過す
る長さに設定され、縦方向および横方向の貼着部４間に
ポケット部Ｐが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、写真のアルバム用台紙
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】写真アルバムの台版としては、古くは通
常のボール紙が使用され、それに写真がただ単に糊付け
されるか、あるいはコーナ部材で係止され、その複数枚
が綴られてアルバムとして保存されることが行われてい
た。

【０００３】ところで、上記のようにアルバムを調製す
るには手間と時間がかかることから、予め台版の表裏に
写真を収納するためのポケットが形成されるように透明
シートを貼着したものが台紙として使用されるようにな
って久しい。

【０００４】このように透明シートを利用することによ
って、写真の整理収納をより簡便迅速に行うことができ
るようになったが、上記ポケットの大きさは一定とされ
ることが多かったため、写真のサイズによっては収納不
能であったり、大きすぎたりして不便な面もあった。特
に最近は、パノラマ判と通称される一辺の長さが他辺の
長さよりもかなり長大な横長または縦長の写真が出回る
ようになったことから、このようなものにも対応可能な
ものが要望されるに至っている。

【０００５】そこで、多くの写真のサイズに合わせてフ
レキシブルに対応することができる透明シート貼着方式
のアルバム用台紙が開発されるようになり、例えば、図
６に示すようなものがすでに市販されている。このアル
バム用台紙１は、台版２に上中下三枚の透明シート３
が、点描で示す左縁部、右下隅部および中央下部に形成
された貼着部４で接合されたものである。このようにし
て台版２の表面に形成された上中下三段のポケット部Ｐ
の縦方向の幅はそれぞれ異なった長さに設定されてい
る。そして、上下の透明シートの当接部分５は、下の透
明シート３の上縁部が上の透明シート３の下縁部に若干
重なるように二重にされている。

【０００６】従って、上記各段の透明シート３の右上縁
部をめくるようにして通常の写真を二枚を並置すること
が可能であるし、いわゆるパノラマ判の写真を横長に収
納することもできる。

【０００７】更に、パノラマ判の写真（印画紙Ｓ）を、
最上段のポケット部Ｐから差し込めば、上記印画紙Ｓは
ポケット部Ｐの下隅部の貼着部４と中央下部の貼着部４
との間に形成された隙間部６を通過して三段の透明シー
ト３を貫通した状態となり、縦方向にも収納することが
できる。この場合、上記のように下の透明シート３の上
縁部が上の透明シート３の下縁部に若干重なるようにな
されているため、この当接部分５で印画紙Ｓ下部先端が
下方の透明シート３の上辺に当止することはなく、スム
ーズに押し込むことができる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
６に例示する従来のアルバム用台紙１にあっては、台版
２に上中下三段の透明シート３を貼着しなければならな
いため、まず製造工程が複雑となり、生産コストの面か
ら不利である。また、上下の透明シート３の当接部分５
はシートが重なり合っているため、その部分の光の透過
が損なわれ、パノラマ判の印画紙Ｓを縦にポケット部Ｐ
に挿入した場合、透明シート３の重合部分が印画紙Ｓ上
に色調の変化として帯状に表われ、はなはだ見苦しい状
態になる。更に、透明シート３の右上隅部は、まったく
台版２に接合されていないため、同図に例示したよう
に、取り扱いの過程でめくれた状態になることも多かっ
た。

【０００９】本発明のアルバム用台紙は、上記のような
問題点を解決するためになされたものであり、パノラマ
判を含む通常商業ベースで多く用いられる各種サイズの
印画紙に対応することができ、また、パノラマ判のもの
については縦横いずれの方向にも収納することができ、
更に透明シートの重ね合わせ部分が存在しない台紙を提
供することを目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
アルバム用台紙は、台版に透明シートが貼着され写真印
画紙保持用のポケット部が形成されたアルバム用台紙に
おいて、上記透明シートは分割されることなく上記台版
に設けられ、台版と透明シートとは縦方向に互いに対応
しかつ横方向に破線状に設けられた複数行の貼着部にお
いて互いに貼着され、この貼着部間の縦方向および横方
向の距離は所定のサイズの写真印画紙の短辺が通過する
長さに設定され、縦方向および横方向の貼着部間にポケ
ット部が形成されていることを特徴とするものである。

【００１１】本発明の請求項２に係るアルバム用台紙
は、請求項１記載のアルバム用台紙において、貼着部間
の横方向の距離は、いずれもＬ判およびパノラマ判の短
辺が通過する長さであって、かつ、同縦方向の距離は、
少なくともその一つがキャビネ判の短辺が通過する長さ
で、他はＬ判およびパノラマ判の短辺が通過する長さに
設定したことを特徴とするものである。

【００１２】本発明の請求項３に係るアルバム用台紙
は、請求項１または２記載のアルバム用台紙において、
上記台版の貼着部には切り抜かれた貼着孔が形成され、
台版の表裏に配置された透明シートが上記貼着孔を介し
て互いに溶着によって接合していることを特徴とするも
のである。

【００１３】本発明の請求項４に係るアルバム用台紙
は、請求項１、２または３記載のアルバム用台紙におい
て、最下端の貼着部は少なくとも上部の貼着部間の間隙
の位置に設けられていることを特徴とするものである。

【００１４】本発明の請求項５に係るアルバム用台紙
は、請求項１、２、３または４記載のアルバム用台紙に
おいて、透明シートとして静電吸着フィルムを使用する
ことを特徴とするものである。

【００１５】

【作用】上記請求項１記載のアルバム用台紙によれば、
台版に貼付された透明シートは分割されない一枚もので
あるため、台版面で重なり合う部分は存在せず、結果と
して上記重なり部分に起因する色調の変化は起こらな
い。

【００１６】また、写真印画紙の収納時に台版と透明シ
ートとは縦方向に互いに対応しかつ横方向に破線状に設
けられた複数行の貼着部において互いに貼着され、この
貼着部間の横方向の距離は所定のサイズの写真印画紙の
短辺が通過する長さに設定され、縦方向および横方向の
貼着部間にポケット部が形成されているため、通常の商
業ベースで取り扱われている各種サイズの印画紙を収納
することができ、特にパノラマ判の印画紙については、
縦横いずれの方向にも収納が可能である。

【００１７】上記請求項２記載のアルバム用台紙によれ
ば、貼着部間の横方向の距離は、いずれもＬ判およびパ
ノラマ判の短辺が通過する長さであって、かつ、同縦方
向の距離は、少なくともその一つがキャビネ判の短辺が
通過する長さで、他はＬ判およびパノラマ判の短辺が通
過する長さに設定されているため、アルバム用台紙は現
在一般的に市販されているあらゆる種類のプリントサイ
ズの印画紙を対象として収納可能である。

【００１８】上記請求項３記載のアルバム用台紙によれ
ば、台版の貼着部には切り抜かれた貼着孔が形成され、
台版の表裏に配置された透明シートが上記貼着孔を介し
て互いに熱融着によって接合しているため、透明シート
を台版に貼設するための接着剤の塗布が不要であり、そ
の分製造工程の簡素化を実現させることができる。

【００１９】上記請求項４記載のアルバム用台紙によれ
ば、最下端の貼着部は上部の貼着部間の間隙の位置に設
けられているため、この最下端の貼着部から写真が抜け
落ちるのを防止する役目を果たし、縦に収納された印画
紙が脱落することはない。

【００２０】上記請求項５記載のアルバム用台紙によれ
ば、透明シートとして静電吸着フィルムが使用されてい
るため、台版と透明シートとの間に挾持された印画紙は
静電的に透明シートに吸着され、収納位置の移動を防ぐ
ことができる。

【００２１】

【実施例】

（実施例１）図１は本発明に係るアルバム用台紙の一例
を示す平面図であり、図２は図１のＡ−Ａ線視の側面
図、図３は図１のＢ−Ｂ線視の断面図である。これらの
図に示すように、アルバム用台紙１は、台版２とこの台
版２の表裏に貼着された透明シート３とから構成されて
いる。

【００２２】透明シート３の横方向の幅は、台版２のそ
れより若干短めとされ、透明シート３を台版２に貼着し
たときには台版２の左右に透明シート３で覆われない部
分を縦長に形成させている。この部分の左側は綴代部２
１とメモ欄２２として設定され、左側はメモ欄２２とさ
れている。綴代部２１には所定間隔で縦方向に複数の綴
じ孔２１ａが穿孔されている。本実施例の場合は、綴代
部２１は台版２の左縁部が利用されているが、別途綴代
部のみを製作し、この綴代部と台版２とを接続テープで
接合するようにしてもよい。

【００２３】台版２の表裏の所定個所には、横方向に破
線状に複数行の貼着部４が形成されている。この貼着部
４の寸法および設定個所は重要である。なぜなら、この
貼着部４の配置は、印画紙のサイズに対応することがで
きる自由度に影響を与えるからである。

【００２４】ところで、現在商業ベースで一般的に取り
扱われている写真の印画紙のサイズ（プリント寸法）
は、Ｅ判縦８２．５ｍｍ×横１１７．０ｍｍＬ判縦８９．０ｍｍ×横１２７．０ｍｍキャビネ判縦１２７．０ｍｍ×横１７８．０ｍｍパノラマ判縦８９．０ｍｍ×横２５４．０ｍｍの四種類である。

【００２５】そこで、本実施例においては、これらのい
ずれにも対応することができるように、台版２として
は、透明シート３が貼付される有効寸法が縦３２３ｍｍ
×横２７０ｍｍのものを使用している。そして、上部よ
り第一行目の貼着部４（第一行貼着部４ａ）は、上縁部
左右二個所に縦方向の幅約３ｍｍ、長さ約９ｍｍで形成
されている。

【００２６】第二行貼着部４ｂは、第一行貼着部４ａよ
り少なくともＬ判の縦の長さ、すなわち８９．０ｍｍ以
上離れて設けられている。この第二行貼着部４ｂは左
部、中央部および右部の合計三個所に形成させられ、左
右の第二行貼着部４ｂの寸法は上記第一行貼着部４ａの
寸法と同じとされている。中央の第二行貼着部４ｂは若
干横方向に幅広とされている。

【００２７】第三行貼着部４ｃについても、第二行貼着
部４ｂより少なくともＬ判の縦の長さだけ離れて設けら
れており、その配置および寸法は第二行貼着部４ｂと全
く同じである。そして、上記貼着部４の各列は同じ垂直
線上に配置されており、左右の貼着部４と中央部の貼着
部４との間は、少なくともパノラマ判の縦の長さ以上に
設定されている。

【００２８】最下部の第四行貼着部４ｄは、それより上
部の貼着部４の列間に相当する位置に横長に設けられて
いる。従って、第四行貼着部４ｄのほぼ中央部には切れ
目があるが、特に切れ目を設ける必要はなく、透明シー
ト３の横方向全幅に亘って設けてもよい。

【００２９】以上のように設定された貼着部４に接着剤
が塗布され、その上から透明シート３が重ねられて台版
２と透明シート３との間にポケット部Ｐが形成されてい
る。透明シート３としては、あらゆる合成樹脂製のシー
トが適用可能であるが、特にＰＶＣ（ポリビニルクロラ
イド）、ＰＰ（ポリプロピレン）などが好適に使用され
る。そして、これらの透明シートに静電処理が施された
公知の静電吸着シートも好適に使用される。また、接着
剤については特に限定はなく、透明シート３として使用
される合成樹脂に相性のよいものが適宜選択されて採用
される。

【００３０】上記ポケット部Ｐは、第一行第一列目のポ
ケット部Ｐ１１から第三行第二列目のポケット部Ｐ３２
まで合計六つが形成されており、これらポケット部Ｐの
左右端部は開口が形成され、また上部にも開口が形成さ
れているため、アルバム用台紙１の上部および左右から
印画紙を出入させることができる。

【００３１】そして、特にパノラマ判の印画紙Ｓの場合
は、縦にも横にも収納することができる。図１にはパノ
ラマ判の印画紙Ｓの収納の例を画いており、一点鎖線で
示した印画紙Ｓは、縦方向にポケット部Ｐ１２、ポケッ
ト部Ｐ２２およびポケット部Ｐ３２を貫通した状態で収
納されている。また、二点鎖線で示した印画紙Ｓは、横
方向にポケット部Ｐ２１、ポケット部Ｐ２２を貫通した
状態で収納されている。その他、ポケット部Ｐ１１乃至
ポケット部Ｐ２２についてはＥ判およびＬ判の印画紙が
よこながの状態で二枚を並行させて収納可能であり、ポ
ケット部Ｐ３１およびポケット部Ｐ３２については、キ
ャビネ判の印画紙を横長にして、あるいはＥ判、Ｌ判の
印画紙を縦長にして収納可能である。

【００３２】（実施例２）図４は本発明に係るアルバム
用台紙の他の例を示す平面図である。この図に示すよう
に、この実施例の場合は、台紙用原紙２の有効寸法は横
方向の長さが２７０mm、縦方向の長さが実施例１のもの
よりも狭い約２６８mmとされ、貼着部４は縦方向に三列
とされている。各貼着部４の配置およびサイズは実施例
１と同じとされている。従って、ポケット部Ｐは第一行
目のポケット部Ｐ１１、ポケット部Ｐ１２および第二行
目のポケット部Ｐ２１、ポケット部Ｐ２２の合計四個が
形成している。縦方向の貼着部４間の距離は、上段、下
段共にキャビネ判が横に入る長さとされているため、キ
ャビネ版のものを横に、Ｅ判、Ｌ判およびパノラマ判の
ものいずれをも縦横に収納することができる。

【００３３】（実施例３）図５は本発明のアルバム用台
紙の更に他の例を示す平面図である。この図に示すよう
に、この実施例の場合には、台版２そのものの貼着部４
に対応した位置に貼着孔２ａ（貼着部４が台版２の上縁
部および下縁部にあるときはその部分に設けられた台版
２の切欠き部を含む）が穿孔されている。そして、台版
２を挾んで表裏一対の透明シート３で台版２が挾持さ
れ、溶着の手法によって、表裏の透明シート３が上記貼
着孔２ａ部分で互いに溶着され、アルバム用台紙１が形
成されている。このような溶着手法によれば、面倒な台
版２上への接着剤の塗布を行う必要はなく、また、透明
シート同士の溶着による接合効果は強力であるため、透
明シート３が台版２から剥離するようなことはなく、更
に、自動的に大量にアルバム用台紙１を製造するのに適
している。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように本発明のアルバム用
台紙は、台版の表裏に貼付された透明シートが上記台版
とほぼ同じ大きさに設定されているため、台版の表面で
重なり合う部分は存在せず、上記重なり部分に起因する
色調の変化は起こらないからパノラマ判のような横長の
写真でも正確な色調が伝わり、写真の風合いを損なわな
い。

【００３５】また、縦方向および横方向の貼着部間に複
数のポケット部が形成され、このポケット部への写真の
出入は上方および左右から可能とされているため、綴ら
れたアルバム用台紙を見開いた場合、左右のどちらの頁
でも利き腕で写真を出し入れすることができる。

【００３６】また、貼着部間の距離は適切に設定されて
いるため、通常の商業ベースで取り扱われている各種サ
イズの印画紙を収納することができると共に、特にパノ
ラマ判の印画紙については、縦横いずれの方向にも収納
が可能であり、従来にない写真配置のレイアウトを行う
ことができる。

【００３７】また、台版に切り抜かれた貼着孔を形成
し、台版の表裏に配置された透明シートを上記貼着孔を
介して互いに溶着によって接合するようにすれば、透明
シートを台版に貼着するための接着剤の塗布が不要であ
り、その分製造工程の簡素化を実現させることができ
る。

【００３８】さらに、透明シートとして静電吸着フィル
ムを使用すれば、台版と透明シートとの間に挾持された
印画紙は静電的に透明シートに吸着され、収納位置の移
動を効果的に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のアルバム用台紙の一例を示す平面図で
ある。

【図２】図１のＡ−Ａ線視図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図４】本発明のアルバム用台紙の他の例を示す平面図
である。

【図５】本発明のアルバム用台紙の更に他の例を示す平
面図である。

【図６】従来のアルバム用台紙を例示する平面図であ
る。

【符号の説明】

１アルバム用台紙２台版２ａ貼着孔２１綴代部２２メモ欄３透明シート４貼着部４ａ第一行貼着部４ｂ第二行貼着部４ｃ第三行貼着部４ｄ第四行貼着部５当接部分６隙間部Ｐ、Ｐ１１〜Ｐ３２ポケット部Ｓ印画紙

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年３月１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
アルバム用台紙は、台版に透明シートが貼着され写真印
画紙保持用のポケット部が形成されたアルバム用台紙に
おいて、上記透明シートは分割されることなく上記台版
に設けられ、台版と透明シートとは縦方向に互いに対応
しかつ横方向に破線状に設けられた複数行の貼着部にお
いて互いに貼着され、この貼着部間の縦方向および横方
向の距離は所定のサイズの写真印画紙が通過する長さに
設定され、縦方向および横方向の貼着部間にポケット部
が形成されていることを特徴とするものである。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１６】また、写真印画紙の収納時に台版と透明シ
ートとは縦方向に互いに対応しかつ横方向に破線状に設
けられた複数行の貼着部において互いに貼着され、この
貼着部間の横方向の距離は所定のサイズの写真印画紙が
通過する長さに設定され、縦方向および横方向の貼着部
間にポケット部が形成されているため、通常の商業ベー
スで取り扱われている各種サイズの印画紙を収納するこ
とができ、特にパノラマ判の印画紙については、縦横い
ずれの方向にも収納が可能である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】台版に透明シートが貼着され写真印画紙
保持用のポケット部が形成されたアルバム用台紙におい
て、上記透明シートは分割されることなく上記台版に設
けられ、台版と透明シートとは縦方向に互いに対応しか
つ横方向に破線状に設けられた複数行の貼着部において
互いに貼着され、この貼着部間の縦方向および横方向の
距離は所定のサイズの写真印画紙の短辺が通過する長さ
に設定され、縦方向および横方向の貼着部間にポケット
部が形成されていることを特徴とするアルバム用台紙。
【請求項２】貼着部間の横方向の距離は、いずれもＬ
判およびパノラマ判の短辺が通過する長さであって、か
つ、同縦方向の距離は、少なくともその一つがキャビネ
判の短辺が通過する長さで、他はＬ判およびパノラマ判
の短辺が通過する長さに設定したことを特徴とする請求
項１記載のアルバム用台紙。
【請求項３】上記台版の貼着部には切り抜かれた貼着
孔が形成され、台版の表裏に配置された透明シートが上
記貼着孔を介して互いに溶着によって接合していること
を特徴とする請求項１または２記載のアルバム用台紙。
【請求項４】最下端の貼着部は少なくとも上部の貼着
部間の間隙の位置に設けられていることを特徴とする請
求項１、２または３記載のアルバム用台紙。
【請求項５】透明シートとして静電吸着フィルムを使
用することを特徴とする請求項１、２、３または４記載
のアルバム用台紙。