JPH0520003B2 - - Google Patents

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JPH0520003B2
JPH0520003B2 JP60053749A JP5374985A JPH0520003B2 JP H0520003 B2 JPH0520003 B2 JP H0520003B2 JP 60053749 A JP60053749 A JP 60053749A JP 5374985 A JP5374985 A JP 5374985A JP H0520003 B2 JPH0520003 B2 JP H0520003B2
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JP
Japan
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circuit
voltage
output
capacitor
differential amplifier
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JP60053749A
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English (en)
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JPS61212909A (ja
Inventor
Kon Kono
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS61212909A publication Critical patent/JPS61212909A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は移相回路に関する。
〔発明の技術的背景〕
水晶等の共振子を使つた発振回路において、特
に90゜の位相差をもつ出力を得る場合、従来、第
3図に示すような発振回路がよく使われる。
この第3図の発振回路は、2つの電圧a,bを
入力電圧とする。入力電圧aは入力電圧bを抵抗
RX、コンデンサCXで分圧することによつて得ら
れる。入力電圧a,bは発振角周波数をωとし
て、次式(1)の関係をもつように与えられる。
b=a/1+jωCXRX ……(1) ここで、入力電圧a,bの差電圧(a−b)を
とると、 a−b=jωCXRX・a/1+jωCXRX ……(2) となる。式(2)から明らかなように、入力電圧bと
差電圧(a−b)は、第4図に示すように、90゜
の位相差をもつ。
また、発振出力電圧cは、 c=A(a−2a) ……(3) 但し、A:増幅回路16の利得の関係から、 c=A(jωCXRX−1)a/1+jωCXRX ……(4) と表わされる。
ここで、ωCXRX≒1とすると、発振出力電圧
cは、第4図に示すように、入力電圧aより約
90゜位相が進むことになる。逆に言えば、第3図
の回路は出力端子用のピンP3と一方の入力端子
用のピンP1との間に挿入される−90゜の移相量を
もつ移相回路11及び共振回路12における位相
遅れが約90゜となるような周波数で発振する。
なお、第3図において、P2は他方の入力端子
用のピン、13は反転回路、14,15は加算回
路である。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上記構成の場合、抵抗RX、コ
ンデンサCXの値が変動すると、発振角周波数ω
が変動するという問題を有する。したがつて、上
記構成においては、抵抗RX、コンデンサCX及び
共振子として精度の高い素子を用いるか、これら
を調整可能な素子にする必要がある。
このため、第3図の発振回路を集積回路IC化
する場合、上記3つの素子を外付けにする必要が
ある。その結果、外付け用ピンとして、ピンP1
〜P3で示されるように、どうしても3つのピン
が必要となり、集積回路の小型化の妨げとなる。
〔発明の目的〕
この発明は上記の事情に対処すべくなされたも
ので、発振回路における発振角周波数の高精度化
及びピン数の削減を図ることができる移相回路を
提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明は、電流ドライブ出力形の第1の増幅
回路と、この第1増幅回路の入力信号の直流成分
をカツトする第1のコンデンサと、上記第1の増
幅回路の主力を積分する第2のコンデンサと、こ
の第2のコンデンサの積分出力を入力とし、その
出力が上記第1の増幅回路の入力端へ帰還される
電流ドライブ出力形の第2の増幅回路とを具備す
ることにより、上記第1のコンデンサによる直流
帰還を行い、ある周波数以上で、上記第1の増幅
回路の出力に積分効果をもたせつつ、その直流レ
ベルの安定化を図るようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳細
に説明する。
第2図はこの発明の移相回路を用いて構成され
る発振回路を示す回路図である。
先の第3図に示す発振回路では、入力電圧aに
対して90゜位相の進んだ電圧(a−2b)を作り、
この電圧(a−2b)を増幅回路16で適宜増幅
した後、移相回路11で90゜遅らせることにより、
発振させるようにしている。
これに対し、第2図の発振回路では、入力電圧
を1つとし、この入力電圧aを−90゜の移相量を
もつ移相回路21で位相し、この移相出力を反転
増幅回路22で適宜反転増幅した後、これを移相
回路11で−90゜移相することにより、入力電圧
aと同相の電圧を作り、発振させるものである。
このような構成によれば、入力端子用のピンが
1つで済み、全体としてピン数を先の第3図の3
ピンから2ピンに削減できるので、集積回路化に
際して、回路の小型化が図られる。
このように、発振回路を移相回路21を使つて
構成することにより、ピン数の削減が図られる。
しかし、これが達成されるには、位相回路21が
集積回路ICに内蔵し易いという前提条件が必要
となつてくる。この条件を満たすには、移相回路
21を積分形にすることが好ましい。
しかし、積分形の移相回路21は、その出力の
直流レベルが不安定であるという欠点がある。そ
して、この欠点は発振角周波数ωを低下させると
いう問題を生むことになる。
そこで、この発明は、積分形の移相回路であつ
て、しかも出力の直流レベルが安定な移相回路を
提供するものである。
第1図は、この発明の一実施例の構成を示す回
路図である。なお、第1図において、先の第2図
と同一部には、同一符号を付す。
第1図において、信号源S1は位相回路11、共
振回路12に対応する。また、移相回路21は、
電流ドライブ出力形の第1、第2の増幅回路、例
えば差動増幅回路211,212、それに直流カ
ツト用のコンデンサCS、積分用のコンデンサC1
を有する。
ここで、動作を説明すると、信号源S1から出力
される電圧υSは、コンデンサCSにより直流成分を
カツトされた後、ピンP1よりトランジスタQ1
ベースに入力される。トランジスタQ1はエミツ
タホロワトランジスタとして働き、その出力はエ
ミツタよりトランジスタQ2のベースに入力され
る。トランジスタQ2はトランジスタQ3〜Q5、抵
抗R1、R2等とともに差動増幅回路211を構成
する。
この差動増幅回路211では、トランシスタ
Q3のベースの入力電圧をυbとすると、トランジ
スタQ2のベースの入力電圧υaとの差電圧(υa
υb)が、次式(5)で示される電流iに変換される。
i=2(υa−υb)/R1+R2 ……(5) この電流iは、上記差動増幅回路211の負荷
であるコンデンサC1(集積回路の内蔵容量)に流
れる。コンデンサC1の両端電圧はトランジスタ
Q5のベースに与えられる。
トランジスタQ6のベース電圧と固定電圧V1
差によつて、このトランジスタQ6のエミツタに
生じる電圧をυcとすると、これは次のように表わ
される。
υc=2(υa−υb)/jωC1(R1+R2) ……(6) この電圧υCと固定電圧V1との差電圧を抵抗R3
R4で分圧したのが、トランジスタQ3のベースに
対する帰還電圧υbであり、これは次式(7)のように
表わされる。
υb=mυc ……(7) 但し、mR4/R3+R4 式(7)を式(6)に代入すると、 υc=υa/jωC1(R1+R2)/2+m ……(8) となる。
発振角周波数ωにおいて、 なる条件を満たすように、回路を構成すれば、電
圧υcは電圧υaよりも約90゜位相が遅れることにな
る。したがつて、差動増幅回路211やトランジ
スタQ5、コンデンサC1等から成る回路は積分回
路として働く。しかし、ω→Oとなると、利得1/
mが大きくなり、電圧υcの直流レベルが、素子値
の変動等により大きく変動してしまう。
そこで、電圧υcと固定電圧V1の差をトランジ
スタQ7〜Q10、抵抗R5、R6等から成る差動増幅回
路212で増幅し、信号入力端、つまり、トラン
ジスタQ1のベースに帰還する。このとき、信号
源S1(インピーダンスO)の電圧υsと電圧υcの比
は、次式(10)と先の式(8)より式(11)のように表わされ
る。
υa−υs=−2υc/jωCs(R5+R6) ……(10) υc/υs =1/jωC1(R1+R2)/2+m+2jωC2(R5+R6

……(11) 式(11)から、発振角周波数ωにおいて、 ωC1(R1+R2)/2≫m ……(12) ωC1(R1+R2)/2≫2/ωCs(R5+R6)……(1
3) なる2つの条件を満たすように、回路を設計すれ
は、電圧υcは電圧υsより約90゜位相が遅れること
になる。しかも、低周波(ω→O)においては、
υc/υs→Oとなる。つまり、電圧υcの直流レベルは 固定電圧V1とほぼ等しくなり、安定する。
なお、式(12)で示される条件に関しては、共振点
(ω=ω0)における安定性に問題がなければよい
ので、mをかなり小さくすることができ、これに
よつて実現できる。
ω0=4/C1Cs(R1+R2)(R5+R6) ……(14) また、式(3)で示される条件に関しては、コンデ
ンサCsが外部コンデンサとして設けられるので、
このコンデンサCsの値を大きくすることにより実
現することができる。
このように、第1図の位相回路21によれば、
入力側の電圧υaより位相90゜遅れ、しかも直流レ
ベルが固定電圧V1に一致するような出力電圧υc
を得ることができる。したがつて、第1図の位相
回路21を用いれば、位相回路の出力の直流レベ
ルの変動に伴う発振角周波数ωの変動という問題
を解決することができる。
なお、反転増幅回路22は、トランジスタ
Q11、Q12と抵抗R7、R8から成る差動増幅回路と、
トランジスタQ13、Q14、抵抗R9から成る差動増
幅回路を有する。前者の差動増幅回路は、電圧υc
と固定電圧V1を差動入力とする。したがつて、
負荷抵抗R7の両端には、電圧υcを反転増幅した
電圧が得られ、これを出力トランジスタQ15を介
してピンP2に導びくことにより、このピンP2に、
発振出力電圧(−Aa(−90゜))を得ることができ
る。また負荷抵抗R8の両端には、電圧υcの同相
増幅出力が得られる。
また、後者の差動増幅回路は電圧υaと固定電圧
V1を差動入力とする。ここで、電圧υaの直流レ
ベルは、先の式(8)より固定電圧V1にほぼ等しい
ことがわかる。したがつて、負荷抵抗R9の両端
には、電圧υaを同相増幅した電圧aが得られる。
当然、抵抗R8、R9の両端電圧は90゜の位相差をも
つ。
なお、第1図において、I1〜I7は定電流源であ
る。
〔発明の効果〕
このようにこの発明によれば、発振回路におけ
る発振角周波数の高精度化及びピン数の削減を図
ることができる位相回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示す回路
図、第2図は第1図の遅相回路を使つて構成され
る発振回路を示す回路図、第3図は従来の発振回
路を示す回路図、第4図は第3図の動作を説明す
るためのベクトル図である。 21……移相回路、211,212……差動増
幅回路、C1,Cs……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力信号の直流成分をカツトする第1のコン
    デンサと、 前記第1のコンデンサの出力が一方の入力端子
    に供給される電流ドライブ出力型の第1の差動増
    幅器と、 前記第1の差動増幅器の出力を積分する積分回
    路と、 前記積分回路の出力が一方の入力端子に供給さ
    れ、他方の入力端子に基準電圧が与えられる電流
    ドライブ出力型の第2の差動増幅器と、 前記第2の差動増幅器の前記一方の入力端子の
    直流レベルを安定化するために、前記第2の差動
    増幅器の出力を前記第1の差動増幅器の前記一方
    の入力端子に帰還する帰還路とを具備したことを
    特徴とする位相回路。
JP5374985A 1985-03-18 1985-03-18 移相回路 Granted JPS61212909A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5374985A JPS61212909A (ja) 1985-03-18 1985-03-18 移相回路

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JP5374985A JPS61212909A (ja) 1985-03-18 1985-03-18 移相回路

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JPS61212909A JPS61212909A (ja) 1986-09-20
JPH0520003B2 true JPH0520003B2 (ja) 1993-03-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933921A (ja) * 1982-08-18 1984-02-24 Pioneer Electronic Corp 移相回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933921A (ja) * 1982-08-18 1984-02-24 Pioneer Electronic Corp 移相回路

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JPS61212909A (ja) 1986-09-20

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