JPH05199499A - デジタルビデオ信号フォーマット変換方法及び装置 - Google Patents

デジタルビデオ信号フォーマット変換方法及び装置

Info

Publication number
JPH05199499A
JPH05199499A JP4181337A JP18133792A JPH05199499A JP H05199499 A JPH05199499 A JP H05199499A JP 4181337 A JP4181337 A JP 4181337A JP 18133792 A JP18133792 A JP 18133792A JP H05199499 A JPH05199499 A JP H05199499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
field
format
active portion
pixel data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4181337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3449737B2 (ja
Inventor
John W Richards
ウィリアム リチャーズ ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Broadcast and Communications Ltd
Original Assignee
Sony Broadcast and Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Broadcast and Communications Ltd filed Critical Sony Broadcast and Communications Ltd
Publication of JPH05199499A publication Critical patent/JPH05199499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3449737B2 publication Critical patent/JP3449737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0125Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level one of the standards being a high definition standard

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルビデオ信号を高精細度フォーマット
(フレームI)から従来の精細度のフォーマット(フレ
ームM,N,O)に実時間で変換することができる方法
及び装置を得る。 【構成】 映像を圧縮してその能動領域が一部分のみを
占める中間フィールド(フレーム)(フレームJ,K,
L)を作り、高精細度フィールドのピクセルを高精細度
フォーマットのピクセルレートで交互にフィールドメモ
リに書込み、書込まれていない方のフィールドメモリか
ら能動領域の少なくとも一部分のピクセルを従来精細度
フォーマットのピクセルレートで読出すことにより、従
来精細度フォーマットの出力フレームを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルビデオ信号を
従来のフォーマットから高精細度フォーマットへ又はそ
の逆に変換する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高精細度デジタルビデオ方式はますます
普及してきたが、該ビデオ信号に対する普通のフォーマ
ットには次のようなものがある。 SMPTE 240M フォーマット(これは、112
5ライン、毎秒60フィールド、2:1飛越し走査、縦
横比16:9、フレーム当たり1920×1035能動
ピクセルが特徴である。) 欧州HDTVフォーマット(これは、1250ライン、
毎秒50フィールド、2:1飛越し走査、縦横比16:
9、フレーム当たり1920×1152能動ピクセルが
特徴である。)
【0003】ますます多くの素材がこれらのフォーマッ
トで作られ、これらのフォーマットで処理され配布され
ている。しかし、従来の精細度フォーマットで作られて
いる又は作る必要がある素材は、明らかに多い。そし
て、それらの素材を他の高精細度の素材と統合したり、
或いは高精細度フォーマットで配布したりできるよう
に、それらの素材を高精細度フォーマットに格上げ変換
(アップコンバート)したいことがある。また、現在高
精細度フォーマットで作られている素材を、他の従来精
細度の素材と統合したり、或いは従来精細度フォーマッ
トで配布したりできるように、従来精細度フォーマット
に変換する必要があることもある。従来精細度フォーマ
ットの例としては、次のようなものがある。 CCIR・601・525ライン・フォーマット(これ
は、525ライン、毎秒60フィールド、2:1飛越し
走査、縦横比4:3、フレーム当たり720×486能
動ピクセルが特徴である。) CCIR・601・625ライン・フォーマット(これ
は、625ライン、毎秒50フィールド、2:1飛越し
走査、縦横比4:3、フレーム当たり720×576能
動ピクセルが特徴である。) 4fsc・525・D2・フォーマット(これは、52
5ライン、毎秒60フィールド、2:1飛越し走査、縦
横比4:3、フレーム当たり768×486能動ピクセ
ルが特徴である。) 4fsc・625・D2・フォーマット(これは、62
5ライン、毎秒50フィールド、2:1飛越し走査、縦
横比4:3、フレーム当たり948×576能動ピクセ
ルが特徴である。) (上述では、525ライン・フォーマットに対するフィ
ールドレートとして毎秒60フィールドとしたが、厳密
にはフィールドレートは毎秒59.94フィールドであ
る。しかし、本明細書では説明を簡単にするため毎秒6
0フィールドとする。)
【0004】上述の変換に関連する問題には、水平及び
垂直方向で異なる精細度の変換の外に、従来精細度フォ
ーマットにおける4:3及び高精細度フォーマットにお
ける16:9の縦横比変換と、フィールドレート変更の
場合における時間的変換とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第1の課題は、デジタルビデオ信号を第1精細度フォー
マットからこれより低い第2の精細度フォーマットに格
下げ変換(ダウンコンバート)する装置を提供すること
である。本発明の第2の課題は、上述のような格下げ変
換する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の課題を解
決するため、本発明装置に次のような手段を設ける。入
力フィールド(又はフレーム)の能動部分を垂直及び水
平方向に圧縮して、該能動部分が該フィールド(又はフ
レーム)の一部分のみを占める、第1フォーマットの中
間フィールド(又はフレーム)を作成するように、入力
フィールド(又はフレーム)を処理する手段と、第1フ
ォーマットのピクセルデータの中間フィールド(又はフ
レーム)を受入れる記憶手段と、中間フィールド(又は
フレーム)の能動部分の少なくとも一部分を記憶し、記
憶したピクセルデータを第2フォーマットの1フィール
ド(又はフレーム)として出力し、能動部分のピクセル
データが、上記2方向の少なくとも一方において出力フ
ィールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたって伸びる
ように、記憶手段を制御する記憶制御手段。
【0007】本装置は、デジタルビデオ信号を異なる縦
横比をもつフォーマットに変換するのに適用できる。こ
の場合、処理手段に郵便受けモードで入力フィールド
(又はフレーム)の能動部分を圧縮する動作をさせ、そ
の圧縮の程度を、能動部分が一方の方向において出力フ
ィールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたり且つダミ
ーデータが出力フィールド(又はフレーム)の少なくと
も一端縁部を占めるようにすることができる。代わりに
又は更に、処理手段に端縁切取り(edge−cro
p)モードで入力フィールド(又はフレーム)の能動部
分を圧縮する動作をさせ、その圧縮の程度を、能動部分
が一方の方向において出力フィールド(又はフレーム)
のほぼ全体にわたって伸び且つ他方の方向において出力
フィールド(又はフレーム)を越えて伸び、能動部分の
少なくとも一端縁部が切取られるようにすることができ
る。
【0008】代わりに又は更に、処理手段にズームモー
ドで入力フィールド(又はフレーム)の能動部分を圧縮
する動作をさせ、その圧縮の程度を、能動部分が一方の
方向において出力フィールド(又はフレーム)の全体を
越えて伸び且つ他方の方向において出力フィールド(又
はフレーム)より小さく或いは多く伸びるようにするこ
とができる。状況に応じて処理手段に郵便受け、端縁切
取り又はズームモードで異なる水平及び垂直圧縮度で入
力フィールド(又はフレーム)を圧縮する動作をさせ、
水平対垂直圧縮比を第1フォーマットのピクセル縦横比
の第2フォーマットのピクセル縦横比に対する比に等し
くして、画像の幾何図形的配列が保存されるようにする
のがよい。
【0009】代わりに又は更に、処理手段に字幕(ti
tles)モードで入力フィールド(又はフレーム)の
能動部分を圧縮する動作をさせ、その圧縮度を、能動部
分が両方向において殆ど切取られることなく出力フィー
ルド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるようにするこ
とができる。この場合、画像の幾何図形的配列は保存さ
れないが、例えば画像が字幕より成る場合は、受入れ可
能なことが多い。また、処理手段は、どのモードで動作
するかを選択する手段を含んでもよい。
【0010】記憶制御手段が記憶手段に対する書込み・
読出しを選択する手段と、記憶手段に対するアドレスを
発生する手段とを有する場合には、アドレス発生手段に
次の動作をさせる。 (a)書込みが選択されると、第1フォーマットのアド
レスの部分的ラインに対応するアドレスのラインを断続
的に発生する。 (b)読出しが選択されると、そのフィールド(又はフ
レーム)のピクセルデータに対するアドレスを順次発生
する。
【0011】また、記憶制御手段は、書込みアドレスの
1ライン及び次のライン発生の間に上記中間フィールド
(又はフレーム)のピクセルデータのラインの一部を捨
て、書込みアドレスの1フィールド(又はフレーム)及
び次のフィールド(又はフレーム)発生の間に上記中間
フィールド(又はフレーム)のピクセルデータのライン
を捨てる動作をする。したがって、記憶手段は、第2の
低解像度フォーマットの1フィールド(又はフレーム)
を記憶できる容量をもつだけでよい。
【0012】記憶手段が第1フォーマットのフィールド
(又はフレーム)ピクセルデータを記憶できる他の場合
には、アドレス発生手段に次の動作をさせる。 (a)書込みが選択されると、記憶手段に対し第1フォ
ーマットの1フィールド(又はフレーム)に対応するア
ドレスを順次発生する。 (b)読出しが選択されると、上記中間フィールド(又
はフレーム)の少なくとも上記能動部分の一部分を含
む、第2フォーマットのフィールド(又はフレーム)に
対応するアドレスを発生する。
【0013】この場合、更にかかる記憶手段を設け、記
憶制御手段により、一方の記憶手段に書込む間に他方の
記憶手段から読出すよう(又はその逆)に制御してもよ
い。こうすると、少なくとも変換の種類により本装置を
連続的に動作させることができる。
【0014】本装置は、記憶手段又はその中の1つに対
する書込みが選択されると、該記憶手段に対するアドレ
スを第1フォーマットのピクセルレートで発生し、記憶
手段又はその中の1つに対する読出しが選択されると、
該記憶に対するアドレスを第2フォーマットのピクセル
レートで発生するように構成できる。こうすると、本装
置の実時間動作が可能となる。
【0015】本装置はまた、格下げ変換モードの外に格
上げ変換モードの動作もできるものがよい。その場合の
動作は、次のようになる。記憶手段は、低精細度フォー
マットのピクセルデータの入力フィールド(又はフレー
ム)を記憶する。記憶制御手段は、記憶したピクセルデ
ータをダミーデータ(dummy data)と共に高
精細度フォーマットの中間フィールド(又はフレーム)
として出力し、ピクセルデータが中間フィールド(又は
フレーム)の連続的能動部分を占め、ダミーデータが該
中間フィールド(又はフレーム)の残りを占めるよう
に、記憶手段を制御する。処理手段は、中間フィールド
(又はフレーム)を、その能動部分を垂直及び水平方向
に拡大して高精細度フォーマットの出力フィールド(又
はフレーム)を作成し、そのピクセルデータが少なくと
も2方向の一方において該出力フィールド(又はフレー
ム)のほぼ全体にわたるように処理する。
【0016】格上げ変換モードでのみ動作する装置は、
未公開の英国特許出願第9100314.5号に記載さ
れており、この装置の特徴を、格下げ変換と格上げ変換
を選択的に行える装置にも持たせるのがよい。
【0017】上述した第2の課題を解決するため、本発
明方法は次のようなステップを含む。入力フィールド
(又はフレーム)の能動部分を垂直及び水平方向に圧縮
して、該能動部分が該フィールド(又はフレーム)の一
部分のみを占める、第1フォーマットの中間フィールド
(又はフレーム)を作ること、第1フォーマットのピク
セルデータの中間入力フィールド(又はフレーム)の能
動部分の少なくとも一部分を記憶すること、記憶したピ
クセルデータを第2フォーマットの出力フィールド(又
はフレーム)として、上記能動部分のピクセルデータが
少なくとも2方向の一方において上記出力フィールド
(又はフレーム)のほぼ全体にわたるように読出すこ
と。
【0018】第1及び第2フォーマットが異なるフィー
ルド(又はフレーム)縦横比をもつ場合には、圧縮ステ
ップにおいて、入力フィールド(又はフレーム)の能動
部分を郵便受けモードで圧縮し、該能動部分が一方の方
向において出力フィールド(又はフレーム)のほぼ全体
にわたり、ダミーデータが出力フィールド(又はフレー
ム)の少なくとも一端縁部を占めるようにする。或い
は、入力フィールド(又はフレーム)の能動部分を端縁
切取りモードで圧縮し、該能動部分が一方の方向におい
て出力フィールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたっ
て伸び且つ他方の方向において出力フィールド(又はフ
レーム)を越えて伸び、該能動部分の少なくとも一端縁
部が切取られるようにする。
【0019】或いは、入力フィールド(又はフレーム)
の能動部分をズームモードで圧縮し、該能動部分が一方
の方向において出力フィールド(又はフレーム)の全体
を越えて伸び且つ他方の方向において出力フィールド
(又はフレーム)より小さいか又は大きく伸びるように
する。これらのどのモードにおいても、圧縮ステップで
入力フィールド(又はフレーム)を異なる水平及び垂直
圧縮度で圧縮し、水平対垂直圧縮比を第1フォーマット
のピクセル縦横比の第2フォーマットのピクセル縦横比
に対する比に等しくするのがよい。或いは、入力フィー
ルド(又はフレーム)の能動部分を字幕モードで圧縮
し、能動部分が殆ど切取られることなく両方向において
出力フィールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるよ
うにしてもよい。本方法はまた、これらのモードのいず
れか1つの動作を選択するステップを含んでもよい。
【0020】1つの場合では、記憶ステップは、記憶手
段に対し、第1フォーマットのピクセルデータのフィー
ルド(又はフレーム)に対して断続的なアドレスのライ
ンを発生するステップを含み、読出しステップは、記憶
手段に対し、第2フォーマットのアドレスのラインに対
応する書込みアドレスのラインを順次発生するステップ
を含む。これにより、書込みアドレスの1ライン及び次
のラインを発生する間に、中間フィールド(又はフレー
ム)のピクセルデータのラインを部分的に廃棄し、書込
みアドレスの1フィールド(又はフレーム)及び次のフ
ィールド(又はフレーム)を発生する間に、中間フィー
ルド(又はフレーム)のピクセルデータのラインを廃棄
する。したがって、記憶手段は、第2の低精細度フォー
マットの1フィールド(又はフレーム)を記憶できる容
量をもつだけでよい。
【0021】他の場合では、記憶ステップは、記憶手段
に対し、第1フォーマットの1フィールド(又はフレー
ム)に対応するアドレスを順次発生するステップを含
み、読出しステップは、記憶手段に対し第2フォーマッ
トの1フィールド(又はフレーム)に対応するアドレス
を順次発生するステップを含む。これらの場合はいずれ
も、記憶ステップではアドレスを第1フォーマットのピ
クセルレートで発生し、読出しステップではアドレスを
第2フォーマットのピクセルレートで発生するのがよ
い。
【0022】本方法は更に、出力フィールド(又はフレ
ーム)のピクセルデータに同時データを加えるステップ
を含んでもよい。
【0023】本方法はまた、格下げ変換モードの動作と
格上げ変換モードの動作を選択するステップを含むのが
よく、格上げ変換モードを選択した場合、低精細度のピ
クセルデータの入力フィールド(又はフレーム)を記憶
し、その記憶したピクセルデータをこれにダミーデータ
を加えて高精細度の中間フィールド(又はフレーム)と
して読出し、前に記憶したデータが中間フィールド(又
はフレーム)の連続能動部分を占め、ダミーデータが中
間フィールド(又はフレーム)の残りを占めるように
し、中間フィールド(又はフレーム)の能動部分を垂直
及び水平方向に拡大して高精細度フォーマットの出力フ
ィールド(又はフレーム)を作成し、前に記憶したピク
セルデータが少なくとも2方向の一方において出力フィ
ールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるようにする
のがよい。
【0024】格上げ変換のみを含む方法は、未公開英国
特許出願第9100314.5号に記載されており、格
上げ変換を選択するとき、その方法のステップも設ける
のがよい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例及びその変形例を添付
の図面に従って説明する。図1に示す装置は従来精細度
の入力ライン10のCCIR・601・525ラインの
フォーマットのデジタルビデオ信号を格上げ変換して、
出力ライン12に高精細度SMPTE240Mフォーマ
ットのデジタルビデオ信号を出力するものである。この
入力信号のフォーマットは525本のライン、毎秒60
フィールド、2:1の飛越し走査でかつ各フレームが、
能動部分が水平方向に720個、垂直方向に486個の
ピクセルからなり、水平方向と垂直方向のフレーム縦横
比が4:3となるものであり、図2の縦方向にハッチン
グが施してあるフレームAによって示す。従って、入力
フレームの大きさはL×3L/4(ここでLは入力フレ
ームの幅)となることが理解されよう。同様に、各入力
ピクセルは4/720(水平方向):3/486(垂直
方向)、すなわち9:10となっていて、入力ピクセル
は正方形ではないことがわかる。出力信号のフォーマッ
トは1125本のライン、毎秒60フィールド、2:1
の飛越し走査、しかも各フレームは、能動部分が192
0個(水平方向)x1035個(垂直方向)のピクセル
が16(水平方向):9(垂直方向)のフレーム縦横比
にて配置されているものであり、図2のフレームDの垂
直なハッチングが施されている部分によって示されてい
る。ここで出力フレームの大きさはL′×9L′/16
(L′は出力フレームの幅)となることが理解されよ
う。同様に、各出力ピクセルの縦横比は16/1920
(水平方向):9/1035(垂直方向)、すなわち2
3:24となっている。このように、出力ピクセルは正
方形でないだけでなく、入力ピクセルとも異なった縦横
比となっている。
【0026】ライン10の各フレームはフォーマット変
換器14に入力され、ここからライン16に対応する中
間フレームを出力し、画像移動拡大器18に送られる。
ここからさらに出力フレームがライン12に出力され
る。ライン16上の中間フレームは、SMPTE240
Mのフォーマットであるが、入力フレームのピクセルデ
ータは、図2のフレームBの垂直にハッチングした部分
によって示されるように、中間フレームの部分、例えば
左上隅にのみ含まれていて、大きさが3L′/8(水平
方向)×243L′/920(垂直方向)で720個
(水平方向)×486個(垂直方向)のピクセルが含ま
れている。中間フレームBにある残りのデータはダミー
データであり、水平のハッチングによって示してある。
移動拡大器18においては、中間フレームBのピクセル
データは、図2のC及びGに示すように(tx 、ty )
だけ移動し、例えば図2のD、E、F及びHのフレーム
によって示すように、係数を(ex 、ey )として、フ
レームの座標値(960、518)のピクセルを中心と
して拡大処理される。フレームCに示す例では、移動量
(tx 、ty )は(600、275)であり、これによ
って能動ピクセルデータ(垂直方向にハッチングした部
分)をフレームの中央にもってくる作用をする。
【0027】フレームDは、フレームCを拡大係数(e
x 、ey )を(8/3、230/81)として拡大する
ことによってできたものである。水平方向の拡大係数を
8/3とすることによって能動部分の幅を720ピクセ
ルから1920ピクセルに増加させることができ、これ
でフレームの幅と等しくなる。垂直方向の拡大係数を2
30/81とすることによって能動部分の高さを486
ピクセルから1380ピクセルに増加させることがで
き、これで画像の縦横比はもとの値L′:(1380/
1035)×(9L′/16)、すなわち4:3に戻
る。しかし、この垂直拡大によって、フレームDの外側
にある画像の上辺と下辺の部分も拡大する作用があるの
で、フレームDの上と下の斜線を付した高さがそれぞれ
約172ピクセルの部分が切り取られる。
【0028】その他の方法としては、フレームEは、拡
大係数(ex 、ey )を(2、115/54)とするこ
とによって形成される。垂直方向の係数を115/54
をとすることによって能動部分の高さを486ピクセル
から1035ピクセルに増加させることができ、これで
フレームの高さと等しくなる。水平方向の拡大係数を2
とすることによって能動部分の幅を720ピクセルから
1440ピクセルに増加させることができ、これで画像
の縦横比はもとの値1440L′/1920:9L′/
16、すなわち4:3に戻る。しかしながら、この水平
方向の拡大ではフレームE全体にわたって能動部分を完
全に拡大するには至っていない。しかも、このため幅が
それぞれ240ピクセルとなっているフレームの左と右
の周辺部分は、フレームEの水平なハッチング部分によ
って示すように、ダミーデータによって構成されること
になる。フレームDからは若干の画像が消失しているこ
とに留意されたい。これはある場合には問題とならない
が、そうでない場合もある。この望ましからぬ側部がフ
レームEに形成されている。場合によってはこれらのフ
レームD及びEの間の拡張は問題とならず、フレームD
よりも消失画像が少なくて済み、フレームEよりも側部
が小さくて済む。フレームFはフレームCからの拡大係
数(ex 、ey )が(7/3、805/324)とな
る。水平方向の拡大係数7/3によって、能動部分の幅
を720ピクセルから1680ピクセルに増加させ、側
部のダミーデータの部分をそれぞれ120ピクセルの幅
にする。垂直方向の拡大係数805/324によって、
能動部分の高さは、486ピクセルから1207ピクセ
ルに増加し、これによって画像の縦横比はもとの値16
80L′/1920:(1207/1035)×(9
L′/16)、すなわち4:3となり、頂部と底部がそ
れぞれ高さにして86ピクセル分だけ切取られる。フレ
ームD、E及びFのそれぞれに関して、水平方向の拡大
率と、垂直方向の拡大率の比ex /ey は常に一定であ
り、108/115である。このことは、画像の幾何学
的配列を歪めないために必要である。拡大係数ex /e
y の値108/115は、CCIR・601・525ラ
インのフォーマットにおける9:10のピクセル縦横比
と、SMPTE240Mのフォーマットにおける23:
24のピクセル縦横比との比、すなわち(9/10)/
(23/24)=108/115である。
【0029】画像の歪みが問題とならない場合がいくつ
かある。例えば、比較的重要でない背景の入力フレーム
のほぼ全体にわたって字幕が表示され、字幕情報が消失
しないことが望まれ、出力フレームの側部の形成を回避
することが望まれるような場合である。これらの場合、
字幕のモードの操作は、能動部分が水平方向では720
ピクセルから1920ピクセルに拡大し、垂直方向には
486ピクセルから1035ピクセルに拡大するような
水平方向と垂直方向の拡大操作を採用する。このとき
は、拡大係数(ex 、ey )が(8/3、115/5
4)となることが要求され、水平方向の拡大係数ex が
(図2のフレームDにおける)端縁を切取りモードと同
様となり、垂直方向の拡大係数ey は(図2のフレーム
Eにおける)側部のモードのときと同様になる。
【0030】これまで説明してきた例においては、フレ
ームBとフレームCとの間の(tx、ty )=(60
0、275)の移動によって、能動部分がフレームCの
中央に位置するようになり、これによって、フレームD
とFにおいては頂部と底部が対称的に切り取られ、フレ
ームEとFにおいては右側と左側が対称的に切り取られ
ることになる。場合によっては、左右の部分を切り取る
ことによって非対称とすることが望まれる。フレームG
及びHは、出力画像の中に画像の底部がすべて含まれる
ことが求められ、頂部は切り取られても差障りがなく、
側部は表示されないことが求められるような場合を示し
ている。この場合、フレームGは(tx 、ty )=(6
00、214)の移動によって形成される(これにより
フレームGの能動部分の位置は、フレームCの場合と比
較して高くなる)。フレームGはここで拡大係数(ex
、ey )が(8/3、230/81)である拡大処理
を受ける(これはフレームCとDとの間の拡大と類似し
ている)。しかしながら、フレームGにおける能動部分
の位置変更によって、フレームHの能動部分はちょうど
フレーム全体にゆきわたり、切取りなしでフレームの底
部に至る。能動部分の頂部縁の部分の、高さが345ピ
クセル分のところが切り取られて、斜線を付した部分の
ようになる。これをパン及びスキャンモードの動作とい
う。
【0031】上述の例では、出力フレームの能動部分
は、(フレームEとFの)フレーム幅のいずれよりも狭
いか又はそれ(フレームDとH)と同じとなっている。
もし必要とあれば、水平の拡大係数をいっそう大きくし
てもよく(すなわちex を8/3よりも大きくする)、
これによって画像の上下の縁だけでなく左右の端縁も出
力フレームから切り取られる。また、入力画像の所望の
部分が出力フレームの中に表示されるように移動の座標
値(tx 、ty )を選択する。これをズームモードの動
作という。上述の例は、CCRI・601・525ライ
ン・フォーマットからSMPTE240Mフォーマット
への格上げ変換について考察したものである。この明細
書の冒頭にて言及したその他のフォーマットに関して
は、異なる移動(tx 、ty)と拡大(ex 、ey )が
必要になる。あらゆるフォーマットを考慮すると、フレ
ームの能動部分の大きさ(Px 、Py )、フレームの縦
横比Rf 、及びピクセルの縦横比Rp は下の表1のよう
になる。
【表1】 ピクセルの縦横比は、Rp =Rf ・Py /Px によって
与えられることに留意されたい。中間フレームの能動部
分をフレームの中央にもってくるのに必要とされる移動
(tx 、ty )は、(tx 、ty )=((Px ″−Px
′)/2、(Py ″−Py ′)/2)によって与えら
れ、ここで(Px ′,Py ′)及び(Px ″,Py″)
はそれぞれ入力フレームと出力フレームのピクセル寸法
である。このように、ここで検討している可能な変換に
関しては、必要な変換は下の表2によって与えられる。
【表2】 この表に与えられた移動は、出力フレームが入力フレー
ムに対してオフセットされていない場合に適用される。
与えられた値は、パンやスキャンが行われるときは変更
される。
【0032】側部の余剰部分のないように出力フレーム
を形成するのに必要な拡大係数(ex ′,ey ′)は
(ex ′,ey ″)=((Px ″/Px ′),(Px ″
Rp ″)/(Px ′Rp ′))によって与えられる。こ
こで、Rp ′、Rp ′はそれぞれ入力と出力のフォーマ
ットのピクセル縦横比である。このように、ここで検討
している考えられる変換に関しては、必要とされる変換
は下の表3によって与えられる。
【表3】
【0033】一方、出力フレームに切取り部分がちょう
どなくなるように形成するのに必要な拡大係数(ex
″、ey ″)は、(ex ″、ey ″)=((Py ″Rp
′)/(Py ′Rp ″),(Py ″/Py ′))によ
って与えられる。このように、ここで検討している考え
られる変換に関しては、必要とされる拡大は下の表4に
よって与えられる。
【表4】 さらに、字幕モードの出力フレームを形成するのに必要
とされる拡大係数(ex ′、ey ″)は、(ex ′、e
y ″)=((Px ″/Px ′)、(Py ″/Py ′))
となる。このように、ここで検討している可能な変換に
関しては、必要な拡大は下の表5によって与えられる。
【表5】 上述の構成においては、中間フレームBの中の能動部分
はフォーマット変換器14によってフレームの隅に配置
され、移動拡大器18は、能動部分をフレーム(フレー
ムCとG)の中央か又はこれの近傍に移動させ、次にこ
の能動部分をフレームの中央を拡大の中心として拡大す
る。
【0034】ひとつの代替実施例では、フレームBの能
動部分は、フォーマット変換器によってフレームの中央
に位置させる。このように、図2におけるフレームと似
たフレームが直接形成され、対称的な切取り、側部の余
剰部分、及びその他の効果を伴ったフレームD,E及び
Fを形成するにあたって拡大とは反対の移動は必要でな
くなる。フレームGのような非対称なフレームを形成す
るには、移動拡大器18によって小量の移動処理をする
必要がある。他の代わりの実施例では、中間フレームの
能動部分は、図2のフレームBに示すようにフレームの
隅に配置される。しかし、移動拡大器18は、この能動
部分を個別に移動し拡大するわけではない。その代わ
り、移動拡大器18は、能動部分をフレームの中心とは
一致しない点を拡大の中心として拡大処理を行う。例え
ば、もし図2のフレームBを拡大係数(ex 、ey )=
(8/3、230/81)としてフレームの左上隅を拡
大の中心として拡大処理すると、その結果は、切り取ら
れる周辺部分がフレームの頂上部ではなく底部になる点
を除外すればフレームHに示すようなものとなる。
【0035】図1に示すように、フォーマット変換器1
4及び移動拡大器18は、システムコントローラ20に
よって、フォーマット変換器14及び移動拡大器18に
信号を供給することによって制御され、その入力と出力
のフォーマット、移動と拡大の処理及びダミーデータの
値が制御される。別の方法としては、これらのパラメー
タを手動作にて直接設定してもよく、プリセットしてお
いたり固定配線しておいてもよい。
【0036】図3は、フォーマット変換器の詳細を示す
図である。ライン10の入力信号は制御データ入力スイ
ッチ22に供給されるとともに、同期デコーダ24に供
給され、ここで入力信号の中から水平と垂直の同期信号
が検出され、セレクタ26にタイミング信号が供給さ
れ、アドレス発生器34、40に対して書き込みと読み
出しを行う。このタイミング信号は、さらに同期フォー
マッタ28に供給され、ここからライン16を通じて同
期信号が出力信号に付加される。セレクタ26はデータ
入力スイッチ22を制御し、入力ピクセルデータの経路
を一方のフィールドメモリ300 のデータ入力端子か又
は他方のフィールドメモリ301 のデータ入力端子に接
続する。セレクタ26は制御可能の書き込みアドレスス
イッチ32を制御し、書き込みアドレスが書き込みアド
レス発生器34から同様なフィールドメモリ300 又は
301 のアドレス入力端子に送られるようにする。フォ
ーマット変換器14はセレクタ26によって制御される
データ出力スイッチ36を含んでおり、これがフィール
ドメモリ300 又は301 から読み出したデータを書き
込むことなくライン16に送る。セレクタ26は、制御
可能の読み出しアドレススイッチ38を制御し、読み出
しアドレス発生器40から読み出した読み出しアドレス
を、読み出しが行われているフィールドメモリ300 及
び301 のアドレス入力端子に供給する。このセレクタ
は、読み出し書き込みイネーブル制御信号をフィールド
メモリ300 、301 に供給する。アドレス発生器3
4、40及びセレクタ26は、システムコントローラか
ら入力信号のフォーマットのタイプと出力信号のフォー
マットに求められるタイプを示した制御信号を受信す
る。図3は、ピクセルデータの流れ及びアドレスデータ
の流れの表示を助けるための概略図である。実際はデー
タ入力スイッチ22は省略してもよく、入力ライン10
はフィールドメモリ300 、301 に直接接続してもよ
い。なぜなら各フィールドメモリは、読み出し操作が選
択されているときはライン10の入力データは無視され
るからである。さらに、フィールドメモリはトライステ
ート(3状態)の出力を持ってもよく、この場合データ
の出力スイッチ36は余剰となる。さらに、アドレスス
イッチ32、38は、フィールドメモリが書き込みアド
レス及び読み出しアドレスに関して個別の入力端子を具
えている場合は、省略してもよい。
【0037】図3に示すフォーマット変換器の動作は、
毎秒4フィールドD2・535ラインのフォーマットか
らSMPTE240Mのフォーマットへと変換する場合
について説明する。各入力フレームがライン10に入力
されるにつれて、フレームの奇数フィールドはフィール
ドメモリ300 に書き込まれ、偶数フィールドはフィー
ルドメモリ301 に書き込まれる。奇数フィールドがフ
ィールドメモリ300に書き込まれいる間、前のフィー
ルドの偶数フィールドはフィールドメモリ301 から読
み出され、ライン16に出力される。また、各フレーム
の偶数フィールドがフィールドメモリ301 に書き込ま
れている間、同じフレームの奇数フィールドがフィール
ドメモリ300 から読み出され、ライン16に出力され
る。
【0038】入力ピクセルは14.3MHz(NTSC
の副搬送波の4倍)のレートにて入力し、従って書き込
みのためには書き込みアドレス発生器34はこのレート
にて順次書き込みアドレス(Px 、Py )を発生する。
フレームの偶数フィールドのためのデータの書き込みア
ドレスは、下の表6に示すようにインクリメントされ
る。
【表6】 いくらか類似した方法であるが、フレームの奇数フィー
ルドのためのデータの書き込みアドレスは下の表7のよ
うにインクリメントされる。
【表7】
【0039】出力ピクセルはピクセルレート74.25
MHzにて形成されることが必要であり、ダミーピクセ
ルデータは各ラインの後半部分及び各フィールドの後半
部分に形成されることが必要である。このダミーデータ
は、例えば(0、486)のような各フィールドメモリ
300 、301 の特定位置にあるダミーデータエレメン
トを前もって記憶しておくことによって形成する方法
と、ダミーデータをいつ出力するかに関係なくその位置
を指定する方法のいずれで作成してもよい。さもなけれ
ばフィールドメモリ300 、301 は、そのいずれかが
高精細度フォーマットの1フィールド分の容量(すなわ
ち、SMPTE240Mフォーマットにおいて1920
ピクセルx1035ピクセル)を持つものであってもよ
い。また、ダミーデータは各フィールドメモリ300 、
301 の入力データが書き込まれていない部分にあらか
じめ記憶させておいてもよい。
【0040】第1の場合、書き込みアドレス発生器40
によって提供される書き込みアドレスは、各フレームの
偶数フィールドに関して下の表8に示すような方法によ
ってインクリメントされる。
【表8】 同様に、読み出しアドレス発生器40によって提供され
る読み出しアドレスは、各フレームの奇数フィールドに
関して下の表9のようにインクリメントされる。
【表9】 第2の場合、読み出しアドレス発生器40によって提供
される読み出しアドレスは、各フレームの偶数フィール
ドに関して下の表10に示すような方法にてインクリメ
ントされる。
【表10】 同様に、読み出しアドレス発生器40によって提供され
る読み出しアドレスは、各フレームの奇数フィールドに
関して下の表11のようにインクリメントされる。
【表11】 上の表では、破線の右及び(又は)下はダミーデータを
含んでいる。
【0041】上の表において、アドレスは画像における
ピクセル位置と関連しているが、フィールドメモリのR
AMは必ずしもこの方法で組織する必要はなく、ピクセ
ルアドレスとRAMアドレスとの間で変換を行ってもよ
い。例えば、表8と9の要領を用いるとすると、偶数及
び奇数のフィールドメモリに関するRAMアドレスAは
次式により与えられる。 A=Px +(1024Py /2) ‥‥奇数 A=Px +(1024(Py −1)/2) ‥‥偶数 この場合、Py が9ビットの数Py8〜Py0を表してお
り、Px が10ビットの数Px9〜Px0を表す場合、この
変換は、単純にPy の最上位8ビットPy8〜Py1をRA
MアドレスAの最上位8ビットA17〜A10として供給
し、Px の10ビットPx9〜Px0をRAMアドレスAの
最下位10ビットA9 〜A0 として供給することによっ
て達成される。したがって、この場合各フィールドメモ
リ300 、301 のRAMは、2の18乗、すなわち2
56キロピクセルの容量を持っていることが必要であ
る。この装置がCCIR・601・625ラインのフォ
ーマット、すなわち4fsc・625D2フォーマット
からの変換が可能で、これらのそれぞれに対してフィー
ルドの中で垂直方向に288ピクセル存在する場合は、
Pyは10ビットの数Py9〜Py0によって表すことがで
き、このうちPy9〜Py1の9ビットが用いられ、この場
合各フィールドメモリ300 と301 は2の19乗の容
量、すなわち0.5メガピクセルとなることが必要であ
る。
【0042】表10及び11に従うと、偶数及び奇数の
フィールドメモリに対するRAMアドレスAは次式で与
えられる。 A=Px +(2048Py /2) ‥‥奇数 A=Px +(2048(Py −1)/2) ‥‥偶数 Px とPy とがそれぞれ11ビットの数Py10 〜Py0及
びPx10 〜Px0として表現されている場合、この変換
は、単純にPy の最上位10ビットPy10 〜Py1をRA
MアドレスAの最上位10ビットA20〜A11として供給
し、Px の11ビットPx10 〜Px0をRAMアドレスA
の最下位11ビットA10〜A0 として供給することによ
って達成される。したがって、各フィールドメモリ30
0 、301 のRAMは、2の21乗、すなわち2メガピ
クセルの容量を持っていることが必要である。
【0043】ピクセルアドレスとRAMアドレスとの間
の変換は別の形式に従って行ってもよい。すなわち、ア
ドレス発生器34、40はフィールドメモリ300 、3
01によって直接用いられるアドレスを発生することが
求められる。ある場合には、例えば図2に示すフレーム
E及びFのような移動拡大器18からのフレーム出力の
なかにダミーデータが現れる。したがって、ダミーデー
タは背景色を提供するように例えば黒などを適当に選択
し、上述の第2の場合のような背景パターンとする。こ
のように、フォーマット変換器14の初期化時において
は、データ入力スイッチ22は(図示しない)第3及び
第4の位置に動き、背景のピクセルデータは、システム
コントローラ20から第1及び第2のフィールドメモリ
300 、301 に供給されるようにし、書き込みアドレ
ス発生器34は上述の第1の場合はアドレス(0、48
6)を発生するように制御され、上述の第2の場合には
720<=Px <=1919で486<=Py <=10
34のアドレス範囲で必要とされるすべての背景データ
を発生するように制御される。このように処理される
と、(図2の)フレームBの能動部分は、フォーマット
変換器14によってフレームの中央に配置される。
【0044】図4は上述の装置を採用したシステムのあ
らましを示した図であり、525ライン60毎秒フィー
ルドの従来精細度のフォーマットから1125ライン毎
秒60フィールドの高精細度フォーマットへの変換に用
いられる。従来精細度のデジタル信号はライン10を経
てフォーマット変換器14に、従来精細度のデジタルビ
デオテープレコーダ(DVTR)42から、あるいは他
のライン44上のデジタルソースから、さらにはアナロ
グデジタル変換器48を介してアナログビデオテープレ
コーダ(AVTR)46から供給される。フォーマット
変換器14からライン16に出力された中間精細度フレ
ームは、移動拡大器18に選択的に直接供給されてもよ
く、又は高精細度DVTR(HDDVTR)50を介し
てもよい。ライン12の移動拡大器18からのフレーム
出力は、HDDVTR52そのほかに供給されてもよ
い。フォーマット変換器14及び移動拡大器18を制御
することに加えて、システムコントローラ20は入力D
VTR42、入力AVTR46、中間HDDVTR5
0、及び出力HDDVTR52も制御し、テープの開始
と終了の位置を設定する。
【0045】CCIR601・525ラインフォーマッ
ト又は4fsc・D2・525ラインフォーマットから
SMPTE240Mフォーマットへの変換、あるいはC
CIR・601・625ラインフォーマット又は4fs
c・D2・625ラインフォーマットからヨーロッパの
HDTVフォーマットへの変換においては、フィールド
レートやフレームレートには実質的な変化はなく、それ
ゆえ時間上の変換は考慮する必要がない。(NTSC信
号の適当なフィールドレート60Hzよりも0.1%遅
く、59.94Hzであるが、変換器はオフラインで動
作するので、なんの悪影響もなく入力と出力は60Hz
と59.94Hzにロックされる。)入力フォーマット
が50毎秒フィールド2:1の飛越し走査のものから出
力フォーマットが毎秒60フィールド2:1の飛越し走
査のものへと変換する場合、又はこの逆のとき、時間変
換の必要性は無視される。例えばもとの素材が靜的な画
像、靜的な背景又は靜的な字幕の場合である。ところが
その他の場合、時間変換を考慮に入れることが必要であ
る。それにも拘らずスクロールする字幕、パンされる背
景、コンピュータで発生させた情景のような素材の場
合、ソース素材の動きは出力素材に要求される動きより
も5/6のレートで遅く発生するか6/5だけ速く発生
することになり、結果的に時間変換が行われる。
【0046】図5は上述の装置を採用したシステムの概
略を示すものであり、625本毎秒50フィールドの従
来精細度フォーマットから1125本毎秒60フィール
ドの高精細度フォーマットに変換するのに用いるもので
ある。図4の場合のように、従来の精細度のデジタル信
号はライン10を通じてフォーマット変換器14へと、
選択的に従来の精細度のデジタルビデオテープレコーダ
(DVTR)42、その他のライン44上のデジタルソ
ースあるいはアナログデジタル変換器(ADC)48を
通じてアナログビデオテープレコーダ(AVTR)46
から供給されてよい。中間精細度フレームは、フォーマ
ット変換器14からライン16′と高精細度デジタルフ
レームレコーダ(HDDFR)54を介してHDDVT
R56へと送られる。動作の第1段階にて、これまで述
べてきた図5のシステムの一部分はバースト間欠モード
にて動作する。すなわち、入力フレームのバーストは、
選択されたソースからフォーマット変換器14を経てH
DDFR54にソース毎秒50フィールドのレートにて
供給される。そしてHDDFR54に記憶されている中
間フレームは毎秒60フィールドのレートにてHDDV
TR56に送られ、従来の速度にて記録される。この動
作はソース素材すべてが変換されるまで繰り返される。
そこで第2の動作段階では、HDDVTR56によって
記録された中間フレームは通常速度にて再生され、ライ
ン16″上に移動拡大器18へと供給され、さらにHD
DVTR52その他へと供給される。
【0047】図5のシステムのひとつの変形例では、H
DDFR54は、システムコントローラ20によって制
御される1対のHDDFR及びマルチプレクサによって
置き換え、一方のHDDFRによってフレームのひとつ
のバーストがHDDVTR56へと出力されている間、
フレームの次のバーストが他方のHDDFRによって記
録され、またその逆もなされるようにしてもよい。こう
することによってDVTR42が連続的に作動し、毎秒
50フィールド従来精細度のフォーマットから毎秒60
フィールド高精細度のフォーマットへと変換する場合変
換器14を連続的に作動させることができる。別の方法
としては、毎秒60フィールド従来の精細度のフォーマ
ットから毎秒50フィールド高精細度フォーマットに変
換する場合に、HDDVTR56によって連続的に記録
できるようになる。これらの効果は異なるフィールドを
同時に再生し又は記録することのできるHDDFR54
を用いることによって得ることができる。
【0048】図5の別の変更例としては、図6に示すよ
うに、フォーマット変換器14の下流のHDDFR54
の代わりに、フォーマット変換器14の上流に従来精細
度のデジタルフレームレコーダ(CDDFR)54′を
設けてもよい。この場合、入力フレームのバーストは、
選択されたソースからCDDFR54′へと毎秒50フ
ィールドのレートにて入力され、次にCDDFR54′
に記憶されていたフレームが毎秒60フィールドにてフ
ォーマット変換器14を経てHDDVTR56に供給さ
れ、ここで通常の速度にて記録される。図5の構成にあ
るように、この処理手順はすべてのソース素材が変換さ
れるまで繰り返される。別の観点では、図6のシステム
は図5のシステムと類似している。従って、図6のひと
つの変形例では、CDDFR54′は、システムコント
ローラ20によって制御される1対のCDDFR及びマ
ルチプレクサによって置き換え、一方のCDDFRによ
ってフレームのひとつのバーストがフォーマット変換器
14へと出力されている間、フレームの次のバーストが
他方のCDDFRによって記録され、またその逆もなさ
れるようにしてもよい。
【0049】(図5における)HDDFR54又は(図
6における)CDDFR54′を用いる代わりに、HD
DVTR56を用いてもよく、これをスタント(stu
nt)モードにて作動させ、毎秒50フィールドにて記
録し、毎秒60フィールドにて再生してもよい。(図
5)のHDDFR54はソニーのHDDF−500によ
って構成してもよい。この移動拡大器18は既知のデジ
タルビデオ効果装置(デジタルマルチ効果ユニットと呼
ばれている)によって実施されており、これも既知の方
法によってデジタルビデオデータのフィールドに対して
拡大、圧縮、パン、クリッピング及び一部重ね書きの処
理をしてもよい。これに関連した文献としては、例えば
ケー・ブレア・ベンソンの「テレビジョン・エンジニア
リング・ハンドブック」(1986年ニューヨークマグ
ローヒル社刊行、14章)がある。システムコントロー
ラは、ソニーBVE9000のようなエディット(編
集)コントローラを用いている。
【0050】この装置、システム及び上述の方法に関し
ては多くの変更、改良が可能である。例えば、上記の説
明では2:1の飛越し走査のビデオ信号フォーマットを
考慮してきたが、本発明はプログレッシブ走査から形成
された素材にも同様に適用されるものである。精細度と
データレートとを維持するためには、フィールドメモリ
300 、301 はこの場合フィールド1個を記憶可能で
あるだけではだめで、ビデオ信号のフレーム全体を記憶
可能であることが求められる。さもなければ上述の場合
と同様の容量のものを用いてもよいが、データレートは
圧縮し、これによって精細度も低下させることになる。
上記の説明は、従来精細度のデジタルビデオ入力信号を
格上げ変換して高精細度デジタルビデオ信号を出力する
方法と装置についてであった。以下の説明は高精細度デ
ジタルビデオ信号を格下げ変換して従来精細度のデジタ
ルビデオ信号を出力する方法と装置に関する。
【0051】図7の装置は、信号がフォーマット変換器
14を通過する前に移動圧縮器18を通過する点を除け
ば図1の装置と全体的には似通っている。移動圧縮器1
8は、入力ビデオ信号の各フレームの能動部分を圧縮す
るモードにて作動することを除けば図1における移動拡
大器18といくらか似通っている。フォーマット変換器
14は、異なるアドレス方法を用いている点を除けば、
図1及び3のフォーマット変換器14と同一の構成のも
のでよい。さらに、図7のフォーマット変換器14を格
下げ変換にのみ用いるときは、フィールドメモリ300
、301 は小さいものでもよく、ひとつの従来精細度
のフィールドに関して能動画像データを記憶できるよう
なものが最小限度の大きさとなる。
【0052】図7では、ライン10の各入力フレームは
移動圧縮器18に入力され、これがライン16を介して
対応する中間フレームをフォーマット変換器14へと供
給し、さらにこれがライン12に出力フレームを出力す
る。ライン10の入力フレームは、例えばSMPTE2
40Mのフォーマットでもよく、これを図8のフレーム
Iに示す。ライン16の中間フレームはSMPTE24
0Mフォーマットである。しかし、入力フレームのピク
セルデータは中間フレームの一部にのみ含まれている。
例えば、図8のフレームJ,K,Lにおける右上から左
下への斜線を付した部分によって示されるように中間フ
レームの中央部分に含まれる。フレームJは圧縮係数
(ex, ey )を(1/2、54/115)として(9
60、517)の位置にあるフレームの中央のピクセル
を中心として圧縮することによって得られる。従ってフ
レームJの能動部分のピクセルは、フレームJの右上か
ら左下に延びる斜線を付した領域の480≦x≦143
9及び274≦y≦759によってアドレスされる。中
間フレームJの残りの部分は、左上から右下へ延びる斜
線を付した部分に示すようにダミーデータによって満た
される。
【0053】一方、フレームKはフレームIの(96
0、517)における中央ピクセルを中心に圧縮係数
(ex, ey )を(3/8、81/230)として圧縮
することによって形成してもよい。このように、フレー
ムKの能動部分のピクセルは600≦x≦1319及び
335≦y≦698であり、フレームKにおける能動部
分の寸法は720ピクセルと364ピクセルとなる。さ
らに、図8のフレームLはフレームIの(960、51
7)における中央ピクセルを中心に圧縮係数(ex, e
y )を(3/8、54/115)として圧縮することに
よって形成される。このように、フレームLの能動部分
のピクセルは660≦x≦1319及び274≦y≦7
59によって与えられ、この能動部分の寸法は、720
ピクセルと486ピクセルになる。
【0054】出力フレームM、N、Oのおのおのは、中
間フレームJ,K,Lのそれぞれと同様の方法にて形成
され、600≦x≦1319及び274≦y≦759の
範囲のピクセルを中間フレームJ,K,Lから出力する
ことによって形成される。出力フレームM、N、Oはみ
な720ピクセルと486ピクセルの寸法を持っている
ことに留意されたい。フレームMに関しては能動部分の
左右の縁の部分のおよそ120ピクセル分が切り取られ
るが、この能動部分の高さはフレームMの高さと同一で
ある。このように、フレームI及びJの間で圧縮係数
(ex, ey )を(1/2、54/115)として圧縮
することによって端縁が切り取られたフレームMが形成
される。一方、出力フレームNに関しては、能動部分の
幅(720ピクセル)は出力フレームNの幅と同一であ
るが、能動部分の高さ(364ピクセル)は、出力フレ
ームNの高さよりも低い。このため、上部と底部のおよ
そ61ピクセル分が左上から右下への斜線を付した部分
に示すようにダミーデータによって形成される。従って
フレームI及びKの間で圧縮係数(ex, ey )を(3
/8、81/230)として圧縮することによって郵便
受け形状の出力フレームNが形成される。
【0055】フレームOに関しては、能動部分の幅(7
20ピクセル)及び能動部分の高さ(486ピクセル)
は、出力フレームの幅と高さと同一である。従って端縁
の切取りはなく画像が郵便受けのような形状になること
もない。このように、入力フレームI及び中間フレーム
Lの間で圧縮係数(ex, ey )を(3/8、54/1
15)として圧縮することによって字幕モードの出力フ
レームOが形成される。
【0056】端縁が切り取られたフレームM及び郵便受
け形状のフレームNに関しては、画像が歪むことはな
い。これは水平方向の圧縮率と垂直方向の圧縮率の比e
x /ey が115/108となっていて、これはSMP
TE240Mフォーマットにおけるピクセル縦横比の2
3:24と、CCIR・601・525ラインのフォー
マットのピクセル縦横比である9:10との比に等しい
からである。一方字幕モードの出力フレームOは、垂直
方向に引き延ばされるが、字幕その他を表示する場合は
大抵差障りがない。上述の3モードの動作では、ズーム
モードを実現するために圧縮係数(ex,ey )を別途設
定してもよい。しかし出力画像を歪めたくないのであれ
ば、この比ex /ey は115/108に保たなければ
ならない。さらに入力フレームIと中間フレームとの間
の圧縮処理は、入力フレームIの中央である中心ピクセ
ル(960、517)を中心に行う必要はない。このた
め、パンやスキャンモードの動作が可能である。
【0057】上述の例は、SMPTE240Mフォーマ
ットからCCIR・601・525ラインのフォーマッ
トへの格下げ変換の場合を考慮したものである。この明
細書の冒頭にて言及したその他のフォーマット間での格
下げ変換に関しては、異なる圧縮係数(ex, ey )が
求められる。例えば出力フレームが、端縁は切り取られ
ているが郵便受けのような形状にはならないように形成
するための圧縮係数(ex′, ey′)は、(ex′, e
y′)=((Py″・Rp′)/(Py′・Rp″), (P
y″/Py′))によって与えられる。ここで上記の表1
に与えられているように、(Px′,Py′)(Px″,
Py″)は、それぞれ入力と出力フレームのピクセルの
寸法であり、Rp′及びRp″はそれぞれ入力と出力フレ
ームのフレームのピクセル縦横比である。このように、
ここで考えられる可能な変換に関しては、下の表12の
ような圧縮が必要となる。
【表12】 郵便受け形状であって切取りが起こらない出力フレーム
をつくるには、圧縮係数(ex″, ey″)は次のように
なる。(ex″, ey″)=((Px ″/Px ′),(P
x ″・Rp ″)/(Px ′・Rp ′))このように、こ
こで検討している可能な変換に関しては、必要な圧縮は
下の表13によって与えられる。
【表13】 また字幕モードの出力フレームを形成するのに必要とな
る圧縮係数(ex″,ey′)は、(ex″, ey′)=
((Px ″/Px ′),(Py ″/Py ′))により与
えられる。このように、ここで検討している可能な変換
に関しては必要な拡大は下の表14のように与えられ
る。
【表14】
【0058】SMPTE 240M高精細度フォーマッ
トからCCIR・601・525ラインのフォーマット
への格下げ変換では、フォーマット変換器14は、読み
出しと書き込みのアドレス発生技術が異なる点を除けば
図3を参照して説明した方法とかなり似通っている。入
力ピクセルは74.25MHzのピクセルレートにて供
給される。これらのピクセルの多くはフィールドメモリ
300 、301 への書き込みを不能にすることによって
廃棄され、高精細度の入力フレームに関連した600≦
x≦1319及び274≦y≦759の範囲にあるこれ
らのピクセルのみが記憶されるのである。これを達成す
るためには、中間フレームの偶数フィールドの書き込み
アドレスは、下の表15のようにインクリメントする。
【表15】 この表ではDはフィールドメモリの書き込み不能部分を
示している。例えば書き込みは最初の(1920×13
7)+600=263640ピクセルに関して書き込み
不能とされている。そこで入力フレーム(又は出力され
るべきフレームに対するライン0)274ラインの72
0ピクセルが書き込まれる。次に、600+600=1
200ピクセルの書き込みが不能とされる。次に、入力
フレーム(出力されるべきフレームに対する)に対する
276本のラインの720ピクセルが書き込まれる、と
いうように処理が続く。同様に中間フレームの奇数フィ
ールドに関する書き込みアドレスは、下の表16のよう
にインクリメントする。
【表16】 図3を参照して説明したように、入力フィールドがフィ
ールドメモリ300 、301 のうちのいずれかに書き込
まれているとき、フィールドメモリ300 、301 のう
ちの他方にまえもって記憶されているフィールドが読み
出され出力される。CCIR・601・525ラインの
フォーマットに格下げ変換するときは、読み出しアドレ
ス技術は、表6及び7を参照して説明したアドレス技術
と同一である。上述のアドレス技術に関しては、フィー
ルドメモリ300 、301 それぞれの容量は、従来精細
度のフォーマットにおける1フィールド分を記憶するこ
とが出来る程度で十分である。高精細度のフォーマット
の1フィールド分を記憶できるフィールドメモリをそれ
ぞれ用いるときは、各中間フィールドのピクセルデータ
のすべてを関連のフィールドメモリに記憶し、記憶した
フィールドのうち適当な部分だけを読み出すように、ア
ドレス方法を単純化することができる。この場合、偶数
及び奇数フィールドに対する書き込みアドレスはそれぞ
れ下の表17及び18に示すようにインクリメントす
る。
【表17】
【表18】
【0059】さらに、書き込みアドレスは偶数及び奇数
のフィールドのために下の表19、20に示すような方
法でインクリメントしてもよい。
【表19】
【表20】 図4から6を参照して上述した格上げ変換装置は、下記
の処置によって格下げ変換に変更してもよい。 (1)図4から6のフォーマット変換器14を図7及び
8の移動圧縮器18で置き換える。 (2)図4から6の移動拡大器18を図7及び8のフォ
ーマット変換器14に置き換える。 (3)移動圧縮器18の上流に、従来の精細度のもので
はなく、高精細度用のユニット42、46、48を設け
る。 (4)フォーマット変換器の下流に高精細度のものでは
なく、従来の精細度のユニット52を設ける。
【0060】このように、フィールド又はフレームレー
トの変更を扱う時間変換が格下げ変換のなかで処理でき
る。時間変換を扱う代替方法は図9に示してあり、フォ
ーマット変換器14と出力との間に従来の従来の精細度
の規格変換器60を設けている。例えば、イギリス国サ
リー,チェシントンのAVSブロードキャスト(アベス
コPLC会社)から入手可能な「ADAC」又は「IS
IS」変換器を用いてもよい。該変換器60はCCIR
・601・525ラインと625ラインのフォーマット
の間の変換、又は4fsc525D2のフォーマットと
4fsc625D2のフォーマットとの間の変換を、フ
ィールドレート又はフレームレートの変換も含めて行う
ことができる。このように、例えばSMPTE240M
の高精細度フォーマットからCCIR・601・625
ライン従来精細度フォーマットに変換するときは、まず
移動圧縮器18及びフォーマット変換器14が毎秒60
フィールドの入力信号をCCIR・601・525ライ
ンフォーマットにフィールドレートを60Hzのままで
変換し、次に規格変換器60によってこの信号をフィー
ルドレート50Hzの状態でCCIR・601・625
ラインのフォーマットに変換する。以上のように、格上
げ変換のための装置と格下げ変換のための装置に関して
説明してきたが、格上げ変換と格下げ変換とが選択的に
可能となるような単一の装置を構成してもよい。この装
置の例は図10及び11に示してあるが、これにそれぞ
れ格下げ変換及び格上げ変換のための装置のスイッチ6
2aから62gを通る信号経路を示す。
【発明の効果】本発明によって、高精細度のフォーマッ
トから従来の精細度のフォーマットに変換することがで
きるとともに、その逆もなしうるような装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】格上げ変換装置の基本的なブロック図である。
【図2】図1の装置の中で現れる様々なフレームを示す
説明図である。
【図3】図1の装置の一部をなすフォーマット変換器の
例を示すブロック図である。
【図4】525ライン毎秒60フィールドのビデオ信号
を1125ライン毎秒60フィールドのデジタルフォー
マットに格上げ変換する装置の例を示すブロック図であ
る。
【図5】625ライン毎秒50フィールドのビデオ信号
を1125ライン毎秒60フィールドのデジタルフォー
マットに格上げ変換する装置の例を示すブロック図であ
る。
【図6】図5の装置の変形例を示すブロック図である。
【図7】格下げ変換装置の基本的なブロック図である。
【図8】図7の装置に現れる様々なフレームを示す説明
図である。
【図9】時間変換を含む格下げ変換装置の例を示すブロ
ック図である。
【図10】格上げ及び格下げ変換装置の動作を示すブロ
ック図である。
【図11】格上げ及び格下げ変換装置の動作を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
12 移動拡大器 14 フォーマット変換器 18 移動圧縮器 20 システムコントローラ 60 規格変換器

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルビデオ信号を第1の精細度のフ
    ォーマットからこれより低い第2の精細度のフォーマッ
    トに格下げ変換する装置であって、 入力フィールド(又はフレーム)の能動部分を垂直及び
    水平方向に圧縮して、該能動部分が該フィールド(又は
    フレーム)の一部分のみを占める、上記第1フォーマッ
    トの中間フィールド(又はフレーム)を作成するよう
    に、上記入力フィールド(又はフレーム)を処理する手
    段と、 上記第1フォーマットのピクセルデータの中間フィール
    ド(又はフレーム)を受入れる記憶手段と、 上記中間フィールド(又はフレーム)の能動部分の少な
    くとも一部分を記憶し、記憶ピクセルデータを上記第2
    フォーマット1のフィールド(又はフレーム)として出
    力し、該能動部分のピクセルデータが上記2方向の少な
    くとも一方において上記出力フィールド(又はフレー
    ム)のほぼ全体にわたって伸びるように、上記記憶手段
    を制御する記憶制御手段とを具えたデジタルビデオ信号
    フォーマット変換装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2フォーマットが異なる
    フィールド(又はフレーム)縦横比を有し、 上記処理手段が、郵便受けモードにおいて上記入力フィ
    ールド(又はフレーム)の能動部分を、該能動部分が一
    方の方向において上記出力フィールド(又はフレーム)
    のほぼ全体にわたって伸び、且つダミーデータが該出力
    フィールド(又はフレーム)の少なくとも一端縁部を占
    めるように圧縮する動作をする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2フォーマットが異なる
    フィールド(又はフレーム)縦横比を有し、 上記処理手段が、端縁切取りモードにおいて上記入力フ
    ィールド(又はフレーム)の能動部分を、該能動部分が
    一方の方向において上記出力フィールド(又はフレー
    ム)のほぼ全体にわたって伸び且つ他方の方向において
    該出力フィールド(又はフレーム)を越えて伸び、該能
    動部分の少なくとも一端縁部が切取られるように圧縮す
    る動作をする請求項1又は2の装置。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2フォーマットが異なる
    フィールド(又はフレーム)縦横比を有し、 上記処理手段が、ズームモードにおいて上記入力フィー
    ルド(又はフレーム)の能動部分を、該能動部分が一方
    の方向において上記出力フィールド(又はフレーム)の
    全体を越えて伸び且つ他方の方向において該出力フィー
    ルド(又はフレーム)より小さく又は大きく伸びるよう
    に圧縮する動作をする請求項1ないし3のいずれか1項
    の装置。
  5. 【請求項5】 上記処理手段は、状況に応じ郵便受け、
    端縁切取り又はズームのモードにおいて上記入力フィー
    ルド(又はフレーム)を、水平の垂直に対する圧縮比が
    上記第1フォーマットのピクセル縦横比の上記第2フォ
    ーマットのピクセル縦横比に対する比に等しくなるよう
    に、異なる水平及び垂直圧縮度で圧縮する動作をする請
    求項2ないし4のいずれか1項の装置。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2フォーマットが異なる
    フィールド(又はフレーム)縦横比を有し、 上記処理手段が、字幕モードにおいて上記入力フィール
    ド(又はフレーム)の能動部分を、該能動部分が両方向
    において殆ど切取られることなく上記出力フィールド
    (又はフレーム)のほぼ全体にわたるように圧縮する動
    作をする請求項1ないし5のいずれか1項の装置。
  7. 【請求項7】 上記処理手段は、どのモードで動作する
    かを選択する手段を含む請求項2ないし6のいずれか1
    項の装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶制御手段は、上記記憶手段に対
    する書込み及び読出しを選択する手段と、該記憶手段に
    対するアドレスを発生する手段とを有し、 該アドレス発生手段は、 書込みが選択されると、上記第1フォーマットのアドレ
    スの部分的ラインに対応するアドレスのラインを断続的
    に発生し、 読出しが選択されると、そのフィールド(又はフレー
    ム)のピクセルデータに対するアドレスを順次発生し、 上記記憶制御手段は、書込みアドレスの1ライン及び次
    のライン発生の間に上記中間フィールド(又はフレー
    ム)のピクセルデータのラインの一部を捨て、書込みア
    ドレスの1フィールド(又はフレーム)及び次のフィー
    ルド(又はフレーム)発生の間に上記中間フィールド
    (又はフレーム)のピクセルデータのラインを捨てる動
    作をする請求項1ないし7のいずれか1項の装置。
  9. 【請求項9】 上記記憶手段は上記第1フォーマットの
    ピクセルデータの1フィールド(又はフレーム)を記憶
    することができ、 上記記憶制御手段は、上記記憶手段に対する書込み及び
    読出しを選択する手段と、該記憶手段に対するアドレス
    を発生する手段とを有し、 該アドレス発生手段は、 書込みが選択されると、該記憶手段に対し上記第1フォ
    ーマットの1フィールド(又はフレーム)に対応するア
    ドレスを順次発生し、 読出しが選択されると、上記中間フィールド(又はフレ
    ーム)の少なくとも上記能動部分の一部分を含む、上記
    第2フォーマットの1フィールド(又はフレーム)に対
    応するアドレスを発生する動作をする請求項1ないし7
    のいずれか1項の装置。
  10. 【請求項10】 上記記憶手段をもう1つ設け、上記記
    憶制御手段により、2つの記憶手段を一方が書込まれる
    間に他方が読出されるよう又はその逆の動作をするよう
    に制御する請求項8又は9の装置。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段又はその中の1つに対す
    る書込みが選択されると、該記憶手段に対するアドレス
    を上記第1フォーマットのピクセルレートで発生し、 上記記憶手段又はその中の1つに対する読出しが選択さ
    れると、該記憶手段に対するアドレスを上記第2フォー
    マットのピクセルレートで発生する請求項8ないし10
    のいずれか1項の装置。
  12. 【請求項12】 上記記憶制御手段が上記中間フィール
    ド(又はフレーム)のピクセルデータに同期データを加
    える手段を含む請求項1ないし11のいずれか1項の装
    置。
  13. 【請求項13】 上記処理手段、上記記憶手段及び上記
    記憶制御手段が格上げ変換モードでも選択的に動作可能
    であり、上記記憶手段は、低精細度フォーマットのピク
    セルデータの入力フィールド(又はフレーム)を記憶
    し、 上記記憶制御手段は、記憶したピクセルデータをダミー
    データと共に高精細度フォーマットの中間フィールド
    (又はフレーム)として出力し、該ピクセルデータが該
    中間フィールド(又はフレーム)の連続的能動部分を占
    め、該ダミーデータが該中間フィールド(又はフレー
    ム)の残りを占めるように、上記記憶手段を制御し、 上記処理手段は、上記中間フィールド(又はフレーム)
    を、その能動部分を垂直及び水平方向に拡大して高精細
    度フォーマットの出力フィールド(又はフレーム)を作
    成し、そのピクセルデータが少なくとも2方向の一方に
    おいて該出力フィールド(又はフレーム)のほぼ全体に
    わたって伸びるように処理する請求項1ないし12のい
    ずれか1項の装置。
  14. 【請求項14】 デジタルビデオ信号を第1の精細度の
    フォーマットからこれより低い第2の精細度のフォーマ
    ットに格下げ変換する方法であって、 入力フィールド(又はフレーム)の能動部分を垂直及び
    水平方向に圧縮して、該能動部分が該フィールド(又は
    フレーム)の一部分のみを占める、上記第1フォーマッ
    トの中間フィールド(又はフレーム)を作成すること、 該第1フォーマットのピクセルデータの中間入力フィー
    ルド(又はフレーム)の能動部分の少なくとも一部分を
    記憶すること、 記憶したピクセルデータを上記第2フォーマットの出力
    フィールド(又はフレーム)として、上記能動部分のピ
    クセルデータが少なくとも2方向の一方において上記出
    力フィールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるよう
    に読出すことの各2ステップを含むデジタルビデオ信号
    フォーマット変換方法。
  15. 【請求項15】 上記第1及び第2フォーマットが異な
    るフィールド(又はフレーム)縦横比を有する場合に、
    上記圧縮ステップにおいて、上記入力フィールド(又は
    フレーム)の能動部分を郵便受けモードで、該能動部分
    が一方の方向において上記出力フィールド(又はフレー
    ム)のほぼ全体にわたり且つダミーデータが該出力フィ
    ールド(又はフレーム)の少なくとも一端縁部を占める
    ように圧縮する請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 上記第1及び第2フォーマットが異な
    るフィールド(又はフレーム)縦横比を有する場合に、
    上記圧縮ステップにおいて、上記入力フィールド(又は
    フレーム)の能動部分を端縁切取りモードで、該能動部
    分が一方の方向において上記出力フィールド(又はフレ
    ーム)のほぼ全体にわたって伸び且つ他方の方向におい
    て該出力フィールド(又はフレーム)を越えて伸び、上
    記能動部分の少なくとも一端縁部が切取られるように圧
    縮する請求項14の方法。
  17. 【請求項17】 上記第1及び第2フォーマットが異な
    るフィールド(又はフレーム)縦横比を有する場合に、
    上記圧縮ステップにおいて、上記入力フィールド(又は
    フレーム)の能動部分をズームモードで、該能動部分が
    一方の方向において上記出力フィールド(又はフレー
    ム)の全体を越えて伸び且つ他方の方向において該出力
    フィールド(又はフレーム)より小さく又は大きく伸び
    るように圧縮する請求項14の方法。
  18. 【請求項18】 上記圧縮ステップにおいて、上記入力
    フィールド(又はフレーム)を異なる水平及び垂直圧縮
    度で圧縮し、該水平の垂直に対する圧縮比が上記第1フ
    ォーマットのピクセル縦横比の上記第2フォーマットの
    ピクセル縦横比に対する比に等しくなるようにする請求
    項15ないし17のいずれか1項の方法。
  19. 【請求項19】 上記第1及び第2フォーマットが異な
    るフィールド(又はフレーム)縦横比を有する場合に、
    上記圧縮ステップにおいて、上記入力フィールド(又は
    フレーム)の能動部分を字幕モードで、該能動部分が殆
    ど切取られることなく両方向において上記出力フィール
    ド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるように圧縮する
    請求項14の方法。
  20. 【請求項20】 上記モードのいずれか1つの動作を選
    択するステップを含む請求項15ないし19のいずれか
    1項の方法。
  21. 【請求項21】 上記記憶ステップは、上記記憶手段に
    対し、上記第1フォーマットのピクセルデータのフィー
    ルド(又はフレーム)に対して断続的なアドレスのライ
    ンを発生する手段を含み、 上記読出しステップは、上記記憶手段に対し、上記第2
    フォーマットのアドレスのラインに対応する書込みアド
    レスのラインを順次発生するステップを含み、 これにより、書込みアドレスの1ライン及び次のライン
    を発生する間に、上記中間フィールド(又はフレーム)
    のピクセルデータのラインを部分的に廃棄し、書込みア
    ドレスの1フィールド(又はフレーム)及び次のフィー
    ルド(又はフレーム)を発生する間に、該中間フィール
    ド(又はフレーム)のピクセルデータのラインを廃棄す
    る請求項14ないし20のいずれか1項の方法。
  22. 【請求項22】 上記記憶ステップは、上記記憶手段に
    対し、上記第1フォーマットの1フィールド(又はフレ
    ーム)に対応するアドレスを順次発生するステップを含
    み、 上記読出しステップは、上記記憶手段に対し、上記第2
    フォーマットの1フィールド(又はフレーム)に対応す
    るアドレスを順次発生するステップを含む請求項14な
    いし20のいずれか1項の方法。
  23. 【請求項23】 上記記憶ステップでは上記アドレスを
    上記第1フォーマットのピクセルレートで発生し、上記
    読出しステップでは上記アドレスを上記第2フォーマッ
    トのピクセルレートで発生する請求項21又は22の方
    法。
  24. 【請求項24】 上記出力フィールド(又はフレーム)
    のピクセルデータに同期データを加えるステップを更に
    含む請求項14ないし23のいずれか1項の方法。
  25. 【請求項25】 格下げ変換モードの動作と格上げ変換
    モードの動作を選択するステップを含み、格上げ変換モ
    ードを選択した場合に、 より低い精細度のピクセルデータの入力フィールド(又
    はフレーム)を記憶すること、その記憶したピクセルデ
    ータをこれにダミーデータを加えて高精細度の中間フィ
    ールド(又はフレーム)として読出し、前に記憶したデ
    ータが該中間フィールド(又はフレーム)の連続能動部
    分を占め、上記ダミーデータが該中間フィールド(又は
    フレーム)の残りを占めるようにすること、 該中間フィールド(又はフレーム)の能動部分を垂直及
    び垂直方向に拡大して高精細度フォーマットの出力フィ
    ールド(又はフレーム)を作成し、前に記憶したピクセ
    ルデータが少なくとも2方向の一方において該出力フィ
    ールド(又はフレーム)のほぼ全体にわたるようにする
    ことの各ステップを更に含む請求項14ないし24のい
    ずれか1項の方法。
JP18133792A 1991-07-08 1992-07-08 デジタルビデオ信号フォーマット変換方法及び装置 Expired - Lifetime JP3449737B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9114706:6 1991-07-08
GB9114706A GB2257591B (en) 1991-07-08 1991-07-08 Video standards conversion

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05199499A true JPH05199499A (ja) 1993-08-06
JP3449737B2 JP3449737B2 (ja) 2003-09-22

Family

ID=10697998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18133792A Expired - Lifetime JP3449737B2 (ja) 1991-07-08 1992-07-08 デジタルビデオ信号フォーマット変換方法及び装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5303044A (ja)
JP (1) JP3449737B2 (ja)
GB (1) GB2257591B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2264417B (en) * 1992-02-17 1995-12-06 Sony Broadcast & Communication Video standards conversion
US5563661A (en) 1993-04-05 1996-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP3243932B2 (ja) * 1994-04-22 2002-01-07 ソニー株式会社 アクティブマトリクス表示装置
US5627597A (en) * 1994-09-12 1997-05-06 Philips Electronics North America Corporation Device and method for interlacing a video signal having an integral number of scan lines in each field
JP3362538B2 (ja) * 1994-12-06 2003-01-07 ソニー株式会社 ビデオ信号処理装置及びビデオ信号再生装置
US5883678A (en) * 1995-09-29 1999-03-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Video coding and video decoding apparatus for reducing an alpha-map signal at a controlled reduction ratio
US6754268B1 (en) 1995-09-29 2004-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Video coding and video decoding apparatus
US6307967B1 (en) 1995-09-29 2001-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Video coding and video decoding apparatus
KR0176783B1 (ko) * 1995-12-19 1999-05-01 구자홍 프로젝션 티브이의 컨버젼스 보정방법
IT1278539B1 (it) * 1995-12-20 1997-11-24 Alcatel Italia Metodo e relativa disposizione circuitale per trasformare una immagine in una seconda immagine avente una diversa dimensione
KR100207322B1 (ko) * 1997-01-10 1999-07-15 윤종용 과주사량 조정장치 및 그 제어방법
KR100268149B1 (ko) * 1997-05-12 2000-10-16 윤종용 와이드(Wide) 디스플레이 모니터에서의 화면 사이즈 제어 방법
GB2349288B (en) * 1999-04-16 2003-10-22 Quantel Ltd A video editing system
US6891894B1 (en) 1999-11-18 2005-05-10 Lg Electronics Inc. Method for decoding and displaying digital broadcasting signals
US7012648B2 (en) * 2001-04-02 2006-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image conversion method and image conversion apparatus
CN1527968A (zh) * 2001-07-13 2004-09-08 �ʼҷ����ֵ������޹�˾ 运行媒体应用的方法及具有作业控制的媒体系统
US6990150B2 (en) * 2002-05-14 2006-01-24 Enseo, Inc. System and method for using a High-Definition MPEG decoder to extract multiple Standard Definition frames from a High-Definition frame
US20030218590A1 (en) * 2002-05-23 2003-11-27 Kiser David K. Optics engine having multi-array spatial light modulating device and method of operation
JP4727221B2 (ja) * 2004-12-21 2011-07-20 ルネサスエレクトロニクス株式会社 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2007094391A (ja) * 2005-08-31 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動画像表示装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1573105A (en) * 1976-03-19 1980-08-13 Rca Corp Television picture size altering apparatus
GB1594341A (en) * 1976-10-14 1981-07-30 Micro Consultants Ltd Picture information processing system for television
JPH01292984A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Sony Corp 映像信号の方式変換装置
DE3842941A1 (de) * 1988-12-21 1990-09-06 Grundig Emv Fernsehsystem mit einrichtungen zur anpassung von sendeseitig und empfangsseitig erzeugtem fernsehbildformat
US5001562A (en) * 1989-07-21 1991-03-19 Pioneer Electronic Corporation Scanning line converting system for displaying a high definition television system video signal on a TV receiver
FR2651402B1 (fr) * 1989-08-22 1991-10-25 Europ Rech Electr Lab Dispositif de conversion de frequence trame et du nombre de lignes pour un recepteur de television haute definition.
DE69030309T2 (de) * 1989-08-23 1997-07-10 Thomson Consumer Electronics Konvergenzregelsystem für mehrfache vertikale formate

Also Published As

Publication number Publication date
GB2257591B (en) 1994-08-03
JP3449737B2 (ja) 2003-09-22
GB9114706D0 (en) 1991-08-28
GB2257591A (en) 1993-01-13
US5303044A (en) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05284473A (ja) ビデオ規格変換装置及び方法
JP3449737B2 (ja) デジタルビデオ信号フォーマット変換方法及び装置
JP3141357B2 (ja) 方式変換装置
KR100195363B1 (ko) 휘도 처리 시스템
JP4619397B2 (ja) テレビジョン装置
US5434625A (en) Formatting television pictures for side by side display
JP3034659B2 (ja) 拡大画面表示回路及びそれに用いられる水平フィルタ回路
US5392071A (en) Apparatus and method for processing image data
JPS58125957A (ja) 高鮮明度抑制テレビジヨン映像方式
US5365278A (en) Side by side television pictures
US5019908A (en) Apparatus and method for reducing flickering in a still video frame in a digital image processing system
JPH09501273A (ja) 適応レターボックス検出器
KR0160158B1 (ko) 병렬 화상을 위한 독립 수평 패닝이 가능한 영상 표시 장치
JP3295036B2 (ja) 多画面表示装置
KR100229292B1 (ko) 비디오 디스플레이 제어 시스템_
JP4416930B2 (ja) 画像情報の記録方法及び再生方法
JP3123576B2 (ja) ビデオ信号記録装置
JP4212212B2 (ja) 画像信号処理装置
JPH08163433A (ja) パノラマ静止画像作成装置
KR100209849B1 (ko) 와이드 스크린 텔레비젼용 수평 패닝 장치
JPH0832871A (ja) 複眼撮像装置及び複眼撮像記録再生装置
JPH06225263A (ja) 静止画再生装置
JPH0451788A (ja) 投射型表示装置
JPH03249698A (ja) 画像処理装置
JPH02153682A (ja) ハイビジヨン画像データのノイズ低減方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term