JPH02153682A - ハイビジヨン画像データのノイズ低減方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ハイビジョン画像データのノイズ低減方法に
係り、特に、ハイビジョン画像データを印刷画像データ
に変換する際に用いるのに好適な、ハイビジョン画像デ
ータのノイズ低減方法に関する。

【従来の技術】

従来、ＮＴＳＣ方式のテレビジョンが音声を伴う映像シ
ステムとして一般に普及しており、今日では、該テレビ
ジョンに対して高画質且つ大画面による画像表現の要請
が高まっている。しかしながら、ＮＴＳＣ方式のテレビ
ジョンにおいては、その走査線の本数が一般に５２５本
であるため、高細密化による高品質化、大画面化を図る
ことができなかった。 そこで、高ｍ密且つ大画面の画像表現を０指してハイビ
ジョン（高品位テレビ、ＨＤＴＶ）による映像システム
が開発されるに至っている。このハイビジョンにおいて
は、通常、走査線を前記ＮＴＳＣ方式のテレビジョンの
２倍以上の１１２５本としており、画素数で比較すれば
該テレビジョンの５倍以上に当たる情報量を有している
。従って、画面の細密さ、いわゆる［木目Ｊが格段に向
上しているため、このハイビジョンにより再現される画
像は、その画面に近寄ったとしても粗さが全く目立たな
いほど高品質である。 一方、従来からテレビジョンに表示される映像中から所
望の場面の静止画像を特徴とする請は強く、前記のよう
にハイビジョンで再現される画像は高品質なことから、
その静止画像を特徴とする請は更に強い。 テレビジョンの映像信号から静止画像を得ようとする画
像再現技術には、種々のものがあり、その中でもハイビ
ジョンの高細密性を充分に生かせるという点で、印刷に
より画像を再現することが望まれている。 ここで、ハイビジョンの画像から製版する際には、写真
撮影により製版する方法が考えられる。 一方、ハイビジョンの映像信号から印刷により静止画像
を得ようとする場合には、ハイビジョンの高品質な画像
をそのままの品質で忠実に再現することが望ましい。し
かしながら、前記写真撮影による方法においては、−旦
、写真用カメラを介して製版するため、忠実再現性の点
で問題がある。 そこで、電気的な画像変換技術によりハイビジョン映像
信号の画像データから印刷画像データへ変換することが
考えられる。この変換の際には、高品質画像確保の面か
ら、前記映像信号中に存在し画像中に現われるノイズ成
分はでき得る限り除去し、低減させる必要がある。しか
るに、ハイビジョン信号中の１フレームの映像信号は連
続画像の如くノイズ成分が平均化されないため、ノイズ
が目立ち易い。 このような映像信号中のノイズ成分を低減する技術とし
て、出願人は、既に特開昭６３−２２５８７１号公報で
ハイビジョン画像信号から印刷画像データへの変換シス
テムを開示している。この変換システムにおいては、ま
ず、ハイビジョンの映像信号をハイビジョン画像データ
に変換する際に、アナログの映像信号に対して実時間軸
処理を行う。即ち、必要とされる画面に相当するフレー
ム（１画面分の映像信号）の前後のＮ枚のフレームを加
算平均することにより画像データ中のノイズを低減させ
る。次いで、前記画像データを印刷用画像データに変換
する際に、前記公報中の第１４図（イ）、（ロ）に示さ
れるように、３Ｘ３又は３×１のメデイアンフィルタに
よりノイズを低減させ画質を改善している。 に発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記特開昭６３−２２５８７１号に開示
した技術においては、アナログ信号に実時間処理等を施
すことから、その処理回路に高速応答性が要求され、回
路規模が大きくなってしまうという問題点が生じる場合
がある。 又１、処理の融通性に欠ける場合がある。この原因は、
前記実時間処理等では、全画面に対して処理が行われ部
分的な処理ができないと共に、その処理の度合が装置の
特性に依存しており、大まかに切換えて対応できるが細
かく切換えられないからである。この原因は、又、画像
の処理をフレーム間で処理するため、垂直方向の近隣画
素の影響を考慮せずに画像の水平方向のみ処理してしま
うからである。 本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、ハイビジョン画像データに含まれているノイズ成
分を実時間処理等によらずに確実に低減させて、ハイビ
ジョン画像に基づく印刷用画像データを高品質化できる
ハイビジョン画像データのノイズ低減方法を提供するこ
とを課題とする。

【課題を達成するための手段】

本発明は、アナログ映像信号のハイビジョン画像データ
をデジタル映像信号のハイビジョン画像データに変換し
、デジタル映像信号とされたハイビジョン画像データに
対して、画素補間により拡大処理及び縮小処理を施し、
前記画像データのノイズ成分を除去するようにして、前
記課題を達成したものである。

【発明の作用及び効果】

本発明においては、アナログ映像信号のハイビジョン画
像データをデジタル映像信号のハイビジョン画像データ
に変換し、デジタル映像信号とされたハイビジョン画像
データに対して、画素補間により拡大処理及び縮小処理
を施して、画像データの平滑化を行い、前記画像データ
のノイズ成分を除去する。 従って、アナログ映像信号のハイビジョン画像データを
実時間処理等することなく、デジタル映像信号のハイビ
ジョン画像データからノイズ成分を確実に低減できる。 よって、ハイビジョン画像を変換して印刷用画像データ
を得る際に、比較的簡単な回路で融通性層（ノイズ成分
を除去できるため、容易に画像品質の向上が図れ、高品
質の印刷画像を得ることができる。 なお、前記画素補間による拡大処理、縮小処理において
は拡大、縮小の処理の順序は画像データに応じた適宜の
順序で行える。又、画素補間にはパイリニア法を用いる
ことができる。この場合には、線形補間法等に比べて変
換処理が比較的簡単、迅速に行える。 【実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。 この実施例は、第１図に示されるような、ハイごジョン
（ＨＤＴＶ）用のビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）１０
より出力されるハイビジョンの画像データからノイズを
除去して印刷用の画像データを得るようにした装置であ
る。 第１図に示されるように、この実施例装置には、前記Ｖ
ＴＲ１０から出力されるアナログの映像信号をデジタル
の映像信号に変換するためのアナログ−デジタル（Ａ−
Ｄ）変換部１２と、変換されたデジタル映像信号の画像
データを記憶するためのメモリ部１４と、記憶された画
像データを処理しノイズを除去するためのコンピュータ
１６と、該コンピュータ１６にオペレータが処理の指令
等を入力するためのキーボード１８及びタブレット２０
と、前記コンピュータ１６で処理される前、後の画像デ
ータを記憶する磁気ディスク部２２と、処理される前、
後の画像データのデジタル映像信号をメモリ部１４を介
してアナログ映像信号に変換するためのデジタル−アナ
ログ（Ｄ−Ａ）変換部２４と、アナログ映像信号に変換
された画像データの画像を表示するためのカラーモニタ
２６とが備えられる。 以下、実施例の作用を説明する。 第１図において、ハイビジョン用のＶＴＲ１０には、ハ
イビジョンの画像データがアナログの映像信号の形で記
録されている。記録された映像信号は、印刷用画像デー
タを作成しようとする都度、Ａ−Ｄ変換部１２に入力さ
れる。 該Ａ−Ｄ変換部１２は、入力されたアナログ映像信号を
デジタル映像信号に変換する。変換されたデジタル映像
信号の画像データは、メモリ部１４に伝達されて記憶さ
れる。 一方、メモリ部１４とコンピュータ１６とは、処理され
る前、後の画像データを相互に伝送している。コンピュ
ータ１６においては、伝送された画像データ中に含まれ
るノイズ成分を除去するべく、この画像データをパイリ
ニア法による補間演算で、−旦拡大処理し、その後、縮
小処理して元の大きさに戻し、画像データを平滑化する
。これにより、画像データ中のノイズ成分を除去し低減
できるため、画像データの画像品質が向上する。 この場合のパイリニア法による補間演算においては、第
２図に示すように、処理前の各画素の値の平均値をとり
、その平均値を処理後の画素の値とするように演算処理
を行う。 なお、コンピュータ１６においては、画像データに対し
て、必要に応じてシャープネス処理を施し、画像の鮮鋭
度を向上させることができる。このシャープネス処理は
、例えば前記特開昭６３−２２５８７１中に開示されて
いる如きラプラシアンによって行うことができる。 コンピュータ１６でノイズ成分の除去された画像データ
は、デジタルの映像信号の形でメモリ部１４及び磁気デ
ィスク部２２に伝達されて記憶される。メモリ部１４内
のデジタルの映像信号は、Ｄ−Ａ変換部２４でアナログ
の映像信号に変換される。カラーモニタ２６には、必要
に応じて変換された映像信号の画像を表示し、オペレー
タ等が処理前後の画像をモニタ可能にする。 従って、前記コンピュータ１６が前記の如く画像データ
を拡大、縮小等する画像処理を行うに際しては、オペレ
ータが前記カラーモニタ２６上の処理後の画像をモニタ
してキーボード１８やタブレット２０から指令を入力し
、この指令に従ってコンピュータ１６に画像処理させ得
るため、ノイズのない最良の状態の画像データが得られ
る。 なお、当該処理前後の画像データは、磁気ディスク部２
２に記憶されるため、印刷用の画像データとして用いる
際等、必要に応じて該画像データが活用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係るハイビジョン画像デー
タのノイズ低減装置の全体的な構成を示すブロック図、 第２図は、前記実施例装置の作用を説明するためのダイ
ヤグラムである。 １０・・・ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）、１２・・
・Ａ−Ｄ変換部、　１４・・・メモリ部、１６・・・コ
ンピュータ、　１８・・・キーボード、２０・・・タブ
レット、　　２２・・・磁気ディスク部、２４・・・Ｄ
−Ａ変換部、　２６・・・カラーモニタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アナログ映像信号のハイビジョン画像データをデ
   ジタル映像信号のハイビジョン画像データに変換し、 デジタル映像信号に変換されたハイビジョン画像データ
   に対して、画素補間による拡大処理及び縮小処理を施し
   、前記画像データのノイズ成分を除去するようにしたこ
   とを特徴とするハイビジョン画像データのノイズ低減方
   法。