JPH05199381A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH05199381A
JPH05199381A JP20762792A JP20762792A JPH05199381A JP H05199381 A JPH05199381 A JP H05199381A JP 20762792 A JP20762792 A JP 20762792A JP 20762792 A JP20762792 A JP 20762792A JP H05199381 A JPH05199381 A JP H05199381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
file
received
received data
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20762792A
Other languages
English (en)
Inventor
Katayuki Osugi
方之 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20762792A priority Critical patent/JPH05199381A/ja
Publication of JPH05199381A publication Critical patent/JPH05199381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ装置が複数存在する場合でも、
データを受信したファクシミリ装置を容易に認識するこ
とができ、容易に受信データの登録処理ができるように
する。 【構成】 電話回線20から受信した受信データを、圧
縮伸長部5で復号化した後、所定のファイル名、ファイ
ル番号を持つファイルとしてディスク装置8に格納す
る。また受信データは、ファイルを検索するのに必要な
識別子、即ちファイル名、ファイル番号、ファクシミリ
装置名およびチェック用番号が付加されてプロッタ11
から出力される。データの受信終了後、利用者は出力さ
れた受信文書をみて識別子を操作卓6から入力する。主
制御部2は、指定された識別子に対応するファイルをデ
ィスク装置8からサーチし、圧縮伸長部5で符号化して
光ファイル装置12へ転送し光ファイル装置12に登録
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書等のデータを受信
する機能を備えたファクシミリ装置に係り、詳細には、
ファクシミリ装置単体としても使用可能であり、またパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワードプ
ロセッサ、ファイリングシステムにも適用可能なファク
シミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、送信元のファクシ
ミリ装置等から送信された文書などのデータを受信して
プリント出力するようになっているが、近年、受信した
データを例えば光ファイルに登録して保存することが要
望されている。受信したデータを光ファイルに登録して
保存する方法として、従来では、受信データをファクシ
ミリ装置でプリント出力した後、プリント出力された受
信文書をこのファクシミリ装置とは別の光ファイルに登
録するか、あるいは、独自モードで送信元のファクシミ
リ装置から指示してファクシミリデータを外部記憶装置
に転送し光ファイルに登録するようにしていた。
【0003】しかしながら、ファクシミリ装置で受信し
プリント出力した文書を光ファイルシステムのスキャナ
で読み込んで光ファイルに登録しようとする場合、受信
データの画像品質は送信元のファクシミリ装置のスキャ
ナで読み込み処理が行われた分だけ一般に鮮明度が低下
しており、さらに、これをプリント出力したものを光フ
ァイルシステムのスキャナで読み込むと、鮮明度が一層
低下した状態で光ファイルに登録されてしまうという欠
点があった。また、ファイル装置からプリント出力され
る文書のページ数が多いときには、そのページ数分だけ
光ファイルシステムのスキャナで読み取って登録処理を
行わなければならず、操作性および効率が悪いという欠
点もあった。
【0004】また、独自モードで送信元のファクシミリ
装置から指示してファイルデータを外部記憶装置に転送
し光ファイルに登録しようとする場合は、送信元のファ
クシミリ装置が同じモードを持っていなければならな
い。しかし、現在多くのメーカから多機種のファクシミ
リ装置が市販されている状況では、送信元のファクシミ
リ装置が同じモードを持っているとは限らず、従って、
上記の登録処理は汎用的ではないという欠点があった。
また送信元のファクシミリ装置に登録処理の主導権があ
るため、受信側のファクシミリの要求を送信元のファク
シミリ装置に伝えなければならず、操作性および効率が
悪いという欠点があった。
【0005】そこで、本発明者は、受信データの画像鮮
明度の低下を抑えてまた送信元のファクシミリ装置の機
種等に影響されずに受信データを光ファイル等のファイ
ルに登録し保存することが可能で操作性、効率のすぐれ
たファクシミリ装置について提案している。すなわち、
発明者が既に提案しているファクシミリ装置では、受信
データをディスク装置に所定の識別子で検索可能に一時
保存し、また、この受信データは上記識別子を付加して
プロッタに出力される。ディスク装置に一時保存された
受信データを光ファイル装置に登録しようとする場合、
利用者は出力された結果から識別子を見て、この識別子
を指定する。これにより、この識別子を持つ受信データ
がディスク装置から検索されて読み出され、光ファイル
に転送される。これにより、光ファイルに受信データを
登録し保存することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば同一の
会社内に複数のファクシミリ装置が設置されているよう
な場合がある。このような場合において、出力された受
信データが複数種類存在するときには、どのファクシミ
リ装置で受信した受信データなのかを知ることができな
かった。このため、ディスク装置に一時保存されたデー
タから、必要な受信データを検索して光ファイルに登録
するためには、どのファクシミリ装置のディスク装置に
格納されている受信データなのかを調べる必要があり、
不便であった。
【0007】また、簡単な識別子の場合には、類似した
ファイル名が存在すると、間違って異なるファイルを指
定してしまうことがあった。さらに、簡単な識別子であ
ると、他人のファイルであっても比較的簡単に見ること
ができるため、秘密性が低かった。一方、LAN(ロー
カル・エリア・ネットワーク)などのネットワークに接
続された場合に、たとえどのファクシミリ装置で受信し
たデータなのかを知ることができたとしても、そのファ
クシミリ装置の設置された場所に行かなければ、ファイ
ルの登録処理を行うことができなかった。
【0008】LAN接続されファイリング機能を備えた
他の端末装置に受信データを登録したい場合でも、デー
タを受信したファクシミリ装置までいかなければならな
かった。そこで、本発明はファクシミリ装置が複数存在
する場合でも、データを受信したファクシミリ装置を容
易に認識することができ、受信データの登録処理を容易
に行うことが可能なファクシミリ装置を提供することを
第1の目的とする。
【0009】また本発明は、ファイル指定の誤りが少な
く、ファイルの秘密性が高められたファクシミリ装置を
提供することを第2の目的とする。さらに本発明は、L
AN等の通信網に接続された他の端末装置から、受信デ
ータの登録処理を行うことの可能なファクシミリ装置を
提供することを第3の目的とする。
【0010】さらに本発明は、LAN等の通信網に接続
された他の端末装置に対して受信データの転送を行うこ
とが可能なファクシミリ装置を提供することを第4の目
的とする。次に、前述したように識別子の活用により操
作者が所望の受信データを指定し、また受信データの秘
密性を高めることができるが、このためには識別子をそ
の通りに入力するという操作を必要とする。ところが、
人的操作により識別子を入力する際には、操作者の勘違
いや操作ミス等によって入力ミスが起こる懸念がある。
また、識別子入力に係り入力する文字などが多いほど操
作が煩雑となり、前記入力ミスが頻繁に起こるという虞
れがある。
【0011】そこで、本発明は受信データの識別子にバ
ーコードを用いることにより、識別子の機械読取を可能
とし、識別子入力操作を容易化できるファクシミリ装置
を提供することを第5の目的とする。次に、受信データ
のプリント出力を考えてみると、通常であれば指定され
た受信データの全文が出力される。ところが、所望の受
信データを明確に指定できない場合や、受信データの概
要を知りたい場合など、受信データ全文の中の1ペー
ジ、または数ページを1枚にまとめたダイジェスト版な
どを出力したいという要望がある。
【0012】そこで、本発明はプリント出力の条件を指
定することにより、必要な形式の受信データをプリント
でき、プリント出力を効率的に運用可能なファクシミリ
装置を提供することを第6の目的とする。次に、通常の
ファクシミリ装置では受信データを紙に記録して出力す
るようになっているが、受信データによってはダイレク
トメール等のように直ぐに破棄するものも少なくない。
このために、ディスプレイによって内容を確認してか
ら、必要な受信データのみを出力できるファクシミリ装
置いわゆるディスプレイファクシミリが提案されてい
る。ところが、ディスプレイファクシミリは個人用には
利用価値があるが、会社など複数の人が使用する場合、
誰当てに来たものか分からないし検索するのにも大変で
ある。また、無制限に受信データを検索できるようにす
ると、誰でも受信データを覗くことができるのでセキュ
リティ性に乏しく、かといって受信データを保護する親
展機能はメーカ独自モードを使用しているため、同じメ
ーカの相手との間でしか機能しなかった。
【0013】そこで、本発明は受信データの1ページ目
のみをバーコードおよびページ情報と共に限定出力する
ことにより、受信データの宛先とその概略のみを判読で
きる範囲に出力内容を限定し、受信側のみの設定で受信
データの保護機能を実現できるファクシミリ装置を提供
することを第7の目的とする。一方、データ通信網に接
続された端末からも前記識別子により受信データの登録
処理を行うことができるが、この際にも人的操作ミスに
より識別子の入力ミスが起こるものと考えられる。
【0014】そこで、本発明はデータ通信網に接続され
た端末にバーコードリーダを設けることにより、接続端
末における識別子の入力を機械読取によって実現するフ
ァクシミリ装置を提供することを第8の目的とする。ま
た、本発明は接続端末にて読み取ったバーコードによ
り、登録処理のみならず検索、出力、または削除処理を
行う受信データを認識できるファクシミリ装置を提供す
ることを第9の目的とする。
【0015】さらに、本発明は接続端末にて読み取った
バーコードにより、データ通信網に接続された所望の端
末に転送すべき受信データを認識できるファクシミリ装
置を提供することを第10の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、データを受信する受信手段と、この受信手段で受信
したデータを一時保存する記憶手段と、前記受信手段で
受信したデータに所定の識別子を付加して出力する出力
手段と、前記記憶手段に保存された所定のデータを登録
し保存するファイル手段と、前記記憶手段に保存された
所定のデータを所定の識別子により検索して転送する検
索転送手段とをファクシミリ装置に具備させ、前記検索
転送手段で、識別子の1つとしてのファクシミリ装置名
によりデータを検索して前記ファイル手段に転送するこ
とにより、前記第1の目的を達成する。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ファクシミリ装置における検索転送手段で、識別子の1
つとしてチェック用番号によりデータを検索してファイ
ル手段に転送することにより、前記第2の目的を達成す
る。請求項3記載の発明では、データを受信する受信手
段と、この受信手段で受信したデータを一時保存する記
憶手段と、前記受信手段で受信したデータに所定の識別
子を付加して出力する出力手段と、前記記憶手段に保存
された所定のデータを登録し保存するファイル手段と、
前記記憶手段に保存された所定のデータを所定の識別子
により検索して転送する検索転送手段と、データ通信網
との間でデータの送受信を行う送受信手段とをファクシ
ミリ装置に具備させ、前記検索転送手段で、前記送受信
手段から受信した所定の識別子により前記記憶手段に一
時保存されたデータを検索して前記ファイル手段に転送
することにより、前記第3の目的を達成する。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
ファクシミリ装置における検索転送手段で、前記送受信
手段から受信した所定の識別子により、前記記憶手段に
一時保存されたデータまたは前記ファイル手段に登録し
保存されたデータを検索して、送受信手段からデータ通
信網に接続された所定の端末装置に転送することによ
り、前記第4の目的を達成する。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項1または
2記載のファクシミリ装置において、出力手段で受信デ
ータを出力する際に付加される識別子をバーコードに変
換する変換部と、出力されたバーコードを読み取るバー
コードリーダと、を設け、このバーコードリーダを通し
て読み取ったバーコードによってファイル手段に転送登
録させようとする受信データ、または検索、出力、削除
を行う受信データを認識することにより、前記第5の目
的を達成する。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
ファクシミリ装置において、バーコードが付加される受
信データの出力手段における出力条件を指定する出力条
件指定部を備えることにより、前記第6の目的を達成す
る。請求項7記載の発明では、請求項6記載のファクシ
ミリ装置において、受信データの1ページ目のみを出力
手段で出力させる出力制限部を設け、この受信データに
バーコードおよびページ情報を付加することにより、前
記第7の目的を達成する。
【0021】請求項8記載の発明では、請求項3または
4記載のファクシミリ装置において、データ通信網に接
続された端末にバーコードリーダを設け、この接続端末
のバーコードリーダを通して読み取ったバーコードを送
受信手段により受信し、このバーコードに対応した受信
データを検索転送手段により検索してファイル手段に転
送することにより、前記第8の目的を達成する。
【0022】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
ファクシミリ装置において、データ通信網に接続された
端末のバーコードリーダを通して読み取ったバーコード
によって検索、出力、または削除を行う受信データを認
識することにより、前記第9の目的を達成する。請求項
10記載の発明では、請求項9記載のファクシミリ装置
において、データ通信網に接続された端末のバーコード
リーダを通して読み取ったバーコードを送受信手段によ
り受信し、このバーコードに対応した受信データを検索
転送手段により検索して前記データ通信網に接続されて
いる所望の端末に転送することにより、前記第10の目
的を達成する。
【0023】
【実施例】以下、本発明のファクシミリ装置における一
実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1はファク
シミリ装置における第1の実施例の構成を表したもので
ある。ファクシミリ装置1は、装置全体を制御する主制
御部2(検索転送手段)を備えており、この主制御部2
は、データバス等のバスラインを介して次の各部と接続
されている。すなわち、電話回線等の回線網20に接続
され、その接続を制御する網制御装置3(受信手段)、
この網制御装置3を介して回線網20で接続される他の
装置との通信を制御する通信制御部4、データの符号化
および復号化を行う圧縮伸長部5、ファクシミリ装置名
やチェック用番号等の識別子を指定する操作卓6が接続
されている。
【0024】また主制御部2には、網制御装置3、通信
制御部4を介して受信した受信データ等が蓄積されるメ
モリ7、このメモリ7に蓄積された受信データ等が転送
され格納される、例えばハードディスク、読み書きが可
能な光ファイル等からなる大容量のディスク装置8(記
憶手段)、このディスク装置8を制御するディスクコン
トローラ9、スキャナ10、受信データ等を出力するプ
ロッタ11(出力手段)、受信データ等が登録される光
ファイル装置12(ファイル手段)、光ファイル装置1
2における受信データ等の登録や読み出しを制御する光
ファイルコントローラ13が、それぞれ接続されてい
る。
【0025】この第1の実施例では、受信データを光フ
ァイル装置12に登録し保存する場合に、1回の受信時
の受信データを一旦、大容量のディスク装置8に一時保
存し、また、プロッタ11に出力するようにしている。
この際に、ディスク装置8には受信データが所定の識別
子で検索可能に格納され、プロッタ11には、この識別
子を付加した状態の受信データが出力されるようになっ
ている。
【0026】すなわち、例えば、ディスク装置8には、
電話回線20から受信された受信データが所定のファイ
ル名、ファイル番号を持つ1つのファイルとして格納さ
れる。また、プロッタ11には、ディスク装置8に格納
された受信データ、すなわちファイルを検索するのに必
要なファイル名、ファイル番号と、更にファクシミリ装
置名およびチェック用番号が受信データに付加されて出
力されるようになっている。
【0027】ここで、ファクシミリ装置名は、ユーザま
たはサービスマンがファクシミリ装置を設置するとき
に、ファクシミリ装置のコンフィギュレーションと共に
設定される。また、チェック用番号は、主制御部2のア
ルゴリズムで計算して決められるようになっている。次
に、このように構成された第1の実施例のファクシミリ
装置における動作について説明する。
【0028】図2は、データが送信される送信元のファ
クシミリ装置から、電話回線20を介して文書等のデー
タを受信し、受信したデータを大容量のディスク装置8
に格納し、また、プロッタ11へ出力するまでの処理の
流れを表したものである。図2において、ファクシミリ
装置1は、送信元のファクシミリ装置からの呼出し信号
(16ヘルツの信号)が電話回線20を介して送られる
と、これを網制御装置3で着信し、通信制御部4によっ
てファクシミリ受信接続手順を開始する(ステップS
1)。
【0029】すなわち、送信元のファクシミリ装置から
データが送られると、ファクシミリ装置1はこれを受信
し、受信データを網制御装置3、通信制御部4を介して
メモリ7に順次に蓄積する(ステップS2)。なお、送
信されるデータは符号化がなされ圧縮されているので、
これを受信してメモリ7に一旦蓄積した後、圧縮伸長部
5で復号化し、イメージデータに復元して再びメモリ7
に蓄積する。
【0030】主制御部2は、このようにして受信したデ
ータをメモリ7にイメージデータとして順次に蓄積し、
1ページ分の受信および蓄積が終了すると(ステップS
3;Y)、大容量のディスク装置8の空き領域をチェッ
クして、メモリ7に蓄積された1ページ分の受信データ
をディスク装置8へ転送し、所定のファイル名、ファイ
ル番号により区別された1つのファイルとして格納する
(ステップS4)。
【0031】なお、ディスク装置8に空き領域がない場
合には、ディスク装置8内のファイルを日付の旧い順に
消去して新しいファイルを作成する。このようにして1
ページ分のイメージデータとしての受信データをディス
ク装置8に1つのファイルとして格納した後、このファ
イルのファイル名、ファイル番号およびファクシミリ装
置名とチェック用番号を識別子としてイメージデータに
付加し(ステップS5)、これをプロッタ11に出力す
る(ステップS6)。
【0032】なお、送信元のファクシミリ装置からのデ
ータの受信処理は上記処理と並行して行われ、ページ毎
に上記ステップS2からステップS7までの処理が繰り
返され(ステップS7;Y)、最終ページまで受信した
後に(ステップS7;N)処理を終了する。図3は、プ
ロッタ11から上記のようにして出力される受信文書の
一例を表したものである。この図の例における受信文書
Pには、受信データであるイメージデータDTの他に、
その下側にファクシミリ装置名HNM(ホストネー
ム)、ファイル名FNM、ファイル番号FNO、および
チェック用番号CHNとが付加されて印刷される。
【0033】送信元のファクシミリ装置からのデータの
受信終了後、受信側のファクシミリ装置1の利用者は、
ディスク装置8に格納されている受信データを光ファイ
ル装置12に登録し保存するための操作を、この受信文
書Pを見ながら行う。図4は、受信データを光ファイル
装置12に登録し保存する処理の流れを表したものであ
る。
【0034】光ファイル装置12に受信データの登録を
行う場合に、まず利用者は、プロッタ11から出力され
た図3のような受信文書Pのファイル名FNMまたはフ
ァイル番号FNOを見て、操作卓6からこのファイル名
FNMまたはファイル番号FNO、およびチェック用番
号CHNを指定し入力する(ステップS11)。続いて
入力されたチェック用番号CHNが正しいか否かを判断
し(ステップS12)、誤りである場合(ステップS1
2;N)にはエラー処理(ステップS13)を行った
後、処理を終了する。
【0035】一方、チェック用番号が正しい場合(ステ
ップS12;Y)、主制御部2は、指定されたファイル
名FNMまたはファイル番号FNOをもつファイルを大
容量のディスク装置8からサーチし、該当するファイル
のデータ、すなわちプロッタ11に出力された受信文書
Pの受信データDTに対応した受信データをディスク装
置8から読み出す(ステップS14)。
【0036】ついで、ディスク装置8から読み出したイ
メージデータとしての受信データを圧縮伸長部5で符号
化して圧縮し(ステップS15)、これを光ファイル装
置12へ転送し光ファイル装置12に登録する(ステッ
プS16)。このようにして、第1の実施例のファクシ
ミリ装置では、受信したデータをイメージデータの状態
で大容量のディスク装置8に一時保存する。このディス
ク装置8に一時保存したイメージデータとしての受信デ
ータを、光ファイル装置12に転送して登録するように
なっている。従って、プロッタ11からプリント出力さ
れた受信文書を光ファイルシステムのスキャナで再度読
み取る必要がないので、受信時の画像鮮度を低下させる
ことなく光ファイル装置12への登録と保存を行うこと
ができる。
【0037】また、プリント出力される受信文書のペー
ジ数が多いときでも受信文書の読み取り操作が不要であ
り、ファイル名またはファイル番号の指定で多数枚分の
受信データを一括して登録することができるので、操作
性、作業効率を高めることができる。さらに、受信デー
タは、大容量のディスク装置8に一時保存され、この内
容がすぐに消されることはない。従って、利用者は、プ
ロッタ11への受信文書の出力、確認作業や光ファイル
装置12への登録操作を直ちに行う必要はない。そし
て、充分な検討、確認を行った上で都合のよい時点で必
要な受信データのみをディスク装置8から選択して光フ
ァイル装置12に登録することができ、余分な情報を登
録することなく容易に光ファイリングを行うことができ
る。
【0038】さらには、独自モードでないので、送信元
のファクシミリ装置の機種に依存せず、受信側の利用者
の主導権の下で上記のように必要な受信データを確認、
選択し、登録することができる。また、受信データが保
存された光ファイル装置12の光ファイルディスクを光
ファイルシステムの所へ持っていき、編集、検索、印刷
を行うようにすれば、ファイリングのOA化を実現する
こともできる。
【0039】そして、識別子にファクシミリ装置名が付
加されているので、複数のファクシミリ装置が同一の会
社や同一のフロアに配置されているような場合でも、ど
のファクシミリ装置で受信したのかを利用者が知ること
ができる。また、識別子にチェック用番号が付加されて
いるので、似たファイル名が存在していたとしても間違
えて他のファイルを指定することがなく、プロッタ11
からプリント出力された文書を持っている人だけがその
ファイルをアクセスすることが可能となり、簡単なセキ
ュリティになる。
【0040】ところで、上述した第1の実施例では、プ
ロッタ11から出力される受信文書のページ数は、送信
元から送られる受信データのページ数に対応したものと
なり、例えば送信元から12ページの原稿が送られ、そ
のイメージデータを受信データとして受け取ると、その
ままのイメージサイズで12ページ分の受信文書が出力
されるようになっている。すなわち、送信元からの受信
データのページ数分の受信文書をそのページ数で全て出
力するようになっており、このことは、送信元からの受
信データを正確に調べたりする場合などには利用者にと
って都合が良い出力方法となる。
【0041】しかしながら、例えば受信データの概要だ
けを知るだけで済むような場合等には、利用者にとって
受信データがそのままのサイズで出力されたり、あるい
は受信データが全て出力されたりする必要はない。本発
明の第2の実施例は、上記点に鑑みてなされたものであ
る。図5は本発明の第2の実施例におけるファクシミリ
装置の構成を表したものである。この図において図1と
同様の箇所には同じ符号を付して、その説明を適宜省略
することとする。
【0042】第2の実施例のファクシミリ装置21で
は、受信データのサイズの縮小変換を行うサイズ縮小変
換部22がさらに設けられている。また、受信データ等
が蓄積されるメモリ24上には、さらにページバッファ
領域25が設けられている。そして、主制御部23は、
受信データをプロッタ11に出力する際に、メモリ2
4、またはディスク装置8に蓄積されたイメージデータ
としての受信データのサイズをサイズ縮小変換部22に
より縮小変換し、この縮小した縮小後受信データを一旦
メモリ24のページバッファ領域25に蓄積するように
なっている。
【0043】ページバッファ領域25は、受信文書の1
ページ分相当の容量に構成されている。従って、この場
合には、ページバッファ領域25には、サイズ縮小変換
部22におけるサイズ縮小率に応じて複数のページ数の
縮小後受信データが蓄積可能となる。主制御部23は、
縮小後受信データがページバッファ領域25の容量分だ
けページバッファ領域25内に複数ページ蓄積され展開
されると、ページバッファ領域25に蓄積展開された複
数ページ分の縮小後受信データに対して識別子を付加し
てプロッタ11に与え、これを1ページの受信文書Pと
して出力させるようになっている。
【0044】例えば、ページバッファ領域25に蓄積展
開された上記複数ページ分の各縮小後受信データに対応
するディスク装置8内の縮小前の各受信データが、ファ
イル名、ファイル番号を識別子として検索可能にディス
ク装置に格納される場合に、ページバッファ領域25上
に展開されている複数ページの各縮小後受信データに対
して、対応したファイル名、ファイル番号を識別子とし
て付加して、受信文書Pを印刷することができる。さら
には、ファクシミリ受信情報(DCS、NSS)を識別
子として付加して、受信文書Pを印刷することができ
る。
【0045】また、主制御部23は、受信データの全ペ
ージを上記のように縮小、編集してプロッタ11から出
力することもできるし、または、受信データの特定のペ
ージのみ、例えば受信文書の1ページ目のみをプロッタ
11から出力することもできるようになっている。特定
のページのみを出力させる場合には、主制御部23はこ
のページの受信データに関するファイル番号、ファイル
名、ファクシミリ装置名、チェック用番号に加えて、全
ての受信データに関する識別情報、例えば、ページ数、
全受信データのファイル名、ファイル番号、ファクシミ
リ受信情報をも識別子として付加して、受信文書を出力
させることが可能となっている。
【0046】次に、このように構成された第2の実施例
のファクシミリ装置21の動作について説明する。図6
および図7は受信データの全データの全ページをプロッ
タ11から出力させる場合の処理の流れを示すフローチ
ャートである。図6および図7を参照すると、ファクシ
ミリ装置21は、送信元のファクシミリ装置からの呼び
出し信号が電話回線20を介して送られると、これを網
制御装置3で着信し、通信制御部4によってファクシミ
リ受信接続手順を開始する(ステップS21)。すなわ
ち、まず、送信元からファクシミリ受信情報(DCS、
NSS)が送られると、これを記録する(ステップS2
2)。しかる後、図2のステップS2からステップS5
までの処理と同様にして、送信元からデータが送られる
と、これを受信し、受信データをイメージデータに復元
してメモリ24に蓄積する(ステップS23)。
【0047】1ページ分の受信が終了すると(ステップ
S24)、メモリ24に蓄積された1ページ分の受信デ
ータを大容量のディスク装置8へ転送し、所定のファイ
ル名、ファイル番号をもつ1つのファイルとして格納し
(ステップS25)、この際に、受信データにはファイ
ル名、ファイル番号が識別子として付けられる(ステッ
プS26)。
【0048】このようにして、1ページ分の受信データ
に対するディスク装置8への格納処理を終了した後、デ
ィスク装置8に格納された受信データのページ数が指定
ページ数、すなわち1ぺージの受信文書に出力可能な受
信データのページ数となったか否かを判断する(ステッ
プS27)。指定ページ数分の受信データがディスク装
置8にまだ格納されていないときには(ステップS2
7;N)、再びステップS23に戻り、ステップS23
からステップS27までの処理を繰り返す。
【0049】一方、受信データのページ数が指定ページ
数となったときに(ステップS27:Y)、主制御部2
3は、ディスク装置8から指定ページ数分の受信データ
を取り出し、これらの受信データをサイズ縮小変換部2
2によってサイズ縮小してメモリ24のページバッファ
領域25に格納する(図7、ステップS28)。次い
で、このように格納された指定ページ数分の受信データ
に対して、識別子として、ディスク装置8内の受信デー
タに付されたファイル名、ファイル番号およびファクシ
ミリ装置名とチェック用番号を付加し、またファクシミ
リ受信情報を付加する(ステップS29)。
【0050】このようにしてページバッファ領域に所定
のデータが全て格納されると、主制御部23は、ページ
バッファ領域25からデータを読み出し、これをプロッ
タ11へ送り、1ページの受信文書Pとして出力させる
(ステップS30)。次いで、送信元からの受信データ
の受信が終了したか否かを判断する(ステップS3
1)。送信元から更に受信データを受信したときには
(ステップS31;N)、再びステップS23に戻り、
以後の受信データに対しても同様の処理を行い、指定ペ
ージ数分の受信データを縮小して1ページの受信文書P
として出力させる。送信元からの受信データの受信が終
了し、受信データの全ページをプロッタ11で出力した
とき(ステップS31;Y)、データの受信、ディスク
装置8への格納並びにプロッタ11での出力処理を終了
する。
【0051】図8はプロッタ11から上記のようにして
出力される受信文書例を示す図であって、この図の例で
は、受信データをサイズ縮小変換部22において“1/
4”にサイズ縮小した場合が示されている。この場合に
は、指定ページ数は4ページとなり、1ページ分の受信
文書Pには4ページ分の縮小後受信データDTを出力す
ることができて、各縮小後受信データDTには、それぞ
れファクシミリ装置名HNM、ファイル名FNM、チェ
ック用番号CHNおよびファイル番号FNOが付加さ
れ、また、ファクシミリ受信情報が付加されて印刷され
る。
【0052】この例では、1ページ分の受信文書Pに4
ページ分の縮小後受信データDTが出力されるので、送
信元からの受信データのページ数が例えば12ページで
あって、これを全部、受信文書に出力する場合にも、受
信文書のページ数は3ページで足り、第1の実施例に比
べて、受信文書のページ数を1/4に低減させることが
できる。これにより、プロッタ11から出力結果をより
迅速に得ることができ、また、受信文書を節減すること
が可能となる。そして、利用者は、受信データが複数ペ
ージまとめて印刷された受信文書により、受信データの
概要をイメージで把握することができ、この受信文書を
例えばダイジェスト版として使用することができる。
【0053】送信元のファクシミリ装置からのデータの
受信終了後、受信側のファクシミリ装置21の利用者
が、ディスク装置8に格納されている受信データを光フ
ァイル装置12に登録し保存しようとするときには、図
4と同様の手順によりダイジェスト版としての受信文書
Pを見て、これに印刷されているファイル名FNMまた
はファイル番号FNOの識別子を操作卓6から入力する
だけでよい。
【0054】これにより、受信文書P上の縮小後受信デ
ータDTに対応した受信データをディスク装置8から読
み出し、所定の処理を施した後、これを光ファイル装置
12へ転送し、光ファイル装置12に登録することがで
きる。一方、図9および図10は受信文書の1ページ目
のみをプロッタ11から出力させる場合の処理の流れを
示すフローチャートである。なお、図9および図10に
おいてステップS41からステップS49までの処理は
図6および図7のステップS21からステップS29ま
での処理と同じであるので、説明を省略する。
【0055】図9および図10の処理では、ステップS
49において、ページバッファ領域25に格納された最
初の指定ページ数分の受信データに対し、識別子とし
て、ファクシミリ装置名、チェック用番号、ファイル
名、ファイル番号、ファクシミリ受信情報が付加された
後、受信データのページ数カウンタiを、いままでに受
信した受信データのページ数(指定ページ数)に初期設
定する(ステップS50)。
【0056】そして、それ以後に受信した受信データに
対しては、ステップS43からステップS46までの手
順と同様の手順でこれをディスク装置8へ格納し、これ
にファイル名、ファイル番号を付すが(ステップS5
2)、サイズ縮小処理、メモリ24のページバッファ領
域25への格納処理は行わない。このかわりに、受信し
た受信データをディスク装置8へ格納する毎に、ページ
数カウンタiを“1”だけ歩進し(ステップS53)、
また、その受信データに対するファイル名、ファイル番
号を記憶する(ステップS54)。
【0057】これを繰り返して、送信元からの受信デー
タの受信が終了すると(ステップS51)、主制御部2
3は、ページバッファ領域25から最初の指定ページ数
分の受信データを読み出し、これをプロッタ11へ送
り、1ページの受信文書として出力させる(ステップS
55)。この際に、ページ数カウンタiは、受信データ
の全ページ数を表すものとなっているので、図11に示
すように、受信文書Pには、さらに、ページ数カウンタ
iに基づき受信データの全ページ数を示す受信ページ数
PAGEを印刷することができる。さらには、受信した
受信データの全てに対するファクシミリ装置名HNM、
ファイル名FNM、チェック用番号CHN、およびファ
クシミリ番号FNO1 〜FNOn を印刷することができ
る。
【0058】この例では、1ページ目の受信文書Pしか
印刷されないが、この受信文書Pには、全ての受信デー
タについての情報(ページ数、ファイル名、ファイル番
号)が印刷されるので、利用者は、この1ページの受信
文書Pをみて、これに印刷されているファイル名FNM
またはファイル番号FNO1 〜FNOn を操作卓6から
入力することでディスク装置8に格納されている受信デ
ータを読み出し、光ファイル装置12に登録することが
できる。
【0059】以上のように、第2の実施例では、第1の
実施例に比べて受信文書Pの印刷ページ数を少なくする
ことができる一方で、利用者は、特定のページのみ印刷
された受信文書から受信データ全体の概要を把握するこ
とができ、第1の実施例と同様にして、受信文書Pに印
刷されている所定の識別子によりディスク装置8内の各
受信データを検索することができ、検索された受信デー
タを光ファイル装置12に登録することができる。
【0060】なお、第2の実施例における上述の各例で
は、ディスク装置8に格納されて受信データをディスク
装置8から読み出してサイズ縮小変換を行いページバッ
ファ領域25に格納するようになっているが、送信元か
ら送られた受信データがメモリ24に蓄積されたとき
に、メモリ24に蓄積された受信データをメモリ24か
ら直接読み出してサイズ縮小変換を行いページバッファ
領域25に格納するようにしてもよい。
【0061】また、上述の各実施例では、メモリ7に蓄
積されたイメージデータとしての受信データを圧縮せず
に大容量のディスク装置8に格納し、またプロッタ11
に直接出力するようになっているが、メモリ7に蓄積さ
れたイメージデータとしての受信データを圧縮伸長部5
で符号化による圧縮をしてディスク装置8に格納し、ま
たこれを圧縮伸長部5で復号化による伸長をしてプロッ
タ11に出力するようにしてもよい。
【0062】また、上述の各実施例では、受信データを
プロッタ11にプリンタ出力するとしたが、ディスプレ
イ等が設けられている場合には、ディスプレイ等に表示
出力させてもよい。図12および図13は第3および第
4の実施例の構成を表したものである。この第3および
第4の実施例では、ファクシミリ装置がLANに接続さ
れており、そのLANとの通信を行うためのLAN通信
制御装置14(送受信手段)が配置されている。
【0063】図12に示した第3の実施例は第1の実施
例に対応しており、また、図13に示した第4の実施例
は第2の実施例に対応している。この第3の上記におけ
るファクシミリ装置では、送信元のファクシミリ装置か
らの受信データを受信し、これをディスク装置8に格納
すると共に、プロッタ11に出力する処理は、図2に示
した第1の実施例と同様の動作により処理が行われる。
また、第4の実施例におけるファクシミリ装置では、図
6、図7に示し、また、図9、図10に示した第2の実
施例と同様の動作によって、受信データの受信、ディス
ク装置8への格納およびプロッタ11への出力が行われ
る。
【0064】そして、この第3および第4の実施例にお
けるファクシミリ装置では、受信したデータを光ファイ
ル装置12に登録し保存する処理が、LAN通信制御装
置14から入力、指定されたファクシミリ装置名やチェ
ック用番号等の識別子に従って行われる。本実施例のフ
ァクシミリ装置と、LANを介して接続された他の端末
装置、例えばファイリング装置、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ等から識別子が入力されると、入
力された識別子は、LAN通信制御装置14で受信され
る。LAN通信制御装置14では、受信した識別子に従
って、該当するファイルをディスク装置8から読み出
し、光ファイル装置12に転送して登録が行われる。
【0065】すなわち、図4のステップS11におい
て、光ファイル装置12に受信データの登録を行う場
合、LAN接続されている他の端末装置が設置された場
所にいる利用者はまず、図3のような受信文書Pのファ
イル名FNMまたはファイル番号FNOを見て、その端
末装置からこのファイル名FNMまたはファイル番号F
NO、およびチェック用番号を指定し入力する。これに
より、以後、図4における、ステップS12からステッ
プS16までの処理により、受信データが光ファイル装
置12に登録される。
【0066】一方、ディスク装置8に一時的に格納され
た受信データ、または光ファイル装置12に登録された
受信データを、LAN接続された他の端末装置に転送す
る場合や、更に他の端末装置に転送する場合にも、ファ
クシミリ装置名、チェック用番号を入力することにより
行われる。この実施例のファクシミリ装置では、他の端
末装置への転送が指示されると、指定された識別子に対
応するファイルをディスク装置8または光ファイル装置
12から読み出して、LAN通信制御装置14により、
他の端末装置に読み出したファイルを転送する。
【0067】なお、第3および第4の実施例では、LA
N接続された他の端末装置から識別子を入力するだけで
なく、操作卓6の操作により識別子を入力することも可
能である。そして、操作卓6の操作により、ディスク装
置8に格納されているファイルを光ファイル装置12に
登録することが可能であり、また、ディスク装置8また
は光ファイル装置12に格納されているファイルをLA
N通信制御装置14の制御の下、LAN接続された他の
端末装置に転送することも可能である。
【0068】このように、第3および第4の実施例によ
れば、ファクシミリ装置がLANなどのネットワークに
LAN通信制御装置14を介して接続されているので、
データを受信したファクシミリ装置から離れている場所
に設置された他の端末装置からでも、識別子を指定する
ことにより、ファクシミリ装置に接続している光ファイ
ルに希望するファイルを格納することができる。従っ
て、わざわざ、ファクシミリ装置が設置された場所に行
かなくとも、自分の近くに存在する、LAN接続された
端末装置からファイル登録を行うことができる。
【0069】また、LAN接続された他の端末装置が設
置された場所から識別子を入力、指定することにより、
ファクシミリ装置のディスク装置8や光ファイル装置1
2に格納されているファイルを、操作している端末装置
や、他の端末装置に転送することが可能となる。従っ
て、受信データを受信したファクシミリ装置の設置され
ている場所に行くことなく、希望する端末装置に転送す
ることが可能となる。
【0070】さらに、ファクシミリ装置の操作卓6を操
作することにより、ディスク装置8や光ファイル装置1
2に格納された受信データを、LAN接続された他の端
末装置に転送し、登録することが可能となる。以上説明
した第1から第4までの実施例ではチェック用番号を識
別子とすることとしたが、本発明では、チェック用番号
を必要に応じて使用することとし、識別子から除外する
ことも可能である。この場合、各フローチャートで行わ
れるチェック用番号に関する処理は省略されることとな
る。
【0071】また、以上説明した各実施例では、出力手
段としてプロッタについて説明したが、本発明では、他
に、CRTや液晶表示装置等の各種表示装置を出力装置
として配置してもよい。以上のように請求項1〜4に記
載された発明を第1〜第4の実施例として順に説明した
が、以下ではこれらの第1〜第4の実施例に基づいて請
求項5〜10に記載された発明を説明する。
【0072】まず、第1の実施例に基づいて請求項5記
載の発明に係る実施例を説明する。図14は請求項5記
載の発明に係るファクシミリ装置の構成を第1の実施例
に基づいて示したブロック図である。なお、本実施例に
おいて図1の上述例と同一の構成については、同一符号
を付してその具体的な説明を省略する。図14におい
て、バーコードリーダ26は、識別子を表わすバーコー
ドを読み取るためのもので、バーコードは、本実施例に
おいてプロッタ11で受信データをプリント出力する際
に同時に付加されるものとする。このために、主制御部
2は、識別子をバーコードに、あるいはバーコードを識
別子に変換する変換部が設けられており、前記バーコー
ドリーダ26を通して読み取ったバーコードによって光
ファイル装置12に転送登録させようとする受信デー
タ、または検索、出力、削除を行う受信データを認識す
る。
【0073】なお、バーコードによって表わす識別子
は、前述したように、ファクシミリ装置名HNMを始め
としてファイル名FNM、ファイル番号FNO、チェッ
ク用番号CHN等を挙げることができる。次に、本実施
例のファクシミリ装置における動作について説明する。
図15はデータが送信される送信元のファクシミリ装置
から、電話回線20を介して文書等のデータを受信し、
受信したデータを大容量のディスク装置8に格納し、ま
た、プロッタ11へ出力するまでの処理の流れを表した
ものである。
【0074】図15において、ファクシミリ装置1は、
送信元のファクシミリ装置からの呼出し信号(16ヘル
ツの信号)が電話回線20を介して送られると、これを
網制御装置3で着信し、通信制御部4によってファクシ
ミリ受信接続手順を開始する(ステップT1)。すなわ
ち、送信元のファクシミリ装置からデータが送られる
と、ファクシミリ装置1はこれを受信し、受信データを
網制御装置3、通信制御部4を介してメモリ7に順次に
蓄積する(ステップT2)。なお、送信されるデータは
符号化がなされ圧縮されているので、これを受信してメ
モリ7に一旦蓄積した後、圧縮伸長部5で復号化し、イ
メージデータに復元して再びメモリ7に蓄積する。
【0075】主制御部2は、このようにして受信したデ
ータをメモリ7にイメージデータとして順次に蓄積し、
1ページ分の受信および蓄積が終了すると(ステップT
3;Y)、大容量のディスク装置8の空き領域をチェッ
クして、メモリ7に蓄積された1ページ分の受信データ
をディスク装置8へ転送し、所定のファイル名、ファイ
ル番号により区別された1つのファイルとして格納する
(ステップT4)。
【0076】なお、ディスク装置8に空き領域がない場
合には、ディスク装置8内のファイルを日付の旧い順に
消去して新しいファイルを作成する。このようにして1
ページ分のイメージデータとしての受信データをディス
ク装置8に1つのファイルとして格納した後、主制御部
2は、このファイルのファイル名、ファイル番号および
ファクシミリ装置名とチェック用番号を識別子としてバ
ーコードに変換してからイメージデータに付加し(ステ
ップT5)、これをプロッタ11に出力する(ステップ
T6)。
【0077】なお、送信元のファクシミリ装置からのデ
ータの受信処理は上記処理と並行して行われ、ページ毎
に上記ステップT2からステップT7までの処理が繰り
返され(ステップT7;Y)、最終ページまで受信した
後に(ステップT7;N)処理を終了する。図16は、
プロッタ11から上記のようにして出力される受信文書
の一例を表したものである。この図の例における受信文
書Pには、受信データであるイメージデータDTの他
に、その下側にファクシミリ装置名HNM(ホストネー
ム)、ファイル名FNM、ファイル番号FNO、および
チェック用番号CHNとがバーコードBCDとして付加
されて印刷される。
【0078】送信元のファクシミリ装置からのデータの
受信終了後、受信側のファクシミリ装置1の利用者は、
ディスク装置8に格納されている受信データを光ファイ
ル装置12に登録し保存するための操作を、この受信文
書Pを見ながら行う。図17は、受信データを光ファイ
ル装置12に登録し保存する処理の流れを表したもので
ある。
【0079】光ファイル装置12に受信データの登録を
行う場合に、まず利用者は、プロッタ11から出力され
た図16のような受信文書PのバーコードBCDをバー
コードリーダ26から入力することにより、ファクシミ
リ装置名HNM、ファイル名FNM、ファイル番号FN
O、およびチェック用番号CHNを指定する(ステップ
T11)。
【0080】続いてバーコードによって入力されたチェ
ック用番号CHNが正しいか否かを判断し(ステップT
12)、誤りである場合(ステップT12;N)にはエ
ラー処理(ステップT13)を行った後、処理を終了す
る。一方、チェック用番号CHNが正しい場合(ステッ
プT12;Y)、主制御部2は、指定されたファイル名
FNMまたはファイル番号FNOをもつファイルを大容
量のディスク装置8からサーチし、該当するファイルの
データ、すなわちプロッタ11に出力された受信文書P
の受信データDTに対応した受信データをディスク装置
8から読み出す(ステップT14)。
【0081】ついで、ディスク装置8から読み出したイ
メージデータとしての受信データを圧縮伸長部5で符号
化して圧縮し(ステップT15)、これを光ファイル装
置12へ転送し光ファイル装置12に登録する(ステッ
プT16)。このようにして、本実施例のファクシミリ
装置では、受信したデータをイメージデータの状態で大
容量のディスク装置8に一時保存する。このディスク装
置8に一時保存したイメージデータとしての受信データ
を、光ファイル装置12に転送して登録するようになっ
ている。従って、プロッタ11からプリント出力された
受信文書を光ファイルシステムのスキャナで再度読み取
る必要がないので、受信時の画像鮮度を低下させること
なく光ファイル装置12への登録と保存を行うことがで
きる。
【0082】また、プリント出力される受信文書のペー
ジ数が多いときでも受信文書の読み取り操作が不要であ
り、ファクシミリ装置名HNM、ファイル名FNM、フ
ァイル番号FNO等をバーコードBCDにより指定する
ことで、多数枚分の受信データを一括して登録すること
ができるので、識別子の入力ミスを解消でき、操作性、
作業効率を高めることができる。
【0083】さらに、受信データは、大容量のディスク
装置8に一時保存され、この内容がすぐに消されること
はない。従って、利用者は、プロッタ11への受信文書
の出力、確認作業や光ファイル装置12への登録操作を
直ちに行う必要はない。そして、充分な検討、確認を行
った上で都合のよい時点で必要な受信データのみをディ
スク装置8から選択して光ファイル装置12に登録する
ことができ、余分な情報を登録することなく容易に光フ
ァイリングを行うことができる。
【0084】さらには、独自モードでないので、送信元
のファクシミリ装置の機種に依存せず、受信側の利用者
の主導権の下で上記のように必要な受信データを確認、
選択し、登録することができる。また、受信データが保
存された光ファイル装置12の光ファイルディスクを光
ファイルシステムの所へ持っていき、編集、検索、印刷
を行うようにすれば、ファイリングのOA化を実現する
こともできる。
【0085】そして、バーコードBCDとしての識別子
にファクシミリ装置名HNMが付加されているので、複
数のファクシミリ装置が同一の会社や同一のフロアに配
置されているような場合でも、どのファクシミリ装置で
受信したのかを利用者が知ることができる。また、バー
コードBCDとしての識別子にチェック用番号CHNが
付加されているので、似たファイル名が存在していたと
しても間違えて他のファイルを指定することがなく、プ
ロッタ11からプリント出力された文書を持っている人
だけがそのファイルをアクセスすることが可能となり、
簡単なセキュリティになる。
【0086】続いて、前記第2の実施例に基づいて請求
項5記載の発明に係る実施例を説明する。図18は請求
項5記載の発明に係るファクシミリ装置の構成を第2の
実施例に基づいて示したブロック図である。なお、本実
施例において図5の上述例と同一の構成については、同
一符号を付してその具体的な説明を省略する。
【0087】図18において、バーコードリーダ26
は、識別子を表わすバーコードを読み取るためのもの
で、バーコードは、本実施例においてプロッタ11で受
信データをプリント出力する際に同時に付加されるもの
とする。このために、主制御部23は、識別子をバーコ
ードに、あるいはバーコードを識別子に変換する変換部
が設けられており、前記バーコードリーダ26を通して
読み取ったバーコードによって光ファイル装置12に転
送登録させようとする受信データ、または検索、出力、
削除を行う受信データを認識する。
【0088】なお、バーコードによって表わす識別子
は、前述したように、ファクシミリ装置名HNMを始め
としてファイル名FNM、ファイル番号FNO、チェッ
ク用番号CHN等を挙げることができる。次に、本実施
例のファクシミリ装置21の動作について説明する。図
19および図20は受信データの全データの全ページを
プロッタ11から出力させる場合の処理の流れを示すフ
ローチャートである。図19および図20を参照する
と、ファクシミリ装置21は、送信元のファクシミリ装
置からの呼び出し信号が電話回線20を介して送られる
と、これを網制御装置3で着信し、通信制御部4によっ
てファクシミリ受信接続手順を開始する(ステップT2
1)。すなわち、まず、送信元からファクシミリ受信情
報(DCS、NSS)が送られると、これを記録する
(ステップT22)。しかる後、図15のステップS2
からステップS5までの処理と同様にして、送信元から
データが送られると、これを受信し、受信データをイメ
ージデータに復元してメモリ24に蓄積する(ステップ
T23)。
【0089】1ページ分の受信が終了すると(ステップ
T24)、メモリ24に蓄積された1ページ分の受信デ
ータを大容量のディスク装置8へ転送し、所定のファイ
ル名、ファイル番号をもつ1つのファイルとして格納し
(ステップT25)、この際に、受信データにはファイ
ル名、ファイル番号を表わす識別子がバーコードによっ
て付けられる(ステップT26)。
【0090】このようにして、1ページ分の受信データ
に対するディスク装置8への格納処理を終了した後、デ
ィスク装置8に格納された受信データのページ数が指定
ページ数、すなわち1ぺージの受信文書に出力可能な受
信データのページ数となったか否かを判断する(ステッ
プT27)。指定ページ数分の受信データがディスク装
置8にまだ格納されていないときには(ステップT2
7;N)、再びステップT23に戻り、ステップT23
からステップT27までの処理を繰り返す。
【0091】一方、受信データのページ数が指定ページ
数となったときに(ステップT27:Y)、主制御部2
3は、ディスク装置8から指定ページ数分の受信データ
を取り出し、これらの受信データをサイズ縮小変換部2
2によってサイズ縮小してメモリ24のページバッファ
領域25に格納する(図20、ステップT28)。次い
で、このように格納された指定ページ数分の受信データ
に対して、識別子として、ディスク装置8内の受信デー
タに付されたファイル名、ファイル番号およびファクシ
ミリ装置名とチェック用番号をバーコードに変換してか
ら付加し、またファクシミリ受信情報を付加する(ステ
ップT29)。
【0092】このようにしてページバッファ領域に所定
のデータが全て格納されると、主制御部23は、ページ
バッファ領域25からデータを読み出し、これをプロッ
タ11へ送り、1ページの受信文書Pとして出力させる
(ステップT30)。次いで、送信元からの受信データ
の受信が終了したか否かを判断する(ステップT3
1)。送信元から更に受信データを受信したときには
(ステップT31;N)、再びステップT23に戻り、
以後の受信データに対しても同様の処理を行い、指定ペ
ージ数分の受信データを縮小して1ページの受信文書P
として出力させる。送信元からの受信データの受信が終
了し、受信データの全ページをプロッタ11で出力した
とき(ステップT31;Y)、データの受信、ディスク
装置8への格納並びにプロッタ11での出力処理を終了
する。
【0093】図21はプロッタ11から上記のようにし
て出力される受信文書例を示す図であって、この図の例
では、受信データをサイズ縮小変換部22において“1
/4”にサイズ縮小した場合が示されている。この場合
には、指定ページ数は4ページとなり、1ページ分の受
信文書Pには4ページ分の縮小後受信データDTを出力
することができて、各縮小後受信データDTには、それ
ぞれファクシミリ装置名HNM、ファイル名FNM、チ
ェック用番号CHNおよびファイル番号FNOがバーコ
ードBCD1 、BCD2 として付加され、また、ファク
シミリ受信情報が付加されて印刷される。
【0094】この例では、1ページ分の受信文書Pに4
ページ分の縮小後受信データDTが出力されるので、送
信元からの受信データのページ数が例えば12ページで
あって、これを全部、受信文書に出力する場合にも、受
信文書のページ数は3ページで足り、第1の実施例に比
べて、受信文書のページ数を1/4に低減させることが
できる。これにより、プロッタ11から出力結果をより
迅速に得ることができ、また、受信文書を節減すること
が可能となる。そして、利用者は、受信データが複数ペ
ージまとめて印刷された受信文書により、受信データの
概要をイメージで把握することができ、この受信文書を
例えばダイジェスト版として使用することができる。
【0095】送信元のファクシミリ装置からのデータの
受信終了後、受信側のファクシミリ装置21の利用者
が、ディスク装置8に格納されている受信データを光フ
ァイル装置12に登録し保存しようとするときには、図
17と同様の手順によりダイジェスト版としての受信文
書Pを見て、これに印刷されているファイル名FNMま
たはファイル番号FNOの識別子をバーコードリーダ2
6から入力するだけでよい。
【0096】これにより、受信文書P上の縮小後受信デ
ータDTに対応した受信データをディスク装置8から読
み出し、所定の処理を施した後、これを光ファイル装置
12へ転送し、光ファイル装置12に登録することがで
きる。一方、図22および図23は受信文書の1ページ
目のみをプロッタ11から出力させる場合の処理の流れ
を示すフローチャートである。なお、図22および図2
3においてステップT41からステップT49までの処
理は図19および図20のステップT21からステップ
T29までの処理と同じであるので、説明を省略する。
【0097】図22および図23の処理では、ステップ
T49において、ページバッファ領域25に格納された
最初の指定ページ数分の受信データに対し、識別子とし
てのバーコードBCD(ファクシミリ装置名、チェック
用番号、ファイル名、ファイル番号)を付加し、さらに
ファクシミリ受信情報を付加した後、受信データのペー
ジ数カウンタiを、いままでに受信した受信データのペ
ージ数(指定ページ数)に初期設定する(ステップT5
0)。
【0098】そして、それ以後に受信した受信データに
対しては、ステップT43からステップT46までの手
順と同様の手順でこれをディスク装置8へ格納し、これ
にファイル名、ファイル番号を付すが(ステップT5
2)、サイズ縮小処理、メモリ24のページバッファ領
域25への格納処理は行わない。このかわりに、受信し
た受信データをディスク装置8へ格納する毎に、ページ
数カウンタiを“1”だけ歩進し(ステップT53)、
また、その受信データに対するファイル名、ファイル番
号を記憶する(ステップT54)。
【0099】これを繰り返して、送信元からの受信デー
タの受信が終了すると(ステップT51)、主制御部2
3は、ページバッファ領域25から最初の指定ページ数
分の受信データを読み出し、これをプロッタ11へ送
り、1ページの受信文書として出力させる(ステップT
55)。この際に、ページ数カウンタiは、受信データ
の全ページ数を表すものとなっているので、図24に示
すように、受信文書Pには、さらに、ページ数カウンタ
iに基づき受信データの全ページ数を示す受信ページ数
PAGEを印刷することができる。さらには、受信した
受信データの全てに対するファクシミリ装置名HNM、
ファイル名FNM、チェック用番号CHNのバーコード
BCDを、また各受信データDTに対するファイル番号
FNOを印刷することができる。
【0100】この例では、1ページ目の受信文書Pしか
印刷されないが、この受信文書Pには、全ての受信デー
タについての情報(ページ数、ファイル名、ファイル番
号)が印刷されるので、利用者は、この1ページの受信
文書Pをみて、これに印刷されているバーコードBCD
をバーコードリーダ26から入力することでディスク装
置8に格納されている受信データを読み出し、光ファイ
ル装置12に登録することができる。
【0101】以上のように、本実施例では、図18に示
した実施例に比べて受信文書Pの印刷ページ数を少なく
することができる一方で、利用者は、特定のページのみ
印刷された受信文書から受信データ全体の概要を把握す
ることができ、受信文書Pに印刷されているバーコード
BCDによりディスク装置8内の各受信データを検索す
ることができ、検索された受信データを光ファイル装置
12に登録することができる。
【0102】なお、本実施例における上述の各例では、
ディスク装置8に格納されて受信データをディスク装置
8から読み出してサイズ縮小変換を行いページバッファ
領域25に格納するようになっているが、送信元から送
られた受信データがメモリ24に蓄積されたときに、メ
モリ24に蓄積された受信データをメモリ24から直接
読み出してサイズ縮小変換を行いページバッファ領域2
5に格納するようにしてもよい。
【0103】また、上述の各実施例では、メモリ7に蓄
積されたイメージデータとしての受信データを圧縮せず
に大容量のディスク装置8に格納し、またプロッタ11
に直接出力するようになっているが、メモリ7に蓄積さ
れたイメージデータとしての受信データを圧縮伸長部5
で符号化による圧縮をしてディスク装置8に格納し、ま
たこれを圧縮伸長部5で復号化による伸長をしてプロッ
タ11に出力するようにしてもよい。
【0104】また、上述の各実施例では、受信データを
プロッタ11にプリンタ出力するとしたが、ディスプレ
イ等が設けられている場合には、ディスプレイ等に表示
出力させてもよい。ここで、図14および図18に示す
実施例に基づいて請求項6記載の発明を説明する。各図
において、操作卓6には、プロッタ11によりバーコー
ドと共に受信データを出力する際の出力条件を指定する
出力条件指定部が設けられている。この出力条件指定部
において指定された条件により、図16(全文出力)、
図21(縮小全文出力)、図24(縮小1ページ出
力)、あるいは後述する図25(1ページ目のみ出力)
に示すような出力文書を得ることができる。
【0105】このように、本実施例においては、操作者
の所望するプリント出力の条件を指定することにより、
必要な形式の受信データをプリントでき、プリント出力
を効率的に運用できる。次に、請求項7記載の発明を実
施例に基づいて説明する。図14または図18におい
て、主制御部2または23は、出力制限部として、受信
データの1ページ目のみをプロッタ11で出力させる。
このとき、受信データDTには、図25に示すように、
バーコードBCD(ファクシミリ装置名、ファイル番
号、チェック番号などをバーコードに変換したもの)お
よびページ情報PAGE(受信データの全ページ数)を
付加する。なお、図18に示す実施例においては、バー
コードBCDおよび受信ページ数PAGEを付加するた
めに、1ページ目の受信データDTを縮小することがで
きる。
【0106】図26は図25の受信文書の出力処理を示
すフローチャートである。なお、本フローチャートで
は、図14の実施例における受信文書の出力処理を説明
する。図26において、ファクシミリ装置1は、送信側
のファクシミリ装置からの呼出信号が電話回線20を介
して送られると、これを網制御装置3で着信し、通信制
御部4によってファクシミリ受信接続手順を開始する
(ステップP1)、すなわち、まず、送信元からファク
シミリ受信情報(DCS、NSS)が送られると、これ
を記録する(ステップP2)。しかる後、このファクシ
ミリ受信情報に対応させて受信データをイメージデータ
に復元してメモリ7に蓄積する(ステップP3)。
【0107】1ページ分のデータを受信すると(ステッ
プP4)、メモリ7に蓄積された1ページ分の受信デー
タを大容量のディスク装置8に格納し(ステップP
5)、ページ数をカウントアップして(ステップP
6)、全ページのデータを受信する(ステップP7)。
このとき、全ページの受信データは、所定のファイル
名、ファイル番号をもつ1つのファイルとして格納さ
れ、また受信データにはファイル名、ファイル番号を表
わす識別子がバーコードによって付けられる。
【0108】このようにして、全てのデータを受信し終
ると、ディスク装置8から1ページ目のみの受信データ
を読み出してメモリ7に格納する(ステップP8)。メ
モリ7に格納された受信データは、ファクシミリ装置
名、ファイル番号、チェック番号などの管理番号をバー
コードに変換して付加し、またページ数などのファクシ
ミリ情報も付加してから(ステップP9)、プロッタ1
1に転送され、図25に示すような受信文書の出力が実
行される(ステップP10)。
【0109】このように、本実施例においては、通常の
受信文書では渡したい相手への送信案内書である第1ペ
ージ目のみを出力するので、受信内容を秘匿したままで
宛先本人を特定することができ、また出力の要否をも判
読できるので、必要な受信データのみを出力でき、ペー
パレス化を図ることができる。なお、本実施例において
の第1ページ目のみの出力は、メーカ独自の親展モード
に依存しないので、汎用的に使用することができる。
【0110】また、出力される第1ページ目にはバーコ
ードが付加されるので、受信データの正規の受取人が受
信データ全文を出力する際に文書の指定が容易であり、
これと何らかのパスワードを組み合せることで、セキュ
リティ性も高めることができる。以下、請求項8〜10
記載の発明を実施例に基づいて説明する。
【0111】図27は請求項8〜10記載の発明に係る
ファクシミリ装置の構成を第3の実施例に基づいて示し
たブロック図であり、図28は請求項8〜10記載の発
明に係るファクシミリ装置の構成を第4の実施例に基づ
いて示したブロック図である。なお、図27、28に示
す各実施例においてそれぞれ図12、13の上述例と同
一の構成については、同一符号を付してその具体的な説
明を省略する。また、図29は図27、28に示すファ
クシミリ装置とデータ通信網を介して接続される端末の
構成を示すブロック図である。
【0112】まず、構成を説明する。図27、28にお
いて、バーコードリーダ26は、識別子としてのバーコ
ードを読み取るためのもので、バーコードリーダ26を
通して読み取ったバーコードによって主制御部2、23
は、図14、18に示した実施例と同様に光ファイル装
置12に転送登録させようとする受信データや、検索、
出力、削除を行う受信データを認識することができる。
【0113】すなわち、図27に示すファクシミリ装置
では、送信元のファクシミリ装置からの受信データを受
信し、これをディスク装置8に格納すると共に、プロッ
タ11に出力する処理は、図15に示した実施例と同様
の動作により処理が行われる。また、図28に示すファ
クシミリ装置では、図19、図20に示し、また図2
2、図23に示した実施例と同様の動作によって、受信
データの受信、ディスク装置8への格納およびプロッタ
11への出力が行われる。
【0114】そして、図27、28に示すファクシミリ
装置では、受信したデータを光ファイル装置12に登録
し保存する処理が、LAN通信制御装置14から入力、
指定されたファクシミリ装置名やチェック用番号等の識
別子(バーコード)に従っても行われる。このために、
LAN通信制御装置14はLANを介して図29に示す
端末のLAN通信制御装置31に接続されており、この
端末には識別子を表わすバーコードを読み取るバーコー
ドリーダ32が設けられている。また、端末は、端末全
体を制御する主制御部33を備えており、この主制御部
33は、データバス等のバスラインを介して次の各部と
接続されている。すなわち、LAN通信等に関してデー
タの符号化および復号化を行う圧縮伸長部34、ファイ
ルの転送や、検索、出力、または削除を指定する操作卓
35が接続されている。また、主制御部33には、LA
N通信制御装置31などを介して受信した受信データ等
が蓄積されるメモリ36、このメモリ36に蓄積された
受信データ等が転送され格納される、例えばハードディ
スク、読み書きが可能な光ファイル等からなる大容量の
ディスク装置37、このディスク装置37を制御するデ
ィスクコントローラ38、操作状況や受信データ等を表
示するディスプレイ39が、それぞれ接続されている。
なお、ディスク装置37およびディスクコントローラ3
8は、必要に応じて備えられるもので、必須のものでは
ない。
【0115】図27、28に示すファクシミリ装置と図
29に示す端末はLANに接続されており、そのOAネ
ットワークシステムの構成例が図30に示される。図3
0に示すように、本実施例のファクシミリ装置1、21
と、バーコードリーダ32を備えた端末、例えば検索端
末41、デジタルPPC42、ワードプロセッサWP4
3、光ファイリング装置44、ワークステーションWS
45、パーソナルコンピュータPC46とがLANを介
して接続されている。また、バーコードリーダ32を備
えていない端末、例えばファイルサーバ47、レーザビ
ームプリンタLBP48、入力専用ファクシミリ装置4
9もLANに接続されている。
【0116】上記構成において、請求項8記載のファク
シミリ装置は、例えば図30に示す検索端末41のバー
コードリーダ32を通して読み取ったバーコードを、図
29のLAN通信制御装置31から図27または図28
のLAN通信制御装置14により受信する。このバーコ
ードに対応した受信データを主制御部2または23は、
ディスク装置8から検索し読み出して、光ファイル装置
12に転送そして登録する。
【0117】すなわち、図17のステップT11におい
て、光ファイル装置12に受信データの登録を行う場
合、LAN接続されている検索端末41が設置された場
所にいる利用者はまず、図16のような受信文書Pのフ
ァイル名FNMやファイル番号FNOを表わすバーコー
ドBCDを、検索端末41のバーコードリーダ32で読
み取り、LAN通信制御装置14を介してファクシミリ
装置に入力する。これにより、以後、図17における、
ステップT12からステップT16までの処理により、
受信データが光ファイル装置12に登録される。
【0118】このように、本実施例においては、ファク
シミリ装置がLANなどのネットワークにLAN通信制
御装置14を介して接続されているので、データを受信
したファクシミリ装置から離れている場所に設置された
他の端末装置からでも、バーコードにより識別子を指定
することができ、ファクシミリ装置に接続している光フ
ァイル装置12に希望するファイルを格納することがで
きる。従って、わざわざ、ファクシミリ装置が設置され
た場所に行かなくとも、自分の近くに存在する、LAN
接続された端末装置からファイル登録を行うことができ
る。さらに、バーコードによって識別子の入力を機械読
取できるので、入力ミスを解消することができる。
【0119】また、上記構成において、請求項9記載の
ファクシミリ装置は、例えばワードプロセッサWP43
のバーコードリーダ32を通して読み取ったバーコード
を、図29のLAN通信制御装置31から図27または
図28のLAN通信制御装置14により受信する。この
バーコードに対応した受信データを主制御部2または2
3は、ディスク装置8から検索し読み出したり、削除し
たり、またはプロッタ11をして出力させる。
【0120】図31はLAN接続された端末からのバー
コード入力によりファクシミリ装置のプロッタ11でプ
リント出力する際の動作を示すフローチャートである。
例えばワードプロセッサWP43からの指示によりファ
クシミリ装置1のプロッタ11から受信データを出力さ
せる場合、図31のステップP11において、LAN接
続されているワードプロセッサWP43が設置された場
所にいる利用者はまず、図16のような受信文書Pのフ
ァイル名FNMやファイル番号FNOを表わすバーコー
ドBCDを、ワードプロセッサWP43のバーコードリ
ーダ32で読み取り、LAN通信制御装置14を介して
ファクシミリ装置に入力する。
【0121】このとき、ワードプロセッサWP43のデ
ィスプレイ39には、バーコードBCDから解析したフ
ァクシミリ装置名HNM、ファイル名FNM等のファイ
ル情報が表示される(ステップP12)。この表示情報
を確認した利用者がこのプリント出力を行うよう操作卓
35を通して指定するかどうかを判断し(ステップP1
3)、変更する際には再度のバーコード入力を受け付け
て(ステップP14)、プリント出力の条件を操作卓3
5から指定する(ステップP15)。なお、ここでいう
出力条件とは、前述したように図16(全文出力)、図
21(縮小全文出力)、24(縮小1ページ出力)、あ
るいは図25(1ページ目のみ出力)等の出力文書を得
るための条件である。ファクシミリ装置は、この出力条
件に従って受信データをプロッタ11により出力する
(ステップP16)。
【0122】なお、本フローチャートはプロッタ出力に
ついての動作を示しているが、検索、削除についても同
様の動作にて実現可能であり、例えば検索動作において
はステップP16の処理を、検索データをディスプレイ
39に表示する処理に置き換えることで達成できる。こ
のように、本実施例においては、LAN接続された端末
からバーコードにより識別子を指定し、受信データを登
録するのみならず検索、出力、削除できるので、わざわ
ざ、ファクシミリ装置が設置された場所に行かなくと
も、自分の近くに存在する端末からファイルを操作でき
る。
【0123】また、上記構成において、請求項10記載
のファクシミリ装置は、例えば光ファイリング装置44
のバーコードリーダ32を通して読み取ったバーコード
を、図29のLAN通信制御装置31から図27または
図28のLAN通信制御装置14により受信する。この
バーコードに対応した受信データを主制御部2または2
3は、ディスク装置8または光ファイル装置12から検
索し読み出して、光ファイリング装置44を始めとする
所望の端末たとえばレーザビームプリンタLBP48に
転送する。
【0124】すなわち、ディスク装置8に一時的に格納
された受信データ、または光ファイル装置12に登録さ
れた受信データを、LAN接続された他の端末装置に転
送する場合や、更に他の端末装置に転送する場合にも、
ファクシミリ装置名、チェック用番号等をLAN接続さ
れた端末からバーコード入力することにより行われる。
本実施例のファクシミリ装置では、他の端末装置への転
送が指示されると、指定されたバーコード識別子に対応
するファイルをディスク装置8または光ファイル装置1
2から読み出して、LAN通信制御装置14から他の端
末装置に転送する。
【0125】なお、本実施例では、LAN接続された他
の端末装置から識別子をバーコード入力するだけでな
く、ファクシミリ装置のバーコードリーダ26によりバ
ーコード識別子を入力することも可能である。そして、
操作卓6の操作により、ディスク装置8に格納されてい
るファイルを光ファイル装置12に登録することが可能
であり、また、ディスク装置8または光ファイル装置1
2に格納されているファイルをLAN通信制御装置14
の制御の下、LAN接続された他の端末装置に転送する
ことも可能である。
【0126】このように、本実施例においては、LAN
接続された他の端末装置が設置された場所から識別子を
バーコードによって入力、指定することにより、ファク
シミリ装置のディスク装置8や光ファイル装置12に格
納されているファイルを、操作している端末装置や、他
の端末装置に転送することが可能となる。従って、受信
データを受信したファクシミリ装置の設置されている場
所に行くことなく、希望する端末装置に転送することが
可能となる。
【0127】なお、以上説明した各実施例では、出力手
段としてプロッタについて説明したが、本発明では、他
に、CRTや液晶表示装置等の各種表示装置を出力装置
として配置してもよい。
【0128】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、検索転送手段
において識別子の1つとしてのファクシミリ装置名によ
りデータを検索して前記ファイル手段に転送する構成と
しているので、ファクシミリ装置が複数存在する場合で
も、データを受信したファクシミリ装置を容易に認識す
ることができ、受信データの登録処理を容易に行うこと
ができる。
【0129】請求項2記載の発明では、検索転送手段に
おいて識別子の1つとしてチェック用番号によりデータ
を検索してファイル手段に転送する構成としているの
で、ファイルの指定誤りが少なく、ファイルの秘密性が
高められる。請求項3記載の発明では、データ通信網と
の間でデータの送受信を行う送受信手段とをファクシミ
リ装置に具備させ、検索転送手段において、送受信手段
から受信した所定の識別子により記憶手段に一時保存さ
れたデータを検索してファイル手段に転送する構成とし
たのでネットワークに接続された他の端末装置から、受
信データの登録処理を行うことができる。
【0130】請求項4記載の発明では、検索転送手段に
おいて、送受信手段から受信した所定の識別子により、
前記記憶手段に一時保存されたデータまたは前記ファイ
ル手段に登録保存されたデータを検索し、送受信手段か
らデータ通信網に接続された所定の端末装置に転送する
構成としたので、ネットワーク接続された他の端末装置
に対して受信データの転送を行うことができる。請求項
5記載の発明に係るファクシミリ装置によれば、出力手
段で受信データを出力する際に付加される識別子を変換
部によりバーコードに変換し、出力されたバーコードを
バーコードリーダによって読み取るので、このバーコー
ドリーダを通して読み取ったバーコードによってファイ
ル手段に転送登録させようとする受信データ、または検
索、出力、削除を行う受信データを認識することができ
るので、識別子の入力ミスを解消でき、操作性、作業効
率を高めることができる。
【0131】請求項6記載の発明に係るファクシミリ装
置によれば、バーコードが付加される受信データの出力
手段における出力条件を出力条件指定部により指定する
ので、必要な形式の受信データをプリントでき、プリン
ト出力を効率的に運用できる。請求項7記載の発明に係
るファクシミリ装置によれば、受信データの1ページ目
のみを出力手段で出力させ、この受信データにバーコー
ドおよびページ情報を付加するので、受信データの宛先
とその概略のみを判読できる範囲に出力内容を限定し、
受信側のみの設定で受信データの保護機能を実現でき
る。
【0132】請求項8記載の発明に係るファクシミリ装
置によれば、データ通信網に接続された端末にバーコー
ドリーダを設け、この接続端末のバーコードリーダを通
して読み取ったバーコードを送受信手段により受信し、
このバーコードに対応した受信データを検索転送手段に
より検索してファイル手段に転送するので、データを受
信したファクシミリ装置から離れている場所に設置され
た他の端末装置からでも、バーコードにより識別子を指
定することができ、ファクシミリ装置に接続しているフ
ァイル手段に希望するファイルを格納することができ
る。従って、わざわざ、ファクシミリ装置が設置された
場所に行かなくとも、自分の近くに存在するデータ通信
網に接続された端末装置からファイル登録を行うことが
できる。さらに、バーコードによって識別子の入力を機
械読取できるので、入力ミスを解消することができる。
【0133】請求項9記載の発明に係るファクシミリ装
置によれば、データ通信網に接続された端末のバーコー
ドリーダを通して読み取ったバーコードによって検索、
出力、または削除を行う受信データを認識するので、わ
ざわざ、ファクシミリ装置が設置された場所に行かなく
とも、自分の近くに存在する端末からファイルを操作で
きる。
【0134】請求項10記載の発明に係るファクシミリ
装置によれば、データ通信網に接続された端末のバーコ
ードリーダを通して読み取ったバーコードを送受信手段
により受信し、このバーコードに対応した受信データを
検索転送手段により検索して前記データ通信網に接続さ
れている所望の端末に転送するので、受信データを受信
したファクシミリ装置の設置されている場所に行くこと
なく、希望する端末装置に転送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の第1の実施例
のブロック図である。
【図2】同上、ファクシミリ装置で受信データを大容量
のディスク装置に一時保存し、またプロッタに出力する
処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】同上、プロッタから出力される受信文書例を示
す説明図である。
【図4】同上、光ファイル装置への登録処理の流れを示
すフローチャートである。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置の第2の実施例
のブロック図である。
【図6】同上、受信データの全ページをプロッタから出
力させる場合の前半の処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】同上、図6の後半を示すフローチャートであ
る。
【図8】同上、図6、図7で示すような処理においてプ
ロッタから出力される受信文書例を示す説明図である。
【図9】同上、受信文書の1ページ目だけをプロッタか
ら出力させる場合の前半の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】同上、図9の後半を示すフローチャートであ
る。
【図11】同上、プロッタから出力される受信文書例を
示す説明図である。
【図12】本発明に係るファクシミリ装置の第3の実施
例のブロック図である。
【図13】本発明に係るファクシミリ装置の第4の実施
例のブロック図である。
【図14】請求項5または6記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の構成を第1の実施例に基づいて示したブロッ
ク図である。
【図15】同上、ファクシミリ装置で受信データを大容
量のディスク装置に一時保存し、またプロッタに出力す
る処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】同上、プロッタから出力される受信文書例を
示す説明図である。
【図17】同上、光ファイル装置への登録処理の流れを
示すフローチャートである。
【図18】請求項5または6記載の発明に係るファクシ
ミリ装置の構成を第2の実施例に基づいて示したブロッ
ク図である。
【図19】同上、受信データの全ページをプロッタから
出力させる場合の前半の処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】同上、図19の後半を示すフローチャートで
ある。
【図21】同上、図19、図20で示すような処理にお
いてプロッタから出力される受信文書例を示す説明図で
ある。
【図22】同上、受信文書の1ページ目だけをプロッタ
から出力させる場合の前半の処理を示すフローチャート
である。
【図23】同上、図22の後半を示すフローチャートで
ある。
【図24】同上、プロッタから出力される受信文書例を
示す説明図である。
【図25】請求項7記載の実施例による受信文書の出力
例である。
【図26】同上、受信文書の出力処理を示すフローチャ
ートである。
【図27】請求項8〜10記載の発明に係るファクシミ
リ装置の構成を第3の実施例に基づいて示したブロック
図である。
【図28】請求項8〜10記載の発明に係るファクシミ
リ装置の構成を第4の実施例に基づいて示したブロック
図である。
【図29】図27、28に示すファクシミリ装置とデー
タ通信網を介して接続される端末の構成を示すブロック
図である。
【図30】LANに接続された端末とファクシミリ装置
によって構成されるOAネットワークシステムの一実施
例である。
【図31】LAN接続された端末からのバーコード入力
によりファクシミリ装置のプロッタ11でプリント出力
する際の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1、21 ファクシミリ装置 2、23 主制御部(検索転送手段、変換部、出力制限
部) 3 網制御装置(受信手段) 4 通信制御部 5 圧縮伸長部 6 操作卓(出力条件指定部) 7、24 メモリ 8 ディスク装置(記憶手段) 9 ディスクコントローラ 10 スキャナ 11 プロッタ(出力手段) 12 光ファイル装置(ファイル手段) 13 光ファイルコントローラ 14 LAN通信制御装置(送受信手段) 22 サイズ縮小変換部 25 ページバッファ領域 26 バーコードリーダ P 受信文書 DT 受信データ FNM ファイル名 FNO ファイル番号 HNM ファクシミリ装置名 CHN チェック用番号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを受信する受信手段と、 この受信手段で受信したデータを一時保存する記憶手段
    と、 前記受信手段で受信したデータに所定の識別子を付加し
    て出力する出力手段と、 前記記憶手段に保存された所定のデータを登録し保存す
    るファイル手段と、 前記記憶手段に保存された所定のデータを所定の識別子
    により検索して転送する検索転送手段とを備え、 前記検索転送手段は、識別子の1つとしてのファクシミ
    リ装置名によりデータを検索して前記ファイル手段に転
    送することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 検索転送手段は、識別子の1つとしてチ
    ェック用番号によりデータを検索してファイル手段に転
    送することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 データを受信する受信手段と、 この受信手段で受信したデータを一時保存する記憶手段
    と、 前記受信手段で受信したデータに所定の識別子を付加し
    て出力する出力手段と、 前記記憶手段に保存された所定のデータを登録し保存す
    るファイル手段と、 前記記憶手段に保存された所定のデータを所定の識別子
    により検索して転送する検索転送手段と、 データ通信網との間でデータの送受信を行う送受信手段
    とを備え、 前記検索転送手段は、前記送受信手段から受信した所定
    の識別子により前記記憶手段に一時保存されたデータを
    検索して前記ファイル手段に転送することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 検索転送手段は、送受信手段から受信し
    た所定の識別子により、記憶手段に一時保存されたデー
    タまたはファイル手段に登録し保存されたデータを検索
    して、送受信手段からデータ通信網に接続された所定の
    端末装置に転送することを特徴とする請求項3記載のフ
    ァクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 出力手段で受信データを出力する際に付
    加される識別子をバーコードに変換する変換部と、 出力されたバーコードを読み取るバーコードリーダと、
    を設け、 このバーコードリーダを通して読み取ったバーコードに
    よってファイル手段に転送登録させようとする受信デー
    タ、または検索、出力、削除を行う受信データを認識す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のファクシミ
    リ装置。
  6. 【請求項6】 バーコードが付加される受信データの出
    力手段における出力条件を指定する出力条件指定部を備
    えたことを特徴とする請求項5記載のファクシミリ装
    置。
  7. 【請求項7】 受信データの1ページ目のみを出力手段
    で出力させる出力制限部を設け、 この受信データにバーコードおよびページ情報を付加す
    ることを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 データ通信網に接続された端末にバーコ
    ードリーダを設け、この接続端末のバーコードリーダを
    通して読み取ったバーコードを送受信手段により受信
    し、 このバーコードに対応した受信データを検索転送手段に
    より検索してファイル手段に転送することを特徴とする
    請求項3または4記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 データ通信網に接続された端末のバーコ
    ードリーダを通して読み取ったバーコードによって検
    索、出力、または削除を行う受信データを認識すること
    を特徴とする請求項8記載のファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 データ通信網に接続された端末のバー
    コードリーダを通して読み取ったバーコードを送受信手
    段により受信し、 このバーコードに対応した受信データを検索転送手段に
    より検索して前記データ通信網に接続されている所望の
    端末に転送することを特徴とする請求項9記載のファク
    シミリ装置。
JP20762792A 1991-09-13 1992-08-04 ファクシミリ装置 Pending JPH05199381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20762792A JPH05199381A (ja) 1991-09-13 1992-08-04 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26307291 1991-09-13
JP3-263072 1991-09-13
JP20762792A JPH05199381A (ja) 1991-09-13 1992-08-04 ファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05199381A true JPH05199381A (ja) 1993-08-06

Family

ID=26516365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20762792A Pending JPH05199381A (ja) 1991-09-13 1992-08-04 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05199381A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467562B1 (ko) * 1997-07-14 2005-04-06 삼성전자주식회사 메모리 송신시 메모리 관리 방법
CN106161831A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 佳能(苏州)系统软件有限公司 文档处理系统及文档处理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467562B1 (ko) * 1997-07-14 2005-04-06 삼성전자주식회사 메모리 송신시 메모리 관리 방법
CN106161831A (zh) * 2015-04-15 2016-11-23 佳能(苏州)系统软件有限公司 文档处理系统及文档处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6288799B1 (en) Image communicating apparatus
US5673373A (en) Image forming system with security function
JPH07288630A (ja) 画像処理装置
JP4860599B2 (ja) 画像処理装置
JPH11103367A (ja) 画像入力装置および端末装置
JPH07288625A (ja) 画像処理装置
JPH05199381A (ja) ファクシミリ装置
JPH07288671A (ja) 画像処理装置
EP0796001A2 (en) Data processing apparatus which determines transmission destination of image data
JPH08289067A (ja) スキャナシステム
KR100299960B1 (ko) 복합기에서의데이터편집관리방법
JPH07288638A (ja) 画像処理装置
JP3229062B2 (ja) 通信方式
JP2001084185A (ja) データ処理装置、データ処理システムにおけるデータ処理方法及びコンピュータ可読記憶媒体
JPH07288644A (ja) 画像処理装置
JP3537596B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0846711A (ja) ファクシミリ装置
JPH07203160A (ja) ファクシミリ装置
EP2388985B1 (en) Communication apparatus and control method of communication apparatus
JPH07288643A (ja) 画像処理装置
JPH1079816A (ja) ファクシミリ装置
JP2005341615A (ja) 送信装置
JPS63208354A (ja) フアクシミリ装置
JPH07288641A (ja) 画像処理装置
JPH07288640A (ja) 画像処理装置