JPH05199245A - 情報伝送システム - Google Patents

情報伝送システム

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JPH05199245A
JPH05199245A JP4008412A JP841292A JPH05199245A JP H05199245 A JPH05199245 A JP H05199245A JP 4008412 A JP4008412 A JP 4008412A JP 841292 A JP841292 A JP 841292A JP H05199245 A JPH05199245 A JP H05199245A
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JP
Japan
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polarity
terminal device
information
transmission system
information transmission
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JP4008412A
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English (en)
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Akio Kurobe
彰夫 黒部
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端末装置の信号線の取り付け極性を間違えて
も、衝突競合が起こった場合に短絡電流により端末装置
の電子素子が破損するということを防止できる情報伝送
システムを提供する。 【構成】端末装置1は、受信した情報電文の極性を極性
検出手段4により検出してその結果を応答電文により返
送する。端末装置21 〜2n は、端末装置1からの応答
電文の内容に応じて切り替え手段5を制御することによ
り以後の送信電文の極性を端末装置1の極性に一致させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バス形式のネットワー
クにおいてCSMA/CDによるメディアアクセス制御
方式を用いた情報伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バス型ネットワークにおいて送信
権を決めるメディアアクセス制御方式の1つに、勝ち残
り式のCSMA/CD方式があった。この勝ち残り式C
SMA/CD方式は、2台以上の端末装置が送信したパ
ルスの論理和が伝送媒体により構成される伝送路上の伝
送信号となる情報伝送システムにおいて、各端末装置は
自己の送信電文と伝送路上の伝送信号とをビット単位で
比較し、パルスを送信していない端末装置が伝送路上に
パルスを受信した場合には他の端末装置との競合に負け
たと判断し、送信を中止する方式である。複極信号であ
るAMI信号を用いたネットワークに競合制御方式を適
用する場合には、同一極性のパルスを衝突させる必要が
あり、端末装置の送信部において正極性のパルスと負極
性のパルスとのいずれを先に送出するかを事前に設定し
ていた。
【0003】一方、伝送路上に重畳された直流信号の極
性から極性検知を行う従来の極性検出手段は、図12の
ように、整流用ダイオード31,32,33,34と、
フォトカプラー35,36と、抵抗37,38と、プル
アップ抵抗39,40と、端子41,42とを備えてい
た。整流用ダイオード31のアノードおよび整流用ダイ
オード34のカソードは伝送媒体43に接続されてお
り、整流用ダイオード32のカソードおよび整流用ダイ
オード33のアノードは伝送媒体44に接続されてい
る。直流電源45または直流電源46が伝送媒体43,
44に印加されていないとき、フォトカプラー35,3
6はオフ状態であり、端子41,42はハイレベルであ
る。
【0004】この従来の極性検出手段において、伝送媒
体43,44に直流電源45が接続された場合を考える
と、直流電源45から伝送媒体43と整流用ダイオード
31と抵抗37とフォトカプラー35と整流用ダイオー
ド32と伝送媒体44とを介して直流電源45に戻る閉
ループを電流が流れ、フォトカプラー35はオン、フォ
トカプラー36はオフとなり、端子41はローレベル、
端子42はハイレベルとなる。また、伝送媒体43,4
4に直流電源46が接続された場合を考えると、直流電
源46から伝送媒体44と整流用ダイオード33と抵抗
38とフォトカプラー36と整流用ダイオード34と伝
送媒体43とを介して直流電源46に戻る閉ループを電
流が流れ、フォトカプラー36はオン、フォトカプラー
35はオフとなり、端子42はローレベル、端子41は
ハイレベルとなる。したがって直流電流の極性により極
性検出を行うことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の情報伝送
システムでは、施工上のなんらかの理由により誤って正
極用信号線と負極用信号線との取り付けを逆にしてしま
った場合には、伝送路につながる各端末装置からの送信
電文が衝突競合を発生した場合に、例えば端末装置mか
ら送信される正極信号と端末装置nから送信される負極
信号とが同時に各端末装置m,nの送信部においてトラ
ンジスタ等の素子をオン状態にさせていることから、端
末装置mの送信部と端末装置nの送信部とが短絡され、
端末装置mと端末装置nとの間に過電流が流れて送信部
の各素子が破壊されるという問題があった。
【0006】また、直流電流の極性から極性検出する従
来の極性検出手段では、直流電流を重畳する必要があ
り、極性検出手段の回路部品も含めてスペースファクタ
ーとコストファクターとの点で不利であった。本発明は
かかる事情に鑑みて成されたものであり、端末装置の信
号線の取り付け極性を間違えても、衝突競合が起こった
場合に短絡電流により端末装置の電子素子が破損すると
いうことを防止できる情報伝送システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の情報伝送シス
テムは、複数の端末装置が1本の伝送媒体を介してベー
スバンド信号よりなる情報電文を所定の極性で調歩同期
を用いて直列伝送する情報伝送システムにおいて、受信
した情報電文のスタートビットの極性を検出する極性検
出手段を有し、受信した情報電文の極性を極性検出手段
により検出してその結果を応答電文により返送する第1
の端末装置と、この第1の端末装置からの応答電文の内
容に応じて送信する情報電文のベースバンド信号の極性
を切り替える切り替え手段を有し、第1の端末装置から
の応答電文の内容に応じて切り替え手段を制御すること
により以後の送信電文の極性を第1の端末装置の極性に
一致させる第2の端末装置とを備えたことを特徴として
いる。
【0008】請求項2の情報伝送システムは、請求項1
の構成に加えて、情報電文のベースバンド信号が複極A
MI信号であることを特徴としている。請求項3の情報
伝送システムは、請求項1の構成に加えて、システム立
ち上げ時に、第1の端末装置が、ポーリングにより順次
極性設定を行なう第2の端末装置を指定する極性設定シ
ーケンスを実行する構成としたことを特徴としている。
【0009】請求項4の情報伝送システムは、請求項3
の構成に加えて、電源投入後、極性設定シーケンスより
も長いタイムアウト時間が経過するまでポーリングが行
なわれない場合に、第2の端末装置が、自発的に第1の
端末装置宛に情報電文を送信する構成としたことを特徴
としている。請求項5の情報伝送システムは、請求項4
の構成に加えて、第2の端末装置が、情報電文において
メディアアクセス制御の優先順位を決定する優先コード
に、優先順位の最も低いコードを設定して送信する構成
としたことを特徴としている。
【0010】請求項6の情報伝送システムは、請求項1
の構成に加えて、第1の端末装置が、第2の端末装置か
らの情報電文受信後、間隔をあけずに返送するデータリ
ンク層のアクノリッジコードにより極性検出結果を返送
する構成としたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1の情報伝送システムにおいて、第1の
端末装置は、受信した情報電文の極性を極性検出手段に
より検出してその結果を応答電文により返送する。第2
の端末装置は、第1の端末装置からの応答電文の内容に
応じて切り替え手段を制御することにより以後の送信電
文の極性を第1の端末装置の極性に一致させる。
【0012】請求項2の情報伝送システムにおいて、情
報電文のベースバンド信号は、複極AMI信号である。
請求項3の情報伝送システムにおいては、システム立ち
上げ時に、第1の端末装置が、ポーリングにより順次極
性設定を行なう第2の端末装置を指定する極性設定シー
ケンスを実行する。
【0013】請求項4の情報伝送システムにおいては、
電源投入後、極性設定シーケンスよりも長いタイムアウ
ト時間が経過するまでポーリングが行なわれない場合
に、第2の端末装置が、自発的に第1の端末装置宛に情
報電文を送信する。請求項5の情報伝送システムにおい
ては、第2の端末装置が、情報電文においてメディアア
クセス制御の優先順位を決定する優先コードに、優先順
位の最も低いコードを設定して送信する。
【0014】請求項6の情報伝送システムにおいては、
第1の端末装置が、第2の端末装置からの情報電文受信
後、間隔をあけずに返送するデータリンク層のアクノリ
ッジコードにより極性検出結果を返送する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における情報伝送
システムの概略構成図で、この情報伝送システムは、第
1の端末装置としての端末装置1と、第2の端末装置と
しての端末装置21 〜2n と、伝送路を構成する伝送媒
体としてのバス3とを備えている。端末装置1は、極性
検出手段4を備えており、端末装置21 〜2n は、各々
切り替え手段5を備えている。端末装置1は、端末装置
1 〜2n から受信した情報電文の極性を極性検出手段
4により検出して、その結果を応答電文により端末装置
1 〜2n に返送する。端末装置21 〜2n は、端末装
置1からの応答電文の内容に応じて切り替え手段5を制
御することにより、以後の送信電文の極性を端末装置1
の極性に一致させる。バス3は、端末装置1,21 〜2
n がベースバンド信号よりなる情報電文を所定の極性で
調歩同期を用いて直列伝送するためのものである。極性
検出手段4は、端末装置1が端末装置21 〜2n から受
信した情報電文のスタートビットの極性を検出する。切
り替え手段5は、端末装置1からの応答電文の内容に応
じて端末装置21 〜2n が送信する情報電文のベースバ
ンド信号の極性を切り替える。
【0016】図2は極性検出手段4の構成図で、極性検
出手段4は、正極性比較器7と、負極性比較器8と、ス
タートビット検出手段9と、ストップビット検出手段1
0と、RSフリップフロップ11と、論理和素子12,
13と、論理積素子14とを備えている。正極性比較器
7は、バス3側の複極信号であるAMI信号の正極性の
パルスを検知して単極RZ信号を出力する。負極性比較
器8は、AMI信号の負極性のパルスを検知して単極R
Z信号を出力する。スタートビット検出手段9は、AM
I信号のスタートビットを検出する。ストップビット検
出手段10は、AMI信号のストップビットを検出す
る。
【0017】図3は切り替え手段5の構成図で、切り替
え手段5は、1入力2出力のセレクタ16,17と、D
フリップフロップ18と、トグルフリップフロップ19
とを備えている。セレクタ16は、論理積素子20,2
1により構成されており、セレクタ17は、論理積素子
22,23により構成されている。セレクタ16の論理
積素子20,21の出力端は、端末装置21 〜2n のA
MI信号を生成するためのアナログ回路部(図示せず)
に接続されており、論理積素子20の出力であるTXD1が
正極性パルス生成用信号、論理積素子21の出力である
TXD2が負極性パルス生成用信号となり、論理積素子20
と論理積素子21とが交互に正のパルスを出力すること
によりバス3にAMI信号が送信される。
【0018】次に動作の概略を説明する。図4は本発明
の実施例1における情報伝送システムの極性制御を示す
シーケンス図で、端末装置21 は端末装置1と同じ極性
でバス3に接続されており、端末装置2n は逆極性で接
続されているものとする。端末装置21 が送信した極性
通知要求電文aを受信した端末装置1は、その極性通知
要求電文aの極性を極性検出手段4により検出する。な
お、極性検出手段4の動作の詳細については後述する。
この場合、同極性で受信したことが検出されるので、そ
の旨を端末装置1が極性通知電文bにより端末装置21
に通知する。端末装置21 は、極性通知電文bが同極性
を通知していることから、極性の切り換えは実行しな
い。次に端末装置2n が送信した極性通知要求電文aを
端末装置1が受信した場合、端末装置1は、極性検出手
段4により逆極性であることを検出し、その旨を極性通
知電文cで端末装置2n に通知する。端末装置2n は、
極性通知電文cが逆極性を通知しているため、切り替え
手段5により送信極性の切り換えを行い、以後の送信電
文の極性を端末装置1と同一にする。なお、切り替え手
段5の動作の詳細については後述する。
【0019】次に極性検出手段4の動作の詳細を説明す
る。図5は極性検出手段4の動作を説明するタイムチャ
ートで、この例では正極性側から信号データを受信して
いる。まず論理和素子13の第2の入力端に供給される
リセット信号RESET がハイレベルからローレベルに変わ
ることにより、回路動作が開始する。正極性比較器7
は、AMI信号の正極性パルスを検知して出力RXDPをハ
イレベルにする。負極性比較器8は、AMI信号の負極
性パルスを検知して出力RXDMをハイレベルにする。論理
和素子12は、正極性比較器7の出力RXDPと負極性比較
器8の出力RXDMとの論理和をとり、受信データRXD を出
力する。ここで、出力RXDP,RXDM および受信データRXD
は全て負論理の信号である。図5においては、出力RXD
P,RXDM および受信データRXD の3つの信号により、デ
ューティレシオ50%で"001011 …1"の信号が正極性側
から受信されている場合を示している。スタートビット
検出手段9は、スタートビット受信時に正のパルスSTを
出力し、スタートビットにおいてAMI信号の極性が正
極性であったときにRSフリップフロップ11の出力PD
をハイレベルにする。ストップビット検出手段10は、
ストップビット受信時に正のパルスSTP を出力し、RS
フリップフロップ11の出力PDをローレベルにする。負
極性側から受信した場合には、スタートビット検出手段
9からのパルスSTがハイレベルのタイミングで正極性比
較器7の出力RXDPはローレベルであり、RSフリップフ
ロップ11はセットされることなく出力PDはローレベル
のままである。このようにしてRSフリップフロップ1
1の出力PDにより1コード単位でAMI信号を正負のど
ちらの極性のパルスから受信したかを検知する。例え
ば、RSフリップフロップ11の出力PDがハイレベルで
あれば正極性パルスから受信し始めたことを検知し、出
力PDがローレベルであれば負極性パルスから受信し始め
たことを検知する。
【0020】次に切り替え手段5の動作の詳細を説明す
る。図6は負極性パルスから先にAMIの送信信号を送
信する設定を行っている場合の切り替え手段5のタイム
チャートで、送信信号TXD に送信データが出力されてい
ない間に、極性セレクト信号PSELがハイレベルの状態で
極性セット信号PSETがハイレベルのアクティブになるこ
とにより、以後単極RZ信号の送信データが送信信号TX
D に出力されて、その単極RZ信号の送信データをAM
I信号の送信データに変換する際に、負極性パルス生成
用信号TXD2が正極性パルス生成用信号TXD1よりも先に正
のパルスを出力する設定となる。一方、図7は正極性パ
ルスから先にAMIの送信信号を送信する設定を行って
いる場合の切り替え手段5のタイムチャートで、送信信
号TXD に送信データが出力されていない間に、極性セレ
クト信号PSELがローレベルの状態で極性セット信号PSET
がハイレベルのアクティブになることにより、以後単極
RZ信号の送信データが送信信号TXD に出力されて、そ
の単極RZ信号の送信データをAMI信号の送信データ
に変換する際に、正極性パルス生成用信号TXD1が負極性
パルス生成用信号TXD2よりも先に正のパルスを出力する
設定となる。なお、Dフリップフロップ18およびトグ
ルフリップフロップ19のクロック入力端には送信クロ
ックSCLKが供給され、Dフリップフロップ18は出力Q1
を出力し、トグルフリップフロップ19は出力Q2を出力
する。
【0021】このように、端末装置21 〜2n の接続極
性が誤っていた場合にも、自動的に端末装置1の極性に
合わせるので、施工時の誤接続を補償できる。また極性
検出手段4を本実施例のような構成にすれば、直流電流
を重畳する必要がないので、スペースファクターとコス
トファクターとの点で有利である。 (実施例2)図8は本発明の実施例2における情報伝送
システムの極性制御を示すシーケンス図で、電源投入
後、極性制御が行なわれる以前に端末装置21 〜2n
任意に極性通知要求電文aを送信すれば、極性が逆の電
文同士が衝突する可能性が大きい。そこでこの実施例2
では、電源投入後に端末装置1が端末装置21 〜2n
極性設定開始電文dをポーリングする極性設定シーケン
スを実行する。すなわち電源投入後、端末装置1が送信
する極性設定開始電文dを受信した端末装置だけが極性
通知要求電文aを送信する。極性通知要求電文a以降の
シーケンスは実施例1と同様である。また情報伝送シス
テムの構成も実施例1と同様である。このようにすれ
ば、極性設定シーケンスにより電源投入後の逆極性電文
の衝突を良好に回避できる。 (実施例3)図9は本発明の実施例3における情報伝送
システムの極性制御を示すシーケンス図で、端末装置2
1 〜2n-1 は、端末装置1と同じ時間に電源投入され、
実施例2の極性設定シーケンスを実行する。端末装置2
1 〜2n-1 の極性設定シーケンスが行なわれた後に端末
装置2n の電源が投入されたとすると、端末装置2n
端末装置1からの極性設定開始電文dを受信できないた
め、極性の設定が不可能である。そこで端末装置2
n は、電源投入後、極性設定シーケンスの実行時間T1
より長いタイムアウト時間T2 の経過後に、自ら極性通
知要求電文aを送信する。極性通知要求電文a以降のシ
ーケンスは実施例1と同様である。ここでタイムアウト
時間T2 を設けているのは、端末装置21 〜2n-1 の極
性設定シーケンス中に自ら極性通知要求電文aを送信す
るのを防ぐためである。このようにすれば、端末装置2
1 〜2n-1 の極性設定シーケンスが行なわれた後に端末
装置2 n の電源が投入された場合でも、端末装置2n
極性を設定できる。 (実施例4)実施例3において極性設定シーケンス終了
後に電源投入された端末装置2n が極性通知要求電文a
を送信する場合、既に極性設定が終了した端末装置21
〜2 n-1 が送信する通常電文と逆極性で衝突する可能性
がある。そこで本発明の実施例4では、極性要求設定電
文aを自ら送信する場合には、メディアアクセス制御の
優先順位を決定する優先コードに優先順位の最も低いコ
ードを設定して送信する。図10の(a)は極性設定済
みの端末装置21 〜2n-1 が送信した電文の優先コード
部で、スタートビットから第2ビットb2 まですべてパ
ルスを送出している。図10の(b)は極性設定前の端
末装置2n が同時に逆極性で電文を送信しており、優先
コードの符号は極性設定済みの端末装置21 〜2n-1
同じ場合である。この場合、逆極性のパルスが衝突する
ためバス3上の波形は図10の(c)のようにすべて不
定となる。ここで、勝ち残り式のCSMA/CD方式の
場合、パルスを送出しない端末装置がバス3上にパルス
を確認した場合には競合負けと判断して送信を中断する
が、パルスを送出した場合にはバス3上のパルスの有無
は判断しないため、図10の(a)(b)のように極性
設定済みの端末装置21 〜2n-1 と極性設定前の端末装
置2n との双方が送信を中断することなく逆極性のまま
送信し続ける。一方、この実施例4のように優先コード
の優先度を最も低い符号に設定した場合、図10の
(d)のように第0ビットb0 でバス3上の信号はパル
スありと確定するため、極性設定前の端末装置2n は競
合負けと判断し、以降の送信を中止することから、図1
0の(e)のように逆極性のパルスの衝突は回避でき
る。 (実施例5)一般に短い電文を効率よく正確にやりとり
する方法として、受信電文の誤り判定をした結果をデー
タリンク層のアクノリッジコードとして受信電文の最後
に間隔をあけずに返送する方法が取られているが、本発
明の実施例5はこれに新たに、受信電文の極性が同極性
であることを示すアクノリッジコードACK1と、受信した
電文の極性が逆極性であることを示すアクノリッジコー
ドACK2とを新設するものである。図11は本発明の実施
例5における情報伝送システムの極性制御を示すシーケ
ンス図で、電源投入後、端末装置1からの極性設定開始
電文dを受信した端末装置21 は、極性通知要求電文a
を返送する。端末装置1は、極性通知要求電文aの極性
を検出し、電文終了と同時に同極性であることを示すア
クノリッジコードACK1を返送する。端末装置21 は、ア
クノリッジコードACK1を確認して同極性であることから
極性切り換えは行なわない。次に端末装置1は、端末装
置2n に対し、極性設定開始電文dを送信する。端末装
置2n は、それに対し極性通知要求電文aを返送する。
端末装置1は、極性通知要求電文aの極性を検出し、電
文終了と同時に逆極性であることを示すアクノリッジコ
ードACK2を返送する。端末装置2n は、アクノリッジコ
ードACK2を確認して逆極性であることから極性切り換え
を行い、以降の送信極性を切り換える。このようにすれ
ば、極性設定のシーケンス時間を短縮することができ、
トラフィックの軽減が図れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の端末装置が1本の伝送媒体を介してベースバンド信
号よりなる情報電文を所定の極性で調歩同期を用いて直
列伝送する情報伝送システムにおいて、受信した情報電
文のスタートビットの極性を検出する極性検出手段を有
し、受信した情報電文の極性を極性検出手段により検出
してその結果を応答電文により返送する第1の端末装置
と、第1の端末装置からの応答電文の内容に応じて送信
する情報電文のベースバンド信号の極性を切り替える切
り替え手段を有し、第1の端末装置からの応答電文の内
容に応じて切り替え手段を制御することにより以後の送
信電文の極性を第1の端末装置の極性に一致させる第2
の端末装置とを備えたので、第2の端末装置の極性を第
1の端末装置の極性に合わせることができることから、
信号線の取り付け極性を考慮する必要がなくなり、衝突
競合が起こった場合に短絡電流により端末装置の電子素
子が破損するのを良好に防止できるという優れた効果を
奏する。
【0023】また、システム立ち上げ時に、第1の端末
装置が、ポーリングにより順次極性設定を行なう第2の
端末装置を指定する極性設定シーケンスを実行するよう
にすれば、極性設定中にも逆極性の信号が衝突するのを
低減できる。また、電源投入後、極性設定シーケンスよ
りも長いタイムアウト時間が経過するまでポーリングが
行なわれない場合に、第2の端末装置が、自発的に第1
の端末装置宛に情報電文を送信するようにすれば、第2
の端末装置の極性を確実に設定できる。
【0024】また、第2の端末装置が、情報電文におい
てメディアアクセス制御の優先順位を決定する優先コー
ドに、優先順位の最も低いコードを設定して送信するよ
うにすれば、極性設定中に逆極性の信号が衝突した場合
にもただちに送信を中止することが可能となり、短絡電
流により電子素子が破損するのを一層確実に防止でき
る。
【0025】また、第1の端末装置が、第2の端末装置
からの情報電文受信後、間隔をあけずに返送するデータ
リンク層のアクノリッジコードにより極性検出結果を返
送するようにすれば、極性設定のためのシーケンスの時
間を短縮することが可能となり、トラフィックを軽減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における情報伝送システムの
概略構成図である。
【図2】極性検出手段の構成図である。
【図3】切り替え手段の構成図である。
【図4】本発明の実施例1における情報伝送システムの
極性制御を示すシーケンス図である。
【図5】極性検出手段の動作を説明するタイムチャート
である。
【図6】負極性パルスから先にAMIの送信信号を送信
する設定を行っている場合の切り換え手段の動作を説明
するタイムチャートである。
【図7】正極性パルスから先にAMIの送信信号を送信
する設定を行っている場合の切り換え手段の動作を説明
するタイムチャートである。
【図8】本発明の実施例2における情報伝送システムの
極性制御を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の実施例3における情報伝送システムの
極性制御を示すシーケンス図である。
【図10】優先コードの競合状態を説明するタイムチャ
ートである。
【図11】本発明の実施例5における情報伝送システム
の極性制御を示すシーケンス図である。
【図12】従来の極性検出手段の構成図である。
【符号の説明】
1 端末装置 21 〜2n 端末装置 3 バス 4 極性検出手段 5 切り替え手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置が1本の伝送媒体を介し
    てベースバンド信号よりなる情報電文を所定の極性で調
    歩同期を用いて直列伝送する情報伝送システムにおい
    て、 受信した情報電文のスタートビットの極性を検出する極
    性検出手段を有し、受信した情報電文の極性を極性検出
    手段により検出してその結果を応答電文により返送する
    第1の端末装置と、 前記第1の端末装置からの応答電文の内容に応じて送信
    する情報電文のベースバンド信号の極性を切り替える切
    り替え手段を有し、第1の端末装置からの応答電文の内
    容に応じて切り替え手段を制御することにより以後の送
    信電文の極性を第1の端末装置の極性に一致させる第2
    の端末装置とを備えたことを特徴とする情報伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 情報電文のベースバンド信号が複極AM
    I信号であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝
    送システム。
  3. 【請求項3】 システム立ち上げ時に、第1の端末装置
    が、ポーリングにより順次極性設定を行なう第2の端末
    装置を指定する極性設定シーケンスを実行する構成とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 電源投入後、極性設定シーケンスよりも
    長いタイムアウト時間が経過するまでポーリングが行な
    われない場合に、第2の端末装置が、自発的に第1の端
    末装置宛に情報電文を送信する構成としたことを特徴と
    する請求項3に記載の情報伝送システム。
  5. 【請求項5】 第2の端末装置が、情報電文においてメ
    ディアアクセス制御の優先順位を決定する優先コード
    に、優先順位の最も低いコードを設定して送信する構成
    としたことを特徴とする請求項4に記載の情報伝送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 第1の端末装置が、第2の端末装置から
    の情報電文受信後、間隔をあけずに返送するデータリン
    ク層のアクノリッジコードにより極性検出結果を返送す
    る構成としたことを特徴とする請求項1に記載の情報伝
    送システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286616B2 (en) 2002-05-31 2007-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transmission system

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