JPH05199148A - 衛星通信用地球局の送受信装置 - Google Patents

衛星通信用地球局の送受信装置

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JPH05199148A
JPH05199148A JP696892A JP696892A JPH05199148A JP H05199148 A JPH05199148 A JP H05199148A JP 696892 A JP696892 A JP 696892A JP 696892 A JP696892 A JP 696892A JP H05199148 A JPH05199148 A JP H05199148A
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JP
Japan
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frequency
carrier
satellite communication
signal
communication base
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Pending
Application number
JP696892A
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English (en)
Inventor
Kazuji Sasaki
一二 佐々木
Akihiko Toyoshima
昭彦 豊島
Junichi Nakada
純一 中田
Masami Abe
雅美 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】衛星通信基地局の送信周波数と復調回路の基準
キャリア周波数とのオフセット周波数が大きくても速や
かな復調を可能とする衛星通信用地球局の送受信装置を
提供することである。 【構成】複数の衛星通信基地局の異なる送信周波数とキ
ャリア再生回路2の基準キャリア周波数との周波数差を
上記複数の衛星通信基地局の識別局番号と共に記憶する
記憶手段14と、上記周波数差に応じたオフセット電圧
ΔVを発生して再生キャリアcの周波数を制御する制御
手段13、12b、15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信用地球局の
送受信装置に関し、特にその復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】静止衛星通信システムの1つに低ビット
レートデータ通信のインマルサット(国際海事衛星機
構)スタンダードC(低速度データ通信に関する標準C
タイプ)システムがある。このシステムの変調方式はB
PSK(2相位相偏位変調)方式であり、復調には一般
に同期検波方式が採用されている。このシステムにおけ
る復調については、低C/N(キャリア電力/雑音電
力)であっても復調が可能となるような復調性能がシス
テム仕様で要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インマルサ
ットスタンダードC通信端末装置としての衛星通信用地
球局の送受信装置で通信を行なう場合、プロトコルの関
係上、複数の衛星通信基地局(静止衛星と衛星通信用地
球局との間に介在する局)の送信信号を受信する必要が
あるが、これらの衛星通信基地局の送信周波数と上記送
受信装置の復調回路の基準キャリア周波数とは一定範囲
内でオフセットしている。このオフセットのため、上記
システム仕様の要求に対応した復調回路のキャリア再生
回路はキャリアロックまでに時間が掛かり過ぎるという
不具合があった。
【0004】上記オフセット周波数の最大値は970H
zである。オフセット周波数の値が大きい程、復調でき
るまでの時間が長く掛かり、場合によっては衛星通信用
地球局の応答遅れにより衛星通信基地局のタイマ制限に
引っかかる。このタイマ制限に引っかかると、衛星通信
基地局は交信中の地球局は無いものとみなすため、地球
局は復調不可能となる。
【0005】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のであり、その目的とするところは、衛星通信基地局の
送信周波数と復調回路の基準キャリア周波数とのオフセ
ット周波数が大きくても速やかな復調を可能とする衛星
通信用地球局の送受信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、送信周波数の異なる複数の衛
星通信基地局から送出される送信信号を受信して得られ
た受信信号の周波数と再生キャリアの周波数とが一致す
るように上記再生キャリアの周波数を制御するキャリア
再生回路を有する衛星通信用地球局の送受信装置におい
て、上記複数の衛星通信基地局の異なる送信周波数と上
記キャリア再生回路の基準キャリア周波数との周波数差
を予め上記複数の衛星通信基地局の識別局番号と共に記
憶する記憶手段と、上記周波数差に応じたオフセット電
圧を発生して上記再生キャリアの周波数を制御する制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明による衛星通信用地球局の送受信装置
においては、図1に示すように、変調信号aの受信中、
可変周波数発振器9から出力され、受信変調信号aの周
波数に合致した再生キャリアの周波数fを周波数カウン
タ11でカウントする。
【0008】周波数カウント11の出力信号はインタフ
ェース12aを介してCPU13に入力され、制御手段
を構成するCPU13で、再生キャリア周波数fと基準
キャリア周波数f0との偏差Δfを計算し、受信中の衛
星通信基地局の識別局番号と共に記憶手段14に記憶す
る再び同じ衛星通信基地局の送信信号を受ける場合に
は、受信開始前に予めCPU13は上記周波数オフセッ
ト値Δfを出力する。これにより可変周波数発振器9か
ら出力される再生キャリア周波数fは基準キャリア周波
数f0に対してΔfの周波数オフセット値を生じ、従っ
て、再度の受信変調信号aの周波数に一致し、迅速なキ
ャリアロックが可能となる。
【0009】
【実施例】続いて、この発明による衛星通信用地球局の
送受信装置の一実施例につき、図面を参照して詳細に説
明する。
【0010】図1は、この発明の一実施例に係る衛星通
信用地球局の送受信装置を構成する同期検波方式の復調
回路を示すブロック図である。インマルサットスタンダ
ードCにおいては、1200bpsのデータ及びエラー
訂正用ビット等を2相PSK(BPSK)方式で位相変
調しており、この変調信号aが図1における入力端子T
1に供給される。
【0011】図1において、入力端子T1に供給された
変調信号aは受信データ再生回路1とキャリア再生回路
2に入力される。
【0012】受信データ再生回路1では、供給された受
信信号aとキャリア再生回路2で再生されるキャリア再
生信号cを用いて、位相検波回路3、タイミング波抽出
回路4および識別再生回路5を経て、受信データ信号R
Dを出力する。
【0013】キャリア再生回路2は、位相比較回路6
a、6b、掛算器7、ループフィルタ8、可変周波数発
振器9およびπ/2移相器10から成る。位相比較回路
6aには受信信号aと可変周波数発振器9の出力信号c
とが入力され、これらを掛け合わせて位相比較信号を
得、この位相比較信号を掛算器5に供給する。また、位
相比較回路6bには、受信信号aと可変周波数発振器9
の出力信号をπ/2移相器10によって90度位相を進
めた信号c′とが入力され、これらを掛け合わせて位相
比較信号を得、この位相比較信号を掛算器5に供給す
る。
【0014】掛算器7では、供給された各位相比較信号
を掛け合わせることによって位相誤差検出信号eを得
る。そして、位相誤差検出信号eは後述の加算器16を
経た後のループフィルタ8によってノイズ成分が除去さ
れた上で、可変周波数発振器9に制御信号として供給さ
れる。このループがロックした状態(掛算器7から0V
の位相誤差検出信号eが得られている状態)で可変周波
数発振器9出力として、受信信号aの中心周波数と同周
波数、同位相の信号cが再生される。すなわち、受信信
号aのキャリアが再生されることになる。
【0015】図1において、変調信号aの受信中、キャ
リア再生回路2の可変周波数発振器9から出力される再
生キャリアcを周波数カウンタ11に入力し、再生キャ
リアc周波数をカウントし、結果的に、再生キャリアc
が周波数的に合致した受信信号aの周波数をカウントす
る。この周波数カウンタ11の出力信号はインタフェー
ス12aを介してCPU13に送られ、CPU13で
は、記憶手段としてのメモリ14に記憶している基準キ
ャリア周波数f0との偏差Δf(=f−f0)を計算
し、現在受信している衛星通信基地局の識別局番号ID
と共にメモリ14に記憶する。
【0016】再び同じ衛星通信基地局の送信信号を受け
る場合、受信開始の前にCPU13は、その衛星通信基
地局のIDを参照してメモリ14から周波数オフセット
値Δfを読み出し、この読み出した値はインタフェース
12bを介してD/Aコンバータ15に入力される。D
/Aコンバータ15は、入力したオフセット周波数値Δ
fに対応する直流バイアスをオフセット電圧ΔVとして
出力する。
【0017】このオフセット電圧ΔVによって、可変周
波数発振器9から出力される再生キャリア周波数fと基
準キャリア周波数f0とのオフセット値が、メモリ14
から読み出されたオフセット値Δfと一致するように予
め調整される。
【0018】D/Aコンバータ15から出力されるオフ
セット電圧ΔVは掛算器7から出力される位相誤差検出
信号eと加算器16で加算され、この加算された信号は
可変周波数発振器9に入力される。なお、CPU13、
インタフェース12bおよびD/Aコンバータ15は制
御手段を構成する。
【0019】変調信号aの受信からの上記一連の動作は
再度の受信開始の前に予め行なわれる。従って、再び変
調信号aの受信が開始された場合、受信している衛星通
信基地局の識別局番号IDに対応するオフセット電圧Δ
Vが受信開始前に予め可変周波数発振器9に供給されて
いるので、変調信号aの周波数と可変周波数発振器9の
発振周波数(再生キャリア周波数)との間で周波数差が
なく、キャリアロックが迅速になされる。
【0020】なお、上記実施例は、同期検波方式の復調
回路のキャリア再生回路2に設けられた可変周波数発振
器9の発振周波数をオフセットすることによって迅速な
キャリアロックを実現したものであるが、復調回路への
入力信号周波数が一定になるように復調回路の前段で周
波数をオフセットさせても同じ結果となる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明による衛星通信
用地球局の送受信装置は、上記複数の衛星通信基地局の
異なる送信周波数と上記キャリア再生回路の基準キャリ
ア周波数との周波数差に応じたオフセット電圧を発生し
て上記再生キャリアの周波数を制御するようにしたの
で、衛星通信基地局の送信周波数と復調回路の基準キャ
リア周波数とのオフセット周波数が大きくても、受信開
始前に予め上記オフセット電圧を発生することにより、
速やかな復調が可能となる。
【0022】また、上記オフセット電圧の発生により、
上記送信周波数と上記基準キャリア周波数との周波数差
は微小なものとなるので、上記送信周波数と上記再生キ
ャリアの周波数とが一致しない状態で安定状態を保つ現
象、いわゆる疑似ロック現象を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による衛星通信用地球局の送受信装置
の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 受信データ再生回路 2 キャリア再生回路 3 位相検波回路 4 タイミング波抽出回路 5 識別再生回路 6a、6b 位相比較回路 7 掛算器 8 ループフィルタ 9 可変周波数発振器 10 π/2移相器 11 周波数カウンタ 12a、12b インタフェース 13 CPU 14 メモリ 15 D/Aコンバータ 16 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 雅美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信周波数の異なる複数の衛星通信基地
    局から送出される送信信号を受信して得られた受信信号
    の周波数と再生キャリアの周波数とが一致するように上
    記再生キャリアの周波数を制御するキャリア再生回路を
    有する衛星通信用地球局の送受信装置において、 上記複数の衛星通信基地局の異なる送信周波数と上記キ
    ャリア再生回路の基準キャリア周波数との周波数差を上
    記複数の衛星通信基地局の識別局番号と共に記憶する記
    憶手段と、 上記周波数差に応じたオフセット電圧を発生して上記再
    生キャリアの周波数を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする。
JP696892A 1992-01-18 1992-01-18 衛星通信用地球局の送受信装置 Pending JPH05199148A (ja)

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JPH05199148A true JPH05199148A (ja) 1993-08-06

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