JPH05199015A - 静磁波素子 - Google Patents
静磁波素子Info
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- JPH05199015A JPH05199015A JP4176472A JP17647292A JPH05199015A JP H05199015 A JPH05199015 A JP H05199015A JP 4176472 A JP4176472 A JP 4176472A JP 17647292 A JP17647292 A JP 17647292A JP H05199015 A JPH05199015 A JP H05199015A
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- magnetostatic wave
- thin film
- resonance
- substrate
- magnetostatic
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H2/00—Networks using elements or techniques not provided for in groups H03H3/00 - H03H21/00
- H03H2/001—Networks using elements or techniques not provided for in groups H03H3/00 - H03H21/00 comprising magnetostatic wave network elements
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 広帯域に不必要なスプリアスモ−ドを有効に
抑制し、共振特性の劣化を改善する。 【構成】 非磁性基板の静磁波が伝播する媒体が形成さ
れている主面の他の面に弾性波を吸収する層8を形成す
る。即ち、GGG非磁性基板上に液相エピタキシャル成
長法によりYIG薄膜を形成し、前記膜上に電極を作製
した静磁波素子6において、上記GGG非磁性基板のY
IG薄膜のある側とは反対側の面に弾性波を吸収する層
を形成した。
抑制し、共振特性の劣化を改善する。 【構成】 非磁性基板の静磁波が伝播する媒体が形成さ
れている主面の他の面に弾性波を吸収する層8を形成す
る。即ち、GGG非磁性基板上に液相エピタキシャル成
長法によりYIG薄膜を形成し、前記膜上に電極を作製
した静磁波素子6において、上記GGG非磁性基板のY
IG薄膜のある側とは反対側の面に弾性波を吸収する層
を形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GGG(ガドリウム・
ガリウム・ガーネット)等の非磁性基板上に形成したY
IG(イットリウム・鉄・ガーネット)等の磁性薄膜の
磁気スピン共鳴を利用した静磁波素子に関わり、不必要
なスプリアスモ−ドを抑制し広帯域に使用可能ならしめ
るための素子構造に関するものである。
ガリウム・ガーネット)等の非磁性基板上に形成したY
IG(イットリウム・鉄・ガーネット)等の磁性薄膜の
磁気スピン共鳴を利用した静磁波素子に関わり、不必要
なスプリアスモ−ドを抑制し広帯域に使用可能ならしめ
るための素子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波発振回路等に使用される素子
としてGGG(ガドリニウム・ガリウム・ガーネット)
非磁性基板上に、液相エピタキシャル成長させたYIG
(イットリウム・鉄・ガ−ネット)薄膜を所要の形状に
加工したフェリ磁性薄膜共鳴素子が提案されている。
(特開平2−13101号公報など参照) このフェリ磁性薄膜共鳴素子は、マイクロ波帯で共振特
性のQが高いこと、マイクロ波伝送線路(エッチング法
で形成した電極指など)に磁気的に結合されたフェリ磁
性薄膜に垂直に直流バイアス磁界を与えてその磁界強度
によって共鳴周波数を可変できることなどの特徴を有す
る。フェリ磁性薄膜共鳴を利用した共振子として、前記
フェリ磁性薄膜と前記伝送線路との結合の調整を容易に
し、かつ前記伝送線路との結合度を高めた素子として、
前記伝送線路を前記フェリ磁性薄膜上に写真蝕刻(エッ
チング)技術により形成した静磁波素子が提案されてい
る。(特開昭62−245704号公報など参照) 図2は前記静磁波素子の一例を示す概略構成図である。
図2(b)において静磁波共振子6は、GGG基板2の
上にYIG薄膜3を液相エピタキシャル法により形成
し、さらにこの薄膜上にAuあるいはAl膜からなる一
本または複数本の電極指5、及び前記電極指5の両側に
パッド電極4a、4bを写真蝕刻技術により形成したも
のである。図2(a)に示すように導体面の一部を除去
し、一方に導体板11、もう一方に整合用スタブ7を形
成する。そして直流的に断線したマイクロストリップラ
イン15の該断線部gに前記静磁波共振子6を設置し、
前記導体板11と前記パッド電極4aを接続板12aを
用いて接続し、前記整合用スタブ7と前記パッド電極4
bを接続板12bを用いて接続して静磁波素子16を構
成するものである。
としてGGG(ガドリニウム・ガリウム・ガーネット)
非磁性基板上に、液相エピタキシャル成長させたYIG
(イットリウム・鉄・ガ−ネット)薄膜を所要の形状に
加工したフェリ磁性薄膜共鳴素子が提案されている。
(特開平2−13101号公報など参照) このフェリ磁性薄膜共鳴素子は、マイクロ波帯で共振特
性のQが高いこと、マイクロ波伝送線路(エッチング法
で形成した電極指など)に磁気的に結合されたフェリ磁
性薄膜に垂直に直流バイアス磁界を与えてその磁界強度
によって共鳴周波数を可変できることなどの特徴を有す
る。フェリ磁性薄膜共鳴を利用した共振子として、前記
フェリ磁性薄膜と前記伝送線路との結合の調整を容易に
し、かつ前記伝送線路との結合度を高めた素子として、
前記伝送線路を前記フェリ磁性薄膜上に写真蝕刻(エッ
チング)技術により形成した静磁波素子が提案されてい
る。(特開昭62−245704号公報など参照) 図2は前記静磁波素子の一例を示す概略構成図である。
図2(b)において静磁波共振子6は、GGG基板2の
上にYIG薄膜3を液相エピタキシャル法により形成
し、さらにこの薄膜上にAuあるいはAl膜からなる一
本または複数本の電極指5、及び前記電極指5の両側に
パッド電極4a、4bを写真蝕刻技術により形成したも
のである。図2(a)に示すように導体面の一部を除去
し、一方に導体板11、もう一方に整合用スタブ7を形
成する。そして直流的に断線したマイクロストリップラ
イン15の該断線部gに前記静磁波共振子6を設置し、
前記導体板11と前記パッド電極4aを接続板12aを
用いて接続し、前記整合用スタブ7と前記パッド電極4
bを接続板12bを用いて接続して静磁波素子16を構
成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2(a)に示した静
磁波素子16の通過特性を測定した場合、しばしば図4
に示すように共振モ−ドの最低次モ−ドの近傍にスプリ
アスモ−ドが存在する特性を示すことがあった。これら
のモ−ドが全て静磁波によるものであれば、外部からの
印加磁界の変化に対して図4に示した波形が同じ形状の
ままシフトするはずである。しかし、スプリアスモ−ド
は、外部からの印加磁界の変化に対する共振周波数の感
受性が最低次モ−ドとはわずかに異なることが多く、ス
プリアスモ−ドの最低次モ−ドに対する相対的な位置関
係は共振周波数により変化することがあった。そのた
め、このスプリアスモ−ドは純粋な静磁波による共振で
はないものと思われる。より具体的には、外部磁界を徐
々に変化させることにより最低次モ−ドの共振周波数を
変化させながらその共振スペクトラムを観察すると、図
5に示すように最低次モ−ドによるピークの片側に観測
されたスプリアスモ−ドが徐々にピークに近づき、さら
には通り越してピークの反対側に移動する様子が観察で
きた。これらのスプリアスモ−ドが最低次モ−ドに重な
った状態の時には、最低次モ−ドのピ−クが鈍くなるた
め、共振の尖鋭度Qが大きく低下するなどの問題があっ
た。本発明の目的は、前記スプリアスモ−ドを広帯域に
抑制し、静磁波素子の共振特性の劣化を改善することが
できる構造を有する静磁波素子を提供することである。
磁波素子16の通過特性を測定した場合、しばしば図4
に示すように共振モ−ドの最低次モ−ドの近傍にスプリ
アスモ−ドが存在する特性を示すことがあった。これら
のモ−ドが全て静磁波によるものであれば、外部からの
印加磁界の変化に対して図4に示した波形が同じ形状の
ままシフトするはずである。しかし、スプリアスモ−ド
は、外部からの印加磁界の変化に対する共振周波数の感
受性が最低次モ−ドとはわずかに異なることが多く、ス
プリアスモ−ドの最低次モ−ドに対する相対的な位置関
係は共振周波数により変化することがあった。そのた
め、このスプリアスモ−ドは純粋な静磁波による共振で
はないものと思われる。より具体的には、外部磁界を徐
々に変化させることにより最低次モ−ドの共振周波数を
変化させながらその共振スペクトラムを観察すると、図
5に示すように最低次モ−ドによるピークの片側に観測
されたスプリアスモ−ドが徐々にピークに近づき、さら
には通り越してピークの反対側に移動する様子が観察で
きた。これらのスプリアスモ−ドが最低次モ−ドに重な
った状態の時には、最低次モ−ドのピ−クが鈍くなるた
め、共振の尖鋭度Qが大きく低下するなどの問題があっ
た。本発明の目的は、前記スプリアスモ−ドを広帯域に
抑制し、静磁波素子の共振特性の劣化を改善することが
できる構造を有する静磁波素子を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性基板の
一主面上に静磁波が伝搬する媒体が形成されてなる静磁
波素子において、前記非磁性基板の他の面に弾性波を吸
収する層を形成したことを特徴とする静磁波素子であ
る。本発明において、非磁性基板上にフェリ磁性薄膜を
形成し、前記フェリ磁性薄膜上に電極を形成し、該電極
により前記フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させる
構造としてもよいし、或いは、第1の非磁性基板上にフ
ェリ磁性薄膜を形成し、第2の非磁性基板に形成した電
極により前記フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させ
る構造としてもよい。以下、本発明を詳細に説明してゆ
く。本発明者は、静磁波素子において前記スプリアスモ
−ドの発生は弾性波に起因していると推論するに至っ
た。つまり、前記フェリ磁性薄膜を伝搬する静磁波は磁
気弾性波を介して弾性波と結合する。そしてこの弾性波
は非磁性基板のフェリ磁性薄膜が存在する側とは反対の
面で反射する。そしてこの弾性波が再び静磁波と結合す
る際に、位相が一致して共鳴が発生し定在波を生じる。
その結果静磁波の前記スプリアスモ−ドが生じたと考え
られる。したがってこのようなスプリアスモ−ドを抑制
するには、弾性波の反射を抑える必要がある。すなわち
本発明は、図1に示すように非磁性基板2の一主面上2
aに静磁波が伝搬する媒体3が形成されてなる静磁波共
振子6において、上記非磁性基板2の他の主面2bに弾
性波を吸収する層8を形成することを特徴とする。弾性
波を吸収する層8としては内部摩擦によって弾性波のエ
ネルギーを消耗して吸収する機能を持つものならば使用
でき、有機系接着剤(例えばエポキシ樹脂系接着剤)、
はんだペースト、導電性接着剤が使用できる。また弾性
波を吸収する層として、非磁性基板にイオン打ち込み等
によって不純物層を設け、格子振動を抑制して弾性波を
吸収することもできる。本発明の別の態様は、図3に示
すように非磁性基板2の一主面上2aにフェリ磁性薄膜
3を形成し、別な基板9に形成した電極10により前記
フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し、伝搬させる構造とし
た静磁波共振子において、上記非磁性基板の他の主面2
bに弾性波を吸収する層8を形成することを特徴とする
静磁波素子である。
一主面上に静磁波が伝搬する媒体が形成されてなる静磁
波素子において、前記非磁性基板の他の面に弾性波を吸
収する層を形成したことを特徴とする静磁波素子であ
る。本発明において、非磁性基板上にフェリ磁性薄膜を
形成し、前記フェリ磁性薄膜上に電極を形成し、該電極
により前記フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させる
構造としてもよいし、或いは、第1の非磁性基板上にフ
ェリ磁性薄膜を形成し、第2の非磁性基板に形成した電
極により前記フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させ
る構造としてもよい。以下、本発明を詳細に説明してゆ
く。本発明者は、静磁波素子において前記スプリアスモ
−ドの発生は弾性波に起因していると推論するに至っ
た。つまり、前記フェリ磁性薄膜を伝搬する静磁波は磁
気弾性波を介して弾性波と結合する。そしてこの弾性波
は非磁性基板のフェリ磁性薄膜が存在する側とは反対の
面で反射する。そしてこの弾性波が再び静磁波と結合す
る際に、位相が一致して共鳴が発生し定在波を生じる。
その結果静磁波の前記スプリアスモ−ドが生じたと考え
られる。したがってこのようなスプリアスモ−ドを抑制
するには、弾性波の反射を抑える必要がある。すなわち
本発明は、図1に示すように非磁性基板2の一主面上2
aに静磁波が伝搬する媒体3が形成されてなる静磁波共
振子6において、上記非磁性基板2の他の主面2bに弾
性波を吸収する層8を形成することを特徴とする。弾性
波を吸収する層8としては内部摩擦によって弾性波のエ
ネルギーを消耗して吸収する機能を持つものならば使用
でき、有機系接着剤(例えばエポキシ樹脂系接着剤)、
はんだペースト、導電性接着剤が使用できる。また弾性
波を吸収する層として、非磁性基板にイオン打ち込み等
によって不純物層を設け、格子振動を抑制して弾性波を
吸収することもできる。本発明の別の態様は、図3に示
すように非磁性基板2の一主面上2aにフェリ磁性薄膜
3を形成し、別な基板9に形成した電極10により前記
フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し、伝搬させる構造とし
た静磁波共振子において、上記非磁性基板の他の主面2
bに弾性波を吸収する層8を形成することを特徴とする
静磁波素子である。
【0005】
【作用】本発明による静磁波素子によれば、不必要なス
プリアスモ−ドを有効に抑制し、共振特性の劣化を改善
することができた。これは静磁波共振子の非磁性基板の
フェリ磁性薄膜が存在する側とは反対側の面に内部摩擦
によって弾性波のエネルギーを消耗して弾性波を吸収す
る層を形成したことによって、静磁波と結合した弾性波
が非磁性基板のフェリ磁性薄膜が存在する側とは反対の
面で吸収され反射が抑えられたことによると考えられ
る。
プリアスモ−ドを有効に抑制し、共振特性の劣化を改善
することができた。これは静磁波共振子の非磁性基板の
フェリ磁性薄膜が存在する側とは反対側の面に内部摩擦
によって弾性波のエネルギーを消耗して弾性波を吸収す
る層を形成したことによって、静磁波と結合した弾性波
が非磁性基板のフェリ磁性薄膜が存在する側とは反対の
面で吸収され反射が抑えられたことによると考えられ
る。
【0006】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて詳しく説明す
る。 (実施例1)図1は本発明の一実施例を示す。先ず、図
2(b)に示すようにGGG単結晶基板2の一主面2a
上に液相エピタキシャル成長法により約40μm厚のY
IG膜3を形成した。次にYIG膜3上に厚さ1.5μ
mのAu膜を真空蒸着法で作製し、写真蝕刻法により部
分的にAu膜を除去することによって図2(b)に示す
ような、幅30μm、長さ3mm、の電極指5を5本及
びその両側にパッド電極4a、4bを作製した。その
後、ダイヤモンドブレ−ドを有するダイサ−により長さ
5mm、幅2mm、厚さ0.5mmの静磁波共振子6を
ウェハから切り出した。両側の導体板で誘電体14を挟
む構造のマイクロストリップライン15にエッチングに
より静磁波共振子6の長さl1よりも大なるギャップg
を形成し、負性抵抗回路への接続端となる銅製の導体板
11と、長さ(l2)、幅(w)のインピ−ダンス整合
用スタブ7を作製した。前記静磁波共振子6のYIG膜
3を形成したGGG単結晶基板2の一主面2aとは反対
側のもう一方の主面2bにエポキシ樹脂系接着剤を10
μm塗布して、共振子6をこのギャップgの部分に固定
し、パッド電極4aと導体板11を銅製の接続板12a
で、またパッド電極4bとスタブ7を銅製の接続板12
bでハンダ接合し、静磁波素子1を作製した。ここで、
14はポリテトラフルオロエチレン樹脂の誘電体、13
はマイクロストリップライン15の銅製の接地用導体
板、g1・g2はそれぞれ間隔0.5mmで作製されたギ
ャップである。バイアス磁界Hoを印加することにより
この静磁波素子1の共振周波数を約5GHzとして、こ
の静磁波素子1の通過特性をネットワ−クアナライザで
測定したところ、図6に示すように5.2〜5.3GH
zの範囲で主共振に対し、±20MHzの範囲でスプリ
アス共振は吸収されて存在しなかった。また、バイアス
磁界を徐々に変化させて共振周波数を5.0〜5.5G
Hzまで変化させたところ、主共振に対し、±20MH
zの範囲でスプリアス共振は吸収されて存在しなかっ
た。このことは、弾性波が接着剤の層に吸収された為と
考えられる。
る。 (実施例1)図1は本発明の一実施例を示す。先ず、図
2(b)に示すようにGGG単結晶基板2の一主面2a
上に液相エピタキシャル成長法により約40μm厚のY
IG膜3を形成した。次にYIG膜3上に厚さ1.5μ
mのAu膜を真空蒸着法で作製し、写真蝕刻法により部
分的にAu膜を除去することによって図2(b)に示す
ような、幅30μm、長さ3mm、の電極指5を5本及
びその両側にパッド電極4a、4bを作製した。その
後、ダイヤモンドブレ−ドを有するダイサ−により長さ
5mm、幅2mm、厚さ0.5mmの静磁波共振子6を
ウェハから切り出した。両側の導体板で誘電体14を挟
む構造のマイクロストリップライン15にエッチングに
より静磁波共振子6の長さl1よりも大なるギャップg
を形成し、負性抵抗回路への接続端となる銅製の導体板
11と、長さ(l2)、幅(w)のインピ−ダンス整合
用スタブ7を作製した。前記静磁波共振子6のYIG膜
3を形成したGGG単結晶基板2の一主面2aとは反対
側のもう一方の主面2bにエポキシ樹脂系接着剤を10
μm塗布して、共振子6をこのギャップgの部分に固定
し、パッド電極4aと導体板11を銅製の接続板12a
で、またパッド電極4bとスタブ7を銅製の接続板12
bでハンダ接合し、静磁波素子1を作製した。ここで、
14はポリテトラフルオロエチレン樹脂の誘電体、13
はマイクロストリップライン15の銅製の接地用導体
板、g1・g2はそれぞれ間隔0.5mmで作製されたギ
ャップである。バイアス磁界Hoを印加することにより
この静磁波素子1の共振周波数を約5GHzとして、こ
の静磁波素子1の通過特性をネットワ−クアナライザで
測定したところ、図6に示すように5.2〜5.3GH
zの範囲で主共振に対し、±20MHzの範囲でスプリ
アス共振は吸収されて存在しなかった。また、バイアス
磁界を徐々に変化させて共振周波数を5.0〜5.5G
Hzまで変化させたところ、主共振に対し、±20MH
zの範囲でスプリアス共振は吸収されて存在しなかっ
た。このことは、弾性波が接着剤の層に吸収された為と
考えられる。
【0007】(比較例)比較例では実施例1に示した静
磁波共振子6と同様に作製した静磁波共振子を準備し、
実施例1と同様に作製したマイクロストリップライン1
5にエッチングにより静磁波共振子6の長さl1よりも
大なるギャップgの部分に設置し、パッド電極4aと導
体板11を銅製の接続板12aで、またパッド電極4b
とスタブ7を銅製の接続板12bでハンダ接合し、静磁
波素子16を作製した。バイアス磁界Hoを印加するこ
とによりこの静磁波素子16の共振周波数を約5GHz
として、この静磁波素子16の通過特性をネットワ−ク
アナライザで測定したところ、図4に示したように5.
2〜5.3GHzの範囲で主共振以外に主共振の近傍に
小さなスプリアス共振が観測された。また、バイアス磁
界を徐々に変化させて共振周波数を5.0〜5.5GH
zまで変化させたところ、図5のように主共振より低周
波側にあったスプリアス共振が主共振の高周波側に移っ
ていくのが観察された。
磁波共振子6と同様に作製した静磁波共振子を準備し、
実施例1と同様に作製したマイクロストリップライン1
5にエッチングにより静磁波共振子6の長さl1よりも
大なるギャップgの部分に設置し、パッド電極4aと導
体板11を銅製の接続板12aで、またパッド電極4b
とスタブ7を銅製の接続板12bでハンダ接合し、静磁
波素子16を作製した。バイアス磁界Hoを印加するこ
とによりこの静磁波素子16の共振周波数を約5GHz
として、この静磁波素子16の通過特性をネットワ−ク
アナライザで測定したところ、図4に示したように5.
2〜5.3GHzの範囲で主共振以外に主共振の近傍に
小さなスプリアス共振が観測された。また、バイアス磁
界を徐々に変化させて共振周波数を5.0〜5.5GH
zまで変化させたところ、図5のように主共振より低周
波側にあったスプリアス共振が主共振の高周波側に移っ
ていくのが観察された。
【0008】(実施例2)本実施例では実施例1に示し
た静磁波共振子6と同様に作製した静磁波共振子を準備
した。また両側の導体板で誘電体14を挟む構造のマイ
クロストリップライン15にエッチングにより幅30μ
m、長さ3mm、の電極指10を5本を形成し、負性抵
抗回路への接続端となる銅製の導体板11と、幅(w)
のインピ−ダンス整合用スタブ7を形成した別の基板
(第2の基板)9を作製した。この電極指10を形成し
た部分に前記静磁波共振子6を固定し、静磁波素子を作
製した。バイアス磁界Hoを印加することにより前記静
磁波素子の共振周波数を約5GHzとして、前記静磁波
素子の通過特性をネットワ−クアナライザで測定したと
ころ、図7に示したように5.2〜5.3GHzの範囲
で主共振以外に主共振の近傍に小さなスプリアス共振が
観測された。また共振のピークが比較例の静磁波素子1
6の約半分である特性を示した。前記共振子6のYIG
膜3を形成したGGG単結晶基板2の一主面2aとは反
対側のもう一方の主面2bにエポキシ樹脂系接着剤8を
10μm塗布した場合の静磁波素子17の通過特性を測
定したところ、図8に示すように、共振周波数が約5.
2〜5.3GHzの範囲で主共振に対し、この場合にも
±20MHzの範囲でスプリアス共振は存在しなかっ
た。また、バイアス磁界を徐々に変化させて共振周波数
を5.0〜5.5GHzまで変化させたところ、主共振
に対し、±20MHzの範囲でスプリアス共振は存在し
なかった。
た静磁波共振子6と同様に作製した静磁波共振子を準備
した。また両側の導体板で誘電体14を挟む構造のマイ
クロストリップライン15にエッチングにより幅30μ
m、長さ3mm、の電極指10を5本を形成し、負性抵
抗回路への接続端となる銅製の導体板11と、幅(w)
のインピ−ダンス整合用スタブ7を形成した別の基板
(第2の基板)9を作製した。この電極指10を形成し
た部分に前記静磁波共振子6を固定し、静磁波素子を作
製した。バイアス磁界Hoを印加することにより前記静
磁波素子の共振周波数を約5GHzとして、前記静磁波
素子の通過特性をネットワ−クアナライザで測定したと
ころ、図7に示したように5.2〜5.3GHzの範囲
で主共振以外に主共振の近傍に小さなスプリアス共振が
観測された。また共振のピークが比較例の静磁波素子1
6の約半分である特性を示した。前記共振子6のYIG
膜3を形成したGGG単結晶基板2の一主面2aとは反
対側のもう一方の主面2bにエポキシ樹脂系接着剤8を
10μm塗布した場合の静磁波素子17の通過特性を測
定したところ、図8に示すように、共振周波数が約5.
2〜5.3GHzの範囲で主共振に対し、この場合にも
±20MHzの範囲でスプリアス共振は存在しなかっ
た。また、バイアス磁界を徐々に変化させて共振周波数
を5.0〜5.5GHzまで変化させたところ、主共振
に対し、±20MHzの範囲でスプリアス共振は存在し
なかった。
【0009】(実施例3)本実施例では図1に示すよう
に、実施例1と同様に作製した静磁波共振子6を準備
し、前記静磁波共振子6のYIG膜3を形成したGGG
単結晶基板2の一主面2aとは反対側のもう一方の主面
2bに導電性接着剤であるド−タイトを10μm塗布し
て、実施例1と同様に作製したマイクロストリップライ
ン15にエッチングにより形成した、静磁波共振子6の
長さl1よりも大なるギャップgの部分に設置し、パッ
ド電極4aと導体板11を銅製の接続板12aで、また
パッド電極4bとスタブ7を銅製の接続板12bでハン
ダ接合し、静磁波素子1を作製した。バイアス磁界Ho
を印加することによりこの静磁波素子1の共振周波数を
約5GHzとして、この静磁波素子1の通過特性をネッ
トワ−クアナライザで測定したところ、図6に示すよう
に5.2〜5.3GHzの範囲で主共振に対し、この場
合にも±20MHzの範囲でスプリアス共振は吸収され
て存在しなかった。また、バイアス磁界を徐々に変化さ
せて共振周波数を5.0〜5.5GHzまで変化させた
ところ、主共振に対し、±20MHzの範囲でスプリア
ス共振は吸収されて存在しなかった。また、実施例では
エポキシ樹脂系接着剤及びド−タイトの例で説明した
が、本発明の効果は他の有機系接着剤、はんだペ−スト
あるいは導電性接着剤等においても不要なスプリアス共
振の抑制に効果があった。また、本発明においてはフェ
リ磁性薄膜が存在する主面に対抗する面とともに他の側
面にも弾性波を吸収する層を形成してもよい。
に、実施例1と同様に作製した静磁波共振子6を準備
し、前記静磁波共振子6のYIG膜3を形成したGGG
単結晶基板2の一主面2aとは反対側のもう一方の主面
2bに導電性接着剤であるド−タイトを10μm塗布し
て、実施例1と同様に作製したマイクロストリップライ
ン15にエッチングにより形成した、静磁波共振子6の
長さl1よりも大なるギャップgの部分に設置し、パッ
ド電極4aと導体板11を銅製の接続板12aで、また
パッド電極4bとスタブ7を銅製の接続板12bでハン
ダ接合し、静磁波素子1を作製した。バイアス磁界Ho
を印加することによりこの静磁波素子1の共振周波数を
約5GHzとして、この静磁波素子1の通過特性をネッ
トワ−クアナライザで測定したところ、図6に示すよう
に5.2〜5.3GHzの範囲で主共振に対し、この場
合にも±20MHzの範囲でスプリアス共振は吸収され
て存在しなかった。また、バイアス磁界を徐々に変化さ
せて共振周波数を5.0〜5.5GHzまで変化させた
ところ、主共振に対し、±20MHzの範囲でスプリア
ス共振は吸収されて存在しなかった。また、実施例では
エポキシ樹脂系接着剤及びド−タイトの例で説明した
が、本発明の効果は他の有機系接着剤、はんだペ−スト
あるいは導電性接着剤等においても不要なスプリアス共
振の抑制に効果があった。また、本発明においてはフェ
リ磁性薄膜が存在する主面に対抗する面とともに他の側
面にも弾性波を吸収する層を形成してもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、非磁性基板の一主面上
に静磁波が伝搬する媒体が形成されてなる静磁波素子に
おいて、前記非磁性基板の他の主面に弾性波を吸収する
層を形成することにより、広帯域に不必要なスプリアス
モ−ドを有効に抑制し、共振特性の劣化を改善すること
ができる。
に静磁波が伝搬する媒体が形成されてなる静磁波素子に
おいて、前記非磁性基板の他の主面に弾性波を吸収する
層を形成することにより、広帯域に不必要なスプリアス
モ−ドを有効に抑制し、共振特性の劣化を改善すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】(a)は静磁波素子の一例を示した図、(b)
は静磁波共振子の説明図である。
は静磁波共振子の説明図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図4】静磁波素子の一例の通過特性の実測値を示した
図である。
図である。
【図5】バイアス印加磁界を変化させたときの静磁波素
子の一例の通過特性の実測値を示した図である。
子の一例の通過特性の実測値を示した図である。
【図6】本発明の一実施例の通過特性の実測値を示した
図である。
図である。
【図7】別の基板(第2の基板)に電極指を形成した場
合の静磁波素子の一例の通過特性の実測値を示した図で
ある。
合の静磁波素子の一例の通過特性の実測値を示した図で
ある。
【図8】別の基板(第2の基板)に電極指を形成した場
合の本発明の一実施例の通過特性の実測値を示した図で
ある。
合の本発明の一実施例の通過特性の実測値を示した図で
ある。
1 本発明の静磁波素子 2 GGG基板 3 YIG基板 4a パッド電極 4b パッド電極 5 電極指 6 静磁波共振子 7 整合用スタブ 8 弾性波吸収層 9 別の基板(第2の基板) 10 別の基板(第2の基板)に形成した電極指 11 導体板 12a、12b 接続板 13 接地用導体板 14 誘電体 15 マイクロストリップライン 16 従来の静磁波素子 17 別の基板(第2の基板)に電極指を形成した静磁
波素
波素
Claims (3)
- 【請求項1】 非磁性基板の一主面上に静磁波が伝搬す
る媒体が形成されてなる静磁波素子において、前記非磁
性基板の他の面に弾性波を吸収する層を形成したことを
特徴とする静磁波素子。 - 【請求項2】 非磁性基板上にフェリ磁性薄膜を形成
し、前記フェリ磁性薄膜上に電極を形成し、該電極によ
り前記フェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させる構造
としたことを特徴とする請求項1に記載の静磁波素子。 - 【請求項3】 第1の非磁性基板上にフェリ磁性薄膜を
形成し、第2の非磁性基板に形成した電極により前記フ
ェリ磁性薄膜に静磁波を励起し伝搬させる構造としたこ
とを特徴とする請求項1に記載の静磁波素子。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4176472A JP2798148B2 (ja) | 1991-10-16 | 1992-07-03 | 静磁波素子 |
US07/953,873 US5371482A (en) | 1991-10-16 | 1992-09-30 | Magnetostatic wave device containing acoustic wave absorbing layer |
DE4234996A DE4234996C2 (de) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | Magnetostatisches Filter |
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---|---|---|---|
JP26669991 | 1991-10-16 | ||
JP3-266699 | 1991-10-16 | ||
JP4176472A JP2798148B2 (ja) | 1991-10-16 | 1992-07-03 | 静磁波素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199015A true JPH05199015A (ja) | 1993-08-06 |
JP2798148B2 JP2798148B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=26497382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5371482A (ja) |
JP (1) | JP2798148B2 (ja) |
DE (1) | DE4234996C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2909363B2 (ja) * | 1993-09-28 | 1999-06-23 | 日立金属株式会社 | 静磁波マイクロ波装置 |
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DE3235236A1 (de) * | 1982-09-23 | 1984-03-29 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Oberflaechenwellenfilter, sowie verfahren zur herstellung einer bedaempfungsschicht fuer oberflaechenwellenfilter |
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-
1992
- 1992-07-03 JP JP4176472A patent/JP2798148B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-30 US US07/953,873 patent/US5371482A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-10-16 DE DE4234996A patent/DE4234996C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2798148B2 (ja) | 1998-09-17 |
DE4234996A1 (de) | 1993-04-22 |
DE4234996C2 (de) | 1996-08-29 |
US5371482A (en) | 1994-12-06 |
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