JPH05198833A - 光半導体装置 - Google Patents
光半導体装置Info
- Publication number
- JPH05198833A JPH05198833A JP4007361A JP736192A JPH05198833A JP H05198833 A JPH05198833 A JP H05198833A JP 4007361 A JP4007361 A JP 4007361A JP 736192 A JP736192 A JP 736192A JP H05198833 A JPH05198833 A JP H05198833A
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- JP
- Japan
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- specific resistance
- region
- type semiconductor
- semiconductor region
- substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の受光部が狭い分離幅で配列されていて
も分離抵抗が高い光半導体装置を提供する。 【構成】 低比抵抗のP型半導体基板1の一方の主面上
に、それより比抵抗の高い(500Ωcm)P型半導体
領域2と、比抵抗が半導体基板よりも高く、P型半導体
領域2よりも低い(0.5Ωcm)P型半導体領域3と
が積層されて形成されている。受光部のエレメントとな
る複数個のN型半導体領域4が、P型半導体領域3を貫
通してP型高比抵抗領域2に達するよう選択的に形成さ
れている。P型半導体領域3上には絶縁性の反射防止膜
5が設けられ、それに選択的に設けた窓を通してN型半
導体領域4のそれぞれにカソード電極6が接続され、半
導体基板1の他方の主面上にはアノード電極7が設けら
れている。N型半導体領域4間の分離幅Lを3μmとし
たとき、波長λ=780nmの光に対して0.55A/
Wの感度が得られた。その分離抵抗は2MΩ以上であ
る。
も分離抵抗が高い光半導体装置を提供する。 【構成】 低比抵抗のP型半導体基板1の一方の主面上
に、それより比抵抗の高い(500Ωcm)P型半導体
領域2と、比抵抗が半導体基板よりも高く、P型半導体
領域2よりも低い(0.5Ωcm)P型半導体領域3と
が積層されて形成されている。受光部のエレメントとな
る複数個のN型半導体領域4が、P型半導体領域3を貫
通してP型高比抵抗領域2に達するよう選択的に形成さ
れている。P型半導体領域3上には絶縁性の反射防止膜
5が設けられ、それに選択的に設けた窓を通してN型半
導体領域4のそれぞれにカソード電極6が接続され、半
導体基板1の他方の主面上にはアノード電極7が設けら
れている。N型半導体領域4間の分離幅Lを3μmとし
たとき、波長λ=780nmの光に対して0.55A/
Wの感度が得られた。その分離抵抗は2MΩ以上であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は受光機能をもつ光半導
体装置に関するものである。
体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光半導体装置、とりわけ受光素子
の分野においてその高精度化が要求されている。
の分野においてその高精度化が要求されている。
【0003】特にコンパクトディスクプレイヤーや光フ
ァイル等の光ピックアップの小型化に伴い、光学系の小
型化が進んでいる。光学系が小型になるに従って受光素
子を構成するパターンも小さくなり、高い精度が要求さ
れている。
ァイル等の光ピックアップの小型化に伴い、光学系の小
型化が進んでいる。光学系が小型になるに従って受光素
子を構成するパターンも小さくなり、高い精度が要求さ
れている。
【0004】図3にコンパクトディスクプレイヤーの光
ピックアップの光学系の構成の一例を示す。まず、半導
体レーザ1から放射された光は、コリメートレンズ3
2、回折格子33およびビームスプリッタ34を通し
て、ディスク35の主面にスポット状に照射される。反
射光は、ビームスプリッタ34およびシリンドリカルレ
ンズ35を通して受光素子36に導かれる。
ピックアップの光学系の構成の一例を示す。まず、半導
体レーザ1から放射された光は、コリメートレンズ3
2、回折格子33およびビームスプリッタ34を通し
て、ディスク35の主面にスポット状に照射される。反
射光は、ビームスプリッタ34およびシリンドリカルレ
ンズ35を通して受光素子36に導かれる。
【0005】受光素子3への反射スポット光の寸法は光
学系の小型化に伴って年々小さくなっており、受光素子
3の受光部分も縮小しなければ、その機能が果たせなく
なってきている。
学系の小型化に伴って年々小さくなっており、受光素子
3の受光部分も縮小しなければ、その機能が果たせなく
なってきている。
【0006】受光素子3の受光部のパターンを図4に示
す。光ピックアップ装置の大半は、三ビーム方式という
光学システムにより、ディスクに記録されている情報を
検出している。図3に示すように、半導体レーザ31か
らの光は回折格子33で三つのビームに分かれ、ディス
ク35のトラックに照射され、その反射光がそれぞれ受
光素子36の四分割部A1〜A4とその両側のエレメント
B1,B2に照射される。
す。光ピックアップ装置の大半は、三ビーム方式という
光学システムにより、ディスクに記録されている情報を
検出している。図3に示すように、半導体レーザ31か
らの光は回折格子33で三つのビームに分かれ、ディス
ク35のトラックに照射され、その反射光がそれぞれ受
光素子36の四分割部A1〜A4とその両側のエレメント
B1,B2に照射される。
【0007】ここで四分割部に着目すると、投影された
円形スポット37が合焦点での光が照射された領域であ
る。この状態で信号を検出しなければエラーが出ること
になり、楕円形スポット38,39が合焦状態から外れ
た状態である。このようにぼけた状態を合焦状態にする
ために四分割パターンのエレメントA1〜A4が設けられ
ている。たとえば、楕円形スポット38の場合、エレメ
ントA1,A3への光入射が大きいため、それらにおいて
発生する光電流がエレメントA2、A4のそれよりも大き
くなる。楕円形スポット39の場合には光電流の大小関
係がそれとは逆になる。この出力電流の差を検出するこ
とにより、焦点があっているかどうかを知ることができ
る。この情報をレンズの駆動部へフィードバックして、
四分割部A1〜A4の出力電流が互いに等しくなるように
レンズの位置を変えることによって、焦点合わせをす
る。
円形スポット37が合焦点での光が照射された領域であ
る。この状態で信号を検出しなければエラーが出ること
になり、楕円形スポット38,39が合焦状態から外れ
た状態である。このようにぼけた状態を合焦状態にする
ために四分割パターンのエレメントA1〜A4が設けられ
ている。たとえば、楕円形スポット38の場合、エレメ
ントA1,A3への光入射が大きいため、それらにおいて
発生する光電流がエレメントA2、A4のそれよりも大き
くなる。楕円形スポット39の場合には光電流の大小関
係がそれとは逆になる。この出力電流の差を検出するこ
とにより、焦点があっているかどうかを知ることができ
る。この情報をレンズの駆動部へフィードバックして、
四分割部A1〜A4の出力電流が互いに等しくなるように
レンズの位置を変えることによって、焦点合わせをす
る。
【0008】これが光ピックアップ光学システムの基本
動作である。しかしながら、最近の光ピックアップの光
学系も小型化、高性能化が強く要望されてきている。光
学系の小型化は受光素子3に対して照射される半導体レ
ーザ31のスポット光の径の縮小を伴い、そのため受光
部のパターンについてもその微細化が必要となってい
る。
動作である。しかしながら、最近の光ピックアップの光
学系も小型化、高性能化が強く要望されてきている。光
学系の小型化は受光素子3に対して照射される半導体レ
ーザ31のスポット光の径の縮小を伴い、そのため受光
部のパターンについてもその微細化が必要となってい
る。
【0009】従来の技術では、微細化すると特に受光パ
ターン中心部の四分割部に悪影響を与える。というの
は、光学系の小型化に伴うスポット径は合焦時にもっと
も小さくなり、四分割部のエレメントA1〜A4間の分離
領域が広いと、スポット光の大部分が分離領域上に照射
されてしまい、各エレメントA1〜A4からバランスのと
れた光電流が出力されなくなり、光感度も小さくなる。
ターン中心部の四分割部に悪影響を与える。というの
は、光学系の小型化に伴うスポット径は合焦時にもっと
も小さくなり、四分割部のエレメントA1〜A4間の分離
領域が広いと、スポット光の大部分が分離領域上に照射
されてしまい、各エレメントA1〜A4からバランスのと
れた光電流が出力されなくなり、光感度も小さくなる。
【0010】このようなことから各エレメントA1〜A4
間の分離領域の幅を狭くする必要がでてくる。
間の分離領域の幅を狭くする必要がでてくる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、分離領域の
幅を狭くすると、それによる分離抵抗が低くなり、エレ
メントA1〜A4間のリーク電流が増大して、光の照射量
による光電流が正しく出力されなくなるという問題があ
った。
幅を狭くすると、それによる分離抵抗が低くなり、エレ
メントA1〜A4間のリーク電流が増大して、光の照射量
による光電流が正しく出力されなくなるという問題があ
った。
【0012】図5を参照しながら、分離抵抗の低下がも
たらす問題についてエレメントA1,A4の関係を例にあ
げて説明する。
たらす問題についてエレメントA1,A4の関係を例にあ
げて説明する。
【0013】エレメントA1〜A4同士の間の分離幅を狭
くすると、エレメントA1,A4間の分離抵抗が低下し、
それぞれに接続された演算増幅器41,42のオフセッ
ト電圧のわずかな差異で分離領域間にリーク電流が発生
する。このリーク電流は暗状態でも発生する。
くすると、エレメントA1,A4間の分離抵抗が低下し、
それぞれに接続された演算増幅器41,42のオフセッ
ト電圧のわずかな差異で分離領域間にリーク電流が発生
する。このリーク電流は暗状態でも発生する。
【0014】さらに、演算増幅器40,41のオフセッ
ト電圧のばらつきによるエレメントA1〜A4の電位の変
動は、安定して起こるわけではなく、それらの間で相当
程度のばらつきを生じている。つまり、エレメント
A1,A4間には、予測できないリーク電流ILが発生す
る。このため、光入射による微弱な光電流I1、I2の差
を読み取ることは、分離幅を狭くするほど困難になる。
ト電圧のばらつきによるエレメントA1〜A4の電位の変
動は、安定して起こるわけではなく、それらの間で相当
程度のばらつきを生じている。つまり、エレメント
A1,A4間には、予測できないリーク電流ILが発生す
る。このため、光入射による微弱な光電流I1、I2の差
を読み取ることは、分離幅を狭くするほど困難になる。
【0015】この発明は、受光部エレメントの分離幅が
狭くてもそれらの間の分離抵抗が高い光半導体装置を提
供することを目的とする。
狭くてもそれらの間の分離抵抗が高い光半導体装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、比較的比抵
抗の低い半導体基板上に、それと同一導電型で比抵抗の
高い第1の半導体領域を形成し、さらにこの第1の半導
体領域内に、受光部としての、半導体基板とは異なる導
電型の第2の半導体領域を複数個形成するとともに、半
導体基板と同一導電型であってそれより比抵抗が低く、
第2の半導体領域よりも比抵抗の高い第3の半導体領域
を、第2の半導体領域間に設けたものである。
抗の低い半導体基板上に、それと同一導電型で比抵抗の
高い第1の半導体領域を形成し、さらにこの第1の半導
体領域内に、受光部としての、半導体基板とは異なる導
電型の第2の半導体領域を複数個形成するとともに、半
導体基板と同一導電型であってそれより比抵抗が低く、
第2の半導体領域よりも比抵抗の高い第3の半導体領域
を、第2の半導体領域間に設けたものである。
【0017】
【作用】第1の半導体領域内に受光部として形成された
第2の半導体領域間に、第3の半導体領域を設けたこと
で、これら第3の半導体領域間の分離抵抗がいちじるし
く高められ、受光部のパターンの微細化が進み、分離幅
が狭くなった場合でも分離抵抗が低下することがない。
第2の半導体領域間に、第3の半導体領域を設けたこと
で、これら第3の半導体領域間の分離抵抗がいちじるし
く高められ、受光部のパターンの微細化が進み、分離幅
が狭くなった場合でも分離抵抗が低下することがない。
【0018】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の断面図であ
る。
る。
【0019】この実施例では、まず、低比抵抗のP型半
導体基板1の一方の主面上に、導電型が同じP型でそれ
より高比抵抗(比抵抗500Ωcm)の半導体領域2を
厚さ40μmになるようエピタキシャル成長法で形成し
た。さらに、二重エピタキシャル法を用いて、このP型
高比抵抗領域2上に、比抵抗0.5ΩcmのP型半導体
領域3を厚さ2μmに形成した。そして、このP型半導
体領域3を貫通してP型高比抵抗領域2に達するN型半
導体領域4を選択的に形成した。これらが受光部のエレ
メントとなる。P型半導体領域3上を絶縁性の反射防止
膜5で覆うとともに、それに選択的に設けた窓を通して
受光部のエレメントとなるN型半導体領域4のそれぞれ
に、アルミニウムからなるカソード電極6を接続し、さ
らに半導体基板1の他方の主面上に金からなるアノード
電極7を付与した。
導体基板1の一方の主面上に、導電型が同じP型でそれ
より高比抵抗(比抵抗500Ωcm)の半導体領域2を
厚さ40μmになるようエピタキシャル成長法で形成し
た。さらに、二重エピタキシャル法を用いて、このP型
高比抵抗領域2上に、比抵抗0.5ΩcmのP型半導体
領域3を厚さ2μmに形成した。そして、このP型半導
体領域3を貫通してP型高比抵抗領域2に達するN型半
導体領域4を選択的に形成した。これらが受光部のエレ
メントとなる。P型半導体領域3上を絶縁性の反射防止
膜5で覆うとともに、それに選択的に設けた窓を通して
受光部のエレメントとなるN型半導体領域4のそれぞれ
に、アルミニウムからなるカソード電極6を接続し、さ
らに半導体基板1の他方の主面上に金からなるアノード
電極7を付与した。
【0020】この光半導体装置は、波長λ=780nm
のレーザー光を受光するためのものである。
のレーザー光を受光するためのものである。
【0021】さらに、N型半導体領域4において、その
四分割部のエレメント間の分離幅Lを3μmとした。
四分割部のエレメント間の分離幅Lを3μmとした。
【0022】この実施例によれば、光感度については、
波長λ=780nmの光に対して標準値0.55A/W
と従来品と同等の感度が得られた。
波長λ=780nmの光に対して標準値0.55A/W
と従来品と同等の感度が得られた。
【0023】分離抵抗については、2MΩ以上であり、
従来品において分離幅10μm以上のものと同等の値で
ある。これは四分割部の各エレメント間に低比抵抗のP
型半導体領域23が存在することによる。なお、従来品
では四分割部のエレメント間の分離幅を3μmまで狭く
すると、その分離抵抗が20kΩ以下になり、実用上十
分とは言えない。
従来品において分離幅10μm以上のものと同等の値で
ある。これは四分割部の各エレメント間に低比抵抗のP
型半導体領域23が存在することによる。なお、従来品
では四分割部のエレメント間の分離幅を3μmまで狭く
すると、その分離抵抗が20kΩ以下になり、実用上十
分とは言えない。
【0024】さらに、この実施例では、高比抵抗の半導
体領域2の上に、低比抵抗のP型半導体領域3を設けた
ので、表面が安定化され、リーク電流を受光素子として
実用上支障のない数pAにまで低減することができ、高
比抵抗P型半導体基板特有の表面リークの問題が解決さ
れた。
体領域2の上に、低比抵抗のP型半導体領域3を設けた
ので、表面が安定化され、リーク電流を受光素子として
実用上支障のない数pAにまで低減することができ、高
比抵抗P型半導体基板特有の表面リークの問題が解決さ
れた。
【0025】第1の実施例は二重エピタキシャル構造の
基板を用いたが、これによれば比較的コスト高となる
が、このコスト面での問題は図2に示す第2の実施例に
より解決される。
基板を用いたが、これによれば比較的コスト高となる
が、このコスト面での問題は図2に示す第2の実施例に
より解決される。
【0026】まず、図2(A)に示すように、低比抵抗
のP型半導体基板21を準備し、その一方の主面上に高
比抵抗P型半導体領域22をエピタキシャル成長法で形
成した。このP型半導体領域22に受光部エレメント2
3を形成した。そのエレメント間の分離幅は3μmであ
る。これは、POCl3をソースとして不純物の燐をP
型半導体領域22上に蒸着したのち、酸素雰囲気中で選
択的に拡散させた。このときの受光部エレメント23の
拡散深さを4μmとした。
のP型半導体基板21を準備し、その一方の主面上に高
比抵抗P型半導体領域22をエピタキシャル成長法で形
成した。このP型半導体領域22に受光部エレメント2
3を形成した。そのエレメント間の分離幅は3μmであ
る。これは、POCl3をソースとして不純物の燐をP
型半導体領域22上に蒸着したのち、酸素雰囲気中で選
択的に拡散させた。このときの受光部エレメント23の
拡散深さを4μmとした。
【0027】この工程後、図2(B)に示すように、表
面の酸化膜24をエッチング除去して、再度500Åの
熱酸化膜25を形成し、この熱酸化膜25を通して高比
抵抗P型半導体領域22にボロンイオンを注入した。イ
オン注入条件として、ドーズ量1×1013cm-2、加速
エネルギー80keVでドーピングしてから、950度
の温度に保持された窒素雰囲気中で30分アニールし
た。これにより、図2(C)に示すように、高比抵抗P
型半導体領域22の表面層部分には、低比抵抗のP型半
導体領域26が形成された。以下、反射防止膜の形成、
コンタクト窓形成、カソード電極の形成といった順序で
デバイス作製をした。
面の酸化膜24をエッチング除去して、再度500Åの
熱酸化膜25を形成し、この熱酸化膜25を通して高比
抵抗P型半導体領域22にボロンイオンを注入した。イ
オン注入条件として、ドーズ量1×1013cm-2、加速
エネルギー80keVでドーピングしてから、950度
の温度に保持された窒素雰囲気中で30分アニールし
た。これにより、図2(C)に示すように、高比抵抗P
型半導体領域22の表面層部分には、低比抵抗のP型半
導体領域26が形成された。以下、反射防止膜の形成、
コンタクト窓形成、カソード電極の形成といった順序で
デバイス作製をした。
【0028】図2(C)の構造の装置においても、高比
抵抗P型半導体領域22上に、低比抵抗のP型半導体領
域26が設けられ、このP型半導体領域26を貫通する
形で受光部エレメント23が配置されているので、各エ
レメント間の分離領域27の幅を狭くしても、2MΩ以
上の分離抵抗が得られた。
抵抗P型半導体領域22上に、低比抵抗のP型半導体領
域26が設けられ、このP型半導体領域26を貫通する
形で受光部エレメント23が配置されているので、各エ
レメント間の分離領域27の幅を狭くしても、2MΩ以
上の分離抵抗が得られた。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
個の受光部が狭い距離で配列された光半導体装置におい
て、受光部エレメントの分離部に半導体基板と同一導電
型でそれより低比抵抗でかつ受光部より高比抵抗の領域
を設けることにより、エレメント間の分離幅が狭くなっ
てもその間の分離抵抗を高めることができる。
個の受光部が狭い距離で配列された光半導体装置におい
て、受光部エレメントの分離部に半導体基板と同一導電
型でそれより低比抵抗でかつ受光部より高比抵抗の領域
を設けることにより、エレメント間の分離幅が狭くなっ
てもその間の分離抵抗を高めることができる。
【図1】本発明の光半導体装置の第1の実施例の断面図
【図2】本発明の光半導体装置の第2の実施例の製造工
程順の断面図
程順の断面図
【図3】従来の光ピックアップの構造の一例を示す図
【図4】従来品においてレーザ光がエレメントに投影さ
れた状態を示す図
れた状態を示す図
【図5】従来品におけるリーク電流の発生状態を説明す
るための図
るための図
1 低比抵抗のP型半導体基板 2 高比抵抗のP型半導体領域 3 低比抵抗のP型半導体領域 4 N型半導体領域 5 絶縁性の反射防止膜 6 カソード電極 7 アノード電極 21 低比抵抗のP型半導体基板 22 高比抵抗のP型半導体領域 23 受光部エレメント 24 酸化膜 25 熱酸化膜 26 低比抵抗のP型半導体領域
Claims (1)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
板上に形成された、それと同じ導電型の第1の半導体領
域と、前記第1の半導体領域内に受光部として複数個形
成された、前記半導体基板と異なる導電型の第2の半導
体領域と、前記複数の第2の半導体領域間に設けられ
た、前記半導体基板と同一導電型の第3の半導体領域と
を備え、前記第1の半導体領域は前記半導体基板よりも
比抵抗が高く、前記第3の半導体領域は前記半導体基板
よりも比抵抗が低く、かつ前記第2の半導体領域よりも
比抵抗が高い光半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007361A JPH05198833A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 光半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007361A JPH05198833A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 光半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05198833A true JPH05198833A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11663829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4007361A Pending JPH05198833A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 光半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05198833A (ja) |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP4007361A patent/JPH05198833A/ja active Pending
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