JPH05198342A - シールド電線の端末処理方法及びシールド部導線接続用端子 - Google Patents

シールド電線の端末処理方法及びシールド部導線接続用端子

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JPH05198342A
JPH05198342A JP743192A JP743192A JPH05198342A JP H05198342 A JPH05198342 A JP H05198342A JP 743192 A JP743192 A JP 743192A JP 743192 A JP743192 A JP 743192A JP H05198342 A JPH05198342 A JP H05198342A
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JP
Japan
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wire
shield
terminal
conductor
shield part
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Withdrawn
Application number
JP743192A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Seo
博之 瀬尾
Takeshi Yokoyama
武 横山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールド電線の端末処理方法及び該シールド
線のシールド部導線接続用端子において、生産性を大幅
に向上させ、接続不良や電磁遮蔽効果の低下を生じにく
くする。 【構成】 外皮3とシールド部導線2を切除して露出さ
せたコアワイヤ1に絶縁スリーブ11を挿入して、絶縁
スリーブ11の外周先部11aでシールド部導線2の端
末を拡径して半田製リング12の外周を被覆させ、つい
で、外皮3の端末を加熱して半田製リング12を熔融さ
せることにより、シールド部導線2にアースワイヤ5を
自動的に接続する。シールド部導線2を切り開いて撚り
まとめる手作業が不要になる。絶縁スリーブ11と半田
製リング12との簡単な構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド電線の端末処
理方法及び該シールド線のシールド部導線接続用端子に
関し、特に、シールド電線のシールド部導線とアースワ
イヤの接続を容易に行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、コアワイヤ
1,1の外周面を編組状あるいは横巻状態のシールド部
導線2で被覆し、該シールド部導線2をビニール等の絶
縁性外皮(シース)3で被覆してなるシールド電線4の端
末に、アースワイヤ5を接続する端末処理方法として
は、一般に、 所定長さで外皮3を切除した後、露出した
シールド部導線2を長手方向に切り開いて撚り合わせ、
この撚り合わせて線状としたたシールド部導線2'の端
末にアースワイヤ5の端末をジョイント端子6で接続す
るようにしている。 尚、 図6において、7はコアワイ
ヤ1の端末に取付けたプラグ、8はアースワイヤ5の端
末に取付けたプラグである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シール
ド部導線2を切り開いて撚り合わせるのは手作業であっ
たから、生産性が著しく低下するという問題があった。
また、シールド部導線2の撚り合わせのばらつきで、シ
ールド部導線2とアースワイヤ5との接続が不安定とな
り、電磁遮蔽効果に問題があった。さらに、シールド部
導線の撚りの長さはジョイント端子6との固定作業のた
め、少なくとも150mm程度は必要であり、そのため、
コアワイヤ1から剥離するシールド部導線の領域が長く
なり、剥離された領域の電磁遮蔽効果が期待出来なくな
る問題もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、生産性が大幅に
向上し、かつ接続不良や電磁遮蔽効果の低下が生じにく
いシールド電線の端末処理方法及び該方法に用いるシー
ルド部導線接続用端子を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コアワイヤとシールド部導線と外皮とで
なるシールド電線の上記シールド部導線にアースワイヤ
を接続する端末処理方法として、所定の長さで外皮とシ
ールド部導線を切除してコアワイヤを露出させる一方、
外周後部でアースワイヤを保持し、外周中間部にアース
ワイヤの端末を保持する半田製リングを嵌装した絶縁ス
リーブの中空部に上記コアワイヤを挿入し、該絶縁スリ
ーブの外周前端部に形成したテーパ状エッジをコアワイ
ヤとシールド部導線の端末との間に挿入して、シールド
部導線の端末を拡径しつつ上記半田製リングの外周にシ
ールド部導線の端末を被覆させた後、上記外皮の端末を
加熱して、半田製リングの溶融でシールド部導線にアー
スワイヤを接続することを特徴とするシールド部導線の
端末処理方法を提供するものである。
【0006】また、本発明は、コアワイヤとシールド部
導線と外皮とでなるシールド電線の上記シールド部導線
にアースワイヤを接続するための端子として、絶縁スリ
ーブの外周後部にアースワイヤを保持する保持部を一体
に形成すると共に、該絶縁スリーブの外周中間部に上記
アースワイヤの芯線を保持する半田製リングを外嵌し、
かつ、絶縁スリーブの前端部にテーパ状エッジを形成し
ており、上記絶縁スリーブを前端のエッジ部よりシール
ド電線のコアワイヤとシールド部導線との間に挿入して
シールド部導線をコアワイヤ外周面より半田製リングの
外周面へ剥離した後に半田製リングを溶融してアースワ
イヤ芯線とシールド部導線とを接続するように構成して
いることを特徴とするシールド部導線接続用端子を提供
するものである。
【0007】
【作用】本発明の端末処理方法によれば、外皮とシール
ド部導線を切除して露出させたコアワイヤに絶縁スリー
ブを挿入すると、絶縁スリーブの外周先部でシールド部
導線の端末が拡径されて半田製リングの外周を被覆する
ようになるので、外皮の端末を加熱すると、半田製リン
グが熔融してシールド部導線にアースワイヤが自動的に
接続されるようになる。
【0008】よって、従来必要とされたシールド部導線
を切り開いて撚りまとめる手作業が不要になるうえ、外
皮とシールド部導線の切除、絶縁スリーブの挿入、外皮
の加熱等は全て自動化が可能でシールド部導線とアース
ワイヤとの接続が安定する。さらに、アースワイヤとの
接続のために必要なシールド部導線の長さは、半田製リ
ングで保持されたアースワイヤの芯線に接続する長さだ
けとなり、コアワイヤの外周面から剥離されるシールド
部導線の長さを短くできると共に、シールド部導線は露
出されないため、電磁遮蔽効果の低減を防止することが
出来る。
【0009】また、本発明の端末処理端子は、絶縁スリ
ーブと半田製リングとを組み合わせた簡単な構成である
ので、コスト安に製造できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1及び図3に示すように、シールド電線4の
端末は、シールド部導線2と外皮3を所定の長さで切除
して、コアワイヤ1を露出させる。また、アースワイヤ
5は、外皮を所定の長さで切除して、芯線5aを露出さ
せる。
【0011】一方、シールド部導線とアースワイヤとを
接続するシールド部導線接続用端子10として、耐熱合
成樹脂製の絶縁スリーブ11と半田製リング12を組み
合わせたものが用いられる。上記絶縁スリーブ11の中
空部は上記コアワイヤ1を挿入できる大きさに内径が設
定され、外周は適度の肉厚を有する外径に設定されてい
る。該スリーブ11の材質としては、PBT (ボリブチ
レンテレフタレート9PBTにガラス繊維を混合した耐
熱性の高いものが好ましい。
【0012】上記絶縁スリーブ11の外周前端部11a
には、テーパ状のエッジが一体形成され、外周後部には
上記アースワイヤ5の端部を圧入して保持する環状の保
持部11bが一体形成されている。該保持部11bに保
持されたアースワイヤ5の端末芯線5aは、外周前端部
11aと外周後部との間の外周中間部に臨まされる。
【0013】上記絶縁スリーブ11の外周中間部に外嵌
可能な半田製リング12が設けられ、該半田製リング1
2は、上記外嵌時には、アースワイヤ5の端末芯線5a
を保持するようにしている。
【0014】シールド部導線2とアースワイヤ5とを接
続する際、シールド電線4は先端より所要長さだけシー
ルド部導線2と外皮3を切除してコアワイヤ1を露出さ
せておく。一方、接続用端子10側では、アースワイヤ
5の被覆端末を保持部11bで保持して、アースワイヤ
5の端末芯線5aに半田製リング12を外嵌しておく。
【0015】上記シールド部導線接続用端子10を、そ
の絶縁スリーブ11の中空部にシールド電線4のコアワ
イヤ1に挿入させて組み付けると、図2に示すように、
絶縁スリーブ11の外周前端部11aのエッジでシール
ド部導線4の端末がコアワイヤ1の外周面より剥離され
て拡径され、半田製リング12の外周を被覆するように
なる。
【0016】この状態で、図4に示すように、ブロア1
3等で外皮3の端末を加熱すると、半田製リング12が
溶融してシールド部導線2にアースワイヤ5が自動的に
接続(半田付け)される。
【0017】また、図5に示すように、外皮3の端末の
加熱をやめると収縮して、外皮3の端末で上記接続部分
を挟着する。
【0018】上記シールド部導線接続用端子10の取付
時において、絶縁スリーブ11の外周前端部11aのエ
ッジは、コアワイヤ1とシールド部導線2の端末との間
にスムースに挿入する。換言すれば切り込み作用を有
し、上記絶縁スリーブ11は、コアワイヤ1自体やシー
ルド部導線2とアースワイヤ5の接続部分のプロテクタ
の作用を有する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
では、外皮とシールド部導線を切除して露出させたコア
ワイヤにシールド部導線接続用端子の絶縁スリーブを挿
入して、絶縁スリーブの外周前端部でシールド部導線の
端末を拡径して半田製リングの外周を被覆させ、つい
で、外皮の端末を加熱して半田製リングを溶融させるこ
とにより、シールド部導線にアースワイヤを自動的に接
続するものであるため、下記に列挙する効果を有する。
【0020】まず、従来のようにシールド部導線を切り
開いて撚りまとめる手作業が一切不要になる。しかも、
外皮とシールド部導線の切除作業、絶縁スリーブの挿入
作業、外皮の加熱作業は全て自動化が可能であるから、
この種の端末処理の生産性が大幅に向上するようにな
る。
【0021】また、シールド部導線とアースワイヤは半
田で自動的に接続されるようになるので、安定した接続
が得られ、接続不良が生じにくく、よって、電磁遮蔽効
果が損なわれない。
【0022】さらに、シールド部導線が露出しないと共
に、従来のように撚線のためのシールド部導線の切除が
無いので、コアワイヤがシールド部導線により被覆され
ない領域を短くでき、その分、電磁遮蔽効果の低下も生
じにくい。
【0023】さらにまた、シールド部導線接続用端子は
絶縁スリーブと半田製リングとから組み合わせただけの
簡単な構造からなるため、コスト安に製造でき、実用的
価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の端末接続構造の接続前の断面図であ
る。
【図2】 図1の接続途中の断面図である。
【図3】 図1の斜視図である。
【図4】 図2の斜視図である。
【図5】 図1の接続後の斜視図である。
【図6】 従来の端末接続構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 コアワイヤ 2 シールド部導線 3 外皮 4 シールド電線 5 アースワイヤ 5a 芯線 10 シールド部導線接続用端子 11 絶縁スリーブ 11a 外周前端部 11b 保持部 12 半田製リング
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 9/05 Z 6901−5E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアワイヤとシールド部導線と外皮とで
    なるシールド電線の上記シールド部導線にアースワイヤ
    を接続する端末処理方法であって、 所定の長さで外皮とシールド部導線を切除してコアワイ
    ヤを露出させ、 外周後部でアースワイヤを保持すると共に、外周中間部
    にアースワイヤ端末の芯線を保持する半田製リングを外
    嵌した絶縁スリーブの中空部に、上記コアワイヤを挿入
    し、 上記絶縁スリーブの外周前端部に形成したテーパ状エッ
    ジを、上記コアワイヤとシールド部導線の端末との間に
    挿入して、シールド部導線の端末を拡径しつつ上記半田
    製リングの外周にシールド部導線の端末を被覆させた
    後、 上記外皮の端末を加熱して、半田製リングの溶融でシー
    ルド部導線にアースワイヤを接続することを特徴とする
    シールド電線の端末処理方法。
  2. 【請求項2】 コアワイヤとシールド部導線と外皮とで
    なるシールド電線の上記シールド部導線にアースワイヤ
    を接続するための端子であって、 絶縁スリーブの外周後部にアースワイヤを保持する保持
    部を一体に形成すると共に、該絶縁スリーブの外周中間
    部に上記アースワイヤの芯線を保持する半田製リングを
    外嵌し、かつ、絶縁スリーブの前端部にテーパ状エッジ
    を形成しており、 上記絶縁スリーブを前端のエッジ部よりシールド電線の
    コアワイヤとシールド部導線との間に挿入してシールド
    部導線をコアワイヤ外周面より半田製リングの外周面へ
    剥離した後に半田製リングを溶融してアースワイヤ芯線
    とシールド部導線とを接続するように構成していること
    を特徴とするシールド部導線接続用端子。
JP743192A 1992-01-20 1992-01-20 シールド電線の端末処理方法及びシールド部導線接続用端子 Withdrawn JPH05198342A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7232954B2 (en) 2004-03-08 2007-06-19 Autonetworks Technologies, Ltd. Manufacturing method of shielded wire harness and shielded cable and end structure thereof
CN111200226A (zh) * 2018-11-19 2020-05-26 波音公司 处理屏蔽线缆的系统、方法和装置
JP2020104254A (ja) * 2018-11-19 2020-07-09 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company ケーブルにスリーブを自動で装着するための方法及び装置

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Effective date: 19990408