JPH0519769Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高精度の水平器を量産可能にした水平
器に係るものである。

〔従来の技術〕

水平器の製作においては、高精度の水平器を量
産することである。

従来は、例えば実公昭59−35766号公報で示す
水平器は気泡管の取付構造が極めて複雑であるか
ら量産を妨げる欠点もあり、また加工面において
熟練を要しないと高精度が得られない欠点もあつ
た。

〔考案が解決しようとする問題点〕

本考案は、かかる欠点を解決したもので、気泡
管の取付構造を簡単にして精度の高い水平器を量
産することが技術的課題である。

〔問題点を解決するための手段〕

細長い器体１の中心上部に気泡管２を水平埋設
した水平器において、中空角状の器体１をアルミ
成型材で形成し、この器体１の中心上部に角型の
取付窓３を開口し、この取付窓３下方に位置する
器体１の前後両内壁の長さ方向に係止リブ４を一
体に形成し、一方気泡管２をプラスチツク製のホ
ルダー５内に固定し、このホルダー５の前後夫々
の立上面上部に前記取付窓３の前後上縁に係合す
る係止突壁６を一体に形成し、この気泡管２付ホ
ルダー５を取付窓３内に嵌着し、このホルダー５
底部を係止リブ４上に係止し、両係止突壁６を器
体１の前記取付窓３の前後上縁の天上壁１ａ裏面
に係止させて取付窓３に気泡管２付ホルダー５を
埋設固定する。

〔実施例〕

気泡管２はレンズ作用を求めるため断面を 状
にして、ホルダー５と同様にプラスチツクで形成
し、ホルダー内に接着を介して嵌着止している。

器体１前後の両内壁の係止リブ４は全体長さ方
向に亘つて形成しているが、ホルダー５部分だけ
でも良い。

垂直用の気泡管７はプラスチツク製のホルダー
８内に保持し、この気泡管７付ホルダー８を器体
１一側端部に形成した取付窓孔９に嵌着止してい
る。

図中１０は器体１の両端開口部に嵌着したプラ
スチツク製のキヤツプ、１１は吊孔を形成するプ
ラスチツク製のリングである。

〔考案の効果〕

本考案は、上述の様に器体１に精度の高いアル
ミ成型材を使用し、気泡管２はホルダー５内に固
定し、この気泡管２付ホルダー５を器体１の中心
上部に形成した取付窓３に嵌着し、ホルダー５の
前後夫々の立上面上部に形成した係止突壁６を取
付窓３の前後上縁の天上壁１ａ裏面に係止し、器
体１底部を器体１前後両内壁に形成した係止リブ
４上に係止して気泡管２付ホルダー５を取付窓３
内に埋設固定するものであるから気泡管２は希望
する位置に正確に取り付けられるため精度の高い
水平器を提供出来る。

一旦取付窓３に気泡管２付ホルダー５を埋設固
定すると係止突壁６が器体１の天上壁１ａに係止
しているため係止突壁６に外力を加えない限り外
れることがない。

この気泡管２はホルダー５もプラスチツク製で
弾性を保有するため取付窓３内に押し込み易く、
簡単に埋設固定することが出来るから組込作業が
容易であり、本案品を量産させる要因になる。

また気泡管２付ホルダー５で保護されているか
ら使用時の衝撃から守ることが出来るし、器体１
自体アルミ成型材を使用しているから軽量とな
り、使用しやすい水平器を提供する等秀れた実用
上の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の斜面図、第２図はその分解斜
面図、第３図は要部の正断面図、第４図は要部の
側断面図である。 １……器体、１ａ……天上壁、２……気泡管、
３……取付窓、４……係止リブ、４，５……ホル
ダー、６……係止突壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 細長い器体の中心上部に気泡管を水平埋設した
   水平器において、中空角状の器体をアルミ成型材
   で形成し、この器体の中心上部に角型の取付窓を
   開口し、この取付窓下方に位置する器体の前後両
   内壁の長さ方向に係止リブを一体に形成し、一方
   気泡管をプラスチツク製のホルダー内に固定し、
   このホルダーの前後夫々の立上面上部に前記取付
   窓の前後上縁に係合する係止突壁を一体に形成
   し、この気泡管付ホルダーを取付窓内に嵌着し、
   このホルダー底部を係止リブ上に係止し、両係止
   突壁を器体の前記取付窓の前後上縁の天上壁裏面
   に係止させて取付窓に気泡管付ホルダーを埋設固
   定したことを特徴とする水平器。