JPH05197597A - プログラム組み込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング方式 - Google Patents

プログラム組み込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング方式

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JPH05197597A
JPH05197597A JP4006547A JP654792A JPH05197597A JP H05197597 A JPH05197597 A JP H05197597A JP 4006547 A JP4006547 A JP 4006547A JP 654792 A JP654792 A JP 654792A JP H05197597 A JPH05197597 A JP H05197597A
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JP4006547A
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Inventor
Kenji Yamana
健二 山名
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プログラム組み込み型プロセッサ
装置におけるエラーロギング方式に関し、限られた主記
憶装置の領域内にて、エラー種別毎情報の消失を発生さ
せずに且つ時刻順情報をログして、異常発生時の原因究
明を容易に行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 エラーログを依頼されると、同種のエラーが
既にエラーログ保存領域2に保存されているかどうかを
チェックして、もし、同種のエラーがエラーログ保存領
域2に保存されていなければ、エラーログ保存領域2よ
りエラー種別毎情報領域3を切り出してこのエラー種別
毎情報を書き込み、その後、エラー時刻順情報領域4を
切り出して、発生時刻および該当エラー種別毎情報への
ポインタを書き込む一方、もし、同種のエラーが既にエ
ラーログ保存領域2に保存されていれば、エラー時刻順
情報領域4を切り出して、発生時刻および該当エラー種
別毎情報へのポインタを書き込むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラム組み込み型
プロセッサ装置におけるエラーロギング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はプログラム組み込み型プロセッサ
装置を有するシステムの構成図であり、この図8におい
て、10はプログラム組み込み型リアルタイムプロセッ
サ装置(CPU)であるが、このCPU10は、バスラ
イン104を介して、メモリ1′,通信制御装置101
に接続されるほか、複数のセンサ103に接続されてい
る入出力インタフェース102に接続されている。
【0003】このような構成により、装置に異常が認め
られた場合、このリアルタイム処理のプロセッサ装置
は、その異常原因の除去のため、エラーログに異常内容
およびその発生プロセスの情報の保持を要求されると、
以下のような動作を行なう。即ち、上述の要求の他、装
置の該当異常に関わらない他の業務を続行させる要求
と、一時的な異常からの自動復旧を要求される。そし
て、これらの要求通りの動作を行なうのであるが、異常
を検出しても、装置を停止させずに長時間運転を続行す
ることが多々ある。
【0004】このような場合、該当異常原因に起因する
関連のエラーログが繰り返されるため、他業務の軽微な
エラーログによっても領域がオーバーフローしてしまう
ので、所定のエラーログ情報が消失してしまうことが頻
繁に起こり易くなる。普通、一般には、上述のことを考
慮して、まず、異常内容の保存かまたは発生プロセスの
追跡の何れかの限定を行ない、そして、同目的に適した
エラー種別毎情報採取または時刻順情報採取の何れかの
方法のみを採用するのである。あるいは、また補助記憶
装置またはプリンタを付加した上で、大量のエラー情報
の蓄積を行なうのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプログラム組み込み型プロセッサ装置では、
原因追求を行なう場合、情報の不足によりその追求が困
難となってしまう。また、補助記憶装置の付加を行なう
と、原因追求の際の情報不足の課題は解決するが、コス
トアップを招いてしまう。更に、プリンタを付加した場
合は、用紙取り替え等の保守作業が増す上に、保守サイ
クルの短縮を招くため、保守コストの増加をも招いてい
てしまう。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、限られた主記憶装置の領域内にて、エラー種
別毎情報の消失を発生させずに且つ時刻順情報をログし
て、異常発生時の原因究明を容易に行なえるようにし
た、プログラム組み込み型プロセッサ装置におけるエラ
ーロギング方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、10はプログラム組み込
み型プロセッサ装置で、このプログラム組み込み型プロ
セッサ装置10は、プログラム7−1,7−2,・・,
7−Nを組み込まれるとともに、主記憶のみを記憶媒体
として持つほか、エラー情報格納制御手段6を設けたも
のである。
【0008】そして、このプログラム組み込み型プロセ
ッサ装置10の主記憶であるメモリ1は、エラーログ保
存領域2およびエラーログ管理領域5を有するように構
成されている。ここで、エラーログ保存領域2は、エラ
ー種別毎情報のサイズでブロック化され、このブロック
単位で領域の切出しおよび転用が行なわれるとともに、
エラー時刻順情報はブロックに複数格納されるように構
成されている。
【0009】また、このエラーログ保存領域2は、エラ
ー種別毎情報領域3とエラー時刻順情報領域4とから成
り立っている。ここで、エラー種別毎情報領域3は、異
なるエラー情報のみを保存するものであり、エラー時刻
順情報領域4は、エラーの発生順にエラー履歴情報を保
存するものである。エラーログ管理領域5は、エラーロ
グ保存領域2の状態を示すものであり、また、エラー情
報格納制御手段6は、エラーを検出したプログラムより
エラーログの依頼を受けてエラーログ保存領域2にエラ
ー情報を格納するものであるが、更にこのエラー情報格
納制御手段6は、エラーログを繰り返すうちに、エラー
ログ保存領域2から新たな情報領域を切り出せなくなる
と、保存されている最古のエラー時刻順情報を取り出
し、この取り出した領域を新たな情報領域として確保し
て、この情報領域に情報を書き込むほか、指定されたエ
ラー情報のログを行なった場合、以後のエラーログの格
納を停止するように構成されている(請求項1,2,
3,4)。
【0010】
【作用】上述の本発明のプログラム組み込み型プロセッ
サ装置におけるエラーロギング方式では、図1に示すよ
うに、エラー情報格納制御手段6が、エラーログを依頼
されると、同種のエラーが既にエラーログ保存領域2に
保存されているかどうかをチェックする。
【0011】もし、同種のエラーがエラーログ保存領域
2に保存されていなければ、エラーログ保存領域2より
エラー種別毎情報領域3を切り出してこのエラー種別毎
情報を書き込む。その後、エラー時刻順情報領域4を切
り出して、発生時刻および当エラー種別毎情報へのポイ
ンタを書き込む一方、もし、同種のエラーが既にエラー
ログ保存領域2に保存されていれば、エラー時刻順情報
領域4を切り出して、発生時刻および当エラー種別毎情
報へのポインタを書き込む(請求項1)。
【0012】また、エラーログを繰り返すうちに、エラ
ーログ保存領域2から新たな情報領域を切り出せなくな
ると、エラー情報格納制御手段6が、保存されている最
古のエラー時刻順情報を取り出す。そして、この取り出
した領域を新たな情報領域として確保して、この情報領
域に情報を書き込む(請求項2)。そしてまた、エラー
情報格納制御手段6は、指定されたエラー情報のログを
行なった場合、以後のエラーログの格納を停止する(請
求項3)。
【0013】更に、エラーログ保存領域2では、エラー
種別毎情報のサイズのブロック単位で領域の切出しおよ
び転用が行なわれるとともに、エラー時刻順情報はブロ
ックに複数格納される(請求項4)。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例を示すブロック図で、こ
の図2において、10はプログラム組み込み型リアルタ
イムプロセッサ装置(プログラム組み込み型プロセッサ
装置)である。このプログラム組み込み型リアルタイム
プロセッサ装置10は、複数の業務プログラム7−1,
7−2,7−3により、装置の機能を果たすものであ
る。
【0015】そして、このプログラム組み込み型リアル
タイムプロセッサ装置10は、図2に示すように、主記
憶(メモリ1)のみを記憶媒体として持つとともに、エ
ラーログ格納プログラム(エラー情報格納制御手段)6
および業務プログラム(プログラム)7−1,7−2,
7−3を設けたものである。そして、このプログラム組
み込み型リアルタイムプロセッサ装置10の主記憶であ
るメモリ1は、先の従来例で用いた図8のメモリ1′の
代わりに使用されるものである。
【0016】このメモリ1は、エラーログを格納するた
めのエラーログ領域8を有しており、そして、このエラ
ーログ領域8内には、エラーログ管理領域5とエラーロ
グ保存領域2とが設けられている。ここで、エラーログ
管理領域5は、エラーログ保存領域2の状態を示すもの
で、図4に示すように、後の説明にあるエラーログ保存
領域2のエラー種別毎情報格納領域(エラー種別毎情報
領域)3およびエラー時刻順情報格納領域(エラー時刻
順情報領域)4の各領域のためのキューターミナルとポ
インタによって構成される。
【0017】即ち、エラーログ管理領域5は、これらの
キューターミナルとポインタを構成する空き情報領域5
1,時刻順情報キューターミナル領域52,種別毎情報
領域53等によって、構成されているのである。ここ
で、空き領域51は、空きブロックキューターミナル領
域51aと、空き時刻順情報ポインタ領域51bによっ
て構成されている。この空きブロックキューターミナル
領域51aは、図7の(10)に示すように、空きブロ
ックキュー9のリンクの最初のものをリンクするための
空きブロックキューターミナル情報を格納するものであ
る。ちなみに、図7の各空きブロックキュー9は、自身
の空きブロックキューリンク90によって、相互間をリ
ンクされている〔図7の(11)参照〕。
【0018】ところで、空き時刻順情報ポインタ領域5
1bは、図6の(6)に示すように、エラー時刻順情報
に使用されたメモリブロック中に空きのある場合に、空
き時刻順情報ポインタを格納するものである。時刻順情
報キューターミナル52は、順リンク52aと最終ポイ
ンタ52bによって構成されている。この順リンク52
aは、エラーログ管理領域5とエラー時刻順情報格納領
域4の検索キューリンク領域41とをリンクするための
順リンク情報を格納するものである〔図6の(7)参
照〕。
【0019】最終ポインタ52bは、エラーログ管理領
域5とキューの最終のエラー時刻順情報格納領域4の検
索キューリンク領域41(−1)を直接にリンクするた
めの最終ポインタ情報を格納するものである〔図6の
(8)参照〕。種別毎情報領域53は、種別毎情報検索
キューターミナル53aと種別毎情報ハッシュ表領域5
3bによって、構成されているが、更に種別毎情報検索
キューターミナル53aは、順リンク領域53a−1と
最終ポインタ領域53a−2によって構成されている。
【0020】この順リンク領域53a−1は、エラーロ
グ管理領域5とエラー種別毎情報格納領域3の検索キュ
ーリンク領域31をリンクするための順リンク情報を格
納するものである〔図5の(3)参照〕。最終ポインタ
53a−2は、エラーログ管理領域5とキューの最終の
エラー種別毎情報格納領域3の検索キューリンク領域3
1(−1)を直接にリンクするための最終ポインタ情報
を格納するものである〔図5の(4)参照〕。
【0021】種別毎情報ハッシュ表領域53bは、エラ
ーログ管理領域5とエラー種別毎情報格納領域3のハッ
シュキューリンク領域32をリンクするためのハッシュ
値を32個そなえて構成されたものである〔図5の
(2)参照〕。つまり、これらの各領域は、エラーログ
格納プログラム6によって、エラーログ保存領域2の各
領域を切り出して、エラー情報の検索・書き込みを効率
的に行なうための各情報を格納するものである。そして
また、エラーログ依頼の毎に参照・更新されるものでも
ある。
【0022】ところで、図2のエラーログ保存領域2
は、16ワードのブロック分割化された複数のブロック
によって、構成されたものである。そして、16ワード
のエラー種別毎情報と4ワードのエラー時刻順情報とに
領域を供給して、これらの情報を保存するものである。
即ち、このエラーログ保存領域2は、図3に示すよう
に、より大きな領域の必要なエラー種別毎情報のサイズ
でブロック化され、このブロック単位で領域の切出しお
よび転用を行なわれるように構成されている。
【0023】また、エラーログ保存領域2は、より小さ
な領域のエラー時刻順情報に使用される場合は、1ブロ
ックを更に細分化(4つ)して複数の情報を格納するよ
うになっている。即ち、このエラーログ保存領域2は、
先の図2に示すように、エラー種別毎情報格納領域3と
エラー時刻順情報格納領域4とから構成されている。
【0024】ここで、エラー種別毎情報格納領域3は、
異なるエラー情報のみを保存するエラー種別毎情報のた
めの領域である。そして、このエラー種別毎情報格納領
域3のブロックは、図5に示すように、検索キューリン
ク領域31,ハッシュキューリンク領域32,発生回数
領域33,発生時刻領域34,検出プログラム領域3
5,エラー詳細データ領域36によって、構成されてい
る。
【0025】ここで、検索キューリンク領域31は、各
検索キューリンク領域31間をリンクして検索を容易に
するための検索キューリンク管理用情報を格納するもの
である〔図5の(1)参照〕。ハッシュキューリンク領
域32は、所定のハッシュキューリンク領域32間をリ
ンクして検索を容易にするためのハッシュキューリンク
管理用情報を格納するものである〔図5の(5)参
照〕。
【0026】発生回数領域33は、エラーの発生回数の
記録を格納するものであり、検出プログラム領域35
は、ファイル名登録領域35aと識別情報領域35bに
よって、構成されている。このファイル名登録領域35
aは、ファイル名を登録するためのものであり、識別情
報領域35bは、該当ファイル内での検出位置を識別す
るための情報を格納する領域である。
【0027】エラー詳細データ領域36は、エラー詳細
データを格納するための領域である。このような構成の
エラー種別毎情報格納領域3により、ハッシュは、異種
/同種の判定を高速に行なうために、検出プログラムと
位置の識別情報およびエラーの詳細情報の各ワードの加
算を行なう。そして更に、これを32で割ることにより
剰余を得て、同値の場合は、ハッシュキューリンクを行
なう。
【0028】ところで、エラー時刻順情報格納領域4
は、図6に示すように、エラーの発生順にエラー履歴情
報を保存するエラー時刻順情報のための領域であり、1
ブロックに4つ格納されるように構成されたものであ
る。そして、このエラー時刻順情報格納領域4は、検索
キューリンク領域41と発生時刻領域42および種別毎
情報ポインタ領域43を持って構成されている。
【0029】ここで、検索キューリンク領域41は、図
6の(9)に示すように、それぞれのエラー時刻順情報
格納領域4間を順番通りにリンクするための順リンク情
報を格納するものである。発生時刻領域42は、発生時
刻の情報を記録して置くところであり、種別毎情報ポイ
ンタ領域43は、該当エラーの詳細を示す種別毎情報へ
のポインタを格納する領域である。
【0030】なお、図5,6,7に示す−1は、リンク
の最終を示すものである。このような構成のエラー時刻
順情報格納領域4により、検索キューは、発生順にキュ
ーイングされてゆき、そして、領域が無くなってしまう
と、キューの先頭より1ブロック単位で取り外されて他
に転用される。また、ブロックに空きが発生する場合
は、このブロックをエラーログ管理領域5の空き時刻順
情報ポインタ領域51bにより次回に使用できるよう設
定される。
【0031】このような構成により、エラー保存領域2
は、最初に16ワードにブロック分割して、空きブロッ
クキュ領域が必要となる都度に、所要のブロックに種別
毎情報または時刻順情報を格納していくことにより、キ
ューイングしてゆく。このようにして、エラーログを続
けている内に空きブロックが無くなった場合は、エラー
ログ管理領域5の空きブロックキューターミナル領域5
1aにエンドコード(−1)が格納されて、以後、時刻
順情報からの転用が開始される。
【0032】ところで、また先の図2のエラーログ格納
プログラム6は、エラーを検出した業務プログラム7−
1,7−2,7−3より、エラーログの依頼を受けてエ
ラーログ保存領域2にエラー情報を格納するものであ
る。上述の構成により、エラーログ格納プログラム6
が、エラーログを依頼されると、同種のエラーが既に保
存されているか否かチェックを行なう。この結果、同種
のエラーが保存されていなければ、エラーログ保存領域
2よりエラー種別毎情報格納領域3を切り出して、この
エラー種別毎情報を書き込む。その後、1ブロックを4
つに細分化したエラー時刻順情報格納領域4を1つ切り
出して、発生時刻および該当エラー種別毎情報へのポイ
ンタを書き込む。
【0033】また、既にエラー種別毎情報が保存されて
いる場合は、エラー時刻順情報格納領域4を切り出し
て、ここに、発生時刻および該当エラー種別毎情報への
ポインタのみを書き込む。すなわち、上記のエラー時刻
順情報の作成のみを行なうのである。そして、このよう
に上記の領域切り出し、エラー情報の検索・書き込みが
行なわれる際、エラーログ管理領域5は、エラーログ格
納プログラム6によって、以下の動作が行なわれる。
【0034】即ち、エラーログ管理領域5の空き領域5
1,時刻順情報52,種別毎情報53,54のキュータ
ーミナルおよび検索表等の情報がエラーログ依頼の度に
参照・更新される。そしてまた、上述のように、エラー
ログを繰り返すうちにログ領域が一杯となり、エラーロ
グ保存領域2から新たな情報領域が切り出せなくなる
と、エラーログ格納プログラム6は、以下のような動作
を行なう。
【0035】即ち、保存されている最古の時刻のエラー
時刻順情報を取り出し、この取り出した領域を新たな情
報領域として確保をして、この情報領域に書込みを行な
うのである。またさらに、エラーログ格納プログラム6
は、エラー種別毎情報格納領域3の種別毎情報の検出プ
ログラムと位置の識別情報により指定されたエラー種別
のログを行なうと、以後のエラーログの格納を停止す
る。そして、このエラーが再発した時点で同情報を採取
するのである。
【0036】このように、プログラム組み込み型プロセ
ッサ装置において、メモリ1に、エラー種別毎情報格納
領域3とエラー時刻順情報格納領域4とからなるエラー
ログ保存領域2およびエラーログ管理領域5を設けると
ともに、エラーログ保存領域2にエラー情報を格納する
エラー情報格納制御手段6を設け、エラーログを依頼さ
れると、同種のエラーが既にエラーログ保存領域2に保
存されているかどうかをチェックし、もし、同種のエラ
ーが既にエラーログ保存領域2に保存されていなけれ
ば、エラーログ保存領域2よりエラー種別毎情報格納領
域3を切り出してこのエラー種別毎情報を書き込み、そ
の後、エラー時刻順情報格納領域4を切り出して、発生
時刻および該当エラー種別毎情報へのポインタを書き込
む一方、もし、同種のエラーが既にエラーログ保存領域
2に保存されていれば、エラー時刻順情報格納領域4を
切り出して、発生時刻および当エラー種別毎情報へのポ
インタを書き込むことにより、そしてまた、エラーログ
保存領域2が、エラー種別毎情報のサイズでブロック化
され、このブロック単位で領域の切出しおよび転用が行
なわれるとともに、エラー時刻順情報はブロックに複数
格納されるように構成されたことにより、以下の効果が
ある。
【0037】つまり、エラー領域に追加される情報に
は、重複が発生せず、異なるエラーは、全て保存され
て、且つ同種のエラーを含めて最近のエラー発生順を理
解することができる。即ち、用意された領域全体を効率
良く使用しながら、種別毎情報を消失させず、且つ、時
刻順情報の保存が可能となる。また、エラーログ保存領
域2から新たな情報領域を切り出せなくなると、エラー
情報格納制御手段6が、保存されている最古のエラー時
刻順情報を取り出し、この取り出した領域を新たな情報
領域として確保して、この情報領域に情報を書き込むこ
とにより、エラーログが繰り返される過程で用意された
エラーログ領域が空き無く使用された状態となっても、
時刻順情報で使用する領域を縮小しながら種別毎情報
が、以後においても追加される。
【0038】更にまた、エラー情報格納制御手段6は、
指定されたエラー情報のログを行なった場合、以後のエ
ラーログの格納を停止することにより、また、異なるエ
ラーは、全て保存されて、且つ同種のエラーを含めて最
近のエラー発生順が分かることにより、エラー発生後も
そのまま長期に運用しており必要な時刻順情報が消失し
た場合でも、該当エラーを指定してエラーログ停止の機
能を用いれば、同エラーが再発した時点で同情報を特別
に全て採取することができる。
【0039】従って、これらの各結果により、遠隔地に
設置されて無人化が進められている通信・制御分野のプ
ロセッサ装置の装置の保守性および可能性の向上に貢献
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプログラ
ム組み込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング方
式によれば、主記憶のみを記憶媒体として持つプログラ
ム組み込み型プロセッサ装置において、メモリに、異な
るエラー情報のみを保存するエラー種別毎情報領域とエ
ラーの発生順にエラー履歴情報を保存するエラー時刻順
情報領域とからなるエラーログ保存領域およびエラーロ
グ保存領域の状態を示すエラーログ管理領域を設けると
ともに、エラーを検出したプログラムよりエラーログの
依頼を受けてエラーログ保存領域にエラー情報を格納す
るエラー情報格納制御手段を設け、エラー情報格納制御
手段が、エラーログを依頼されると、同種のエラーが既
にエラーログ保存領域に保存されているかどうかをチェ
ックし、もし、同種のエラーが既にエラーログ保存領域
に保存されていなければ、エラーログ保存領域よりエラ
ー種別毎情報領域を切り出してこのエラー種別毎情報を
書き込み、その後、エラー時刻順情報領域を切り出し
て、発生時刻および該当エラー種別毎情報へのポインタ
を書き込む一方、もし、同種のエラーが既にエラーログ
保存領域に保存されていれば、エラー時刻順情報領域を
切り出して、発生時刻および当エラー種別毎情報へのポ
インタを書き込むことにより、また、そしてエラーログ
保存領域が、エラー種別毎情報のサイズでブロック化さ
れ、このブロック単位で領域の切出しおよび転用が行な
われるとともに、エラー時刻順情報はブロックに複数格
納されるように構成されたことにより、エラー領域に追
加される情報の重複を防ぐとともに、異なるエラーは全
て保存されて、用意された領域全体を効率良く使用でき
る利点がある(請求項1,4)。
【0041】また、本発明のプログラム組み込み型プロ
セッサ装置におけるエラーロギング方式によれば、エラ
ーログを繰り返すうちに、エラーログ保存領域から新た
な情報領域を切り出せなくなると、エラー情報格納制御
手段が、保存されている最古のエラー時刻順情報を取り
出し、この取り出した領域を新たな情報領域として確保
してこの情報領域に情報を書き込むことにより、エラー
ログが繰り返される過程で用意されたエラーログ領域が
空き無く使用される状態となっても、時刻順情報で使用
する領域を縮小しながら種別毎情報を追加できる利点が
ある(請求項2)。
【0042】更にまた、本発明のプログラム組み込み型
プロセッサ装置におけるエラーロギング方式では、エラ
ー情報格納制御手段は、指定されたエラー情報のログを
行なった場合、以後のエラーログの格納を停止すること
により、エラー発生後もそのまま長期に運用しており必
要な時刻順情報が消失した場合でも、同じエラーが再発
した時点で同じ情報を特別に全て採取できる利点がある
(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例にかかるエラーログ保存領域
のブロック分割を示す図である。
【図4】本発明の一実施例にかかるエラーログ管理領域
の構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例にかかる種別毎情報ブロック
とキューリンクの構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施例にかかる時刻順情報ブロック
とキューリンクの構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施例にかかる空きブロックとキュ
ーリンクの構成を示す図である。
【図8】プログラム組み込み型プロセッサ装置を有する
システムの構成図である。
【符号の説明】
1,1′ メモリ 2 エラーログ保存領域 3 エラー種別毎情報格納領域(エラー種別毎情報領
域) 31 検索キューリンク領域 32 ハッシュキューリンク領域 33 発生回数領域 34 発生時刻領域 35 検出プログラム領域 35a ファイル名登録領域 35b 識別情報登録領域 36 エラー詳細データ領域 4 エラー時刻順情報格納領域(エラー時刻順情報領
域) 41 検索キューリンク領域 42 発生時刻領域 43 種別毎情報ポインタ領域 5 エラーログ管理領域 51 空き領域 51a 空きブロックキューターミナル領域 51b 空き時刻順情報ポインタ領域 52 時刻順情報キューターミナル領域 52a 順リンク 52b 最終ポインタ 53 種別毎情報領域 53a 種別毎情報検索キューターミナル領域 53a−1 順リンク領域 53a−2 最終ポインタ 53b 種別毎情報ハッシュ表 6 エラーログ格納プログラム(エラー情報格納制御手
段) 7−1,7−2,7−3,7−N 業務プログラム(プ
ログラム) 8 エラーログ領域 9 空きブロックキュー 90 空きブロックキューリンク 10 プログラム組み込み型リアルタイムプロセッサ装
置(プログラム組み込 み型プロセッサ装置) 101 通信制御装置 102 入出力インタフェース 103 センサ 104 バスライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶のみを記憶媒体として持つプログ
    ラム組み込み型プロセッサ装置において、 メモリ(1)に、異なるエラー情報のみを保存するエラ
    ー種別毎情報領域(3)とエラーの発生順にエラー履歴
    情報を保存するエラー時刻順情報領域(4)とからなる
    エラーログ保存領域(2)および該エラーログ保存領域
    (2)の状態を示すエラーログ管理領域(5)を設ける
    とともに、 エラーを検出したプログラムよりエラーログの依頼を受
    けて該エラーログ保存領域(2)にエラー情報を格納す
    るエラー情報格納制御手段(6)を設け、 該エラー情報格納制御手段(6)が、エラーログを依頼
    されると、同種のエラーが既に該エラーログ保存領域
    (2)に保存されているかどうかをチェックして、 もし、同種のエラーが該エラーログ保存領域(2)に保
    存されていなければ、該エラーログ保存領域(2)より
    該エラー種別毎情報領域(3)を切り出してこのエラー
    種別毎情報を書き込み、その後、該エラー時刻順情報領
    域(4)を切り出して、発生時刻および該当エラー種別
    毎情報へのポインタを書き込む一方、 もし、同種のエラーが既に該エラーログ保存領域(2)
    に保存されていれば、該エラー時刻順情報領域(4)を
    切り出して、発生時刻および該当エラー種別毎情報への
    ポインタを書き込むことを特徴とする、プログラム組み
    込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング方式。
  2. 【請求項2】 該エラーログを繰り返すうちに、該エラ
    ーログ保存領域(2)から新たな情報領域を切り出せな
    くなると、 該エラー情報格納制御手段(6)が、保存されている最
    古のエラー時刻順情報を取り出し、この取り出した領域
    を新たな情報領域として確保して、この情報領域に情報
    を書き込むことを特徴とする、請求項1記載のプログラ
    ム組み込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング方
    式。
  3. 【請求項3】 該エラー情報格納制御手段(6)は、指
    定されたエラー情報のログを行なった場合、以後のエラ
    ーログの格納を停止することを特徴とする、請求項1記
    載のプログラム組み込み型プロセッサ装置におけるエラ
    ーロギング方式。
  4. 【請求項4】 該エラーログ保存領域(2)が、該エラ
    ー種別毎情報のサイズでブロック化され、このブロック
    単位で領域の切出しおよび転用が行なわれるとともに、
    該エラー時刻順情報は該ブロックに複数格納されるよう
    に構成されたことを特徴とする、請求項1記載のプログ
    ラム組み込み型プロセッサ装置におけるエラーロギング
    方式。
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