JPH05197207A - トナー組成物 - Google Patents

トナー組成物

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JPH05197207A
JPH05197207A JP4231746A JP23174692A JPH05197207A JP H05197207 A JPH05197207 A JP H05197207A JP 4231746 A JP4231746 A JP 4231746A JP 23174692 A JP23174692 A JP 23174692A JP H05197207 A JPH05197207 A JP H05197207A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックグラウンド付着物が殆どなく、安定な
摩擦電気特性を有する優れた色、優れた解像度の現像画
像の形成を可能にするトナー組成物を提供することにあ
る。 【構成】 樹脂、顔料及び式: 【化1】 (式中、R1 は水素及びアルキルからなる群から選ば
れ、且つnは0、1、2、3、または4である)の帯電
増進添加剤を含むことを特徴とするトナー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー組成物及び現像剤
組成物、更に詳しくは新規な帯電増進添加剤を含むトナ
ー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の画像形成法に関連する一つの利
点は、特に本発明の実施態様に於ける黒色を除く着色現
像剤と黒色現像剤の間の相互作用の不在の結果として、
単一の現像パスで高品質の二色画像を生じる能力であ
る。本発明に関連するその他の利点は実質的に安定な負
の摩擦電気トナー特性及び安定な負の摩擦帯電トナー
(これは現像後に高品質画像、即ち、バックグラウンド
付着物が殆どなく、そして広範囲の相対湿度条件(例え
ば、約20℃〜約80℃の範囲の温度帯の有効範囲で例えば
約20〜90%の相対湿度)でスミアリング(smearing)が殆
どない画像の形成を可能にする)を有する現像剤の提供
を含む。或る種のアルミニウム帯電増進添加剤を含むト
ナーが米国特許第4,845,003 号明細書により知られてい
る。上記の特許の帯電添加剤はヒドロキシカルボン酸
(これはアルキル及び/またはアラルキルで置換されて
いてもよい)のアルミニウム化合物を含む(例えば、そ
の要約を参照のこと)。米国特許第4,845,003 号明細書
の幾つかのアルミニウム帯電増進添加剤の赤外分析はか
なりの量の遊離3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸の存
在を示す。本発明の帯電添加剤の赤外分析は、遊離酸が
全く存在しないか、または殆ど存在しないことを示す。
また、本発明のトナー/現像剤の性能上の性質及び特性
は、例えば、米国特許第4,845,003 号明細書のトナーと
較べて幾つかの点で優れている。例えば、下記の実施例
により明らかにされるように、本発明の帯電増進添加剤
を含むトナーは米国特許第4,845,003 号明細書のトナー
よりもかなり低いCWS及びCLCを有する。CWSは
修正ロング・サイン(Wrong Sign)トナーであり、CLC
は帯電スペクトル分析により測定される修正低帯電(Cor
rected low charge)である。本発明の諸実施態様のトナ
ーによる上記の低い特性は、例えば、バックグラウンド
付着物が殆どなく、しかも実質的に安定な摩擦電気特性
を有する優れた色、優れた解像度の現像画像を可能にす
る。
【0003】米国特許第4,298,672 号、同第4,338,390
号、同第4,560,635 号、同第4,845,003 号、同第4,656,
112 号及び同4,411,974 号明細書には種々の帯電増進添
加剤を含むトナーが開示されている。光応答性の画像形
成部材を単一の極性に帯電し、その上に同じ極性の少な
くとも三つの異なる電位のレベルからなる画像を形成す
る方法が、米国特許第4,078,929 号明細書に記載されて
いる。また、米国特許第4,686,163 号は、画像を形成す
るトリレベル法に関して重要である。また、二色画像形
成法が米国特許第4,948,686 号明細書に記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、或る
種のアルミニウム帯電増進添加剤を含むトナーを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的及
びその他の目的は、或る種の帯電増進添加剤を含むトナ
ーの提供により達成し得る。更に詳しくは、本発明は、
諸実施態様に於いて、樹脂粒子、顔料粒子、及び図に示
された式により表される帯電添加剤、またはこれらの混
合物を含むトナーに関する。一つの実施態様では、本発
明のトナーは、樹脂、顔料及び下記の式の帯電増進添加
剤を含む。
【化2】 (式中、R1 は水素、本明細書で示されるような、例え
ば、1〜約25個の炭素原子を有するアルキル等であり、
且つnはR1 基の数を表し、0、1、2、3、または4
であり得る)。本発明の実施態様は、R1 が水素、メチ
ル、エチル、プロピル、またはブチルであり、且つnが
0、1、2、3、または4である場合のトナー、R1
水素、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、または
tert- ブチルであり、且つnが0、1、2、3、または
4である場合のトナーを含む。また、本発明は、本明細
書に示されたトナーと、鋼、フェライト(例えば、銅亜
鉛フェライト)、等のようなコアーを含むキャリヤー粒
子を含む現像剤に関するものであり、このコアーは必要
によりその上にポリマー被覆物、またはポリマーの混合
物を含んでいてもよい。
【0006】本発明のトナーは、その実施態様に於い
て、樹脂粒子、顔料粒子、例えば、レーガル(REGAL)330
(商標)カーボンブラックのようにカボット・コーポレ
ーション(Cabot Corporation) から入手し得るカーボン
ブラックを含む既知のカーボンブラック、カーボンブラ
ック以外の着色顔料、例えば、マゼンタ、シアン、イエ
ロー、またはこれらの混合物、並びに、例えば、図に示
されるようなアルキル化サリチル酸のヒドロキシアルミ
ニウム錯体を含む帯電添加剤を含む。本発明のトナーに
選ばれる特定の帯電添加剤の例は、ヒドロキシビス
[3,5−ターシャリィブチルサリチル]アルミネー
ト;ヒドロキシビス[3,5−ターシャリィブチルサリ
チル]アルミネート一水和物、二水和物、三水和物また
は四水和物;ヒドロキシビス[サリチル]アルミネー
ト;ヒドロキシビス[モノアルキルサリチル]アルミネ
ート;ヒドロキシビス[ジアルキルサリチル]アルミネ
ート;ヒドロキシビス[トリアルキルサリチル]アルミ
ネート;ヒドロキシビス[テトラアルキルサリチル]ア
ルミネート;ヒドロキシビス[ヒドロキシナフトエ酸]
アルミネート;ヒドロキシビス[モノアルキル化ヒドロ
キシナフトエ酸]アルミネート;ビス[ジアルキル化ヒ
ドロキシナフトエ酸]アルミネート(アルキルは1〜約
6個の炭素原子を含むことが好ましい);ビス[トリア
ルキル化ヒドロキシナフトエ酸]アルミネート(アルキ
ルは1〜約6個の炭素原子を含むことが好ましい);ビ
ス[テトラアルキル化ヒドロキシナフトエ酸]アルミネ
ート(アルキルは1〜約6個の炭素原子を含むことが好
ましい);等を含む。
【0007】帯電添加剤は、種々の有効量、例えば、約
0.05〜約20重量%、好ましくは約1〜約5重量%でトナ
ー中に存在する。また、本発明の帯電添加剤は、諸実施
態様で、トナー粒子の表面に添加されてもよく、または
アルミニウム帯電添加剤化合物を小粒子の金属酸化物粒
子、例えば、酸化ケイ素、酸化スズ、酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化セシウム、酸化チタン、等の表面に
添加することによりトナー粒子に含まれてもよい。トナ
ーは、既知のファラデー箱法により測定して1g当たり約
10〜40マイクロクーロン、好ましくは約10〜約25マイク
ロクーロンの負の摩擦電荷を有することができる。
【0008】諸実施態様に於いて本発明の帯電添加剤、
例えば、図1の式の化合物は、少なくとも2モル当量の
サリチル酸誘導体(R1 は水素または本明細書に示され
るように例えば1〜約25個の炭素原子を有するアルキル
であり、且つnはR1 基の数を表し、0、1、2、3、
または4であり得る)のナトリウム塩またはアルカリ塩
と、1モルのアルミニウム当量のアルミニウムを含む塩
(例えば、硫酸アルミニウム、Al2(SO4)3 の如きジアル
ミニウム塩を使用し、これは約0.5 モル当量である)の
反応により調製し得る。アルミニウム塩反応体は水和化
合物、例えば、Al2(SO4)3 ・XH2O(式中、Xは水成分の
数、例えば、0〜約25を表す)であってもよい。反応順
序は、例えば、図1の式の化合物をアルカリ水溶液中で
相当するアルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩に変換
する場合、最初にαヒドロキシカルボン酸化合物、即
ち、サリチル酸誘導体を変換することにより行われるこ
とが好ましい。次いでαヒドロキシカルボキシレートの
アルカリ塩を含むアルカリ水溶液が素早く攪拌しながら
アルミニウムを含む塩反応体を含む酸性水溶液に添加さ
れる。この逆の添加は、錯生成するアルミニウム種が最
初に添加ナトリウム塩の濃度に対して過剰に存在するこ
とを確実にする。また、逆の添加はトリス−錯体、[R
CO2 3Al 、即ち、アルミニウム原子に結合された三つ
のカルボキシレートを含むリガンドを有し、ヒドロキシ
−アルミニウム結合を有しない生成物の生成を避け、ま
たは最小にする。反応混合物を室温に冷却すると、濾過
により回収し得る沈殿を生じる。粗生成物は、洗浄水の
酸性度が殆ど一定になるまで、例えば約5.5 のpHになる
まで、例えば、水またはその他の適当な溶媒で洗浄する
ことにより更に精製し得る。その生成物は真空乾燥炉中
で一定の重量まで乾燥されることが好ましい。その反応
は、単一の中央のアルミニウム原子のまわりに配置され
た二つのサリチル酸分子の2:1 錯体を与えることがで
き、この場合、サリチル酸部分の両方のカルボキシレー
ト基はカルボキシレートの酸素原子を介してアルミニウ
ム原子に共有結合されている。また、このようにして調
製されたヒドロキシアルミニウム錯体化合物は図3、図
4及び図5に示されるようにアルミニウム原子に共有結
合されているヒドロキシル基(-OH) を有すると考えられ
る。
【0009】反応体αヒドロキシカルボン酸化合物がα
ヒドロキシナフトエ酸化合物または置換αヒドロキシナ
フトエ酸化合物(その置換基(R1)n が水素または例え
ば、1〜約25個の炭素原子を有するアルキルであり、且
つnはR1 基の数を表し、0、1、2、3、または4で
あり得る)から選ばれる以外は、同様の反応操作が図2
の式に相当するヒドロキシアルミネート化合物を調製す
るのに選ぶことができる。下記の反応順序は、本発明の
帯電調節添加剤の調製を示し、この場合、RCO2Hは置換
基(R1)n を含む上記のサリチル酸誘導体反応体または
αヒドロキシナフトエ酸誘導体反応体を表し、これらの
誘導体は塩基で中和されてカルボン酸の相当するアルカ
リ金属塩、RCO2Na を生成する。 4RCO2H+6NaOH─>4RCO2Na +4H2O 4RCO2Na +2NaOH+Al2(SO4)3 ─>2( RCO2)2-Al-OH +3Na2SO4 (式中、RCO2Hはサリチル酸誘導体、例えば、3,5−
ジ−tert- ブチルサリチル酸、サリチル酸、アルキル化
サリチル酸、ヒドロキシナフトエ酸、アルキル化ヒドロ
キシナフトエ酸、等である)サリチル酸は1個以上の置
換基R1 を含んでもよい。図1、図2を参照のこと。式
中、R1 は水素またはアルキル、好ましくはメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、tert- ブチル、C5アルキル及びその異性体、並
びにC6アルキル〜C20 アルキル及びその異性体であり、
且つnは0〜4である。特にnが2〜4である場合、R
1 は示された基の混合物を含んでもよい。その反応は有
効な高温、例えば、約40℃より高い温度、好ましくは約
60℃、または室温、約25℃で行うことができる。最初に
生成されたサリチル酸ナトリウム塩が硫酸アルミニウム
溶液に添加でき、これはアルミニウムが反応中に過剰に
残存することを可能にする。その反応混合物の酸性度ま
たはpHを反応中に追跡することができ、反応が完結する
時に、酸性度は約2から約3まで増加し、pHは約5.5 で
安定する。反応の収率は、使用したアルミニウム塩の重
量を基準として約95%であった。生成物の赤外分析は、
遊離サリチル酸誘導体が存在しないこと、即ち、ヒドロ
キシアルミニウム錯体のみが生成物中に存在することを
示した。
【0010】本発明の実施態様では、画像形成法は(1)
画像形成部材を帯電装置中で帯電させ、(2) 高電位、中
間電位、及び低電位の領域を含む潜像をその部材の上に
形成し、(3) 例えば、キャリヤー粒子と、樹脂粒子、黒
色以外の着色顔料粒子、及び本明細書に示された水酸化
アルミニウム帯電増進添加剤(例えば、図1〜図5、好
ましくは図1、図2を参照のこと)を含む負に帯電され
た第一トナーを含む現像剤による導電性磁気ブラシ現像
により低電位の領域を現像し、(4) 続いてキャリヤー粒
子を含む第二黒色現像剤と、樹脂、黒色顔料、例えば、
レーガル330(商標) のようにカボット・コーポレーショ
ンから入手し得るカーボンブラックのようなカーボンブ
ラック、及び第二帯電増進添加剤(これはトナー上の正
の帯電を可能にすることを助ける)、例えば、ジステア
リルジメチルアンモニウムメチルスルフェートを含む正
に帯電されたトナーを含む現像剤による導電性磁気ブラ
シ現像により高電位の領域を現像し、(5) 現像された二
色の画像を適当な支持体に転写し、そして(6) それに画
像を定着することを含む。
【0011】本発明の実施態様では、例えば、第一現像
剤は、例えば、約70〜約98重量%の有効量で存在する樹
脂(その樹脂はポリエステル、スチレンブタジエンポリ
マー、スチレンアクリレートポリマー、スチレンメタク
リレートポリマー、プリオライト(PLIOLITES)(商標) 、
架橋スチレンアクリレート、架橋スチレンメタクリレー
ト、等からなる群から選ぶことができ、架橋成分は、例
えば、ジビニルベンゼン、及びその混合物である) ;例
えば、約1〜約15重量%、好ましくは約1〜約3重量%
の有効量で存在するシアン、マゼンタ、イエロー、ブル
ー、グリーン、ブラウン、レッド、これらの混合物のよ
うな青色に着色された顔料の如き第一顔料;本明細書に
示された水酸化アルミニウム帯電添加剤(図1〜図5を
参照のこと)を含む第一トナーを含み、そして第二現像
剤は、例えば、約70〜約98重量%の有効量で存在する樹
脂(その樹脂はポリエステル、スチレンブタジエンポリ
マー、スチレンアクリレートポリマー、スチレンメタク
リレートポリマー、プリオライト( 商標) 、架橋スチレ
ンアクリレート、架橋スチレンメタクリレート、等から
なる群から選ぶことができ、架橋成分は、例えば、ジビ
ニルベンゼン、及びその混合物である) ;及び、例え
ば、約1〜約15重量%、好ましくは約1〜約5重量%の
有効量で存在する黒色顔料を含む第二トナー(前記の黒
色トナーはアルキルピリジニウムハライド、好ましくは
セチルピリジニウムクロリドの如き帯電増進添加剤を含
む)を含み、そして実施態様では、黒色トナーは92重量
%のスチレンn−ブチルメタクリレートコポリマー(58/
42) 、6重量%のレーガル330(商標) カーボンブラッ
ク、及び2重量%の帯電増進添加剤セチルピリジニウム
クロリド、またはジステアリルジメチルアンモニウムメ
チルスルフェートを含む。上記のトナーは、トナー導電
率及び粉末流動性を調節する主目的で、例えば、約0.1
〜約3重量%の有効量の表面成分添加剤または外部成分
添加剤として、例えば、コロイドシリカ、金属塩、脂肪
酸の金属塩(例えば、米国特許第3,590,000 号、同第3,
655,374 号、同第3,900,588 号及び同第3,983,045 号明
細書を参照のこと) 、金属酸化物、等を含んでもよい。
【0012】トナー樹脂の夫々は、本明細書及びそこに
記載された米国特許に示されたポリマーのような既知の
ポリマー、例えば、スチレンアクリレート、スチレンメ
タクリレート、架橋スチレンアクリレート、架橋スチレ
ンメタクリレート(架橋成分は、例えば、ジビニルベン
ゼンであり得る)、更に特別にはスチレンブチルメタク
リレート(58/42) を含むことができる。また、既知の懸
濁重合スチレンブタジエン及び重合スチレンブタジエン
がトナー樹脂として選択し得る。現像剤を形成するのに
選択し得るキャリヤーは、鋼、フェライト、例えば、銅
亜鉛フェライト、その他の既知のフェライト、鉄、スポ
ンジ鉄、等のコアーを含むキャリヤーを含む。キャリヤ
ーコアーは、連続被覆または半連続被覆で有効量のポリ
マーで被覆されてもよく、この場合、諸実施態様の被覆
重量は約0.1 〜約3重量%である。被覆物の例は、フル
オロポリマー、例えば、スチレン、メタクリレート及び
オルガノシランのキナール(KYNAR、商標) ターポリマ
ー、クロロトリフルオロエチレン−塩化ビニルコポリマ
ー、クロロトリフルオロエチレン−酢酸ビニルコポリマ
ー、ポリメタクリレート、等を含む。また、米国特許第
4,937,166 号及び同第4,935,326 号のキャリヤーを選ぶ
ことができる。
【0013】諸実施態様に於いて本発明の方法に選ばれ
た画像形成部材の例は、三つの異なるレベルの電位を維
持し得るあらゆる型のもの;電荷発生層及び電荷輸送層
を含む層状の画像形成部材(米国特許第4,265,990 号、
同第4,585,884 号、同第4,584,253 号、同第4,563,408
号等を参照のこと);セレン、セレン合金等であっても
よい。また、ゼログラフィー法、イオノグラフィー法、
またはその他の電子写真法に使用するのに適した種々の
誘電絶縁材または光導電性絶縁材、例えば、アモルファ
スシリコンが使用し得る。
【0014】諸実施態様に於いて、例えば、トリレベル
画像形成法に関して、光応答性画像形成部材が負に帯電
でき、正に帯電でき、またはその両方に帯電でき、そし
て表面に形成された潜像は正もしくは負の電位、または
その両方を含んでもよい。一つの実施態様では、画像は
三つの異なるレベルの電位からなり、その全てが同じ極
性である。電位のレベルは、それらが少なくとも100 ボ
ルト、好ましくは200ボルト以上で分離されるように、
良く区別されているべきである。例えば、画像形成部材
上の潜像は-800ボルト、-400ボルト、及び-100ボルトの
電位の領域からなることができる。加えて、電位のレベ
ルは電位の範囲からなってもよい。例えば、潜像は約-5
00〜約-800ボルトの範囲の高レベルの電位、約-400ボル
トの中間レベルの電位、及び約-100〜約-300ボルトの範
囲の低レベルの電位からなってもよい。
【0015】三つのレベルの電位を含む潜像(以下、ト
リレベル画像と称する)は、種々の好適な方法のいずれ
か、例えば、米国特許第4,078,929 号明細書に示されて
いる方法により画像形成部材の上に形成し得る。例え
ば、トリレベル帯電パターンが、最初に画像形成部材を
暗所で単一の極性に均一に帯電させ、続いてその部材を
バックグラウンド領域よりも明るい領域及び暗い領域の
両方を有するオリジナル、例えば、白色画像及び黒色画
像の両方をその上に有する灰色の紙の片に露出するゼロ
グラフィー法により画像形成部材の上に形成し得る。好
ましい実施態様では、トリレベル帯電パターンは、ラス
タ・アウトプット・スキャナーにより形成でき、それが
均一に帯電された光導電性画像形成部材を走査する際
に、必要により、レーザー光を変調し得る。
【0016】現像は一般に米国特許第2,874,063 号明細
書に開示された磁気ブラシ現像法により行うことができ
る。この方法は、磁気によるトナー及び磁気キャリヤー
粒子を含む現像剤の輸送を伴う。また、導電性現像は、
一色の画像の端部のまわりに生じる縁端電界がその他の
色のトナーにより現像されないことを確実にするのに好
ましい。現像法中で、現像剤ハウジングが、現像される
電位のレベルと画像形成部材の電荷の中間レベルの間の
電圧にバイアスし得る。例えば、潜像が約-800ボルトの
高レベルの電位、約-400ボルトの中間レベルの電位、及
び約-100ボルトの低レベルの電位を含む場合、高電位の
領域を現像する正に帯電されたトナーを含む現像剤ハウ
ジングは約-500ボルトにバイアスでき、低電位領域を現
像する負に帯電されたトナーを含む現像剤ハウジングは
約-300ボルトにバイアスし得る。これらのバイアスは高
電位領域(これらの領域は正に帯電されたトナーで現像
される)に関して約-200ボルトの現像電位をもたらし、
低電位領域(これらの領域は負に帯電されたトナーで現
像される)に関して約+200ボルトの現像電位をもたら
す。バックグラウンド付着物は、バックグラウンド中間
電圧をカラー現像剤ハウジングに関するバイアスと黒色
現像剤ハウジングに関するバイアスの間に保つことによ
り抑制される。一般に、正のトナーを含むハウジングを
中間レベルの電位より約100 〜約150 ボルト高い電圧に
バイアスし、そして負のトナーを含むハウジングを中間
レベルの電位より約100 〜約150 ボルト低い電圧にバイ
アスすることが好ましいが、これらの値はこれらの範囲
外であってもよい。
【0017】次いで、現像された画像は、紙、透明画材
料、等の如きあらゆる適当な支持体に転写し得る。転写
の前に、両トナーを同じ極性に帯電させ、こうして転写
を促進するために、電荷をコロトロンにより現像された
画像に適用することが好ましい。キャリヤー粒子、特に
カラーゼログラフィーに選ばれるキャリヤー粒子に関し
て、本発明の現像剤用のキャリヤーは一般にフェライ
ト、鉄または鋼コアー(酸化されていないことが好まし
い)、例えば、約25〜約215 ミクロン、好ましくは約50
〜約150 ミクロンの平均直径を有するヘガノエス・アン
カー・スティール・グリット(Hoeganoes Anchor Steel
Grit) を含む。これらのキャリヤーコアーは、0〜約40
重量%の導電性粒子、例えば、ブラック・パールズ(BLA
CK PEARLS 、商標)のようなカーボンブラック、及びこ
の目的のために、例えば、カボット・コーポレーション
から入手し得るその他の同様の既知のカーボンブラック
を含むメチルターポリマーの溶液被覆物(例えば、米国
特許第3,467,634 号及び同第3,526,533 号明細書を参照
のこと)で被覆し得る。また、キャリヤー被覆物はポリ
メチルメタクリレートの0〜40重量%、好ましくはポリ
メチルメタクリレートの約10〜約20重量%の量の導電性
粒子を含むポリメチルメタクリレートを含んでもよく、
この場合、被覆物重量はキャリヤーの約0.2 〜約3重量
%、好ましくはキャリヤーの約1重量%である。着色現
像剤のキャリヤー用のその他のキャリヤー被覆物は、オ
シデンタル・ペトロレウム・カンパニィ(Occidental Pe
troleum Company)からOXY461(商標)として市販されて
いる約35〜約65重量%のポリメチルメタクリレートと約
35〜約65重量%のクロロトリフルオロエチレン−塩化ビ
ニルコポリマーのブレンドを含み、そして0〜約40重量
%、好ましくは約20〜約30重量%の量の導電性粒子を含
み、この場合、被覆物重量はキャリヤーの約0.2 〜約3
重量%、好ましくはキャリヤーの約1重量%である。キ
ャリヤー被覆物は溶液被覆法によりキャリヤーコアーの
上に置かれることが好ましい。
【0018】好適な着色(黒色を除く)トナー顔料は、
BASFから市販されているスーダン・ブルーOS(商標)、
BASFから市販されているネオパン・ブルー(商標)、BA
SFから市販されているPVファースト・ブルー(商標)、
シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、ブラウン、ブル
ーまたはこれらの混合物を含む(例えば、米国特許第4,
883,736 号明細書を参照のこと)。一般に、顔料は、例
えば、約1〜約15重量%、好ましくは約1〜約3重量%
の量で存在する。
【0019】カーボンブラックの如き顔料を含むトナー
を含む黒色現像剤(この現像剤は、着色顔料に代えて、
黒色顔料が選ばれ、そして帯電増進添加剤が正の帯電添
加剤であり、水酸化アルミニウム以外のものであり、例
えば、セチルピリジニウムクロリドのようなアルキルピ
リジニウムクロリドであり、これらは有効量、例えば、
約0.1 〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%の量
で存在する)が、高電位の現像に通常選ばれる。本発明
の方法に適した黒色現像剤の例はトナーとキャリヤーを
含む。本発明の実施態様に於いて、キャリヤーは、約25
〜約215 ミクロン、好ましくは約50〜約150 ミクロンの
平均直径を有し、オシデンタル・ペトロレウム・カンパ
ニィからOXY461(商標)として市販されているクロロト
リフルオロエチレン−塩化ビニルコポリマーの被覆物を
有するフェライト、鋼または鋼コアー、例えば、ヘガノ
エス・アンカー・スティール・グリットを含み、その被
覆物は約0.4 〜約1.5 重量%の被覆物重量で被覆物中に
均一に分散された0〜約40重量%の導電性粒子を含む。
この被覆物は一般にメチルエチルケトンまたはトルエン
の如き適当な溶剤によりキャリヤーコアーに溶液被覆さ
れる。また、キャリヤー被覆物は、キャリヤーの約0.01
〜0.2 重量%、好ましくは約0.05重量%の被覆物重量で
存在するポリフッ化ビニル(デュポン社からテドラー(T
EDLAR 、商標)として市販されている)の被覆物を含ん
でもよい。そのポリフッ化ビニル被覆物は一般に粉体被
覆法によりコアーに被覆され、この方法では、キャリヤ
ーコアーは粉末形態のポリフッ化ビニルで被覆され、続
いて加熱されて被覆物を融着する。一つの好ましい実施
態様では、キャリヤーは酸化されていない鋼コアーを含
み、これはポリフッ化ビニル(テドラー、商標)とブレ
ンドされ、この場合、ポリフッ化ビニルはコアーの約0.
05重量%の量で存在する。次いでこの混合物は約204 ℃
(400 oF )の温度のキルン中で熱処理されてポリフッ
化ビニル被覆物をコアーに融着する。得られるキャリヤ
ーは約7.6x10-10(オーム-cm)-1の導電率を示す。必要に
より、ペンワルト・コーポレーション(Pennwalt Corpor
ation)からキナール(KYNAR、商標) として市販されてい
るポリフッ化ビニルの追加の被覆物が約0.01〜約0.2 重
量%の被覆物重量で黒色現像剤中のキャリヤーの第一被
覆物の上に粉体被覆されてもよい。黒色現像剤用のキャ
リヤーは一般に約10-14 〜約10-7( オーム-cm)-1、好ま
しくは約10-12 〜約10-9( オーム-cm)-1の導電率を有す
る。
【0020】特に黒色トナー用のトナー樹脂の例は、ポ
リエステル、スチレン−ブタジエンポリマー、スチレン
アクリレートポリマー、及びスチレン−メタクリレート
ポリマー、特にスチレン−n−ブチルメタクリレートコ
ポリマーを含み、この場合、スチレン部分は例えば約50
〜約65重量%、好ましくは約65重量%の有効量で存在
し、n−ブチルメタクリレート部分は約20〜約50重量
%、好ましくは約42重量%の量で存在する。一般に、そ
の樹脂は約80〜約98.8重量%、好ましくは約92重量%の
量で存在する。好適な顔料は、カボット・コーポレーシ
ョンから市販されているレーガル330(商標) を含むカー
ボンブラック、ニグロシン、等のような顔料を含む(例
えば、米国特許第4,883,376 号明細書を参照のこと)。
一般に、顔料は約1〜約15重量%、好ましくは約6重量
%の量で存在する。カーボンブラック、磁鉄鉱またはこ
れらの混合物の如き黒色顔料を含むトナーに関して、帯
電増進添加剤として、アルキルピリジニウムハライド、
好ましくはセチルピリジニウムクロリド(米国特許第4,
298,672 号明細書を参照のこと)、有機スルフェート及
びスルホネート(米国特許第4,338,390 号明細書を参照
のこと、その開示が参考として本明細書に完全に含まれ
る)、ジステアリルジメチルアンモニウムメチルスルフ
ェート(DDAMSと称する)(米国特許第4,560,635 号明細
書を参照のこと)、等が選ばれる。このトナーは通常1
g当たり約10〜約45マイクロクーロン、好ましくは1g
当たり約5〜約25マイクロクーロンの正の電荷を有し、
この電荷は、着色現像剤の場合に知られているように、
存在する帯電増進添加剤の量及びその他の組成物、例え
ば、トナー樹脂、顔料、キャリヤーコアー、及びキャリ
ヤーコアーに関して選ばれた被覆物の組成、並びに約15
〜約60秒、好ましくは約15〜約30秒の混合時間を含む幾
つかの既知の因子に依存する。これらの添加剤は、例え
ば、約0.1 〜約20重量%、好ましくは約1〜約10重量%
の種々の有効量で存在する。着色組成物及びトナー組成
物の調製に際し、トナー樹脂、顔料及び帯電増進添加剤
を含む得られた製品は、通常、分級を含む超微粉砕にか
けることができ、その分級は主として望ましくない微粉
及び実質的に非常に大きい粒子を除去して、例えば約5
〜約25ミクロン、好ましくは約9〜約15ミクロンの平均
体積直径を有するトナー粒子を可能にする目的のためで
ある。
【0021】その他に、デグッサ(Degussa) から入手し
得るエーロシル(AEROSIL)(商標)R972、エーロシル(商
標)R976、エーロシル(商標)R812、等の如きコロイド
シリカ、及び金属塩または脂肪酸の金属塩、例えば、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸カドミウム、等の外部
添加剤が、着色トナー及び黒色トナーの表面でブレンド
し得る。トナー表面でブレンドされたこれらの添加剤を
含むトナーは、米国特許第3,590,000 号、同第3,720,61
7 号、同第3,900,588 号及び同第3,983,045 号のような
従来技術に開示されている。一般に、シリカはトナーの
約0.1 〜約2重量%、好ましくは約0.3重量%の量で存
在し、ステアリン酸塩はトナーの約0.1 〜約2重量%、
好ましくは約0.3 重量%の量で存在する。これらの二種
の外部添加剤の量を変化することはトナーの帯電レベル
及び導電率の調節を可能にする。例えば、シリカの量を
増加することは一般に摩擦電荷を負の方向に調節し、混
合時間を改善し、これらは新しいトナーがキャリヤーと
接触した後に摩擦帯電されるのに必要とされる時間の量
の目安である。加えて、ステアリン酸塩の量を増加する
ことは混合時間を改善し、現像剤組成物を更に導電性に
し、摩擦電荷を正の方向に調節し、しかも湿度不感受性
を改善する。
【0022】本発明の方法に選ばれる現像剤組成物は、
一般に種々の有効量のキャリヤーとトナーを含む。一般
に、約0.5 〜約5重量%のトナーと約95〜約99.5重量%
のキャリヤーが混合されて現像剤を配合する。本発明の
黒色トナーはまた必要により外部添加剤として一端でヒ
ドロキシル基で終端される少なくとも80%のポリマー鎖
を有する完全飽和炭化水素主鎖を含む線状ポリマーアル
コールを含んでもよい。線状ポリマーアルコールは一般
式CH3(CH2)n CH2OH (式中、nは約30〜約300 、好まし
くは約30〜約50の数である)のアルコールである(米国
特許第4,883,736 号明細書を参照のこと)。この種の線
状ポリマーアルコールは一般にペトロライト・ケミカル
・カンパニィ(PetroliteChemical Company)からユニリ
ン(UNILIN 、商標)として入手し得る。線状ポリマーア
ルコールは一般にトナーの約0.1 〜約1重量%の量で存
在する。
【0023】諸実施態様に於いて本発明の現像剤組成物
は、約1〜約5重量%のトナーと約95〜約99重量%のキ
ャリヤーを含む。トナー対キャリヤーの比は変化しても
よい。例えば、本発明の方法に使用される画像形成装置
は、約65重量%のトナーと約35重量%のキャリヤーを含
む着色現像剤を補給し得る。黒色トナーの摩擦電荷は1
g当たり約+10 〜+30 マイクロクーロン、好ましくは約
+13 〜+18 マイクロクーロンであるが、その値はこの範
囲外であってもよい。黒色トナーの粒子サイズは一般に
体積平均直径が約8〜約13ミクロン、好ましくは体積平
均直径が約11ミクロンであるが、本発明の目的が達成さ
れることを条件として、その値はこの範囲外であっても
よい。
【0024】本発明のキャリヤー粒子の被覆は、あらゆ
る好適な方法、例えば、粉体被覆(この場合、被覆材料
の乾燥粉末がキャリヤー粒子の表面に適用され、熱によ
りコアーに融着される);溶液被覆(この場合、被覆材
料が溶剤に溶解され、得られる溶液が混転によりキャリ
ヤー表面に適用される);または流動床被覆(この場
合、キャリヤー粒子が空気流により空気中に吹き込ま
れ、そして所望の被覆物重量が得られるまで被覆材料と
溶剤を含む噴霧化された溶液が空中浮揚のキャリヤー粒
子に噴霧される)によるものであってもよい。
【0025】本発明のトナーは、押出の如き方法により
調製でき、押出は樹脂、顔料、及び帯電調節添加剤をド
ライブレンドし、それらを押出機に入れ、混合物を溶融
し、混合し、その材料を押出し、押出された材料をペレ
ット形態に縮小することを伴う連続法である。ペレット
は粉砕またはジェチングによりサイズを更に縮小でき、
次いで粒子サイズにより分級される。本発明の実施態様
では、約10〜約25ミクロン、好ましくは10〜約15ミクロ
ンの平均粒子サイズを有するトナー組成物を選ぶことが
できる。次いで線状ポリマーアルコール、シリカ、また
はステアリン酸亜鉛の如き外部添加剤が粉末ブレンダー
中で分級トナーとブレンドし得る。その後のトナーとキ
ャリヤーの混合(一般に約0.5 〜約5重量%のトナーと
約95〜約99.5重量%のキャリヤーの量)が、本発明の現
像剤を生じる。その他の既知のトナー調製法を選ぶこと
ができ、これらは、例えば、バンバリー中の諸成分の溶
融混合、続いて冷却、磨砕そして分級を含む。着色トナ
ー及び黒色トナーは、同一または類似のトナー樹脂、顔
料、及び表面添加剤を、同一または類似の量範囲、また
は本明細書に示された特定の量で含むことができる。
【0026】
【実施例】例1 高温に於けるヒドロキシビス[3,5−ターシャリィブ
チルサリチル]アルミネート一水和物の合成 水500 ml中のNaOH12g(0.3 モル) の溶液に、ジ-tert-ブ
チルサリチル酸50g(0.2 モル) を添加した。得られる混
合物を60℃に加熱してその酸を溶解した。硫酸アルミニ
ウム、Al2(SO4)3 ・18H2O 33.37g(0.05 モル) を60℃に
加熱しながら水200 mlに溶解することにより第二溶液を
調製した。サリチル酸ナトリウム塩を含む先の溶液を後
の硫酸アルミニウム塩溶液に攪拌しながら素早く滴下し
て添加した。添加が完結した後、その反応混合物を60℃
で更に5〜10分攪拌し、次いで室温、約25℃に冷却し
た。次いで混合物を濾過し、回収した固体生成物を、使
用した洗浄水の酸性度が約5.5 になるまで水洗した。生
成物を110 ℃の真空炉中で16時間乾燥して上記の一水和
物の白色粉末52g(0.096 モル、理論値の96%)を得た。
融点>300 ℃。得られた生成物の試料を、減圧で100 ℃
で更に24時間乾燥した後、カール−フィッシャー滴定に
より水和の水について分析し、その試料は2.1重量%の
水を含んでいた。一水和物について計算した理論値は3.
2 重量%の水である。上記の生成物、ヒドロキシビス
[3,5−ターシャリィブチルサリチル]アルミネート
一水和物の赤外スペクトルは出発物質、ジ-tert-ブチル
サリチル酸の特徴的なピークの不在を示し、3,660 cm-1
で特徴的なAl-OH バンド及び水和の水の特徴的なピーク
を示した。ヒドロキシアルミネート錯体に関するNMR 分
析を炭素核、水素核及びアルミニウム核に関して得、こ
れらは全て上記の調製された一水和物と一致した。 元素分析、C30H41O7Alとしての計算値:C,66.25;H,7.6
2;Al,5.52 C30H41O7Al・1H2Oとしての計算値: C,64.13;H,7.7
4;Al,4.81 実測値; C,64.26;H,8.1
1;Al,4.67
【0027】例2 室温に於けるヒドロキシビス[3,5−ターシャリィブ
チルサリチル]アルミネート水和物の合成 二種の溶液の混合及びその後の攪拌を室温、約25℃で行
った以外は、例1の操作を繰り返した。生成物を例1の
ようにして単離し、乾燥し、IRにより上記のヒドロキシ
アルミニウム錯体として同定した。例3 トナーを以下のようにして調製した。スチレン/ブタジ
エンコポリマー(91/9)94.5部、ヘキスト・セラニーズ(H
oechst Celanese)から得たPVファースト・ブルー(商
標)顔料4.5 部及び例1の方法により得られたヒドロキ
シアルミニウム化合物1部を押出機中で溶融ブレンド
し、続いて超微粉砕し、空気分級して体積平均直径10ミ
クロンのサイズのトナー粒子を得た。ヘガノエス・カン
パニィから入手し得る約75〜約150 ミクロンの粒径範囲
を有するヘガノエス・アンカー・スチールコアーを、ポ
リメチルメタクリレート80重量部中に均一に分散された
カボット・コーポレーションから入手し得るバルカン(V
ULCAN 、商標) カーボンブラック20重量部を含む被覆物
1重量部で溶液被覆することによりキャリヤー粒子を調
製した(その被覆物をトルエンで溶液被覆した)。先に
調製したトナー3部を取り、それを約30分の期間にわた
ってロール混練することにより先に調製したキャリヤー
100 部とブレンドすることにより現像剤を調製し、これ
はファラデー箱中で測定して1g当たり− 17.7 マイク
ロクーロンの摩擦電荷を示すトナーを含む現像剤をもた
らした。
【0028】例4 トナーを以下のようにして調製した。スチレン/ブタジ
エンコポリマー(91/9)92.5部、ヘキスト・セラニーズか
ら得たPVファースト・ブルー(商標)顔料4.5部及び例
2のヒドロキシアルミニウム化合物3部を押出機中で溶
融ブレンドし、続いて超微粉砕し、空気分級して体積平
均直径10ミクロンのサイズのトナー粒子を得た。このト
ナー3部を取り、それを約30分の期間にわたってロール
混練することにより例3のキャリヤー100 部とブレンド
することにより現像剤を調製し、これは既知のファラデ
ー箱法で測定して1g当たり− 20 マイクロクーロンの
摩擦電荷を示すトナーを含む現像剤をもたらした。
【0029】例5 米国特許第4,845,003 号(実施例Iを参照のこと)に従
って調製した3,5-ジ-t- ブチルサリチル酸のアルミニウ
ム化合物3部を例1及び例2のヒドロキシアルミニウム
化合物に代えて使用した以外は例4の操作を繰り返すこ
とによりトナーを調製した。そのトナー3部を混合し、
それを約30分の期間にわたってロール混練することによ
り例3のキャリヤー100 部とブレンドすることにより現
像剤を調製し、これは既知のファラデー箱法で測定して
1g当たり− 24 マイクロクーロンの摩擦電荷を示すト
ナーを含む現像剤をもたらした。
【0030】例6 75ボルト/cm で測定した例4の現像剤の電荷分光写真分
析は、3.82%の修正ロング(正電荷)サイントナー(CW
S) 及び12.79 %の修正低電荷(CLC) トナーをもたらし
た。75ボルト/cm で測定した例5の現像剤の電荷分光写
真分析は、5.38%の修正ロングサイントナー(CWS) 及び
20.28 %の修正低電荷(CLC) トナーをもたらした。これ
は米国特許第4,845,003 号に従って調製した3,5-ジ-t-
ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物を含むトナーと
比較して本発明のヒドロキシアルミネート化合物トナー
の帯電特性のかなりの改良を示す。米国特許第4,845,00
3 号に従って調製したアルミニウム化合物は、本発明の
例1及び例2に従って調製したヒドロキシビス[3,5-ジ
-t- ブチルサリチル]アルミネート化合物を含む本発明
のトナーよりも59%高いCLC 及び41%高いCWS を生じ
た。比較アルミニウム化合物のCLC 及びCWS に関して観
察された高い値は、通常、更に高い画像バックグラウン
ド及びゼロックス・コーポレーション(Xerox Corporati
on) 5090(商品名)と同様のゼログラフィー画像形成試
験定着装置に於ける多いトナー消費と言い換えれる。
【0031】例7 トナーを以下のようにして調製した。ビスフェノールフ
マレートポリエステル樹脂97.0部、PVファースト・ブル
ー(商標)顔料2部及び例1のヒドロキシアルミニウム
化合物1部を押出機中で溶融ブレンドし、続いて超微粉
砕し、空気分級して例3の方法を繰り返すことによりト
ナーサイズ粒子を得、既知のファラデー箱法で測定して
1g当たり-14 マイクロクーロンの30分間のロールミル
摩擦帯電(tribo) を有するトナーを与えた。
【0032】例8 トナーを以下のようにして調製した。ビスフェノールフ
マレートポリエステル樹脂95.0部、PVファースト・ブル
ー(商標)顔料2部及び例1のヒドロキシアルミニウム
化合物3部を押出機中で溶融ブレンドし、続いて超微粉
砕し、空気分級して体積平均直径10ミクロンのサイズの
トナー粒子を得た。例3に記載したようにして現像剤を
調製し、これは既知のファラデー箱法で測定して1g当
たり-25.5 マイクロクーロンの30分のロールミル摩擦帯
電を有するトナーを与えた。
【0033】例9 例4の現像剤をゼロックス型式5028(商品名)機械定着
装置に混入し、約25時間の期間にわたって連続処理方式
で操作して200,000 を越えるプリントを生じた。現像剤
組成物はその試験中に優れた摩擦安定性を示し、即ち、
摩擦値は約18〜22の範囲であり、しかもフォトレセプタ
ー上のバックグラウンド付着物は、フォトレセプターに
残存する残留ロングサイントナー材料のスコッチ(Scotc
h)テープ移動から得られた光学密度測定により測定して
非常に少なかった。フォトレセプターには残留トナーが
目視で観察されず、即ち、約0.01未満の光学密度が移動
テープに関するデンシトメーターで測定された。
【0034】例10 例4の現像剤は約20%〜約80%の相対湿度帯域中の摩擦
帯電レベルに関して環境上安定であり、ファラデー箱中
で測定して約-20 マイクロクーロン/g〜約-17マイクロ
クーロン/gの摩擦帯電レベルをもたらすことがわかっ
た。例11 例8のトナーを、ロールミル中で約30分間にわたってデ
グッサから得られたエーロシルR972(商標)0.3 %及び
シンセティック・プロダクツ(Synthetic Products)から
入手し得るステアリン酸亜鉛0.3 %と表面ブレンドす
る。現像剤を3重量%のトナー濃度でこの表面ブレンド
したトナーと例3のキャリヤーで調製する。この現像剤
をゼロックス型式5028(商品名)機械定着装置に混入
し、約25時間の期間にわたって連続処理方式で操作して
200,000 を越えるプリントを生じる。現像剤組成物はそ
の試験中に優れた摩擦安定性を示し、即ち、摩擦値は約
18〜22の範囲であり、しかもフォトレセプター上のバッ
クグラウンド付着物は、フォトレセプターに残存する残
留ロングサイン(正の)トナー材料のスコッチテープ移
動から得られた光学密度測定により測定して非常に少な
かった。フォトレセプターには残留トナーが目視で観察
されなかった。
【0035】例12 トナーを以下のようにして調製する。ビスフェノールフ
マレートポリエステル樹脂98部、及びPVファースト・ブ
ルー(商標)顔料2部を押出機中で溶融ブレンドし、続
いて超微粉砕し、空気分級して体積平均直径10ミクロン
のサイズのトナー粒子を得る。次いでそのトナーをシン
セティック・プロダクツから入手し得るステアリン酸亜
鉛0.3 重量%及びデグッサからのエーロシルR972(商
標)0.3 重量%(それは例11のヒドロキシアルミネート
帯電増進添加剤化合物15重量%で表面処理されている)
と表面ブレンドする。これらの添加剤を例1のようにし
てロールミル中でトナー表面にブレンドする。現像剤を
3重量%のトナー濃度でこの表面ブレンドしたトナーと
例3のキャリヤーで調製する。この現像剤をゼロックス
型式5028(商品名)機械定着装置に混入し、約25時間の
期間にわたって連続処理方式で操作して200,000 を越え
るプリントを生じる。現像剤組成物はその試験中に優れ
た摩擦安定性を示し、即ち、摩擦値は約18〜22の範囲で
あり、しかもフォトレセプター上のバックグラウンド付
着物は、フォトレセプターに残存する残留ロングサイン
トナー材料のスコッチテープ移動から得られた光学密度
測定により測定して非常に少なかった。フォトレセプタ
ーには残留トナーが目視で観察されなかった。
【0036】例13 トナーを以下のようにして調製する。乳化重合したスチ
レン/ブタジエン樹脂(89/13)95.5 部、及びPVファース
ト・ブルー(商標)顔料4.5 部を押出機中で溶融ブレン
ドし、続いて超微粉砕し、空気分級して体積平均直径10
ミクロンのサイズのトナー粒子を得る。次いでそのトナ
ーをシンセティック・プロダクツから入手し得るステア
リン酸亜鉛0.3 %及びデグッサから入手し得るTiO20.3
%(それは例1のヒドロキシアルミニウムジアルキルサ
リチレート化合物15重量%で表面処理されていた)と表
面ブレンドする。これらの添加剤を例11のようにしてト
ナー表面にブレンドする。現像剤を3重量%のトナー濃
度でこの表面ブレンドしたトナーと例3に記載したキャ
リヤーで調製する。この現像剤を機械定着装置に混入
し、約25時間の期間にわたって連続処理方式で運転し
て、優れた摩擦安定性をもたらした。諸実施態様に於い
て、帯電添加剤は水和されていない成分と水和された成
分の混合物を含んでいてもよい。
【0037】
【図面の簡単な説明】
図1〜図5は幾つかの本発明のヒドロキシアルミニウム
錯体帯電調節添加剤、その無水物または水和物、xH2O
(式中、xは水結合の数を表す)の式を表す。
【図1】例えば、アルミニウム塩とサリチル酸化合物の
反応から誘導されたヒドロキシアルミニウム錯体帯電調
節添加剤の一般式である。
【図2】例えば、アルミニウム塩とヒドロキシナフトエ
酸化合物の反応から得られたヒドロキシアルミニウム錯
体帯電調節添加剤の一般式である。図1及び図2の式の
両方に於いて、錯生成する酸の芳香族部分は(R1)n (式
中、R1は水素またはアルキル基であり、且つnは0〜4
の整数である)により表されるアルキル基で置換されて
いてもよい。本発明の特定の帯電増進成分の実施態様が
図3〜図5に示されている。
【図3】本発明の特定の帯電増進成分の実施態様を示
す。
【図4】本発明の特定の帯電増進成分の実施態様を示
す。
【図5】本発明の特定の帯電増進成分の実施態様を示
す。これらの添加剤は、アルカリ水溶液中の2当量の、
例えば、3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸のナトリウム塩
と1/2 当量のジアルミニウム塩、例えば、硫酸アルミニ
ウム、Al2(SO4)3 の反応(これは単一の中央のアルミニ
ウム原子のまわりの二つのサリチル酸分子の2:1 錯体を
生じ、この場合、サリチル酸部分の両方のカルボキシレ
ート基はカルボキシレート酸素原子を介してアルミニウ
ム原子に共有結合されている)により得ることができ
る。また、本発明のヒドロキシアルミニウム錯体化合物
は図3〜図5の式に示されるようにアルミニウム原子(A
l)に共有結合されているヒドロキシル基(-OH) 、即ちAl
-OH を有すると考えられる。また、サリチル酸の芳香族
ヒドロキシル基は中央のアルミニウム原子に共有結合さ
れるのではなく供与結合で配位されてもよい。ヒドロキ
シアルミネート錯体の水和の程度は添字xにより示され
るように変化してもよく、0、1、2、3、または4で
あってもよく、錯体が単離後にどのように激しく乾燥さ
れるかに依存し得る。更に、ヒドロキシアルミネート錯
体は、本明細書中に諸実施態様に示される方法で生成さ
れる場合に、混合物を生成し得ると考えられる。水和の
水はアルミニウム原子と強く会合されていると考えら
れ、100 ℃以上で減圧で24時間にわたって加熱した後に
容易に除去されない。更に、理論に制限されることを望
まないが、ヒドロキシアルミネート錯体の負の帯電増進
能力は共有結合されたヒドロキシル基と水和の水の両方
から負の帯電指示能力を誘導し得ると諸実施態様で考え
られる。これらの構造上の特徴は錯体を安定化するのに
利用でき、また容易に交換可能なプロトンの溜めとして
利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス アール ベイリイ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14450 フェアポート カーター ロード 1272 (72)発明者 ジャックス シー バートランド アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14519 オンタリオ オンタリオ センター ロ ード 7253 (72)発明者 トーマス アール ピッカリング アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター スラッシュウッド レー ン 436

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂、顔料及び式: 【化1】 (式中、R1 は水素及びアルキルからなる群から選ば
    れ、且つnは0、1、2、3、または4である)の帯電
    増進添加剤を含むことを特徴とするトナー組成物。
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