JPH0519718Y2 - - Google Patents

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JPH0519718Y2
JPH0519718Y2 JP16730287U JP16730287U JPH0519718Y2 JP H0519718 Y2 JPH0519718 Y2 JP H0519718Y2 JP 16730287 U JP16730287 U JP 16730287U JP 16730287 U JP16730287 U JP 16730287U JP H0519718 Y2 JPH0519718 Y2 JP H0519718Y2
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retainer
accumulator
compressor
small
small holes
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、例えば空気調和機に使用される圧
縮機の近傍位置に設置されるアキユームレータに
関する。
(従来の技術) 一般に、空気調和機の冷凍サイクル内に配設さ
れる圧縮機の冷媒吸入側にアキユームレータを連
結し、このアキユームレータによつて圧縮機内を
流れる冷媒ガス中に含まれている冷媒液を分離す
ることにより、圧縮機内に冷媒液が吸入されるこ
とを防止して圧縮機内で液ハンマが生じ、圧縮機
が破損することを防止するようにしたものが知ら
れている。第5図の従来のアキユームレータ1の
概略構成を示すもので、2は密閉容器である。こ
の密閉容器2は左右に配設された2個の有底円筒
状のカツプ2a,2bによつて形成されている。
これらのカツプ2a,2bの底面は略半球状に形
成されている。そして、これらのカツプ2a,2
bの開口端部側が接合されて横置き状態で設置さ
れる円筒状の密閉容器2が形成されている。
また、密閉容器2に一端側に流入口3、端部側
に流出口4がそれぞれ形成されている。この場
合、密閉容器2の流入口3には流入管5の先端部
が連結されているとともに、流出口4には流出管
6の先端部が連結されている。
さらに、密閉容器2の内部には流入口3および
流出口4の近傍位置に液分離用のリテーナ7,8
がそれぞれ配設されている。この場合、リテーナ
7,8はカツプ2b,2aに対して炉中ろう付さ
れている。すなわち、リテーナ7とカツプ2bと
の接合部分およびリテーナ8とカツプ2aとの接
合部分にそれぞれ銀ろう等のろう材Aをセツト
し、これらカツプ2b,2aを縦置き状態にセツ
トして炉内で加熱することにより、リテーナ7と
カツプ2bとの間隙およびリテーナ8とカツプ2
aとの間隙にそれぞれろう材Aが充填されるよう
になつている。また、これらのリテーナ7,8に
は平板上部に上側に向けて切り起こされた切り起
こし部7a,8aが形成されており、これらの切
り起こし部7a,8aによつて液分離用のガス通
路が形成されている。そして、これらのリテーナ
7,8の下部にはそれぞれ油戻し用の小孔9,1
0が形成されている。さらに、カツプ2b側のリ
テーナ7にはサポート11を介してゴミ除去用の
スクリーン12が取付けられている。
しかして、冷凍サイクルの動作中、流入管5か
ら密閉容器2内に流入された冷媒ガスと冷媒液お
よび潤滑油との混合流体はスクリーン12によつ
てゴミが除去されたのち、リテーナ7側に流れ
る。この場合、冷媒ガスと冷媒液および潤滑油と
の混合流体のうち質量の重い冷媒液および潤滑油
の成分はリテーナ7および密閉容器2の内壁面に
沿つて密閉容器2の内底部に流れ落ち、小孔9を
通つて密閉容器2の内底部に留められる。また、
質量の軽い冷媒ガスはリテーナ7の切り起こし部
7aによつて形成されるガス通路を通り、密閉容
器2内の上面に沿つてリテーナ8に向けて流れ、
さらにこのリテーナ8の切り起こし部8aによつ
て形成されるガス通路を通り、流出管6内に流出
される。したがつて、流入管5から密閉容器2内
に流入された冷媒ガスと冷媒液および潤滑油との
混合流体は密閉容器2内のリテーナ7,8によつ
て冷媒ガス中から冷媒液および潤滑油が分離さ
れ、密閉容器2の内底部に冷媒液および潤滑油が
溜められるとともに、冷媒ガスが流出管6から流
出される。さらに、密閉容器2の内底部に溜る潤
滑油はリテーナ8の小孔10を通り流出管6内に
導入されて冷媒ガスとともに圧縮機側に導かれる
ようになつている。
ところで、このような構成のアキユームレータ
1において、アキユームレータ1内の潤滑油の貯
留量を少なくするには小孔9,10の下縁から密
閉容器2の内底部までの寸法Bを小さく設定する
必要があり、また小孔9,10を通して流れる液
量を少なくするには小孔9,10の内径を小さく
設定する必要がある。しかしながら、このように
小孔9,10の下縁から密閉容器2の内底部まで
の寸法Bを小さく設定したり、小孔9,10内径
を小さく設定すると、リテーナ7,8を炉中ろう
付する際、第6図に示すようにろう材Aによつて
小孔9,10が塞がれ易くなり、ろう詰まりが発
生する原因となるので、圧縮機の信頼性に悪影響
を及ぼす問題があつた。また、カツプ2b側のリ
テーナ7に設けた小孔9については、小孔9の中
心からサポート11の内径下縁までの寸法Cが必
要なため、小孔9の下縁から密閉容器2の内底部
までの寸法Bが大きくなり、アキユームレータ1
内の潤滑油の貯留量が増える問題もある。
(考案が解決しようとする問題点) 前述したように、従来の構成のアキユームレー
タ1では小孔9,10の下縁から密閉容器2の内
底部までの寸法Bを小さく設定したり、小孔9,
10の内径を小さく設定すると、リテーナ7,8
をろう付する際、小孔9,10にろう詰まりが発
生する原因となり、圧縮機の信頼性に悪影響を及
ぼす問題があつた。また、カツプ2b側のリテー
ナ7に設けた小孔9については、小孔9の中心か
らサポート11の内径下縁までの寸法Cが必要な
ため、小孔9の下縁から密閉容器2の内底部まで
の寸法Bが大きくなり、アキユームレータ1内の
潤滑油の貯留量が増える問題もある。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、小孔にろう詰まり
が発生することを防止でき、また小孔の下縁から
密閉容器の内底部までの寸法を小さくすることが
できるアキユームレータを提供することにある。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) この考案は、リテーナにそれぞれ凸状部を形成
し、この凸状部に油戻し用の小孔を設けたもので
ある。
(作用) このような構成のアキユームレータによれば、
リテーナに凸状部を形成し、この凸状部に油戻し
用の小孔を設けたので、リテーナをろう付する
際、ろう材は凸状部に妨げられて、ろう材によつ
て小孔が塞がれることを防止でき、そのため小孔
にろう詰まりが発生することを防止できる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第4
図にもとづき説明するが、アキユームレータ1の
基本的構成は先に説明したが従来例と同様なた
め、同一構成部分には同一符号を付し、説明を省
略する。第1図中、密閉容器2内に配設されたリ
テーナ7,8の下部にはそれぞれ凸状部21,2
2が形成されている。これらの凸状部21,22
はリテーナ7,8を炉中ろう付する際、カツプ2
b,2aの上側となる方向に向けて突出されてい
る。すなわち、この場合、カツプ2bはその開口
端部側が上となるように縦置き状態にセツトさ
れ、カツプ2aはその流出口4側が上となるよう
に縦置き状態にセツトされ、したがつてリテーナ
7に設けた凸状部21はカツプ2bの開口端部側
に向けて突出されているとともに、リテーナ8に
設けた凸状部22はカツプ2aの流出口4側に向
けて突出されている。そして、これらの凸状部2
1,22の略中央部に油戻し用の小孔23,24
が形成されている。この場合、リテーナ7の凸状
部21に設けた小孔23はスクリーン12によつ
て囲われている。また、第4図にも示すようにサ
ポート11の半径R1と、リテーナ7の凸状部2
1の下部までの半径R2とは略同一寸法となつて
いる。
また、このような構成のアキユームレータ1
は、第2図に示すように横形ロータリ式圧縮機2
5の側部に設置されている。圧縮機25内に設け
られたシリンダ26にはシリンダ室26aが形成
されており、このシリンダ室26a内にローラ2
7が図示しない電動機の回転軸28の回転にとも
ない偏心回転可能に設けられているとともに、シ
リンダ26にはシリンダ室26a内を高圧室と低
圧室とに仕切るブレード29が往復動作可能に設
けられている。また、シリンダ26には吸込通路
30が形成されており、この吸込通路30は吸込
口30aを介してシリンダ室26aの低圧室に連
通されている。この場合、吸込通路30はブレー
ド29が回転軸28に対して略垂直方向に配設さ
れるように、回転軸28から吸込口30aまでの
法線αに対して角度θをもつ位置に設けられてい
る。すなわち、この場合、ブレード29は回転軸
28に対して略垂直となる位置に配設されている
とともに、吸込通路30は回転軸28に対して略
水平となる位置に設けられており、したがつて回
転軸28から吸込口30aまでの法線αに対する
吸込通路30の角度θ=90°−(吸込口30aとブ
レード29との角度θ0)となつている。さらに、
吸込通路30には吸込管31を介してアキユーム
レータ1の流出管6が連結されている。なお、3
2はシリンダ室26aの高圧室に連通された吐出
口である。
しかして、吸込通路30を介してシリンダ室2
6aの低圧室内に吸込まれた冷媒ガスがローラ2
7の偏心回転にともない圧縮され、シリンダ室2
6aの高圧室内から吐出口32を介して吐出され
るようになつている。
そこで、このような構成のアキユームレータ1
によれば、リテーナ7,8の下部に凸状部21,
22を形成し、これらの凸状部21,22に小孔
23,24を設けたので、リテーナ7,8を炉中
ろう付する際、第3図に示すようにろう材Aは凸
状部21,22に妨げられ、ろう材Aによつて小
孔23,24が塞がれることを防止できる。その
ため、小孔23,24にろう詰まりが発生するこ
とを防止できる。これにより、小孔23,24を
密閉容器2の内底部に近づけて設けることができ
るので、小孔23,24の下縁から密閉容器2の
内底部までの寸法B′を小さく設定することがで
き、アキユームレータ1内に貯留される潤滑油量
を減少することができる。そのため、圧縮機25
への油戻り量を増大することができるので、摺動
部摩耗の減少を図ることができ、圧縮機25の性
能の向上および圧縮機25に対する信頼性の向上
を図ることができる。また、小孔23,24の内
径を小さく設定することができ、小孔23,24
を通して流れる液量を減少することができる。さ
らに、通常運転時の液バツク量を減少することが
できる。加えて、圧縮機25への油中冷媒溶け込
み量を減少することができる。また、リテーナ7
に設けた小孔23とサポート11との間には隙間
gが形成されるので、小孔23の中心からサポー
ト11の内径下縁までの寸法C′を小さくすること
ができ、したがつて小孔23の下縁から密閉容器
2の内径部までの寸法B′を小さくすることがで
きる。これにより、アキユームレータ1内の潤滑
油の貯留量が増えることを防止できる。
また、この実施例の場合、圧縮機25の吸込通
路30をブレード29が回転軸28に対して略垂
直方向に配設されるように、回転軸28から吸込
口30aまでの法線αに対して角度θをもつ位置
に設けたので、ブレード29を回転軸28に対し
て略垂直方向に配設しながら吸込通路30の延長
線上にアキユームレータ1を設置することができ
る。そのため、流出管6を複雑に配管することな
く、単純配管でブレード29を回転軸28に対し
て略垂直方向に配設することができ、これにより
ブレード29の往復動作にともない圧縮機25の
内底部に溜められる潤滑油を回転軸28を軸支す
る図示しない軸受部等に圧送する図示しない給油
ポンプの簡略化および給油の安定化を図ることが
できる。
なお、この考案は前記一実施例に限定されず、
例えば凸状部21,22および小孔23,24は
それぞれのリテーナ7,8に複数個ずつ設けても
よい。この場合、リテーナ7の凸状部21に設け
た小孔のうちの少なくとも1つをスクリーン12
に囲われる位置に設けてもよい。また、リテーナ
8に設けた凸状部22はカツプ2aの開口端部側
に向けて突出してもよいとともに、リテーナ7に
設けた凸状部21はカツプ2bの流入口3側に向
けて突出してもよい。その他、この考案の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、リテ
ーナをろう付する際、小孔にろう詰まりが発生す
ることを防止でき、これにより小孔を密閉容器の
内底部に近づけて設けることができるので、アキ
ユームレータ内に貯留される潤滑油量を減少する
ことができる。そのため、圧縮機への油戻り量を
増大することができ、圧縮機に対する信頼性の向
上を図ることができる。また、小孔の内径を小さ
く設定することができ、これにより小孔を通して
流れる液量を減少することができる。さらに、小
孔の中心からサポートの内径下縁までの寸法を小
さくすることができ、したがつて小孔の下縁から
密閉容器の内底部までの寸法を小さくすることが
できるので、、アキユームレータ内の潤滑油の貯
留量が増えることを防止できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
すもので、第1図はアキユームレータの縦断面
図、第2図は圧縮機およびアキユームレータの縦
断面図、第3図は要部の縦断面図、第4図はスク
リーンの組付けを示す分解斜視図、第5図および
第6図は従来例を示すもので、第5図はアキユー
ムレータの縦断面図、第6図は要部の縦断面図で
ある。 2……密閉容器、3……流入口、4……流出
口、7,8……リテーナ、21,22……凸状
部、23,24……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉容器の一端側に流入口、他端側に流出口を
    設けるとともに、前記密閉容器内の流入口および
    流出口の近傍位置にそれぞれ液分離用のリテーナ
    を配設し、かつ前記リテーナに油戻し用の小孔を
    設けたアキユームレータにおいて、前記リテーナ
    にそれぞれ凸状部を形成し、この凸状部に前記小
    孔を設けたことを特徴とするアキユームレータ。
JP16730287U 1987-10-31 1987-10-31 Expired - Lifetime JPH0519718Y2 (ja)

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JP16730287U JPH0519718Y2 (ja) 1987-10-31 1987-10-31

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JPH0173666U JPH0173666U (ja) 1989-05-18
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Families Citing this family (2)

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JP2005009459A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Toshiba Kyaria Kk 圧縮機
JP2007192433A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Daikin Ind Ltd 気液分離器及び該気液分離器を備えた冷凍装置

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