JP2005009459A - 圧縮機 - Google Patents

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JP2005009459A
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Izumi Onoda
泉 小野田
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

【課題】冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、貯留容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られるアキュムレータを具備した圧縮機を提供する。
【解決手段】本圧縮機はアキュムレータを具備し、このアキュムレータ内を分割して、液溜可能な液溜部を複数箇所設け、最終段の液溜部内に圧縮室と連通する通路手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアコン等に用いられる圧縮機に係わり、特にその構造を改良したアキュムレータを具備した圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に冷凍サイクルを構成するロータリ圧縮機にガス冷媒及び油を供給するアキュムレータが用いられている。特許文献1のアキュムレータのように、従来のアキュムレータは、アキュムレータ内部より圧縮機へ通じる吸込配管(通路系)の長さや管径を所定のものとすることにより、過給効果を呈する。この過給効果は、吸入配管の主に長さと管径に左右され、他に温度、圧力条件等にも左右される。吸入配管の固有振動数付近では、過給効果も最大となり、この過給率により圧縮機の冷凍能力も変化する。
【0003】
しかし、アキュムレータの容量は、使用される冷凍サイクルに内封される冷媒量によって決定されるため、従来は加給効果を犠牲にし圧縮機へ通じる吸込配管(通路系)の長さを決定していた。
【0004】
また、従来のアキュムレータの入口管、出口管は、容器本体を炉中ロー付けした後、外部より挿入し組立てられることが多く、内部開口端は挿入時の僅かな傾きで所定の位置にならず、そのバラツキによっては冷媒液が直接吸込まれる危険性があった。この傾きを修正する工程が必要とされることで著しく生産性が低下していた。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−30492号公報(段落[0018]、[0020]、[0022]、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、貯留容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られるアキュムレータを具備した圧縮機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によれば、アキュムレータを具備した圧縮機において、前記アキュムレータ内を分割して、液溜可能な液溜部を複数箇所設け、最終段の液溜部内に圧縮室と連通する通路手段を設けたことを特徴とする圧縮機が提供される。これにより、冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、貯留容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られるアキュムレータを具備した圧縮機が実現される。
【0008】
好適な一例では、前記アキュムレータの通路手段は、板金絞り加工品で形成され、アキュムレータの容器本体に固定される。これにより、アキュムレータ内部の構成品が容器本体を炉中ロー付けする際に一緒に組立てられるので生産性がよく安価であり、また、部品精度のみで通路手段の開口部の位置を決めることができるので、気液分離能力が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる圧縮機の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明に係わる圧縮機の第1実施形態の縦断面図である。
【0011】
図1に示すように、本発明に係わる圧縮機に用いられるアキュムレータ1は、縦型アキュムレータで、例えば縦型ロータリ圧縮機21に組込まれて使用される。アキュムレータ1は、上部容器2aと下部容器2bからなる円筒状の容器本体2と、この容器本体2に接続された入口管3と、この入口管3の出口端に取付けられたスクリーン部材4と、このスクリーン部材4を離間して収容しかつ、容器本体2を上部液溜部2xと下部液溜部2yに分割する容器状の円筒部材5と、下部液溜部2yと圧縮機21の圧縮室21aのシリンダ22、23を連通する通路系6を有している。
【0012】
この通路系6は、円筒部材5と開口部7aの間に僅かな間隙gが形成されるように下部液溜部2yに挿入された通路手段としての通路管7と、この通路管7と一体に設けられた出口管8からなっている。
【0013】
円筒部材5は、有底で容器状をなし、図2に示すようにその一部が内周側に突出する凹部5aが形成され、容器本体2と円筒部材5間に冷媒通路9が形成されるようになっている。このように、冷媒通路9が形成された円筒部材5が設けられることにより、通路管7を上部容器2aの上部まで延ばす必要がなく、通路管7を短縮できる。
【0014】
さらに、圧縮機21で安定した過給効果が得られるように、通路系6を一定にするのが好ましく、また、エアコン用冷凍サイクルでの冷媒量によっては、上部容器2a、円筒部材5の長さを調節することによって所定の液溜り容量を確保可能にする。
【0015】
なお、円筒部材5の下部には油戻孔5bが設けられ、通路管7の下部には油戻孔6bが設けられ、さらに、下部液溜部2yには、ガス冷媒及び液冷媒の流れを制御するための制御板2bが複数枚設けられている。
【0016】
上記第1実施形態の圧縮機に用いられるアキュムレータ1は、上記のような構造を有するので、図1に示すように冷凍サイクルを流れたガス冷媒及び油は、圧縮機用アキュムレータ1の入口管3から容器本体2内に流入する。流入したガス冷媒及び油は、スクリーン部材4を通過して濾過され、円筒部材5に流入する。さらに、流入したガス冷媒及び油は分離され、ガス冷媒は冷媒通路9に流れて、下部液溜部2yに流入し、さらに、下部液溜部2yの上部に位置する開口部7aから通路系6を形成する通路管7及び出口管8を介して圧縮室21aの2個のシリンダ22、23に達し、圧縮される。残りの液冷媒は気化して上記同様に、また、分離された油は油戻孔5b、油戻孔6b及び出口管8,8を介して、逐次2個のシリンダ22,23に戻される。
【0017】
上記のような冷媒のアキュムレータ通過過程において、圧縮機で安定した過給効果が得られるように通路系を一定にし、上部容器、円筒部材の長さを調節することによって所定の液溜り容量を確保できるようにして、冷媒ガスの吸入が完了する時点でのシリンダ内の圧力を冷凍サイクルの低圧圧力よりも高めることが可能となり、冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、エアコンの全機種において液溜容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られる。
【0018】
次に本発明に係わる圧縮機の第2実施形態について説明する。
【0019】
上記第1実施形態の圧縮機に用いられるアキュムレータは通路手段が下液溜部に挿入された通路管であるのに対して、本第2実施形態の圧縮機に用いられるアキュムレータは通路手段が板金絞り加工品で形成された円筒部材の外周に設けられた冷媒通路である。
【0020】
例えば、図3及び図4に示すように、本発明に係わる圧縮機の第2実施形態に用いられるアキュムレータ1Aは、上部容器2Aaと下部容器2Abからなる円筒状の容器本体2Aと、この容器本体2Aに接続された入口管3A及び出口管8A,8Aと、入口管3Aに対向して配設されたスクリーン部材4Aと、このスクリーン部材4Aに離間して設けられ容器本体2Aを上部液溜部2Axと下部液溜部2Ayに分割するする仕切部材10Aと、この仕切部材10Aに通気間隙Agが形成されるように下部容器2Abの内周面2Abに固定され板金絞り加工品で形成された円筒部材5Aと有している。
【0021】
仕切部材10Aは、上部液溜部2Axの底部をなし、その中央部には上部液溜部2Axと下部液溜部2Ayを連通する通路管部10Aaが立設され、この流通管部10Aaには油戻孔10Abが設けられている。また、仕切部材10Aは、容器本体2の上部容器2aと下部容器2bの接合部に配置されており、円筒部材5Aは、その底部5Acが下部容器2Abで支持される。このように、アキュムレータ内部の構成品が容器本体2を炉中ロー付けする際に一緒に組立てられるので生産性がよく安価であり、また、部品精度のみで通路手段の開口部の位置を決めることができるので、気液分離能力が安定する。
【0022】
この円筒部材5Aには、その一部が内周側に突出する凹部5Aaが形成され、下部には油戻孔5Abが形成されており、凹部5Aaが設けられることにより、内周面2Abと円筒部材5Aの間に開口部9Aaを有する通路手段としての冷媒通路9Aが形成されている。この冷媒通路9Aが、下部容器2Abの内周面2Acと板金絞り加工品であり凹部5Aaが形成された円筒部材5Aにより形成されるので、従来必要とされるような冷媒流出管を容器本体内に設ける必要がない。また、通路系6Aは通路手段としての冷媒通路9Aと管状の出口管8Aからなっており、通路系6Aの長さを一定にするのが好ましく、さらに、その長さを容易に一定にできて、圧縮機で安定した過給効果が得られる。
【0023】
上記第2実施形態の圧縮機に用いられるアキュムレータ1Aは、上記のような構造を有するので、図3に示すように冷凍サイクルを流れたガス冷媒及び油は、入口管3Aから容器本体2Aa内に流入したガス冷媒及び油は、スクリーン部材4Aを通過して濾過され、上部液溜部2Axに流入し、冷媒及び油は分離され、ガス冷媒は仕切部材10Aに設けられた通路管部10Aaを通って下部液溜部2Ayに流入する。さらに、ガス冷媒は開口部9Aaから通路手段としての冷媒通路9A及び出口管8A,8Aからなる通路系6Aを介して2個のシリンダに達し、圧縮される。残りの液冷媒は気化して上記同様に、分離された油は油戻孔10Ab、油戻孔5Ab及び出口管8A,8Aを介して、逐次2個のシリンダに戻される。
【0024】
上記のような冷媒のアキュムレータ通過過程において、圧縮機で安定した過給効果が得られるように通路系を一定にし、上部容器、円筒部材の長さを調節することによって所定の液溜り容量を確保できるようにして、冷媒ガスの吸入が完了する時点でのシリンダ内の圧力を冷凍サイクルの低圧圧力よりも高めることが可能となり、冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、エアコンの全機種において液溜容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係わる圧縮機によれば、冷凍サイクルの能力の向上、吸入損失の低減、圧縮機効率の向上を図り、貯留容量、長さ、内径の影響を受けない安定した過給の効果が得られるアキュムレータを具備する圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる圧縮機の一実施例の縦断面図。
【図2】本発明に係わる圧縮機の第1実施形態に用いられるアキュムレータの円筒部材の斜視図。
【図3】本発明に係わる圧縮機の第2実施形態に用いられるアキュムレータの縦断面図。
【図4】本発明に係わる圧縮機の第2実施形態に用いられるアキュムレータの分解図。
【符号の説明】
1…アキュムレータ、2…容器本体、2a…上部容器、2b…下部容器、2x…上部液溜部、2y…下部液溜部、3…入口管、4…スクリーン部材、5…円筒部材、5a…凹部、6…通路系、7…通路管、7a…開口部、8…出口管、9…冷媒通路、21…圧縮機、21a…圧縮室、22…シリンダ、23…シリンダ。

Claims (2)

  1. アキュムレータを具備した圧縮機において、前記アキュムレータ内を分割して、液溜可能な液溜部を複数箇所設け、最終段の液溜部内に圧縮室と連通する通路手段を設けたことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記アキュムレータの通路手段は、板金絞り加工品で形成され、アキュムレータの容器本体に固定されることを特徴とする圧縮機。
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