JPH05196806A - フレネルレンズ - Google Patents
フレネルレンズInfo
- Publication number
- JPH05196806A JPH05196806A JP856992A JP856992A JPH05196806A JP H05196806 A JPH05196806 A JP H05196806A JP 856992 A JP856992 A JP 856992A JP 856992 A JP856992 A JP 856992A JP H05196806 A JPH05196806 A JP H05196806A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- fresnel
- fresnel lens
- faces
- plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ効果が大きく、しかも歪や収差の発生
しないフレネルレンズを提供する。 【構成】 球面状あるいは非球面状に湾曲させたレンズ
板2,3の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ
面2a,3aを形成し、または、凸面となる側に凹レンズ
用のフレネルレンズ面を形成したものである。
しないフレネルレンズを提供する。 【構成】 球面状あるいは非球面状に湾曲させたレンズ
板2,3の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ
面2a,3aを形成し、または、凸面となる側に凹レンズ
用のフレネルレンズ面を形成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンズ板の片側にフ
レネルレンズ面を形成したフレネルレンズに関する。
レネルレンズ面を形成したフレネルレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】フレネルレンズは、キャビティーの関係
により射出成形または熱プレス加工により作成されてお
り、そのレンズ面の屈折率が大きくなると歪が発生し易
いものとなる。
により射出成形または熱プレス加工により作成されてお
り、そのレンズ面の屈折率が大きくなると歪が発生し易
いものとなる。
【0003】特に、レンズ板が大きな場合にはその歪の
発生は顕著なものとなる。このため、レンズ板の片面だ
けにフレネルレンズ面を形成し、屈折率をあまり大きく
とらずに歪の発生の防止を図っている。
発生は顕著なものとなる。このため、レンズ板の片面だ
けにフレネルレンズ面を形成し、屈折率をあまり大きく
とらずに歪の発生の防止を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフレネルレンズにあっては、レンズ板の片面にだけ
フレネルレンズ面を形成させているので、その片面だけ
がレンズ効果を有しているものであり、しかも、そのフ
レネルレンズ面の屈折率を大きくすると歪の他に収差等
も生じるので、その屈折率を大きくとることができな
い。このため、レンズ効果の大きいフレネルレンズの作
成が困難であるという問題があった。
うなフレネルレンズにあっては、レンズ板の片面にだけ
フレネルレンズ面を形成させているので、その片面だけ
がレンズ効果を有しているものであり、しかも、そのフ
レネルレンズ面の屈折率を大きくすると歪の他に収差等
も生じるので、その屈折率を大きくとることができな
い。このため、レンズ効果の大きいフレネルレンズの作
成が困難であるという問題があった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、レンズ効果が大きく、しかも歪や
収差の発生しないフレネルレンズを提供することにあ
る。
もので、その目的は、レンズ効果が大きく、しかも歪や
収差の発生しないフレネルレンズを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、球面状あるいは非球面状に湾曲させたレ
ンズ板の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ面
を形成し、または、凸面となる側に凹レンズ用のフレネ
ルレンズ面を形成したことを特徴とする。
達成するため、球面状あるいは非球面状に湾曲させたレ
ンズ板の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ面
を形成し、または、凸面となる側に凹レンズ用のフレネ
ルレンズ面を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は、上記構成により、レンズ板の片側
がフレネルレンズ面によるレンズ効果を有し、他方の片
側が湾曲によるレンズ効果を有するので、レンズ効果は
大きなものとなる。
がフレネルレンズ面によるレンズ効果を有し、他方の片
側が湾曲によるレンズ効果を有するので、レンズ効果は
大きなものとなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明に係るフレネルレンズの実施
例を図面に基づいて説明する。
例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1において、1はレンズで、このレンズ
1は2枚のフレネルレンズ2,3を貼り合わせたもので
ある。
1は2枚のフレネルレンズ2,3を貼り合わせたもので
ある。
【0010】フレネルレンズ2,3は、球面状あるいは
非球面状に湾曲させたレンズ板2a,3aの内側(凹面と
なる側)に凸レンズ用のフレネルレンズ面2b,3bを形
成させたものである。
非球面状に湾曲させたレンズ板2a,3aの内側(凹面と
なる側)に凸レンズ用のフレネルレンズ面2b,3bを形
成させたものである。
【0011】このように、湾曲したレンズ板2a,3aの
内側にフレネルレンズ面2b,3bを形成させたので、フ
レネルレンズ面2b,3bによるレンズ効果の他にレンズ
板2a,3aの外側面2c,3c(凸面となる側の面)もレン
ズ効果を有することとなる。これにより、各フレネルレ
ンズ2,3のレンズ効果は大きなものとなる。しかも、
外側面2c,3cやフレネルレンズ面2b,3bの屈折率を大
きくしなくてもよいので、収差などは生じない。
内側にフレネルレンズ面2b,3bを形成させたので、フ
レネルレンズ面2b,3bによるレンズ効果の他にレンズ
板2a,3aの外側面2c,3c(凸面となる側の面)もレン
ズ効果を有することとなる。これにより、各フレネルレ
ンズ2,3のレンズ効果は大きなものとなる。しかも、
外側面2c,3cやフレネルレンズ面2b,3bの屈折率を大
きくしなくてもよいので、収差などは生じない。
【0012】また、レンズ板2a,3aの片面だけにフレ
ネルレンズ面2b,3bを形成させているので、レンズ板
2a,3aの厚さは従来と同様に一様なものとなり、射出
成形や熱プレス等の成形時によるレンズ板2a,3aの歪
の発生の防止が図られることとなる。また、湾曲したレ
ンズ板2a,3aの片面にフレネルレンズ面2b,3bを形成
しただけなので、その製造コストは安価である。
ネルレンズ面2b,3bを形成させているので、レンズ板
2a,3aの厚さは従来と同様に一様なものとなり、射出
成形や熱プレス等の成形時によるレンズ板2a,3aの歪
の発生の防止が図られることとなる。また、湾曲したレ
ンズ板2a,3aの片面にフレネルレンズ面2b,3bを形成
しただけなので、その製造コストは安価である。
【0013】次ぎに、上記レンズ1を使用した拡大表示
装置について説明する。
装置について説明する。
【0014】図2および図3において、11は自動車の
インストルメントパネル(図示せず)に設けた計器ハウジ
ングで、この計器ハウジング11内には車速を表示する
速度計(計器)12とエンジンの回転を表示する回転計
(計器)13が配置されている。これら各計器12,1
3の表示面12a,13aには速度や回転数を表わす数字
が付されており、この表示面12a,13aの後方には前
記数字を後方から照らすランプ14,15および蛍光灯
16が設けられている。
インストルメントパネル(図示せず)に設けた計器ハウジ
ングで、この計器ハウジング11内には車速を表示する
速度計(計器)12とエンジンの回転を表示する回転計
(計器)13が配置されている。これら各計器12,1
3の表示面12a,13aには速度や回転数を表わす数字
が付されており、この表示面12a,13aの後方には前
記数字を後方から照らすランプ14,15および蛍光灯
16が設けられている。
【0015】また、表示面12a,13aの前方にはレン
ズ1が配置されている。2d,3dはフレネルレンズ2,3
の渦中心部である。このレンズ1の焦点距離の範囲内に
表示面12a,13aが位置され、表示面12a,13aの後
方に表示面12a,13aの虚像12b,13bを形成するよ
うにしてある。22,23は計器12,13の指針、24
はフロントカバーである。
ズ1が配置されている。2d,3dはフレネルレンズ2,3
の渦中心部である。このレンズ1の焦点距離の範囲内に
表示面12a,13aが位置され、表示面12a,13aの後
方に表示面12a,13aの虚像12b,13bを形成するよ
うにしてある。22,23は計器12,13の指針、24
はフロントカバーである。
【0016】レンズ1は各4面(フレネルレンズ2,3
の両面)がレンズ効果を有しているので、各4面での屈
折率が小さくても各4面のレンズ効果の総和は大きなも
のとなり、歪や収差等を生じさせずに相当大きく拡大し
た虚像を形成させることができ、表示面12a,13aは
見やすいものとなる。
の両面)がレンズ効果を有しているので、各4面での屈
折率が小さくても各4面のレンズ効果の総和は大きなも
のとなり、歪や収差等を生じさせずに相当大きく拡大し
た虚像を形成させることができ、表示面12a,13aは
見やすいものとなる。
【0017】上記実施例では、フレネルレンズ2,3を
凸レンズの効果を持たせたものについて説明したが、凹
レンズの効果をもたせることも可能である。この場合、
湾曲されたレンズ板の凸側となる面に凹レンズ用のフレ
ネルレンズ面を形成すればよい。このようにすることに
より、そのフレネルレンズ面の凹レンズ効果と、凹面側
の凹レンズ効果とによりそのレンズ効果は大きなものと
なる。
凸レンズの効果を持たせたものについて説明したが、凹
レンズの効果をもたせることも可能である。この場合、
湾曲されたレンズ板の凸側となる面に凹レンズ用のフレ
ネルレンズ面を形成すればよい。このようにすることに
より、そのフレネルレンズ面の凹レンズ効果と、凹面側
の凹レンズ効果とによりそのレンズ効果は大きなものと
なる。
【0018】
【効果】この発明は、以上説明したように、湾曲させた
レンズ板の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ
面を形成し、または、凸面となる側に凹レンズ用のフレ
ネルレンズ面を形成したものであるから、そのフレネル
レンズ面を形成した反対側の面もレンズ効果を有するの
で、そのレンズ効果は大きなものとなる。しかも、フレ
ネルレンズ面の屈折率を大きくしなくてもよいので、収
差などは生じない。また、レンズ板の片面だけにフレネ
ルレンズ面を形成させているので、レンズ板の厚さは従
来と同様に一様なものとなり、射出成形によるレンズ板
の歪の発生の防止を図ることができる。さらに、湾曲し
たレンズ板の片面にフレネルレンズ面を形成しただけな
ので、その製造コストは安価である。
レンズ板の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ
面を形成し、または、凸面となる側に凹レンズ用のフレ
ネルレンズ面を形成したものであるから、そのフレネル
レンズ面を形成した反対側の面もレンズ効果を有するの
で、そのレンズ効果は大きなものとなる。しかも、フレ
ネルレンズ面の屈折率を大きくしなくてもよいので、収
差などは生じない。また、レンズ板の片面だけにフレネ
ルレンズ面を形成させているので、レンズ板の厚さは従
来と同様に一様なものとなり、射出成形によるレンズ板
の歪の発生の防止を図ることができる。さらに、湾曲し
たレンズ板の片面にフレネルレンズ面を形成しただけな
ので、その製造コストは安価である。
【図1】発明に係わるフレネルレンズを示した断面図、
【図2】上記フレネルレンズを使用した拡大表示装置の
構成を示した正面図、
構成を示した正面図、
【図3】図2の断面図、
2 フレネルレンズ 2a レンズ板 2b フレネルレンズ面 3 フレネルレンズ 3a レンズ板 3b フレネルレンズ面
Claims (1)
- 【請求項1】球面状あるいは非球面状に湾曲させたレン
ズ板の凹面となる側に凸レンズ用のフレネルレンズ面を
形成し、または、凸面となる側に凹レンズ用のフレネル
レンズ面を形成したことを特徴とするフレネルレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP856992A JPH05196806A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | フレネルレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP856992A JPH05196806A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | フレネルレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196806A true JPH05196806A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11696689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP856992A Pending JPH05196806A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | フレネルレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05196806A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538313A (ja) * | 2007-08-31 | 2010-12-09 | 3ディーアイエス シーオー., エルティーディー. | 広視野角を有する現実的画像表示装置 |
JP2012159646A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型曲面スクリーンの製造方法、及び表示装置の製造方法 |
JP2012159647A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型曲面スクリーンの製造方法、及び表示装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP856992A patent/JPH05196806A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010538313A (ja) * | 2007-08-31 | 2010-12-09 | 3ディーアイエス シーオー., エルティーディー. | 広視野角を有する現実的画像表示装置 |
JP2012159646A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型曲面スクリーンの製造方法、及び表示装置の製造方法 |
JP2012159647A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 透過型曲面スクリーンの製造方法、及び表示装置の製造方法 |
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