JP2001272934A - 表示器 - Google Patents

表示器

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JP2001272934A
JP2001272934A JP2000083550A JP2000083550A JP2001272934A JP 2001272934 A JP2001272934 A JP 2001272934A JP 2000083550 A JP2000083550 A JP 2000083550A JP 2000083550 A JP2000083550 A JP 2000083550A JP 2001272934 A JP2001272934 A JP 2001272934A
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cylindrical
lens
axis
lenticular lens
light source
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JP2000083550A
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Noriji Ooishi
則司 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 360度どの方向からでも良く見える表示器
を作成する。 【解決手段】 光源と、これを中心に円筒形をなすレン
チキュラーレンズと透過光制御手段とからなる装置にお
いて、該透過光制御手段にレンチキュラーレンズのシリ
ンドリカルレンズの個々に対して、水平方向に縮小した
透過画像を形成することで360度どの方向からも表示
画像が見えるようにする。さらに個々の透過画像を、複
数の元画像を縦の境界線をもって切断、接合したものと
することで、見る角度によって異なる画像が見える表示
器となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、看板、表示板など
静止画を表示する表示器に関するもので、どの方向から
も見やすいという特徴を目指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来の看板、表示板などは表示面が平面
であるものが一般的である。この種の表示板は正面から
は良好に見えるものの、角度の大きい斜めからは視界が
悪く、横や後ろからは全く見えない。
【0003】このため、表示面をゆっくり回転させた
り、表示面を曲面にして表示内容を移動させたり、ある
いは多角柱の各面に平面状の表示を複数繰り返すことで
広い角度範囲への表示に対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は異な
る方向からの見え方が異なり、どの方向からも等しく見
えるという機能は実現できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、棒
状あるいは線状の光源と、該光源を中心に円筒形をなす
レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに内
接して置かれた透過光制御手段とからなる装置におい
て、該レンチキュラーレンズを構成する各シリンドリカ
ルレンズの軸は該光源および該円筒形の軸と平行であ
り、該透過光制御手段には、該シリンドリカルレンズの
各々に対して、シリンドリカルレンズの軸に垂直な方向
に縮小された透過画像が記録されており、かつこれらが
全て同一の透過画像であることを特徴とする表示器であ
る。
【0006】本発明の請求項2は、点光源と、該光源を
中心に円筒形をなすレンチキュラーレンズと、該レンチ
キュラーレンズに内接して置かれた透過光制御手段と、
さらに内側に置かれた、該点光源の中心としたトーラス
面を有するレンズ、あるいは同トーラス面と同様の作用
を有するフレネルレンズからなる装置において、該レン
チキュラーレンズを構成する各シリンドリカルレンズの
軸は該円筒形の軸と平行であり、該透過光制御手段に
は、該シリンドリカルレンズの各々に対して、シリンド
リカルレンズの軸に垂直な方向に縮小された透過画像が
記録されており、かつこれらが全て同一の透過画像であ
ることを特徴とする表示器である。
【0007】本発明の請求項3は、点光源と、該光源を
中心に円筒形をなすレンチキュラーレンズと、該レンチ
キュラーレンズに内接して置かれた透過光制御手段と、
さらに内側に置かれた、該円筒形の軸を中心としたトー
ラス面を該軸に平行な方向に多数並べた面を有する円筒
状の拡散板からなる装置において、該レンチキュラーレ
ンズを構成する各シリンドリカルレンズの軸は該円筒形
の軸と平行であり、該透過光制御手段には、該シリンド
リカルレンズの各々に対して、シリンドリカルレンズの
軸に垂直な方向に縮小された透過画像が記録されてお
り、かつこれらが全て同一の透過画像であることを特徴
とする表示器である。
【0008】これら請求項1〜請求項3の表示器は、3
60度どの方向から見ても全く同じ表示画像が見えると
いう特徴を有する。
【0009】さらに請求項4〜請求項6は、該透過光制
御手段に記録する透過画像の作成方法を除けば、それぞ
れ請求項1〜請求項3と同等の装置である。請求項4〜
請求項6においては、該透過光制御手段には、該シリン
ドリカルレンズの各々に対して記録された透過画像の少
なくとも一部が、複数の表示画像を該シリンドリカルレ
ンズに平行な境界線をもって切り替えられた合成画像で
あり、隣り合う透過画像はその境界線が透過画像の位置
関係と等しい方向に移動した画像となるように並べられ
ることで、見る角度によって異なる表示画像が見えるこ
とを特徴する表示器である。
【0010】本発明の請求項7は、請求項1〜請求項6
の表示器に使われるレンチキュラーレンズとして、y軸
を該円筒形の中心から半径方向外向きにとり、x軸を該
円筒形の軸と垂直な面内でこれと垂直にとるとき、数1
で示した微分方程式を満たす形状を有するシリンドリカ
ルレンズ面が、円筒の外側の面に並んだものを使用する
ものである。このようなレンチキュラーレンズを使うこ
とで、該透過光制御手段に記録する個々の透過画像を、
表示画像のリニアな縮小画像とすることができ、同時に
明るさが均一な表示画像を得ることができる。
【0011】数1
【0012】なお数1中のcは数2を満たす定数で、w
はシリンドリカルレンズの幅、Nはレンチキュラーレン
ズの屈折率である。
【0013】数2
【0014】さらに本発明の請求項8は、請求項1〜請
求項6の表示器に使われるレンチキュラーレンズとし
て、同様のx軸とy軸において、数3で示した微分方程
式を満たす形状を有するシリンドリカルレンズ面が、円
筒の内側の面に並んだものを使用するものである。なお
数1中のDは0<D≦2/wである定数で、wはシリン
ドリカルレンズの幅、Nは屈折率である。これによって
請求項7と同様に、該透過光制御手段に記録する個々の
透過画像を、表示画像のリニアな縮小画像とすることが
でき、同時に明るさが均一な表示画像を得ることができ
る。
【0015】数3
【0016】本発明の表示器においては、円筒形のレン
チキュラーレンズの外側に、該レンチキュラーレンズを
構成する個々のシリンドリカルレンズを通過した光源光
が集束する位置に、スリット状の光線透過部を有する遮
光手段を設置することで、外光の影響による画質の劣化
を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明請求項1
の表示器の実施例を示したもので、図1は斜視図、図2
は上方から見た平面図である。円筒形のレンチキュラー
レンズ1は、平板のレンチキュラーレンズを、これを構
成するシリンドリカルレンズの軸と平行な軸を中心とす
る円筒形なるように曲げられた形状のもので、実際に平
板のレンチキュラーレンズを曲げて作っても良いし、最
初から円筒形のものを射出成形などの方法で作っても良
い。レンチキュラーレンズ1の内側には透過光制御手段
2が置かれるが、これは透過フィルムに色彩を含む濃淡
画像を記録したものである。さらに円筒の中心に置かれ
た光源3は管径の小さい蛍光灯(棒状光源)であるが、
直線状のフィラメントを有するハロゲン球やクリプトン
球などの線状光源を使っても良い。この実施例では、光
源3はレンチキュラーレンズ1の縦幅Lより若干長く、
上下に平面鏡4(下面の平面鏡4は図示されていない)
を設けることで、レンチキュラーレンズ1に対して無限
長の光源と同等の照明光を提供している。
【0018】本装置によって画像が見えるしくみを図3
〜図5を使って説明する。説明を簡単にするために、観
測者5は図3および図4において右方無限遠にいるもの
とする。より実際的に有限の距離にいる観測者を対象と
する場合は、左右に若干縮んだ表示画像となるが、装置
の幅の数倍以上の距離であれば大きく異なることはな
い。図3に示すように、光源光は透過光制御手段2とレ
ンチキュラーレンズ1を通って白抜き矢印のように水平
方向右向き、すなわち観測者に向かう。
【0019】図4にレンチキュラーレンズ1上の一つの
シリンドリカルレンズ6と、対応する透過画像7を拡大
して示した。透過画像7とシリンドリカルレンズ6を通
過する光源光の内、シリンドリカルレンズ6で屈折した
後、水平方向(観測者の方向)に向かう光線のみが観測
者に見えることになるが、この光線が水平となす角を
θ’とすし、同光線が透過画像7を横切る位置をtとす
る。このときθ’は、円筒形の中心とシリンドリカルレ
ンズ6の中心を結ぶ線が、水平となす角θと近似的に等
しく、またtは透過画像7の中央に原点をとった座標で
表す。
【0020】図5に透過画像7と観測者に見える表示画
像8の関係を示す。図4にて透過画像7の位置tを通過
した光線は、装置の中心から右方向(図4上では上方)
にrsinθ’(rはレンチキュラーレンズ1の半径)だ
けはなれた部分から発するように見えるから、図5の透
過画像7上の位置tの縦ラインは、像8上のrsinθ’
の位置に見えることになる。同様のことが全てのシリン
ドリカルレンズについて起きるが、レンチキュラーレン
ズ1の全てのシリンドリカルレンズに対応する透過画像
が全て同じものであれば、結果として見える像8は透過
画像7が水平方向に拡大されたものとなる。実際には、
表示画像8は間隔をおいて並んだ縦の輝線の集合体とし
て見えるが、レンチキュラーレンズ1のピッチが十分細
かければ輝線は目立たず、連続した像のように見える。
従って本発明ではレンチキュラーレンズ1のピッチ、す
なわちシリンドリカルレンズ6の幅は小さいほどよい画
質を得るために好ましい。一方透過画像7の幅があまり
小さくなると、画質を落とさずに幅の狭い縮小画像を得
ること(印刷すること)が難しくなるため、両方を考慮
してピッチを決める必要がある。例えば幅数十センチの
表示器では、好ましいレンチキュラーレンズのピッチは
0.5〜5ミリ程度である。また組立を容易にするため
レンチキュラーレンズ1と透過光制御手段2を一体化
し、レンチキュラーレンズ1の内側の面に透過画像を印
刷、写真法等の方法で記録したものを使ってもよい。こ
の場合にはレンチキュラーレンズ1の内側の面が透過光
制御手段となる。
【0021】本発明に使われるレンチキュラーレンズ1
を構成するシリンドリカルレンズ6が、単純な円弧を断
面形状とするものである場合には、図5に示した表示画
像8は、透過画像7を水平方向に線形に拡大したものに
はならず、位置によって倍率が変化する拡大像となる。
同時に表示画像8の明るさが、中央で明るく左右側面に
向かって暗くなる不均一を持って好ましくない。従って
シリンドリカルレンズ6の形状は透過画像7と表示画像
8が線形な拡大縮小の関係になる様に最適化することが
好ましい。例えばy軸を円筒形の中心から半径方向外向
きにとり、x軸を円筒形の軸と垂直な面内でこれと垂直
にとるとき、数1で示した微分方程式を満たす形状とす
るのが好ましい。なお数1中のcは数2を満たす定数
で、wはシリンドリカルレンズの幅、Nはレンチキュラ
ーレンズの屈折率である。またこのとき表示画像8の横
幅はrcwとなるが、最大でも装置の横幅の3/4程度
である。
【0022】表示画像の横幅を装置の横幅いっぱいにと
って表示したい場合には、図6のようにシリンドリカル
レンズを内側の面にもつレンチキュラーレンズ9を用い
ればよい。図6は上方から見た平面図であるが、レンチ
キュラーレンズ9の内側に透過光制御手段10が置か
れ、中心に棒状光源11、上下に平面鏡12が置かれて
おり、その構成は前記実施例と同様である。シリンドリ
カルレンズを内側の面にもつ場合には、図7に示したよ
うに角度θ’を90度近くまでとることができるため、
装置の横幅いっぱいまで表示に利用できる。
【0023】この時には、レンズ面の形状を、先程と同
様のx軸とy軸において、数3で示した微分方程式を満
たすものとすることで、透過光制御手段上の透過画像と
観測者に見える表示画像の関係が線形の拡大縮小の関係
になり、同時に明るさも均一になる。
【0024】さらに本発明の表示器によって、複数の異
なる画像を表示する方法を説明する。図8は図1〜図3
に示した装置によって二つの表示画像19と20を、1
3で示した角度を境にして振り分ける方法を示したもの
である。本実施例は透過光制御手段2上の透過画像が、
対応するシリンドリカルレンズによって異なる点を除け
ば、第一の実施例と同様である。図8の左下には図2と
同様の平面図を部分的に示してある。説明に直接関係な
いため、ここでは平面鏡4が表示されていない。さらに
説明を容易にするためレンチキュラーレンズ1上のシリ
ンドリカルレンズの形状は数1を満たすものであるとす
る。
【0025】装置の中心から直線13で示された方向に
存在するレンチキュラーレンズ1上のシリンドリカルレ
ンズを0とし、これより左回り(FW)に1,2,3,
・・・,m,・・と並んだシリンドリカルレンズに番号
をつけ、右回りに−1,−2,−3,・・・,−n,・
・と番号をつける。図中に示したように隣り合うシリン
ドリカルレンズのなす角をdθとすると、0番目のシリ
ンドリカルレンズを基準にしてm番目のシリンドリカル
レンズはmdθ、−n番目のシリンドリカルレンズは−
ndθだけ回転した位置にあることになる。このとき各
シリンドリカルレンズに対応する透過画像は16〜18
のようであればよい。16〜18は水平方向に縮小され
る以前のイメージを示しており、実際には幅wの縦に細
長い画像である。また水平方向の位置については透過画
像の中央に原点をとり、右回りの方向(FW)を正とす
る。
【0026】0番目のシリンドリカルレンズに対応する
透過画像16は、原点を境にしてFW側半分に19の表
示内容を、逆側半分に20の表示内容を有し、m番目の
シリンドリカルレンズに対応する透過画像17は、Asi
n(mdθ)を境にしてFW側に19の表示内容を、逆側
に20の表示内容を有し、さらに−n番目のシリンドリ
カルレンズに対応する透過画像18は、Asin(−nd
θ)を境にしてFW側半分に19の表示内容を、逆側半
分に20の表示内容を有している。なおここでA=1/
cである。このように二つの画像の内容を、縦すなわち
シリンドリカルレンズに平行な境界線によって切り替
え、さらにFW側にある透過画像ほど、その境界線がF
W側により移動した関係であることで、所定の角度を境
にして見える画像が異なるように振り分けることができ
る。
【0027】さらに多数の表示画像を異なる角度範囲に
振り分ける場合には、透過光制御手段2上の一つのシリ
ンドリカルレンズに対応する透過画像は図9のようにな
る。21は、表示画像G0,G1,・・・,Gk,・・・
を角度qおきに切り替える場合に、p番目のシリンドリ
カルレンズに対応する透過画像が有する表示内容を示し
ている。このように細かく角度範囲を区切って多数の表
示画像を振り分けるとき、それぞれの表示画像に同一の
被写体の異なる角度からみた画像を割り振ることで立体
像を形成することができる。この方法によれば360度
どの方向からも見ることができる立体像が形成できる。
また一連の連続写真を角度範囲を区切って振り分けれ
ば、表示器を回転させることでアニメーションの効果を
持たせることもできる。
【0028】本発明においては、棒状あるいは線状の光
源以外に点光源を使うことができる。図10は請求項2
あるいは請求項5の実施例のカット図である。点光源2
4を光源とするために、レンチキュラーレンズ22およ
び透過光制御手段23の内側にトーラス面を有するレン
ズ25を置いて光源光を上下方向に集束し、観測者に光
がとどくようにしている。ここに使用する点光源24と
しては、ハロゲン球やクリプトン球、メタルハライドラ
ンプやアークランプなどで、点光源といっても上下に細
長い発光体を有するものを使うことが、上下の視野角を
良好にするために好ましい。
【0029】さらに図11は、請求項2あるいは請求項
5の他の実施例のカット図であり、図10のレンズ25
をフレネルレンズ26に換えたもので、その作用は全く
同様である。フレネルレンズ26は、リニアフレネルレ
ンズを円筒状に曲げた形状をしており、レンズの肉厚を
25に比べて薄くできるため、装置の軽量化に効果があ
る。
【0030】また図12は請求項3あるいは請求項6の
実施例のカット図である。本装置ではトーラス面を縦に
多数並べた円筒形の拡散板27を使い、光源光を上下方
向に拡散し、上下の指向性を改善している。拡散板27
は、レンチキュラーレンズをその軸の方向に円筒形に曲
げて作ることができる。
【0031】本発明の表示器においては、周囲からの外
光がレンチキュラーレンズを透過あるいは反射して、表
示画像の画質を低下させる原因となる。これは夜間や室
内など光源光が周囲の光源に比べて十分強い場合には問
題がないが、昼間の野外など外光の強い環境では表示画
像が見にくくなる。これを防ぐためには、図13のよう
にレンチキュラーレンズ28によって光源光が集束する
位置にスリット状の透過部分30を形成した遮光手段3
2を置いて、不要な光を遮光部31でカットすることが
効果的である。遮光手段32は円筒状の黒色の薄板に格
子状にスリットを形成したものでも良いし、透過性のフ
ィルムに遮光部31をプリントしたものでも良い。
【0032】さらに図14は、シリンドリカルレンズが
内向きに形成されたレンチキュラーレンズ33の外側の
面に遮光部35をプリントしたもので、シリンドリカル
レンズによって光源光が集束する位置にスリット状の透
過部分36が空いている。
【0033】以上説明した本発明の表示器においては、
水平面内における光源の幅が十分小さい場合には、レン
チキュラーレンズと透過光制御手段の距離に特に制限を
与える必要がない。しかしながら光源の幅が大きい場合
には、これが表示画像の水平解像度を低下させる恐れが
ある。これを防ぐためには、レンチキュラーレンズと透
透過光制御手段の距離を、レンチキュラーレンズを構成
するシリンドリカルレンズの焦点距離に等しくすればよ
い。
【0034】
【発明の効果】本発明の表示器によって、360度どの
方向からも表示内容が同様によく見えるようになった。
さらに見る角度によって異なる表示内容が見える表示器
を実現することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1による表示器の斜視図である。
【図2】図1の表示器を上部から見た平面図である。
【図3】図1の表示器の表示原理を説明する図である。
【図4】図3の一部の拡大図である。
【図5】透過光制御手段上の透過画像と目に見える表示
画像の関係を示す図である。
【図6】請求項1の他の実施例を上部から見た平面図で
ある。
【図7】図6の一部の拡大図である。
【図8】請求項4によって二つの表示画像を見る角度に
よって切り替える方法を示す図である。
【図9】請求項4によって多数の表示画像を見る角度に
よって切り替えるとき、透過光制御手段に形成する透過
画像を示す図である。
【図10】請求項2および請求項5の実施例の斜視図で
ある。
【図11】請求項2および請求項5の他の実施例の斜視
図である。
【図12】請求項3および請求項6の実施例の斜視図で
ある。
【図13】請求項9の実施例を部分拡大図で示したもの
である。
【図14】請求項9の他の実施例を部分拡大図で示した
ものである。
【符号の説明】
1,22,28 ・・・ 円筒状のレンチキュラーレン
ズ 2,10,23,29,34 ・・・ 透過光制御手段 3,11 ・・・ 棒状光源 4,12 ・・・ 平面鏡 5 ・・・ 観測者 6 ・・・ シリンドリカルレンズ 7 ・・・ 透過画像 8 ・・・ 表示画像 9,33 ・・・ シリンドリカルレンズが内を向いた
レンチキュラーレンズ 13 ・・・ 表示画像が切り替わる角度 14 ・・・ m番目のシリンドリカルレンズ 15 ・・・ −n番目のシリンドリカルレンズ 16 ・・・ 13の位置にあるシリンドリカルレンズ
に対応する透過画像 17 ・・・ 14の位置にあるシリンドリカルレンズ
に対応する透過画像 18 ・・・ 15の位置にあるシリンドリカルレンズ
に対応する透過画像 19,20 ・・・ 13の角度を境に切り替わる二つ
の表示画像 21 ・・・ 多数の表示画像を角度によって切り替え
る場合の透過画像 24 ・・・ 点光源 25 ・・・ トーラス面を有するレンズ 26 ・・・ トーラス面をフレネル形状にしたレンズ 27 ・・・ トーラス面を多数並べた拡散板 30,36 ・・・ スリット状の光線透過部 31,35 ・・・ 遮光部 32 ・・・ 遮光板 Gk-2,Gk-1,Gk,Gk+1,Gk+2 ・・・ 表示画像

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状あるいは線状の光源と、該光源を中
    心に円筒形をなすレンチキュラーレンズと、該レンチキ
    ュラーレンズに内接して置かれた透過光制御手段とから
    なる装置において、該レンチキュラーレンズを構成する
    各シリンドリカルレンズの軸は該光源および該円筒形の
    軸と平行であり、該透過光制御手段には、該シリンドリ
    カルレンズの各々に対して、シリンドリカルレンズの軸
    に垂直な方向に縮小された透過画像が記録されており、
    かつこれらが全て同一の透過画像であることを特徴とす
    る表示器。
  2. 【請求項2】 点光源と、該光源を中心に円筒形をなす
    レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに内
    接して置かれた透過光制御手段と、さらに内側に置かれ
    た、該点光源を中心としたトーラス面を有するレンズ、
    あるいは同トーラス面と同様の作用を有するフレネルレ
    ンズからなる装置において、該レンチキュラーレンズを
    構成する各シリンドリカルレンズの軸は該円筒形の軸と
    平行であり、該透過光制御手段には、該シリンドリカル
    レンズの各々に対して、シリンドリカルレンズの軸に垂
    直な方向に縮小された透過画像が記録されており、かつ
    これらが全て同一の透過画像であることを特徴とする表
    示器。
  3. 【請求項3】 点光源と、該光源を中心に円筒形をなす
    レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに内
    接して置かれた透過光制御手段と、さらに内側に置かれ
    た、該円筒形の軸を中心としたトーラス面を該軸に平行
    な方向に多数並べた面を有する円筒状の拡散板からなる
    装置において、該レンチキュラーレンズを構成する各シ
    リンドリカルレンズの軸は該円筒形の軸と平行であり、
    該透過光制御手段には、該シリンドリカルレンズの各々
    に対して、シリンドリカルレンズの軸に垂直な方向に縮
    小された透過画像が記録されており、かつこれらが全て
    同一の透過画像であることを特徴とする表示器。
  4. 【請求項4】 棒状あるいは線状の光源と、該光源を中
    心に円筒形をなすレンチキュラーレンズと、該レンチキ
    ュラーレンズに内接して置かれた透過光制御手段とから
    なる装置において、該レンチキュラーレンズを構成する
    各シリンドリカルレンズの軸は該光源および該円筒形の
    軸と平行であり、該透過光制御手段には、該シリンドリ
    カルレンズの各々に対して、シリンドリカルレンズの軸
    に垂直な方向に縮小された透過画像が記録されている表
    示器であって、かつこれらの透過画像の少なくとも一部
    が、複数の表示画像を該シリンドリカルレンズに平行な
    境界線をもって切り替えられた合成画像であり、隣り合
    う透過画像はその境界線が透過画像の位置関係と等しい
    方向に移動した画像となるように並べられることで、見
    る角度によって異なる表示画像が見えることを特徴する
    表示器。
  5. 【請求項5】 点光源と、該光源を中心に円筒形をなす
    レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに内
    接して置かれた透過光制御手段と、さらに内側に置かれ
    た、該点光源を中心としたトーラス面を有するレンズ、
    あるいは同トーラス面と同様の作用を有するフレネルレ
    ンズからなる装置において、該レンチキュラーレンズを
    構成する各シリンドリカルレンズの軸は該円筒形の軸と
    平行であり、該透過光制御手段には、該シリンドリカル
    レンズの各々に対して、シリンドリカルレンズの軸に垂
    直な方向に縮小された透過画像が記録されている表示器
    であって、かつこれらの透過画像の少なくとも一部が、
    複数の表示画像を該シリンドリカルレンズに平行な境界
    線をもって切り替えられた合成画像であり、隣り合う透
    過画像はその境界線が透過画像の位置関係と等しい方向
    に移動した画像となるように並べられることで、見る角
    度によって異なる表示画像が見えることを特徴する表示
    器。
  6. 【請求項6】 点光源と、該光源を中心に円筒形をなす
    レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズに内
    接して置かれた透過光制御手段と、さらに内側に置かれ
    た、該円筒形の軸を中心としたトーラス面を該軸に平行
    な方向に多数並べた面を有する円筒状の拡散板からなる
    装置において、該レンチキュラーレンズを構成する各シ
    リンドリカルレンズの軸は該円筒形の軸と平行であり、
    該透過光制御手段には、該シリンドリカルレンズの各々
    に対して、シリンドリカルレンズの軸に垂直な方向に縮
    小された透過画像が記録されている表示器であって、か
    つこれらの透過画像の少なくとも一部が、複数の表示画
    像を該シリンドリカルレンズに平行な境界線をもって切
    り替えられた合成画像であり、隣り合う透過画像はその
    境界線が透過画像の位置関係と等しい方向に移動した画
    像となるように並べられることで、見る角度によって異
    なる表示画像が見えることを特徴する表示器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6におけるレンチキュ
    ラーレンズが、円筒の外側の面にシリンドリカルレンズ
    が並んだもので、かつy軸をレンチキュラーレンズの円
    筒形の中心から半径方向外向きにとり、x軸を該円筒の
    軸と垂直な面内でこれと垂直にとるとき、該シリンドリ
    カルレンズの形状が数1で示した微分方程式を満たすこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の表示器。な
    お数1中のcは数2を満たす定数で、wはシリンドリカ
    ルレンズの幅、Nは屈折率である。 【数1】 【数2】
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項6におけるレンチキュ
    ラーレンズが、円筒の内側の面にシリンドリカルレンズ
    が並んだもので、かつy軸をレンチキュラーレンズの円
    筒形の中心から半径方向外向きにとり、x軸を該円筒の
    軸と垂直な面内でこれと垂直にとるとき、該シリンドリ
    カルレンズの形状が数3で示した微分方程式を満たすこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の表示器。な
    お数1中のDは0<D≦2/wである定数で、wはシリ
    ンドリカルレンズの幅、Nは屈折率である。 【数3】
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8に記載の表示器にお
    いて、円筒形のレンチキュラーレンズの外側に、該レン
    チキュラーレンズを構成する個々のシリンドリカルレン
    ズを通過した光源光が集束する位置にスリット状の光線
    透過部を有する遮光手段を設置することを特徴とする請
    求項1〜請求項8に記載の表示器。
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