JP2001265241A - 表示器 - Google Patents

表示器

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JP2001265241A
JP2001265241A JP2000075490A JP2000075490A JP2001265241A JP 2001265241 A JP2001265241 A JP 2001265241A JP 2000075490 A JP2000075490 A JP 2000075490A JP 2000075490 A JP2000075490 A JP 2000075490A JP 2001265241 A JP2001265241 A JP 2001265241A
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cylindrical lens
image
light source
control means
transmitted light
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JP2000075490A
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Noriji Ooishi
則司 大石
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 360度どの方向からでも良く見える表示器
を作成する。 【解決手段】 棒状光源と、透過光制御手段とシリンド
リカルレンズで構成するユニットを水平面上で回転する
装置において、表示すべき画像を水平方向に縮小したも
のを透過光制御手段上に形成すると、この像が水平方向
に引き延ばされて見える。透過光制御手段に液晶パネル
を使えば360度どの方向からも見えるテレビモニタに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、看板、表示板、テ
レビなど静止画あるいは動画を表示する表示器に関する
もので、どの方向からも見やすいという特徴を目指すも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の看板、表示板、テレビなどは表示
面が平面であるものが一般的である。この種の表示板は
正面からは良好に見えるものの、角度の大きい斜めから
は視界が悪く、横や後ろからは全く見えない。
【0003】このため、表示面をゆっくり回転させた
り、表示面を曲面にして表示内容を移動させたり、ある
いは多角柱の各面に平面状の表示を複数繰り返すことで
広い角度範囲への表示に対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような方法は異な
る方向からの見え方が異なったり、同時刻に同じ表示内
容を見ることができないなど、どの方向からも等しく見
えるという機能は実現できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
表示器は、棒状あるいは線状の光源と、該光源から所定
の距離をおいて置かれた、画像を形成する透過光制御手
段と、該透過光制御手段を通過した光を受ける位置に、
該光源と平行に置かれたシリンドリカルレンズからなる
ユニットを少なくとも一つ以上、該光源およびシリンド
リカルレンズと平行な回転軸を中心に該シリンドリカル
レンズを外に向けて回転させるものである。
【0006】本発明の請求項2は、点光源と、該光源か
ら所定の距離をおいて置かれた画像を形成する透過光制
御手段と、該透過光制御手段を通過した光を受ける位置
に置かれたシリンドリカルレンズと、該光源と該透過光
制御手段の間に置かれた、該シリンドリカルレンズの軸
と平行な方向に光を集束する機能を有するレンズからな
るユニットを少なくとも一つ以上、該シリンドリカルレ
ンズと平行な回転軸を中心に該シリンドリカルレンズを
外に向けて回転させる表示器である。
【0007】これら請求項1および請求項2では、各ユ
ニットに個別の光源を用いる代わりに、回転軸の位置に
共通の光源を置いて使うことができる(請求項3)。
【0008】また、請求項1〜請求項3に記載の表示器
において、シリンドリカルレンズと透過光制御手段の間
の距離の逆数が、シリンドリカルレンズと回転軸間の距
離の逆数と、シリンドリカルレンズの焦点距離の逆数の
和に等しくなるように各部品の位置を調整することで、
解像度の高い良好な画質を得ることができる(請求項
4)。
【0009】本発明の請求項5の表示器は、点光源をバ
ックライトとして透過光制御手段の像を拡大投影する投
影機と、該投影光が結像後に入射する位置に置かれたシ
リンドリカルレンズからなるユニットを少なくとも一つ
以上、該シリンドリカルレンズと平行な回転軸を中心に
該シリンドリカルレンズを外に向けて回転させるもので
ある。
【0010】請求項5の表示器においては、投影機の投
影像とシリンドリカルレンズとの間の距離の逆数が、シ
リンドリカルレンズと回転軸間の距離の逆数と、シリン
ドリカルレンズの焦点距離の逆数の和に等しくすること
で解像度の高い良好な画質を得ることができる(請求項
6)。
【0011】本発明の請求項1〜請求項6に記載の表示
器における透過光制御手段として、液晶パネルを用いる
ことで動画の表示が可能になる。これによって本発明を
テレビモニタとして使用することができる(請求項
7)。
【0012】さらにカラーフィルタないし単色の光源を
使って三原色のそれぞれの像を別々のユニットで再生
し、これらの像を重ねて合成しフルカラー映像とするこ
とができる(請求項8)。この方法によれば、安価なモ
ノクロの液晶パネルを使ってフルカラー映像を再生する
ことができる。
【0013】本発明の表示器におけるリンドリカルレン
ズとして、リニアフレネルレンズを、そのレンズ面が内
側、すなわち透過光制御手段の側に向くように用いるこ
とで、シリンドリカルレンズの内面で全反射することに
よって生じる外光の映り込みを防ぐことができ、見やす
い表示を得ることができる(請求項9)。
【0014】また本発明の表示器では、回転軸の周り3
60度すべての方向から画像を見ることができるが、こ
れを利用して異なる角度から見る観測者に対して内容の
異なる画像を提供することができる。請求項10によれ
ば、二つ以上の内容の異なる画像を、ユニットの回転に
伴い、液晶パネル上で回転の進行方向と反対の端から、
進行方向に向かって垂直な境界線を持ちつつ順次切り替
えてゆくことで、観測する角度によって異なる画像が見
えるようにし、同時に複数の表示内容を表示することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1および請求項3
の実施例を、図1に斜視図をもって示し、図2に上方か
ら見た平面図をもって示す。図2ではケース2の上部の
カバーを除いた内部の様子を示している。さらに図3は
棒状光源6、透過光制御手段5、シリンドリカルレンズ
1からなるユニットの透視斜視図である。棒状光源6の
光は透過光制御手段5を透過後、シリンドリカルレンズ
1で水平方向に曲げられる。この光は図2の点線のよう
にシリンドリカルレンズ1から所定の距離を離れた位置
に集束される。さらに光源6を共有する同様のユニット
計3組がケース2内に納められ、図1のように台3に内
蔵されたモーターによって矢印4の方向に回転する。
【0016】本装置によって画像が見えるしくみを図4
によって説明する。黒塗り矢印9に示したユニットの回
転に伴い、光源光の一部が白抜き矢印の光路を通って観
測者の目13に達する。このとき透過光制御手段5上の
画像が水平方向に拡大されて見える様子を図5に示し
た。図5に示した通り透過光制御手段5の、図4中に示
した代表部分10,11,12が10’,11’,1
2’の様に広がり、結果として5’の様に拡大されて見
える。この像は10’,11’,12’の順で時間差を
もって見えるが、回転9が十分速く、さらに三つのユニ
ットが同じ画像を全く同様に再生すれば、短時間の繰り
返しによってほとんど点滅を感じない画像を見ることに
なる。また装置の対称性から明らかなように、この画像
は360度いずれの方向から見ても全く同じ様に見え
る。
【0017】図5における画像の拡大倍率は、回転軸と
シリンドリカルレンズ1の距離に比例し、またシリンド
リカルレンズ1の形状に依存する。レンズ断面が単純な
円弧である場合には、像の拡大倍率は透過光制御手段の
左右両サイドに向かって大きくなる非線形なものにな
る。この場合には、像が歪み無く再生されるように、像
を非線形な関数に従って水平方向に縮小した画像を透過
光制御手段上に形成しなければならない。さらに像の明
るさは像の拡大倍率に反比例するため、再生される像は
両サイドに向かって暗くなるという不都合も生じる。一
方シリンドリカルレンズ1の形状を、中央で曲率半径を
最も小さく、両サイドに向かって徐々に曲率半径を大き
くなるように最適化すれば、拡大倍率を一様にすること
ができる。このような最適化された断面形状をもつシリ
ンドリカルレンズを使えば、透過光制御手段上の画像の
作成が容易になり、像の明るさも均一になる。なお像の
拡大倍率は観測者と表示器の距離によっても異なり、観
測者が遠くなるほど大きくなるが、表示器の直径の数倍
以上の距離であれば像の横幅の変化は小さい。従って上
記のシリンドリカルレンズ形状の最適化は観測者が特定
の距離にいる場合について行えばよい。この計算はコン
ピュータを使えば容易に実施できる。
【0018】本実施例における棒状光源6は管径の小さ
い蛍光管が使われているが、直線状のフィラメントを持
つハロゲン球やクリプトン球などの線状光源も使うこと
ができ、この例のようにシリンドリカルレンズ1と透過
光制御手段5が接近して設置される場合には、水平方向
の幅がより狭い線状光源の方がむしろ好ましい。本実施
例では、さらに平面鏡7を上下に設置することで無限長
の光源に相当する照明光を得ている。これによって上下
方向の視野角が広がっている。なお図2に示されている
遮光板8は、シリンドリカルレンズ1を通して内部に侵
入する外光が再生像に影響しないようにするためのもの
であり、ケース2の壁面は外部、内部とも反射光の少な
い黒色である。
【0019】また本実施例における透過光制御手段5に
は、看板や表示板などの静止画像の表示のためには、水
平方向に所定の倍率で縮小した画像を記録した透過フィ
ルムを用いればよく、またテレビモニタのように動画を
表示する目的には液晶パネルを用いればよい。このとき
使用する液晶パネルは表示画像を水平方向に縮小したサ
イズでよいため、大面積の液晶パネルが製造技術の困難
さから高価である今日ではコスト的に有利である。
【0020】さらに図6は本発明のユニットを上下に二
層使って大きな画面を表示する実施例である。本表示器
では12角柱のケース15を上下二段に分割し、それぞ
れに6ユニットずつが振り分けられて、側面には上段の
シリンドリカルレンズ14Uと下段のシリンドリカルレ
ンズ14Lが見える。これらは台16の上で矢印17の
方向に回り、それぞれ画像の上半分と下半分を再生す
る。このとき上下段の表示範囲を少しだけオーバーラッ
プさせ、この部分で上段の像は下にゆくにつれて輝度を
下げ、下段の像は上にゆくにつれて輝度を下げ、結果と
して合成された像の輝度が一定となるように上下の像を
つなげれば、つなぎ目の目立たない美しい画像が形成で
きる。このように本発明のユニットを上下に多層に使え
ば、小さな透過光制御手段によって大きな画像を再生で
き、透過光制御手段に液晶パネルを使う際に有利であ
る。
【0021】次に本発明の請求項2の実施例を図7に示
す。ここではユニット部分のみが表されているが、全体
の外観は図1と同様であるので省略した。請求項2では
点光源21を光源とし、シリンドリカルレンズ18と透
過光制御手段19の内側に、水平方向の軸を持つシリン
ドリカルレンズ20が置かれている。点光源21の光は
シリンドリカルレンズ20で上下方向に集束されて観測
者の目にとどく。この点を除けば他の機能は請求項1と
同じである。なおシリンドリカルレンズ20の代わりに
球面レンズやフレネルレンズを用いることもできが、こ
れらは上下方向の集束機能だけでなく、水平方向の集束
機能も有しているため、これに合わせてシリンドリカル
レンズ18の設計を変更する必要がある。ここに用いら
れる点光源は縦に長いフィラメントを有するハロゲン球
であるが、点光源といってもこのように発光部分が縦に
細長い光源を使うのが上下の視野角を良好とするために
好ましく、他には同様のフィラメント形状のクリプトン
球や、メタルハライドランプやアークランプなどが適し
ている。また上下の視野角を更に改善するためには、透
過光制御手段19とシリンドリカルレンズ20の間に、
上下方向に光を拡散するレンチキュラーレンズを置くこ
とが有効である。
【0022】さらに図8は、請求項5によるユニット部
の実施例である。この例では点光源27の光はコンデン
サーレンズ26を通過後、透過光制御手段25を通り投
影レンズ24でフレネルレンズ23上に拡大投影され
る。投影光はフレネルレンズ23によって平行光に近い
形に集束され、さらにシリンドリカルレンズ22で水平
方向に曲げられる。これは前記の図1〜図3に示した実
施例の透過光制御手段5を透過光制御手段25の投影像
に置き換えるものであって、特にサイズの大きな画像を
得るために有効な方法である。ここではフレネルレンズ
23によって投影光が集束されるため、シリンドリカル
レンズ22を結像面から若干離すことができるが、この
距離dの逆数が、シリンドリカルレンズ22の焦点距離
fの逆数と、回転中心からシリンドリカルレンズ22の
距離rの逆数に等しくする、すなわち数1の関係が成り
立つようにすることで水平解像度の低下が少ない美しい
画像を得ることができる。
【0023】
【数1】
【0024】なお請求項5の表示器においては、投影像
を結ぶ位置に上下方向に光を拡散するレンチキュラーレ
ンズを置いて上下の視野角を改善することができる。こ
のときフレネルレンズ23は投影レンズ24のある側に
ずらして置けばよい。
【0025】本発明を液晶パネルを用いてテレビモニタ
として使う場合には、三原色の像をそれぞれ別個のユニ
ットで再生し、これらを重ね合わせてフルカラーの映像
を再生することができる。
【0026】図9は請求項8の実施例の平面図、図10
は同表示器の外観の斜視図、さらに図11はユニットの
一つを取り出した斜視図である。共通の棒状光源30の
光はそれぞれのユニットのカラーフィルタFR,FG,
FBを通って三原色の光となり、液晶パネル29R,2
9G,29Bを通った後シリンドリカルレンズ28で水
平方向に集束される。12角柱のケース31には各色の
ユニットが4組ずつ、合わせて12組が納められてお
り、台33の上で矢印34の様に回転する。各色の画像
は時間差をもって順次再生されるが、回転34が十分速
ければ意識されずに単一のフルカラー画像として認識さ
れる。液晶パネル29R,29G,29Bはモノクロの
液晶パネルで良く、高価なフルカラー液晶パネルを使わ
ずに済むため、このような表示器はコスト面で有利であ
る。本表示器は動画を表示することができ、テレビモニ
タとして使用できる。
【0027】本表示器において、シリンドリカルレンズ
28と透過光制御手段29の間の距離dの逆数が、シリ
ンドリカルレンズ28と回転軸間の距離rの逆数と、シ
リンドリカルレンズ28の焦点距離fの逆数の和に等し
くなるように、すなわち数1の関係が成り立つように各
部品の位置を調整することで水平解像度の高い良好な画
質を得ることができる。
【0028】本実施例を図11によってさらに詳しく説
明する。上記の理由によりシリンドリカルレンズ28と
透過光制御手段29がdだけ離れているため、これによ
って上下の視野角を狭めないために、シリンドリカルレ
ンズ28の縦幅L1は透過光制御手段29の縦幅L2よ
り大きくしてある。もしシリンドリカルレンズ28と透
過光制御手段29を密着して配置すればL1とL2はほ
ぼ等しくとることができるが、数1の関係が成り立たな
くなり、このとき見える画像の水平解像度は棒状光源3
0の横幅に比例するため、水平解像度を低下させないた
めにはより細い光源を使用しなければならない。
【0029】さらに本実施例では棒状光源30の長さL
3をL2より長くして、図3に用いられた平面鏡7を省
いている。
【0030】本実施例においては、図9の白抜き矢印3
2で示したような外光の全反射がコントラストを低下さ
せ、画質を劣化させる原因になる。このような全反射光
は、図14の白抜き矢印51のようにシリンドリカルレ
ンズのレンズ面を内側に向けた場合でも存在する。この
ような光を有効に防ぐためには、リニアフレネルレンズ
をレンズ面を内側に向けて使う方法がある。
【0031】図12の平面図および図13の斜視図は請
求項9の実施例を示したものであり、同時に請求項8の
他の実施例でもある。光源LR,LG,LBはそれぞれ
縦に一列に並んだ赤,緑,青の発光ダイオードで、透過
光制御手段36R,36G,36Bとリニアフレネルレ
ンズ35とともに三原色のユニットを構成している。本
表示器の全体の外観は図10とほぼ同じであるが、だだ
シリンドリカルレンズの丸みが無い点のみ異なってい
る。リニアフレネルレンズを使ったことで全反射による
映り込みは大幅に減少している。各ユニットに別個の光
源を持つため部品点数が増えやや複雑な構造になるが、
カラーフィルタでの損失が無い分、光の利用効率が高く
なっている。この実施例においても距離dとrは数1の
関係を満たすことが好ましい。
【0032】以上説明した液晶パネルを用いた本発明の
表示器においては、液晶パネルの制御法を工夫すること
で、単に同一の画像を全ての方向に向けて表示すること
にとどまらず、異なる角度に別の画像を振り分けて提供
することができる。
【0033】図14は、二つの画像を切り替えて別の角
度範囲に振り分ける方法を説明する図である。中央下部
には本発明の表示器の平面図を半分のみ示してあり、棒
状光源42、カラーフィルタ41、液晶パネル40、シ
リンドリカルレンズ39で構成されている。シリンドリ
カルレンズ39はレンズ面を内側に向けて取り付けられ
ているが、レンズ面を外に向けるよりも、こちらの方が
周辺部にて大きく光線を曲げることができ、結果として
画像の横幅を広くとることができる。レンズ面を外に向
ける場合には装置の横幅の70〜80%程度の画像を得
るのがせいぜいであるが、レンズ面を内側に向けた構成
なら装置幅の90%以上の画像を得ることも可能であ
る。さらにレンズ面をリニアフレネルレンズにすれば外
光の映り込みも防止できる。
【0034】本表示装置では、複数の画像を角度に振り
分けて再生するために、全ての液晶パネルに独立の制御
回路が設けられ、それぞれ異なる画像を形成できるよう
にしてある。43〜47に示した画像は、液晶パネルが
それぞれの位置にあるとき表示する内容を示したもの
で、わかりやすくするために水平方向に引き延ばしたも
のを表している。なお回転の進行方向、すなわち液晶パ
ネルの進行方向をFWとし、反対の側をBWで表した。
液晶パネル上の画像は回転するにつれて44のようにB
W側から切り替え始め、45,46のように徐々に境界
線がFW側に移動し、47では完全に切り替える。この
ようにすると境界線がちょうど中央に位置する角度48
を境にして、左側(BW側)では画像49が見え、右側
(FW側)では画像50が見えることになる。さらに図
に示されていない下半分の180度で、同様に画像50
から49への切り替えを行えば、二つの画像が180度
ずつに振り分けられることになる。これを全てのユニッ
トについて同様に行う。
【0035】図15は、同じ装置を使ってさらに多くの
画像を表示する方法を示すものである。回転に伴いBW
側からFW側に向かって液晶パネル上の画像を切り替え
てゆくことは同じであるが、52,54,56の画像に
二つの切り替えラインがあるように、一つの画像切り替
えが終わる前に次の画像切り替えを始めることで各画像
を小さな角度範囲に振り分ける。この例では角度57,
58を境に、観測される画像は59,60,61へと変
わってゆく。
【0036】また同装置でさらに細かく角度範囲を区切
って多数の画像を振り分けるとき、それぞれの画像に同
一の被写体の異なる角度から見た画像を割り振ることで
立体像を形成することができる。この方法によれば36
0度どの方向からも見ることができる立体像が形成でき
る。
【0037】
【発明の効果】本発明の表示器によって、360度どの
方向からも表示内容が同様によく見えるようになった。
さらに液晶パネルを使う本発明の表示器によって、36
0度どの方向からも見えるテレビモニタが実現できる。
加えて、見る角度によって異なる表示内容が見えるよう
に複数の画像を同時に再生するテレビモニタが可能にな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1による表示器の外形である。
【図2】図1の表示器の内部を上部から見た平面図であ
る。
【図3】図1の表示器のユニットの斜視図である。
【図4】図1の表示器の表示原理を説明する図である。
【図5】透過光制御手段上の源画像と目に見える画像の
関係を示す図である。
【図6】請求項1の他の実施例の外観である。
【図7】請求項2による表示器のユニットの斜視図であ
る。
【図8】請求項5による表示器のユニットの斜視図であ
る。
【図9】請求項8による表示器の内部を上部から見た平
面図である。
【図10】図9の表示器の外形である。
【図11】図9の表示器のユニットの斜視図である。
【図12】請求項8および請求項9による表示器の内部
を上部から見た平面図である。
【図13】図12の表示器のユニットの斜視図である。
【図14】請求項8による表示器を使い、請求項10に
記載の方法で二つの画像を切り替える例を説明する図で
ある。
【図15】請求項8による表示器を使い、請求項10に
記載の方法でさらに多くの画像を切り替える例を説明す
る図である。
【符号の説明】
1,14U,14L,18,22,28,39 ・・・
シリンドリカルレンズ 2,15,31,37 ・・・ ケース 3,16,33 ・・・ モーターを内蔵した台 4,9,17,34 ・・・ 回転方向 5,19,25,29R,29G,29B,36R,3
6G,36B,40 ・・・ 透過光制御手段 6,30,42 ・・・ 棒状光源 7 ・・・ 平面鏡 8 ・・・ 遮光板 10,11,12 ・・・ 透過光制御手段上の縦位置 5’ ・・・ 見える画像 10’,11’,12’ ・・・ 10,11,12の
像上の縦位置 13 ・・・ 観測者 20 ・・・ 上下に集束するシリンドリカルレンズ 21,27 ・・・ 点光源(ハロゲン球) 23 ・・・ フレネルレンズ 24 ・・・ 投影レンズ 26 ・・・ コンデンサーレンズ FR,FG,FB,41 ・・・ カラーフィルタ 32,51 ・・・ 外光の全反射 35 ・・・ リニアフレネルレンズ LR,LG,LB ・・・ 発光ダイオード 38 ・・・ 回転軸 43,44,45,46,47,52,53,54,5
5,56 ・・・ 透過光制御手段上の画像 48,57,58 ・・・ 画像の切り替わる角度 49,50,59,60,61 ・・・ 目に見える画
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/37 H04N 5/74 A H04N 5/74 9/31 C 9/31 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H091 FA26X FA34Z FA42Z FA45Z FD13 LA15 MA10 5C058 AA13 AA15 BA21 BA23 BA24 EA11 EA26 5C060 BC01 GA02 GB00 GB02 GB07 HC03 HC07 JB06 5C094 AA12 BA43 CA19 ED01 HA08 5G435 AA01 BB12 BB17 CC09 DD04 DD10 EE16 EE26 FF07 GG02 GG05 LL04 LL15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状あるいは線状の光源と、該光源から
    所定の距離をおいて置かれた、画像を形成する透過光制
    御手段と、該透過光制御手段を通過した光を受ける位置
    に、該光源と平行に置かれたシリンドリカルレンズから
    なるユニットを少なくとも一つ以上、該光源およびシリ
    ンドリカルレンズと平行な回転軸を中心に該シリンドリ
    カルレンズを外に向けて回転させることを特徴とする表
    示器。
  2. 【請求項2】 点光源と、該光源から所定の距離をおい
    て置かれた画像を形成する透過光制御手段と、該透過光
    制御手段を通過した光を受ける位置に置かれたシリンド
    リカルレンズと、該光源と該透過光制御手段の間に置か
    れた、該シリンドリカルレンズの軸と平行な方向に光を
    集束する機能を有するレンズからなるユニットを少なく
    とも一つ以上、該シリンドリカルレンズと平行な回転軸
    を中心に該シリンドリカルレンズを外に向けて回転させ
    ることを特徴とする表示器。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2において、各ユ
    ニットの光源を回転軸の位置に置かれた一つの光源で共
    有することを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載
    の表示器。
  4. 【請求項4】 請求項1および請求項2におけるシリン
    ドリカルレンズと透過光制御手段の間の距離の逆数が、
    シリンドリカルレンズと回転軸間の距離の逆数と、シリ
    ンドリカルレンズの焦点距離の逆数の和に等しいことを
    特徴とする請求項1〜請求項3に記載の表示器。
  5. 【請求項5】 点光源をバックライトとし、透過光制御
    手段の像を拡大投影する投影機と、該投影光が結像後に
    入射する位置に置かれたシリンドリカルレンズからなる
    ユニットを少なくとも一つ以上、該シリンドリカルレン
    ズと平行な回転軸を中心に該シリンドリカルレンズを外
    に向けて回転させることを特徴とする表示器。
  6. 【請求項6】 請求項5におけるシリンドリカルレンズ
    と投影像の間の距離の逆数が、シリンドリカルレンズと
    回転軸間の距離の逆数と、シリンドリカルレンズの焦点
    距離の逆数の和に等しいことを特徴とする請求項5に記
    載の表示器。
  7. 【請求項7】 透過光制御手段が液晶パネルであること
    を特徴とする請求項1〜請求項6に記載の表示器。
  8. 【請求項8】 カラーフィルタないし単色の光源を使っ
    て、三原色のそれぞれの像を別個に再生する三種のユニ
    ットを、少なくとも一セット以上、同一軸で同一軌道上
    を回転させることでフルカラーの映像を再生することを
    特徴とする請求項7に記載の表示器。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2および請求項5にお
    けるシリンドリカルレンズとして、リニアフレネルレン
    ズを、そのレンズ面が内側、すなわち透過光制御手段の
    側に向くように用いることを特徴とする請求項1〜請求
    項8に記載の表示器。
  10. 【請求項10】 請求項7および請求項8に記載の表示
    器において、二つ以上の内容の異なる画像を、ユニット
    の回転に伴い、液晶パネル上で回転の進行方向と反対の
    端から、進行方向に向かって垂直な境界線を持ちつつ順
    次切り替えてゆくことで、観測する角度によって異なる
    画像が見えるように、同時に複数の表示内容を表示する
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2445387A (en) * 2007-01-03 2008-07-09 Jacob Ezra Optical projection image generator using light source within rotating cylinder
GB2471505A (en) * 2009-07-02 2011-01-05 Jacob Ezra Passive polarised 3D stereoscopic projection system with rotatable coloured polarising drum

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GB2445387A (en) * 2007-01-03 2008-07-09 Jacob Ezra Optical projection image generator using light source within rotating cylinder
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