JPH05196782A - 制御棒の位置決定方法及び装置 - Google Patents

制御棒の位置決定方法及び装置

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JPH05196782A
JPH05196782A JP4208875A JP20887592A JPH05196782A JP H05196782 A JPH05196782 A JP H05196782A JP 4208875 A JP4208875 A JP 4208875A JP 20887592 A JP20887592 A JP 20887592A JP H05196782 A JPH05196782 A JP H05196782A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定の炉内検出器を用いて発生される現在の
或は基準信号パターンから創成された偏差符号データベ
ースを用いて原子炉の制御棒の軸方向位置を決定する。 【構成】 偏差符号データベースは、制御棒に対する軸
方向偏差位置を仮定し、仮定位置に対する予想検出器信
号を計算して較正基準からの予想信号偏差を対応の予想
制御棒位置と共に記憶することにより創成される。検出
器応答の変化を検出した場合、基準からの現在の偏差を
用いて、符号データベースにおける偏差の符号分析を行
い最も近い一致を探索する。最も近い一致を用いて、各
仮定される増分運動に対する予想応答偏差を計算し、そ
れを実際の応答偏差と比較することにより、正確な制御
棒位置を増分的に探索する。探索過程で実際の制御棒位
置を通過した場合に、最後に仮定した棒位置を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【発明の分野】本発明は、原子炉の炉心における任意の
制御棒及び全ての制御棒の挿入度或は軸方向位置を、多
数の位置固定の中性子又はガンマ線検知炉内検出器の出
力信号を分析することによって決定するための方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【関連技術の説明】原子炉の炉心内の制御棒の位置を知
ることは、原子力発電プラントの安全運転だけでなく、
運転認可を継続するための法令上の要件にとって本質的
に重要な事項である。安全棒、グレイ棒(gray rods)、
シム棒及び排除棒及び本来的な意味での「制御」棒を含
んでいる制御棒における現在の制御棒位置は、2つの異
なった測定で決定することができる。
【0003】第1の方法においては、制御棒駆動軸が貫
通してその中で上下動する原子炉容器の頂部に装着され
たコイルスタックが使用されている。このコイルスタッ
クにより発生される磁気インピーダンス誘起電圧は、コ
イルスタック内に常時存在する制御棒駆動軸の長さに比
例するので、制御棒の位置は、各コイルスタックの出力
電圧に基づいて推定することができる。この方式により
指示される制御棒位置は時として問題になり得る。一般
に、コイルスタック・インジケータにより指示される起
動時の制御棒位置は、インジケータが有効であることを
検証するために、ステップ・デマンド・カウンタとの対
比でチェックされる。例えばコイルスタックが機械的或
は電気的故障が原因で動作しないために棒位置の検証を
行うことができない場合には、棒位置を指示するための
中性子束マッピングを行うことができる。目標とする棒
の位置を検証することができない場合には、棒位置イン
ジケータは動作不能であると考えねばならない。複数の
制御棒について、このような動作不能が考えられる場合
には、通常、原子炉の運転停止が必要になる。
【0004】第2の棒位置測定方法によれば、米国特許
第4,927,594号明細書に記載されているように、
棒基準位置に対する制御棒位置の変化を測定するため
に、炉心出口熱電対及び入口温度検出器を用いて炉心出
力分布のエンタルピー上昇偏差が求められる。この場
合、エンタルピー偏差は、棒位置と関連して変化するの
で、棒位置の変化を偏差の大きさに基づいて求めること
が可能である。そして、この変化分を基準棒位置に加算
することにより、実際の棒位置を測定することができ
る。この第2の方法によるシステムで測定される棒位置
の精度は、不必要な原子炉の運転停止を回避するために
可能な限り高い信頼性を以て棒位置の指示をオペレータ
に与えることができるように、更に改善したり補充する
必要がある。
【0005】
【発明の概要】本発明の目的は、原子炉の炉心における
制御棒の軸方向位置を測定するための改良された方法を
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、慣用の制御棒位置指
示システムを補充して、原子力発電プラントのオペレー
タが制御棒位置の種々の確認を行うことを可能にするこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、制御棒位置及び分布
異常の検出を可能にする出力分布符号発生システムを提
供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、固定の炉内検出器
の応答における変動(偏差)に対する符号分析を行うこ
とによって制御棒位置を測定することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、全出力状態或は
定常状態にない場合の原子炉変動中の制御棒位置を測定
することにある。
【0010】本発明の他の目的は、IEEE(アメリカ
電気電子技術者協会)又はANSI(アメリカ国立標準
協会)規格により定義されている防護等級(protection g
rade)の制御棒位置指示システムを提供することにあ
る。
【0011】上述の目的は、先ず、現在の炉心状態に関
連する固定の炉内検出器応答符号データベースを創成す
ることにより制御棒位置を測定する装置により達成する
ことができる。炉心の熱中性子或はガンマ線束分布摂動
が検出された場合には、データベースを走査して一致を
検索することにより関連の制御棒配列もしくはコンフィ
ギュレーション(configuration)を求める。一致が見
い出された場合には、制御棒位置が判る。一致が見い出
されない場合には、最も近い、即ち、最近似の制御棒配
列を、制御棒位置を決定するための検索を行うための基
準位置として用いる。
【0012】上述及び他の目的や利点は、添付図面を参
照しての以下の構成や詳細に関する説明から明らかにな
るであろう。尚、図面中同じ参照数字は同一もしくは類
似の部分を指すものとする。
【0013】
【好適な実施例の詳細な説明】制御棒を原子炉の炉心内
に挿入すると、炉心内の軸方向及び半径方向の出力分布
に変化が生ずる。この出力分布の変化は、炉心内の固定
位置に取り付けられている中性子又はガンマ線検出器か
らの信号の変化に相関することができる。本発明は、棒
位置を指示するために、設定されている電流基準値から
の固定炉内検出器信号の測定偏差を利用し、該偏差を棒
の軸方向位置と相関することにある。本発明は、棒位置
を決定するために、IEEE又はANSI規格により定
められているようなオンライン実時間監視等級の情報シ
ステムを提供するものであり、適切な品質保証で、防護
等級の自動原子炉保護システムを提供するものである。
【0014】本システムは先ず、制御棒が現在既知の基
準位置にある時に発生される既知の固定炉内検出器信号
パターンから出発する。この既知のパターンもしくは棒
配列から、増分量及び配列を変える際の原子炉内の制御
棒の運動を想定もしくは仮定することにより符号データ
ベースを創成し、符号分析(signature analysis)に用
いる炉内検出器信号偏差パターンを創成する。これは、
可能な配列の内の1つの配列における可能な位置の内の
1つの位置への制御棒の運動を想定もしくは仮定し、予
想される検出器応答を求め、磁気ディスクのような固定
記憶装置内に当該配列において発生されるであろうとこ
ろの固定炉内検出器信号の予想変化もしくは偏差を記憶
することにより達成することができる。次いで、システ
ムは、当該配列において新しい位置への棒の運動を仮定
し、基準信号に対する固定炉内検出器信号の予想偏差も
しくは変化分を再び記憶する。当該配列における全ての
棒位置での予想固定炉内検出器信号偏差を記憶したなら
ば、システムは、次の配列に対して同じ動作を遂行し、
各配列における各棒位置について予想固定炉心内中性子
検出器信号偏差パターンが格納するまでこの動作を繰り
返す。各仮定位置間における棒位置の間隔、即ち、棒位
置付けステップの数は、正確な棒位置に対する検索を容
易にするようなデータベースを創成することができるよ
うに、固定のステップ数で表される。符号データベース
は、原子力発電プラントの運転中に定期的に更新され
る。ここで、「定期的に」とは、原子力発電プラントが
基底負荷モードにある場合には1日に1回を意味し、負
荷変動中或は負荷変動追従モード中は15分毎に1回を
意味することができる。
【0015】符号データベースが創成されたならば、1
個又は2個以上の炉内検出器応答が現在の基準応答から
偏差したり或は熱電対応答が現在の基準応答から偏差し
ている場合に、最近似の一致もしくはマッチが存在する
か否かに関して符号データベースを走査し、存在する場
合にはそれが棒位置を指示する。他方、最近似の一致が
存在しない場合には、それに最も近い配列を出発点とし
て用いて、正確な棒位置を見い出すための検索を行う。
次いで、この正確な棒位置を、コイルスタック装置或は
熱電対装置によって測定された棒位置と比較する。
【0016】本システムは、図1に示すように原子炉の
炉心10内での偏差測定を行う。同図に示してあるよう
に、制御棒12は炉心出力を制御するために制御系14
により炉心10内に挿入されている。アナログ制御棒位
置指示系16は、前述のように、磁気的に制御棒位置信
号を発生する。これ等の位置信号は制御棒位置検出系1
8に供給され、該制御棒位置検出系18は、上記制御棒
位置信号と、炉心内にある固定炉内検出器ストリング2
0によって発生される信号との相関を取る。該検出器ス
トリング20は、慣用の6個のセグメント検出器から構
成することができる。また、制御棒位置検出系は、アナ
ログ棒位置指示系16により供給される位置信号に代わ
る信号として或は該位置信号を補充する信号として、米
国特許第4,927,594号明細書に開示されているエ
ンタルピー上昇偏差型制御棒位置検出系からの位置信号
をも受けることができる。データベースを創成する機能
を遂行するばかりではなく後述する計算を行うのに適し
たコンピュータシステムは、ウエスチングハウス社の商
用核燃料部(Commercial Nuclear Fuels Division)か
ら、“BEACON”システムと関連して入手可能であ
る。
【0017】本発明は、軸方向に分布された少なくとも
一つの固定炉内検出器ストリングが炉心内の各制御棒場
所の近傍に位置するように、固定の炉心内熱中性子もし
くはガンマ線検知検出器ストリングを原子炉の炉心内に
配置することを要件とする。また、検出器ストリング
は、各関連の制御棒に対し、チェスで定められているキ
ングの動きに相当する領域内に配設するのが好ましい。
このような構成で、炉心内の固定炉内検出器の三次元配
列により発生される出力信号のパターンに基づいて、炉
心の放射性領域内における任意の個々の制御棒或は組織
化された制御棒バンクもしくは制御棒配列の挿入路を決
定することが可能であり且つ実際的でもある。制御棒が
炉心内で移動すると、炉心内の検出器からの信号を利用
して、図2のA及び図2のBに示すように、炉心の各軸
方向区分毎に予め記憶されている現在の検出器信号基準
パターンからの偏差を求めることができる。偏差は、炉
心内に異常が生起していることを指示する。尚、図2の
A及び図2のBには、4つの制御棒場所30〜36及び
5個の固定炉心内中性子検出器ストリング38〜46が
示されている。各ストリングは、典型的に、炉心を6つ
の軸方向の異なったレベルに分割することができるよう
に、6つの区分から構成されているが、用いられる炉心
モデルに依存して、別の又は異なった仕方で炉心を軸方
向区分を用いて領域に分割することも可能である。図2
のA及び図2のBには、例えば、最初の区分、即ち、最
上位及び最後の区分もしくは最下位の検出器38〜46
により検出される基準信号パターンからの偏差の典型的
な輪郭が示されている。これ等の図に示した状態におい
ては、制御棒は、炉心内に向かい部分的にのみ移動され
ている。従って、図2のAには偏差パターンが示してあ
るが、図2のBには偏差パターンは現れない。このよう
な偏差輪郭パターンは、一般に、複数の検出器区分を有
する検出器ストリング内の最高位及び最下位検出器と関
連するレベルを表すものである。典型的な偏差輪郭パタ
ーンに基づいて、システムは、制御棒が当該レベルにま
で挿入されたか否か、制御棒が当該レベル内に充分に挿
入されたか否か、制御棒が例えば当該レベルの30%、
50%或は70%に挿入されたか否かを判定することが
できる。
【0018】図3に示すように、本発明の方法を実施す
る上の第1番目の段階では、参照数字70で示すよう
に、基準として用いられている制御棒位置ばかりではな
く、出力レベル、入口冷却材温度等を含む現在の炉心状
態のサンプリングを行う。現在の炉心状態のサンプリン
グの後、システムは、上述の“BEACON”システム
のような炉心分析ツールのルーチン較正を行う(ステッ
プ71)。この種の炉心出力分布分析システムは、原子
炉冷却材系圧力及び炉心入口温度、原子炉出力レベル及
び制御棒挿入配列並びに或る種の他の炉心出力分布パラ
メータのような或る種のシステムパラメータの記述入力
を与えられた場合に、固定の炉心内中性子又はガンマ線
検出器の予想応答を計算或は算出する能力を有してい
る。較正ステップ71においては、予想もしくは予測炉
内検出器応答の計算が行われる。計算で求めた応答と測
定で求めた応答とが所定のトレランス範囲内で一致して
いない場合には、慣用の制御棒位置指示系は動作不能で
あると宣言され、分析ツールの調整を行わなければなら
ない。他方、充適な一致が存在する場合には、測定応答
及び計算で求めた応答を記憶する。これ等の2つの測定
検出器応答及び計算検出器応答を記憶しなければならな
い理由は、2種類の偏差測定を行う必要があるからであ
る。この場合、第1の偏差測定では、計算基準分析から
の計算検出器応答の偏差の測定であり、第2の測定は、
測定分析からの測定検出器応答の偏差の測定もしくは確
定である。そして、比較は絶対値ではなく偏差を用いて
行なわれるので、上記2つの基準分布を記録しておく必
要がある。偏差データベースが構築されたならば、計算
基準応答分布を放棄することができる。
【0019】次に、システムは、計算応答偏差が所定の
制御棒配列において何を表すかを決定するための計算ル
ープを開始する。上記所定の配列には、例えば、制御棒
バンクDが10段階もしくは10ステップだけ深く挿入
されているとか或は挿入されていない等のような通常の
運転で予測される制御棒位置の変化が含まれる。また、
上記所定の配列には、例えば、制御棒バンクDの50ス
テップ分の挿入或は引出し及び100ステップ分の挿入
或は引出し、そしていずれの場合にも制御バンクCがプ
ログラミングされた重なりを維持するような重なりバン
ク位置の制御における予想される変動も含まれる。この
ような配列は、負荷の部分的損失或は他の擾乱の結果と
して起こり得る。また、制御棒駆動系に起こり得る故障
モード、例えば、制御棒の落下或は制御されない制御棒
の挿入/引出しのような故障モードから予測することが
できる他の所定の配列も含まれる。これ等の配列毎に、
変動或は摂動に対する炉心の偏差応答が求められる。こ
の段階では、制御棒位置の小さい変動をもたらす計算上
の臨界を設定するために、ホウ素濃度或は平均冷却材温
度に基づく配列の探索並びに例えば由々しく摂動する配
列において臨界を維持するための出力レベルの探索が含
まれる。予測される配列に対するこの探索は次の理由か
ら必要である。即ち、制御棒群の制御されない挿入或は
引出し又は逆に原子炉のトリップを伴わない負荷の部分
的損失のような「大きな」擾乱事象においては、自動制
御系が、減少出力レベル或は零出力において臨界を維持
すべく一次系の状態の調整を行うからである。従って、
制御系が、部分負荷損失を検出したと判断すれば、該制
御系は炉心出力を減少する方向に制御棒を走行する。従
って、上記の探索は、自動制御系の予測可能な挙動をも
反映すべきである。自動制御系の応答が予想されている
応答でない場合には、原子炉のトリップが起こり、制御
棒位置の問題は無くなる。全ての制御棒が挿入されるか
らである。
【0020】用いるべき所定の配列は、炉心の設計及び
制御棒系に依存する。当該技術分野の原子炉安全過渡分
析技術者にとっては、特定の原子炉に対する配列を開発
することは可能であろう。
【0021】各配列毎に、システムは、計算ステップの
検出器信号と、予測もしくは計算で求められた信号との
間の差即ち偏差を計算する(ステップ72)。即ち、シ
ステムは、分析的に予測された現在の応答と、分析的に
予想される応答との間の予想偏差を算出する。予想検出
器応答偏差の計算(ステップ72)は、炉心分析ツール
を用いて行われる。予想検出器応答偏差が計算で求めら
れたならば、制御棒位置及び予想応答偏差を符号データ
ベースに記憶する(ステップ74)。基準からの予想可
能な全ての制御棒配列が決定されない場合には(ステッ
プ76)、仮定制御棒配列を増分して(ステップ7
8)、次の符号を計算する。全ての配列が計算されたな
らば、システムは、次の定期的更新時まで待機する(ス
テップ80)。
【0022】符号データベースの創成後、システムは、
図4に示す監視ループに入り、基準からの出力分布の偏
差を探す。このループは、少なくとも毎分一回実行され
る。このループにおいて、システムは、固定炉内検出器
応答(又は別法として熱電対応答)の出力をサンプリン
グし(ステップ90)、次いで較正ステップで記憶した
基準応答に対し現在の応答を比較する(ステップ9
2)。応答が、予想しなかった仕方で変化していない場
合には、システムは、次の偏差検出動作を遂行する時点
まで待機する(ステップ94)。現在の測定固定炉内検
出器応答と記憶されている測定固定炉内検出器応答との
比較から、炉心出力分布が検出可能な程度に変動したこ
とが示された場合、即ち、少なくとも幾つかの固定炉内
検出器応答が、信号対雑音比等にもよるが、1%のよう
な所定のトレランス及び技術仕様書限界(Technical Spe
cifications Limits)を越えて変動したことが上記比較
から明らかになった場合には、システムは、第3図と関
連して説明したように、創成されたデータベースにおけ
る偏差符号の分析を開始して、固定炉内検出器応答にお
ける観察された変動を招来した制御棒配列を決定する。
これと関連して、米国特許第4,637,910号明細書
には、適当であると考えられる1つの符号分析方法が記
載されている。符号分析中、特に、偏差から変動が検出
された場合には、システムは、運動した制御棒或は制御
棒バンク及びその運動の方向を決定することができる
(ステップ96)。例えば、バンクだけの運動に比較し
て、単一の制御棒だけの運動(制御棒の降下)は、非常
に異なった検出器信号偏差パターンを発生する。挿入の
方向は、信号の変化の方向に基づいて決定することがで
きる。一般に、炉心内へと制御棒を運動すると、当該制
御棒の近傍に位置する検出器の応答信号の大きさが減少
し、他方、制御棒を引き出す方向に運動すると、当該制
御棒の近傍における検出器の応答信号の大きさは増加す
る。しかし、検出器がガンマ線感度を有し、制御棒が銀
−インジューム−カドミウム或はハフニウムである場合
には、上述とは逆も真である。
【0023】検索中、システムは、現在の検出器応答偏
差に最も近い符号を選択する(ステップ98)。この選
択は、単純な偏差の大きさの比較により行うことができ
る。選択された符号が一致した場合には(ステップ10
0)、制御棒位置が出力される(ステップ102)。一
致が見い出されない場合には、予想偏差及び観察された
偏差に最も近似的に一致する棒配列が、固定炉内検出器
応答に観察された変動をもたらした制御棒配列における
変動の信頼性の高い指示を与えることになる。この制御
棒配列から、分析ツール(上述の“BEACON”)を
用いて、関連の方向における識別された制御棒バンク或
は個々の制御棒の位置の変化範囲を計算する。各計算に
おいて、システムは、較正ステップ71で記憶する計算
応答偏差を算出する。特に、システムは、最も近い制御
棒配列で出発して、現実の検出器応答に向かう方向にお
ける最も近似した棒位置からの増分運動を仮定する(ス
テップ102)。この探索に対する増分は、符号間のス
テップ数に依存し、そしてこのステップ数は、既に述べ
たように、バンク並びに運動中におけるバンクの組合せ
に依存する。例えば、運動が内向きであって、最も近似
する符号が更に内向きであることを示す場合(即ち、或
る炉心軸方向領域における予想応答が実際の応答よりも
小さい場合)には、システムは、基準の制御棒位置から
更に内向きの増分的仮定制御棒運動を行う。この増分さ
れた仮定制御棒位置を用いて予想検出器応答偏差を計算
する(ステップ104)。この計算は、図3における計
算に用いた分析ツールにより行なわれ、出力レベル、入
口冷却材温度等に対する現在の炉心状態が用いられる。
予想応答における偏差を、観察された偏差と比較し(ス
テップ106)、一致が存在するか極めて高い近似が存
在するかを判定する。一致が存在しない場合には、シス
テムは、計算予想応答偏差が実際の応答偏差に接近して
いるか否か、即ち差が減少しているか否かを判定する
(ステップ108)。上記の差が減少していない場合に
は、このことは、システムが検索において実際の制御棒
位置を通り過ぎたことを意味し、時間的に最後の予想位
置を出力する(ステップ102)。固定炉内検出器応答
に変動を齎らした制御棒位置変動を求めるために、上に
述べた増分的検索方法の代わりに、補間法を用いること
ができよう。
【0024】本発明は、制御棒位置付けの絶対的或は相
対的制御棒位置のような二次的結果ではなく、局在出力
フラックス分布に対する影響であるところの制御棒位置
付けの一次的影響を扱う点で、従来の制御棒挿入判定方
法を凌駕する独特な利点を有する。従って、所与の深さ
に挿入された1本又は複数本の制御棒の効果として、局
所原子炉出力密度に局部的変化が生じた場合には、この
局部的変化は、近傍に存在する固定炉内検出器により検
出され本発明のシステムに伝達される。また、所与の深
さに挿入された1本又は複数本の制御棒の効果が、例え
ば、制御棒を炉心頂部近傍における低効果領域に挿入し
た場合のように重要性が小さい場合には、固定炉内検出
器は殆ど影響を受けない。これに対して、制御棒位置付
けにおける絶対誤差に基づく現用の技術仕様書(Techni
cal Specifications)では、出力減少或は最悪の場合原
子炉の運転停止がもたらされる。本発明によれば、効率
的な原子炉運転に対する不必要な干渉を回避することが
できる。
【0025】本発明の多くの特徴や利点は、上の詳細な
説明から明らかであり、これ等の特徴や利点は、本発明
の精神及び範囲に入る限りにおいて、全て本発明により
包含されるものである。更に、当業者には数多の変更や
変形を容易に想到することが可能であるので、本発明を
ここに開示した構造や動作そのものに制限する意図はな
く、従って、あらゆる適当な変更や均等物を本発明の範
囲から逸脱することなく適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される原子炉系の構成を示す概
念図である。
【図2】 A及びBは、基準中性子密度パターンからの
偏差の典型的な輪郭を図解する図である。
【図3】 符号データベースを創成するために本発明で
遂行される一連の動作を示すフローチャートである。
【図4】 符号データベースを用いて制御棒位置を決定
するために本発明に従い行われる一連の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…炉心、12…制御棒、14…制御系、18…制御
棒検出系、20…固定炉内検出器ストリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・デイビッド・ヘーベル アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、アー ウィン、リジー・ドライブ 134 (72)発明者 ルイス・リチャード・グロブマイヤー アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、アー ウィン、バーンズ・レイク・ロード 8961

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の炉心における制御棒のための軸
    方向位置決定装置であって、 固定の炉内検出器と、 該炉内検出器により現在の制御棒位置において発生され
    る基準検出器応答から、仮定制御棒位置に対する予想検
    出器応答偏差の応答符号データベースを創成するための
    符号手段と、 前記応答符号データベースを走査して、前記予想検出器
    応答偏差と、前記制御棒が移動した制御棒位置に存在す
    る状態で前記炉内検出器により発生される現在の検出器
    応答偏差との間の符号一致を検索することにより、前記
    制御棒の移動した制御棒位置を決定するための制御棒位
    置決定手段と、 を含む制御棒の軸方向位置測定装置。
  2. 【請求項2】 固定の炉内検出器を用いて原子炉の炉心
    における制御棒の位置を決定するための制御棒位置決定
    方法であって、 (a)予想検出器応答偏差及び対応の制御棒位置の符号
    データベースを創成し、 (b)検出器信号偏差を発生する検出器信号の変化を検
    出し、 (c)前記検出器信号偏差と前記予想検出器応答偏差と
    の間の一致に関し前記符号データベースを走査検索し、 (d)一致が生じた時に対応の制御棒位置を出力し、 (e)前記検出器信号偏差と前記予想検出器応答偏差と
    の間における最も近似した一致を選択して最も近似した
    制御棒位置を決定し、 (f)所定のステップ運動により前記最も近似した制御
    棒位置を増分して増分位置を発生し、 (g)前記増分した制御棒位置から計算検出器応答偏差
    を求め、 (h)前記計算検出器応答偏差が前記検出器信号偏差と
    一致する場合に前記増分した制御棒位置を出力する、 諸ステップを含む制御棒の位置測定方法。
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