JPH05196516A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH05196516A
JPH05196516A JP892292A JP892292A JPH05196516A JP H05196516 A JPH05196516 A JP H05196516A JP 892292 A JP892292 A JP 892292A JP 892292 A JP892292 A JP 892292A JP H05196516 A JPH05196516 A JP H05196516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
cylinder
shaft
torque detection
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP892292A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fujiwara
啓二 藤原
Mamoru Murashima
守 村島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP892292A priority Critical patent/JPH05196516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク伝達軸に負荷されるトルク以外の外力
の影響を受けることなくトルクのみを検出し、高精度化
を実現するトルク検出装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 中空円筒状で外周面に磁歪を有するアモルフ
ァス合金薄帯1を嵌合接着しかつ両端が回転可能に支持
されたトルク検出円筒2と、このトルク検出円筒2の内
側にトルク伝達軸3を備え、トルク検出円筒2の端部内
周面をトルク伝達軸3の外周面12軸方向に摺動可能に
支持し、前記トルク検出円筒2の中間内周面とトルク伝
達軸3との間に隙間7を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力伝達機構におい
て、伝達動力を検出するトルク検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルク検出装置は、トルク伝達軸
の軸表面ひずみを検出する装置が主流となっている。従
来のこの種のトルク検出装置について図4を参照しなが
ら説明する。
【0003】図に示すように、トルク検出軸11に磁歪
を有するアモルファス合金薄帯12を嵌合接着し、前記
アモルファス合金薄帯12に対応するトルク検出コイル
13をケース14内に設け、前記トルク検出軸11をラ
ジアル軸受15により前記ケース14に回転可能にかつ
スラスト方向に位置規制をして支持された構成になって
いた。上記のように構成された磁歪を利用したトルク検
出装置の作用について以下に説明する。トルク検出軸1
1にトルクを印加すると、軸表面に長手方向に対し45
°方向に引張応力と−45°方向に圧縮応力が発生し、
それにより、トルク検出軸11に接着されたアモルファ
ス合金薄帯12の透磁率が変化する。それを外周面近傍
に配置したトルク検出コイル13のインダクタンスの変
化として電気的にトルクを検出するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、トルク検出軸11にスラスト力
が負荷されると、軸表面に引張応力または圧縮応力が発
生し、トルク以外による応力変化でアモルファス合金薄
帯12の透磁率が変化し、トルク検出コイル13のイン
ダクタンスが変化してしまう問題があった。
【0005】また、トルク検出軸11に曲げモーメント
が負荷された場合においても同様な変化が発生する。従
って、トルク検出軸11に、引張,圧縮,曲げ等の外力
が負荷されると純粋なトルクのみを検出することができ
ず、トルク検出精度を高めることができないという問題
があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するもので、ト
ルク伝達軸に負荷されるトルク以外の外力の影響を受け
ることなくトルクのみを検出し、高精度化を実現するト
ルク検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトルク検出装置
は上記目的を達成するために、中空円筒状で外周面に磁
歪を有するアモルファス合金薄帯を嵌合接着しかつ両端
が回転可能に支持されたトルク検出円筒と、このトルク
検出円筒の内側に設けられるトルク伝達軸とを備え、前
記トルク検出円筒の両端内周面とトルク伝達軸の外周面
に軸方向に摺動可能に支持し、前記トルク検出円筒の中
間内周面を前記トルク伝達軸との間に隙間を形成するよ
うに構成する。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、トルク伝達軸
とトルク検出部であるトルク検出円筒状のアモルファス
合金薄帯を分離し、引張・圧縮力,曲げ等の外力を摺動
部とトルク伝達軸で吸収させることにより、伝達される
トルクのみを検出することができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例のトルク検出装
置について、図1を参照にしながら説明する。
【0010】図に示すように、円筒表面にアモルファス
合金薄帯1を嵌合接着したトルク検出円筒2の内側にト
ルク伝達軸3を設け、前記トルク検出円筒2の外周近傍
のケース4内にトルク検出コイル5を配置し、トルク検
出円筒2は両端をラジアル軸受6で前記ケース4に対し
回転可能に支持され、両端部内面にスプラインを設けト
ルク伝達軸3と軸方向に摺動可能に設け、中間部内面に
隙間7を形成して構成する。
【0011】以上のように構成された第1実施例である
トルク検出装置は、トルクを印加するとトルク伝達軸3
に伝達されたトルクがスプラインを経てトルク検出円筒
2に伝わり、円筒表面に接着されたアモルファス合金薄
帯1に応力を与え、透磁率が変化しトルク検出コイル5
でインダクタンスの変化としてトルクを電気的に検出す
ることができる。そして、トルク伝達軸3にスラスト力
として引張または圧縮力が負荷された場合には、トルク
検出円筒2に対し、軸方向に微小寸法だけ伸び縮みす
る。ところがトルク伝達軸3はトルク検出円筒2に対
し、軸方向に摺動可能に支持されているためトルク伝達
軸3の伸び縮みは、トルク検出円筒2に影響を与えな
い。また、トルク伝達軸3に曲げモーメントが負荷され
た場合には、トルク検出円筒2がケース4に支持された
スプラインの係合部を支点にトルク検出円筒2の隙間7
を設けた部分で湾曲するため、トルク検出円筒2に影響
を与えない。すなわち、トルク伝達軸3に外力が負荷さ
れても、トルク検出円筒2にその影響を与えることなく
トルクのみを伝達することができる。従って、トルクの
検出精度を高めることができることとなる。
【0012】(実施例2)以下本発明の第2実施例につ
いて図2を参照しながら説明する。なお、第1実施例と
同一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
図に示すようにトルク伝達用のトルク入力軸3aと、ト
ルク出力軸3bをトルク検出円筒2aで分離し、前記ト
ルク入力軸3aとトルク出力軸3bは同軸上で互いに回
転可能に軸受6bで支持され、かつ、トルク検出円筒2
aとスプラインで係合した構成にしてある。以上のよう
に構成されたトルク検出装置は、第1実施例と同様にト
ルク入出力軸に負荷されるトルク以外の外力がトルク検
出円筒2aに影響を与えることがなく、更にスプライン
のがたつきによる影響を受けないこととなる。
【0013】次に、図3は本発明のトルク検出装置をね
じ締めドライバーに取り付けた状態を示すもので、8は
本発明のトルク検出装置で、9はねじ締め用ドライバー
で、10はねじ締めビットである。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
は、中空円筒状で外周面に磁歪を有する金属を設けかつ
回転可能に支持されたトルク検出円筒と、このトルク検
出円筒の内側にトルク伝達軸を備え、前記トルク検出円
筒の内周面とトルク伝達軸の外周面を2カ所で軸方向に
摺動可能に支持し、それ以外は隙間を設け、トルク検出
円筒の回転可能に支持された内周面にトルク伝達軸との
支持部を設けたことにより、トルク検出円筒はトルク伝
達軸に負荷されるトルク以外の外力の影響を受けること
なくトルクのみを検出することができ、トルク検出精度
の高精度化を実現することができるトルク検出装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施例のトルク検出装置の
縦断面図 (b)同第1実施例のトルク検出装置の横断面図
【図2】同第2実施例のトルク検出装置の縦断面図
【図3】同トルク検出装置をねじ締めドライバーに組み
込んだ状態を示す側面図
【図4】(a)従来のトルク検出装置の縦断面図 (b)同トルク検出装置の横断面図
【符号の説明】
1 アモルファス合金薄帯 2 トルク検出円筒 3 トルク伝達軸 3a トルク入力軸 3b トルク出力軸 5 トルク検出コイル 6,6a 軸受 7 隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空円筒状で外周面に磁歪を有する金属を
    設けかつ回転可能に支持されたトルク検出円筒と、前記
    磁歪を有する金属の外周面近傍に配置したトルク検出コ
    イルと、前記トルク検出円筒の内側に設けられるトルク
    伝達軸とを備え、前記トルク検出円筒の両端内周面をト
    ルク伝達軸の外周面に軸方向に摺動可能に支持し、それ
    以外前記トルク検出円筒の中間内周面とトルク伝達軸間
    に隙間を設けた構成としたトルク検出装置。
  2. 【請求項2】トルク検出円筒の回転可能に支持された内
    周面にトルク伝達軸との支持部を設けた請求項1記載の
    トルク検出装置。
  3. 【請求項3】トルク伝達軸のトルク入力側とトルク出力
    側とがトルク検出円筒内で分離され、かつ同軸上で互い
    に回転可能に支持された構成とした請求項1記載のトル
    ク検出装置。
JP892292A 1992-01-22 1992-01-22 トルク検出装置 Pending JPH05196516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892292A JPH05196516A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 トルク検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892292A JPH05196516A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 トルク検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05196516A true JPH05196516A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11706152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP892292A Pending JPH05196516A (ja) 1992-01-22 1992-01-22 トルク検出装置

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JP (1) JPH05196516A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533204A (ja) * 2012-08-24 2015-11-19 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 軸受け、特に転がり軸受け又は滑り軸受け用の軸受け軌道輪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533204A (ja) * 2012-08-24 2015-11-19 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 軸受け、特に転がり軸受け又は滑り軸受け用の軸受け軌道輪

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