JPH05196428A - 液中検査面の検査装置及びその方法 - Google Patents

液中検査面の検査装置及びその方法

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JPH05196428A
JPH05196428A JP2593392A JP2593392A JPH05196428A JP H05196428 A JPH05196428 A JP H05196428A JP 2593392 A JP2593392 A JP 2593392A JP 2593392 A JP2593392 A JP 2593392A JP H05196428 A JPH05196428 A JP H05196428A
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inspection
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groove
inspection surface
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Masao Arai
政男 荒井
Teiji Naito
禎二 内藤
Toshiaki Anzai
利昭 安斉
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】泥水などの不透明な液体・流動体中にある壁面
などの物体の表面に装置を固定して、検査・確認するこ
と。 【構成】清水などの透明な流体を充填したフレキシブル
な透明シートを溝の断面積の大きさに膨脹させ、壁面な
どに密着させ、透明シートと検査すべき壁面間の泥水な
どの不透明な液体を排除する。この状態で、ビデオカメ
ラを透明シート側から壁面側に向けて撮影することによ
り、泥水が撮影の光路を遮断することがなく、壁面を鮮
明に撮影することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中、特に、泥水な
どの不透明液体中に存在する壁面などの構造物面を検査
・確認する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤中に形成された掘削溝などの壁面を
保護するために安定液、泥水を満たすことがある。そし
て、この掘削溝などの壁面の形状、状態を観察する際、
この液体が不透明のため、観察が困難である。そこで、
従来、不透明液体中の壁面を検査・確認するには、超音
波溝壁測定器を用いたり、ダイバーが潜って手探りで調
査する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来のものには次の
ような問題点がある。 <イ> 超音波溝壁測定器の場合、検査面に薄い泥膜が
形成された場合、正確な測定が困難である。また、コー
ナ部の測定が難しく正確な測定が困難である。 <ロ> ダイバーが潜って手探りで調査する場合は、狭
い検査場所、危険な場所など、安全性、作業性などで問
題がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、泥水などの不透明な液体・
流動体中にある壁面などの物体の表面を検査・確認する
ことができる装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】溝の液中にある検査面
を検査するための検査装置において、防水された撮影手
段と、内部に該撮影手段が配置され、透明な流体が充填
可能で、該溝の断面積の大きさに膨脹可能な可撓性の透
明シートを有し、該透明シートを該溝の検査面に密着さ
せて、該検査面の密着部分を撮影手段で撮影する検査面
の検査装置、及び検査方法。
【0006】
【作用】一例として、清水などの透明な流体を充填した
フレキシブルな透明シートを壁面などに密着させ、透明
シートと検査すべき壁面間の泥水などの不透明な液体を
排除する。この状態で、ビデオカメラなどを透明シート
側から壁面側に向けて撮影することにより、泥水が撮影
の光路を遮断することがないので、壁面を鮮明に撮影す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。実施例の検査システムについて説明す
る。 <イ> 検査装置 図1において、検査装置1は泥水4中に配置され、掘削
溝2の壁面を検査・観察する。検査装置1は泥水4に限
らず透明・不透明な流動物中でも使用される。検査装置
1の観察すべき壁面の例として、地山3に掘削した掘削
溝2内の壁面がある。掘削溝2に安定液や泥水4が充填
された後、壁の検査面の凹凸や亀裂などの有無の検査が
行われる。側壁面に限らず、底部の壁面や上部の壁面の
検査もできる。検査装置1は昇降装置5によって泥水4
中を上下に移動可能に置かれている。この移動は、単独
で動作しても良く、または、検査装置1と連動して動作
しても良い。
【0008】<ロ> ビデオカメラ ビデオカメラ10は、鋼などで作られた収納ケーシング
11と合成樹脂などで作られた透明防護ドーム12内
に、気密に収納されている。収納ケーシング11は水平
回転装置13と垂直回転装置14により回転可能に支持
されている。これにより所定の方向にビデオカメラを向
けて壁面を撮影することができる。収納ケーシング11
と透明防護ドーム12からなる容器は防水構造で、水圧
にも耐えるように耐圧構造にもなっている。ビデオカメ
ラ10の信号を伝達するため、及びビデオカメラ・照明
装置などを操作するため、制御・通信ケーブル20にコ
ントローラ及びビデオデッキとモニタテレビが接続され
ている。撮影用壁面を照明する照明用ライト(図示され
ていない)は収納ケーシング内外、どちらに取り付けら
れていても良い。
【0009】<ハ> 壁面検査用透明シート 掘削溝2の断面より多少小さい鋼などで構成された気密
性を有する検査シート用ケーシング15とポリエチレン
・ビニールなどにより構成された壁面検査用透明シート
16とからな容器は、気密性があり、泥水4を遮断す
る。該容器内にはビデオカメラ10などの装置と清水1
7が収納されている。この清水17は水に限らず、アル
コールなどの透明な液体、また透明な空気などの気体、
また変形可能な流動物質でも良い。これらの選択は、浮
力や屈折率なども考慮されて決定される。清水17は、
清水ホース18を介して清水加圧ポンプ19により供給
される。
【0010】<ニ> 検査装置の移動機構 検査装置1の移動は、装置上部に取り付けられたワイヤ
ーケーブルなどを地上部のクレーン・ウインチにより上
下させることにより移動させることができる。又は、検
査装置1自体に移動用装置、例えば、スクリュー・水噴
射装置などを取り付けても良い。移動に際しては、壁面
検査用透明シート16は掘削溝2の周囲の壁面に接しな
い程度の大きさに清水17で満たされている。図2は図
1の平面図である。壁面検査用透明シートが清水17で
満たされて膨脹し、掘削溝2の断面積より少し狭い大き
さに形成されている。この状態で検査装置1は上下方向
に移動可能になる。
【0011】検査装置の動作を説明する。 <イ> 動作の概要 検査したい壁面(地山3の壁面)に壁面検査用透明シー
ト16を押し当てることにより、該透明シート16が該
壁面の表面形状に応じたパターンに変形する。その結
果、該壁面と透明シート間の泥水4が排除されて、泥水
がビデオカメラの視界を遮ることがない。それゆえ、鮮
明に壁面の状態をモニタテレビで見ることができる。別
の壁面を見る場合は、検査装置昇降用ケーブルを操作し
て検査装置1を移動させ、コントローラにより所望の壁
面にビデオカメラ10の焦点を合わせて壁面を撮影す
る。
【0012】<ロ> 検査時 図3は検査すべき壁面に検査装置1を移動した検査時に
おいて、清水を壁面検査用透明シート16に清水加圧ポ
ンプ19で供給している状態を示している。透明シート
16が膨らみ、清水17の圧力により検査すべき壁面に
密着して、泥水4が排除される。透明シート16は壁面
の形状に応じて密着するので、ビデオカメラ10は壁面
を鮮明に写し出すことができる。この際、照明ランプを
つけて、壁面を照らす。図4は図3の平面図である。壁
面検査用透明シートが側方に膨脹して完全に側壁に密着
している。側方には泥水がないので、カメラ10の視界
は泥水で遮られることはない。壁面検査を続ける場合
は、透明シート16の位置はこのままにし、ビデオカメ
ラ10を上下左右の所定の位置まで移動させて連続して
検査を実施する。また、検査する箇所が遠く離れている
場合は、清水を外部に排除して、壁面検査用透明シート
16の形状を図1の状態にし、検査装置を上下の所定の
位置まで移動させた後、再び加圧してシートを膨らませ
て検査面に密着させて検査を実施する。
【0013】<ハ> ビデオカメラの回転による検査 図5はビデオカメラ10を垂直回転装置14により垂直
回転方向21(水平軸の回り)に回転させて壁面を観察
している図である。検査装置1の位置が図3より下方に
あり、壁面検査用透明シートが底面に密接している。そ
のため、ビデオカメラ10は側壁と底面を一度に観察で
きる。図6は図5の平面図である。しかし、ビデオカメ
ラ10は、水平回転装置13により水平回転方向22
(垂直軸の回り)に回転している。それゆえ、4つの側
面を一度に観察できる。
【0014】<ニ> ビデオカメラの回転機構 図7はビデオカメラの回転機構の一例を示す。ビデオカ
メラ10を回転させるための駆動機構として、モータ減
速機23の回転力を第1ギア24を介して、先端にビデ
オカメラ収納ケーシング11を有する回転シャフト26
の第2ギア25に伝達してビデオカメラ10を回転させ
る。回転駆動部は回転駆動部ケーシング27と、シール
軸受け部材28により、気密状態としたケーシング内に
収納されている。しかし、水中モータを使用する場合に
はケーシングを気密にする必要はない。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような格別な効果を得ることができる。 <イ> 透明シートにより不透明液体を排除できるの
で、壁面や突起物をビデオカメラで直接目視することが
でき、壁面の材質や突起物の形状などを詳細に検査、確
認を行うことが出来る。 <ロ> 不透明液体中にダイバーを入れなくとも、確実
な検査・確認を実施することができると共に、安全性・
作業性を非常に向上させることができる。 <ハ> 検査壁面全体をカバーする壁面検査用透明シー
トを装着することにより、側部壁面はもとより、底面部
をも同時に検査・確認することが可能である。 <ニ> 溝の断面が円形、その他の複雑な平面形状で
も、検査シート用ケーシングと壁面検査用透明シートの
形状を検査断面に合わせて制作することにより、どの様
な断面形状についても検査・確認を行うことができる。 <ホ> 壁面検査用透明シート内に清水を入れて外部の
不透明液体との圧力バランスを取る方式なので、ビデオ
カメラの収納ケーシングと透明防護ドームだけを耐圧構
造とするだけで、装置全体は簡単な構造とすることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査装置の移動時の側面図であ
る。
【図2】本発明に係る検査装置の移動時の平面図であ
る。
【図3】本発明に係る検査装置の検査時の側面図であ
る。
【図4】本発明に係る検査装置の検査時の平面図であ
る。
【図5】本発明に係る検査装置の垂直方向検査時の側面
図である。
【図6】本発明に係る検査装置の水平方向検査時の平面
図である。
【図7】本発明に係る水平・垂直回転装置の断面図であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝の液中にある検査面を検査するための検
    査装置において、 防水された撮影手段と、 内部に該撮影手段が配置され、透明な流体が充填可能
    で、該溝の断面積の大きさに膨脹可能な可撓性の透明シ
    ートを有し、 該透明シートを該溝の検査面に密着させて、該検査面の
    密着部分を撮影手段で撮影することを特徴とする検査面
    の検査装置。
  2. 【請求項2】溝の液中にある検査面を検査するための検
    査方法において、 可撓性の透明シートの内部に透明な流体を充填させ、該
    溝の断面積の大きさに膨脹させて可撓性の透明シートを
    該溝に固定させるステップと、 検査面の密着部分を該透明シート内に設置された防水撮
    影手段で撮影するステップとを有することを特徴とする
    検査面の検査方法。
  3. 【請求項3】溝の液中にある検査面を検査するための検
    査装置において、 任意の方向に回転可能な防水された撮影手段と、 内部に該撮影手段が配置され、透明な流体が充填可能
    で、該溝の断面積の大きさに膨脹可能な可撓性の透明シ
    ートを有し、 該透明シートを該溝の検査面に密着させて、該検査面の
    密着部分を撮影手段で撮影することを特徴とする検査面
    の検査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101271615B1 (ko) * 2010-11-11 2013-06-11 삼성중공업 주식회사 선박의 선저부 검사 장치
JP2015098770A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 鹿島建設株式会社 潜水作業方法
JP2021169707A (ja) * 2020-04-14 2021-10-28 東洋建設株式会社 廃棄物の確認装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101271615B1 (ko) * 2010-11-11 2013-06-11 삼성중공업 주식회사 선박의 선저부 검사 장치
JP2015098770A (ja) * 2013-10-15 2015-05-28 鹿島建設株式会社 潜水作業方法
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