JPS6238082A - 水中探索船の映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、水中探索船の映像装置、より詳しくは、汚れ
の激しい水域での探索物の調査もしくは水中構造物の検
査等に好適な水中探索船の映像装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

一般に、水中での探索物の調査や構造物の検査等はダイ
パーが潜水してこれを行なっているが、作業環境等の問
題から、近来無人潜水艇（水中ロボット）の如き水中探
索船が使用されるようになってきた。この水中ロボット
は、第４図にその概要を示すように、耐圧殻１の一部を
耐圧透明ドーム２として構成し、この耐圧透明ドーム２
内にテレビカメラ３を配設している。

その照明灯４により照らされた物体をこのテレビカメラ
で撮し出すように構成すると共に、推進器５により走行
するものである。

ところで、このような水中探索船においては、水中にお
いて照明灯４に照らされた物体をテレビカメラで撮すた
めに、水の汚れた水域においては視認距離が極端に短く
なり、そのため探索や検査の作業に要する時間が長くな
る。

このような事情で耐圧透明ドーム２を大きく、具体的に
は前方に延長させることが考えられるが、この場合、耐
圧殻１自体が大きくなり、そのために水中ロボットの製
作費の増大を来すばかなでなく、運行費も高くつき、ま
た、耐圧透明ドーム２が被検査物等に接近し過ぎるとこ
れが破損し、水中探索船自体が使用できなくなるといっ
た問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は、前記したような問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、耐圧殻を
大きくすることなく、汚水域でのテレビカメラの視認距
離を長くし、もって前記水域での探索や検査作業等を短
縮させる点にある。

〔発明の概要〕

本発明は前記目的を達成するために、耐圧殻の一部を耐
圧透明ドームとし、この耐圧透明ドーム内にテレビカメ
ラを配設し、照明灯の光に照された物体を前記テレビカ
メラが撮すようにした水中探索間において、少なくとも
照明灯の光が通過し、かつテレビカメラの視角範囲内を
透明部材で形成した容器を前記耐圧透明ドームに接する
ように配設し、かつ、前記容器内に透明度の高い液体、
特に水を充填した水中探索間の映像装置を提供せんとす
るものである。

〔実施例〕

以下、第１図ない第３図に基づき本発明による水中探索
間の映像装置の実施例を説明する。

これらの図において第４図と同一符号は同一名称を示す
。

第１図は、水底６上に存在する探索物を調査するために
適する水中探索間の映像装置を示すものであって、第２
図はその要部拡大斜視図である。

７は、耐圧殻１の一部を構成する耐圧透明ドーム２の前
方下部に密接するように取付けられた容器であって、こ
の容器７を構成する各壁体の内、底面８及び前方壁９を
透明部材で構成している。具体的には、少なくとも照明
灯４の光が通過し、かつテレビカメラ３の視角範囲内の
壁体は透明部材で形成されている。

そしてこの容器７内には、照明灯４のほか、深度計１０
．コンパス１１等を収納すると共に、内部には透明度の
高い液体として水が充填されている。なお、容器７の上
面、即ち耐圧透明ドーム２に接する部分は予め透明部材
で形成してもよいし、または開放とし、接合部分を水密
構造としても良い。

前記構成によれば、水中探索間が水底６に着底すると、
容器７の底面８も水底６に接するかもしくは接近するこ
ととなる。このとき、水底６とテレビカメラ３との間は
容器７内に充填された透明度の高い液体、特に水を通し
て探索物をテレビカメラ３で観察することになる。

換言すれば、探索物とテレビカメラ３との間の水は透明
度の高い水に置き換えられたことになり、汚濁された水
の汚濁の程度の如何にかかわらず、透明度の高い液体、
特に水を通して探索物を撮影ないしは観察することがで
きる。

第３図は岸壁等の垂直壁１２の検査に好適な水中探索間
の映像装置であって、この場合、容器７の前面は垂直面
とされ、かつ透明部材で形成される。このように構成す
ることにより前記実施例と同様の効果を得ることができ
る。

なお、透明部材で構成された容器内に充填する液体とし
て水を使用しているので、光の屈折により像が変形する
ことを防止できる。

液体は真水が主として使用されるが、探索的の潜水する
海水と同様な比重の塩水に替えることもできる。

その他、液体としてはアルコール等を使用することがで
きる。

また、透明な容器としては、アクリル樹脂や強化ガラス
あるいは塩化ビニルで、板厚が２ｍｍ〜３０ｍのものを
使用することができる。

〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明による水中探索
間の映像装置によれば、汚染された水域においても、透
明度の高い液体でこの汚染された液層を置き換えること
ができ、従って、視認距離が短くなることもなく、探索
物をテレビカメラで撮影ないしは確認することができる
。

本発明においては、テレビカメラの前面に透凹壁を有す
る容器を準備し、この容器の内部に透明な液体を充填す
るだけで良いので、水中探索船の映像装置の製作費や運
搬費の低減を図ることができる。

また、透明壁を有する容器７が単体で構成されているた
め、これが何等かの物体に接触して破損しても水中探索
船自体には何等支障が住することはない等の効果を奏す
るものである。

更に、透明部材で構成した容器内に透明な液体を充填し
ているので、外圧と内圧とをバランスさせることが容易
であり、容器自体の耐圧をさ程考慮することなく、簡便
な構造とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図本発明による水中探索船の映像装置
の実施例であって、第１図は側面図、第２図は第１図の
要部拡大斜視図、第３図は他の実施例による水中探索船
の映像装置の側面図、第４図は従来の水中探索船の一例
を示す側面図である。 １・・・耐圧殻、２・・・耐圧透明ドーム、３・・・テ
レビカメラ、４・・・照明灯、５・・・推進器、６・・
・水底、７・・・容器、８・・・床面、９・・・前方壁
、１１・・・コンパス、１２・・・垂直壁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 耐圧殻の一部を耐圧透明ドームとし、前記耐圧透明ドー
   ム内にテレビカメラを配設し、照明灯の光に照らされた
   物体を前記テレビカメラが撮すようにした水中探索船に
   おいて、少なくとも照明灯の光が通過し、かつテレビカ
   メラの視角範囲内を透明部材で形成した容器を前記耐圧
   透明ドームに接するように配置し、かつ、前記容器内に
   透明度の高い液体を充填したことを特徴とする水中探索
   船の映像装置。