JPH0519608Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0519608Y2 JPH0519608Y2 JP1987092757U JP9275787U JPH0519608Y2 JP H0519608 Y2 JPH0519608 Y2 JP H0519608Y2 JP 1987092757 U JP1987092757 U JP 1987092757U JP 9275787 U JP9275787 U JP 9275787U JP H0519608 Y2 JPH0519608 Y2 JP H0519608Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case body
- balls
- flange
- pivot bearing
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 5
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/10—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for axial load mainly
- F16C19/12—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for axial load mainly for supporting the end face of a shaft or other member, e.g. footstep bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/588—Races of sheet metal
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/16—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
- F16C19/163—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls with angular contact
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/40—Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
- F16C2240/70—Diameters; Radii
- F16C2240/80—Pitch circle diameters [PCD]
- F16C2240/82—Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD
- F16C2240/84—Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD with full complement of balls or rollers, i.e. sum of clearances less than diameter of one rolling element
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案に係るフランジ付ピボツト軸受は、各
種OA機器等の軸受部分に組み込んで使用される
もので、本考案はこの様なフランジ付ピボツト軸
受の構造を簡略化して、製作費の低兼化を図るも
のである。
種OA機器等の軸受部分に組み込んで使用される
もので、本考案はこの様なフランジ付ピボツト軸
受の構造を簡略化して、製作費の低兼化を図るも
のである。
(従来の技術)
フロツピーデイスクドライブ装置等、各種OA
機器や、測定機器等の回転部分に、ピボツト軸受
が組み込まれている。
機器や、測定機器等の回転部分に、ピボツト軸受
が組み込まれている。
この様な各種用途に使用されるピボツト軸受と
して従来から、実開昭51−134150号公報に開示さ
れている様に、第7〜9図に示した様な各種構造
のものが使用されている。
して従来から、実開昭51−134150号公報に開示さ
れている様に、第7〜9図に示した様な各種構造
のものが使用されている。
この内の第7図に示したものは、金属板をプレ
ス成型する事によりボール状のケース本体1を形
成し、このケース本体1の軌道2に、同一円弧上
に配置された複数の玉3,3を当接させている。
ケース本体1の開口部の外周縁にはフランジ8を
設けて、このケース本体1を取付板4に形成した
円孔6等に支持出来る様にしている。ピボツト軸
5は、同一円弧上に配置された複数の玉3,3の
内接円の直径よりも大きな外径を有し、倒立円錐
状に傾斜した下端部を、上記複数の玉3,3によ
り回転自在に支持される。
ス成型する事によりボール状のケース本体1を形
成し、このケース本体1の軌道2に、同一円弧上
に配置された複数の玉3,3を当接させている。
ケース本体1の開口部の外周縁にはフランジ8を
設けて、このケース本体1を取付板4に形成した
円孔6等に支持出来る様にしている。ピボツト軸
5は、同一円弧上に配置された複数の玉3,3の
内接円の直径よりも大きな外径を有し、倒立円錐
状に傾斜した下端部を、上記複数の玉3,3によ
り回転自在に支持される。
ところで、上述の様に構成されるピボツト軸受
に於いては、ケース本体1内に配置された複数の
玉3,3が、ピボツト軸5の挿入以前に、このケ
ース本体1内から脱落しない様にしなければなら
ない。
に於いては、ケース本体1内に配置された複数の
玉3,3が、ピボツト軸5の挿入以前に、このケ
ース本体1内から脱落しない様にしなければなら
ない。
この為、第7図に示した従来の第1例に於いて
は、ピボツト軸5を挿通出来るだけの(内側を複
数の玉3,3が通過出来ない)大きさを有する円
孔14を中央部に有する抑え板7をフランジ8の
上面に重ね合わせ、抑え板7とフランジ8とをス
ポツト溶接する事により、玉3,3の脱落防止を
図つている。
は、ピボツト軸5を挿通出来るだけの(内側を複
数の玉3,3が通過出来ない)大きさを有する円
孔14を中央部に有する抑え板7をフランジ8の
上面に重ね合わせ、抑え板7とフランジ8とをス
ポツト溶接する事により、玉3,3の脱落防止を
図つている。
又、第8図に示した第2例に於いては、抑え板
7の周縁部に形成した短円筒部9をケース本体1
の上端部に内嵌し固定する事で、玉3,3の脱落
防止を図つている。
7の周縁部に形成した短円筒部9をケース本体1
の上端部に内嵌し固定する事で、玉3,3の脱落
防止を図つている。
更に、第9図に示した第3例に於いては、抑え
板7をフランジ8の上面に重ね合わせると共に、
フランジ8の周縁部を内方に180度折り返して抑
え板7とフランジ8とを接合する事により、玉
3,3の脱落防止を図つている。
板7をフランジ8の上面に重ね合わせると共に、
フランジ8の周縁部を内方に180度折り返して抑
え板7とフランジ8とを接合する事により、玉
3,3の脱落防止を図つている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上述の様に構成され、複数の玉3,
3の脱落防止を図つた従来のピボツト軸受に於い
ては、何れも、次に述べる様な不都合を生じる。
3の脱落防止を図つた従来のピボツト軸受に於い
ては、何れも、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、従来のピボツト軸受に於いては、複数の
玉3,3の脱落防止を図るのに、何れもケース本
体1とは別体の抑え板7を用いていた為、部品点
数が多く、部品管理や組立作業が面倒になる事が
避けられなかつた。
玉3,3の脱落防止を図るのに、何れもケース本
体1とは別体の抑え板7を用いていた為、部品点
数が多く、部品管理や組立作業が面倒になる事が
避けられなかつた。
又、第7〜8図の構造(前記公報に従来例とし
て記載されたもの)の場合、ケース本体1と抑え
板7との結合が必ずしも確実に行なわれず、ピボ
ツト軸受の輸送中等に両部材1,7の結合が外れ
て、玉3,3が脱落する恐れがあつた。
て記載されたもの)の場合、ケース本体1と抑え
板7との結合が必ずしも確実に行なわれず、ピボ
ツト軸受の輸送中等に両部材1,7の結合が外れ
て、玉3,3が脱落する恐れがあつた。
一方、実公昭39−29046号公報には、金属板に
全周に亙る絞り加工を施す事により、この金属板
を巾着状に形成した、ピボツト軸受に関する考案
が記載されている。
全周に亙る絞り加工を施す事により、この金属板
を巾着状に形成した、ピボツト軸受に関する考案
が記載されている。
ところが、金属板に全周に亙つて均一な絞り加
工を施す事は面倒で、ピボツト軸受の製作費が嵩
む原因となるだけでなく、絞り加工に伴なつて上
記金属板の一部に皺が生じる事が避けられない。
この結果、玉が当接する軌道部分に、円周方向に
亙る細かな凹凸が形成され易くなり、形成された
場合には、ピボツト軸受により支持されたピボツ
ト軸に、回転に伴なつて微振動が生じて、ピボツ
ト軸受を組み込んだ機器の性能を悪化させてしま
う。
工を施す事は面倒で、ピボツト軸受の製作費が嵩
む原因となるだけでなく、絞り加工に伴なつて上
記金属板の一部に皺が生じる事が避けられない。
この結果、玉が当接する軌道部分に、円周方向に
亙る細かな凹凸が形成され易くなり、形成された
場合には、ピボツト軸受により支持されたピボツ
ト軸に、回転に伴なつて微振動が生じて、ピボツ
ト軸受を組み込んだ機器の性能を悪化させてしま
う。
本考案のフランジ付ピボツト軸受は、上述の様
な不都合を何れも解消するものである。
な不都合を何れも解消するものである。
(問題を解決するための手段)
本考案のフランジ付ピボツト軸受は、前述した
従来のフランジ付ピボツト軸受と同様に、金属板
をプレス成型して成り、同一円弧上に配置された
複数の玉が当接する断面円弧状の軌道を有するケ
ース本体と、このケース本体の開口部の外周縁に
設けられたフランジとを備える。
従来のフランジ付ピボツト軸受と同様に、金属板
をプレス成型して成り、同一円弧上に配置された
複数の玉が当接する断面円弧状の軌道を有するケ
ース本体と、このケース本体の開口部の外周縁に
設けられたフランジとを備える。
特に、本考案のフランジ付ピボツト軸受に於い
ては、上記ケース本体の開口部に、このケース本
体と一体で上記開口部の内向に突出する、上記玉
と同数の折り曲げ片を、円周上にほぼ等間隔に間
欠的に設け、各折り曲げ片により、ケース本体内
からの玉の脱落を阻止した事を特徴としている。
ては、上記ケース本体の開口部に、このケース本
体と一体で上記開口部の内向に突出する、上記玉
と同数の折り曲げ片を、円周上にほぼ等間隔に間
欠的に設け、各折り曲げ片により、ケース本体内
からの玉の脱落を阻止した事を特徴としている。
(作用)
上述の様に構成される本考案のフランジ付ピボ
ツト軸受の軸受作用自体は、前述した従来のピボ
ツト軸受の場合と同様であるが、本考案の場合、
ケース本体に一体に形成された、玉と同数の折り
曲げ片により、このケース本体内に配列した玉の
脱落防止を図つている為、。従来の場合に比べて
部品点数が少なくなり、部品管理及び組立作業の
手間が軽減される。
ツト軸受の軸受作用自体は、前述した従来のピボ
ツト軸受の場合と同様であるが、本考案の場合、
ケース本体に一体に形成された、玉と同数の折り
曲げ片により、このケース本体内に配列した玉の
脱落防止を図つている為、。従来の場合に比べて
部品点数が少なくなり、部品管理及び組立作業の
手間が軽減される。
しかも、折り曲げ片は円周方向に亙つてほぼ等
間隔に複数個、間欠的に設けられている為、この
折り曲げ片を形成する作業を容易に行なえる。し
かも各折り曲げ片の形成作業に伴なつて、上記ケ
ース本体に皺が生じる事もない為、玉が当接する
軌道に細かな凹凸が形成される事もなくなつて、
振動を生じない、高性能のピボツト軸受を得られ
る。
間隔に複数個、間欠的に設けられている為、この
折り曲げ片を形成する作業を容易に行なえる。し
かも各折り曲げ片の形成作業に伴なつて、上記ケ
ース本体に皺が生じる事もない為、玉が当接する
軌道に細かな凹凸が形成される事もなくなつて、
振動を生じない、高性能のピボツト軸受を得られ
る。
(実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
に詳しく説明する。
第1〜2図は本考案の第一実施例を示してお
り、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断
面図である。
り、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断
面図である。
鋼板等の金属板をプレス成型して成るケース本
体1は、内側に断面円弧状の軌道2を有し、この
軌道2に、同一円弧上に配置された複数の玉3,
3を当接させている。
体1は、内側に断面円弧状の軌道2を有し、この
軌道2に、同一円弧上に配置された複数の玉3,
3を当接させている。
そして、このケース本体1の上縁の複数個所
(玉3,3と同数)を外方に向け直角に折り曲げ
る事で、複数のフランジ片10,10を間欠的に
形成している。この複数のフランジ片10,10
は、集まつてフランジ8を成す。
(玉3,3と同数)を外方に向け直角に折り曲げ
る事で、複数のフランジ片10,10を間欠的に
形成している。この複数のフランジ片10,10
は、集まつてフランジ8を成す。
更に、各フランジ片10,10の間には、それ
ぞれ舌片状で、ケース本体1の内方に折れ曲つた
折り曲げ片11,11を、玉3,3と同数だけ、
間欠的に設けている。
ぞれ舌片状で、ケース本体1の内方に折れ曲つた
折り曲げ片11,11を、玉3,3と同数だけ、
間欠的に設けている。
これら複数の折り曲げ片11,11の内接円の
直径Rは、ピボツト軸5(第2図)の外径Dより
も大きく(R>D)し、且つ隣り合う折り曲げ片
11,11の間隔lは、各玉3,3の外径dより
も小さく(l<d)して、これら複数の折り曲げ
片11,11により、各玉3,3がケース本体1
内から脱落する事を阻止している。
直径Rは、ピボツト軸5(第2図)の外径Dより
も大きく(R>D)し、且つ隣り合う折り曲げ片
11,11の間隔lは、各玉3,3の外径dより
も小さく(l<d)して、これら複数の折り曲げ
片11,11により、各玉3,3がケース本体1
内から脱落する事を阻止している。
上述の様に構成される本考案のフランジ付ピボ
ツト軸受の軸受作用自体は、前述した従来のピボ
ツト軸受の場合と同様である。即ち、第2図に示
す様に、同一円弧上に配置された複数の玉3,3
の内接円の直径よりも大きな外径を有するピボツ
ト軸5の下端部で、倒立円錐状に傾斜した部分
を、上記複数の玉3,3に当接させ、このピボツ
ト軸5を回転自在に支持する。
ツト軸受の軸受作用自体は、前述した従来のピボ
ツト軸受の場合と同様である。即ち、第2図に示
す様に、同一円弧上に配置された複数の玉3,3
の内接円の直径よりも大きな外径を有するピボツ
ト軸5の下端部で、倒立円錐状に傾斜した部分
を、上記複数の玉3,3に当接させ、このピボツ
ト軸5を回転自在に支持する。
尚、ピボツト軸5の下端の倒立円錐状部分の角
度が鋭く、この円錐状部分の全長が長い場合で
も、円錐状部分の下端がケース本体1の底面中央
部に形成された通孔12内に進入する為、ピボツ
ト軸5の回転が妨げられる事はない。又、本体1
の少なくとも軌道2は、当然に必要な硬さに硬化
されている。
度が鋭く、この円錐状部分の全長が長い場合で
も、円錐状部分の下端がケース本体1の底面中央
部に形成された通孔12内に進入する為、ピボツ
ト軸5の回転が妨げられる事はない。又、本体1
の少なくとも軌道2は、当然に必要な硬さに硬化
されている。
ピボツト軸5を挿入する以前に於ける、各玉
3,3のケース本体1内からの脱落は、ケース本
体1に一体に形成された折り曲げ片11,11に
より防止される(玉3,3は、折り曲げ片11,
11の折り曲げ前に、ケース本体1内に収納す
る。)。
3,3のケース本体1内からの脱落は、ケース本
体1に一体に形成された折り曲げ片11,11に
より防止される(玉3,3は、折り曲げ片11,
11の折り曲げ前に、ケース本体1内に収納す
る。)。
上記各折り曲げ片11,11は、円周方向に亙
つてほぼ等間隔に複数個、間欠的に設けられてお
り、各折り曲げ片11,11の幅寸法(円周方向
に亙る寸法)はあまり大きくない。従つて、各折
り曲げ片11,11を形成すべく、金属板の一部
を内方に折り曲げる作業を容易に行なえる。しか
も各折り曲げ片11,11の形成作業に伴なつ
て、上記ケース本体1に皺が生じる事もない為、
玉3,3が当接する軌道2に細かな凹凸が形成さ
れる事もなくなる。この結果、ピボツト軸5が回
転した場合にもこのピボツト軸5が振動する事が
ない、高性能のピボツト軸受を得られる。
つてほぼ等間隔に複数個、間欠的に設けられてお
り、各折り曲げ片11,11の幅寸法(円周方向
に亙る寸法)はあまり大きくない。従つて、各折
り曲げ片11,11を形成すべく、金属板の一部
を内方に折り曲げる作業を容易に行なえる。しか
も各折り曲げ片11,11の形成作業に伴なつ
て、上記ケース本体1に皺が生じる事もない為、
玉3,3が当接する軌道2に細かな凹凸が形成さ
れる事もなくなる。この結果、ピボツト軸5が回
転した場合にもこのピボツト軸5が振動する事が
ない、高性能のピボツト軸受を得られる。
次に、第3〜4図に示した本考案の第二実施例
に就いて説明する。
に就いて説明する。
本実施例の場合、ケース本体1の上縁を、その
全周に亙つて外方に折り曲げる事により、フラン
ジ8としている。金属板を外方に折り曲げる事で
フランジ8を形成する作業は、金属板の一部を引
つ張り伸ばしつつ行なう為、金属板の一部を圧縮
する絞り成形に比べて容易に行なえ、しかも成形
作業に伴なつて皺を生じる事もない。
全周に亙つて外方に折り曲げる事により、フラン
ジ8としている。金属板を外方に折り曲げる事で
フランジ8を形成する作業は、金属板の一部を引
つ張り伸ばしつつ行なう為、金属板の一部を圧縮
する絞り成形に比べて容易に行なえ、しかも成形
作業に伴なつて皺を生じる事もない。
玉3,3の脱落防止用の折り曲げ片11,11
は、このフランジ8の外周縁から延出した部分
を、内方に向け180度折り返す事により形成して
いる。
は、このフランジ8の外周縁から延出した部分
を、内方に向け180度折り返す事により形成して
いる。
本実施例に於ける各折り曲げ片11,11の内
方端部は、上述の第一実施例の場合と同様に、複
数の折り曲げ片11,11の内接円の直径が、ピ
ボツト軸5の外径よりも大きく、且つ隣り合う折
り曲げ片11,11の間隔が、各玉3,3の外径
よりも小さくなる様にして、これら複数の折り曲
げ片11,11により、複数の玉3,3がケース
本体1内から脱落する事を阻止している。
方端部は、上述の第一実施例の場合と同様に、複
数の折り曲げ片11,11の内接円の直径が、ピ
ボツト軸5の外径よりも大きく、且つ隣り合う折
り曲げ片11,11の間隔が、各玉3,3の外径
よりも小さくなる様にして、これら複数の折り曲
げ片11,11により、複数の玉3,3がケース
本体1内から脱落する事を阻止している。
更に、第5〜6図は本考案の第三実施例を示し
ている。
ている。
本実施例は、前記第一実施例と第二実施例との
折衷案と言うべき構造を有している。
折衷案と言うべき構造を有している。
即ち、ケース本体1の上縁には、その全長に亙
るフランジ8を設けているが、玉3,3の脱落防
止用の折り曲げ片11,11は、フランジ8の外
周縁ではなく、ケース本体1の上縁から直接折り
曲げている。この為、フランジ8には間欠的に複
数の通孔13,13が形成されており、各折り曲
げ片11,11は、各通孔13,13の内側部分
をケース本体1の内方に折り曲げる事で形成して
いる。
るフランジ8を設けているが、玉3,3の脱落防
止用の折り曲げ片11,11は、フランジ8の外
周縁ではなく、ケース本体1の上縁から直接折り
曲げている。この為、フランジ8には間欠的に複
数の通孔13,13が形成されており、各折り曲
げ片11,11は、各通孔13,13の内側部分
をケース本体1の内方に折り曲げる事で形成して
いる。
その他の構成及び作用は、前述した第一、第二
実施例と同様である。
実施例と同様である。
(考案の効果)
本考案のフランジ付ピボツト軸受は、以上に述
べた様に構成され作用するが、玉が輸送中等にケ
ース本体内から脱落しない様にする為の手段を、
折り曲げ片としてケース本体と一体に形成した
為、組立や部品管理の手間が軽減し、信頼性の高
いフランジ付ピボツト軸受を安価に提供する事が
出来、特に小径、ミニチユアのピボツト軸受とし
て有効である。
べた様に構成され作用するが、玉が輸送中等にケ
ース本体内から脱落しない様にする為の手段を、
折り曲げ片としてケース本体と一体に形成した
為、組立や部品管理の手間が軽減し、信頼性の高
いフランジ付ピボツト軸受を安価に提供する事が
出来、特に小径、ミニチユアのピボツト軸受とし
て有効である。
又、折り曲げ片の数を玉の数と同じにしている
為、各折り曲げ片の幅寸法を小さくしても、ケー
ス本体内からの玉の脱落防止を確実に図れる。即
ち、玉の脱落防止用の各折り曲げ片に要求される
剛性は小さく、従つて各折り曲げ片は幅の狭いも
ので足りる。但し、隣り合う折り曲げ片同士の間
隔は、上記玉の直径よりも小さくする必要があ
る。本考案の場合、折り曲げ片と玉とを同数に
し、しかもほぼ等間隔に配置したので、各折り曲
げ片の幅を小さくしても、上記間隔を直径よりも
小さくして、玉の脱落防止を確実に図れる。折り
曲げ片の数を玉の数よりも多くするのは、ケース
本体を造る為のプレス型の複雑化等に結び付く
為、好ましくない。
為、各折り曲げ片の幅寸法を小さくしても、ケー
ス本体内からの玉の脱落防止を確実に図れる。即
ち、玉の脱落防止用の各折り曲げ片に要求される
剛性は小さく、従つて各折り曲げ片は幅の狭いも
ので足りる。但し、隣り合う折り曲げ片同士の間
隔は、上記玉の直径よりも小さくする必要があ
る。本考案の場合、折り曲げ片と玉とを同数に
し、しかもほぼ等間隔に配置したので、各折り曲
げ片の幅を小さくしても、上記間隔を直径よりも
小さくして、玉の脱落防止を確実に図れる。折り
曲げ片の数を玉の数よりも多くするのは、ケース
本体を造る為のプレス型の複雑化等に結び付く
為、好ましくない。
この様に、玉の脱落防止を図りつつ各折り曲げ
片の幅を小さく出来るので、各折り曲げ片の形成
作業を容易に、しかもケース本体の起動に微細な
凹凸を生じる危険性なく行なえる。この為、ピボ
ツト軸の回転時に振動を生じる恐れのない高性能
のピボツト軸受を、安価に得られる。
片の幅を小さく出来るので、各折り曲げ片の形成
作業を容易に、しかもケース本体の起動に微細な
凹凸を生じる危険性なく行なえる。この為、ピボ
ツト軸の回転時に振動を生じる恐れのない高性能
のピボツト軸受を、安価に得られる。
更に、ケース本体の端縁から直接折り曲げ片を
形成する、第1、5図に示す様な構造の場合に
は、折り曲げ片の幅が狭い分、フランジの一部
で、上記ケース本体の端縁と連続する部分の幅を
大きく出来る。フランジは、上記折り曲げ片に比
べて大きな剛性を要求されるので、上記連続する
部分の幅が大きくなるのは好ましい。尚、フラン
ジの形成作業は金属板の一部を引つ張り伸ばしつ
つ行なう為、幅が広くても、容易に、且つ皺を生
じる事なく行なえるのは、前述(第10頁第6〜10
行)の通りである。
形成する、第1、5図に示す様な構造の場合に
は、折り曲げ片の幅が狭い分、フランジの一部
で、上記ケース本体の端縁と連続する部分の幅を
大きく出来る。フランジは、上記折り曲げ片に比
べて大きな剛性を要求されるので、上記連続する
部分の幅が大きくなるのは好ましい。尚、フラン
ジの形成作業は金属板の一部を引つ張り伸ばしつ
つ行なう為、幅が広くても、容易に、且つ皺を生
じる事なく行なえるのは、前述(第10頁第6〜10
行)の通りである。
第1〜2図は本考案の第一実施例を示してお
り、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3〜4図は同第二実施例を示しており、
第3図は平面図、第4図は第3図のB−B断面
図、第5〜6図は同第三実施例を示しており、第
5図は平面図、第6図は第5図のC−C断面図、
第7〜9図は従来のフランジ付ピボツト軸受の3
例を示すそれぞれ縦断面図である。 1……ケース本体、2……軌道、3……玉、4
……取付板、5……ピボツト軸、6……円孔、7
……抑え板、8……フランジ、9……短円筒部、
10……フランジ片、11……折り曲げ片、1
2,13……通孔、14……円孔。
り、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3〜4図は同第二実施例を示しており、
第3図は平面図、第4図は第3図のB−B断面
図、第5〜6図は同第三実施例を示しており、第
5図は平面図、第6図は第5図のC−C断面図、
第7〜9図は従来のフランジ付ピボツト軸受の3
例を示すそれぞれ縦断面図である。 1……ケース本体、2……軌道、3……玉、4
……取付板、5……ピボツト軸、6……円孔、7
……抑え板、8……フランジ、9……短円筒部、
10……フランジ片、11……折り曲げ片、1
2,13……通孔、14……円孔。
Claims (1)
- 金属板をプレス成型して成り、同一円弧上に配
置された複数の玉が当接する断面円弧状の軌道を
有するケース本体と、このケース本体の開口部の
外周縁に設けられたフランジとを備えたフランジ
付ピボツト軸受に於いて、上記ケース本体の開口
部に、このケース本体と一体で上記開口部の内向
に突出する、上記玉と同数の折り曲げ片を、円周
上にほぼ等間隔に間欠的に設け、各折り曲げ片に
より、ケース本体内からの玉の脱落を阻止した事
を特徴とするフランジ付ピボツト軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092757U JPH0519608Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092757U JPH0519608Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63201207U JPS63201207U (ja) | 1988-12-26 |
JPH0519608Y2 true JPH0519608Y2 (ja) | 1993-05-24 |
Family
ID=30954748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987092757U Expired - Lifetime JPH0519608Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519608Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136514A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-21 | Anretsuto:Kk | レシプロ機構用ロツドベアリングの廻り止め装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6266027U (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-24 |
-
1987
- 1987-06-18 JP JP1987092757U patent/JPH0519608Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6136514A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-21 | Anretsuto:Kk | レシプロ機構用ロツドベアリングの廻り止め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63201207U (ja) | 1988-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2005078294B1 (en) | Radial foil bearing | |
JPH0519608Y2 (ja) | ||
JP4087521B2 (ja) | 保持器付き針状ころおよびこれを用いた減速装置 | |
JPS603396Y2 (ja) | トリポ−ド型自在継手の回転部材のための保持環 | |
JP2004092755A (ja) | 軸受装置の組立方法及び軸受装置 | |
JP2004190761A (ja) | ラジアルフォイル軸受用フォイルおよびそれを用いたラジアルフォイル軸受 | |
US6652147B2 (en) | Bearing structure | |
JP4947166B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法 | |
JPS5836893Y2 (ja) | 円筒ころ軸受用二ツ割保持器 | |
JP3435803B2 (ja) | 金属製保持器 | |
JPH09177769A (ja) | スラスト軸受 | |
JP2003139174A (ja) | 制動用回転部材付転がり軸受ユニット | |
JP2515852Y2 (ja) | スラストニードル軸受 | |
JPH0740735Y2 (ja) | スラストころ軸受用スラストレース | |
JPS6321388Y2 (ja) | ||
JPH11172998A (ja) | 走行車輪の遮音構造 | |
JPS5937320A (ja) | ころがり軸受の固定装置 | |
JP4629927B2 (ja) | 掃除機用床ノズルの回転ロータ | |
JPS5813138Y2 (ja) | ジドウチヨウシンジクウケノ コウゾウ | |
JPH078913Y2 (ja) | 転がり軸受のクリープ防止装置 | |
JPS5832395Y2 (ja) | ボイスコイル插入用治具 | |
JP3387938B2 (ja) | カムシャフト | |
JPS63219914A (ja) | スラストころ軸受用保持器の製造方法 | |
JPH0114181Y2 (ja) | ||
JPH0454625Y2 (ja) |