JPH05195955A - 冷凍圧縮機 - Google Patents
冷凍圧縮機Info
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- JPH05195955A JPH05195955A JP564992A JP564992A JPH05195955A JP H05195955 A JPH05195955 A JP H05195955A JP 564992 A JP564992 A JP 564992A JP 564992 A JP564992 A JP 564992A JP H05195955 A JPH05195955 A JP H05195955A
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- refrigerant
- motor
- resin
- rotor
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/08—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C18/12—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
- F04C18/14—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
- F04C18/16—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮機本体を駆動するモ−タを内蔵し、冷媒
がこのモ−タをとおっている密閉形の冷凍圧縮機におい
て、モ−タの特性を低下させることなしに、腐食性冷媒
からモ−タを保護することにある。 【構成】 モ−タが少なくとも固定子部分を冷媒に侵さ
れない薄膜によって包囲されている。固定子を構成する
電線は、これによって、薄膜部材によって腐食性冷媒か
ら遮断され、冷媒による腐食をうけず、しかも、固定子
および固定子コアが圧力をうけるので、薄膜の厚みを薄
くすることができ、固定子と回転子との距離をおおきく
させない。 【効果】 冷媒液あるいはガスによるモ−タの電線の腐
食を確実に防ぐことができ、厚みをきわめて薄くするこ
とができるためモ−タ特性の低下も防止することができ
る。
がこのモ−タをとおっている密閉形の冷凍圧縮機におい
て、モ−タの特性を低下させることなしに、腐食性冷媒
からモ−タを保護することにある。 【構成】 モ−タが少なくとも固定子部分を冷媒に侵さ
れない薄膜によって包囲されている。固定子を構成する
電線は、これによって、薄膜部材によって腐食性冷媒か
ら遮断され、冷媒による腐食をうけず、しかも、固定子
および固定子コアが圧力をうけるので、薄膜の厚みを薄
くすることができ、固定子と回転子との距離をおおきく
させない。 【効果】 冷媒液あるいはガスによるモ−タの電線の腐
食を確実に防ぐことができ、厚みをきわめて薄くするこ
とができるためモ−タ特性の低下も防止することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍圧縮機にかかわ
り、さらに詳しくは、圧縮ユニットを駆動するモ−タを
内臓し、モ−タが冷媒液もしくはガスに接触する冷凍圧
縮機の改良に関している。
り、さらに詳しくは、圧縮ユニットを駆動するモ−タを
内臓し、モ−タが冷媒液もしくはガスに接触する冷凍圧
縮機の改良に関している。
【0002】
【従来の技術】この種の冷凍圧縮機は、冷媒がモ−タを
とおって圧縮ユニットに吸い込まれるかあるいは圧縮ユ
ニットからモ−タをとおって吐き出されるようになって
いるため、モ−タの固定子を構成している電線の被覆が
冷媒(潤滑油を含んでいる)によって腐食される。冷媒
がアンモニア冷媒の場合には、いまのところ、これに耐
えうる被覆が存在していない。
とおって圧縮ユニットに吸い込まれるかあるいは圧縮ユ
ニットからモ−タをとおって吐き出されるようになって
いるため、モ−タの固定子を構成している電線の被覆が
冷媒(潤滑油を含んでいる)によって腐食される。冷媒
がアンモニア冷媒の場合には、いまのところ、これに耐
えうる被覆が存在していない。
【0003】この問題を解決するために、キャンド形モ
−タが提供されている。このモ−タは、たとえば雑誌
「冷媒」の1990年11月号の89ペ−ジに記載され
ているように、キャンと称する薄肉中空部材によって固
定子と回転子とを分離し、冷媒をキャンの内側をとお
し、キャンの外側にある固定子にとおさないようにさせ
るものである。
−タが提供されている。このモ−タは、たとえば雑誌
「冷媒」の1990年11月号の89ペ−ジに記載され
ているように、キャンと称する薄肉中空部材によって固
定子と回転子とを分離し、冷媒をキャンの内側をとお
し、キャンの外側にある固定子にとおさないようにさせ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】キャンド形モ−タを駆
動源とする冷凍圧縮機は、固定子が冷媒の通路に存在し
ないため、冷媒がアンモニア冷媒のような腐食性のある
ものであっても、固定子を形成する電線の線材や被覆な
どを冷媒による腐食から保護することができる。しか
し、冷媒圧力がたかいときに、キャン自体に耐圧性を要
求されるため、キャンの厚みが大きくなり、固定子から
回転子への磁界の強さが減少し、モ−タの出力が大きく
低下する。このため、冷凍圧縮機の駆動源として、実用
化にいたっていないのが現状である。
動源とする冷凍圧縮機は、固定子が冷媒の通路に存在し
ないため、冷媒がアンモニア冷媒のような腐食性のある
ものであっても、固定子を形成する電線の線材や被覆な
どを冷媒による腐食から保護することができる。しか
し、冷媒圧力がたかいときに、キャン自体に耐圧性を要
求されるため、キャンの厚みが大きくなり、固定子から
回転子への磁界の強さが減少し、モ−タの出力が大きく
低下する。このため、冷凍圧縮機の駆動源として、実用
化にいたっていないのが現状である。
【0005】本発明は、冷媒液あるいはガスによるモ−
タの電線の腐食を確実に防ぐことができ、しかも、モ−
タの特性を低下させることなしにこれをおこなえる、冷
凍圧縮機を提供することにある。
タの電線の腐食を確実に防ぐことができ、しかも、モ−
タの特性を低下させることなしにこれをおこなえる、冷
凍圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、圧縮ユニットを作動させるモ−タを内蔵
し、冷媒がこのモ−タをとおっている密閉形の冷凍圧縮
機において、モ−タが少なくとも固定子部分を冷媒に侵
されない薄膜によって包囲されていることを特徴として
いる。
に、本発明は、圧縮ユニットを作動させるモ−タを内蔵
し、冷媒がこのモ−タをとおっている密閉形の冷凍圧縮
機において、モ−タが少なくとも固定子部分を冷媒に侵
されない薄膜によって包囲されていることを特徴として
いる。
【0007】本発明において、薄膜はたとえば合成樹
脂、ワニスあるいは金属箔から構成される。金属箔の場
合には金属箔と被包囲物とのあいだに形成される空間を
真空状態にさせてもよい。
脂、ワニスあるいは金属箔から構成される。金属箔の場
合には金属箔と被包囲物とのあいだに形成される空間を
真空状態にさせてもよい。
【0008】
【作用】モ−タにおける固定子が薄膜によって包囲さ
れ、冷媒液あるいはガスから遮断されているため、たと
えばアンモニア冷媒であっても、さらに潤滑油を含んで
いても、薄膜の材質を選択することによって、モ−タを
とおる冷媒液あるいはガスによって固定子を構成してい
る電線の線材や被覆などを腐食させない。そして、冷媒
圧力が高いときにも、固定子および固定子コアが圧力を
うけ、薄膜がこれを負担せず、薄膜の厚みを小さくする
ことができるため、固定子から回転子への磁界の強さが
減少せず、モ−タの効率を低下させない。
れ、冷媒液あるいはガスから遮断されているため、たと
えばアンモニア冷媒であっても、さらに潤滑油を含んで
いても、薄膜の材質を選択することによって、モ−タを
とおる冷媒液あるいはガスによって固定子を構成してい
る電線の線材や被覆などを腐食させない。そして、冷媒
圧力が高いときにも、固定子および固定子コアが圧力を
うけ、薄膜がこれを負担せず、薄膜の厚みを小さくする
ことができるため、固定子から回転子への磁界の強さが
減少せず、モ−タの効率を低下させない。
【0009】
【実施例】本発明の冷凍圧縮機の実施例は、以下に、図
面とともに説明する。
面とともに説明する。
【0010】この冷凍圧縮機は、スクリュ−圧縮機から
なっていて、図1に示すように、圧縮ユニットにおけ
る、冷媒ガスを圧縮するスクリュ−ロ−タ10は、これ
らを駆動するモ−タ11とともに、ひとつのケ−シング
12の内部に収容されている。
なっていて、図1に示すように、圧縮ユニットにおけ
る、冷媒ガスを圧縮するスクリュ−ロ−タ10は、これ
らを駆動するモ−タ11とともに、ひとつのケ−シング
12の内部に収容されている。
【0011】ケ−シング12は本体13、内部側カバ−
14および外部側カバ−15、16からなっている。本
体13は、一端にカバ−16を、他端にカバ−15を取
り付けられている。もうひとつの外部側カバ−16は内
部側カバ−14を覆うように位置して本体13に取り付
けられている。外部側カバ−15にはロ−タ10にたい
して外部から冷媒ガスをとり入れるための吸込口17
が、カバ−14にはロ−タ10によって圧縮された冷媒
ガスをカバ−16の内部にみちびく通路18が、そし
て、カバ−16には冷媒ガスを外部にみちびくための吐
出口19がそれぞれ設けられ、冷媒ガスが外部から吸込
口17からモ−タ11をとおってロ−タ10に吸い込ま
れ、ロ−タ10によって圧縮された冷媒ガスが通路18
をとおって、吐出口19から外部に吐き出されるように
している。
14および外部側カバ−15、16からなっている。本
体13は、一端にカバ−16を、他端にカバ−15を取
り付けられている。もうひとつの外部側カバ−16は内
部側カバ−14を覆うように位置して本体13に取り付
けられている。外部側カバ−15にはロ−タ10にたい
して外部から冷媒ガスをとり入れるための吸込口17
が、カバ−14にはロ−タ10によって圧縮された冷媒
ガスをカバ−16の内部にみちびく通路18が、そし
て、カバ−16には冷媒ガスを外部にみちびくための吐
出口19がそれぞれ設けられ、冷媒ガスが外部から吸込
口17からモ−タ11をとおってロ−タ10に吸い込ま
れ、ロ−タ10によって圧縮された冷媒ガスが通路18
をとおって、吐出口19から外部に吐き出されるように
している。
【0012】ロ−タ10は、おすロ−タおよびめすロ−
タからなっていて、スライド弁21とともに本体13に
形成された孔に収容されている。これらのロ−タのう
ち、おす側のロ−タはシャフト22が本体13にある軸
受23、カバ−14にある軸受24によって保持されて
いる。図では、軸受24は、カバ−14と断面位置が異
なっているため、片側のみが示されている。めす側のロ
−タのシャフトも、同様に、本体13およびカバ−14
にある軸受に保持されている。スライド弁21は油圧シ
リンダによってスライドするようにさせられている。油
圧シリンダはカバ−14に組み込まれていて、ピストン
25がロッド26によってスライド弁21に連結され、
ピストン25を移動させ、スライド弁21を動かすこと
によって、冷媒ガスを外部に放出するポ−トを開閉させ
て、この圧縮機の負荷を変えられるようにしている。
タからなっていて、スライド弁21とともに本体13に
形成された孔に収容されている。これらのロ−タのう
ち、おす側のロ−タはシャフト22が本体13にある軸
受23、カバ−14にある軸受24によって保持されて
いる。図では、軸受24は、カバ−14と断面位置が異
なっているため、片側のみが示されている。めす側のロ
−タのシャフトも、同様に、本体13およびカバ−14
にある軸受に保持されている。スライド弁21は油圧シ
リンダによってスライドするようにさせられている。油
圧シリンダはカバ−14に組み込まれていて、ピストン
25がロッド26によってスライド弁21に連結され、
ピストン25を移動させ、スライド弁21を動かすこと
によって、冷媒ガスを外部に放出するポ−トを開閉させ
て、この圧縮機の負荷を変えられるようにしている。
【0013】モ−タ11は本体13の内部に組み込まれ
ている。ロ−タ10のシャフトは、おす側ロ−タのシャ
フト22のみがモ−タ11の回転軸に結合され、モ−タ
11がおす側のロ−タを回転させることによって、各々
のロ−タシャフトにある歯車によってめす側のロ−タを
従動回転させている。モ−タ11は固定子27が本体1
3に固定されている。回転子28がロ−タシャフト22
の延長部分に取り付けられている。コイル29はこれと
ともに固定子を構成する固定子コアにある溝に挿入され
ている。そして、コイルを形成する電線はこれに接続さ
れた口出線31によって本体13にある電源端子32に
接続されている。
ている。ロ−タ10のシャフトは、おす側ロ−タのシャ
フト22のみがモ−タ11の回転軸に結合され、モ−タ
11がおす側のロ−タを回転させることによって、各々
のロ−タシャフトにある歯車によってめす側のロ−タを
従動回転させている。モ−タ11は固定子27が本体1
3に固定されている。回転子28がロ−タシャフト22
の延長部分に取り付けられている。コイル29はこれと
ともに固定子を構成する固定子コアにある溝に挿入され
ている。そして、コイルを形成する電線はこれに接続さ
れた口出線31によって本体13にある電源端子32に
接続されている。
【0014】さらに、本体13には、冷媒ガスを冷却し
かつロ−タ10を潤滑するための油を吐出するポ−トが
ロ−タ10の吸い込み側あるいはロ−タ10のあいだに
設けられていて、外部にある油タンクからの油がこれら
の油通路をとおって本体13の内部にみちびかれ、冷媒
ガスといっしょにロ−タ10に圧縮されるようにしてい
る。そして、カバ−16の内部にはオイルセパレ−タ3
3が組み込まれ、本体13にはロ−タ10の下部に位置
して油溜室34を、カバ−14のフランジとなる部分に
はこの油溜室につながる油通路35が設けられていて、
オイルセパレ−タ33によって冷媒ガスから分離された
油が油通路35をとおって油溜室34にみちびかれ、油
溜室34から油タンクに回収されるようにしている。
かつロ−タ10を潤滑するための油を吐出するポ−トが
ロ−タ10の吸い込み側あるいはロ−タ10のあいだに
設けられていて、外部にある油タンクからの油がこれら
の油通路をとおって本体13の内部にみちびかれ、冷媒
ガスといっしょにロ−タ10に圧縮されるようにしてい
る。そして、カバ−16の内部にはオイルセパレ−タ3
3が組み込まれ、本体13にはロ−タ10の下部に位置
して油溜室34を、カバ−14のフランジとなる部分に
はこの油溜室につながる油通路35が設けられていて、
オイルセパレ−タ33によって冷媒ガスから分離された
油が油通路35をとおって油溜室34にみちびかれ、油
溜室34から油タンクに回収されるようにしている。
【0015】この冷凍圧縮機は、凝縮機、膨張弁および
蒸発器とともに、冷凍サイクルを構成させられる。ケ−
シング12はカバ−16にある吐出口19を凝縮器の吸
い込み側に、吐き出し側を膨張弁にそれぞれつながれ
る。そして、膨張弁は蒸発器の入口側につながれ、蒸発
器の出口側はケ−シング12のカバ−15にある吸込口
17につながれる。
蒸発器とともに、冷凍サイクルを構成させられる。ケ−
シング12はカバ−16にある吐出口19を凝縮器の吸
い込み側に、吐き出し側を膨張弁にそれぞれつながれ
る。そして、膨張弁は蒸発器の入口側につながれ、蒸発
器の出口側はケ−シング12のカバ−15にある吸込口
17につながれる。
【0016】この冷凍圧縮機では、ケ−シング12が作
動すると、蒸発器において熱交換された低温低圧な冷媒
ガスが吸込口17からケ−シング12の内部に吸い込ま
れ、モ−タ11を冷却したあと、ロ−タ10に吸入され
る。これらのロ−タによって圧縮され、高温、高圧とな
った冷媒ガスは、通路18をとおってカバ−15の内部
に送り出され、オイルセパレ−タ33をとおって吐出口
19から吐出される。油を分離された高温高圧の冷媒ガ
スは、凝縮器で冷却されかつ凝縮して中温、高圧な冷媒
液になり、この冷媒液は膨張弁において膨張させられた
あと、蒸発器において熱交換され、低温低圧な冷媒ガス
になる。蒸発器をでた冷媒ガスは、ふたたびケ−シング
12の吸込口17から吸入され、モ−タ11を冷却した
あと、ロ−タ10に吸入され、ふたたび、これらの一連
の冷凍サイクルがおこなわれる。
動すると、蒸発器において熱交換された低温低圧な冷媒
ガスが吸込口17からケ−シング12の内部に吸い込ま
れ、モ−タ11を冷却したあと、ロ−タ10に吸入され
る。これらのロ−タによって圧縮され、高温、高圧とな
った冷媒ガスは、通路18をとおってカバ−15の内部
に送り出され、オイルセパレ−タ33をとおって吐出口
19から吐出される。油を分離された高温高圧の冷媒ガ
スは、凝縮器で冷却されかつ凝縮して中温、高圧な冷媒
液になり、この冷媒液は膨張弁において膨張させられた
あと、蒸発器において熱交換され、低温低圧な冷媒ガス
になる。蒸発器をでた冷媒ガスは、ふたたびケ−シング
12の吸込口17から吸入され、モ−タ11を冷却した
あと、ロ−タ10に吸入され、ふたたび、これらの一連
の冷凍サイクルがおこなわれる。
【0017】他方、この冷凍圧縮機が作動すると、油が
外部に配置された油タンクからの油が本体13にある油
通路35をとおってロ−タ10の吸い込み側あるいはこ
れらのロ−タのあいだに供給される。高温になった油
は、冷媒ガスとの混合状態でもって通路18をとおって
オイルセパレ−タ33にみちびかれ、オイルセパレ−タ
33にあるデミスタによって冷媒ガスから分離され、吐
出口19から排出させられる。分離された油は、ロ−タ
10のシャフト22を保持する軸受に供給された油とい
っしょに、本体13の底部にある油溜室34にあつめら
れたあと、油タンクに回収される。
外部に配置された油タンクからの油が本体13にある油
通路35をとおってロ−タ10の吸い込み側あるいはこ
れらのロ−タのあいだに供給される。高温になった油
は、冷媒ガスとの混合状態でもって通路18をとおって
オイルセパレ−タ33にみちびかれ、オイルセパレ−タ
33にあるデミスタによって冷媒ガスから分離され、吐
出口19から排出させられる。分離された油は、ロ−タ
10のシャフト22を保持する軸受に供給された油とい
っしょに、本体13の底部にある油溜室34にあつめら
れたあと、油タンクに回収される。
【0018】本発明による冷凍圧縮機において、固定子
27は表面全体があるいはこれを構成する電線が薄膜4
1によって完全に被覆されている。薄膜自体は冷媒によ
って腐食されない高分子材料からなっている。薄膜41
はポリエステル樹脂、四弗化エチレン樹脂、アミドイミ
ド樹脂などの高分子化合物やワニス、あるいは、金属箔
からなっている。固定子全体を包囲する薄膜41は、樹
脂フィルムもしくは金属箔によって固定子27を包む
か、あるいは樹脂フィルムもしくは金属箔を固定子全体
に巻き付けることによって、あるいは、樹脂やワニスを
固定子27にスプレ−あるいは塗布することによって形
成される。固定子27を構成する電線を包囲する薄膜4
1は、電線の各々に樹脂フィルムもしくは金属箔を巻き
付けることによって、あるいは、樹脂やワニスをスプレ
−あるいは塗布し、樹脂やワニスを硬化させることによ
って形成される。また、薄膜41は、あらかじめ固定子
27が挿入される固定子コアにある溝に樹脂やワニスを
充填したあと、固定子27を溝内の樹脂やワニスに浸漬
し、樹脂やワニスを硬化させることによって形成され
る。そして、この冷凍圧縮機のように、固定子27と電
源端子32とをつなぐ口出線31も冷媒に接触している
場合、口出線31にも薄膜42が同様にして形成されて
いる。
27は表面全体があるいはこれを構成する電線が薄膜4
1によって完全に被覆されている。薄膜自体は冷媒によ
って腐食されない高分子材料からなっている。薄膜41
はポリエステル樹脂、四弗化エチレン樹脂、アミドイミ
ド樹脂などの高分子化合物やワニス、あるいは、金属箔
からなっている。固定子全体を包囲する薄膜41は、樹
脂フィルムもしくは金属箔によって固定子27を包む
か、あるいは樹脂フィルムもしくは金属箔を固定子全体
に巻き付けることによって、あるいは、樹脂やワニスを
固定子27にスプレ−あるいは塗布することによって形
成される。固定子27を構成する電線を包囲する薄膜4
1は、電線の各々に樹脂フィルムもしくは金属箔を巻き
付けることによって、あるいは、樹脂やワニスをスプレ
−あるいは塗布し、樹脂やワニスを硬化させることによ
って形成される。また、薄膜41は、あらかじめ固定子
27が挿入される固定子コアにある溝に樹脂やワニスを
充填したあと、固定子27を溝内の樹脂やワニスに浸漬
し、樹脂やワニスを硬化させることによって形成され
る。そして、この冷凍圧縮機のように、固定子27と電
源端子32とをつなぐ口出線31も冷媒に接触している
場合、口出線31にも薄膜42が同様にして形成されて
いる。
【0019】具体的に説明すると、固定子27を構成す
るコイル29の電線45は、たとえば図2に示すよう
に、外側を樹脂フィルムによって囲い、樹脂フィルムを
加熱成形することによって形成され薄膜41を形成され
たあと、固定子27のコア43にある溝44に挿入され
る。口出線42も同様にして薄膜42を形成される。ま
た、固定子27を構成するコイル29の電線45は、図
3に示すように、あらかじめコア43の溝44に樹脂や
ワニスなどの高分子化合物を充填したあとに、溝44の
内部の高分子化合物に浸漬されることによって、あるい
は、コア43の溝44に高分子化合物をスプレ−あるい
は塗布し、コア43の溝44に挿入することによって薄
膜41を形成される。
るコイル29の電線45は、たとえば図2に示すよう
に、外側を樹脂フィルムによって囲い、樹脂フィルムを
加熱成形することによって形成され薄膜41を形成され
たあと、固定子27のコア43にある溝44に挿入され
る。口出線42も同様にして薄膜42を形成される。ま
た、固定子27を構成するコイル29の電線45は、図
3に示すように、あらかじめコア43の溝44に樹脂や
ワニスなどの高分子化合物を充填したあとに、溝44の
内部の高分子化合物に浸漬されることによって、あるい
は、コア43の溝44に高分子化合物をスプレ−あるい
は塗布し、コア43の溝44に挿入することによって薄
膜41を形成される。
【0020】この冷凍圧縮機の運転が、前述のようにし
てなされ、冷媒がモ−タ11をとおってケ−シング12
に吸い込まれるときに、冷媒が固定子27および固定子
27と電源端子32とをつなぐ口出線31に接触するこ
とになるが、これらが高分子化合物からなる薄膜41、
42によって包囲されているため、冷媒が固定子27を
構成する電線45および固定子27と電源端子32とに
またがる固定子27の口出線31に直接に接触せず、こ
れらの電線45の被覆あるいは線材もしくは双方の腐食
を完全に防止することができる。
てなされ、冷媒がモ−タ11をとおってケ−シング12
に吸い込まれるときに、冷媒が固定子27および固定子
27と電源端子32とをつなぐ口出線31に接触するこ
とになるが、これらが高分子化合物からなる薄膜41、
42によって包囲されているため、冷媒が固定子27を
構成する電線45および固定子27と電源端子32とに
またがる固定子27の口出線31に直接に接触せず、こ
れらの電線45の被覆あるいは線材もしくは双方の腐食
を完全に防止することができる。
【0021】また、薄膜41、42はコイル29を形成
する電線45のまわりだけ包囲し、回転子28と固定子
27のコア43とのあいだの電磁力が作用する面になん
らのマイナス効果も生じないので、モ−タ11の出力を
低下させない。すなわち。モ−タ11において、回転子
28の外表面46は固定子42のコア43の表面47に
対面している。モ−タ11の効率は、これらの表面4
6、47のあいだの距離が大きいほど下がり、さらに、
障害物が表面46と表面47とのあいだに存在しても低
下する。本発明による冷凍圧縮機では、前述のように、
電線45が高分子化合物の薄膜41、42によって包囲
され、固定子27の表面46と回転子28の表面47と
の距離が小さいばかりか、冷媒の圧力が高いときにも、
薄膜41、42が電線45に密着し、圧力を固定子27
のコア43および電線45によってうけ、薄膜41、4
2に負担をかけないので、薄膜41、42の厚さを薄く
することができ、モ−タ11の効率を減少させない。
する電線45のまわりだけ包囲し、回転子28と固定子
27のコア43とのあいだの電磁力が作用する面になん
らのマイナス効果も生じないので、モ−タ11の出力を
低下させない。すなわち。モ−タ11において、回転子
28の外表面46は固定子42のコア43の表面47に
対面している。モ−タ11の効率は、これらの表面4
6、47のあいだの距離が大きいほど下がり、さらに、
障害物が表面46と表面47とのあいだに存在しても低
下する。本発明による冷凍圧縮機では、前述のように、
電線45が高分子化合物の薄膜41、42によって包囲
され、固定子27の表面46と回転子28の表面47と
の距離が小さいばかりか、冷媒の圧力が高いときにも、
薄膜41、42が電線45に密着し、圧力を固定子27
のコア43および電線45によってうけ、薄膜41、4
2に負担をかけないので、薄膜41、42の厚さを薄く
することができ、モ−タ11の効率を減少させない。
【0022】
【発明の効果】本発明の冷凍圧縮機は、以上説明したよ
うに、モ−タにおけるが薄膜によって囲われ、冷媒液あ
るいはガスから遮断されているため、冷媒液あるいはガ
スによるモ−タの電線の腐食を確実に防ぐことができ、
厚みをきわめて薄くすることができるため、モ−タ特性
の低下も防止することができ、しかも、大幅な設計変更
なしに、既存の冷凍圧縮機に適用することもできるの
で、きわめて低コストである。
うに、モ−タにおけるが薄膜によって囲われ、冷媒液あ
るいはガスから遮断されているため、冷媒液あるいはガ
スによるモ−タの電線の腐食を確実に防ぐことができ、
厚みをきわめて薄くすることができるため、モ−タ特性
の低下も防止することができ、しかも、大幅な設計変更
なしに、既存の冷凍圧縮機に適用することもできるの
で、きわめて低コストである。
【図1】冷凍圧縮機の断面図である。
【図2】固定子の拡大断面図である。
【図3】固定子の他の構成を示す拡大断面図である。
10、21…圧縮ユニット、11…モ−タ、27…コイ
ル、41、42…薄膜。
ル、41、42…薄膜。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮ユニットを作動させるモ−タを内蔵
し、冷媒がこのモ−タをとおっている密閉形の冷凍圧縮
機において、モ−タが少なくとも固定子部分を冷媒に侵
されない薄膜によって包囲されていることを特徴とする
冷凍圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP564992A JPH05195955A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 冷凍圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP564992A JPH05195955A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 冷凍圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195955A true JPH05195955A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11616980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP564992A Pending JPH05195955A (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 冷凍圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05195955A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2371089A (en) * | 1999-10-01 | 2002-07-17 | Scroll Tech | Reduced height sealed compressor and incorporation of suction tube |
JP2010065855A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | アンモニア冷凍装置 |
JP2010065854A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | アンモニア冷凍装置 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP564992A patent/JPH05195955A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2371089A (en) * | 1999-10-01 | 2002-07-17 | Scroll Tech | Reduced height sealed compressor and incorporation of suction tube |
GB2371089B (en) * | 1999-10-01 | 2005-04-13 | Scroll Tech | Reduced height sealed compressor and incorporation of suction tube |
JP2010065855A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | アンモニア冷凍装置 |
JP2010065854A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Kobe Steel Ltd | アンモニア冷凍装置 |
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